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:元祖アヴェンジャー。自身と同類でありながら、自身とは違う在り方をする存在。その在り方を尊重している。
 
:元祖アヴェンジャー。自身と同類でありながら、自身とは違う在り方をする存在。その在り方を尊重している。
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;[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]
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;[[ヘシアン・ロボ]]
 
:同じアヴェンジャーのサーヴァントとして、彼らの復讐に憐憫とある種の使命感を抱かせている。
 
:同じアヴェンジャーのサーヴァントとして、彼らの復讐に憐憫とある種の使命感を抱かせている。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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====戦闘====
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;「慈悲などいらぬ!」<br/>「我が往くは恩讐の彼方…『<ruby><rb>虎よ、煌々と燃え盛れ</rb><rt>アンフェル・シャトー・ディフ</rt></ruby>』!」
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:宝具解放。この世の地獄を脱する過程で培われた鋼の精神力で以て、巌窟王は現世に存在するあらゆる縛めからも脱する。
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====マテリアル====
 
;「──待て、しかして希望せよ」
 
;「──待て、しかして希望せよ」
 
:口癖。『モンテ・クリスト伯』の最も有名な名台詞。
 
:口癖。『モンテ・クリスト伯』の最も有名な名台詞。
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;「慈悲などいらぬ!」<br/>「我が往くは恩讐の彼方…『<ruby><rb>虎よ、煌々と燃え盛れ</rb><rt>アンフェル・シャトー・ディフ</rt></ruby>』!」
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====マイルーム====
:宝具解放。この世の地獄を脱する過程で培われた鋼の精神力で以て、巌窟王は現世に存在するあらゆる縛めからも脱する。
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;「俺を呼んだな! 復讐の化身を! そうとも、俺こそ黒き怨念。エクストラクラス、<ruby><rb>復讐者</rb><rt>アヴェンジャー</rt></ruby>である!」
 
  −
;「俺を呼んだな!復讐の化身を!そうとも、俺こそ黒き怨念。エクストラクラス、<ruby><rb>復讐者</rb><rt>アヴェンジャー</rt></ruby>である!」
   
:召喚時。アヴェンジャーとして召喚される事に喜びを抱いている様にも思える。
 
:召喚時。アヴェンジャーとして召喚される事に喜びを抱いている様にも思える。
    
;「作家系のキャスターがいるな。よかろう…ウェイター! 彼にコーヒーを!」
 
;「作家系のキャスターがいるな。よかろう…ウェイター! 彼にコーヒーを!」
:マイルームにて。元ネタは2004年放送のアニメ「巌窟王」第一話のモンテクリスト伯の台詞「ベルッツィオ! お二人にコーヒーを!」か。
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:マイルーム特殊会話「[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]」、「[[ウィリアム・シェイクスピア]]」。
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:元ネタは2004年に放送されたアニメ『巌窟王』第1話のモンテクリスト伯の台詞「ベルッツィオ! お二人にコーヒーを!」か。
    
;「ほう……俺以外のアヴェンジャーとして現界した者がいるか。俺は人の性を怒り、奴は人の性を笑う。なるほど。人間とは、分からぬものだ」
 
;「ほう……俺以外のアヴェンジャーとして現界した者がいるか。俺は人の性を怒り、奴は人の性を笑う。なるほど。人間とは、分からぬものだ」
:マイルームにて[[アンリマユ]]所持時に。
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:マイルーム特殊会話「[[アンリマユ]]」。
 
:人の犠牲にされた同類でありながら、自身とは違う在り方を示す彼に感慨深げな言葉を漏らす。
 
:人の犠牲にされた同類でありながら、自身とは違う在り方を示す彼に感慨深げな言葉を漏らす。
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:マイルーム会話「絆Lv5」。主人公を生前結ばれたエデとは違う存在とするが、その声には確かな信頼が込められている。
 
