差分

1,492 バイト追加 、 2018年7月19日 (木) 15:50
122行目: 122行目:  
**史実の時点でも十二分にもっともな怒りではあるが、『英霊伝承』で述べられた内容では、一度は手に入れた不死を彼女の手で台無しにされてしまったのだから、激昂するのも当然であろう。
 
**史実の時点でも十二分にもっともな怒りではあるが、『英霊伝承』で述べられた内容では、一度は手に入れた不死を彼女の手で台無しにされてしまったのだから、激昂するのも当然であろう。
 
***なお、その際に使用した毒は、遥か西方の未開の森に生息した「九つの首を持つ蛇」、すなわちヒュドラのものであったが、商売人はそれを売りさばくために限界に薄めたようだ。宝具に記載されてあった「かすり傷程度でも即死」といった効果も、そこから来たのだろうか。
 
***なお、その際に使用した毒は、遥か西方の未開の森に生息した「九つの首を持つ蛇」、すなわちヒュドラのものであったが、商売人はそれを売りさばくために限界に薄めたようだ。宝具に記載されてあった「かすり傷程度でも即死」といった効果も、そこから来たのだろうか。
* 『Grand Order』では強力なライダーであるワイバーンが多数出現する第一特異点攻略のためにアサシンが欠かせないのだが、中でもバランスの取れたステータスと即死効果の宝具を持つ荊軻は[[佐々木小次郎|小次郎]]や[[呪腕のハサン|ハサン]]に並び、ワイバーンキラー・ファヴニールキラーとして大いに活躍できる。
+
*『Fate/Grand Order』では強力なライダーであるワイバーンが多数出現する第一特異点攻略のためにアサシンが欠かせないのだが、中でもバランスの取れたステータスと即死効果の宝具を持つ荊軻は[[佐々木小次郎|小次郎]]や[[呪腕のハサン|ハサン]]に並び、ワイバーンキラー・ファヴニールキラーとして大いに活躍できる。
 
*クリスマスイベント『ほぼ週間サンタオルタさん』に登場した際にはこの戦闘限定のスキル「へべれけパワー」を引っさげて来ており、このスキルを使用すると宝具が即使用可能になるレベルでNPが溜まり、もちろんすぐさま『不還匕首』が飛んでくる。<br>助っ人のサンタオルタがライダーなので、下手をすると最初のターンに宝具を叩き込まれて即死、という展開さえあり、「酔っている方が強い」とさえ言われることも。
 
*クリスマスイベント『ほぼ週間サンタオルタさん』に登場した際にはこの戦闘限定のスキル「へべれけパワー」を引っさげて来ており、このスキルを使用すると宝具が即使用可能になるレベルでNPが溜まり、もちろんすぐさま『不還匕首』が飛んでくる。<br>助っ人のサンタオルタがライダーなので、下手をすると最初のターンに宝具を叩き込まれて即死、という展開さえあり、「酔っている方が強い」とさえ言われることも。
 
** なお、奈須きのこ氏が荊軻が酔っ払ったシーンを書いたものの肝心の立ち絵に酔っ払い差分がなかったため、イラスト担当の高橋慶太郎氏に打診したところ速攻で全表情の差分を書き下ろしたそうな。
 
** なお、奈須きのこ氏が荊軻が酔っ払ったシーンを書いたものの肝心の立ち絵に酔っ払い差分がなかったため、イラスト担当の高橋慶太郎氏に打診したところ速攻で全表情の差分を書き下ろしたそうな。
 
*「暗殺を生業としていたわけではない」というのはゲーム中のプロフィールにもきちんと記されているのだが、なぜか「ハートブレイク☆ケーカちゃん」の中では思いっきり「暗殺を生業にしているため」と言われてしまっている。荊軻本人のサンタへのお願いを紹介した一節なので、作中における事実誤認であるとも考え難い。ただしこのクエストにおいて[[牛若丸]]が[[主人公 (Grand Order)|主人公]]のことを主殿と呼んでいるので、キャラクターたちは皆カルデアへの召喚後であるとも考えられる。そのため、ここでの「暗殺を生業にしている」とはアサシンクラスで召喚されていることを指しているのかもしれない。
 
