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391 バイト追加 、 2018年7月15日 (日) 15:01
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
ミスティックコード。<br>[[魔術]]の儀礼に際し使用される装備・道具。単に「礼装」とも呼ばれる。<br>要するに、おとぎ話に出てくる「魔法使いの杖」に相当するもの。<br>機能は大きく二系統に分類されており、一つは魔術師の魔術行使を増幅・補充し、魔術師本人が行う魔術そのものを強化する'''「増幅機能」'''、もう一つはそれ自体が高度な魔術理論を帯び、魔術師の魔力を動力源として起動して定められた神秘を実行する'''「限定機能」'''。<br>前者の機能を主に発揮する礼装を「補助礼装」、後者を「限定礼装」と呼ぶ。
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ミスティックコード。<br>[[魔術]]の儀礼に際し使用される装備・道具。単に「礼装」とも呼ばれる。<br>要するに、おとぎ話に出てくる「魔法使いの杖」に相当するもの。<br>機能は大きく二系統に分類されており、一つは魔術師の魔術行使を増幅・補充し、魔術師本人が行う魔術そのものを強化する'''「増幅機能」'''、もう一つはそれ自体が高度な魔術理論を帯び、魔術師の魔力を動力源として起動して定められた神秘を実行する'''「限定機能」'''。<br>前者の機能を主に発揮する礼装を「補助礼装」、後者を「限定礼装」と呼ぶ。宝具も大部分は限定礼装に分類される。
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=== 魔術礼装/魔術品リスト ===
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=== 魔術礼装一覧 ===
「魔術礼装」とは明言されていない、魔術師の作ったモノ、魔術品もリストに含む。
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==== 月姫、MELTY BLOOD ====
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;魔眼殺し
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:制作者:[[蒼崎橙子]]
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:所有者:[[遠野志貴]]、[[メドゥーサ|ライダー]]、蒼崎橙子
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:かけることで[[魔眼]]の力を抑制する眼鏡。<br>『[[月姫]]』、『[[MELTY BLOOD]]』では遠野志貴の「[[直死の魔眼]]」を抑制するために使用。<br>『Fate』ではライダーの「石化の魔眼(キュベレイ)」を抑制するために使用。また、[[遠坂凛]]が応用でコンタクトレンズバージョンも作ったりしたが、宝石を使い捨てるという、とんでもないコストがかかるものだった。<br>『[[フェイト/タイガーころしあむ]]』に登場したものは改良が加えられており、'''着用者の胸を小さくする'''機能が付加されていた。ライダーのコンプレックスを解消する為に付加されたものだが、間違って着用した凛にとっては大迷惑だった。
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;エーテライト
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:所有者:[[シオン・エルトナム・アトラシア]]
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:[[魔術協会|アトラス院]]のエルトナム家に伝わる秘伝。元々は医療用に開発された、エーテルで構築した擬似神経繊維。<br>他者の神経へ介入(ハッキング)し、脳髄からは情報を、魂からは思考法則を読み取ることができる。ただし自身の自我が成長すると他者の知識や理念を拒絶してしまうため、完璧に使いこなすには完全な中立を保つ必要がある。鞭のように振るい、鋭い切れ味を持つ鋼線としての使用も可能。
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  −
==== Fate ====
  −
;[[聖杯]]
  −
:原義を言うならば、最後の晩餐でキリストが使い、その血を受けた杯のこと。<br>[[聖杯戦争]]で奪い合う聖杯は「万能の願望機」と呼ばれる魔術礼装。
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  −
;宝石
  −
:所有者:宝石魔術師([[遠坂時臣]]、[[遠坂凛]]、[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]、ほか)
  −
:宝石魔術を使う魔術師が触媒として扱うもの。Heavens feelルートでは補助礼装、『Fate/side material』では使い捨ての限定礼装として紹介されている。<br>魔力を宝石に溜め込み、媒介や増幅装置として扱うことが多い。年季や曰く付きのものの方が魔力をこめやすいために新品はあまり使われない。<br>ただし、触媒として使ってしまうと灰になって消えてしまうため、費用が非常にかさむ。
      