:マイルーム会話「絆Lv5」。主人公を生前結ばれたエデとは違う存在とするが、その声には確かな信頼が込められている。
    +
====本編====
 +
;「ハ。ハハハ。クハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」<br>「笑わせるな、廃棄の末に絶望すら忘れた魔神ども! 貴様らの同類になぞ、その男(女)がなるとでも!」<br>「そうだ!<br> この世の果てとも言うべき末世、祈るべき神さえいない事象の地平!」<br>「確かに此処は何人も希望を求めぬ流刑の地。人々より忘れ去られた人理の外だ。だが―――<br> だが! 俺を呼んだな、○○!<br> ならば俺は虎の如く時空を駆けるのみ! 我が名は復讐者、巌窟王エドモン・ダンテス!<br> 恩讐の彼方より、我が共犯者を笑いにきたぞ!」
 +
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』にて。予測外の魔神柱の出現により絶体絶命の状況の中、いつか聞いた高笑いと共に参上する。
 +
:かつて自身とは違う存在としたエドモン・ダンテスの名を名乗った巌窟王は、七日間の悪夢を生き抜き脱獄を果たした共犯者を再び救済する為に時空を駆ける。
 +
 +
;「……ふん。礼には及ばん。及ばんが、そうだな……」<br>「見ての通り、戦い尽くめで手が塞がっている。煙草に火を付けてくれ」<br>「―――上出来だ。少しは大人になったな、○○」
 +
:同上。監獄塔での別れから久々の邂逅だったが彼の主人公への信頼は揺らぐことは無く、かつてと同じく賞賛と共に主人公を決戦へと送り出したのだった。
 +
 +
;主人公「……巌窟王?」<br>「誰だ、それは。俺は宣教師だ。<br> それよりも、だ。<br> そこの男、告解したい事があるならば話してみろ、特別にこの俺が聞いてやろう。」<br>おぬい「こっかい???」<br>「…………話したい事があるなら話せ、と言っている。」
 +
:亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』にて。宣教師を装って主人公達の前に助言を告げに現れる。……が、いつものもってまわった意味深な言い回しはおぬい達どころか主人公にさえいまいち伝わらず、「もう一声分かりやすく」と言われてしまうのだった。
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 +
;「気にするな、南蛮渡来の燃える水という奴だ。天竺の更に西に進んだあたりではよく採れるらしいぞ。」
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:彼の出す黒い炎を[[千子村正|村正]]に「初めて見た」と言われた際の返答。'''流石にそれは無理がある。'''しかし、その答えに村正は「宣教師以外の何物でもねえな!」と納得する。南蛮渡来(の印象)恐るべし。
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====幕間の物語====
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;「…………待て。」<br>ナイチンゲール「いいえ。措置します。」<br>「左手にメスを、右手に拳銃を握るな。せめて利き手にメスを握れ。いや違う。そうではない。」
 +
:幕間の物語『悪夢、或いは恩讐の呼び声』より。普段の彼からしたら珍しいツッコミ。監獄塔での一件でナイチンゲールとは何かと縁があるが、ナイチンゲールからは要治療対象と見なされ追い回される日々を送っているらしく、流石の彼も押され気味な様子。
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====イベント====
 
;「調停は俺から最も遠い言葉だ。その推測、挑戦と解釈した。」
 
;「調停は俺から最も遠い言葉だ。その推測、挑戦と解釈した。」
 
:『空の境界/the Garden of Order』にて。7つのクラスどれにも該当しない黒い影のサーヴァントに「じゃあルーラーか!?」と言う主人公に対しての返答。
 
:『空の境界/the Garden of Order』にて。7つのクラスどれにも該当しない黒い影のサーヴァントに「じゃあルーラーか!?」と言う主人公に対しての返答。
:後に監獄塔のイベントにて正体が判明するのだが、彼の言う通り、その在り方もクラスの特性もルーラーとは完全に真逆と言っていい物だった。
+
:後に監獄塔のイベントにて正体が判明するのだが彼の言う通り、その在り方もクラスの特性もルーラーとは完全に真逆と言っていい物だった。
    
;「ここは地獄。恩讐の彼方たるシャトー・ディフの名を有する監獄塔!<br> そしてこのオレは……<br> 英霊だ。おまえがよく知っている筈のモノの一端だ。この世に陰を落とす呪いのひとつだ。<br> 哀しみより生まれ落ち、恨み、怒り、憎しみ続けるが故にエクストラクラスを以て現界せし者。<br> そう―――アヴェンジャーと呼ぶがいい。」
 
;「ここは地獄。恩讐の彼方たるシャトー・ディフの名を有する監獄塔!<br> そしてこのオレは……<br> 英霊だ。おまえがよく知っている筈のモノの一端だ。この世に陰を落とす呪いのひとつだ。<br> 哀しみより生まれ落ち、恨み、怒り、憎しみ続けるが故にエクストラクラスを以て現界せし者。<br> そう―――アヴェンジャーと呼ぶがいい。」
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;「……再会を望むか、アヴェンジャーたるオレに?<br> はは、ははははははははは! ならばオレはこう言うしかあるまいな!<br> ”―――待て、しかして希望せよ”と!」
 
