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609 バイト除去 、 2018年7月14日 (土) 19:08
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:「魔人」になってからは姿が変貌し、頭部に2本の巨大な角を生やし、周囲には彼女に取り込まれた多くの人間の魂が怨霊のような姿で現れ、背後には巨大な髑髏が現れる。この魔人形態は'''随喜自在第三外法快楽天'''と呼ばれる。便宜上のクラス表記は「'''ヘブンズホール'''」。
 
:「魔人」になってからは姿が変貌し、頭部に2本の巨大な角を生やし、周囲には彼女に取り込まれた多くの人間の魂が怨霊のような姿で現れ、背後には巨大な髑髏が現れる。この魔人形態は'''随喜自在第三外法快楽天'''と呼ばれる。便宜上のクラス表記は「'''ヘブンズホール'''」。
 
:若いころは病弱であったが、外界の進んだ医療技術により健康になってからは詠天流の武術や法術を会得しており、魔人となって後は神話礼装を解放したサーヴァントですら捉える事ができない神速の連撃「'''四念回峰行'''」や逆に神話礼装状態のサーヴァントを捕縛しカウンターを叩き込む「'''金剛界智拳印'''」を使用する。
 
:若いころは病弱であったが、外界の進んだ医療技術により健康になってからは詠天流の武術や法術を会得しており、魔人となって後は神話礼装を解放したサーヴァントですら捉える事ができない神速の連撃「'''四念回峰行'''」や逆に神話礼装状態のサーヴァントを捕縛しカウンターを叩き込む「'''金剛界智拳印'''」を使用する。
:終盤では喰らったBBやメルトリリス、パッションリップのおよそ数百体以上のサーヴァントや女神の力によりムーンセルを介する事で文字通り、任意的な物であるが「全能」の力を手に入れており、菩薩<ref group = "注">実際の仏教における尺度では菩薩は軽く太陽系を管理できる神格。</ref>の位階に達している。
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:終盤では喰らったBBやメルトリリス、パッションリップのおよそ数百体以上のサーヴァントや女神の力によりムーンセルの力を使う事で文字通り、任意的な物であるがムーンセルの力である「全能」を手に入れており、菩薩<ref>実際の仏教における尺度では菩薩は軽く太陽系を管理できる神格。</ref>の位階に達している。(ただし何でも出来る全能というものでなく、ヴェルバー本体はムーンセルはどうすることできず、「全人類を自分の妹に」等という願いを実現する場合、10年後くらいには全人類が妹化されるというもの)<br>「人間が彼女に勝てる道理など無い」と[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]は語ったが、BBや[[間桐桜|桜]]、アルターエゴ達を取り込んだために唯一、力をを行使出来ない存在である主人公に対し、その事に気づず挑んだ事が原因で敗北した<ref>これは主人公に想いを寄せた『桜』達が抵抗したためであり、もしそれに気づいていたなら、闘わずに主人公を違う空間に飛ばし、その空間を潰していたという。</ref>。本作のタイトルである「CCC」(例外処理)はこの出来事に掛かっていると思われる。<br>
:「この世において人間が彼女に勝てる道理など無い」と[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]は語ったが、BBや[[間桐桜|桜]]、アルターエゴ達を取り込んだために唯一「全能の力」を行使出来ない存在である主人公に対し、その事に気づず挑んだ事が原因で敗北した<ref group = "注">これは主人公に想いを寄せた『桜』達が抵抗したためであり、もしそれに気づいていたなら、闘わずに主人公を違う空間に飛ばし、その空間を潰していたという。</ref>。本作のタイトルである「CCC」(例外処理)はこの出来事に掛かっていると思われる。
      
=== スキル ===
 
=== スキル ===
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== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
;この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)
 
