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| :『CCC』における効果は、この宝具を身に纏う限り、彼への攻撃は物理、概念を問わず10分の1しかダメージが届かない、というもの。ムーンセルでもこの鎧を完全破壊することは不可能で、「空間内の全てを完全に消去する」というムーンセルの定めた法則と矛盾させることで、纏った対象をも守る。防具として使う物の中では、究極の宝具の一つであり、他者へ装備させる事も可能。 | | :『CCC』における効果は、この宝具を身に纏う限り、彼への攻撃は物理、概念を問わず10分の1しかダメージが届かない、というもの。ムーンセルでもこの鎧を完全破壊することは不可能で、「空間内の全てを完全に消去する」というムーンセルの定めた法則と矛盾させることで、纏った対象をも守る。防具として使う物の中では、究極の宝具の一つであり、他者へ装備させる事も可能。 |
| :CCC本編中は諸事情により耳飾り以外を失っているが戦闘中に耐久強化スキルとして使用する。その際は名称が「日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ・クンダーラ)」であり&表記ではなくなっている。 | | :CCC本編中は諸事情により耳飾り以外を失っているが戦闘中に耐久強化スキルとして使用する。その際は名称が「日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ・クンダーラ)」であり&表記ではなくなっている。 |
− | :致命傷に近い傷も即座に回復する高い自己治癒能力も持ち、体に負った多少の傷は戦闘を行いながらでも瞬時に完治してしまう。 | + | :この宝具の効果によるものか、カルナは致命傷に近い傷も即座に回復する高い自己治癒能力も持ち、体に負った多少の傷は戦闘を行いながらでも瞬時に完治してしまう。 |
− | :唯一、内側からの攻撃だけは例外だが、この高い治癒能力で傷は即座に修復され、体内から生み出される炎によって異物は一瞬で燃え尽き、例え死に至る苦痛でも意志の力によって彼の動きが止まることはないため、実質的に弱点は存在しない。 | + | :唯一、内側からの攻撃だけは防御の対象外であるが、この高い治癒能力で傷は即座に修復され、体内から生み出される炎によって異物は一瞬で燃え尽き、例え死に至る苦痛でも意志の力によって彼の動きが止まることはないため、実質的に弱点は存在しない。 |
| :ギルガメッシュの宝物庫にも存在せず、マハーバーラタで彼が「不死身の英雄」と称えられた理由の一つである。 | | :ギルガメッシュの宝物庫にも存在せず、マハーバーラタで彼が「不死身の英雄」と称えられた理由の一つである。 |
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| ;「 ——ああ、オレは実に運が良い。<br> 黒のセイバー、<br> 初戦にお前と打ち合えた幸運を心から感謝しよう。」 | | ;「 ——ああ、オレは実に運が良い。<br> 黒のセイバー、<br> 初戦にお前と打ち合えた幸運を心から感謝しよう。」 |
− | :好敵手への惜しみない賞賛。<br>「お前を打ち倒すのは我が剣であり、槍であって欲しい」という、無垢な少年の夢のような思いを込め、彼らは互いを称える。 | + | :好敵手への惜しみない賞賛。 |
| + | :「お前を打ち倒すのは我が剣であり、槍であって欲しい」という、無垢な少年の夢のような思いを込め、彼らは互いを称える。 |
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| ;「 ―――なるほど。苛烈だな、<RUBY><RB>串刺し公</RB><RT>カズィクル・ベイ</RT></RUBY>よ。お前にとって、この杭は攻撃であり防御であり、示威であり恐怖なのか。<br> 領地を定め、城を定め、守るべき物を定め、つまりお前はただ一騎で国家を形成しようとしている。<br> 祖国への愛が為せる業か。あるいは<RUBY><RB>為政者</RB><RT>おう</RT></RUBY>としての責任感故か。<br> だが、ここには従えるべき配下がいないぞ?王とは孤高であるべきかもしれぬ。だが、供回りのおらぬ王など存在しない。<br> ……失策だったな、串刺し公。<br> オレは英霊だ、国を相手取っても恐れはせん。」 | | ;「 ―――なるほど。苛烈だな、<RUBY><RB>串刺し公</RB><RT>カズィクル・ベイ</RT></RUBY>よ。お前にとって、この杭は攻撃であり防御であり、示威であり恐怖なのか。<br> 領地を定め、城を定め、守るべき物を定め、つまりお前はただ一騎で国家を形成しようとしている。<br> 祖国への愛が為せる業か。あるいは<RUBY><RB>為政者</RB><RT>おう</RT></RUBY>としての責任感故か。<br> だが、ここには従えるべき配下がいないぞ?王とは孤高であるべきかもしれぬ。だが、供回りのおらぬ王など存在しない。<br> ……失策だったな、串刺し公。<br> オレは英霊だ、国を相手取っても恐れはせん。」 |
