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2,017 バイト追加 、 2018年9月10日 (月) 17:19
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*色黒であることも手伝って全体的に表情の変化が分かりにくいが、表情差分は現時点で7つ<ref group = "出">「アルジュナ」『Fate/Grand Order materialⅢ』p.97。</ref>ある。実はその中に「照れ顔」の表情差分もあるのだが……今のところゲーム内で使われている痕跡がなく、『Fate/Grand Order materialⅢ』に掲載されているのみとなっている。
 
*色黒であることも手伝って全体的に表情の変化が分かりにくいが、表情差分は現時点で7つ<ref group = "出">「アルジュナ」『Fate/Grand Order materialⅢ』p.97。</ref>ある。実はその中に「照れ顔」の表情差分もあるのだが……今のところゲーム内で使われている痕跡がなく、『Fate/Grand Order materialⅢ』に掲載されているのみとなっている。
 
**そしてその照れ顔自体がそもそも、僅かに頬が赤くなっているだけで表情そのものの変化が乏しく、パッと見では通常顔とほぼ見分けがつかない。つまり'''ものすごく分かりにくい'''。同じく表情の変化に乏しいが色白であるカルナの方がまだ分かりやすいほど。
 
**そしてその照れ顔自体がそもそも、僅かに頬が赤くなっているだけで表情そのものの変化が乏しく、パッと見では通常顔とほぼ見分けがつかない。つまり'''ものすごく分かりにくい'''。同じく表情の変化に乏しいが色白であるカルナの方がまだ分かりやすいほど。
**そんな慎ましやかなレア差分とは逆に、何かを企んでいるかのような、いわゆる「悪い顔」をしている差分もあり、もといこちらもなかなかのレア。シナリオ本編では使用されていないため、アルジュナを召喚していない人が通常のプレイでこの表情をお目にかかる機会は今のところない<ref group = "注">彼を所持しているプレイヤーでもこの表情を見られる機会はごく少なく、最終再臨以外では幕間の物語「問い掛け続けることにこそ」、あとはカルナも同時に所持していればマイルーム会話でも見られる程度。</ref>。普段の勤勉さからは考えられないような黒い笑みに、彼の正体を知らなければまず分からないような凄まじい高笑いが合わさって、最終再臨では二度ビックリされることもしばしば起こる。もっともアルジュナにしてみれば本来隠し通さねばならないようなモノであり、本来人に見せるべき表情ではないので当然と言えば当然なのだが。
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**そんな慎ましやかなレア差分とは逆に、何かを企んでいるかのような、いわゆる「悪い顔」をしている差分もあり、もといこちらもなかなか貴重。シナリオ本編では使用されていないため、アルジュナを召喚していない人が通常のプレイでこの表情をお目にかかる機会は今のところない<ref group = "注">彼を所持しているプレイヤーでもこの表情を見られる機会はごく少なく、最終再臨以外では幕間の物語「問い掛け続けることにこそ」、あとはカルナも同時に所持していればマイルーム会話でも見られる程度。</ref>。普段の勤勉さからは考えられないような黒い笑みに、彼の正体を知らなければまず分からないような凄まじい高笑いが合わさって、最終再臨では二度ビックリされることもしばしば起こる。もっともアルジュナにしてみれば本来隠し通さねばならないようなモノであり、本来人に見せるべき表情ではないので当然と言えば当然なのだが。
 
*アルジュナの宝具である「破壊神の手翳(パーシュパタ)」は伝承によれば終末において世界そのものを破壊する際に用いられる武器で、所謂現実に語られる神話での破壊神シヴァが使えば'''全宇宙を破壊'''、アルジュナが使っても'''世界を七度滅ぼせる'''威力を有しているという。
 
*アルジュナの宝具である「破壊神の手翳(パーシュパタ)」は伝承によれば終末において世界そのものを破壊する際に用いられる武器で、所謂現実に語られる神話での破壊神シヴァが使えば'''全宇宙を破壊'''、アルジュナが使っても'''世界を七度滅ぼせる'''威力を有しているという。
 
