差分
→『EXTELLA』シリーズ
[[Fate/EXTRA|ムーンセルの聖杯戦争]]に参加する、プレイヤーの分身たる役目を担う主人公。名前は任意で入力。男性と女性が選択可能。
[[Fate/EXTRA|ムーンセルの聖杯戦争]]に参加する、プレイヤーの分身たる役目を担う主人公。名前は任意で入力。男性と女性が選択可能。
コミックス版・ドラマCD版での名前は「'''岸波 白野'''(きしなみ はくの)」で、性別は男。この名前は『CCC』ではデフォルトネームとして、男女共に選択可能。テレビアニメ版では読みは同じだが「'''岸浪 ハクノ'''」という表記となっている。また竹箒日記で語られた『EXTELLA/Zero』<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201611.html 竹箒日記2016/11/12]</ref>。においては「'''岸浪 白野'''(男性)」「'''クラスメイトの少女'''(女性)」という表記も存在する。年齢は『EXTRA』のPVに記してある。
コミックス版・ドラマCD版での名前は「'''岸波 白野'''(きしなみ はくの)」で、性別は男。この名前は『CCC』ではデフォルトネームとして、男女共に選択可能。テレビアニメ版では読みは同じだが「'''岸浪 ハクノ'''」という表記となっている。また竹箒日記で語られた『EXTELLA/Zero』<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201611.html 竹箒日記2016/11/12]</ref>。においては「'''岸浪 白野'''(男性)」「'''クラスメイトの少女'''(女性)」という表記も存在する。年齢は『EXTRA』のPVに記してある。
; 略歴
; 略歴
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===『EXTELLA』シリーズ ===
===『EXTELLA』シリーズ ===
: 『EXTELLA』では'''ムーンセルに望んだ願いが変更されており、役割を果たしたものは消去し、次の役割に作り変えるというSE.RA.PHの運営形式を廃止し、役割を果たしたものは次の役割を探す。目的のために生存することと、生存するための目的を探すことを同位とするへと変更すること'''であったため、主人公はSE.RA.PHへと送り返され、一人の人間としての役割と生存の余地が与えられることとなった。その後はムーンセルと協調する事を選び、また新天地を求めて広がりだしたSE.RA.PHに生きる人間として期待される事となる。
: 『EXTELLA』ではムーンセルに望んだ願いが変更されている。'''【役割を果たしたものは消去し、次の役割に作り変える】'''というSE.RA.PHの運営形式を廃止し、'''【役割を果たしたものは次の役割を探す。目的のために生存することと、生存するための目的を探すことを同位とすることへ変更する】'''であるため、主人公はSE.RA.PHへと送り返され、人間として認められ、役割と生存の余地を与えられることとなった。
: そしてネロや玉藻と共に別の領域を繰り返す動乱状態となり広がりだしたSE.RA.PHを見聞しながら、これからの目的や自分の居場所を模索していた。しかしムーンセルは脅威と記録されている捕食遊星の再接近を予測し、その対策としてレガリアシステムを考案。また主人公は地球側の生命代表としてムーンセルから捕食遊星の情報を入手しSE.RA.PHを守る事を承諾してレガリアの力によってSE.RA.PHの全権を預かる事となる。しかしネロの元に帰ろうとしたその直後、現れたアルキメデスの謀略にかけられ未明領域の巨神アルテラに殺されかけるが、レガリアごと精神、魂、肉体の三つに分け、また三度記憶を失う事となる。そして精神の主人公はネロ、魂の主人公は玉藻の元に向かい、肉体の主人公はアルテラの虜となる<ref>Fate/Extellaプレミアム限定版『ヴェルバーBOX』特典『EXTELLA/material』の「これまでのあらすじ」より。</ref>。
