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聖杯を求める七人のマスターと、彼らと契約した七騎の[[サーヴァント]]がその覇権を競う。<br>他の六組が排除された結果、最後に残った一組にのみ、聖杯を手にし、願いを叶える権利が与えられる。
聖杯を求める七人のマスターと、彼らと契約した七騎の[[サーヴァント]]がその覇権を競う。<br>他の六組が排除された結果、最後に残った一組にのみ、聖杯を手にし、願いを叶える権利が与えられる。
勝利のためには、マスターか、そのサーヴァントを倒す。
もしくはマスターの令呪を無効化し、強制的にマスターとしての資格を失わせることが必要となる。
なお、サーヴァントを失ったマスターとマスターを失ったサーヴァントが契約を交わし、再び参戦する事も可能。
なお、サーヴァントを失ったマスターとマスターを失ったサーヴァントが契約を交わし、再び参戦する事も可能。
冬木の聖杯戦争のシステムを作り上げた御三家の本来の目的は、サーヴァントとして召喚した英霊の魂が座に戻る際に生じる孔を固定して、そこから世界の外へ出て『根源』に至る事。<br>小聖杯は溜め込んだ七騎分をもって大穴を空けるためにある。<br />
冬木の聖杯戦争のシステムを作り上げた御三家の本来の目的は、サーヴァントとして召喚した英霊の魂が座に戻る際に生じる孔を固定して、そこから世界の外へ出て『根源』に至る事。<br>小聖杯は溜め込んだ七騎分をもって大穴を空けるためにある。<br />
つまり、'''本当は殺し合いなどする必要は無い'''。<br>本来の目的を隠した上でマスターを呼び寄せる為、上記のような表向きの"戦争"がある。
=== 用語 ===
=== 用語 ===
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*西暦1800年頃に開催。
*西暦1800年頃に開催。
*聖杯降臨地は柳洞寺。
*聖杯降臨地は柳洞寺。
*もともと御三家にはこの儀式を聖杯を奪い合う戦争にする意図はなく、「聖杯戦争」というシステム自体が発足しておらず、この時には令呪すらなかった。(聖杯戦争と呼ばれるようになったのも第二次から)
*最初に行われた大儀礼だが、もともと御三家にはこの儀式を聖杯を奪い合う戦争にする意図はなかった。つまり「聖杯戦争」というシステム自体が発足しておらず、この時には令呪すらなかった。(聖杯戦争と呼ばれるようになったのも第二次から)
*実際には聖杯を使えるのは一組だけであることが発覚し、御三家の間で聖杯の所有権を決めるための諍いが発生する。(アイリ師匠いわく「ちょっとした いがみ合い」)
*実際には聖杯を使えるのは一組だけであることが発覚し、御三家の間で聖杯の所有権を決めるための諍いを聖杯戦争として呼称している。(アイリ師匠いわく「ちょっとした いがみ合い」)
*第一回目なだけに、まともなルールが規定されていなかった。更にこの頃は[[令呪]]が存在しなかった為サーヴァントが制御不能になるなど大規模な混乱が発生し、儀式としての体をなさず失敗に終わる。(殺し合いをしている間に終わってしまったらしい)
*第一回目なだけに、まともなルールが規定されていなかった。更にこの頃は[[令呪]]が存在しなかった為サーヴァントが制御不能になるなど大規模な混乱が発生し、儀式としての体をなさず失敗に終わる。(殺し合いをしている間に終わってしまったらしい)
*第二次が大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、第三次ではもっと細かなルールが決められた。
*第二次が大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、第三次ではもっと細かなルールが決められた。
*初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、[[言峰璃正]]を監督役として置く。(聖杯戦争を公正に監督させるために、アインツベルン側から教会に聖遺物を監督するようけしかけた)
*初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、[[言峰璃正]]を監督役として置く。(聖杯戦争を公正に監督させるために、アインツベルン側から教会に聖遺物を監督するようけしかけた)
*戦いの過程で小聖杯が破壊され無効試合となって終わった。
*戦いの過程で小聖杯が破壊され、無効試合に終わる。
*アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも早期に敗退。だが、この「復讐者」のサーヴァントの為に聖杯が「この世全ての悪」に汚染されてしまう。
*アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも早期に敗退。だが、この「復讐者」のサーヴァントの為に聖杯が「この世全ての悪」に汚染されてしまう。