;この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)
:魔人化した彼女の対星宝具。人類すべての欲望を受け止める大地母神に変生した彼女は、同時に人類すべての欲望の生け贄でもある。<br>その在り方は、かつて人間の悪性を証明するために悪魔と罵られ、生け贄に祭り上げられたある[[アンリマユ|人工魔]]に類似する。<br>ただし、自ら望んでそのような存在になった点で彼とは大きく異なる。<br>人類全ての欲望のはけ口となった彼女は、コードキャスト・万色悠滞により人々の魂を自身の身体に招き入れ、何十億という快楽の渦を作り上げる。<br>この快楽の渦は知性あるものを融かし、その『人生』を一瞬で昇華させる。わずか一瞬の、しかし永遠の極楽浄土の誕生である。<br>この快楽の渦はどれほど知性構造が異なっていようと、知性あるものには例外なく作用する。地球限定の宝具ではない。<br>地球に残ったあらゆる生き物(人間、動物、植物)に自分の体を捧げ、これを受け入れる事で最大の官能を会得し、成長する権能。その規模の大きさから[[権能|大権能]]として扱われる。<br>異性であるか否かや知性の高さによってこの宝具によるダメージは変動する。<br>アンデルセンは「最低最悪の宝具」と評しており、演出も'''明らかに地球より大きいサイズの魔人化したキアラが開脚した状態で地球を股間に押し付ける'''、というもの<ref group = "注">『EXTRA material』でも「CERO的に通るはずがない」「なんでこれが通ったのかは今以て謎」とコメントしていた。</ref>。<br>ゲーム内では現HP・MPの99%ダメージを与える。ただし、これは「全能を振るうことができない相手」である主人公(のサーヴァント)に対しての効果であり、この制限が無かった場合の効果は不明。
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:魔人化した彼女の対星宝具。人類すべての欲望を受け止める大地母神に変生した彼女は、同時に人類すべての欲望の生け贄でもある。<br>その在り方は、かつて人間の悪性を証明するために悪魔と罵られ、生け贄に祭り上げられたある[[アンリマユ|人工魔]]に類似する。<br>ただし、自ら望んでそのような存在になった点で彼とは大きく異なる。<br>人類全ての欲望のはけ口となった彼女は、コードキャスト・万色悠滞により人々の魂を自身の身体に招き入れ、何十億という快楽の渦を作り上げる。<br>この快楽の渦は知性あるものを融かし、その『人生』を一瞬で昇華させる。わずか一瞬の、しかし永遠の極楽浄土の誕生である。<br>この快楽の渦はどれほど知性構造が異なっていようと、知性あるものには例外なく作用する。地球限定の宝具ではない。<br>地球に残ったあらゆる生き物(人間、動物、植物)に自分の体を捧げ、これを受け入れる事で最大の官能を会得し、成長する権能。その規模の大きさから[[権能|大権能]]として扱われる。<br>異性であるか否かや知性の高さによってこの宝具によるダメージは変動する。<br>アンデルセンは「最低最悪の宝具」と評しており、演出も'''明らかに地球より大きいサイズの魔人化したキアラが開脚した状態で地球を股間に押し付ける'''、というものである<ref>『EXTRA material』でも「CERO的に通るはずがない」「なんでこれが通ったのかは今以て謎」とコメントしていた。</ref>。<br>ゲーム内では現HP・MPの99%ダメージを与える。ただし、これはその力を振るうことの出来ない主人公(のサーヴァント)に対しての効果であり、この制限が無かった場合の効果は不明。
 
   
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
===Fate===
 
===Fate===
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*コードキャスト「万色悠滞」は最初から自分の欲望の為に作ったものではなく、元々はカウンセリング用に作った医療ソフトであった。しかし、使用すると麻薬にも似た多幸感や幸福感・強い中毒性を生じさせる副作用があり、これが西欧財閥の中枢にまで蔓延しかかったので禁忌に指定され、製作者のキアラが指名手配されることとなった。
 
