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カルデア職員規約が存在し、第二十三条第二項は「適宜判断、適宜行動、適宜帰還。しかる後に正確な報告」というざっくりした規約<ref group = "注">[[ロマニ・アーキマン]]がいつの間にか書き加えていた項目。</ref>。
 
カルデア職員規約が存在し、第二十三条第二項は「適宜判断、適宜行動、適宜帰還。しかる後に正確な報告」というざっくりした規約<ref group = "注">[[ロマニ・アーキマン]]がいつの間にか書き加えていた項目。</ref>。
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ハワイ諸島にはカルデアハワイ支部が存在する。
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各所に下部組織の存在が言及され、北海に潜伏している[[海洋油田基地セラフィックス]]や、ハワイ諸島の天文台として設置されたカルデアハワイ支部が存在する。
    
===[[Fate/Grand Order]]劇中におけるカルデアの歩み===
 
===[[Fate/Grand Order]]劇中におけるカルデアの歩み===
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その現状において唯一健在であった[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの魔力提供を受けこの基地にそれぞれ存在の基点を作り一時的な受肉を果たしている。このため、契約した英霊たちは聖杯探索(グランドオーダー)発令中に限り、英霊の座ではなくカルデアをホームとする。カルデアではマスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、その電力の四割をサーヴァント達との契約維持に費やしている。<br>
 
その現状において唯一健在であった[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの魔力提供を受けこの基地にそれぞれ存在の基点を作り一時的な受肉を果たしている。このため、契約した英霊たちは聖杯探索(グランドオーダー)発令中に限り、英霊の座ではなくカルデアをホームとする。カルデアではマスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、その電力の四割をサーヴァント達との契約維持に費やしている。<br>
 
加えて、カルデアで召喚されるサーヴァントの多くは、マスターとの距離が近いほど、端的に言うと力が増幅されるという性質を持つことになる。<br>
 
加えて、カルデアで召喚されるサーヴァントの多くは、マスターとの距離が近いほど、端的に言うと力が増幅されるという性質を持つことになる。<br>
カルデア内ならともかく、マスター無しのサーヴァントが単独行動は普通の召喚形式では不可能だが、カルデア式の召喚ならば、各々の実体化に必要な魔力を電池として支給する事で可能となる。いざとなればカルデア側から強制送還や強制霊体化も可能。
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カルデア内ならともかく、マスター無しのサーヴァントが単独行動するのは普通の召喚形式では不可能だが、カルデア式の召喚ならば、各々の実体化に必要な魔力を電池として支給する事で可能となる。いざとなればカルデア側から強制送還や強制霊体化も可能。
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一部の英霊の存在は、他の英霊間の生活に大きな影響力を及ぼす場合が確認されている。とりわけエミヤのレイシフトへの出向はカルデアの食事供給ラインの崩壊をきたす可能性が大きく、その場合聖剣や鬼の手が飛び交うことになるという<ref group = "出">『ハロウィン・ストライク!』</ref>。<br>
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一部の英霊の存在は、他の英霊間の生活に大きな影響力を及ぼす場合が確認されている。とりわけエミヤのレイシフトへの出向はカルデアの食事供給ラインの崩壊をきたす可能性が大きく、その場合聖剣や鬼の手が飛び交うことになるとまで噂される<ref group = "出">『ハロウィン・ストライク!』</ref>。<br>
 
他、子供の姿で現界した英霊たちも数人ほど存在し、彼らはカルデア子供チームと総称される。<br>
 
他、子供の姿で現界した英霊たちも数人ほど存在し、彼らはカルデア子供チームと総称される。<br>
 
また、度々騒動を引き起こす英霊の増加に伴い、『悪巧み四天王対策マニュアル』なるものを配布している模様。
 
また、度々騒動を引き起こす英霊の増加に伴い、『悪巧み四天王対策マニュアル』なるものを配布している模様。
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人理が安定しないうちは如何なる“イフ”をも許容し利用する存在ではあるが、自らの欠陥を誰もがわかっていながらも人理焼却によって人材の補充が完全に不可能であったため、根本的な解決策、対抗策を講じることもまたできていなかった。
 