**そのあまりの強力さにアルジュナ自身がその使用を禁じており、原典では使われていない。
 
**そのあまりの強力さにアルジュナ自身がその使用を禁じており、原典では使われていない。
*第二宝具である「炎神の咆哮」は彼の身の丈程もある大弓。螺旋状の装飾が施された流麗な弓で、装飾の裏面には溝が入っている。『EXTELLA LINK』の宿舎ではスタンドに突起部分を引っ掛け、弦を上にして立てかけるように置かれているが、彼の身長が180センチ弱なのでかなり大きいサイズであることが分かる。
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**またシヴァ神の配偶神である[[パールヴァティー]]から<ref group ="出">「パールヴァティー」『Fate/Grand Order materialⅤ』p.343。</ref>も「うっかりするといろいろと爆砕ですよ、爆砕」と諫められている。もっとも「あなたはしっかりしているから大丈夫だとは思いますが……」とのことだが、幕間の物語「神弓の真価」で森を更地にしていることもあって使い方を誤ると大惨事になるのは想像に難くないだろう。
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*第二宝具である「炎神の咆哮」は彼の身の丈程もある大弓。螺旋状の装飾が施された流麗な弓で、装飾の裏面には溝が入っている。『EXTELLA LINK』の宿舎ではスタンドに突起部分を引っ掛け、弦を上にして立てかけるように置かれているが、彼の身長が180センチ弱なのでかなり大きいサイズであることが分かる。ちなみに待機時モーションでは空中に浮かんでいる。
 
**『Grand Order』ではシナリオ内でのみ真名開放しており、『EXTELLA LINK』ではアクティブスキルとドライヴスキルで真名開放している。無誘導式であるのだが一部の攻撃はどう見てもホーミングしており、「千里眼」とテクニックだけで軌道を曲げているのだとしたら何とも恐ろしい技量である。
 
**『Grand Order』ではシナリオ内でのみ真名開放しており、『EXTELLA LINK』ではアクティブスキルとドライヴスキルで真名開放している。無誘導式であるのだが一部の攻撃はどう見てもホーミングしており、「千里眼」とテクニックだけで軌道を曲げているのだとしたら何とも恐ろしい技量である。
 
**また彼が両腰から提げている、何かの花を模したようにも見えるペイズリー調の装飾が施された板状の装備は矢筒であり、彼はベルトを3本使ってこれを固定している。
 
**また彼が両腰から提げている、何かの花を模したようにも見えるペイズリー調の装飾が施された板状の装備は矢筒であり、彼はベルトを3本使ってこれを固定している。
 
*『EXTELLA LINK』のインストールスキルは各サーヴァントの所有スキルとの連動によりボーナスが発生するといった仕様があるが、アルジュナは連動数が全サーヴァント中で最多を誇る。これは「神性 B」と「授かりの英雄 A」を除いたほかの4つがもれなく連動対応スキルであるため。「神性」は本来クラススキルではないのだが(『Grand Order』は例外)、彼の場合は『EXTELLA LINK』でもクラススキル扱いになっている。
 
*『EXTELLA LINK』のインストールスキルは各サーヴァントの所有スキルとの連動によりボーナスが発生するといった仕様があるが、アルジュナは連動数が全サーヴァント中で最多を誇る。これは「神性 B」と「授かりの英雄 A」を除いたほかの4つがもれなく連動対応スキルであるため。「神性」は本来クラススキルではないのだが(『Grand Order』は例外)、彼の場合は『EXTELLA LINK』でもクラススキル扱いになっている。
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*『Grand Order』・『EXTEELA LINK』ともに、アルジュナの直接的な出番はあまり多くないものの、彼の成したことは事態の転換に大きく関与あるいは貢献していることが多い。前者であれば暗殺作戦が失敗に終わったのはそれまで秘匿されていた彼の存在によるものが大きく、また最終的にレジスタンスが北部戦線を死守できたのもアルジュナが離反して駆けつけたことに一因がある。後者でも、特に序盤においては彼がいなければ戦力的に詰んでいた状況であり、主人公の陣営が各地の防衛や迎撃・陽動など多方面での作戦展開を同時に行えるようになったのはやはりアルジュナが戦列に加わったからである。そういった面や味方サーヴァントの戦果報告から考えると、裏方ながらしっかり活躍していると言えるだろう。
 
