差分
→メモ
== メモ ==
== メモ ==
*クトゥルー神話に登場するタイプの異相の持ち主。「螺湮城教本」もクトゥルー関連。螺湮城(らいんじょう)とは中国語で「ルルイエ」のことを指し、螺湮城教本とはクトゥルー神話に登場する「ルルイエ異本」の別名。<br>「ルルイエ」とは旧支配者の一柱であるクトゥルーが封印されている場所であり、海底にあるとされている。底本の中国語版は人皮で装丁されており、この宝具もそれに倣ったのか同じく人皮で装丁されている。<br>さらに表紙にデスマスク、背表紙に美少年の裸像の飾り付けがされており、かなり悪趣味なデザイン。
*クトゥルー神話に登場するタイプの異相の持ち主。なお、インスマウス顔もしくはインスマス顔という名称は、他のクトゥルー関係と同じく作中では使用されていない。
*「螺湮城教本」はルビの通り、本来の持ち主は魔術師フランソワ・プレラーティーである。ジルの朋友であり導師であった彼の宝具だが、キャスターのクラス固有スキル「道具作成」を代償にして再現された。
**最初からインスマウス面だったわけでなく、邪教の知識(宝具)の影響でこのような容姿になっているが、「アインツベルン相談室」では昔から眼球が飛び出しやすい体質だったと自ら語っており、その度にジャンヌが目潰しをして元に戻していたとかなんとか。
**しかしプレラーティーが所持していたのはオリジナルではなくイタリア語版、それも部分的な翻訳を行っただけのものだという。つまりキャスターが使っているのは「ルルイエ異本」を何度も劣化コピーした物に過ぎないのだが、それでも神秘性が極めて高いランクA+になったのは、神霊級を呼び出せる聖杯もかくやという礼装を原典としているからだろう。
**「Fate/Zero material」では昔の顔のデザインも確認できる。また、異相たらしめているのはその双眸によるところが大きく、目を細めて笑みを浮かべた顔は、むしろ優しいとすら言える顔になっている。
***「…ジルの劣化コピーでも凄いのは分かったから写し元の持ってるプレラーティーをキャスターで召喚しろよ」と読者は一度は思ったろう(マスターとの相性や話でセイバーへ絡む要素が無くなるのは明らかだが)。
***なお、この本のオリジナルは中国の夏王朝時代の竹簡であり、そのまたオリジナルは動物の骨に'''人類以前の知的種族が書いた'''と言われる代物。一次写本の時点でとんでもない時代物だが、完全オリジナルは'''ギルガメッシュの蔵にすら存在するか怪しい'''レベルである。
*宝具「螺湮城教本」もクトゥルー関連。螺湮城(らいんじょう)とは中国語で「ルルイエ」のことを指し、螺湮城教本とはクトゥルー神話に登場する架空の書物「ルルイエ異本」の別名。「ルルイエ」とは旧支配者の一柱であるクトゥルーが封印されている場所であり、海底にあるとされている。
*ちなみに、本家のルルイエ異本は、本作品の著者である虚淵氏の所属するニトロプラスが発売しているゲーム『デモンベイン』シリーズに登場している。もともとニトロプラスの作品のいくつかはクトゥルー神話が反映されているものがあり、Fate/Zeroにクトゥルーが絡むのはもはや必然であった、といっても過言ではないかもしれない。<br>一応、作中ではTYPE-MOONに配慮してかクトゥルー神話の直接的な用語は登場せず、「異界の邪神」などと表現されている。
**オリジナルの中国語版(架空の書物なので、あくまで「そういう設定」である点に注意)は人皮で装丁されているとされており、この宝具もそれに倣ったのか同じく人皮で装丁されている。さらに表紙にデスマスク、背表紙に美少年の裸像の飾り付けがされており、かなり悪趣味なデザイン。
*彼自身はあくまでプレラーティーのパトロンであって、本来「魔術師」のクラスたりえない。<br>このイレギュラーは[[アヴェンジャー|第三次の影響]]によるものである。
**「螺湮城教本」はルビの通り、本来の持ち主は魔術師フランソワ・プレラーティーである。ジルの朋友であり導師であった彼の宝具だが、キャスターのクラス固有スキル「道具作成」を代償にして再現された。しかしプレラーティーが所持していたのはオリジナルではなくイタリア語版、それも部分的な翻訳を行っただけのものだという。つまりキャスターが使っているのは「ルルイエ異本」を何度も劣化コピーした物に過ぎないのだが、それでも神秘性が極めて高いランクA+になったのは、神霊級を呼び出せる聖杯もかくやという礼装を原典としているからだろう。
*本来は元帥にまでなった騎士。虚淵氏に「騎士ということで、結構ガタイは良いです」と評されている。ただし、「彼の一番の凄さは武勇よりも財力ですからね〜」とのこと。<br>実際、彼の財の総量は国庫が百年戦争によって消耗していたこともあり、当時のフランス王室のそれを上回るほどだったともいう。<br>彼が異端として告発された理由も「その財力を国王や教会に狙われた」「黒魔術の資金を得る為にその所領を敵国に売り渡しかねないと思われた」などとする意見もある。