*コードキャスト「万色悠滞」は最初から自分の欲望の為に作ったものではなく、元々はカウンセリング用に作った医療ソフトであった。しかし、使用すると麻薬にも似た多幸感や幸福感・強い中毒性を生じさせる副作用があり、これが西欧財閥の中枢にまで蔓延しかかったので禁忌に指定され、製作者のキアラが指名手配されることとなった。
 
*BBやアルターエゴ達を介してムーンセルを制御している状態で現実世界の地球の事象改変を行う際には、ムーンセルに「願う」のと同様の工程となる。すなわち、「全人類を自分の妹に」等と願った場合、10年後くらいには地球はそのようになる、あるいはその夢がリアル見れる装置を作るため地球全体がそのように運用されるというもの。願った瞬間にそれが叶うと言うわけではない。
 
*BBやアルターエゴ達を介してムーンセルを制御している状態で現実世界の地球の事象改変を行う際には、ムーンセルに「願う」のと同様の工程となる。すなわち、「全人類を自分の妹に」等と願った場合、10年後くらいには地球はそのようになる、あるいはその夢がリアル見れる装置を作るため地球全体がそのように運用されるというもの。願った瞬間にそれが叶うと言うわけではない。
**ムーンセルにはより高次元から過去に干渉する能力もあるので願望が実現される時期を、願った時期より前にすることも可能ではある。しかし、つまるところその工程に入る時期が前倒しになるになるだけの話で、願望を実現する際に時間を要すること自体は同じである。
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**ムーンセルにはより高次元から過去に干渉する能力もあるが、どのような事も出来る全能というわけでもないため限度があるようである。
 
*名前の元ネタは、「空の境界とFate/stay nightの'''二大外道'''の名前を合わせたもの」とのこと。[[言峰綺礼|言峰'''キ'''レイ]]の「キ」と[[荒耶宗蓮|'''アラ'''ヤ宗蓮]]の「アラ」で「キアラ」であろう。
 
*名前の元ネタは、「空の境界とFate/stay nightの'''二大外道'''の名前を合わせたもの」とのこと。[[言峰綺礼|言峰'''キ'''レイ]]の「キ」と[[荒耶宗蓮|'''アラ'''ヤ宗蓮]]の「アラ」で「キアラ」であろう。
 
*『Fate/Grand Order』で、まさかの[[ビースト]]&[[アルターエゴ]]化。『CCC』の段階で'''人類全てを愛する'''と語っているので、人類愛=人類悪という命題が課せられたビーストの資格を得るのは、ある意味必然か。
 
*『Fate/Grand Order』で、まさかの[[ビースト]]&[[アルターエゴ]]化。『CCC』の段階で'''人類全てを愛する'''と語っているので、人類愛=人類悪という命題が課せられたビーストの資格を得るのは、ある意味必然か。
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;TYPE-MOON世界最強?
 
;TYPE-MOON世界最強?
 
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*作中においては主人公に敗れたものの、その能力は次元違いで[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|キャスター (CCC・青)]]は「全能の力」と称しており、あらゆる事を可能にする彼女に勝てる者はもはや存在しないと明言している。また「この世、全ての欲」は知性さえあれば地球外の生命体にも作用すると説明されている為に[[ORT]]や[[朱い月のブリュンスタッド]]といった[[アリストテレス]]にすら適用される可能性が高いので一部のファンの間では彼女こそがTYPE-MOON世界最強の存在なのではないかと囁かれている。
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*作中においては主人公に敗れたものの、そのムーンセル能力は次元違いで[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|キャスター (CCC・青)]]曰く「全能の力」と称している(前述のとおり何でも出来るというわけではない)。また「この世、全ての欲」は知性さえあれば地球外の生命体にも作用すると説明されている為に[[ORT]]や[[朱い月のブリュンスタッド]]といった[[アリストテレス]]にすら適用される可能性が高いので一部のファンの間では彼女こそがTYPE-MOON世界最強の存在なのではないかと囁かれている。
 