** 『Fate/Apocrypha』の世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。
** 『Fate/Apocrypha』の世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。
*前回の反省から、アインツベルンはホムンクルスを「自己管理能力を備えた聖杯の器」として送り出す。
*前回の反省から、アインツベルンはホムンクルスを「自己管理能力を備えた聖杯の器」として送り出す。
*聖杯降臨地は住宅地の中にあった冬木市民会館(施工中で当時は未完成)。
*聖杯降臨地は住宅地の中にあった冬木市民会館(施工中で当時は未完成)。
*勝者は決したが、その勝者が聖杯を破壊したことで儀式は失敗に終わる。
*勝者は[[衛宮切嗣]]だが、彼が聖杯を破壊したことで儀式は失敗。それどころかこの破壊を引き金として冬木大災害が起き、数百人が死亡する大惨事となった。終結後、衛宮切嗣は大聖杯を完全破壊するために地脈に仕掛けを施す。
*この聖杯戦争で[[ジル・ド・レェ]]が召喚されたことで[[フランチェスカ・プレラーティ]]の興味を引くが、おそらく間桐臓硯の手で介入は阻止される。その結果彼女が聖杯戦争に前向きになった為に後述する「偽りの聖杯戦争」の開催時期が早められた。
*この聖杯戦争で[[ジル・ド・レェ]]が召喚されたことで[[フランチェスカ・プレラーティ]]の興味を引くが、おそらく間桐臓硯の手で介入は阻止される。その結果彼女が聖杯戦争に前向きになった為に後述する「偽りの聖杯戦争」の開催時期が早められた。
*前回から10年という短期間の後に開催され、第四次の影響を色濃く残す。
*前回から10年という短期間の後に開催され、第四次の影響を色濃く残す。
*聖杯戦争史上、最強のサーヴァントたちが集う一方で、マスターの平均年齢が最も若い聖杯戦争でもある。
*聖杯戦争史上、最強のサーヴァントたちが集う一方で、マスターの平均年齢が最も若い聖杯戦争でもある。
*どのルートを通っても最終的に大聖杯が破壊され、今後聖杯戦争が起きることはない。劇中で直接大聖杯が破壊されるのは桜ルートのみだが、他のルートでも後に切嗣の仕掛けによって大聖杯は破壊される予定。切嗣の計算通りであれば、あと二十〜三十年ほどで仕掛けは発動する。
*どのルートを通っても最終的に大聖杯が破壊され、今後正規的な聖杯戦争が起きることは二度とない。劇中で直接大聖杯が破壊されるとわかるのは桜ルートのみが確実だが、他のルートでも後に切嗣の仕掛けによって大聖杯は破壊される予定。切嗣の計算通りであれば、あと二十〜三十年ほどで仕掛けは発動する。
*『hollow』へと至る場合、どのような決着だったとしても、言峰綺礼の死亡は決定している。
*『hollow ataraxia』へと至る場合、どのような決着だったとしても、言峰綺礼の死亡は決定している。
*『氷室の天地』ではこの聖杯戦争の影で[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]が中心となって[[化野菱理|時計塔の法政科]]やら[[シエル|埋葬機関のエージェント]]まで巻き込んだ一大事件が起きていた事が語られている。詳細は不明だが、後述の「偽りの聖杯戦争」のタイミングを考えると、聖杯の欠片と泥を狙ってきたフランチェスカの暗躍ではないかと推測されている。
*『氷室の天地』ではこの聖杯戦争の影で[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]が中心となって[[化野菱理|時計塔の法政科]]や[[シエル|埋葬機関のエージェント]]まで巻き込んだ一大事件が起きていた事が語られている。詳細は不明だが、後述の「偽りの聖杯戦争」のタイミングを考えると、聖杯の欠片と泥を狙ってきたフランチェスカの暗躍ではないかと推測されている。
;聖杯戦争の解体(解体戦争)
;聖杯戦争の解体(解体戦争)
*[[遠坂凛]]と[[ロード・エルメロイⅡ世]]が執り行う。<ref group = "注">『complete materialⅢ』では遠坂の当主と記述されており、凛なのかは明かされていなかったが、コラボイベント『Fate/Accel Zero Order』で判明した。</ref>
*[[遠坂凛]]と[[ロード・エルメロイⅡ世]]が執り行う。<ref group = "注">『complete materialⅢ』では遠坂の当主と記述されており、凛なのかは明かされていなかったが、コラボイベント『Fate/Accel Zero Order』で判明した。</ref>
*[[アインツベルン]]が第五次聖杯戦争にて敗北し、第三魔法の成就を諦めたことで放置された[[聖杯|大聖杯]]を奪いに冬木へとやって来た者たちが発端となる。
*[[アインツベルン]]が第五次聖杯戦争にて敗北し、第三魔法の成就を諦めたことで放置された[[聖杯|大聖杯]]を奪いに冬木へとやって来た者たちが発端となる。
*大聖杯の復活を画策していた魔術協会の一部と対立、聖杯戦争に匹敵する大騒動を引き起こす。
