差分

2,953 バイト除去 、 2018年3月22日 (木) 17:49
228行目: 228行目:  
*主人公がムーンセル中枢に侵入した時、通常ルートでもCCCルートでも「来訪者002」と呼称されるが、その前の「来訪者001」こそが彼女であるとも推測できる。しかし、どちらのルートでも経緯は違えどムーンセルの初期化が行われるので、彼女の消滅もまた確定事項と思われる。
 
*主人公がムーンセル中枢に侵入した時、通常ルートでもCCCルートでも「来訪者002」と呼称されるが、その前の「来訪者001」こそが彼女であるとも推測できる。しかし、どちらのルートでも経緯は違えどムーンセルの初期化が行われるので、彼女の消滅もまた確定事項と思われる。
 
*なぜ通常ルートで横から手を出さなかったのかは不明。ここが通常ルートで、彼女が第五章で死亡したとされる最大の根拠とされる。事件がほぼすべて彼女の筋書き通り進んでいたことから考えても彼女の狡猾さは明らかなのに、同時に描かれた極度の快楽主義思考のせいで彼女の真実を見通すことが非常に難しくなっている。<br>主人公がBBと戦い始めたため、BBが勝ってからムーンセルに接続しようと考えた可能性はある。あるいは自らの欲望から、BBの恋路の果てを見届けようとして機を逸したのかもしれない。なんにせよ現状真相は闇の中だが。
 
*なぜ通常ルートで横から手を出さなかったのかは不明。ここが通常ルートで、彼女が第五章で死亡したとされる最大の根拠とされる。事件がほぼすべて彼女の筋書き通り進んでいたことから考えても彼女の狡猾さは明らかなのに、同時に描かれた極度の快楽主義思考のせいで彼女の真実を見通すことが非常に難しくなっている。<br>主人公がBBと戦い始めたため、BBが勝ってからムーンセルに接続しようと考えた可能性はある。あるいは自らの欲望から、BBの恋路の果てを見届けようとして機を逸したのかもしれない。なんにせよ現状真相は闇の中だが。
  −
;謎の宗派
  −
:キアラが(一応)信仰する真言立川流は実在した真言密教の宗派で、その教義とは'''性交を通じて悟りを得る'''というものである。これだけだと非常にいかがわしい宗派に思えるが、元来、密教は人間が行う営み全てを肯定する宗教であり、特に新たな命を生み出す性交を神聖視する風潮がある(密教に限らず、性交を神聖視する宗教は洋の東西を問わず多数存在する)。<br>しかし、日本には密教の教義は部分的にしか伝わっておらず、他の仏教と同一視されてしまっている。
  −
:立川流では、特別に選ばれた髑髏を本尊とする為の儀式があるが、その儀式を行っている間は'''本尊の前で絶え間なく真言を唱えながら性交を続けなければならず、しかも儀式が完了する7年間ずっと行わなければならない'''という非常にハードな行である。<br>無論、ただ性交するのではなく本来は悟りを得る為の儀式であり、悟りを得られればもはや髑髏本尊は必要なくなってしまう。更に立川流は男女ともに悟りを得て仏になると説いており、この点において「女性は悟りを得られない」とした既存の宗派とは一線を画している。
  −
:ただし、これらの教義や儀式の内容は俗説の部分が大半を占めてしまっており、本来の教義は現在に至るまでほとんど伝わっていない。<br>と言うのも、立川流は他の宗派から弾圧されて経典のほぼ全てが焚書の憂き目にあっており、現在に伝わっている資料は弾圧した側の資料だけである(ぶっちゃけると、'''「かつて真言立川流という宗派があった」という事しか判っていない''')。その資料にも多数の誤記が散見されており、この宗派の実像をますます不鮮明にしてしまっている。
  −
:一応、信頼できる部分のみを抜き出すと、成立したのは12世紀の初めで、真言密教と陰陽道を掛け合わせたものと言われている。全盛期を迎えたのは14世紀の半ば頃で、後醍醐天皇が立川流に帰依した事で大きな後ろ盾を獲得し、一時は真言密教の9割の僧侶が立川流に帰依したと言われている。<br>しかし、後醍醐天皇が建武の親政に失敗した事を切っ掛けに凋落の一途をたどり、遂には真言密教の総本山を称する高野山によって徹底的な弾圧が行われ、経典もあらかた焚書となってしまった。<br>その後は細々と教義が伝えられたが、江戸時代の弾圧で完全に断絶したとされている。ただ、その独特の教義は日本の仏教界に大きな影響をあたえ、現在に至っているとされている。
      
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
395

回編集