差分

22 バイト除去 、 2018年7月22日 (日) 17:14
29行目: 29行目:     
;人物
 
;人物
: その中性的な容姿とは裏腹に、一人称は「俺」。<br>完全な魔力供給用として設計されたため肉体は非常に脆く、当初は少し歩いただけでも体力を使い果たし、発声器官を使用すれば苦痛が伴いまともに喋れず、[[ケイローン|黒のアーチャー]]の診療を受けた時点では、あと三年ほどしか生きられないと判断されていた。<br>元より魔術回路を基盤として鋳造されたがゆえに情報を理解する能力には秀でており、この聖杯大戦や魔術についての知識も完璧に把握している。それでも、我を持った生命として生きていること自体が奇跡に近いこともあり、「どうやって生きていくのか」という問いに明確な答えを出せず煩悶する事となる。<br>黒のセイバーの心臓を与えられて蘇生した後は身長が大きく伸び、声を出すことに苦痛を感じなくなるなど身体能力も大幅に向上し、ただの人としてならば充分に長生きできるだろう生命力を得た。しかし『自由』を得ても自らの願いが分からずに思い悩んでいた中、ルーラーとの邂逅を経て、黒のサーヴァント達が自分を助けてくれたように、自分の捜索を命じられながら見逃してくれた同胞たちを救う事を決心する。<br>肉体が逞しく成長しても論理的、理知的な性格は全く変わっていないが、余りにも無垢なため、人間の感情の機微や男女の関係には酷く疎く、かなり天然な発言やルーラーを混乱させるような行動をつい意図せず行ってしまう。非常に責任感が強く、自分がすべきだと考えたことには『とことんまでやりきる』性格をしていて、ルーラーからは「頑固者」と評されている。<br>精神的に飛躍的な速度で成長しており、語彙や立振る舞いだけでなく、他人を思いやる気持ち、誰かと過ごすことを「楽しい」と感じられる気持ちなど健全な人間性を獲得しつつある。その一方で、戦いの中で善性だけでは語れない人の悪の面も垣間見ることになり、何が正しいのか悩み迷いながらも前に進むことを決意する。
+
: その中性的な容姿とは裏腹に、一人称は「俺」。
 +
:完全な魔力供給用として設計されたため肉体は非常に脆く、当初は少し歩いただけでも体力を使い果たし、発声器官を使用すれば苦痛が伴いまともに喋れず、[[ケイローン|黒のアーチャー]]の診療を受けた時点では、あと三年ほどしか生きられないと判断されていた。
 +
:元より魔術回路を基盤として鋳造されたがゆえに情報を理解する能力には秀でており、この聖杯大戦や魔術についての知識も完璧に把握している。それでも、我を持った生命として生きていること自体が奇跡に近いこともあり、「どうやって生きていくのか」という問いに明確な答えを出せず煩悶する事となる。
 +
:黒のセイバーの心臓を与えられて蘇生した後は身長が大きく伸び、声を出すことに苦痛を感じなくなるなど身体能力も大幅に向上し、ただの人としてならば充分に長生きできるだろう生命力を得た。しかし『自由』を得ても自らの願いが分からずに思い悩んでいた中、ルーラーとの邂逅を経て、黒のサーヴァント達が自分を助けてくれたように、自分の捜索を命じられながら見逃してくれた同胞たちを救う事を決心する。
 +
:肉体が逞しく成長しても論理的、理知的な性格は全く変わっていないが、余りにも無垢なため、人間の感情の機微や男女の関係には酷く疎く、かなり天然な発言やルーラーを混乱させるような行動をつい意図せず行ってしまう。非常に責任感が強く、自分がすべきだと考えたことには『とことんまでやりきる』性格をしていて、ルーラーからは「頑固者」と評されている。
 +
:精神的に飛躍的な速度で成長しており、語彙や立振る舞いだけでなく、他人を思いやる気持ち、誰かと過ごすことを「楽しい」と感じられる気持ちなど健全な人間性を獲得しつつある。その一方で、戦いの中で善性だけでは語れない人の悪の面も垣間見ることになり、何が正しいのか悩み迷いながらも前に進むことを決意する。
    
