差分

2,887 バイト追加 、 2018年4月20日 (金) 01:08
毒殺説に関して
119行目: 119行目:  
==メモ==
 
==メモ==
 
*人間体のモデルや衣装はロックオペラモーツァルトのPVを参考にしている。[https://twitter.com/pfl/status/984304255774281729][https://www.youtube.com/watch?v=tP6tQ7OEFlY]
 
*人間体のモデルや衣装はロックオペラモーツァルトのPVを参考にしている。[https://twitter.com/pfl/status/984304255774281729][https://www.youtube.com/watch?v=tP6tQ7OEFlY]
 +
*モーツァルトを殺したのは本当にサリエリなのか?という疑惑については、やはりどこまで行っても風評に過ぎない。現在、モーツァルトの実際の死因はウィルス性のリウマチ熱と見られている。
 +
**しかし、当時のまじないめいた西洋医学では死因の特定もいい加減なものであり、今ではありえない事だがこの病死を毒殺と断定。それに加えて病に苦しむモーツァルトが「私を嫉妬する者が毒を盛っているかも知れない」という死の妄想に取り付かれた事、さらにサリエリがモーツァルトと競争関係にあり、なおかつモーツァルトも宮廷楽長にサリエリが居るから出世できないと愚痴をこぼしていた事等々、様々な要因が重なった事で「サリエリの毒殺説」という風評が発生してしまう。
 +
**文献によれば、サリエリとモーツァルトの間に敵意があったのは事実のようであるが、その一方で互いに尊敬を抱き友好的だったという資料も残っており、互いを陥れるような事はなくあくまでライバル関係に過ぎなかったとされる。
 +
***むしろサリエリに関しては普通に何度もモーツァルトの楽曲を演奏していたり、彼の死後は息子の面倒を見てやったり、それどころか「サリエリはモーツァルトの『魔笛』の大ファンであり、初演奏の際などはあまりの素晴らしさに立ち上がって絶賛した」というエピソードまで残されており、彼がモーツァルトを攻撃した事が確認できるような資料も特に見付かっていない。
 +
***にも関わらず彼らについての険悪な噂が流れたのは、当時の音楽界における権力争いにより、長年宮廷楽長を務めたサリエリが攻撃対象にされたためとも言われる。
 +
*「モーツァルトとサリエリ」に関するゴシップを題材とした作品はいくつか存在するが、中でも特に有名なのは映画・舞台作品『アマデウス』だろう。
 +
**サリエリの「モーツァルトの才能を誰よりも理解しつつも激しく嫉妬する凡人」というイメージはこの映画の影響も大きいと思われる。
 +
***実際のサリエリは感情の起伏や執着心が強くめんどくさい所もあったらしい一方で、経済的には成功していたため余裕があり、また幼少期に苦労した経験からか苦学生や目下の者への支援も惜しまなかった等、慈善的かつ親身な一面も持ち合わせており、当時の音楽家にしてはむしろそんなに奇天烈なエピソードは残っていない。…他の作曲家たちの癖が強すぎるとも言うが。
    
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
匿名利用者