;アゾット剣
 
;アゾット剣
:所有者:[[遠坂時臣]]→[[言峰綺礼]]→[[遠坂凛]](→??)
+
:所有者:[[遠坂時臣]]→[[言峰綺礼]]→[[遠坂凛]](→??)、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]
:剣の形をしているが、本質は魔術儀礼用の杖。見習いを卒業した魔術師が師から送られるものとして有名。<br>作品中に登場したものは、遠坂家伝来の宝石細工の品。魔力を溜め込む事ができる。時臣から綺礼へ、その後凛の後見人となった綺礼から凛へと受け継がれた。最終的にはゲームの各ルートによって使用方法が異なる。
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:剣の形をしているが、本質は魔術儀礼用の杖。見習いを卒業した魔術師が師から送られるものとして有名。大元は近代錬金術の基礎を築いた男が愛用した短剣とされる。
 +
:作品中に登場したものは、遠坂家伝来の宝石細工の品。魔力を溜め込む事ができる。時臣から綺礼へ、その後凛の後見人となった綺礼から凛へと受け継がれた。最終的にはゲームの各ルートによって使用方法が異なる。
 
:この剣は、綺礼が時臣の命を奪った剣でもある。それを知らせず凛へと譲り渡すことに、綺礼は歪んだ愉悦を感じた。しかし、セイバールートの最後、綺礼は凛から譲り受けた士郎により、この剣で命を絶たれることとなる。
 
:この剣は、綺礼が時臣の命を奪った剣でもある。それを知らせず凛へと譲り渡すことに、綺礼は歪んだ愉悦を感じた。しかし、セイバールートの最後、綺礼は凛から譲り受けた士郎により、この剣で命を絶たれることとなる。
   −
;偽臣の書
+
;月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)
:所有者:[[間桐桜]]→[[間桐慎二]]
+
:所有者:[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]→[[ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ]]
:[[令呪]]を一画消費して作られる、マスター権譲渡用の礼装。Zeroでも切嗣が言及しており、どうやら間桐家限定のものではないらしい。
+
:[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]の切り札。水と風、ふたつの属性に共通する流体操作術式をベースに、ケイネスの魔力を充填して意のままに操る水銀。自在に形態を変化させ、攻撃・防御・索敵を可能とする芸達者なシロモノ。咄嗟の防御などは自律的に行う。簡易ゴーレムの一種であり、使用中は礼装というよりも[[使い魔]]に近い。<br>圧力をかけることでダイヤモンドをも切り裂く刃に変わり、膜状に展開すればクレイモア地雷やマシンガン掃射に耐える盾にもなる。滴を周囲に散らせて広範囲を索敵することも可能。しかし、触覚でわかる物しか索敵できず、変化と駆動は圧力・遠心力で為すために動きが比較的単調であったり、膜状展開後の即時変化はできないなど、特性故の弱点も存在する。<br>使用しない時には陶磁の大瓶に入れて運んでいる。10リットルの水銀の質量は約140キログラムに及ぶが、ケイネスは重量軽減魔術で小脇に抱えて運べるようにした。ケイネスの死後はライネスによって[[トリムマウ|使用人兼ボディガード]]として改良された。
:魔力供給源は元マスター。その魔力を利用することで、魔術回路を持たない者でも疑似的に魔術を行使可能。
+
<!-- アニメ版では見栄えの問題か、大瓶ではなく小さな試験管に入れていた。その後体積が本来のものになったことになるわけだが、これも魔術だろうか?(その過程は描写されなかった) -->
 