;「……再会を望むか、アヴェンジャーたるオレに?<br> はは、ははははははははは! ならばオレはこう言うしかあるまいな!<br> ”―――待て、しかして希望せよ”と!」
 
:[[主人公 (Grand Order)]]に「―――キミは、永遠に消えるのか?」問われての返し。自らの消滅を悼んでくれるマスターに、幾度となく口にしたかけがえのない言葉で応えて、彼は一時の別れを迎える。
 
:[[主人公 (Grand Order)]]に「―――キミは、永遠に消えるのか?」問われての返し。自らの消滅を悼んでくれるマスターに、幾度となく口にしたかけがえのない言葉で応えて、彼は一時の別れを迎える。
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;「ハ。ハハハ。クハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」<br>「笑わせるな、廃棄の末に絶望すら忘れた魔神ども! 貴様らの同類になぞ、その男(女)がなるとでも!」<br>「そうだ!<br> この世の果てとも言うべき末世、祈るべき神さえいない事象の地平!」<br>「確かに此処は何人も希望を求めぬ流刑の地。人々より忘れ去られた人理の外だ。だが―――<br> だが! 俺を呼んだな、○○!<br> ならば俺は虎の如く時空を駆けるのみ! 我が名は復讐者、巌窟王エドモン・ダンテス!<br> 恩讐の彼方より、我が共犯者を笑いにきたぞ!」
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:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』にて。予測外の魔神柱の出現により絶体絶命の状況の中、いつか聞いた高笑いと共に参上する。
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:かつて自身とは違う存在としたエドモン・ダンテスの名を名乗った巌窟王は、七日間の悪夢を生き抜き脱獄を果たした共犯者を再び救済する為に時空を駆ける。
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;「……ふん。礼には及ばん。及ばんが、そうだな……」<br>「見ての通り、戦い尽くめで手が塞がっている。煙草に火を付けてくれ」<br>「―――上出来だ。少しは大人になったな、○○」
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:同上。監獄塔での別れから久々の邂逅だったが彼の主人公への信頼は揺らぐことは無く、かつてと同じく賞賛と共に主人公を決戦へと送り出したのだった。
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;主人公「……巌窟王?」<br>「誰だ、それは。俺は宣教師だ。<br> それよりも、だ。<br> そこの男、告解したい事があるならば話してみろ、特別にこの俺が聞いてやろう。」<br>おぬい「こっかい???」<br>「…………話したい事があるなら話せ、と言っている。」
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:亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』にて。宣教師を装って主人公達の前に助言を告げに現れる。……が、いつものもってまわった意味深な言い回しはおぬい達どころか主人公にさえいまいち伝わらず、「もう一声分かりやすく」と言われてしまうのだった。
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;「気にするな、南蛮渡来の燃える水という奴だ。天竺の更に西に進んだあたりではよく採れるらしいぞ。」
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:彼の出す黒い炎を[[千子村正|村正]]に「初めて見た」と言われた際の返答。'''流石にそれは無理がある。'''しかし、その答えに村正は「宣教師以外の何物でもねえな!」と納得する。南蛮渡来(の印象)恐るべし。
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;「…………待て。」<br>ナイチンゲール「いいえ。措置します。」<br>「左手にメスを、右手に拳銃を握るな。せめて利き手にメスを握れ。いや違う。そうではない。」
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:幕間『悪夢、或いは恩讐の呼び声』より。普段の彼からしたら珍しいツッコミ。監獄塔での一件でナイチンゲールとは何かと縁があるが、ナイチンゲールからは要治療対象と見なされ追い回される日々を送っているらしく、流石の彼も押され気味な様子。
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;「―――は。はははは……殺人鬼、代行者、吸血鬼……はは、はははは……<br> 知った事か!お前が正真正銘の吸血鬼であろうと、オレにとっては大差なき事であろうよ!<br> 代わりと言ったな……お前は!神の! <br> 否、否、違う!それは、オレにこそ相応しい名だぞ!ミハイル・ロア・バルダムヨォン!」<br>「何故ならば……オレは恩讐の化身!ああ、そうだ、そうだとも!<br> お前達の聖典に曰く!『復讐するは我にあり』!」<br>「―――はは!地上に在って怒りを具現するのは!このオレ以外にあり得まい!」
  −
:『英霊伝承異聞』にて。[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン|ロア]]との戦闘中にモンテクリスト島の秘宝によって黒い炎に目覚めるエドモン。代行者は何も聖堂協会の人間のみではなく。神の<ruby><rb>復讐</rb><rt>怒り</rt></ruby>を体現する人間は既に地上に存在していた。
      
