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10 バイト追加 、 2014年8月3日 (日) 21:33
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==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
 
;虚淵玄
 
;虚淵玄
:スピンオフの依頼を受けた当時、虚淵玄氏はライターとしての自分に大いに悩んでおり(具体的には「ハッピーエンドを書く事が出来ない」事に対して)、筆を折る事を考えていたという。そんな折に引き受けた本作で、改めてライターとしての楽しみを見出したという。<br>つまり、『Fate/Zero』が存在しなかったら、『魔法少女まどか☆マギカ』を初めとする後の虚淵玄氏の作品は存在しなかったかもしれない。<br>当の『Fate/Zero』は決してハッピーエンドとは言えないのだが、(ハッピーエンドである)『Fate/stay night』へと繋がる物語として納得しているとの事。<br>ちなみに虚淵氏は『Fate/Zero』の執筆が相当に楽しかったらしく、奈須きのこがドン引きする勢いで1巻(1話ではない)を書き上げたり、「深夜一時頃にピンポーンと虚淵氏が軽やかにやってきて、「こういうの考えたんだけどやってもいいですかね?」と気軽にトンデモネー展開を言い放つ」ことが頻繁にあったという裏話がある。
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:スピンオフの依頼を受けた当時、虚淵玄氏はライターとしての自分に大いに悩んでおり(具体的には「ハッピーエンドを書く事が出来ない」事に対して)、筆を折る事を考えていたという。そんな折に引き受けた本作で、改めてライターとしての楽しみを見出したという。
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:つまり、『Fate/Zero』が存在しなかったら、『魔法少女まどか☆マギカ』を初めとする後の虚淵玄氏の作品は存在しなかったかもしれない。
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:当の『Fate/Zero』は決してハッピーエンドとは言えないのだが、(ハッピーエンドである)『Fate/stay night』へと繋がる物語として納得しているとの事。
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:ちなみに虚淵氏は『Fate/Zero』の執筆が相当に楽しかったらしく、奈須きのこがドン引きする勢いで1巻(1話ではない)を書き上げたり、「深夜一時頃にピンポーンと虚淵氏が軽やかにやってきて、『こういうの考えたんだけどやってもいいですかね?』と気軽にトンデモネー展開を言い放つ」ことが頻繁にあったという裏話がある。
 
;コトネ
 
;コトネ
:雨生龍之介によって原作では誘拐された後殺害される、凛の友人の少女。アニメではスタッフの厚意からか、危ういところで凛、及び間桐雁夜によって救出される。<br>実はこの少女、虚淵氏のプロットの段階では[[弓塚さつき|サツキ]]という名前が付けられており、虚淵氏曰く原作者の奈須きのこから「テメェの血は何色だ!?」と鉄拳制裁を喰らって名前が変更されたらしい。「(被虐対象は)サツキでなければ萌えませぬ」とは虚淵氏の言。<br>ちなみにキャスター陣営の凶行に一切の手加減がない漫画版では、凛の救援も届かず、コトネはより無残な殺され方をしてしまっている。
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:雨生龍之介によって原作では誘拐された後殺害される、凛の友人の少女。アニメではスタッフの厚意からか、危ういところで凛、及び間桐雁夜によって救出される。
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:実はこの少女、虚淵氏のプロットの段階では[[弓塚さつき|サツキ]]という名前が付けられており、虚淵玄氏曰く原作者の奈須きのこから「テメェの血は何色だ!?」と鉄拳制裁を喰らって名前が変更されたらしい。「(被虐対象は)サツキでなければ萌えませぬ」とは虚淵玄氏の言。
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:ちなみにキャスター陣営の凶行に一切の手加減がない漫画版では、凛の救援も届かず、コトネはより無残な殺され方をしてしまっている。
 
;原作『Fate/stay night』との相違点
 
;原作『Fate/stay night』との相違点
:「言峰とギルガメッシュの契約(SNではギルガメッシュが言峰を召喚者と呼んでいるシーンがある。ただしSNで言峰は四次聖杯戦争で真っ先にサーヴァントを失い教会に保護された、と語っているため両者の言動に嘘や間違いは一切無いと仮定すれば少なくとも単純に召喚してずっと主従関係が続いていた、とは考え難い。また別のシーンでは保護されに来た慎二に対して“我が教会始まって以来の使用者”とも語っている)」など、『Fate/stay night』内で語られた第四次聖杯戦争の内容との齟齬が多く見られ、旧来のファンからは反発される要素も多い。<br>一応、アイリスフィールが冬木市で死んだことやセイバーがイリヤと面識がない点など、いくつかの矛盾は『Fate/hollow ataraxia』内でフォローが図られているが、それもかなり苦しかったりする。<br>ただ、公式ファンブックにおいて「私、なんか性格違うような……」とセイバー自身がメタっているように、公式的にもこの矛盾は承知している様子。過去編扱いにはなっているが、EXTRAやApocrypha同様に外伝の一つとして「平行世界の出来事」と考えるのが良いだろう。
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:言峰とギルガメッシュの契約(『stay night』ではギルガメッシュが言峰を召喚者と呼んでいるシーンがある。ただし『stay night』で言峰は四次聖杯戦争で真っ先にサーヴァントを失い教会に保護された、と語っているため両者の言動に嘘や間違いは一切無いと仮定すれば少なくとも単純に召喚してずっと主従関係が続いていた、とは考え難い)や、保護されに来た慎二に対して「我が教会始まって以来の使用者」とも語っているなど、『Fate/stay night』内で語られた第四次聖杯戦争の内容との齟齬が多く見られ、旧来のファンからは反発される要素も多い。
::まあそもそも、奈須氏本人が手がけた話や正当な続編であっても、設定の後付改変は少なくない訳で……
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:一応、アイリスフィールが冬木市で死んだことやセイバーがイリヤと面識がない点など、いくつかの矛盾は『Fate/hollow ataraxia』内でフォローが図られているが、全てをフォローし切れてはいない。
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:ただ、公式ファンブックにおいて「私、なんか性格違うような……」とセイバー自身が語っているように、公式的にもこの矛盾は承知している様子。過去編扱いにはなっているが、『EXTRA』や『Apocrypha』同様に外伝の一つとして「平行世界の出来事」と考えるのが良いだろう。
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:まあそもそも、奈須きのこ氏本人が手がけた話や正当な続編であっても、設定の後付改変は少なくない訳で……
    
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