: その後はムーンセルと協調する事を選び、急速に崩壊と再生を繰り返し拡大するSE.RA.PHを見届けながら、これからの目的や居場所を探していた。
: 『EXTELLA』本編ではアルキメデスが並行世界を行き来して、『ムーンセルは壊れた』という結果をクォンタム・タイムロックに刻み込むための謀略にかけられる。『焔詩篇』の精神の主人公は肉体を喪い植物人間のようになりネロに介護されるBADENDを迎える。『蘭詩篇』の魂の主人公はエリザベード・バートリーがレガリアの指輪を呑みこみアルキメデスを狼狽させつつも遊星の眷属となるのを見届けながら、玉藻と共にSE.RA.PHの平定を行なう。そして『未明篇』の肉体の主人公はアルテラと心を通わせ、アルキメデスの謀略から彼女を救うべく剪定事象として処理されつつも経験した事を、過去の精神の主人公に伝える。
: しかしムーンセルは、脅威と記録されている捕食遊星の再接近を予測する。その対策としてレガリアシステムを考案。主人公は地球側の生命代表としてムーンセルから捕食遊星の情報を入手し、SE.RA.PHを守る事を承諾し、SE.RA.PHの全権を預かる事となる。
: 『金詩篇』においては、「アルキメデスはアルテラと主人公陣営の敵対を煽ってムーンセルを破壊する事を目的とする敵対存在」「アルテラを救う事がアルキメデスの野望を粉砕する事に繋がる」など『焔詩篇』の精神の主人公に『未明篇』の肉体の主人公が経験した記憶が流れ込む。そのおかげでアルキメデスの謀略にかからずネロと共に彼と敵対。また玉藻・精神の主人公陣営と早期に和解を経た上で、ネロとアルテラの対決を経て彼女とも共闘関係を結びかけた所でアルキメデスによって主人公とネロ、アルテラは窮地に陥る……のだがエリちゃん(ヴォイド)の暴走によってアルキメデスの謀略は脆くも崩れ、巨神アルテラによって主人公とネロは窮地を脱出。その後アルテラから軍神の剣を預かりセイバー・ヴィーナスとなったネロと共に星舟を破壊する。
: 事を知ったアルキメデスの謀略にかけられ、星舟内部にいた巨神・セファールに殺されかけるが、レガリアごと自らを精神、魂、肉体の三つに分け、三度記憶を失う事となる。精神の主人公はネロ、魂の主人公は玉藻の元に向かい、肉体の主人公はアルテラの虜となる<ref group = "出">Fate/Extellaプレミアム限定版『ヴェルバーBOX』特典『EXTELLA/material』の「これまでのあらすじ」より。</ref>。
: 『金詩篇』でのエンディングでは発展するSE.RA.PHを見守りながらネロと玉藻、そして力を使い果たして幼児化したアルテラの三人に囲まれて平穏な(?)生活に戻る。
: 『EXTELLA』本編では、アルキメデスが並行世界を行き来し【ムーンセルは壊れた】という結果をクォンタム・タイムロックに刻み込むための謀略にかけられる。その結果『焔詩篇』の精神の主人公は肉体と魂を喪い、植物人間のようになる最悪の結末を。『蘭詩篇』では自陣営のエリザベート・バートリーが遊星の眷属となるのを見届けながら、玉藻と共にSE.RA.PHで束の間の平穏を選ぶ最後を迎える。
: だが『未明篇』では巨神と肉体の主人公が徐々に心を通わせていき、最終的にアルキメデス打倒の願いを託すべく、自らの消滅と引き換えに記録宇宙から模索したデータと自らの記憶を過去の精神の主人公へと届ける。そうして『金詩篇』においては、'''「アルキメデスはアルテラと主人公陣営の敵対を煽ってムーンセルを破壊する事を目的とする敵対存在」「アルテラを救う事がアルキメデスの野望を粉砕する事に繋がる」'''事などが『焔詩篇』の精神の主人公へ受け継がれ、敵対関係になる前のネロと玉藻の前の早期和平を果たし精神と魂の主人公は無事元のかたちに戻った。
:次いでネロとアルテラの対決を制し、彼女とも共闘関係を持ちかけるが、そこにアルキメデスによって主人公とネロ、アルテラは窮地に陥る。しかし、エリちゃん(ヴォイド)の暴走によって開放された巨神アルテラの助けで、主人公とネロは窮地を脱出。アルキメデスの謀略についに決定的な破綻が生じた。
