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58 バイト追加 、 2018年7月24日 (火) 00:34
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:当初は「そんな宮本武蔵がいるか」という態度であったが、途中から態度が柔らかくなった。
 
:当初は「そんな宮本武蔵がいるか」という態度であったが、途中から態度が柔らかくなった。
 
:声のトーンが若干変わっていたので、おそらく色気に誑かされたのだろう。
 
:声のトーンが若干変わっていたので、おそらく色気に誑かされたのだろう。
;[[パッションリップ (Grand Order)]]
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;[[パッションリップ (Grand Order)|パッションリップ]]
:彼女の幕間の物語にて、彼女の心の中に登場。
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:彼女の幕間の物語『サクラ迷宮/M』にて、彼女の心の中に登場。
 
:妙に高いテンションで「もっと胸を張れ」とセクハラじみた発言をしつつ、彼女の肩をハリセンで叩いて肩こりを解していた。
 
:妙に高いテンションで「もっと胸を張れ」とセクハラじみた発言をしつつ、彼女の肩をハリセンで叩いて肩こりを解していた。
 
:彼女曰く、現実でも同じような経験をしたため心の中に残っていたようである。……なお「HPが低いほど有利なのに生存スキルがないなんて死にたがりなのか」といつものように煽っていたらしいが特に怒った様子はなく、被虐体質スキルが効いていなかったものと思われる。
 
:彼女曰く、現実でも同じような経験をしたため心の中に残っていたようである。……なお「HPが低いほど有利なのに生存スキルがないなんて死にたがりなのか」といつものように煽っていたらしいが特に怒った様子はなく、被虐体質スキルが効いていなかったものと思われる。
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:『ぐだぐだ明治維新』最終章より。マスターの剣となって戦い続けることを望みとする沖田総司と、自分が戦い続ける限り新撰組は終わらないという狂気に憑かれた土方歳三。名だたる新撰組の勇士が、それぞれの「誠」の一字を懸けて刃を交える。
 
:『ぐだぐだ明治維新』最終章より。マスターの剣となって戦い続けることを望みとする沖田総司と、自分が戦い続ける限り新撰組は終わらないという狂気に憑かれた土方歳三。名だたる新撰組の勇士が、それぞれの「誠」の一字を懸けて刃を交える。
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;「……いや。まあ。」<br>「あの日、縁側でぼんやり空を眺めてたあいつがよ、いっぱしの口ききやがって。」<br>「ありゃあ近藤さんの道場に居た頃の、あの阿呆だ。俺たちの誰もが"勝てない"と爆笑した沖田総司だ」
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;「……いや。まあ。」<br>「あの日、縁側でぼんやり空を眺めてたあいつがよ、いっぱしの口ききやがって。」<br>「ありゃあ近藤さんの道場に居た頃の、あの阿呆だ。俺たちの誰もが"勝てない"と爆笑した沖田総司だ。」
:『ぐだぐだ明治維新』エピローグより。沖田に敗北した後、彼はその凄絶な剣の冴えに、病に蝕まれた晩年の有様ではなく試衛館で剣を磨いていた時の「家族」の姿を幻視し、朗らかに笑った。
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:『ぐだぐだ明治維新』エピローグより。沖田に敗北した後、彼はその凄絶な剣の冴えに「病に蝕まれた晩年の有様」ではなく「試衛館で剣を磨いていた時の家族の姿」を幻視し、朗らかに笑った。
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;「……言われるまでもねえ。どんなに打ちのめされようが、俺は最後まで戦いを続ける阿呆だ。」<br>「ああ、そうさ、新選組が歴史に勝つ事はないかもしれん。俺は最後まで壬生の狼のままだった。」<br>「だが俺の……新選組の誠は倒れん。それがどんな戦場で、どんな地獄であろうとな」<br>「――――いいだろう。死人上等、狂戦士ご覧あれ。」<br>「俺を呼ぶ声があるのなら、雄叫び挙げて殴りこんでやろうじゃねえか!」
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;「……言われるまでもねえ。どんなに打ちのめされようが、俺は最後まで戦いを続ける阿呆だ。」<br>「ああ、そうさ、新選組が歴史に勝つ事はないかもしれん。俺は最後まで壬生の狼のままだった。」<br>「だが俺の……新選組の『誠』は倒れん。それがどんな戦場で、どんな地獄であろうとな。」<br>「――――いいだろう。死人上等、狂戦士ご覧あれ。」<br>「俺を呼ぶ声があるのなら、雄叫び挙げて殴りこんでやろうじゃねえか!」
 