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;宝石剣ゼルレッチ
  −
:制作者/所有者:[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]
  −
:所有者(投影品):[[遠坂凛]]
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:ゼルレッチの生み出した、自身の名前を冠する魔術礼装。その本質は剣ではなく杖。限定的ながらも、[[魔法|第二魔法]]を行使する限定礼装である。使用した空間に、平行世界へとつながる極小の穴を穿ち、大気中のマナを採取する。人間が通れるような穴はあけられないが、無限大のマナ供給を得られる。獲得・結束した魔力を光の斬撃として射出する。<br>かつて、ゼルレッチが[[朱い月のブリュンスタッド|朱い月]]の大技「月落とし」を打ち破った際にも使われていた。<br>[[Fate/stay night]]』では凛が使用。大聖杯が収められた龍洞での最終決戦で用いられた。<br>凛が使用したものは、ペナルティとして、使用するごとに腕の筋繊維が一本一本切断されていくという弱点があるが、ゼルレッチの所有するオリジナルにもこの弱点があるかどうかは不明。
      
;[[マジカルルビー|カレイド]][[マジカルサファイア|ステッキ]]
 
;[[マジカルルビー|カレイド]][[マジカルサファイア|ステッキ]]
 
:制作者:[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]
 
:制作者:[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]
 
:所有者:[[遠坂凛]]、ほか
 
:所有者:[[遠坂凛]]、ほか
:宝石翁ゼルレッチが作った礼装の一つ。宝石剣を作る片手間で製作された「愉快型自立魔術礼装」。片手間の癖して、自分のメインウェポンである宝石剣よりも高度な魔術理論が使用されている。<br>効果は[[魔法|第二魔法]]の応用で平行世界の自分が習得しているスキルをダウンロードし使用する、というもの。<br>ついでに杖の用途・使い方を伝えるための「[[マジカルルビー|人工天然精霊]]」が宿っている。[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]では[[マジカルルビー]]と[[マジカルサファイア]]という人工天然精霊が登場。使用者に莫大な魔力を「なんとなく」で授ける傍迷惑極まりない代物。使用した場合どうなるかは[[遠坂凛|使っちゃった人]]の頁も参照。<br>
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:宝石翁ゼルレッチが作った礼装の一つ。宝石剣を作る片手間で製作された「愉快型自立魔術礼装」。片手間の癖して、自分のメインウェポンである宝石剣よりも高度な魔術理論が使用されている。<br>効果は[[魔法|第二魔法]]の応用で平行世界の自分が習得しているスキルをダウンロードし使用する、というもの。ついでに杖の用途・使い方を伝えるための「[[マジカルルビー|人工天然精霊]]」が宿っている。使用した場合どうなるかは[[遠坂凛|使っちゃった人]]の頁も参照。<!-- 一時的に宿主(使用者)の意識をぶっ飛ばして精霊が掌握してしまうため、ポーズを決めてこっぱずかしいセリフを吐かされるなどなど。 -->
<!-- 一時的に宿主(使用者)の意識をぶっ飛ばして精霊が掌握してしまうため、ポーズを決めてこっぱずかしいセリフを吐かされるなどなど。 -->
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:『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』では[[マジカルルビー]]と[[マジカルサファイア]]という人工天然精霊が登場。使用者に莫大な魔力を「なんとなく」で授ける傍迷惑極まりない代物。
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;キャスターの杖
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:製作者/所有者:[[メディア]]
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:所有者:[[アルクェイド・ブリュンスタッド|ファンタズムーン]]
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:正式名称と能力は共に不明。作中ではこの杖を向けるだけで爆撃できていた。
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:『[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]』ではファンタズムーンが所持。以前、キャスターの元から強引に奪った。キャスターから返却を求められるも無視。キャスター曰く「それ、魔術礼装としての使い方してないでしょう!」、「何てもったいない……それは私が丹精込めて作った一級品で、月をモチーフにしたような優美なデザインも密かに気に入ってるのに……」とのこと。
    