*大聖杯の復活を画策していた魔術協会の一部と対立、聖杯戦争に匹敵する大騒動を引き起こす。この時点では「大聖杯の『復活』を画策」と、大聖杯が機能を停止しているようにも読み取れるが詳細は不明。
*最終的に大聖杯は完全に解体され、冬木の聖杯戦争はその歴史を閉じる。「大聖杯の『復活』を画策」と、大聖杯が機能を停止しているようにも読み取れるが詳細は不明。
*最終的に大聖杯は完全に解体され、冬木の聖杯戦争もまたその歴史に終止符が打たれた。
== その他の聖杯戦争 ==
== その他の聖杯戦争 ==
アーチャーと帝国陸軍が帝都に聖杯を持ち帰った為か、帝都で開催された。<br>
アーチャーと帝国陸軍が帝都に聖杯を持ち帰った為か、帝都で開催された。<br>
第三次での被害が大きかったために御三家はどこも参加できず(間桐少佐は帝国陸軍所属)、聖堂教会も太平洋戦争末期のため大日本帝国で大きく動けず、第三次の監督役もアーチャーに殺されているため、参加勢力は[[ドイツ第三帝国]]と帝国陸軍がメイン。<br>
第三次での被害が大きかったために御三家はどこも参加できず(間桐少佐は帝国陸軍所属)、聖堂教会も太平洋戦争末期のため大日本帝国で大きく動けず、第三次の監督役もアーチャーに殺されているため、参加勢力は[[ドイツ第三帝国]]と帝国陸軍がメイン。<br>
開催地や参加勢力の影響が相当に波及しており、召喚されたサーヴァントはその大半が日本出身である。
===聖杯大戦===
===聖杯大戦===
[[Fate/Apocrypha]]で第三次聖杯戦争後、ナチスドイツによって冬木の大聖杯が強奪され、アインツベルンが「復讐者」ではなく「[[シロウ・コトミネ|ルーラー]]」を召喚した事で生まれた平行世界における聖杯戦争。<br>
[[Fate/Apocrypha]]で第三次聖杯戦争後、ナチスドイツによって冬木の大聖杯が強奪され、アインツベルンが「復讐者」ではなく「[[シロウ・コトミネ|ルーラー]]」を召喚した事で生まれた平行世界における聖杯戦争。<br>
西暦2000年頃に開催。予備システムの稼働により、ルーマニアのトゥリファスに7騎+7騎+ルーラー1騎の計15騎のサーヴァントが召喚され、「黒」と「赤」の陣営に分かれて戦う。「聖杯大戦」という名はこの規模の拡大によって付けられた名称で、魔術協会・ユグドミレニア共にこの呼び方をする。<br>
チーム戦ではあるものの、聖杯を手にするのは一組というのは他の聖杯戦争と同一である。<br>よって、赤と黒の戦争が終結すれば、一時は味方であった者との第二の争いが始まる。<br>
チーム戦ではあるものの、聖杯を手にするのは一組というのは他の聖杯戦争と同一である。<br>よって、赤と黒の戦争が終結すれば、一時は味方であった者との第二の争いが始まる。<br>
===亜種聖杯戦争===
この世界では聖杯戦争が世界的に広まり、各地で行われるようになった上に大聖杯も汚染されていないので、大聖杯によってルール管理者として「[[ルーラー]]」が召喚されている。<br>
「ルーラー」はこれ以前にも大規模な聖杯戦争やルールが特殊な戦争で幾度となく召喚されており、その存在は聖杯戦争関係者からは普通の物と受け止められており、「黒」も「赤」もその存在について熟知している。<br>
第三次の後、アインツベルンは新たな大聖杯の構築に奔走するが、遠坂は聖杯の獲得を断念して別の手段で根源への到達を目指し、マキリは完全に零落し聖杯の事を口伝として伝えるのみとなっている。
====亜種聖杯戦争====
『Apocrypha』の世界において、十数年前から乱発されていた極小の聖杯戦争。<br>
ダーニックが撹乱のために聖杯戦争の仕組みを魔術師という魔術師にバラ撒いたせいで発生したとされる。<br>
ダーニックが撹乱のために聖杯戦争の仕組みを魔術師という魔術師にバラ撒いたせいで発生したとされる。<br>
召喚される英霊数は冬木のものには届かず、わずか二騎で行われるものから相当の規模である五騎までと様々である。<br>
召喚される英霊数は冬木のものには届かず、わずか二騎で行われるものから相当の規模である五騎までと様々である。<br>
大雑把に百の聖杯が作成された場合、九十五が途中で頓挫、残り五つのうち四つが不完全で暴発、最後の一つが冬木とは比較にならないほど劣化した儀式として成立するらしい。<br>
大雑把に百の聖杯が作成された場合、九十五が途中で頓挫、残り五つのうち四つが不完全で暴発、最後の一つが冬木とは比較にならないほど劣化した儀式として成立するらしい。<br>
ちなみに額面通りに受け取ると、単純計算で一回の亜種聖杯戦争の裏には'''99の失敗'''が存在する事になる。<br>
ちなみに額面通りに受け取ると、単純計算で一回の亜種聖杯戦争の裏には'''99の失敗'''が存在する事になる。<br>
そんな劣化聖杯で呼び出されるサーヴァントにとってはたまったものではなく、召喚を拒絶するサーヴァントやマスターに叛逆するサーヴァントも多数発生した。<br>