;「クッ……南国では仕方がないが、もう少しシリアスになるがいいマスター!」
 
;「クッ……南国では仕方がないが、もう少しシリアスになるがいいマスター!」
 
:期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて、茨木童子と交戦中に間の抜けた声とともに加勢に入った主人公に対して。
 
:期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて、茨木童子と交戦中に間の抜けた声とともに加勢に入った主人公に対して。
 
:言いたい事は分かるのだが、眼鏡に水着のナリで夜毎に浜辺でクハハ笑いして子供に人気という不審者のような有様なので、「お前に言われたくない」という気持ちになってくる。
 
:言いたい事は分かるのだが、眼鏡に水着のナリで夜毎に浜辺でクハハ笑いして子供に人気という不審者のような有様なので、「お前に言われたくない」という気持ちになってくる。
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 +
====その他====
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;「―――は。はははは……殺人鬼、代行者、吸血鬼……はは、はははは……<br> 知った事か!お前が正真正銘の吸血鬼であろうと、オレにとっては大差なき事であろうよ!<br> 代わりと言ったな……お前は!神の! <br> 否、否、違う!それは、オレにこそ相応しい名だぞ!ミハイル・ロア・バルダムヨォン!」<br>「何故ならば……オレは恩讐の化身!ああ、そうだ、そうだとも!<br> お前達の聖典に曰く!『復讐するは我にあり』!」<br>「―――はは!地上に在って怒りを具現するのは!このオレ以外にあり得まい!」
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:『英雄伝承異聞 〜巌窟王 エドモン・ダンテス〜』にて。[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン|ロア]]との戦闘中にモンテクリスト島の秘宝によって黒い炎に目覚めるエドモン。代行者は何も聖堂協会の人間のみではなく、神の<ruby><rb>復讐</rb><rt>怒り</rt></ruby>を体現する人間は既に地上に存在していた。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
* [[アンリマユ]]から12年を経て登場した二人目の「[[アヴェンジャー|復讐者]]」のサーヴァント。アンリマユの特殊性を鑑みれば、真っ当な英霊としては初となる。
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* [[アンリマユ]]から12年を経て登場した二人目の「[[アヴェンジャー]]」のサーヴァント。アンリマユの特殊性を鑑みれば、真っ当な英霊としては初となる。
*『Grand Order』ゲーム中のセイントグラフ等に表記されている名前は「巌窟王 エドモン・ダンテス」だが、正式な真名は「巌窟王/エドモン・ダンテス」。これは[[ヘンリー・ジキル&ハイド]]の「ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド」等と同様の表記であり、真名を2つ持っていることの表現だと思われる。
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*『Grand Order』ゲーム中のセイントグラフ等に表記されている名前は「巌窟王 エドモン・ダンテス」だが、正式な真名は「巌窟王/エドモン・ダンテス」。これは[[ヘンリー・ジキル&ハイド〔アサシン〕|ヘンリー・ジキル&ハイド]]の「ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド」等と同様の表記であり、真名を2つ持っていることの表現だと思われる。
**マイルーム会話では「俺の真名は“巌窟王”だ」(要約)と語る、ステータス画面右上や戦闘時に表示される名前が「巌窟王」となっている等ゲーム中では主に前者が使用されるが、「監獄塔に復讐鬼は哭く」でボスとして対峙した際の戦闘画面での表記は「エドモン・ダンテス」となっていた。
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**マイルーム会話で「我が名は巌窟王。真名も同じく」と語る、ステータス画面右上や戦闘時に表示される名前が「巌窟王」となっている等ゲーム中では主に前者が使用されるが、『監獄塔に復讐鬼は哭く』でボスとして対峙した際の戦闘画面での表記は「エドモン・ダンテス」となっていた。
*彼の担当声優が決定した背景には、「島崎氏による[[アルジュナ]]の演技を聞いた武内氏が巌窟王のCVも追加でお願い→島崎氏これを快諾」という経緯があったことを島崎氏がカルデアエースの座談会で語っている。
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*彼の担当声優が決定した背景には、「島崎氏による[[アルジュナ]]の演技を聞いた武内氏が巌窟王のCVも追加でお願い→島崎氏、これを快諾」という経緯があったことを島崎氏がカルデアエースの座談会で語っている。
*竹箒日記によれば、「青年としての巌窟王」を目指した<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201603.html 竹箒日記2016/3/15]</ref>ということで('''「モンテ・クリスト伯」原作において、脱獄時には33歳、復讐を本格的に開始した頃には40代になっている''')一般的な巌窟王のイメージに比べて、外見が若々しい。
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*竹箒日記によれば「青年としての巌窟王」を目指した<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201603.html 竹箒日記2016/3/15]</ref>ということで('''「モンテ・クリスト伯」原作において、脱獄時には33歳、復讐を本格的に開始した頃には40代になっている''')一般的な巌窟王のイメージに比べて、外見が若々しい。
 