**キャスター自身はあくまでプレラーティーのパトロンであって、本来「魔術師」のクラスたりえない。このイレギュラーは[[アヴェンジャー|第三次の影響]]によるものである。
**ちなみに、本家のルルイエ異本は、本作品の著者である虚淵氏の所属するニトロプラスが発売しているゲーム『デモンベイン』シリーズにも登場している。もともとニトロプラスの作品のいくつかはクトゥルー神話が反映されているものがあり、Fate/Zeroにクトゥルーが絡むのはもはや必然であった、といっても過言ではないかもしれない。<br>一応、作中ではTYPE-MOONに配慮してかクトゥルー神話の直接的な用語は登場せず、「異界の邪神」などと表現されている。
*宝具特化型のサーヴァントで、海魔の召喚・使役しかできないように見えがちだが、龍之介の「作品」がすぐに死なないように処置を施したりなど、別の魔術を使う場面もある。これも「螺湮城教本」の力で、この宝具は海魔の召喚・使役しかできないわけではない。
*宝具特化型のサーヴァントで、海魔の召喚・使役しかできないように見えがちだが、龍之介の「作品」がすぐに死なないように処置を施したりなど、別の魔術を使う場面もある。これも「螺湮城教本」の力で、この宝具は海魔の召喚・使役しかできないわけではない。
**「道具作成」のスキルが失われているにも関わらず、遠見の水晶球を使い、龍之介に子供を操る腕輪を与えてもいる。どうやってこれらの道具を入手したのかは不明。<br>「螺湮城教本」の力で単なる道具にそうした魔力を付与しただけなのか、それとも龍之介の実家に隠されていたものなのかは考察の余地がある。
**「道具作成」のスキルが失われているにも関わらず、遠見の水晶球を使い、龍之介に子供を操る腕輪を与えてもいる。どうやってこれらの道具を入手したのかは不明。<br>「螺湮城教本」の力で単なる道具にそうした魔力を付与しただけなのか、それとも龍之介の実家に隠されていたものなのかは考察の余地がある。
*宝具「螺湮城教本」から召喚された大海魔は、セイバーの蛸(タコ)嫌いの原因となったと言われている。<br>尤も、もともと彼女の出身である英国(及び西欧諸国)で蛸は「悪魔の魚」と呼ばれるなど、忌み嫌われる存在。大海魔が全ての原因なのか、もともと忌避していたものを更に嫌うようになったのかは、判断し難い面がある。
*宝具「螺湮城教本」から召喚された大海魔は、セイバーの蛸(タコ)嫌いの原因となったと言われている。<br>尤も、もともと彼女の出身である英国(及び西欧諸国)で蛸は「悪魔の魚」と呼ばれるなど、忌み嫌われる存在。<br>大海魔が全ての原因なのか、もともと忌避していたものを更に嫌うようになったのかは、判断し難い面がある。
**余談ながら、ライダーが蛸に抵抗がないのは、地中海に臨むギリシャでは古来より蛸を食べる伝統的な食文化があるため。だからと言って、いくらライダーでも大海魔を見て「茹でて食べたら美味しそうだ」などとは言うまいが。<br>尚、クトゥルーの落とし子は蛸によく似た姿と描写される。また、蛸と同じく茹でて食べることができるらしい。
**余談ながら、ライダーが蛸に抵抗がないのは、地中海に臨むギリシャでは古来より蛸を食べる伝統的な食文化があるため。だからと言って、いくらライダーでも大海魔を見て「茹でて食べたら美味しそうだ」などとは言うまいが。<br>尚、クトゥルーの落とし子は蛸によく似た姿と描写される。また、蛸と同じく茹でて食べることができるらしい。
*最初からインスマウス面だったわけでなく、邪教の知識(宝具)の影響でこのような容姿になっているが、「アインツベルン相談室」では昔から眼球が飛び出しやすい体質だったと自ら語っており、その度にジャンヌが目潰しをして元に戻していたとかなんとか。
*マスターである龍之介は、魔術回路という適性こそ有しているものの、魔術師としての能力は皆無である。にもかかわらず彼が現界し続けることに支障をきたさなかったのは、「螺湮城教本」自体が魔力炉を内蔵していたためである。また描写は無いが、虐殺した子供たちから「魂喰い」をして魔力を補っていた。