霊脈の関係上、サーヴァントが冬木の聖杯戦争ほど実力を発揮できず知名度補正の影響が大きい場合が多く、地元サーヴァントの触媒争奪戦になることが多い。例えばギリシャにて開催された場合「ヘラクレスの触媒」の取り合いによって聖杯戦争開催以前に勝負が決するため、実質単なる魔術師同士の魔術合戦と化すという。
初期においては「暗殺者の春」と呼ばれるほどにアサシンによるマスター殺しが猛威を振るったが、やがて「度重なる召喚で19人のハサン全員の宝具が解析され、対策が広まっている」という設定がある。<br>
具体的な開催頻度は不明だが、少なくとも上記の通り'''アサシンとしてハサンが召喚されるかも怪しい'''環境下で'''ハサン達が一通り召喚・対策される'''ぐらいには頻繁に起きている模様。成功率1%でよくやるものである。
====迷宮の聖杯戦争====
[[Fate/Labyrinth]]で[[コーバック・アルカトラス]]作の第七迷宮にて行われる聖杯戦争。上記の亜種聖杯戦争の一つに当たるが、同一の世界観かどうかは不明。<br>
召喚される英霊は四騎。マスターはおらず、迷宮のモンスターや罠をくぐり抜け、拾ったマジックアイテムから魔力を補給し、最奥部にある聖杯を目指す。
その目的は聖杯を設置した[[ヴォルフガング・ファウストゥス]]の本当の目的である「自身の霊基再臨」を果たすため、サーヴァントから英霊核を奪いとり、自身の魔力源とすること。その意味では、「根源への穴を開ける」か「自分の霊格を上げる」かの違いはあるが、本来の聖杯戦争の真の目的に一番近いとも言える。
その目的は聖杯を設置した[[ヴォルフガング・ファウストゥス]]の本当の目的である「自身の霊基再臨」を果たすため、サーヴァントから英霊核を奪いとり、自身の魔力源とすること。その意味では、「根源への穴を開ける」か「自分の霊格を上げる」かの違いはあるが、本来の聖杯戦争の真の目的に一番近いとも言える。
[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]のイリヤ世界で本編の時間軸の10年前、アインツベルン家が行おうとしていた儀式。<br>
[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]のイリヤ世界で本編の時間軸の10年前、アインツベルン家が行おうとしていた儀式。<br>
内容は冬木の聖杯戦争に準ずると推定されるが、[[衛宮切嗣]]と[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]が出奔したために、この世界では行われることがなかった。<br>
内容は冬木の聖杯戦争に準ずると推定されるが、[[衛宮切嗣]]と[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]が出奔したために、この世界では行われることがなかった。<br>
とは言え『Stay night』に連なるいわゆる正史世界との齟齬も少なくない。例えばクラスは基本7クラスがすべてで[[エクストラクラス|例外]]はないとされるほか、(正史では先祖が聖杯戦争に参加していた)凛やルヴィアが聖杯戦争を全く知らなかった。本編中に「第四次聖杯戦争」という用語は登場しないため、イリヤの世界ではこれが「第一次聖杯戦争」になるはずだった可能性も考えられる。<br>
とは言え『Stay night』に連なるいわゆる正史世界との齟齬も少なくない。例えばクラスは基本7クラスがすべてで[[エクストラクラス|例外]]はないとされるほか、(正史では先祖が聖杯戦争に参加していた)凛やルヴィアが聖杯戦争を全く知らなかった。本編中に「第四次聖杯戦争」という用語は登場しないため、イリヤの世界ではこれが「第三次」以前の聖杯戦争になるはずだった可能性も考えられる。<br>
戦争自体の真相も「願望機を求めて戦い合う擬似戦争」とだけ解説されており、根源に至るという裏の目的がこちらの世界にも存在するかは不明。
戦争自体の真相も「願望機を求めて戦い合う擬似戦争」とだけ解説されており、根源に至るという裏の目的がこちらの世界にも存在するかは不明。
<br>エインズワース家が間桐家とその他の魔術師一族と手を組み、おのおのが「聖杯となる器」「聖杯を降霊可能な土地」「英霊召喚システム」を用意したとのこと。<br>
<br>エインズワース家が間桐家とその他の魔術師一族と手を組み、おのおのが「聖杯となる器」「聖杯を降霊可能な土地」「英霊召喚システム」を用意したとのこと。<br>
置換魔術の特性を考えると、エインズワース家が用意したのは「英霊召喚システム」。<br>
置換魔術の特性を考えると、エインズワース家が用意したのは「英霊召喚システム」。<br>
エインズワース家のそれは「サーヴァントカード」と呼ばれる英霊の力が宿ったカードを術者自身の身に宿して戦わせる「夢幻召喚(インストール)」という形をとっている。<br>
これは、奪い合う「聖杯」である美遊が既に完成されているため、わざわざ英霊の魂を召喚して来なくても良いからであろうか。
これは、奪い合う「聖杯」である美遊が既に完成されているため、わざわざ英霊の魂を召喚して来なくても良いからであろうか。