: 状況を次々に覆され焦るアルキメデスはとうとう、巨神・セファールを目覚めさせようと強硬手段に出る。だがアルテラから譲られた軍神の剣を触媒に、ネロは高位次元の領域へとアクセス。美の神・ヴィーナスを直接名指しして『セイバー・ヴィナス』として顕現し、遊星の使徒と化したアルキメデスをついに打ち破る。
: 力を使い果たした巨神セファールは今度こそ終焉を迎える…。はずだったが、頭脳体(幼体)だけが生き残り、待ち望んだ夢の続きを、彼女とネロ、玉藻共に生きていくことになる。
===Fate/EXTRA Last Encore ===
:アニメ冒頭と第八話・九話に登場するキャラクター、容姿は原作における女主人公(通称ザビ子)の姿になっている。
:原作のEXTRAシリーズと同じ設定を持つ「岸波白野」であり、アニメの主人公である「岸浪ハクノ」とは共通点があり関係性があるものの、人物としては明確に別のキャラクターという扱いになっている。
:[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]と契約し、聖杯戦争を勝ち抜き[[トワイス・H・ピースマン]]の元までたどり着いたという所までは原作同様、しかし圧倒的な力をもった[[セイヴァー]]の前に敗れ去った事をきっかけに「Last Encore」という作品が始まったような描写がなされている。
:厳密には原作と全く同じルートを辿ったわけではないらしく、明確に戦闘した事の描写がある[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]以外は、他の原作マスターと闘った事はない事が[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]や敵マスターの発言から示唆されている。(特にLast Encoreにおける[[遠坂凛 (EXTRA)|凛]]と[[ラニ=Ⅷ|ラニ]]の設定は優勝者が起きなかった為に発生した物であり、仮に原作と同じ流れならば矛盾が生じる)
:性格面もほぼ原作と同一、静かな性格ながら意志が強く、心の底からサーヴァントを思いやる心をもつ。
== バリエーション / コスチューム ==
== バリエーション / コスチューム ==
=== 岸浪ハクノ ===
=== 岸浪ハクノ===
『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』の主人公。外見は主人公(男)と全く同じ。
『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』の主人公。外見は主人公(男)と全く同じ。
詳細は「[[岸浪ハクノ]]」を参照。
=== 角隈 ===
=== 角隈 ===
『[[氷室の天地 Fate/school life]]』に登場するキャラクター。外見は主人公(男)と全く同じ。
『[[氷室の天地 Fate/school life]]』に登場するキャラクター。外見は主人公(男)と全く同じ。<br>
詳細は「[[角隈]]」を参照。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
; [[Fate/EXTELLA]]
; [[Fate/EXTELLA]]
: 引き続き主人公として登場。聖杯戦争を勝ち抜いたマスターとしての立場となる。
: 引き続き主人公として登場。聖杯戦争を勝ち抜いたマスターとしての立場となる。
; [[Fate/EXTRA Last Encore]]
; [[Fate/EXTELLA LINK]]
:男性主人公は '''岸浪ハクノ'''の名義で登場し、女性主人公は'''岸波白野'''の名義で登場。
: 同じく主人公として登場。[[アルテラ (EXTELLA)|アルテラ]]を拐した[[カール大帝]]と戦う。本作ではCVがついた。