;天のドレス
 
;天のドレス
 
:所有者:[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]、[[アイリスフィール〔天の衣〕|アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
:所有者:[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]、[[アイリスフィール〔天の衣〕|アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
:『Fate/complete material Ⅲ』にて限定礼装とされる。アインツベルンに伝わる純白のドレスで、[[聖杯|大聖杯]]を制御する心臓であり、魂を数秒だけ物質化させるという[[魔法|第三魔法]]に近い魔術を帯びている。
 
:『Fate/complete material Ⅲ』にて限定礼装とされる。アインツベルンに伝わる純白のドレスで、[[聖杯|大聖杯]]を制御する心臓であり、魂を数秒だけ物質化させるという[[魔法|第三魔法]]に近い魔術を帯びている。
:千年かけて積み上げた、第三魔法に至る為の魔術回路とも表される。『Fate/Zero』によるとイリヤに追加の魔術回路として被せることで、心臓だけでなく全身を聖杯の器として機能させる。
   
:黄金でできており、万物を統べる指輪が変形した7つの孔はサーヴァントの魂を収める度に1つずつ光り出していく。人間が触ると黄金に変じてしまうため、運用は精霊や小人、ホムンクルスが行う。
 
:黄金でできており、万物を統べる指輪が変形した7つの孔はサーヴァントの魂を収める度に1つずつ光り出していく。人間が触ると黄金に変じてしまうため、運用は精霊や小人、ホムンクルスが行う。
 
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:『Fate/hollow ataraxia』では千年かけて積み上げた、第三魔法に至る為の魔術回路とも表される。『Fate/Zero』によるとイリヤに追加の魔術回路として被せることで、心臓だけでなく全身を聖杯の器として機能させる。
;キャスターの杖
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:製作者/所有者:[[メディア]]
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:所有者:[[アルクェイド・ブリュンスタッド|ファンタズムーン]]
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:正式名称と能力は共に不明。キャスターのサーヴァントであるメディアが所持しているが、[[宝具]]ではなく魔術礼装。『stay night』や『hollow』で大魔術を行使する際にこの杖を手にしている。<br>『タイガーころしあむ アッパー』ではファンタズムーンが所持。以前、キャスターの元から強引に奪った。キャスターから返却を求められるも無視。キャスター曰く「それ、魔術礼装としての使い方してないでしょう!」「何てもったいない……それは私が丹精込めて作った一級品で、月をモチーフにしたような優美なデザインも密かに気に入ってるのに……」とのこと。
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;ヘカテの錫杖
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:製作者:ヘカテ
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:所有者:[[メディア]]、[[メディア〔リリィ〕]]
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:女神ヘカテより賜わった錫杖。デザインや色は『Fate/Grand Order』で[[メディア〔リリィ〕]]が戦闘時に使用する錫杖。
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;マグダラの聖骸布
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:所有者:[[カレン・オルテンシア]]
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:『Fate/hollow ataraxia』で男性を拘束することに特化した魔術礼装とされる。赤い聖骸布。
  −
:特化しているだけあって、手足に巻き付くだけで呼吸困難にできる。使い手がその場から離れても拘束は解かれない。
  −
:[[ヘラクレス|バーサーカー]]をも拘束することができるが、殺傷能力はない為、破られるのを待つだけになる。また外からの攻撃には弱い様で、作中では[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]にあっさり切り払われていた。
  −
:尚、性別は肉体ではなく魂で判断する。『トラぶる花札道中記EX』ではこれで[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]を拘束できる可能性に触れていた。
      
;トンプソン・コンテンダー&起源弾
 
;トンプソン・コンテンダー&起源弾
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:;トンプソン・コンテンダー
 
:;トンプソン・コンテンダー
 
::起源弾を放つために使用する銃。トンプソン/センター・アームズ社が開発した単発式ハンティング・ピストル。切嗣は、兵装としてこれら以外にも複数種類の銃火器を使用している。<br>因みに、正規品で.30-06スプリングフィールド弾は撃てないのだが、『Fate/Zero material』で魔術的行程で鍛造した銃身に交換していることが判明した。
 