第五次まで終わっており、イリヤ達が巻き込まれたのは「第六次聖杯戦争」である。第四次までは失敗続きであり、特に第四次では当時の当主だったザカリー・エインズワースが死去し、残りの2家も壊滅したとのこと。<br>
そして第五次聖杯戦争でも衛宮士郎がイレギュラーから参戦してしまい、残り六騎を撃破して勝者となり、聖杯である美遊に願って彼女を平行世界へと送り出すことで終息したはずだったが…。<br>
===[[Fate/Prototype]]、[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|蒼銀のフラグメンツ]]での聖杯戦争===
===[[Fate/Prototype]]、[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|蒼銀のフラグメンツ]]での聖杯戦争===
『Prototype』世界において、[[聖堂教会]]の所有していた模造聖杯を使用して行われる聖杯戦争。<br>
『Prototype』世界において、[[聖堂教会]]の所有していた模造聖杯を使用して行われる聖杯戦争。<br>
===聖杯探索===
===聖杯探索===
『[[Fate/Grand Order]]』の世界で執り行われている儀式。<br>
『[[Fate/Grand Order]]』の世界を起点にした人理の焼却に伴って勃発したもの。<br>
亜種聖杯戦争にしても異質なものだが、公式サイト等には「史上最大の聖杯戦争」との記述がある。<br>
亜種聖杯戦争にしても異質なものだが、公式サイト等には「史上最大の聖杯戦争」との記述がある。
===[[Fate/Grand Order]]での聖杯戦争===
魔術王ソロモンを名乗る者による人理定礎の破壊を目的に、各時代に聖杯を預けられた人物が出現しており、唯一その脅威に立ち向かえる[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]は、聖杯の奪取ないし彼らの撃破を目的としてレイシフトによる特異点への突入を行う。<br>
『[[Fate/Grand Order]]』の世界にて開催された聖杯戦争。<br>
各特異点には聖杯所有者が召喚するサーヴァントの他、マスターを持たずに召喚される「はぐれサーヴァント」が複数出現。彼らが人理定礎を守護する側と破壊する側に分かれて戦いを繰り広げるため、特異点ごとに亜種聖杯戦争が起きているともとれる。<br>
『[[Fate/stay night]]』で語られたものと異なり、2004年での冬木市が最初の開催地とされている。また、アメリカで聖杯戦争を執り行われたという公式記録はない。<br>
最終的に7つの特異点の聖杯がカルデアに回収され、その後に魔術王の正体であった[[ゲーティア]]を倒したことで一旦事件は幕を引いたが…
[[聖杯]]を手に入れた勝者は時計塔のロードにしてカルデアの前所長である[[マリスビリー・アニムスフィア]]とそのサーヴァントの[[ソロモン]]。マリスビリーはカルデアの活動や開発のための資金を、[[ソロモン]]は[[ロマニ・アーキマン|人間への転生]]を聖杯に願った。今後の活動に影響を及ぼさないよう、「セイバーが聖杯戦争での勝者」と情報操作をしていた。冬木市での聖杯戦争の英霊召喚をもとに、「守護英霊召喚システム・フェイト」が造られた。<br>
====[[Fate/Grand Order]]での聖杯戦争====
『[[Fate/Grand Order]]』の世界において、フィニス・カルデア発足前に開催されていた聖杯戦争。<br>
『[[Fate/stay night]]』で語られたものと異なり、2004年での冬木市が最初にして最後の開催地とされている。また、アメリカで聖杯戦争を執り行われたという公式記録がない。<br>
[[聖杯]]を手に入れた勝者は時計塔のロードにしてカルデアの前所長である[[マリスビリー・アニムスフィア]]とそのサーヴァントの[[ソロモン]]。マリスビリーはカルデアの活動や開発のための資金を、[[ソロモン]]は[[ロマニ・アーキマン|人間への転生]]を聖杯に願った。今後の活動に影響を及ぼさないよう、「セイバーが聖杯戦争での勝者」と情報操作をしていた。冬木市での聖杯戦争の英霊召喚をもとに、「守護英霊召喚システム・フェイト」が造られた。
何気に、滞りなく勝者の一組が決定し、聖杯が破壊される事も無く、勝者の望みがきちんと叶えられている数少ない聖杯戦争。<br>
[[ソロモン]]が語ったところによると、少なくとも『Grand Order』の世界における「聖杯戦争」とは、元々はソロモンの時代に存在した「[[ビースト|人類悪]]による世界の危機に対し、[[グランドクラス|その時代最高峰の七騎]]を召喚しぶつける決戦魔術」が源流であり、後世のものはそれを格落ちで再現、要所改変したものに過ぎないとされる。この設定が他作品においても同様なのかは現在不明。