; [[Fate/EXTRA Last Encore]]
: 男性主人公は '''岸浪ハクノ'''の名義で登場し、女性主人公は'''岸波白野'''の名義で登場。
; [[フェイト/育ステラ]]
; [[フェイト/育ステラ]]
: 月の勝利者となったが、何故か生後七ヶ月の乳幼児と化してしまった。
: 月の勝利者となったが、何故か生後七ヶ月の乳幼児と化してしまった。
: しかも何故か男女両方が登場しており、男性の方はネロ&玉藻陣営、女性の方はアルテラ陣営にいる。
; [[Fate/Grand Order]]
; [[Fate/Grand Order]]
: いくつかの礼装カードに姿が描かれる他、ドラマCD『The Blue Bird』でCV無しだが女主人公が登場している。
: いくつかの礼装カードに姿が描かれる他、ドラマCD『The Blue Bird』でCV無しだが女主人公が登場している。
: 同じ容姿の男女が、チョイ役の生徒会役員として[[柳洞一成]]と一緒に姿を見せる。
: 同じ容姿の男女が、チョイ役の生徒会役員として[[柳洞一成]]と一緒に姿を見せる。
; [[カプセルさーばんと]]
; [[カプセルさーばんと]]
: 女主人公が敵マスターの一人として登場。無口なキャラクターと言う設定なのでCVは付いていない<ref>ブレスのみ収録されており、ブレス担当は川澄綾子氏。収録スタッフの九条ケント氏によると、ブレスのみで新規のキャスティングは出来ないため、奈須きのこ氏の要望で川澄氏が担当したとのこと[https://twitter.com/kujoukent/status/957958109330223104]。</ref>。
: 女主人公が敵マスターの一人として登場。無口なキャラクターと言う設定なのでCVは付いていない<ref group = "注">ブレスのみ収録されており、ブレス担当は川澄綾子氏。収録スタッフの九条ケント氏によると、ブレスのみで新規のキャスティングは出来ないため、奈須きのこ氏の要望で川澄氏が担当したとのこと。</ref><ref group = "出">[https://twitter.com/kujoukent/status/957958109330223104 九条ケントTwitter2018年1月29日4:46]。</ref>。
: 立ち絵ではジョジョ立ちをしている。
: 立ち絵ではジョジョ立ちをしている。
===その他===
===その他===
; [[ちびちゅき!]]
; [[ちびちゅき!]]
=== Fate/EXTRA Last Encore ===
=== Fate/EXTRA Last Encore ===
;[[主人公 (EXTRA)|岸浪ハクノ]]
;[[岸浪ハクノ]]
:自身の情報を元に新しく生まれた存在。
:自身の情報を元に新しく生まれた存在。
:視聴覚室を通じて過去の情報を彼に伝えた。
:視聴覚室を通じて過去の情報を彼に伝えた。
=== Fate/EXTELLA ===
=== Fate/EXTELLA ===
;[[アルテラ (EXTELLA)|アルテラ]]
;[[アルテラ (EXTELLA)|アルテラ]]
: 肉体の主人公が契約するサーヴァントで、ヒロインの一人。
: 肉体の主人公が契約するサーヴァントで、ヒロインの一人。
;[[アルトリア・ペンドラゴン]]
;[[アルトリア・ペンドラゴン]]
;[[メドゥーサ]]
;[[メドゥーサ]]
:気に入られた相手。『EXTELLA』のサブシナリオでは、キャス狐の目の前で押し倒される。
:気に入られた相手。『EXTELLA』のサブシナリオでは、キャス狐の目の前で押し倒される。
=== Fate/EXTELLA LINK ===
;[[シャルルマーニュ]]
:共に力を合わせて[[カール大帝]]の軍勢と戦うため、契約を結ぶ。
=== Fate/Grand Order ===
=== Fate/Grand Order ===
:ドラマCD『The Blue Bird』にて共演。ちなみに出演したのはザビ子のみでザビ男は未登場。