*「暗殺を生業としていたわけではない」というのはゲーム中のプロフィールにもきちんと記されているのだが、なぜか「ハートブレイク☆ケーカちゃん」の中では思いっきり「暗殺を生業にしているため」と言われてしまっている。荊軻本人のサンタへのお願いを紹介した一節なので、作中における事実誤認であるとも考え難い。ただしこのクエストにおいて[[牛若丸]]が[[主人公 (Grand Order)|主人公]]のことを主殿と呼んでいるので、キャラクターたちは皆カルデアへの召喚後であるとも考えられる。そのため、ここでの「暗殺を生業にしている」とはアサシンクラスで召喚されていることを指しているのかもしれない。
 
*上記のように始皇帝は「何か」と一体化したことにより不死身になっているが、「山海経」に登場する「視肉」という怪物がその候補と見なされている。伝承によると肉が寄り集まったような姿をしており、その肉をいくら食べても再生し、食べた者は不老不死になるとか。始皇帝も、その肉を体に移植でもしたのか、食べた事で自分の体が視肉化でもしたのであろうか。
 
*上記のように始皇帝は「何か」と一体化したことにより不死身になっているが、「山海経」に登場する「視肉」という怪物がその候補と見なされている。伝承によると肉が寄り集まったような姿をしており、その肉をいくら食べても再生し、食べた者は不老不死になるとか。始皇帝も、その肉を体に移植でもしたのか、食べた事で自分の体が視肉化でもしたのであろうか。
**尤も、「立派な皇帝」としての側面を持っているがこのページでは書ききれないと判断し、「強大な敵」としての部分を強調するためにこのような形で描写していることに留意<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853097757715832832 東出祐一郎Twitter]</ref>。中国でトップクラスの英雄を怪物にする扱いに物議を醸してTwitterで炎上騒動となり、執筆担当だった東出祐一郎氏は謝罪している<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853247123466276866 東出祐一郎Twitter][https://twitter.com/higashide_yu/status/853247505974181890 東出祐一郎Twitter]</ref>
+
**尤も、「立派な皇帝」としての側面を持っているがこのページでは書ききれないと判断し、「強大な敵」としての部分を強調するためにこのような形で描写していることに留意<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853097757715832832 東出祐一郎Twitter]</ref>。この立派な皇帝の側面について書くと、2002年の映画「英雄 Hero」の完全な物真似、模造品になる恐れがあったのも理由の一つだとか。ちなみに荊軻の幾つかの要素はこれを参考にしている<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853098294414684160 東出祐一郎Twitter]</ref>。
***それとこの立派な皇帝の側面について書くと、2002年の映画「英雄 Hero」の完全な物真似、模造品になる恐れがあったのも理由の一つだとか<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853098294414684160 東出祐一郎Twitter]</ref>。
+
***中国でトップクラスの英雄を怪物にする扱いに物議を醸してTwitterで炎上騒動となり、執筆担当だった東出祐一郎氏は謝罪している<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853247123466276866 東出祐一郎Twitter][https://twitter.com/higashide_yu/status/853247505974181890 東出祐一郎Twitter]</ref>。東出氏本人としては、自分の中では中国を支配しようとする「強大な敵」であり「格好良い怪物」として描いていたつもりで、ハリウッド的怪物趣味が炸裂してしまったとか<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853098770413666304]</ref>
**東出氏によると、「立派な皇帝」としての始皇帝は戦乱に明け暮れていた一国を統一した、という点で騎士王に匹敵し<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853095061831041025 東出祐一郎Twitter]</ref>、その功績は中国を最初に統一だけでなく、度量衡の統一、漢字の統一など数え切れないほど存在し、後々の王朝、皇帝が基本的に始皇帝をなぞった政治を行ったことから、間違いなく中国でトップクラスの大英雄と言える<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853095606109196288 東出祐一郎Twitter]</ref>。だが、その治政は騎士王を上回る完全かつ熾烈な独裁に支えられており、広大な中国を統一しながら、裏切りや暗殺を警戒する日々を送っていた<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853096436606554112 東出祐一郎Twitter]</ref>。<ref group = "注">『英霊伝承』では生前の荊軻が「社会では必然に生み出されるはずの悪が始皇帝の治める秦にはない」事に戦慄し、地の文でも道徳的教育が行き届いているか、もしくはあまりに執政が苛烈で悪に走れないと評していた。</ref><ref group = "注">参考を上げると、騎士王の国は最終的に崩壊し、征服王は死後間も無く帝国は崩壊し、英雄王は最初から孤高を望んでいた。</ref>。秦王であった時代から新しい制度を貪欲に導入し、革新を求めて保守を打ち破ろうとしたが、それは、保守を良しとする家臣との戦いと、常に死に脅かされる日々を送ってしまった<ref group = "出">[https://twitter.com/higashide_yu/status/853097201282699266 東出祐一郎Twitter]</ref>。
+