:同上イベントにて、魔神柱アンドラスとの会話後の台詞。
 
:同上イベントにて、魔神柱アンドラスとの会話後の台詞。
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====幕間の物語====
 
====幕間の物語====
; 「この女の胸に文句はねえ! 100点中1000点ッ、だ!」<br />「問題は肩の肉なんだよ、肩の肉! これだけの逸品を持っていながらなぜ胸を張らねえ!」<br />「張りさえすれば2000点だろうが、最高だろうが! 俺はそれが我慢ならねえんだよ……ッッッ!」
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;「この女の胸に文句はねえ! 100点中1000点ッ、だ!」<br />「問題は肩の肉なんだよ、肩の肉! これだけの逸品を持っていながらなぜ胸を張らねえ!」<br />「張りさえすれば2000点だろうが、最高だろうが! 俺はそれが我慢ならねえんだよ……ッッッ!」
 
: [[パッションリップ (Grand Order)|パッションリップ]]の幕間の物語『サクラ迷宮/M』での折檻。リップの心の中なので本人ではないが、現実世界の記憶を元にしているのでほぼ再現である。
 
: [[パッションリップ (Grand Order)|パッションリップ]]の幕間の物語『サクラ迷宮/M』での折檻。リップの心の中なので本人ではないが、現実世界の記憶を元にしているのでほぼ再現である。
 
: 彼女の方から「バーサーカーとか脆いだけ」「防御手段がない死にたがり」などと酷評されたが、そんなことよりも、その素晴らしい<ruby>武器<rt>むね</rt></ruby>を台無しにしていることの方が許せないおっぱい魔人『スペーストシゾー』。
 
: 彼女の方から「バーサーカーとか脆いだけ」「防御手段がない死にたがり」などと酷評されたが、そんなことよりも、その素晴らしい<ruby>武器<rt>むね</rt></ruby>を台無しにしていることの方が許せないおっぱい魔人『スペーストシゾー』。
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====その他====
 
====その他====
;「今日の戦果は……ほう、中々だな。よし、飯でも奢ってやろう。酒は……まだ早いか」
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;「今日の戦果は……ほう、中々だな。よし、飯でも奢ってやろう。酒は……まだ早いか。」
 
:『ぐだぐだ明治維新』イベントページより。頑張りに対する報酬を与えたり、未成年者に対しての配慮するという彼なりの何気ない上司らしさが伺える一面とも言える。
 
:『ぐだぐだ明治維新』イベントページより。頑張りに対する報酬を与えたり、未成年者に対しての配慮するという彼なりの何気ない上司らしさが伺える一面とも言える。
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==メモ==
 
==メモ==
*土方のモーションのリテイク数は合計52回と歴代最高であり、コンテから作り直しも何度かあった。使う武器が多いのと、経験値氏のこだわりが理由であったらしい。
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*土方のモーションのリテイク数は合計52回と歴代最高であり、コンテから作り直しも何度かあった。使う武器が多いのと、経験値氏のこだわりが理由だったらしい。
*キャラクターデザインの余湖裕輝氏は漫画版『ニンジャスレイヤー』の作画を担当しているため、土方の召喚が可能となった期間中は「アイエエエ!」「シンセングミ!? シンセングミナンデ!?」などのいわゆる忍殺語がFGOプレイヤー間を飛び交ったり、またニンジャスレイヤー=サンの中の人フジキドと土方をかけて「ヒジキド」という愛称が広まったりなどした。
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*キャラクターデザインの余湖裕輝氏は漫画版『ニンジャスレイヤー』の作画を担当しているため、土方の召喚が可能となった期間中は「アイエエエ!」「シンセングミ!? シンセングミナンデ!?」などのいわゆる忍殺語がFGOプレイヤー間に飛び交った。また、ニンジャスレイヤーの本名「フジキド・ケンジ」と土方をかけて「ヒジキド」という愛称が広まったりなどした。
 
**他の愛称としては経験値命名の「ヒッジ」、土方歳三のあだ名として一般的な「トシ」、捩って「とっしー」、そのまま役職名から「副長」、史実と中の人ネタで「元副長」などなど多岐にわたるため逆にわかりづらくなることもチラホラ。
 
**他の愛称としては経験値命名の「ヒッジ」、土方歳三のあだ名として一般的な「トシ」、捩って「とっしー」、そのまま役職名から「副長」、史実と中の人ネタで「元副長」などなど多岐にわたるため逆にわかりづらくなることもチラホラ。
 
*鬼の副長として有名な土方歳三だが、彼の人柄を証言するものの多くは「落ち着きがあった」「怒らなかった」などといったもので、鬼として恐れられていたなどという証言はない。むしろ温和な性格から隊士達は彼を母のように慕っていたという逸話が残っている。
 