:ドラマCD『The Blue Bird』にて共演。ちなみに出演したのはザビ子のみでザビ男は未登場。
:彼女の中に聖杯があることが確認されたため、万色悠滞を叩き込んで無理矢理SGごと引っ張りだしてアヘ顔ダブルピースさせる暴挙を行った。
:彼女の中に聖杯があることが確認されたため、万色悠滞を叩き込んで無理矢理SGごと引っ張りだしてアヘ顔ダブルピースさせる暴挙を行った。
=== ちびちゅき! ===
=== ちびちゅき! ===
;[[主人公 (Grand Order)]]
;[[主人公 (Grand Order)]]
:コラボイベント等に先駆けて夢の主人公対決が実現。……内容はアメ食い競争であったが。
:コラボイベント等に先駆けて夢の主人公対決が実現。……内容はアメ食い競争であったが。
:なお、前述した通りドラマCDでも共演しているが、双方無口キャラを貫いたため特に積極的なコミュニケーションは無かった。
:なお、前述した通りドラマCDでも共演しているが、無口キャラを貫いたため特に積極的なコミュニケーションは無かった。
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
:聖杯戦争予選にて、脱落しかかった際の心情。この足掻きが暴君を呼び、無銘を呼び、妖狐を呼んだ。
:聖杯戦争予選にて、脱落しかかった際の心情。この足掻きが暴君を呼び、無銘を呼び、妖狐を呼んだ。
;「このまま終わるのは 許されない」<br>「恐い」<br>「痛みが恐い」<br>「感覚の喪失が恐い」<br>「先ほど見た死体と同じになることが恐い」<br>「……そして」<br>「無意味に消える事が 何よりも恐ろしい」<br>「ーー立たないと」<br>「恐いままでいい」<br>「痛いままでいい」<br>「その上でもう一度考えないと」<br>「……だって」<br>「この手はまだ一度も」<br>「自分の意思で戦ってすらいないじゃないか――」
;「このまま終わるのは 許されない」<br>「恐い」<br>「痛みが恐い」<br>「感覚の喪失が恐い」<br>「先ほど見た死体と同じになることが恐い」<br>「……そして」<br>「無意味に消える事が 何よりも恐ろしい」<br>「――立たないと」<br>「恐いままでいい」<br>「痛いままでいい」<br>「その上でもう一度考えないと」<br>「……だって」<br>「この手はまだ一度も」<br>「自分の意思で戦ってすらいないじゃないか――」
:漫画版での岸波白野の心情。この思いが赤い少女剣士を呼んだ。
:漫画版での岸波白野の心情。この思いが赤い少女剣士を呼んだ。
;「それは嘘だ。」<br>「だったらなぜ、お前はそんなに辛そうな顔をしているんだ、ユリウス!」
;「それは嘘だ。」<br>「だったらなぜ、お前はそんなに辛そうな顔をしているんだ、ユリウス!」
:ユリウスの心情を見透かし、更に疑問をぶつける。<br>本人にその気はなかったかもしれないが、この疑問はユリウスを精神的に追い込んでいった。
:ユリウスの心情を見透かし、更に疑問をぶつける。<br>本人にその気はなかったかもしれないが、この疑問はユリウスを精神的に追い込んでいった。
;「死人が今の世界に干渉するべきじゃない」
:聖杯戦争を通じて見出だしたトワイスへの否定の一つ。<br>どれだけ淀んだ世界でも、どれだけ高潔な理想でも、どれだけその理想が世界を救えるとしても、それは死者が生者の世界を侵すことに変わりはない。<br>世界とは生者のものであり、彼らがどのように足掻こうともちゃんと証を残してくれる。決して死者が口を出して良いものではないのだ。
;「――失われたものへの追悼はあるけれど なに、地球が無くなったわけでもない。<br> 道があるのなら、自分はきっと歩いていける。<br> 願いに、目的に貴賤はない。小さくとも、一つだけであっても、叶えたい願いを持って歩き続ければ、最後に、大きな花を咲かすだろう。<br> それが、ついには自分をここまで連れてきたように。<br> 心配はない。現在(そこ)には変えて行こうとする人々がいて。大切に思える人がいる。 <br> 一緒に、同じ時を生きていく事が出来る。一緒に進んでいく事が出来る。<br> ああ――それはなんて待ち遠しい、希望に満ちた――」