::起源弾を放つために使用する銃。トンプソン/センター・アームズ社が開発した単発式ハンティング・ピストル。切嗣は、兵装としてこれら以外にも複数種類の銃火器を使用している。<br>因みに、正規品で.30-06スプリングフィールド弾は撃てないのだが、『Fate/Zero material』で魔術的行程で鍛造した銃身に交換していることが判明した。
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;月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)
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:所有者:[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]→[[ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ]]
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:[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]の切り札。水と風、ふたつの属性に共通する流体操作術式をベースに、ケイネスの魔力を充填して意のままに操る水銀。自在に形態を変化させ、攻撃・防御・索敵を可能とする芸達者なシロモノ。咄嗟の防御などは自律的に行う。簡易ゴーレムの一種であり、使用中は礼装というよりも[[使い魔]]に近い。<br>圧力をかけることでダイヤモンドをも切り裂く刃に変わり、膜状に展開すればクレイモア地雷やマシンガン掃射に耐える盾にもなる。滴を周囲に散らせて広範囲を索敵することも可能。しかし、触覚でわかる物しか索敵できず、変化と駆動は圧力・遠心力で為すために動きが比較的単調であったり、膜状展開後の即時変化はできないなど、特性故の弱点も存在する。<br>使用しない時には陶磁の大瓶に入れて運んでいる。ケイネスは小脇に抱えて運んでいたが、重量軽減魔術のおかげ。10リットルの水銀の質量は約140キログラムに及ぶ。ケイネスの死後はライネスによって[[トリムマウ|使用人兼ボディガード]]として改良された。
  −
<!-- アニメ版では見栄えの問題か、大瓶ではなく小さな試験管に入れていた。その後体積が本来のものになったことになるわけだが、これも魔術だろうか?(その過程は描写されなかった) -->
      
;接続強化型魔術礼装(ブロンズリンク・マニピュレーター)
 
;接続強化型魔術礼装(ブロンズリンク・マニピュレーター)
90行目: 51行目:  
::接続強化型魔術礼装の腕の一つ。戦闘時はフィオレの右脚を代行する。へら状に変形し、魔術師の心臓の爆発を抑え込むほどの強度を持つ。
 
::接続強化型魔術礼装の腕の一つ。戦闘時はフィオレの右脚を代行する。へら状に変形し、魔術師の心臓の爆発を抑え込むほどの強度を持つ。
   −
;ソードオフの無銘の水平二連式ショットガン
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;宝石
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:所有者:宝石魔術師([[遠坂時臣]]、[[遠坂凛]]、[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]、ほか)
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:Heavens feelルートでは補助礼装、『Fate/side material』では使い捨ての限定礼装として紹介されている。宝石魔術を使う魔術師が触媒として扱うもの。<br>魔力を宝石に溜め込み、媒介や増幅装置として扱うことが多い。年季や曰く付きのものの方が魔力をこめやすいために新品はあまり使われない。<br>ただし、触媒として使ってしまうと灰になって消えてしまうため、費用が非常にかさむ。
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;宝石剣ゼルレッチ
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:制作者/所有者:[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]
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:所有者(投影品):[[遠坂凛]]
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:ゼルレッチの生み出した、自身の名前を冠する魔術礼装。その本質は剣ではなく杖。限定的ながらも、[[魔法|第二魔法]]を行使する限定礼装である。使用した空間に、平行世界へとつながる極小の穴を穿ち、大気中のマナを採取する。人間が通れるような穴はあけられないが、無限大のマナ供給を得られる。獲得・結束した魔力を光の斬撃として射出する。<br>かつて、ゼルレッチが[[朱い月のブリュンスタッド|朱い月]]の大技「月落とし」を打ち破った際にも使われていた。
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:『Fate/stay night』では凛が使用。大聖杯が収められた龍洞での最終決戦で用いられた。<br>凛が使用したものは、ペナルティとして、使用するごとに腕の筋繊維が一本一本切断されていくという弱点があるが、ゼルレッチの所有するオリジナルにもこの弱点があるかどうかは不明。
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;マグダラの聖骸布
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:所有者:[[カレン・オルテンシア]]
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:『Fate/hollow ataraxia』で男性を拘束することに特化した魔術礼装とされる。赤い聖骸布。
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:特化しているだけあって、手足に巻き付くだけで呼吸困難にできる。使い手がその場から離れても拘束は解かれない。
 +
:[[ヘラクレス|バーサーカー]]をも拘束することができるが、殺傷能力はない為、破られるのを待つだけになる。また外からの攻撃には弱い様で、作中では[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]にあっさり切り払われていた。
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:尚、性別は肉体ではなく魂で判断する。『トラぶる花札道中記EX』ではこれで[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]を拘束できる可能性に触れていた。
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;無銘のソードオフの水平二連式ショットガン
 