人理が安定しないうちは如何なる“イフ”をも許容し利用する存在ではあるが、自らの欠陥を誰もがわかっていながらも人理焼却によって人材の補充が完全に不可能であったため、根本的な解決策、対抗策を講じることもまたできていなかった。
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カルデアから主人公が直接移動する際は、カルデアから飛行機というのは現実的ではなく、カルデアは一応秘匿組織である為、主人公を外に連れ出す際には問題が生じる。[[サーヴァント]]たちはカルデア職員の使い魔で押し通せるが、カルデアの保持している交通手段では[[魔術協会]]がうるさそうになる。<br>
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カルデアからハワイ諸島に主人公が直接移動することになった際も、かなり迂遠な手段が取られた。一応秘匿組織であるカルデアから飛行機というのは現実的ではなく、主人公を外に連れ出す際には問題が生じる。[[サーヴァント]]たちはカルデア職員の使い魔で押し通せるが、カルデアの保持している交通手段では[[魔術協会]]の干渉を避けられないと予測された。<br>
そこでホームズに知恵を借りた結果、主人公に到着まで目隠しに加えて、暫く開かないよう魔術をかけられた状態で、民間の飛行機で現地へ向かう事になった。<br>
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そこでホームズに知恵を借りた結果、「主人公には到着まで目隠しに加えて、暫く開かないよう魔術をかけられた状態で、民間の飛行機で現地へ向かう」という立案が用いられた。<br>
サーヴァントたちも霊体化せず搭乗するが、服装は暗示魔術で誤魔化し、武装は一時的な霊体化で誤魔化す。当然機内での火器使用・トラブルは厳禁。問題を起こした場合、周囲を催眠状態にすると共に強制霊体化させられ、現地まで実体化付加とされる。
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サーヴァントたちも霊体化せず搭乗するが、服装は暗示魔術で誤魔化し、武装は一時的な霊体化で誤魔化す。当然機内での火器使用・トラブルは厳禁。問題を起こした場合、周囲を催眠状態にすると共に強制霊体化させられ、現地まで実体化不可…という約定を持って送り込まれる流れとなっていた。
    
人理修復が果たされた後、魔術協会から派遣された第一次査問団が到着し次第、人事の再編が行われる予定となった。<br>
 
人理修復が果たされた後、魔術協会から派遣された第一次査問団が到着し次第、人事の再編が行われる予定となった。<br>
 
創造科からオーガスタス・ヘンリク・アスプルンド、鉱石科からクラスト・レニー・ウェグナー、全体基礎科からはバレイア・サイクルフィ、動物科からはミザリア・クロウラム、さらに法政科までもが絡んでくるとみられた。<br>
 
創造科からオーガスタス・ヘンリク・アスプルンド、鉱石科からクラスト・レニー・ウェグナー、全体基礎科からはバレイア・サイクルフィ、動物科からはミザリア・クロウラム、さらに法政科までもが絡んでくるとみられた。<br>
 
データの解析と並行でカルデアの立て直しを図るが、これまでのスタッフは、カルデアの爆破工作を実行し、極めて優秀な魔術師38人を昏睡状態に陥れた[[レフ・ライノール]]に実質的に協力した容疑者として沙汰を待つ側となり、カルデア自体もアニムスフィアの後継者が出るまではあらゆる権限は食い尽くされているか、最悪、功績の一切を無視してのカルデアの凍結、人員も含めて封印処理もあり得ると危惧された。事実、(新所長を始めとする査問官がカルデアに到着するまで)魔術協会はカルデアへの援助をストップした。<br>
 
データの解析と並行でカルデアの立て直しを図るが、これまでのスタッフは、カルデアの爆破工作を実行し、極めて優秀な魔術師38人を昏睡状態に陥れた[[レフ・ライノール]]に実質的に協力した容疑者として沙汰を待つ側となり、カルデア自体もアニムスフィアの後継者が出るまではあらゆる権限は食い尽くされているか、最悪、功績の一切を無視してのカルデアの凍結、人員も含めて封印処理もあり得ると危惧された。事実、(新所長を始めとする査問官がカルデアに到着するまで)魔術協会はカルデアへの援助をストップした。<br>
そうでなくてもグランドオーダー時で仕方なくとはいえ、魔術協会に無断での人事異動、一般スタッフへの機密知識の開示、七騎までの制限付きだったサーヴァント召喚の多用、国連の許可なしでのレイシフト敢行など、重犯罪扱いの禁足を沢山破っている。
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そうでなくてもグランドオーダー時でやむを得なかったとはいえ、魔術協会に無断での人事異動、一般スタッフへの機密知識の開示、七騎までの制限付きだったサーヴァント召喚の多用、国連の許可なしでのレイシフト敢行など、重犯罪扱いの禁則に多数抵触していたため、その未来は。
    
その準備と時期を同じくして、冠位時間神殿から逃亡した魔神柱によって形成された亜種特異点の発見に伴い、その解決を目的とする作戦「レムナントオーダー」が発令される。<br>
 