− | :黒のランサーとの戦闘時。<br>「神」に対する考えの違いから、怒りと憎悪を滾らせる串刺し公に対し、彼の心を見抜きながら静かに闘志を燃やす。<br>領王の誇りを称えながらも、不遜なまでの戦意を以て対峙し、自らの手で獲る事を決意する。だが…… | + | :黒のランサーとの戦闘時。 |
| + | :「神」に対する考えの違いから、怒りと憎悪を滾らせる串刺し公に対し、彼の心を見抜きながら静かに闘志を燃やす。 |
| + | :領王の誇りを称えながらも、不遜なまでの戦意を以て対峙し、自らの手で獲る事を決意する。だが…… |
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| ;「 ——執念、怨念、あるいは妄念か。<br> 魔術師でもなく、英雄でもなくなったお前は最早、誰でもない。<br> 『己ではない誰か』に為ったお前の苦痛は生半可なものではあるまい。<br> 未練を残すな、怪物。<RUBY><RB>疾</RB><RT>と</RT></RUBY>く消え去るがいい。」 | | ;「 ——執念、怨念、あるいは妄念か。<br> 魔術師でもなく、英雄でもなくなったお前は最早、誰でもない。<br> 『己ではない誰か』に為ったお前の苦痛は生半可なものではあるまい。<br> 未練を残すな、怪物。<RUBY><RB>疾</RB><RT>と</RT></RUBY>く消え去るがいい。」 |
− | :吸血鬼へと変貌し、ダーニックに取り込まれてしまった黒のランサーに対して。いつもの冷たい口調で、ともするとヴラドを見下しているように聞こえる。<br>だが実際は、名誉も誇りも奪われ、堕ちていった強敵への深い憐憫の念が込められている。<br>「施しの英雄」と呼ばれた彼でも、日輪から目を背ける「人間でなくなった者」を救う事は出来ない。<br>出来るのは、これ以上の屈辱を味わわせることなく、塵に帰すことだけであった。 | + | :吸血鬼へと変貌し、ダーニックに取り込まれてしまった黒のランサーに対して。いつもの冷たい口調で、ともするとヴラドを見下しているように聞こえる。<br>だが実際は、名誉も誇りも奪われ、堕ちていった強敵への深い憐憫の念が込められている。 |
| + | :「施しの英雄」と呼ばれた彼でも、日輪から目を背ける「人間でなくなった者」を救う事は出来ない。 |
| + | :出来るのは、これ以上の屈辱を味わわせることなく、塵に帰すことだけであった。 |
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| ;「……確かにマスターは変わったが。<br> オレを召喚しようと決意し、助力を乞おうとしたのは、他ならぬあのマスター達の1人に違いない。<br> そして、オレのマスターは滅びかけた肉体でなお聖杯を望んでいる。<br> ならば、オレはこの槍を振るうだけだ。<br> それが願いであり、召喚されたオレへの報酬だ」 | | ;「……確かにマスターは変わったが。<br> オレを召喚しようと決意し、助力を乞おうとしたのは、他ならぬあのマスター達の1人に違いない。<br> そして、オレのマスターは滅びかけた肉体でなお聖杯を望んでいる。<br> ならば、オレはこの槍を振るうだけだ。<br> それが願いであり、召喚されたオレへの報酬だ」 |
− | :シロウと真実を知った赤のサーヴァント達の問答の場で。<br>他のサーヴァント達がシロウをマスターとして認める方に動いていく中で、神の瞳でシロウを見据えながら、変わらず「マスター」への忠義を誓う。<br>全ての人間、全ての英霊を信念だけで引き摺り込む聖人でさえ「施しの英雄」の在り方は一片も変えられず、逆にシロウは彼に見据えられたことで丸裸にされたような感覚すら抱いてしまった。 | + | :シロウと真実を知った赤のサーヴァント達の問答の場で。 |
| + | :他のサーヴァント達がシロウをマスターとして認める方に動いていく中で、神の瞳でシロウを見据えながら、変わらず「マスター」への忠義を誓う。 |
| + | :全ての人間、全ての英霊を信念だけで引き摺り込む聖人でさえ「施しの英雄」の在り方は一片も変えられず、逆にシロウは彼に見据えられたことで丸裸にされたような感覚すら抱いてしまった。 |
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| <!--;「確かにお前の言葉は正しい、アサシン。<br> マスターとサーヴァントとして、これ以上ないほど正当に結びつているのは、こちらの陣営ではお前たちだけだ。<br> マスターはお前を利用し、お前はマスターを利用する。<br> だが、そこには互いの奉仕と信頼がある。<br> お前は彼を裏切ることはできない、せいぜい想像するだけで精一杯だろう」 | | <!--;「確かにお前の言葉は正しい、アサシン。<br> マスターとサーヴァントとして、これ以上ないほど正当に結びつているのは、こちらの陣営ではお前たちだけだ。<br> マスターはお前を利用し、お前はマスターを利用する。<br> だが、そこには互いの奉仕と信頼がある。<br> お前は彼を裏切ることはできない、せいぜい想像するだけで精一杯だろう」 |
