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孤独な世界、今の世界と異なる姿、そういった間違ってしまった世界の端末を増やすために使うエネルギーは、この次元には存在しない。並行世界は雪だるまのように増え続け、やがては次元の容量を超えてしまう。大雑把な目算であるが、地球の文明レベルであれば、それがこのまま百年も続ければこの太陽系は破裂してしまう<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。
 
孤独な世界、今の世界と異なる姿、そういった間違ってしまった世界の端末を増やすために使うエネルギーは、この次元には存在しない。並行世界は雪だるまのように増え続け、やがては次元の容量を超えてしまう。大雑把な目算であるが、地球の文明レベルであれば、それがこのまま百年も続ければこの太陽系は破裂してしまう<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。
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それを防ぐために、世界がある程度進むと可能性の統計をとり、“次の世代の運営”に無理のない結末だけを存続させる。要は百年単位で「ここまで」と集計を取り、“少なくとも、あと百年は続けられる”と保証された世界にだけ可能性を許し、不要と判断した世界の並行世界、その未来を閉ざす方法を行っている。これによって人間は生存し、繁栄し、太陽系は情報量によって飽和する事なく、向こう一億年は今の方式で存続できる<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。これを魔術世界では『剪定事象』と呼び、この機能があることで「我々の宇宙は今も問題なく広がっている」と魔術協会は考察している<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節">『永久凍土帝国 アナスタシア』第15節。</ref>。
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それを防ぐために、世界がある程度進むと可能性の統計をとり、“次の世代の運営”に無理のない結末だけを存続させる。要は百年単位で「ここまで」と集計を取り、“少なくとも、あと百年は続けられる”と保証された世界にだけ可能性を許し、不要と判断した世界の並行世界、その未来を閉ざす方法を行っている。これによって人間は生存し、繁栄し、太陽系は情報量によって飽和する事なく、向こう一億年は今の方式で存続できる<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。これを魔術世界では『剪定事象』と呼び、この機能があることで「我々の宇宙は今も問題なく広がっている」と魔術協会は考察している<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節">『永久凍土帝国 アナスタシア』第15節「皇女アナスタシア」。</ref>。
    
基本、並行世界があると仮定した場合、そこでの文明・ライフスタイルはみんな同じものであり、『皆コースが同じ』である以上『基本世界』とは少ししか差異はないが、何か突拍子のない展開・天変地異や技術のブレイクスルーによってたまにコースから外れる歴史、そういった『コースを外れるほどの変化』を迎えた世界は、この宇宙では『違うもの』として削除される<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節"/>。別視点で見ると、あまたに存在する並行世界に文明のズレはないが、いき過ぎた崩壊、いき過ぎた進化をとげた世界に並行世界は存在せず、もう結末が決定してしまった袋小路(デッドエンド)のようなものと化する。大樹に置き換えるのならば、幹である中心部分は成長を続けられるが、枝葉は育ってもいずれ限界を迎えてしまい、大幹を保つために伐採されてしまうのである<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。
 
基本、並行世界があると仮定した場合、そこでの文明・ライフスタイルはみんな同じものであり、『皆コースが同じ』である以上『基本世界』とは少ししか差異はないが、何か突拍子のない展開・天変地異や技術のブレイクスルーによってたまにコースから外れる歴史、そういった『コースを外れるほどの変化』を迎えた世界は、この宇宙では『違うもの』として削除される<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節"/>。別視点で見ると、あまたに存在する並行世界に文明のズレはないが、いき過ぎた崩壊、いき過ぎた進化をとげた世界に並行世界は存在せず、もう結末が決定してしまった袋小路(デッドエンド)のようなものと化する。大樹に置き換えるのならば、幹である中心部分は成長を続けられるが、枝葉は育ってもいずれ限界を迎えてしまい、大幹を保つために伐採されてしまうのである<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。
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あるいは「虚空」、「異界」、「外宇宙」。
 
あるいは「虚空」、「異界」、「外宇宙」。
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TYPE-MOON世界観で言うところの「宇宙」の外側に存在する、「並行宇宙」どころか「異世界」ですらない異邦。'''地球を含む「この宇宙」とは全く異なる法則を有する領域'''であり、それ故に「この宇宙」の存在では干渉することすらできない<ref group = "出" name = "亜種特異点Ⅳ 第8節" > 『禁忌降臨庭園 セイレム』第8節。 </ref>。
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TYPE-MOON世界観で言うところの「宇宙」の外側に存在する、「並行宇宙」どころか「異世界」ですらない異邦。'''地球を含む「この宇宙」とは全く異なる法則を有する領域'''であり、それ故に「この宇宙」の存在では干渉することすらできない<ref group = "出" name = "亜種特異点Ⅳ 第8節" > 『禁忌降臨庭園 セイレム』第8節「最後の結び目」。 </ref>。
    
この領域の存在による干渉は「この宇宙」の秩序や法則、上述した「人理定礎」までもを崩壊に至らしめるとされており、早い話が「繋がってはいけない場所」である。
 
この領域の存在による干渉は「この宇宙」の秩序や法則、上述した「人理定礎」までもを崩壊に至らしめるとされており、早い話が「繋がってはいけない場所」である。
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:西暦2030年の地球と月が舞台となるものの、1970年代から『stay night』とは異なる歴史へと分岐していた世界。大規模な魔術を成すためのエネルギーとなるマナが枯渇し、魔術が本格的に地球上から失われたことで、神秘の時代は完全に終焉を迎え、魔術師たちは表舞台から消滅し、この世界で魔術師を名乗るのは霊子ハッカーと呼ばれる新時代の人類となる<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』163-164頁">『Fate/EXTRA material』163-164頁。</ref>。
 
:西暦2030年の地球と月が舞台となるものの、1970年代から『stay night』とは異なる歴史へと分岐していた世界。大規模な魔術を成すためのエネルギーとなるマナが枯渇し、魔術が本格的に地球上から失われたことで、神秘の時代は完全に終焉を迎え、魔術師たちは表舞台から消滅し、この世界で魔術師を名乗るのは霊子ハッカーと呼ばれる新時代の人類となる<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』163-164頁">『Fate/EXTRA material』163-164頁。</ref>。
 
:世界情勢が非常に悪化しており、中東・アフリカ、アジアは資源を巡る戦乱・紛争が続き、北米諸国は国家が破綻して事実上の無法地帯。『EXTRA』での人類世界を実質的に支配している[[西欧財閥]]の本拠地であるヨーロッパは最も安定した地域であるものの、反西欧財閥勢力によるテロ事件が頻発している。
 
:世界情勢が非常に悪化しており、中東・アフリカ、アジアは資源を巡る戦乱・紛争が続き、北米諸国は国家が破綻して事実上の無法地帯。『EXTRA』での人類世界を実質的に支配している[[西欧財閥]]の本拠地であるヨーロッパは最も安定した地域であるものの、反西欧財閥勢力によるテロ事件が頻発している。
:「'''世界が完結しているため、本作の後の話を作ることは不可能'''」とされている。
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:「''世界が完結しているため、本作の後の話を作ることは不可能''」とされている。
 
:;[[Fate/EXTRA CCC]]
 
:;[[Fate/EXTRA CCC]]
 
::'''『Fate/EXシリーズの中ではあくまでも特殊事案』'''。このためか、EXTELLAの[[主人公_(EXTRA)|主人公]]はCCCでのギルガメッシュとの縁を認知していない。
 
::'''『Fate/EXシリーズの中ではあくまでも特殊事案』'''。このためか、EXTELLAの[[主人公_(EXTRA)|主人公]]はCCCでのギルガメッシュとの縁を認知していない。
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