[[ソロモン]]が語ったところによると、少なくとも『Grand Order』の世界における「聖杯戦争」とは、元々はソロモンの時代に存在した「[[ビースト|人類悪]]による世界の危機に対し、[[グランドクラス|その時代最高峰の七騎]]を召喚しぶつける決戦魔術」が源流であり、後世のものはそれを格落ちで再現、要所改変したものに過ぎないとされる。この設定が他作品においても同様なのかは現在不明。
===Fate/Accel Zero Orderでの第四次聖杯戦争===
====Fate/Accel Zero Orderでの第四次聖杯戦争====
『[[Fate/Grand Order]]』に登場する並行世界にて開催された第四次聖杯戦争。<br>
『[[Fate/Grand Order]]』に登場する並行世界にて開催された第四次聖杯戦争。<br>
大筋は本来の第四次聖杯戦争と同様だが、アインツベルンの研究が一世代早く進んだことで[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]が究極のホムンクルスとなっているため、アインツベルンが[[衛宮切嗣]]を雇わずアイリスフィールが[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のマスターとして直接参加しているという点が異なる。<br>
大筋は本来の第四次聖杯戦争と同様だが、アインツベルンの研究が一世代早く進んだことで[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]が究極のホムンクルスとなっているため、アインツベルンが[[衛宮切嗣]]を雇わずアイリスフィールが[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のマスターとして直接参加しているという点が異なる。<br>
また、その結果「最強のスペックを持つマスター」「最優のサーヴァント」「小聖杯の優先権」を持つアインツベルンの勝利がほぼ確定となり、アンリマユの誕生が決定的となったことで外部からこれを阻止せんとする動きが立ち上がる、カルデアのレイシフトとは他に、抑止力の代行者として[[エミヤ〔アサシン〕]]が干渉。
===深海電脳楽土SE.RA.PHでの聖杯戦争===
====深海電脳楽土SE.RA.PHでの聖杯戦争====
『[[Fate/Grand Order]]』の世界における特異点で開催された聖杯戦争。<br>
2030年にレイシフトさせられて電脳化された[[海洋油田基地セラフィックス]]を舞台として、128人のマスターと128騎のサーヴァントがバトルロイヤル形式で戦うという、上記のムーンセルの聖杯戦争の初期形式を模している。<br>
だが、ここでのマスターはすべてセラフィックスの隠された区画である「天体室」に「死亡がまだ確定していない状態」で安置された素体が使用されており、事実上召喚されたのははぐれサーヴァントのみである。その為に、召喚されたサーヴァントの中には我欲のままに行動する輩も数多く居る。<br>
さらに言うなら、そもそも聖杯戦争の開催目的は、[[ビーストⅢ/R|殺生院キアラのビースト]]としての霊基を確立するため(と彼女の暇つぶし)であり、死亡したサーヴァントも残ったサーヴァントも最終的にはキアラに吸収されてしまう。つまり、『[[Fate/Labyrinth]]』の「迷宮の聖杯戦争」と同じく、'''完全な空手形。'''<br>
さらに言うなら、そもそも聖杯戦争の開催目的は、[[ビーストⅢ/R|殺生院キアラのビースト]]としての霊基を確立するため(と彼女の暇つぶし)であり、死亡したサーヴァントも残ったサーヴァントも最終的にはキアラに吸収されてしまう。つまり、『[[Fate/Labyrinth]]』の「迷宮の聖杯戦争」と同じく、'''完全な空手形。'''<br>
その性質上128騎が全て吸収されたらすぐに128騎が再召喚されて次の「聖杯戦争」が始まるうえ、時間経過速度が特異点外の現実よりも大きく乖離していることもあって「開催回数」もとんでもないことになっており、'''最低でも70回'''は繰り返されている。
===Fate/Apocrypha Inheritance of Gloryでの聖杯大戦===
====Fate/Apocrypha Inheritance of Gloryでの聖杯大戦====
:『Apocrypha』の世界で[[ファヴニール]]が世界の裏に持ち去った大聖杯の中で執り行われた聖杯戦争。
:『Fate/Apocrypha』の世界において、[[ファヴニール]]が世界の裏に持ち去った大聖杯の中で執り行われた聖杯戦争。
:大聖杯の内部は『Apocrypha』の世界での聖杯大戦を再現するための巨大なシミュレーションフィールドであり、トゥリファスと空中庭園が精密に再現されているが、それ以外の土地は存在しない。
:大聖杯の内部は『Apocrypha』の世界での聖杯大戦を再現するための巨大なシミュレーションフィールドであり、トゥリファスと空中庭園が精密に再現されているが、それ以外の土地は存在しない。