− | :アサシンからあくまで元のマスターへの義理を果たす彼に苦言を呈された際の返答。<br>あまりにさらりと彼女のもっとも深い部分にあった『何か』を指摘され、然しもの彼女も絶句させた。--> | + | :アサシンからあくまで元のマスターへの義理を果たす彼に苦言を呈された際の返答。 |
| + | :あまりにさらりと彼女のもっとも深い部分にあった『何か』を指摘され、然しもの彼女も絶句させた。--> |
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| ===Fate/EXTRA CCC=== | | ===Fate/EXTRA CCC=== |
| ;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」 | | ;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」 |
− | :ジナコに買出しもスレ監視もできない役立たずと評された際の反応。<br>マスターに対して余りに失礼な発言だが、彼はずっとこの調子らしい。 | + | :ジナコに買出しもスレ監視もできない役立たずと評された際の反応。 |
| + | :マスターに対して余りに失礼な発言だが、彼はずっとこの調子らしい。 |
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| ;「我が主人は役に立たないマスターだ。サーヴァントとしてそれは断言できる」 | | ;「我が主人は役に立たないマスターだ。サーヴァントとしてそれは断言できる」 |
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| ;'''「真の英雄は眼で殺す!」''' | | ;'''「真の英雄は眼で殺す!」''' |
− | :宝具「梵天よ、地を覆え」、発動。<br>妙な笑いを誘う台詞だが、'''本当に目からビームを放つ'''。<br>高威力かつ1ターンに2度使用することもままあるので、直撃すれば言葉通りの状態にされるだろう。なお、このスキルの使用をきっかけに、ジナコから「ビームの英霊ランチャー」と呼ばれることとなる。<br>正しくは「武具など無粋。真の英雄は眼で殺す……!」だったが、尺の関係で前半がカットされたとのこと。 | + | :宝具「梵天よ、地を覆え」、発動。<br>妙な笑いを誘う台詞だが、'''本当に目からビームを放つ'''。<br>高威力かつ1ターンに2度使用することもままあるので、直撃すれば言葉通りの状態にされるだろう。なお、このスキルの使用をきっかけに、ジナコから「ビームの英霊ランチャー」と呼ばれることとなる。 |
| + | :正しくは「'''武具など無粋。真の英雄は眼で殺す……!'''」だったが、尺の関係で前半がカットされたとのこと。 |
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− | ;「華々しいな、薔薇の皇帝。<br> 多くの市民はその在り方に喝采を送っただろうが、オレには悲劇にしか見えん。<br> 出来事という出来事を全て舞台にしなければ立ち行かぬほど、お前の生は絶望と悲哀に満ちている。<br> ……お互い様とはよく言ったものだ。オレにはお前の苦悩が分かる。何が救いになるのかさえもな。<br> 幕を下ろしてやろうセイバー。<br /> 主役が消えれば、その舞台もおしまいだ。」 | + | ;「華々しいな、薔薇の皇帝。<br> 多くの市民はその在り方に喝采を送っただろうが、オレには悲劇にしか見えん。<br> 出来事という出来事を全て舞台にしなければ立ち行かぬほど、お前の生は絶望と悲哀に満ちている。<br> ……お互い様とはよく言ったものだ。オレにはお前の苦悩が分かる。何が救いになるのかさえもな。<br> 幕を下ろしてやろうセイバー。<br> 主役が消えれば、その舞台もおしまいだ。」 |
− | :セイバーの彼女らしい、決戦を前にした口上を聞いて。多くの苦難にさらされながらも決して華やかさを失わなかったその在り方を称え、彼女が胸に秘めた悲しみに共感する 。<br>それは、自らと同じく、落陽が最後に見たものであるゆえか。 | + | :セイバーの彼女らしい、決戦を前にした口上を聞いて。 |
| + | :多くの苦難にさらされながらも決して華やかさを失わなかったその在り方を称え、彼女が胸に秘めた悲しみに共感する 。 |
| + | :それは、自らと同じく、落陽が最後に見たものであるゆえか。 |
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| ;「余計な世話だ、口にするな。<br> 正しい人間を見れば、敵であろうと気にかけるのは貴様の悪癖だぞアーチャー。<br> いさめる相手を間違えているのはそちらだ。<br> 正義という集団秩序を善しとしておきながら、お前は弱者の味方であろうとする。<br> その矛盾に気づいているか、弱き者よ。<br> 非情になりきれぬのなら、正義に肩入れするのだけは止めておけ。」 | | ;「余計な世話だ、口にするな。<br> 正しい人間を見れば、敵であろうと気にかけるのは貴様の悪癖だぞアーチャー。<br> いさめる相手を間違えているのはそちらだ。<br> 正義という集団秩序を善しとしておきながら、お前は弱者の味方であろうとする。<br> その矛盾に気づいているか、弱き者よ。<br> 非情になりきれぬのなら、正義に肩入れするのだけは止めておけ。」 |