*初出作品自体は『Grand Order』なのだが、それ以前に『Fate/Apocrypha』第1巻<ref group = "出">『Fate/Apocrypha』1巻 p.216-217、p.220。</ref>の時点で<赤>のランサーによって彼の存在自体は示されていた。『Fate/Apocrypha material』にも僅かながら解説が載っており、「正義がそのまま形になったような、実直で誠実な性格」<ref group = "出">「Fate/Apocryoha用語辞典-アルジュナ」『Fate/Apocrypha material』p.155。</ref>と言及されている。
 
*初出作品自体は『Grand Order』なのだが、それ以前に『Fate/Apocrypha』第1巻<ref group = "出">『Fate/Apocrypha』1巻 p.216-217、p.220。</ref>の時点で<赤>のランサーによって彼の存在自体は示されていた。『Fate/Apocrypha material』にも僅かながら解説が載っており、「正義がそのまま形になったような、実直で誠実な性格」<ref group = "出">「Fate/Apocryoha用語辞典-アルジュナ」『Fate/Apocrypha material』p.155。</ref>と言及されている。
 
**彼と同じく『Apocrypha』で存在を示唆され、その後『Grand Order』で登場したサーヴァントは、ほかに[[ヘクトール]]や[[ペンテシレイア]]がいる。
 
**彼と同じく『Apocrypha』で存在を示唆され、その後『Grand Order』で登場したサーヴァントは、ほかに[[ヘクトール]]や[[ペンテシレイア]]がいる。
 
*原典『マハーバーラタ』においては主人公格。パーンダヴァ五兄弟は宿敵ドゥリーヨダナほどではないにしろ出生からして複雑な経緯を辿っている。なんと5人全員父親が異なり、もれなく全員が半神半人。妻ドラウパディーとの婚姻の際には一波乱あり、最終的には五人で彼女を共有するという形に落ち着いた。どうしてこんなことになったかというと、一つは母クンティーに「貰ってきたものは兄弟で等しく分けなさい」と言われたこと、そしてもう一つはドラウパディーが前世からの因縁で「5人の男と結婚できる」ということになっていたためである。
 
*原典『マハーバーラタ』においては主人公格。パーンダヴァ五兄弟は宿敵ドゥリーヨダナほどではないにしろ出生からして複雑な経緯を辿っている。なんと5人全員父親が異なり、もれなく全員が半神半人。妻ドラウパディーとの婚姻の際には一波乱あり、最終的には五人で彼女を共有するという形に落ち着いた。どうしてこんなことになったかというと、一つは母クンティーに「貰ってきたものは兄弟で等しく分けなさい」と言われたこと、そしてもう一つはドラウパディーが前世からの因縁で「5人の男と結婚できる」ということになっていたためである。
 
**型月において逸話がどこまで採用されているのかは不明だが「いろいろと事情があった」のは確かなようで、アルジュナ的にはあまり触れてほしくない話題であるようだ。
 
**型月において逸話がどこまで採用されているのかは不明だが「いろいろと事情があった」のは確かなようで、アルジュナ的にはあまり触れてほしくない話題であるようだ。
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*一人称は基本的に「私」や「アルジュナ」で通しており、「俺」は使用頻度が低いため意図して使い分けているかどうかは不明だが、「俺」と称した時は必ずと言っていいほど敬語を使っておらず、状況も独白やそれに近いものが多い。またカルナがカタカナ表記で「オレ」なのに対し、こちらは必ず漢字表記である。
 
*発表当初から、真名の候補としてアルジュナは挙げられていた。「勤勉であり、礼節をわきまえ公明正大」といった特徴が一致しており、また同時に彼が弓の名手であった事からも比較的分かりやすかっただろう。
 
*発表当初から、真名の候補としてアルジュナは挙げられていた。「勤勉であり、礼節をわきまえ公明正大」といった特徴が一致しており、また同時に彼が弓の名手であった事からも比較的分かりやすかっただろう。
 
**また違った見方として、彼の従兄弟のクリシュナではという予想もあった。クリシュナ、という名が「黒い肌の者」という意味を表し、また同時にアルジュナの別名の一つに「クリシュナ」という名もあった。この伝承が彼の黒い肌の由来だろうとも考えられる。
 
**また違った見方として、彼の従兄弟のクリシュナではという予想もあった。クリシュナ、という名が「黒い肌の者」という意味を表し、また同時にアルジュナの別名の一つに「クリシュナ」という名もあった。この伝承が彼の黒い肌の由来だろうとも考えられる。
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