;「――失われたものへの追悼はあるけれど なに、地球が無くなったわけでもない。<br> 道があるのなら、自分はきっと歩いていける。<br> 願いに、目的に貴賤はない。小さくとも、一つだけであっても、叶えたい願いを持って歩き続ければ、最後に、大きな花を咲かすだろう。<br> それが、ついには自分をここまで連れてきたように。<br> 心配はない。現在(そこ)には変えて行こうとする人々がいて。大切に思える人がいる。 <br> 一緒に、同じ時を生きていく事が出来る。一緒に進んでいく事が出来る。<br> ああ――それはなんて待ち遠しい、希望に満ちた――」
:いくら元から記憶喪失だったとはいえ、あまりにも脳天気な一言に周囲はドン引きした。
:いくら元から記憶喪失だったとはいえ、あまりにも脳天気な一言に周囲はドン引きした。
;「天才しか居ないこの場において」<br>「凡人である自分こそが逆に非凡ーー!」
;「天才しか居ないこの場において」<br>「凡人である自分こそが逆に非凡――!」
:レオに凡人と言われた時に出した自分探しの答え……ではなくただの悲しい現実逃避。
:レオに凡人と言われた時に出した自分探しの答え……ではなくただの悲しい現実逃避。
記憶の無い主人公を今まで欺いてきたと告白するキャス狐。だがそんな彼女を誰よりも見、支えてきたのは主人公だった。
記憶の無い主人公を今まで欺いてきたと告白するキャス狐。だがそんな彼女を誰よりも見、支えてきたのは主人公だった。
;「こんな、うるさいだけで寂しいのは良くない。
;「こんな、うるさいだけで寂しいのは良くない。<br>自分たちだけじゃなくて何もかも一緒なのも良くない。<br>なによりキャスターらしくもない。<br>終わるときは笑顔で、<br>楽しかった思い出を、数えきれないぐらい<br>語りながら終わるのがいい。」<br>「だから、こんな我慢に満ちた結末は認めない。<br>この戦いが終わったら国を捨てよう。<br>傾国の女王様も魅力的ではあったけれど、やっぱり――」<br>「――明るい瞳、朗らかな声。<br>誰よりも愛らしく微笑みかけてくる姿。<br>やっぱり、いつも賑やかな、太陽のようなキミがいい。」
ようやく心が通じ合ったふたりの感動の場面――のはずが。流石シリアスクラッシャー。この後すぐ辛抱堪らず、天に座す大元に歓喜の雄たけびをあげる。
ようやく心が通じ合ったふたりの感動の場面――のはずが。流石シリアスクラッシャー。この後すぐ辛抱堪らず、天に座す大元に歓喜の雄たけびをあげる。
;「旅はまだ終わらない。<br>少なくとも、キミの旅は。<br>まだ駆けるべき草原の夢が残っている。<br>――アルテラ。<br>二度とおまえ(あなた)を、誰にも破壊させはしない――」
;「旅はまだ終わらない。<br>少なくとも、キミの旅は。<br>まだ駆けるべき草原の夢が残っている。<br>――アルテラ。<br>二度とおまえ(あなた)を、誰にも破壊させはしない――」
:世界を救い消え去ったアルテラ。その最期を見届けた”空っぽ”の主人公が出した結論。自壊し薄れゆく意識の中、一縷の希望を過去の自分に託す。
:世界を救い消え去ったアルテラ。その最期を見届けた”空っぽ”の主人公が出した結論。自壊し薄れゆく意識の中、一縷の希望を過去の自分に託す。
== メモ ==
== メモ ==
*主人公の令呪は左手にある。だがドラマCD版では他の全マスターは令呪が右手にある。
*主人公の令呪は左手にある。だがドラマCD版では他の全マスターは令呪が右手にある。