− | :アーチャーに「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。<br>誰よりも「正しい行い」をしながら、「悪」と呼ばれ命を終えた者の苦悩を知るがために。 | + | :アーチャーに「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。 |
| + | :冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。 |
| + | :誰よりも「正しい行い」をしながら、「悪」と呼ばれ命を終えた者の苦悩を知るがために。 |
| | | |
| ;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br> ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br> 何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br> お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br> たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br> 口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ。」 | | ;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br> ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br> 何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br> お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br> たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br> 口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ。」 |
− | :キャスターに「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。<br>かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。<br />もっとも、後に彼女は己の我儘で主の運命を捻じ曲げてしまうが…… | + | :キャスターに「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。 |
| + | :かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。 |
| + | :もっとも、後に彼女は己の我儘で主の運命を捻じ曲げてしまうが…… |
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| ;「―――今は何も無い。<br> 出来る事は確約だけだ。古代ウルクの王、天地の理を与えられた裁定者よ。<br> この首が落ちる運命があるのなら、それをお前に委ねよう。まだヒトの<RUBY><RB>認識</RB><RT>セカイ</RT></RUBY>が<RUBY><RB>幼</RB><RT> ちい</RT></RUBY>さい黎明にのみ地上を統べた最古の男よ。<br> その力でオレを砕けるものならな」 | | ;「―――今は何も無い。<br> 出来る事は確約だけだ。古代ウルクの王、天地の理を与えられた裁定者よ。<br> この首が落ちる運命があるのなら、それをお前に委ねよう。まだヒトの<RUBY><RB>認識</RB><RT>セカイ</RT></RUBY>が<RUBY><RB>幼</RB><RT> ちい</RT></RUBY>さい黎明にのみ地上を統べた最古の男よ。<br> その力でオレを砕けるものならな」 |
− | :ギルガメッシュと初めて出会った際。丁寧に断りを入れたのにも関らず、退かないどころか主の身を脅かし、鎧か槍か彼の首を求める傲慢な王に告げる。<br>主を守るためその不動の姿勢を崩さない。 そして二人の黄金の英雄は冷たく睨み合う。 | + | :ギルガメッシュと初めて出会った際。 |
| + | :丁寧に断りを入れたのにも関らず、退かないどころか主の身を脅かし、鎧か槍か彼の首を求める傲慢な王に告げる。 |
| + | :主を守るためその不動の姿勢を崩さない。 |
| + | :そして二人の黄金の英雄は冷たく睨み合う。 |