*鬼の副長として有名な土方歳三だが、彼の人柄を証言するものの多くは「落ち着きがあった」「怒らなかった」などといったもので、鬼として恐れられていたなどという証言はない。むしろ温和な性格から隊士達は彼を母のように慕っていたという逸話が残っている。
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*一方で女好きとしての一面もあり、奉公をしていた十代の頃から新選組として活躍した頃まで女性に関する逸話が絶えずあり、京で遊里の女性などからもらった艶文を長持いっぱいに溜めこんだり<br>'''「なおなお拙義ども報国、有志と目がけ、婦人慕い候事、筆紙に尽くし難し。」'''といった内容の手紙を親類へ書いたりするほどであった<ref group = "注">あえて現代語訳するならば『報国の志士なのでモテてモテて困ってしまう。』と言ったところだろうか。</ref>。
 
*一方で女好きとしての一面もあり、奉公をしていた十代の頃から新選組として活躍した頃まで女性に関する逸話が絶えずあり、京で遊里の女性などからもらった艶文を長持いっぱいに溜めこんだり<br>'''「なおなお拙義ども報国、有志と目がけ、婦人慕い候事、筆紙に尽くし難し。」'''といった内容の手紙を親類へ書いたりするほどであった<ref group = "注">あえて現代語訳するならば『報国の志士なのでモテてモテて困ってしまう。』と言ったところだろうか。</ref>。
 
**カルデアで反応する女性が白髪で巨乳なため、実装当初は一部のファンからは「沖田と重ねているだけなのでは?」というフォローがされていたが、直後のぐだぐだオーダー内でライダーさんにコナをかけていたため、どうやら'''本当に単なる女好きのようである。'''
 
**カルデアで反応する女性が白髪で巨乳なため、実装当初は一部のファンからは「沖田と重ねているだけなのでは?」というフォローがされていたが、直後のぐだぐだオーダー内でライダーさんにコナをかけていたため、どうやら'''本当に単なる女好きのようである。'''
*沖田と違い霊器再臨しても浅葱色の羽織を着ないが、本人によれば「あるがもう纏うことはない」とのことで、深い事情があることを思わせる。また、絆LvをMAXにすることで手に入る絆礼装「誓いの羽織」の絵柄は、洋風の鏡台に軍刀や小銃だけでなく、浅葱色の羽織が立てかけられているというこれまた意味深なもの。ちなみに「誓いの羽織」は沖田総司が同名・同由来の宝具を設定として所持している。
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*沖田と違い霊基再臨しても浅葱色の羽織を着ないが、本人によれば「(羽織は)あるがもう纏う事はない」とのことで、深い事情があることを思わせる。また、絆LvをMAXにすることで手に入る絆礼装「誓いの羽織」の絵柄は「洋風の鏡台に軍刀や小銃だけでなく、浅葱色の羽織が立てかけられている」というこれまた意味深なもの。ちなみに「誓いの羽織」は沖田総司が同名・同由来の宝具を設定として所持している。
 
*愛刀・和泉守兼定は会津兼定11代目(後述の理由で12代目とされることもある)の作。但し、日野の土方歳三記念館に伝わっている現物と、近藤勇の手紙の記述では寸法が違っており、また池田屋討ち入りなどがあった新撰組の最盛期には11代目兼定がまだ「和泉守」を受領していなかったこともあって、10(11)代目以前の作も含む複数の兼定を所持していたという説が現在では有力である。なお、この兼定は森長可の「人間無骨」などの作者・美濃兼定2代目よりのちの4代目兼定が芦名氏の招きで会津に移り、以後その地を治める大名家が変わってもお抱えの刀工として定住し続けた家系で、この美濃4代目を会津初代として数えるか否かで末代が11代目となるか12代目となるか史料によってはズレが出る。
 
*愛刀・和泉守兼定は会津兼定11代目(後述の理由で12代目とされることもある)の作。但し、日野の土方歳三記念館に伝わっている現物と、近藤勇の手紙の記述では寸法が違っており、また池田屋討ち入りなどがあった新撰組の最盛期には11代目兼定がまだ「和泉守」を受領していなかったこともあって、10(11)代目以前の作も含む複数の兼定を所持していたという説が現在では有力である。なお、この兼定は森長可の「人間無骨」などの作者・美濃兼定2代目よりのちの4代目兼定が芦名氏の招きで会津に移り、以後その地を治める大名家が変わってもお抱えの刀工として定住し続けた家系で、この美濃4代目を会津初代として数えるか否かで末代が11代目となるか12代目となるか史料によってはズレが出る。
 