:その為か、サーヴァントも聖杯大戦の際に召喚された時の再現体であるが、不完全なもの。戦闘能力こそサーヴァントに匹敵するが、感情や論理的な思考は一切なく、戦闘のみを実行し繰り返すだけであり、いわゆるゾンビやメカに近い。
:その為か、サーヴァントも聖杯大戦の際に召喚された時の再現体であるが、不完全なもの。戦闘能力こそサーヴァントに匹敵するが、感情や論理的な思考は一切なく、戦闘のみを実行し繰り返すだけであり、いわゆるゾンビやメカに近い。
:最初は二騎、567回目の聖杯戦争は四騎と規模が増え、七騎が揃った2313回目辺りから、ダーニックによってクラッキングしたことで大聖杯の支配率が変わり始め、事態の収拾のために大聖杯の管理者である[[ジーク (Grand Order)|ファヴニール]]によって主人公が召喚された時は戦いの数は既に一万を超えた。
:最初は二騎、567回目の聖杯戦争は四騎と規模が増え、七騎が揃った2313回目辺りから、ダーニックのクラッキングによって大聖杯の支配率が変わり始め、事態の収拾のために大聖杯の管理者である[[ジーク (Grand Order)|ファヴニール]]によって主人公が召喚された時は戦いの数は既に一万を超過、支配率はすでに過半分が奪われていた。
:本来であれば、ファヴニールは十四騎すべてのサーヴァントに思考を持たせて聖杯大戦を裏で操っている者を探ろうとしたが、それは悪手であり残酷なものとして躊躇してしまった。しかしそうして幾千幾万も繰り返すうちに自我を持たぬまま、宝具すら起動できる程までに状況は悪化した。
:本来であれば、ファヴニールは十四騎すべてのサーヴァントに思考を持たせて聖杯大戦を裏で操っている者を探らせようとしたが、それは悪手であり残酷な手段として躊躇してしまった。しかしそうして幾千幾万回も手をこまねいたうちに、再現体が自我を持たぬまま宝具すら起動できる程までに状況は悪化した。
:こうして、ファーヴニルの手によって咄嗟にアキレウスとケイローンを思考を持たせたサーヴァントにしたものの、聖杯大戦の記憶を持たない初期化した状態である。だが再現体は打倒することで思考を保有した状態で味方となる。
:その後、ファヴニールは咄嗟にアキレウスとケイローンを思考を持たせたサーヴァントにしたものの、彼らは聖杯大戦の記憶を持たない初期化した状態となった。だがそれ以降、他の再現体を打倒することで思考を保有した状態で味方につけることも可能となった。
:このまま放置した場合だと大聖杯は暴走し、魔獣に被害が及ぶだけでなく、下手すれば人理の錨が余波で障害を起こし、織物が破れて物理法則は一転して変貌して神代と現在が入り混じる世界となり、人間も魔物も互いに殺し合う事となる。
:このまま放置した場合だと大聖杯は暴走し、魔獣に被害が及ぶだけでなく、下手すれば人理の錨が余波で障害を起こし、織物が破れて物理法則が一転して変貌して神代と現在が入り混じる世界となり、人間も魔物も互いに殺し合う事となる。
:なお、この聖杯大戦は「再現された世界」に影響を与えるものではないため、[[ルーラー]]が召喚されることはない。
:ただしこの聖杯大戦は「再現された世界」側に影響を与えるものではないため、[[ルーラー]]が召喚されることはない。
===ぐだぐだ帝都聖杯奇譚での聖杯戦争===
====ぐだぐだ帝都聖杯奇譚での聖杯戦争====
『Fate/Grand Order』の世界における特異点で開催された聖杯戦争。<br>
「皇紀2605年」の帝都東京が舞台となっているが、帝都以外の空間は存在しておらず、当然ながら太平洋戦争中でもない。<br>
「皇紀2605年」の帝都東京が舞台となっているが、帝都以外の空間は存在しておらず、当然ながら太平洋戦争中でもない。<br>
原則としてマスターはおらず、大量に召喚されたはぐれサーヴァントが互いに殺し合うことから始まり、十分に戦果を挙げれば聖杯からクラスを与えられて参加者となる。ただし、他のはぐれサーヴァントに倒されてクラスを奪い取られることもある。<br>
原則としてマスターはおらず、大量に召喚されたはぐれサーヴァントが互いに殺し合うことから始まり、十分に戦果を挙げれば聖杯からクラスを与えられて参加者となる。ただし、他のはぐれサーヴァントに倒されてクラスを奪い取られることもある。<br>
参加者は帝都の各地にある「楔」を中心に「戦線(レッドライン)」と呼称される陣地を構え、敵サーヴァントを倒すか楔を破壊するかの陣取り合戦を行ってゆく。<br>
自分の戦線内では聖杯から様々な恩恵を受ける事ができるが、セイバー・ランサー・アーチャーの三騎士は特にその恩恵が強く、ライダーは敵の戦線内でもある程度自由に行動でき、アサシンは敵サーヴァントの位置を把握できるなどクラスごとに様々。
===サバフェスでの聖杯戦争===
……実のところ、この聖杯戦争は何度も繰り返されており、その実態は帝都全てを戦線としているキャスター・[[明智光秀]]の手によって英霊の霊核を集め、いつか召喚されるであろう[[織田信長]]の霊基に注ぎ込むことで「自分の理想とする信長」を生み出す為の儀式であり、やはり完全な出来レースである。
====サーヴァント・サマー・フェスティバルでの聖杯戦争====
