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: 一騎当千の英雄達を配下に加えた際のセリフ。
 
: 一騎当千の英雄達を配下に加えた際のセリフ。
 
: 生前『人』に恵まれなかった彼は喜びを隠せず、かつての無念を交え、言葉を洩らしてしまう。
 
: 生前『人』に恵まれなかった彼は喜びを隠せず、かつての無念を交え、言葉を洩らしてしまう。
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;「あれは蛮族だ。<br /> 我が領土を穢し、傲岸不遜に下劣に高笑いする死ぬしかない愚者どもだ。<br /> 笑いながら連中を殺すがいい。<br /> 恐怖という知識が欠けている彼奴らには、牛革の鞭で徹底的に躾け直してやらねばならぬ」
 
;「あれは蛮族だ。<br /> 我が領土を穢し、傲岸不遜に下劣に高笑いする死ぬしかない愚者どもだ。<br /> 笑いながら連中を殺すがいい。<br /> 恐怖という知識が欠けている彼奴らには、牛革の鞭で徹底的に躾け直してやらねばならぬ」
 
: 赤の陣営との決戦の前、自陣のサーヴァント達へ。
 
: 赤の陣営との決戦の前、自陣のサーヴァント達へ。
 
: 『生かして帰すな』。「<ruby><rb>悪魔</rb><rt>ドラクル</rt></ruby>」と恐れられ、「救国の英雄」として敬われた威厳と共に、侵略者達への殺意を込め開戦を告げる。
 
: 『生かして帰すな』。「<ruby><rb>悪魔</rb><rt>ドラクル</rt></ruby>」と恐れられ、「救国の英雄」として敬われた威厳と共に、侵略者達への殺意を込め開戦を告げる。
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;「さあ、我が国土を踏み荒す蛮族たちよ! 懲罰の時だ!<br /> 慈悲と憤怒は灼熱の杭となって、貴様たちを刺し貫く!<br> そしてこの杭の群れに限度は無く、真実無限であると絶望し――<br /> 己の血で喉を潤すが良い!『<ruby><rb>極刑王</rb><rt>カズィクル・ベイ</rt></ruby>』!」
 
;「さあ、我が国土を踏み荒す蛮族たちよ! 懲罰の時だ!<br /> 慈悲と憤怒は灼熱の杭となって、貴様たちを刺し貫く!<br> そしてこの杭の群れに限度は無く、真実無限であると絶望し――<br /> 己の血で喉を潤すが良い!『<ruby><rb>極刑王</rb><rt>カズィクル・ベイ</rt></ruby>』!」
 
: 宝具解放。
 
: 宝具解放。
 
: 二万の異教徒を刺し貫き、尽く侵略者たちの血を吸い続けた粛清の槍衾。
 
: 二万の異教徒を刺し貫き、尽く侵略者たちの血を吸い続けた粛清の槍衾。
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; 「分かるとも、神とは穢れなき絶対だ。そうでなくては誰が信じる? 誰が縋れるというのだ? <br /> 人と交わり、人と媾う神など、ただの醜悪な<ruby><rb>怪物</rb><rt>モンスター</rt></ruby>に過ぎん」
 
; 「分かるとも、神とは穢れなき絶対だ。そうでなくては誰が信じる? 誰が縋れるというのだ? <br /> 人と交わり、人と媾う神など、ただの醜悪な<ruby><rb>怪物</rb><rt>モンスター</rt></ruby>に過ぎん」
 
: 赤のランサーとの戦闘時。
 
: 赤のランサーとの戦闘時。
 
: 彼の武練を称えるが、人と神が交わり子を為す東洋の宗教観は、敬虔なキリスト教徒である彼にとっては耐えがたいものらしく、彼らの神を紛い物の怪物と蔑む。
 
: 彼の武練を称えるが、人と神が交わり子を為す東洋の宗教観は、敬虔なキリスト教徒である彼にとっては耐えがたいものらしく、彼らの神を紛い物の怪物と蔑む。
 
: カルナにとっては父・スーリヤを侮辱されたに等しい暴言だが、激昂などせず、「信仰とは土地によって変わる物。自分達の神が怪物とするならば、お前の神も『絶対である事』を押し付けられた怪物に過ぎない」と冷静に反論されてしまう。
 
: カルナにとっては父・スーリヤを侮辱されたに等しい暴言だが、激昂などせず、「信仰とは土地によって変わる物。自分達の神が怪物とするならば、お前の神も『絶対である事』を押し付けられた怪物に過ぎない」と冷静に反論されてしまう。
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; 「貴様、何を言っている!? あの宝具は使わぬと言ったぞ、忘れたか!<br /> 余はここで死ぬ! 無念と共に死に、朽ち果てる!<br /> だが、それが敗者の務めだ!<br> ダーニック! 余はあれを使って、無様な存在になろうなどとは考えておらん!<br /> 断じて、断じてだ!」
 
; 「貴様、何を言っている!? あの宝具は使わぬと言ったぞ、忘れたか!<br /> 余はここで死ぬ! 無念と共に死に、朽ち果てる!<br /> だが、それが敗者の務めだ!<br> ダーニック! 余はあれを使って、無様な存在になろうなどとは考えておらん!<br /> 断じて、断じてだ!」
 