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| ;「―――命令とあらば従おう。<br> 我が槍の暴威を以って、彼らを焼き尽くす。<br> <RUBY><RB>ジナコ</RB><RT>お前</RT></RUBY>の内にある暗き炎が、お前自身を燃やし尽くすまで消えぬと云うならオレは風雨を遮る覆いになるまで。<br> ゆくぞ。時期尚早だが、ここが貴様の死地と知れ。」 | | ;「―――命令とあらば従おう。<br> 我が槍の暴威を以って、彼らを焼き尽くす。<br> <RUBY><RB>ジナコ</RB><RT>お前</RT></RUBY>の内にある暗き炎が、お前自身を燃やし尽くすまで消えぬと云うならオレは風雨を遮る覆いになるまで。<br> ゆくぞ。時期尚早だが、ここが貴様の死地と知れ。」 |
− | :狂気に染まったジナコの叫びに応えて。<br>自らの勝利が絶対に主の為にならないことを知りつつも、サーヴァントとして主の叫びに応えるため、そして戦いに果てに主が救いを見出すことを信じ、彼は永き眠りについていた神槍を執る。 | + | :狂気に染まったジナコの叫びに応えて。 |
| + | :自らの勝利が絶対に主の為にならないことを知りつつも、サーヴァントとして主の叫びに応えるため、そして戦いに果てに主が救いを見出すことを信じ、彼は永き眠りについていた神槍を執る。 |
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| ;「能天気さなら間違いなく。オレも恥が高い」 | | ;「能天気さなら間違いなく。オレも恥が高い」 |
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| ;'''「アルジュナの真似事ではないがな………<br>我が身を呪え………『<RUBY><RB>梵天よ、我を呪え</RB><RT> ブラフマーストラ・クンダーラ</RT></RUBY>』!!<br>「頭上注意だ、悪く思え」''' | | ;'''「アルジュナの真似事ではないがな………<br>我が身を呪え………『<RUBY><RB>梵天よ、我を呪え</RB><RT> ブラフマーストラ・クンダーラ</RT></RUBY>』!!<br>「頭上注意だ、悪く思え」''' |
− | :宝具「梵天よ、我を呪え」、発動。<br>師から与えられた極意にして、三界を焼き尽くす天からの劫火。<br>というか、アルジュナも同じような事できるのか…。 | + | :宝具「梵天よ、我を呪え」、発動。 |
| + | :師から与えられた極意にして、三界を焼き尽くす天からの劫火。 |
| + | :というか、アルジュナも同じような事できるのか…。 |
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| ;「その話は無意味だ。オレはおまえたちには協力しない。ジナコと契約を切るつもりもない。<br> 生徒会室に戻るがいい。ジナコがなんと言おうと、オレはおまえたちには手を貸さない。」<br>「オレはここで消える運命ではない。こんな所で死ぬ気もない。BB退治はしたいものにやらせればいい」 | | ;「その話は無意味だ。オレはおまえたちには協力しない。ジナコと契約を切るつもりもない。<br> 生徒会室に戻るがいい。ジナコがなんと言おうと、オレはおまえたちには手を貸さない。」<br>「オレはここで消える運命ではない。こんな所で死ぬ気もない。BB退治はしたいものにやらせればいい」 |
− | :神話礼装取得のためにジナコのサーヴァントである彼を借り受けようとした際の返答。<br>普段のカルナからすれば不自然なほどの意固地な態度だが、これには理由があった。 | + | :神話礼装取得のためにジナコのサーヴァントである彼を借り受けようとした際の返答。 |
| + | :普段のカルナからすれば不自然なほどの意固地な態度だが、これには理由があった。 |
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| ;「―――いや、それは違う。お前の人生は、ただ、間が悪かっただけであろう」 | | ;「―――いや、それは違う。お前の人生は、ただ、間が悪かっただけであろう」 |
− | :自暴自棄に陥ったジナコに対して。<br>ガトーと同じ事を語り、彼女を諭す。 | + | :自暴自棄に陥ったジナコに対して。 |
| + | :ガトーと同じ事を語り、彼女を諭す。 |
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| ;「無論だ。特別ではない君を、命ある限り、オレは庇護し続ける。」 | | ;「無論だ。特別ではない君を、命ある限り、オレは庇護し続ける。」 |
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| ;「―――そうだったのか。……そうだったのか……そう……だったのか……」 | | ;「―――そうだったのか。……そうだったのか……そう……だったのか……」 |