**「人」に近い性質を持つ生命体であれば勝ち目はまず無いが、元々生命体とは言い難い物体に作用するかは不明。とはいえ、現在彼女を抑えられると「EXTRA material」で断言されているのは[[覚者|性欲完全オフが可能な<ruby><rb>天</rb><rp>(</rp><rt>かみ</rt><rp></rp></ruby>]]と、[[玉藻の前|金色白面]]の二者のみである。
 
**「人」に近い性質を持つ生命体であれば勝ち目はまず無いが、元々生命体とは言い難い物体に作用するかは不明。とはいえ、現在彼女を抑えられると「EXTRA material」で断言されているのは[[覚者|性欲完全オフが可能な<ruby><rb>天</rb><rp>(</rp><rt>かみ</rt><rp></rp></ruby>]]と、[[玉藻の前|金色白面]]の二者のみである。
 
**現に、[[BB]]らにとって庇護の対象である主人公は無論、そのサーヴァントらも宝具に耐えきっており、前哨戦では空間転移等もさしたる苦も無く乗り切っている。
 
**現に、[[BB]]らにとって庇護の対象である主人公は無論、そのサーヴァントらも宝具に耐えきっており、前哨戦では空間転移等もさしたる苦も無く乗り切っている。
*あくまで考察の範囲だが霊長の守護者を始め、ガイアやアラヤが顕現させた抑止力は自由意志を持たない。いわば欲望を出そうにも自我が無いに等しい状態なので、「全能の神」となったキアラが地上に顕現する、あるいは顕現しようとした場合抑止力と衝突するかもしれない、もっともその時の彼女を滅ぼすのは朱い月でも厳しそうだが。
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*あくまで考察の範囲だが霊長の守護者を始め、ガイアやアラヤが顕現させた抑止力は自由意志を持たない。いわば欲望を出そうにも自我が無いに等しい状態なので、キアラが地上に顕現する、あるいは顕現しようとした場合抑止力と衝突するかもしれない。
 
**というか地上の全人類が欲望の果てに滅びようが星自身には無関係なので、ガイアが機能しない可能性が高い。そのため、アラヤのみで彼女を制止せねばならなくなるだろう。だがTYPE-MOONでは星も生命の一つとして考えられている部分があるので星に害アリと判断した場合は動かざるをえないだろうが。
 
**というか地上の全人類が欲望の果てに滅びようが星自身には無関係なので、ガイアが機能しない可能性が高い。そのため、アラヤのみで彼女を制止せねばならなくなるだろう。だがTYPE-MOONでは星も生命の一つとして考えられている部分があるので星に害アリと判断した場合は動かざるをえないだろうが。
**ただ、前述のように'''主人公に全能の力を振るえない事に気付かず'''敗北しているので、この時点で抑止力が働いたと解釈する事もできなくはない。<br>もっとも主人公は人間ではなく自我に目覚めたNPCであるため、抑止力が働いたとは考えにくいが、代わりにサーヴァント達に抑止力の補正がかかったと考えることもできなくは無い。
   
*……が、彼女はムーンセルに来る以前に彼女の信徒の一人によって殺害されているので、実は主人公に敗れる以前に既に一度敗れている。そういう意味ではボスクラスのキャラクターとしては、むしろTYPE-MOON世界においては最弱という解釈も出来る。だが、前述の彼女の山育ち振りから、殺した相手が相当異常な能力値か経緯を持っていたことを考えると……。
 
*……が、彼女はムーンセルに来る以前に彼女の信徒の一人によって殺害されているので、実は主人公に敗れる以前に既に一度敗れている。そういう意味ではボスクラスのキャラクターとしては、むしろTYPE-MOON世界においては最弱という解釈も出来る。だが、前述の彼女の山育ち振りから、殺した相手が相当異常な能力値か経緯を持っていたことを考えると……。
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== 脚注 ==
 
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===注釈===
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===出典===
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