: ダーニックに禁じられた宝具の解放を求められて。<br>敗戦の将として、英雄としての最後の矜持を貫き、「吸血鬼」になることを拒絶する。<br>だが、ただ吸血鬼にさせられる事よりも、遥かに貶められる悲劇が彼を襲うことになる。
 
: ダーニックに禁じられた宝具の解放を求められて。<br>敗戦の将として、英雄としての最後の矜持を貫き、「吸血鬼」になることを拒絶する。<br>だが、ただ吸血鬼にさせられる事よりも、遥かに貶められる悲劇が彼を襲うことになる。
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; 「――余は、吸血鬼では、ない……ない、のだ……!」
 
; 「――余は、吸血鬼では、ない……ない、のだ……!」
 
: 英霊ヴラド三世としての最後の言葉。
 
: 英霊ヴラド三世としての最後の言葉。
 
: 最後まで「吸血鬼ドラキュラ」という怪物に苛まれ続けた孤独な王は、魔術師の執念と吸血鬼の影へと沈み、消えていった。
 
: 最後まで「吸血鬼ドラキュラ」という怪物に苛まれ続けた孤独な王は、魔術師の執念と吸血鬼の影へと沈み、消えていった。
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=== Fate/Grand Order ===
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;「幾千幾万と戦えば、そこに隙間が生じるのは道理である。
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; 皆、よくやってくれた。汝らの奮戦が、余を招き入れた。
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; ダーニック・プレストーン・ユグドミレニアを打ち破るただ一騎のサーヴァントとして、な。」
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: スペシャルイベント『Fate/Apocrypha Inheritance of Glory』終盤にて、大聖杯内で行われている聖杯戦争の黒幕であるダーニックを主人公たちが追い詰めた際、それでも諦めようとしないダーニックに止めを刺しての登場。十四騎の中で唯一ダーニックに再現を封じられていたが、主人公たちの奮戦によりサーヴァントとしての顕現を果たし、ダーニックの虚を突いた。
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;「ああ、十四騎の中で余のみがあの聖杯大戦の記憶を中途まで有している。
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; 汝に取り込まれたせいだろうな。……だが、それを以て余は汝を討とうとは思わぬ。
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; 余が汝を討つのは、復讐でも憤怒でもない。英雄としての責務であり―――
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; 貴様に召喚されたサーヴァントとしての、慈悲である。」
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: 再現されたサーヴァントの中で、ダーニックに取り込まれたためか聖杯大戦の記憶を有しており、ダーニックとの関係も正しく認識している。しかし、聖杯大戦においてマスターであったダーニックに裏切られ、生前以上に悲惨な最期を遂げたはずのヴラド三世はダーニックに恨みを向けることをしなかった。
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;「―――では問おう。<br>貴様は、このまま余に討たれたとして余を恨みながら死ぬのか?」<br>「わからぬか、ダーニック?貴様は恨まぬよ。<br>たとえ怒ったとしても、それは一時の激情でしかない。<br>我らは夢を抱き、追いかけ、その癖、どちらも諦めている。<br>心のどこかで諦めているくせに、<ruby><rb>全力を尽くそうとする</rb><rt>・・・・・・・・・・</rt></ruby>。<br>それは、不敬であるからだ。無論、第三者への敬意ではない。<br>己が抱いた野望に対して、夢に対してのみ―――<br>我らは限りなく、誠実であろうとする。<br>八枚舌と罵られ、どれほどの策謀を積み重ねても。串刺し公と恐れられ、死体を積み上げても。<br>それだけは変えられない。だからこその、夢の名残だ。<br>……こればかりは、管理者にはわからぬだろうな。いや、それとも―――これから理解するのか。」<br>「余は理解している。<br>貴様の研鑽、努力、裏切り、策謀に至るまで―――全ては決して恥ずべきものではないと。<br>だからこその終わりだ。<br>ここで終わらなければ、貴様は夢にすら不誠実となる。<br>妥協し、地に落ちた夢を拾っても、もう輝くことはないのだ。」
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: 自分に恨みを抱いていないというヴラド三世の言葉に「英雄としての誇りを踏みにじった自分を許せるはずがない」と吐き捨てたダーニックに対し冷静に言い返しての言葉。自分と同じように夢を抱き、その実現のためにはどんな努力や忌まわしい所業をも厭わなかったからこそ、自分にはダーニックの行動全てが理解できる。聖杯大戦にて裏切られ怨嗟に満ちた最期を遂げながらも、再会したかつてのマスターに理解と共感を示し、だからこそこれ以上彼の夢を貶めるような愚行を許さなかった。
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;「英雄としてではなく、一人の人間として告げよう。<br>人間は来る、必ず来るとも。<br>そしてあの大聖杯がなくとも、必ずや魔法に到達するだろう。<br>いずれにせよ、上々の結末が貴様を待つ。ゆるりと眠るがいい。」
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: 大聖杯の管理者である[[ジーク (Grand Order)|ジーク]]に自分たちが求めた奇跡を奪ったことへの責任を全うせよと命じた後の言葉。[[ジャンヌ・ダルク|かの聖女]]と同様に、人間は大聖杯の力を借りずとも、必ずその境地に辿り着くと宣言し、ジークをねぎらう。その王者としての気概を[[セミラミス|アッシリアの女帝]]も認め、最期まで見届けた。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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