*『[[まほうつかいの箱|TYPE-MOON VOICE PHANTASM「ひびちからじお!」]]』(81杯目)内の箱番組『Fate/EXTRA 月海原学園放送部』冒頭のショートドラマにて、女主人公が喋ったことがある。声は当該回のゲストであった下屋則子氏(間桐桜・BB 役)。<br />このショートドラマの内容は、間桐桜(ないしBB)が岸波白野を名乗り、男主人公と入れ替わるというある種のホラー的な展開だった。下屋女史はドラマの内容としても女主人公を演じたわけではないのだが、色々な所で女主人公のCVが下屋女史であるという話が広まってしまい、ドラマCD脚本担当の九条ケント氏がわざわざ「正式なキャストではない」と発言することになった。
*『[[まほうつかいの箱|TYPE-MOON VOICE PHANTASM「ひびちからじお!」]]』(81杯目)内の箱番組『Fate/EXTRA 月海原学園放送部』冒頭のショートドラマにて、女主人公が喋ったことがある。声は当該回のゲストであった下屋則子氏(間桐桜・BB 役)。<br />このショートドラマの内容は、間桐桜(ないしBB)が岸波白野を名乗り、男主人公と入れ替わるというある種のホラー的な展開だった。下屋女史はドラマの内容としても女主人公を演じたわけではないのだが、色々な所で女主人公のCVが下屋女史であるという話が広まってしまい、ドラマCD脚本担当の九条ケント氏がわざわざ「正式なキャストではない」と発言することになった。
**男性主人公はドラマCDで早い段階からCVがついていたが、女性主人公はこのように長らく声の出演機会に恵まれておらず、『[[カプセルさーばんと]]』に至っては「無口なのでCVがない」という扱いにされていた。正式なCVが決定したのは『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』から。
*人間関係を見れば分るように、初登場作品で既に'''タイプムーンのメインヒロイン達のほとんどと面識がある'''。足りないのは[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]だけである。蒼崎姉妹を除けば'''殺し合い'''を通じて知り合った仲というのも、型月らしいと言えばらしいのか………。
*人間関係を見れば分るように、初登場作品で既に'''タイプムーンのメインヒロイン達のほとんどと面識がある'''。足りないのは[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]だけである。蒼崎姉妹を除けば'''殺し合い'''を通じて知り合った仲というのも、型月らしいと言えばらしいのか………。
**最新作『EXTELLA』にて、[[アルトリア・ペンドラゴン]]の参戦が決定したことで見事コンプリートとなった。
**最新作『EXTELLA』にて、[[アルトリア・ペンドラゴン]]の参戦が決定したことで見事コンプリートとなった。
== 脚注 ==
== 脚注 ==
<references/>
===注釈===
<references group = "注"/>
===出典===
<references group = "出"/>
== リンク ==
== リンク ==
[[Category:登場人物さ行]]
[[Category:登場人物さ行]]
[[Category:主人公]]
[[category:マスター]]
[[category:マスター]]
[[Category:Fate/EXシリーズ]]
[[Category:Fate/EXシリーズ]]
[[Category:Fate/EXTRA Last Encore]]
[[Category:Fate/EXTRA Last Encore]]
[[Category:フェイト/育ステラ]]
[[Category:フェイト/育ステラ]]
[[Category:アーネンエルベの一日]]
[[Category:氷室の天地 Fate/school life]]
[[Category:ALL AROUND TYPE-MOON]]
[[Category:ちびちゅき!]]
[[Category:ちびちゅき!]]
[[Category:カプセルさーばんと]]
[[Category:カプセルさーばんと]]
[[Category:主人公]]
[[Category:コハエース]]