:製作者/所有者:[[獅子劫界離]]
 
:製作者/所有者:[[獅子劫界離]]
 
:撃針部などに呪術的な処理を施されているが、肝心なのは銃そのものより弾丸で、人の指を加工した弾が装填されている。<br>ガンドと死霊魔術を組み合わせて作られたこの「指弾」は、進行方向に存在する体温を感知し自動で軌道修正を行い、標的に命中してからも心臓に向かって進み続け、呪いを破裂させることで確実に標的を殺害する一撃必殺の『魔弾』である。
 
:撃針部などに呪術的な処理を施されているが、肝心なのは銃そのものより弾丸で、人の指を加工した弾が装填されている。<br>ガンドと死霊魔術を組み合わせて作られたこの「指弾」は、進行方向に存在する体温を感知し自動で軌道修正を行い、標的に命中してからも心臓に向かって進み続け、呪いを破裂させることで確実に標的を殺害する一撃必殺の『魔弾』である。
97行目: 75行目:  
:製作者/所有者:[[ジュリアン・エインズワース]]
 
:製作者/所有者:[[ジュリアン・エインズワース]]
 
:所有者:[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]、[[美遊・エーデルフェルト]]、[[ベアトリス・フラワーチャイルド]]、[[アンジェリカ]]
 
:所有者:[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]、[[美遊・エーデルフェルト]]、[[ベアトリス・フラワーチャイルド]]、[[アンジェリカ]]
:正式名称はサーヴァントカード。『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』に登場する、七種のサーヴァントの姿が描かれたカード。<br>[[ジュリアン・エインズワース]]によって作られた魔術礼装であり、魔術協会でも全貌を解析できない高度な一品。<br>高位の魔術礼装を媒介とすることで英霊の座にアクセスし、力の一端である[[宝具]]を召喚、行使できる。<br>だが、それは力の一端に過ぎず、本質は「自身の肉体を媒介し、その本質を座に居る英霊と置換する」一言で言えば'''「英霊になる」'''アイテム。
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:正式名称はサーヴァントカード。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』に登場する、七種のサーヴァントの姿が描かれたカード。<br>[[ジュリアン・エインズワース]]によって作られた魔術礼装であり、魔術協会でも全貌を解析できない高度な一品。<br>高位の魔術礼装を媒介とすることで英霊の座にアクセスし、力の一端である[[宝具]]を召喚、行使できる。<br>だが、それは力の一端に過ぎず、本質は「自身の肉体を媒介し、その本質を座に居る英霊と置換する」一言で言えば'''「英霊になる」'''アイテム。
    
;栄光の右手(ハンズ・オブ・グローリー)
 
;栄光の右手(ハンズ・オブ・グローリー)
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:極限環境での活動を想定した魔術礼装。
 