− | :ジナコに誤解される原因は伝えたい事を途中で切るからと指摘された際の一言。<br>全く自覚してなかったようで、思わず三回も呟く程ショックを受けた。 | + | :ジナコに誤解される原因は伝えたい事を途中で切るからと指摘された際の一言。 |
| + | :全く自覚してなかったようで、思わず三回も呟く程ショックを受けた。 |
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| ;「生きるがいいマスター。必ず誰かが、誰でもないおまえを待っている。」 | | ;「生きるがいいマスター。必ず誰かが、誰でもないおまえを待っている。」 |
− | :ジナコとの別れ。言いたいことを全て言う、最初の練習にして最後の言葉。<br>長年孤独と死を恐れていたジナコは、この言葉を受けて涙と共に息を呑む。 | + | :ジナコとの別れ。言いたいことを全て言う、最初の練習にして最後の言葉。 |
| + | :長年孤独と死を恐れていたジナコは、この言葉を受けて涙と共に息を呑む。 |
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| ===生前=== | | ===生前=== |
| ;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br> 貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br> だが―――その気持ちに応えよう。<br> 以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br> 自ら手にした場所へ帰るがいい。<br> ………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している。」 | | ;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br> 貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br> だが―――その気持ちに応えよう。<br> 以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br> 自ら手にした場所へ帰るがいい。<br> ………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している。」 |
− | :説得に訪れた実の母クンティーへの答え。最後に「母としての情」に訴え、自らの過去を明かすという危険を冒してまで自分を説得しようという彼女の覚悟は「施しの英雄」である彼にとって酬いるに値するものだった。<br>この決断と誓いが自らの破滅を呼ぶことを理解していながら、彼はこの母に誓った言葉を守り続けた。<br>「利己的な母から生まれた」というもセイバーとの共通点だが、セイバーはいつも傍にいたはずの「母」と最後まで分かり合うことが出来ず公衆の面前で切り捨てる事になったのに対し、彼は幼い頃に自分を捨てた「母」を許し最後の最後で気持ちが通じた、という皮肉な違いがある。 | + | :説得に訪れた実の母クンティーへの答え。最後に「母としての情」に訴え、自らの過去を明かすという危険を冒してまで自分を説得しようという彼女の覚悟は「施しの英雄」である彼にとって酬いるに値するものだった。 |
| + | :この決断と誓いが自らの破滅を呼ぶことを理解していながら、彼はこの母に誓った言葉を守り続けた。 |
| + | :「利己的な母から生まれた」というもセイバーとの共通点だが、セイバーはいつも傍にいたはずの「母」と最後まで分かり合うことが出来ず公衆の面前で切り捨てる事になったのに対し、彼は幼い頃に自分を捨てた「母」を許し最後の最後で気持ちが通じた、という皮肉な違いがある。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
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| *『Apocrypha』においても強大な英霊という扱いは変わらず、シロウからは圧倒的な知名度補正によって最強クラスの実力になった[[ランサー (Apocrypha・黒)]]に匹敵する戦力に数えられていた。実際は自分から宝具を制限した状態でもランサーを圧倒するほどで、計り知れない強さを見せつけた。 | | *『Apocrypha』においても強大な英霊という扱いは変わらず、シロウからは圧倒的な知名度補正によって最強クラスの実力になった[[ランサー (Apocrypha・黒)]]に匹敵する戦力に数えられていた。実際は自分から宝具を制限した状態でもランサーを圧倒するほどで、計り知れない強さを見せつけた。 |