*「Fate/Zero material」では昔の顔のデザインも確認できる。また、異相たらしめているのはその双眸によるところが大きく、目を細めて笑みを浮かべた顔は、むしろ優しいとすら言える顔になっている。
*本来は元帥にまでなった騎士。虚淵氏に「騎士ということで、結構ガタイは良いです」と評されている。ただし、「彼の一番の凄さは武勇よりも財力ですからね〜」とのこと。実際、彼の財の総量は国庫が百年戦争によって消耗していたこともあり、当時のフランス王室のそれを上回るほどだったともいう。彼が異端として告発された理由も「その財力を国王や教会に狙われた」「黒魔術の資金を得る為にその所領を敵国に売り渡しかねないと思われた」などとする意見もある。
**残されている肖像画には騎士甲冑を身に付け、元帥らしい威厳に満ちた姿で描かれているものがある。
*stay night発売前におけるセイバーの正体についての予想はジャンヌ・ダルクであるとの声が最も多かったとのこと。<br>いわば逆輸入の形で彼がセイバーをジャンヌと勘違いするという展開が作中に取り入れられた。
*stay night発売前におけるセイバーの正体についての予想はジャンヌ・ダルクであるとの声が最も多かったとのこと。<br>いわば逆輸入の形で彼がセイバーをジャンヌと勘違いするという展開が作中に取り入れられた。
*セイバーの方はといえば、キャスターの生前の知り合いでないのは当たり前である上に、彼の真名である「ジル・ド・レェ」と、彼の口にする「ジャンヌ・ダルク」の名前自体に心当たりが無かった。<br>これはセイバーが未だ正しい意味での英霊ではなく、英霊として時を超えた知識を持っていないため、自身が生きた時代以後に現れた両者の伝承を知らないからである。
**セイバーの方はといえば、キャスターの生前の知り合いでないのは当たり前である上に、彼の真名である「ジル・ド・レェ」と、彼の口にする「ジャンヌ・ダルク」の名前自体に心当たりが無かった。<br>これはセイバーが未だ正しい意味での英霊ではなく、英霊として時を超えた知識を持っていないため、自身が生きた時代以後に現れた両者の伝承を知らないからである。
*最後はセイバーの「約束された勝利の剣」で大海魔ごと粉砕される。<br>光に灼かれるその瞬間に、かつてジャンヌ達と外敵を打ち破り、ランスにて成し遂げたフランス国王の戴冠式のことを思い出す。この時に流した涙は彼に残された僅かな良心と人間性だったのかもしれない。
*最後はセイバーの「約束された勝利の剣」で大海魔ごと粉砕される。<br>光に灼かれるその瞬間に、かつてジャンヌ達と外敵を打ち破り、ランスにて成し遂げたフランス国王の戴冠式のことを思い出す。この時に流した涙は彼に残された僅かな良心と人間性だったのかもしれない。
*『Zero』に3人もいる幸運E組の一角。<br>しかし最高に相性の良いマスターと巡り合ったのを皮切りに、セイバーとランサーに追い詰められた時にはたまたまケイネスが再起不能になった隙を突いて逃走に成功し、工房がライダーに襲撃された際は龍之介共々偶然外出していたため難を逃れる。<br>更に龍之介の言葉により新たな啓示を得るなど、妙に幸運に恵まれている。
*『Zero』に3人もいる幸運E組の一角。<br>しかし最高に相性の良いマスターと巡り合ったのを皮切りに、セイバーとランサーに追い詰められた時にはたまたまケイネスが再起不能になった隙を突いて逃走に成功し、工房がライダーに襲撃された際は龍之介共々偶然外出していたため難を逃れる。<br>更に龍之介の言葉により新たな啓示を得るなど、妙に幸運に恵まれている。
*一見仲良く見える龍之介とのコンビだが、奈須氏曰く実は全然噛み合っていないとの事。<br>事実、互いに殺人を好む二人だがその考え方はかなり異なっており、大量虐殺も元はキャスターだけの案である。<br>本編では短期間の付き合いの上にその噛み合わなさが一回りして上手くいったが、召喚直後に龍之介を殺す事も充分有り得たとようで二人の間柄はかなりギリギリの間で動いていたという。これでよく、大してモメずに済んだものである。
*一見仲良く見える龍之介とのコンビだが、奈須氏曰く実は全然噛み合っていないとの事。<br>事実、互いに殺人を好む二人だがその考え方はかなり異なっており、大量虐殺も元はキャスターだけの案である。<br>本編では短期間の付き合いの上にその噛み合わなさが一回りして上手くいったが、召喚直後に龍之介を殺す事も充分有り得たとようで二人の間柄はかなりギリギリの間で動いていたという。これでよく、大してモメずに済んだものである。