:極限環境での活動を想定した魔術礼装。
 
:マスタースキルの『浄化回復』は味方単体のHPを回復&味方単体の防御弱体状態を解除、『幻想強化』は味方単体の攻撃力をアップ<ref group = "注" name="1回" />&味方単体の宝具威力をアップ<ref group = "注" name="1回" />、『予測回避』は味方単体に回避状態<ref group = "注" name="1回" />を付与<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>。
 
:マスタースキルの『浄化回復』は味方単体のHPを回復&味方単体の防御弱体状態を解除、『幻想強化』は味方単体の攻撃力をアップ<ref group = "注" name="1回" />&味方単体の宝具威力をアップ<ref group = "注" name="1回" />、『予測回避』は味方単体に回避状態<ref group = "注" name="1回" />を付与<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>。
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 +
=== 魔術礼装候補一覧 ===
 +
魔術礼装とは明言されていない物。
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;エーテライト
 +
:所有者:[[シオン・エルトナム・アトラシア]]、[[ラニ=Ⅷ]]
 +
:エルトナム家に伝わる秘伝。元々は医療用に開発された、エーテルで構築した擬似神経繊維。<br>他者の神経へ介入(ハッキング)し、脳髄からは情報を、魂からは思考法則を読み取ることができる。ただし自身の自我が成長すると他者の知識や理念を拒絶してしまうため、完璧に使いこなすには完全な中立を保つ必要がある。鞭のように振るい、鋭い切れ味を持つ鋼線としての使用も可能。
 +
:ラニは電脳世界へのダイブや装置の操作に使っている。
 +
 +
;偽臣の書
 +
:所有者:[[間桐桜]]→[[間桐慎二]]
 +
:[[令呪]]を一画消費して作られる、マスター権譲渡用の本。魔力供給源は元マスター。その魔力を利用することで、魔術回路を持たない者でも疑似的に魔術を行使可能。
 +
:『Fate/complete material Ⅲ』によると、魔術的な契約用の本に令呪をかけて作られる。本ではなく、それにかかった令呪がサーヴァントを縛り、令呪を除くマスターの権利を行使できる。
 +
:『Fate/Zero』で切嗣がソラウが使っているのではないかと推測しており、間桐家独自の物ではない。
 +
 +
;[[聖杯]]
 +
:原義を言うならば、最後の晩餐でキリストが使い、その血を受けた杯のこと。
 +
:[[聖杯戦争]]で奪い合う聖杯は「万能の願望機」と呼ばれるレプリカ。『Fate/Zero』で璃正は宝具と呼んでいた。
 +
 +
;ヘカテの錫杖
 +
:製作者:ヘカテ
 +
:所有者:[[メディア]]、[[メディア〔リリィ〕]]
 +
:女神ヘカテより賜わった錫杖。デザインや色は『Fate/Grand Order』で[[メディア〔リリィ〕]]が戦闘時に使用する錫杖。
 +
 +
;魔眼殺し
 +
:制作者:[[蒼崎橙子]]
 +
:所有者:[[遠野志貴]]、[[メドゥーサ|ライダー]]、蒼崎橙子
 +
:かけることで[[魔眼]]の力を抑制する眼鏡。
 +
:『[[月姫]]』シリーズ、『[[MELTY BLOOD]]』シリーズでは遠野志貴が[[直死の魔眼]]を抑制するために使用。
 +
:『Fate』シリーズではライダーが石化の魔眼(キュベレイ)を抑制するために使用。また、[[遠坂凛]]が応用でコンタクトレンズバージョンも作ったりしたが、宝石を使い捨てるという、とんでもないコストがかかるものだった。
 +
:『フェイト/タイガーころしあむ』に登場したものは改良が加えられており、'''着用者の胸を小さくする'''機能が付加されていた。ライダーのコンプレックスを解消する為に付加されたものだが、間違って着用した凛にとっては大迷惑だった。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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