| **その前評判に違わず、『CCC』内において皆から一目置かれており、彼と初めて対峙した主人公はその圧倒的な存在感から、「ひょっとすると何のペナルティもないギルガメッシュでもこのサーヴァントには一歩譲ってしまうのではないか?」「両者の実力は拮抗している」等々と発言。ギルガメッシュ本人も「戦う時が楽しみだ。申し分ない実力」と非常に高く評価している。<br>また、用語集やメディア媒体でも、最強のサーヴァントの一角であるギルガメッシュと同等、もしくはそれ以上の英雄として紹介されている。<br>それほどまでの実力を誇りながら、ジナコの力量では彼の力を完全に引き出せておらず、マスター差で火力ではガウェインには及ばないと評されている。<br>更に怠惰で臆病な彼女の方針で闘う機会に恵まれず、鎧も失うという弱体化を果たしている。 | | **その前評判に違わず、『CCC』内において皆から一目置かれており、彼と初めて対峙した主人公はその圧倒的な存在感から、「ひょっとすると何のペナルティもないギルガメッシュでもこのサーヴァントには一歩譲ってしまうのではないか?」「両者の実力は拮抗している」等々と発言。ギルガメッシュ本人も「戦う時が楽しみだ。申し分ない実力」と非常に高く評価している。<br>また、用語集やメディア媒体でも、最強のサーヴァントの一角であるギルガメッシュと同等、もしくはそれ以上の英雄として紹介されている。<br>それほどまでの実力を誇りながら、ジナコの力量では彼の力を完全に引き出せておらず、マスター差で火力ではガウェインには及ばないと評されている。<br>更に怠惰で臆病な彼女の方針で闘う機会に恵まれず、鎧も失うという弱体化を果たしている。 |
− | **ジナコからの魔力供給が少ないのに高水準のステータスを有しているのは、BBがセンチネルとなった彼女のバックアップをしていたため。実際、カルナと戦う機会はジナコが操られていた時のみで、戦いが終わった後は魔力供給が少なすぎる事もあり、自己治癒すら行えない状態となっている。 | + | **ジナコからの魔力供給が少ないのに高水準のステータスを有しているのは、BBがセンチネルとなった彼女のバックアップをしていたため。実際、カルナと戦う機会はジナコが操られていた時のみで、戦いが終わった後は魔力供給が少なすぎる事もあり、自己治癒すら行えない状態となっている。<br>なお企画段階のものよりステータスが上がっているのは、「このバックアップの賜物」かあるいは「設定変更が制作サイドで行われた」のどちらかと思われるが、真相は定かではない。 |
| **CCCのシナリオでは前半の実質最強ボスであり、高い攻撃力と防御力、HPに最強レベルの宝具やスキルを持ち、テストプレイした奈須氏が「本気で殺しにかかっている」と評する性能を持つ。 | | **CCCのシナリオでは前半の実質最強ボスであり、高い攻撃力と防御力、HPに最強レベルの宝具やスキルを持ち、テストプレイした奈須氏が「本気で殺しにかかっている」と評する性能を持つ。 |
| *サーヴァントとしてはひどく燃費が悪いらしく、常時展開している黄金の鎧、武器として使用する神槍、敵の宝具でさえ溶解させる魔力放出と尋常ではない魔力喰いらしい。特に魔力放出を最大限に使用した場合、並の魔術師なら指先一本動かせず、一流と呼ばれる者でも自身の魔術を行使できない程に疲弊するらしい。<br>月の聖杯戦争で、例えカルナが万全の状態でも、三流マスターであるジナコが主では性能を出し切れる筈もない。彼がいるのに、ギルガメッシュが「参戦すれば優勝が確定してしまう」と評されたのも、こういった事情も大きいと思われる。そして、実際にジナコがマスターであるというハンデは非常に大きく、彼自身も自分の力でジナコを優勝者にするのは無理だろうと認めている。 | | *サーヴァントとしてはひどく燃費が悪いらしく、常時展開している黄金の鎧、武器として使用する神槍、敵の宝具でさえ溶解させる魔力放出と尋常ではない魔力喰いらしい。特に魔力放出を最大限に使用した場合、並の魔術師なら指先一本動かせず、一流と呼ばれる者でも自身の魔術を行使できない程に疲弊するらしい。<br>月の聖杯戦争で、例えカルナが万全の状態でも、三流マスターであるジナコが主では性能を出し切れる筈もない。彼がいるのに、ギルガメッシュが「参戦すれば優勝が確定してしまう」と評されたのも、こういった事情も大きいと思われる。そして、実際にジナコがマスターであるというハンデは非常に大きく、彼自身も自分の力でジナコを優勝者にするのは無理だろうと認めている。 |
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− | | ジナコ || B || A || A || B || A+ || A++ || BBのバックアップ込みの数値。幸運のランクが急上昇しているが、これは本人の自己申告。そのため本来はもっと低いランクだと思われる(内部データ的にはDランク相当)。<br>また、クラスがランサーからランチャーに変化している。 | + | | ジナコ || B || A || A || B || A+ || A++ || BBがジナコをバックアップしている間の数値。企画段階のものより上がっているのは、このバックアップによる物か、あるいは設定の変更が行われたかと思われるが詳細は不明。幸運のランクが急上昇しているが、これは本人の自己申告。そのため本来はもっと低いランクだと思われる(内部データ的にはDランク相当)。<br>また、クラスがランサーからランチャーに変化している。 |
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