;能力
 
;能力
: 生まれた時から、一流と呼ばれる魔術師ですら及ばない一級品の魔術回路を持ち、手で触れた物体の組成を瞬時に解析し、魔力を変質・同調させ、最適な破壊を行う「理導/開通(シュトラセ/ゲーエン)」と呼ばれるアインツベルンの錬金術を元にした強力な攻撃魔術を行使する。当初は肉体が虚弱だったため、この魔術を行使すれば大きな反動が発生し死の危険さえも伴っていたが、ジークフリートの心臓によって竜種の血が混じったこともあり、実戦での使用に耐えられるまでに肉体が成長した。<br>黒のライダーから譲渡された細身の剣を主武装とする。剣自体は宝具でもないただの武器にすぎないが、曲りなりにもサーヴァントの武装であり神秘を帯びているため、サーヴァントを傷つけることも可能。<br>赤のセイバーに討たれた後に[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]の宝具の余波により再度蘇生した際、黒のセイバーの心臓が触媒となり、悪竜の呪いから通常の令呪とは完全に異なる黒き紋様「竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)」を発現させた。また、その時に黒のバーサーカーの雷撃により彼女の第二種永久機関も引き継いでおり、膨大な魔力を獲得している。<br>最終決戦では黒のセイバーの心臓による肉体強化、ルーラーから与えられた聖骸布による再生、黒のバーサーカーの永久機関からの魔力を用いて捨て身の戦いを行い、相手が満身創痍だったとはいえ、サーヴァントである[[シロウ・コトミネ|天草四郎時貞]]相手に竜告令呪を使わずに打ち勝っている。
+
: 生まれた時から、一流と呼ばれる魔術師ですら及ばない一級品の魔術回路を持ち、手で触れた物体の組成を瞬時に解析し、魔力を変質・同調させ、最適な破壊を行う「理導/開通(シュトラセ/ゲーエン)」と呼ばれるアインツベルンの錬金術を元にした強力な攻撃魔術を行使する。当初は肉体が虚弱だったため、この魔術を行使すれば大きな反動が発生し死の危険さえも伴っていたが、ジークフリートの心臓によって竜種の血が混じったこともあり、実戦での使用に耐えられるまでに肉体が成長した。
 +
:黒のライダーから譲渡された細身の剣を主武装とする。剣自体は宝具でもないただの武器にすぎないが、曲りなりにもサーヴァントの武装であり神秘を帯びているため、サーヴァントを傷つけることも可能。
 +
:赤のセイバーに討たれた後に[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]の宝具の余波により再度蘇生した際、黒のセイバーの心臓が触媒となり、悪竜の呪いから通常の令呪とは完全に異なる黒き紋様「竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)」を発現させた。また、その時に黒のバーサーカーの雷撃により彼女の第二種永久機関も引き継いでおり、膨大な魔力を獲得している。
 +
:最終決戦では黒のセイバーの心臓による肉体強化、ルーラーから与えられた聖骸布による再生、黒のバーサーカーの永久機関からの魔力を用いて捨て身の戦いを行い、相手が満身創痍だったとはいえ、サーヴァントである[[シロウ・コトミネ|天草四郎時貞]]相手に竜告令呪を使わずに打ち勝っている。
    
:;竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)
 
:;竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)
::彼の左手に発現した、全く前例の無い[[令呪]]。一画につき3分間限定で自らの体に「英霊ジークフリートそのもの」を憑依させ、その身体能力、戦闘経験値、宝具を含む保存能力を完全具現化することができる。<br>また、通常の令呪と同じく聖杯戦争のマスター資格として認められ、サーヴァントとの契約や命令、消費分の補填が可能。変身だけでなく自己強化に用いることもできる。<br>通常の令呪は使用する度に消えていくが、この「竜告令呪」は使用後も聖痕のような黒い痣が残り、使用者を肉体的、精神的に蝕んでいく。黒い痣の正体は竜鱗であり、最終的には竜の血に肉体が耐え切れなくなって死亡する。<br>彼がこのような荒業を身に着ける事ができたのは、彼の魂が純粋で何物にも染まっておらず、ホムンクルスとして生まれた事で肉体にも年月の蓄積がなく、憑依の際の急激な変化にも適応することが可能だったためである。
+
::彼の左手に発現した、全く前例の無い[[令呪]]。一画につき3分間限定で自らの体に「英霊ジークフリートそのもの」を憑依させ、その身体能力、戦闘経験値、宝具を含む保存能力を完全具現化することができる。
 +
:また、通常の令呪と同じく聖杯戦争のマスター資格として認められ、サーヴァントとの契約や命令、消費分の補填が可能。変身だけでなく自己強化に用いることもできる。
 +
:通常の令呪は使用する度に消えていくが、この「竜告令呪」は使用後も聖痕のような黒い痣が残り、使用者を肉体的、精神的に蝕んでいく。黒い痣の正体は竜鱗であり、最終的には竜の血に肉体が耐え切れなくなって死亡する。
 +
:彼がこのような荒業を身に着ける事ができたのは、彼の魂が純粋で何物にも染まっておらず、ホムンクルスとして生まれた事で肉体にも年月の蓄積がなく、憑依の際の急激な変化にも適応することが可能だったためである。
    
==[[宝具]]==
 
==[[宝具]]==
10,730

回編集