***また、単なる怪物であれば中国を統一できないとも言われ、あれは敵・刺客である荊軻の視点から見た場合らしい。荊軻は遊侠なので、怪物に関する知識は乏しので、どんな存在だったのかは、まだ確定していないと発言している[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853099326519746565 東出祐一郎Twitter]
***ブリテンと中国では、大きさは中国の方が圧倒的だが、ブリテンは神代の時代がまだ色濃く、中国には存在しなかった「竜種」や「妖精」などの幻想の存在が闊歩していた事と、肥沃な土地が存在する中国に対して、ブリテンが年を経るごとに衰えていた事から[https://twitter.com/higashide_yu/status/853103495624368128 東出祐一郎Twitter]、大きさは異なれど「統一する」という過酷さは一緒だったのでは、とのこと[https://twitter.com/higashide_yu/status/853103693582827520 東出祐一郎Twitter]。
+
**東出氏によると、「立派な皇帝」としての始皇帝は戦乱に明け暮れていた一国を統一した、という点で騎士王に匹敵し<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853095061831041025 東出祐一郎Twitter]</ref>、その功績は中国を最初に統一だけでなく、度量衡の統一、漢字の統一など数え切れないほど存在し、後々の王朝、皇帝が基本的に始皇帝をなぞった政治を行ったことから、間違いなく中国でトップクラスの大英雄と言える<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853095606109196288 東出祐一郎Twitter]</ref>。だが、その治政は騎士王を上回る完全かつ熾烈な独裁に支えられており、広大な中国を統一しながら、裏切りや暗殺を警戒する日々を送っていた<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853096436606554112 東出祐一郎Twitter]</ref>。<ref group = "注">『英霊伝承』では生前の荊軻が「社会では必然に生み出されるはずの悪が始皇帝の治める秦にはない」事に戦慄し、地の文でも道徳的教育が行き届いているか、もしくはあまりに執政が苛烈で悪に走れないと評していた。</ref><ref group = "注">参考を上げると、騎士王の国は最終的に崩壊し、征服王は死後間も無く帝国は崩壊し、英雄王は最初から孤高を望んでいた。</ref>。その部分に東出氏は始皇帝の悲しみを見出したという。秦王であった時代から新しい制度を貪欲に導入し、革新を求めて保守を打ち破ろうとしたが、それは、保守を良しとする家臣との戦いと、常に死に脅かされる日々を送ってしまった<ref group = "出">[https://twitter.com/higashide_yu/status/853097201282699266 東出祐一郎Twitter]</ref>。<br>纏めると、「始皇帝は騎士王、征服王に匹敵する存在」「『Fate/Grand Order』に登場する王のサーヴァントと比べて、格下の存在ではない」という事らしい<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853099948161630208東出祐一郎Twitter]</ref>。
 +
***ブリテンと中国では、大きさは中国の方が圧倒的だが、ブリテンは神代の時代がまだ色濃く、中国には存在しなかった「竜種」や「妖精」などの幻想の存在が闊歩していた事と、肥沃な土地が存在する中国に対して、ブリテンが年を経るごとに衰えていた事から[https://twitter.com/higashide_yu/status/853103495624368128 東出祐一郎Twitter]、大きさは異なれど「統一する」という過酷さは一緒だったのでは、とのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/higashide_yu/status/853103693582827520 東出祐一郎Twitter]</ref>。中国の戦国時代に、幻想種はいたかもしれないが、恐らく始皇帝にとっては取るに足らない敵だったのではとコメントしている<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/853106047837364224 東出祐一郎Twitter]</ref>
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
10,730

回編集