**キャラクターデザインが『ダンガンロンパ』で有名な小松崎類氏であることから、奈須氏や一部ファンからは「超高校級の英霊」と呼ばれることも。同ゲームと『巌窟王』の間には「地獄のような閉鎖空間からの脱出」という共通項があるが故の人選か。
 
**キャラクターデザインが『ダンガンロンパ』で有名な小松崎類氏であることから、奈須氏や一部ファンからは「超高校級の英霊」と呼ばれることも。同ゲームと『巌窟王』の間には「地獄のような閉鎖空間からの脱出」という共通項があるが故の人選か。
 
*『モンテ・クリスト伯』はデュマの創作ではあるが、元ネタとなった実話が存在する。ピエール・フランソワ・ピコーという靴屋がそれである。大金持ちの娘と婚約していた彼は、それを妬んだ四人の友人に陥れられ「王党派のスパイ」(当時、フランスはナポレオンの第一帝政であった)として投獄されてしまう。獄中生活の中、ピエールはイタリアの聖職者に献身的に尽くし、彼の莫大な遺産を手にした。そして、その遺産と変装術を駆使し、自分を陥れた四人に復讐し始めたのである。しかし、4人目の復讐に取り掛かったところ正体を見破られ、逆に殺されてしまったという。
 
*『モンテ・クリスト伯』はデュマの創作ではあるが、元ネタとなった実話が存在する。ピエール・フランソワ・ピコーという靴屋がそれである。大金持ちの娘と婚約していた彼は、それを妬んだ四人の友人に陥れられ「王党派のスパイ」(当時、フランスはナポレオンの第一帝政であった)として投獄されてしまう。獄中生活の中、ピエールはイタリアの聖職者に献身的に尽くし、彼の莫大な遺産を手にした。そして、その遺産と変装術を駆使し、自分を陥れた四人に復讐し始めたのである。しかし、4人目の復讐に取り掛かったところ正体を見破られ、逆に殺されてしまったという。
 
*彼の生前を描いたドラマCD『英霊伝承異聞』にて、本シリーズにおける"巌窟王"(モンテ・クリスト・ミトロジー)とは、彼の師たるファリア神父が「知識」、「財宝」と並んでエドモンに託した「神秘」として描写され、ファリアが聖堂協会から奪取し隠し持っていた、モンテ・クリスト島の真の秘宝——死の王として人を作り替える「14の遺物」であった事が判明する。その力は魔術の素養の無い人間に一時的に魔術回路と魔術刻印を植え付ける神話の域にある代物であり、モンテ・クリスト伯は正しい意味で「巌窟王/エドモン・ダンテス」と呼ばれるべき存在となっている。
 
*彼の生前を描いたドラマCD『英霊伝承異聞』にて、本シリーズにおける"巌窟王"(モンテ・クリスト・ミトロジー)とは、彼の師たるファリア神父が「知識」、「財宝」と並んでエドモンに託した「神秘」として描写され、ファリアが聖堂協会から奪取し隠し持っていた、モンテ・クリスト島の真の秘宝——死の王として人を作り替える「14の遺物」であった事が判明する。その力は魔術の素養の無い人間に一時的に魔術回路と魔術刻印を植え付ける神話の域にある代物であり、モンテ・クリスト伯は正しい意味で「巌窟王/エドモン・ダンテス」と呼ばれるべき存在となっている。
**この『英霊伝承異聞』はエドモンがパリに降り立ち本来の復讐を行う前のもう一つの復讐譚を描いた話なのだが、エデの正体や上記の14の遺物等多くの謎を残した作品となっている。サーヴァントの生前を描いた『英霊伝承』に巌窟王にのみ『異聞』という題が付けられている所も、『Grand Order』第二部で言及されたキーワード「異聞帯」と少なからず関連があると思われるが詳細は不明。しかし異聞帯Ⅱにて意味深すぎる登場をしたことから今後最重要の存在となる可能性が高い。
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**この『英霊伝承異聞』はエドモンがパリに降り立ち本来の復讐を行う前のもう一つの復讐譚を描いた話なのだが、エデの正体や上記の14の遺物等多くの謎を残した作品となっている。サーヴァントの生前を描いた『英霊伝承』に巌窟王にのみ『異聞』という題が付けられている所も、『Grand Order』第二部で言及されたキーワード「[[異聞帯]]」と少なからず関連があると思われるが詳細は不明。しかし『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』にて意味深すぎる登場をしたことから今後最重要の存在となる可能性が高い。
 