『Fate/Grand Order』の世界において、即席で作り上げられた特異点「永久常夏祭壇ルルハワ」にて開催された聖杯戦争。<br>
年に一回開かれる同人誌即売会「サーヴァント・サマースター・フェスティバル」にて、今年の主催者であった[[BB (水着)]]が「売上一位のサークルには聖杯をプレゼント」と賞品をつけたことで発生した。<br>
年に一回開かれる同人誌即売会「サーヴァント・サマースター・フェスティバル」にて、今年の主催者であった[[BB (水着)]]が「売上一位のサークルには聖杯をプレゼント」と賞品をつけたことで発生した。<br>
とはいえ参加者の大半は聖杯には興味が無く、本気で狙っていたのはBBに強要された主人公チームと、スレイブランド創造に三度目の夢を賭けた[[女王メイヴ]]だけであった。<br/>
とはいえ参加者の大半は聖杯には興味が無く、本気で狙っていたのはBBに強要された主人公チームと、スレイブランド創造に三度目の夢を賭けた[[女王メイヴ]]だけであった。
……しかし案の定というべきか、結局これも完全な出来レース。実際のところ、BBは弱っていた女神ペレを聖杯の力で復活させる事を目論んでおり、その為には「他人の為に願いを使う事」が必須条件となる為、BBはメイヴが勝利するたびに後述する力を使って時間を巻き戻し、主人公らが一位を取るまで繰り返し続けていた。<br/>
ところが問題はそれだけではなかった。BBはペレと接触する前後にカルデアハワイ支部の設備を使った結果外宇宙の邪神と接触しており、時間を巻き戻す権能を譲り受けていたのみならず、明らかに接触した邪神の影響を受けたせいで目的も「ペレを復活される」からずれてしまっている。その結果、用意した聖杯「黄金の豚の杯」も'''願ったことと逆の願いが叶う'''という、[[アンリマユ]]仕込みだった冬木の汚染聖杯よりも最悪な代物であり、仮に主人公が世界平和の為に聖杯を使った場合には'''地球が崩壊する'''という過去最悪の結果をもたらす恐れがあったのである。
[[藤村大河]]がひょんなことから聖杯を手に入れてしまい、'''「みんなの願いを叶えて」'''と願ったことから始まった争奪戦。<br>
[[藤村大河]]がひょんなことから聖杯を手に入れてしまい、'''「みんなの願いを叶えて」'''と願ったことから始まった争奪戦。<br>
その性質上参加すれば誰もが願いを叶えられる可能性があり、願いがなくとも参戦することで結果的に無意識に持っていた願いが叶う、という因果になっている。<br>
その性質上参加すれば誰もが願いを叶えられる可能性があり、願いがなくとも参戦することで結果的に無意識に持っていた願いが叶う、という因果になっている。<br>
歴代の真面目な聖杯と比較しても願いを叶える能力はずっと高いのだが、手段をきちんと考えないと面白おかしい結果になってしまうというリスクが有る。
===[[カプセルさーばんと]]世界での第四次聖杯戦争===
===[[カプセルさーばんと]]世界での第四次聖杯戦争===
**聖杯戦争で失われたものへの金銭的なアフターサービスは、アインツベルンに出資させている。
**聖杯戦争で失われたものへの金銭的なアフターサービスは、アインツベルンに出資させている。
**聖杯戦争の性質上、施設の大規模な破損や魔力吸収による一般人の大量昏睡が発生するが、これらへの隠蔽工作では「ガス爆発」や「ガス漏れ」などでの理由の付けやすさからガス会社がしばしば汚名を着せられ、読者から同情を集めている。
**聖杯戦争の性質上、施設の大規模な破損や魔力吸収による一般人の大量昏睡が発生するが、これらへの隠蔽工作では「ガス爆発」や「ガス漏れ」などでの理由の付けやすさからガス会社がしばしば汚名を着せられ、読者から同情を集めている。
*根源に至ろうとする者には[[抑止力]]が働くはずだが、聖杯戦争が抑止力を呼び寄せていたかは不明。
*根源に至ろうとする者には[[抑止力]]が働くはずだが、聖杯戦争が抑止力を呼び寄せていたかは不明。
**コルネリウス=アルバは、元から開いている道を辿るだけなら抑止力は働かないと考えている。
**コルネリウス=アルバは、元から開いている道を辿るだけなら抑止力は働かないと考えている。一方で、荒耶は「アレの目は誤魔化せない」と言っている。
**HFルートにて、(抑止力のことかは分からないが)士郎はそもそもこの聖杯戦争の仕組みは根源に至る方法として間違っていたのではないかと疑問を抱いた。
**HFルートにて、(抑止力のことかは分からないが)士郎はそもそもこの聖杯戦争の仕組みは根源に至る方法として間違っていたのではないかと疑問を抱いた。
***『Apocrypha』でも、[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]が「効率が悪い」と評して聖杯戦争のシステムに疑問を抱いている。
***『Apocrypha』でも、[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]が「効率が悪い」と評して聖杯戦争のシステムに疑問を抱いている。