**土方歳三資料館に収められている和泉守兼定は柄巻の糸が擦り切れたものを巻き直す余裕もなかったのか漆で固めて補修してあり、戊辰戦争末期における転戦の激しさを雄弁に物語っている。なお、柄巻の摩耗具合からして土方の刀の握り方は右手と左手の間隔がほぼなく両手共に親指と人差指に力の入る、所謂「クソ握り」<ref group = "注">野球のバットを振るように、刀の重さに任せて叩きつけるには適した握り方だったらしい。</ref>だったと言われ、正しい道場剣術ではないが実践的な我流の剣であったことが窺える。
 
**土方歳三資料館に収められている和泉守兼定は柄巻の糸が擦り切れたものを巻き直す余裕もなかったのか漆で固めて補修してあり、戊辰戦争末期における転戦の激しさを雄弁に物語っている。なお、柄巻の摩耗具合からして土方の刀の握り方は右手と左手の間隔がほぼなく両手共に親指と人差指に力の入る、所謂「クソ握り」<ref group = "注">野球のバットを振るように、刀の重さに任せて叩きつけるには適した握り方だったらしい。</ref>だったと言われ、正しい道場剣術ではないが実践的な我流の剣であったことが窺える。
*ユニークスキルの一つである「局中法度」は一つでも背くことあれば切腹という大変厳しいものだった。ただ「局中法度」という名称と内容は、実際にあった四ヵ条の法令と軍中法度を元に子母沢寛が創作したものであると推測される。
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*保有スキルの一つ「局中法度」は一つでも背くことあれば切腹という大変厳しいものだった。ただ「局中法度」という名称と内容は、実際にあった四ヵ条の法令と軍中法度を元に子母沢寛が創作したものであると推測される。
 
*土方は俳句を嗜んでおり、その内容は豊玉発句集として現存しているが、良く「下手の横好き」とネタにされ、実際に技巧と言う意味では非常に拙い。が、なんと言うか「見た光景・感じた情景を、技巧を凝らさずそのまま詠んでいる」と言う感じであり、実直な人柄を伺わせる。
 
*土方は俳句を嗜んでおり、その内容は豊玉発句集として現存しているが、良く「下手の横好き」とネタにされ、実際に技巧と言う意味では非常に拙い。が、なんと言うか「見た光景・感じた情景を、技巧を凝らさずそのまま詠んでいる」と言う感じであり、実直な人柄を伺わせる。
*経験値氏のキャプションや『コハエース』の床下などにたびたび出る「北海道で金塊探してる」とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する土方歳三のこと。こちらは函館戦争で落命しておらず、新政府のもと政治犯として長年収監・幽閉されていたが脱獄し、アイヌの隠し金を巡って明治時代末期の北海道を駆け巡る老いてなお元気なイケジジイである。
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*経験値氏のキャプションや『コハエース』の床下などにたびたび出る「北海道で金塊探してる」とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する土方歳三のこと。こちらは函館戦争で落命しておらず、新政府のもと政治犯として長年収監・幽閉されていたが脱獄し、アイヌの隠し金を巡って明治時代末期の北海道を駆け巡る老いてなお元気な老人である。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;幕末のラストサムライ
 
;幕末のラストサムライ
:一本木関門で土方が戦死してから7日後の1869年5月18日に榎本武揚は無条件降伏を受け入れ、旧幕臣による蝦夷共和国はその短い歴史に幕を下ろした。その後明治新政府の国作りの最中で華族となった一部の上級武士以外の武士は士族となり、特権階級から転落した。こうして武士の時代は終わりを告げることになる。<br>最後まで侍として戦い、『誠』の一字を貫き通した"最後の武士"として、土方の名は今なお燦然と輝きを放っている。
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:一本木関門で土方が戦死してから7日後の1869年5月18日に榎本武揚は無条件降伏を受け入れ、旧幕臣による蝦夷共和国はその短い歴史に幕を下ろした。その後明治新政府の国作りの最中で華族となった一部の上級武士以外の武士は士族となり、特権階級から転落した。こうして武士の時代は終わりを告げることになる。<br>最後まで侍として戦い『誠』の一字を貫き通した"最後の武士"として、土方の名は今なお燦然と輝きを放っている。
    
== 脚注 ==
 
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