*『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では水着姿を披露してくれる上、シナリオを進めると霊衣として登録される。
 
*『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では水着姿を披露してくれる上、シナリオを進めると霊衣として登録される。
 
**なお、水着姿になった理由は、南国でいつもの黒コートを着ていたらナイチンゲールに「そのような暑い服を着る等精神の負傷が深刻」と言われて追い回されたためだとか。
 
**なお、水着姿になった理由は、南国でいつもの黒コートを着ていたらナイチンゲールに「そのような暑い服を着る等精神の負傷が深刻」と言われて追い回されたためだとか。
**また、エドモンの初出イベント『監獄塔に復讐鬼は哭く』は前述のとおり第一部第四章と第五章の間に位置付けられているが、このイベントを(ゲーム開始時期などによって)行わなかったマスターがストーリー上で彼と接したのはおそらくこのイベントが初。同時にピックアップガチャも行われたため、ストーリーの進度によっては「いきなり出てきて同人誌作成にかかわった挙句、最終決戦に現れたサーヴァント」となることもある。
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**また、エドモンの初出イベント『監獄塔に復讐鬼は哭く』は前述のとおり第一部第四章と第五章の間に位置付けられているが、このイベントを(ゲーム開始時期などによって)行わなかったマスターがストーリー上で彼と接したのは恐らくこのイベントが初。同時にピックアップガチャも行われたため、ストーリーの進度によっては「いきなり出てきて同人誌作成にかかわった挙句、最終決戦に現れたサーヴァント」となることもある。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
371行目: 379行目:  
;「暗黒の鬼が如き者」
 
;「暗黒の鬼が如き者」
 
:礼装の説明における「暗黒の鬼が如き者」と化したというのは原作上でもあながち間違いではなく、原作で彼を見かけた貴族の婦人からその顔の青白さにより「ルスヴン卿」呼ばわりされている。
 
:礼装の説明における「暗黒の鬼が如き者」と化したというのは原作上でもあながち間違いではなく、原作で彼を見かけた貴族の婦人からその顔の青白さにより「ルスヴン卿」呼ばわりされている。
:ルスヴン卿とはジョン・ポリドリ作の「吸血鬼」に登場する吸血鬼のことで、ブラム・ストーカーが「[[ヴラド三世 (EXTRA)|ドラ]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|キュラ]]」を執筆する以前に執筆された吸血鬼小説。この作品をフランスで舞台化したのが「巌窟王」執筆者である[[アレクサンドル・デュマ|デュマ]]が慕っている「シャルル先生」と目される「シャルル・ノディエ」であったりする。
+
:ルスヴン卿とはジョン・ポリドリ作の「吸血鬼」に登場する吸血鬼のことで、ブラム・ストーカーが「[[ヴラド三世 (EXTRA)|吸血鬼]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|ドラ]][[ヴラド三世 (Grand Order)|キュラ]]」を執筆する以前に執筆された吸血鬼小説。この作品をフランスで舞台化したのが「巌窟王」執筆者である[[アレクサンドル・デュマ|デュマ]]が慕っている「シャルル先生」と目される「シャルル・ノディエ」であったりする。
 
:また、作者のボリドリはこの吸血鬼を書く以前に「[[フランケンシュタイン]]」を執筆したメアリー・シェリー(当時は結婚による改名前のパーシー・シェリー)と面識を持ったことがあるなど、他のサーヴァントの関係者と意外な接点を持った人物である。
 
:また、作者のボリドリはこの吸血鬼を書く以前に「[[フランケンシュタイン]]」を執筆したメアリー・シェリー(当時は結婚による改名前のパーシー・シェリー)と面識を持ったことがあるなど、他のサーヴァントの関係者と意外な接点を持った人物である。
  
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