その準備と時期を同じくして、冠位時間神殿から逃亡した魔神柱によって形成された亜種特異点の発見に伴い、その解決を目的とする作戦「レムナントオーダー」が発令される。<br>
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最終的に[[主人公 (Grand Order)]]を含めた既存スタッフ10名及びゴルドルフは、ダ・ヴィンチを含む重大な犠牲を払いながらもカルデアを脱出。残るカルデアスタッフ及び査問官・傭兵達は全滅し、カルデアは彼らに完全に制圧、中枢ともいえるカルデアスは'''物理的に凍結'''された。
 
最終的に[[主人公 (Grand Order)]]を含めた既存スタッフ10名及びゴルドルフは、ダ・ヴィンチを含む重大な犠牲を払いながらもカルデアを脱出。残るカルデアスタッフ及び査問官・傭兵達は全滅し、カルデアは彼らに完全に制圧、中枢ともいえるカルデアスは'''物理的に凍結'''された。
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なお2018年度以降、第一部クリア前プレイヤーを対象に入れたイベントではネタバレを防ぐため、カルデア並びにダ・ヴィンチが健在である時期の間に展開されるのだが、厳密な時系列は曖昧にされているか、逆に明確に2017年の何時に起こったイベントなのかハッキリしていることもある。
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なお2018年度以降、第一部クリア前プレイヤーを対象に入れたイベントではネタバレを防ぐため、カルデア並びにダ・ヴィンチが健在である時期の間に展開されるのだが、厳密な時系列は曖昧にされていることがある。逆に明確に2017年の何時に起こったイベントなのかハッキリしていることもあるのだが、その場合でも夏季イベントなどのように矛盾が生じている場合が存在する。
    
===カルデアの真実===
 
===カルデアの真実===
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国連主催の組織であるカルデアだが、その内情はロード・アニムスフィアの研究施設であり、「人類の未来を見守る」という大義のもとに、初代所長は極秘裏で英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァントの実験といった非人道的な試みも少なからず行っていた<ref group = "注">幕間の物語「英霊憑依」ではエルメロイⅡ世がデミ・サーヴァントの説明を聞いた際「そんなふざけた組織だったら即座に解体を提案している」と述べている。</ref>。
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国連主催の組織であるカルデアだが、その内情はロード・アニムスフィアの研究施設であり、「人類の未来を見守る」という大義のもとに、初代所長マリスビリーは極秘裏において英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァントの実験といった非人道的な試みも少なからず行っていた<ref group = "注">幕間の物語「英霊憑依」ではエルメロイⅡ世がデミ・サーヴァントの説明を聞いた際「そんなふざけた組織だったら即座に解体を提案している」と述べている。</ref>。
    
時計塔において、カルデアとアニムスフィア家の理論は「机上の空論に過ぎない」と軽視されたが、2004年に起きた聖杯戦争で参加したマリスビリーが勝者となったことに端を発し、英霊召喚システムの確立や未来観測と時代への干渉による仮想実験といった度重なる成功によってその評価は覆る。これが、天文台に過ぎなかったカルデアが研究施設さながらの設備を持つようになった一因となる。
 
時計塔において、カルデアとアニムスフィア家の理論は「机上の空論に過ぎない」と軽視されたが、2004年に起きた聖杯戦争で参加したマリスビリーが勝者となったことに端を発し、英霊召喚システムの確立や未来観測と時代への干渉による仮想実験といった度重なる成功によってその評価は覆る。これが、天文台に過ぎなかったカルデアが研究施設さながらの設備を持つようになった一因となる。
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時計塔での評価はいいものではなく、“信用に値しない魔術理論”“出来の悪い詐欺集団”“<ruby><rb>12の君主</rb><rt>ロード</rt></ruby>の面汚し”など話題にするのを避ける鬼後扱いをされている。
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しかして時計塔での評価・心象は非常に悪く、“信用に値しない魔術理論”“出来の悪い詐欺集団”“<ruby><rb>12の君主</rb><rt>ロード</rt></ruby>の面汚し”など話題にする事さえ憚られる鬼子扱いをされている。
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「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]が発言していることから、この組織は具体的な方法こそ不明ではあるが[[マリスビリー・アニムスフィア|マリスビリー]]自身が根源に到達する為を主目的として築き上げられたモノだったといえる。
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「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]が発言していることから、結局の所この組織は、具体的な方法こそ不明ではあるが[[マリスビリー・アニムスフィア|マリスビリー]]自身が根源に到達する為を主目的として築き上げられたモノだったといえる。
    
==カルデアの区画==
 
==カルデアの区画==
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