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| :必要なのは戦闘の能力で、殺されるより先に殺す素早さと正確さと破壊力だと言う切嗣に対して。<br>この発言に切嗣はイラッとしたのか「こいつ」というなど初会話は終始殺伐としていた。 | | :必要なのは戦闘の能力で、殺されるより先に殺す素早さと正確さと破壊力だと言う切嗣に対して。<br>この発言に切嗣はイラッとしたのか「こいつ」というなど初会話は終始殺伐としていた。 |
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| + | ;「ねえ切嗣、今日は一体どんなものを見せてくれるのですか?映画?写真?それとも音楽?」 |
| ;「貴方の与えてくれる知識は、確かに、聖杯戦争とは何の関わりもないものばかりだけれど、<br> それでも、大変に驚かされる物ばかりです。世界というのが、こんなにも豊かで多彩な場所だったなんて。<br> 私の基礎教養だけでは、想像すら及びませんでした。」 | | ;「貴方の与えてくれる知識は、確かに、聖杯戦争とは何の関わりもないものばかりだけれど、<br> それでも、大変に驚かされる物ばかりです。世界というのが、こんなにも豊かで多彩な場所だったなんて。<br> 私の基礎教養だけでは、想像すら及びませんでした。」 |
| :当初は声色も態度も淡々としていたが、声に感情が乗り態度も明るくなった。 | | :当初は声色も態度も淡々としていたが、声に感情が乗り態度も明るくなった。 |
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| ;「衛宮切嗣。貴方の方こそ、まるでたった一つの機能のみを設定された機械のように生きてきたのではないですか?」 | | ;「衛宮切嗣。貴方の方こそ、まるでたった一つの機能のみを設定された機械のように生きてきたのではないですか?」 |
− | :すべてを捨てるか使命を取るか問われ、今日まで切嗣が見せてくれた知識や世界の在り方、人の生き方は彼が拒んできた諸々だと理解し問い返した。<br>かつて「幸ある人生」と「使命の重さ」を天秤に乗せて後者を取ったのかと。<br>それとも、貴方には選択の余地がなかったのかと。 | + | :すべてを捨てるか使命を取るか問われ、今日まで切嗣が見せてくれた知識や世界の在り方、人の生き方は彼が拒んできた諸々だと理解し問い返した。<br>かつて「幸ある人生」と「使命の重さ」を天秤に乗せて後者を取ったのかと。それとも、貴方には選択の余地がなかったのかと。 |
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| + | ;「それは――愛です。」 |
| ;「人は、自らに仇なす者に対してだけ怒るのではない。<br> 家族の為、同胞の為、祖国の為に、猛々しく血を流してきた人々の記録を私はいくつも確認しました。<br> 野の獣ですら生まれたばかりの子を守るためには牙を剝き、身を挺して戦いに臨むのです。<br> そもそも貴方が語る尊厳という概念も、つまりは自己に対する愛。<br> 私は怒りの感情を獲得するために、まずは愛について学習しなくてはなりません」 | | ;「人は、自らに仇なす者に対してだけ怒るのではない。<br> 家族の為、同胞の為、祖国の為に、猛々しく血を流してきた人々の記録を私はいくつも確認しました。<br> 野の獣ですら生まれたばかりの子を守るためには牙を剝き、身を挺して戦いに臨むのです。<br> そもそも貴方が語る尊厳という概念も、つまりは自己に対する愛。<br> 私は怒りの感情を獲得するために、まずは愛について学習しなくてはなりません」 |
− | :怒りとはより単純で包括的な衝動に端を発している、それは愛だと見解を導き出した。 | + | :怒りという感情はより単純で包括的な衝動に端を発している、それは「愛」だと見解を導き出した。 |
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| ;「例えば…衛宮切嗣、貴方はとても興味深い。貴方が内に秘める複雑な内面は、どこまでも私の好奇心を刺激し続けます。」 | | ;「例えば…衛宮切嗣、貴方はとても興味深い。貴方が内に秘める複雑な内面は、どこまでも私の好奇心を刺激し続けます。」 |
− | :切嗣が求める強さ、戦う意思の獲得を最も速やかに実現するなら、貴方を愛情の対象とするのが適切。<br>切嗣を傷付けようとする者に対してなら、怒りを持って牙を剥くことが出来るだろうからと述べる。 | + | ;「貴方が私に要求する強さ、戦う意思の獲得を最も速やかに実現するなら、<br> まず、貴方を愛情の対象とするのが適切ではないかと判断します。いかがですか?」 |
| + | :自分の事は既に把握してるから興味や関心を懐けない。けど他者を知ることの喜びは尽きない。特に切嗣に興味があるから愛情の対象にしていいか直球に問う。<br>切嗣を傷付けようとする者に対してなら、怒りを持って牙を剥くことが出来るだろうとも述べた。 |
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− | ;「この身体の中に、貴方の希望を宿すなら。そしていつか、貴方に希望を齎す存在を、産み落とすことが出来たなら。<br> それを成し遂げた自分自身を、私は誇り、愛する事が出来るでしょう。<br> 誰に憚る事も無く、私の命と、そこから連なる未来の運命の為に戦える。――祈りを託して」 | + | ;「この身体の中に、貴方の希望を宿すなら。そしていつか、貴方に希望を齎す存在を、産み落とすことが出来たなら。<br> それを成し遂げた自分自身を、私は誇り、愛する事が出来るでしょう。<br> 誰に憚る事も無く、私の命と、そこから連なる未来の運命の為に戦える。祈りを託して」 |
− | :未来が無いなら新しく作ればいい。完璧なホムンクルスだから人体と同様に機能する子宮を備えていると提案した。<br>一点の曇りもない純真さと真っ直ぐさである。 | + | :未来がないなら新しく作ればいいと子をなすことを提案した。一点の曇りもない純真さと真っ直ぐさである。 |
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| ;「貴方は、自らの破滅と他者の破滅に前後の序列を付けているだけに過ぎない。そんなものは、本当の強さではない」 | | ;「貴方は、自らの破滅と他者の破滅に前後の序列を付けているだけに過ぎない。そんなものは、本当の強さではない」 |
| + | ;「決して諦めないこと、どんな窮地にもそれを打開する策を見出し実行出来ること、自らの滅びの果てにまで達成の意思を継承すること。<br> それが、アインツベルンの完璧なるホムンクルスの強さ。貴方がまだ手に入れていない真に強靭なる魂の力なのよ」 |
| :死に急ぐ中で敵の死を更に加速する手段でしかないと切嗣の強さを評した。聖杯戦争後、仮に生き延びても果てる心積もりだということも見抜いたりと察しがいい。 | | :死に急ぐ中で敵の死を更に加速する手段でしかないと切嗣の強さを評した。聖杯戦争後、仮に生き延びても果てる心積もりだということも見抜いたりと察しがいい。 |
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