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; 略歴
 
; 略歴
: 『[[Fate/Apocrypha]]』では聖杯大戦において赤のサーヴァントとして召喚される。本来の召喚者であるマスターではなく[[シロウ・コトミネ|シロウ]]達に与し、彼らの野望を知りながら協力しているが、自らの「物語」への欲から[[スパルタクス|バーサーカー]]にミレニア城塞の在り処を教え、暴走させるトラブルメーカーでもある。
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: 『[[Fate/Apocrypha]]』では聖杯大戦において赤のサーヴァントとして召喚される。本来の召喚者であるマスターではなく[[天草四郎時貞|シロウ]]達に与し、彼らの野望を知りながら協力しているが、自らの「物語」への欲から[[スパルタクス|バーサーカー]]にミレニア城塞の在り処を教え、暴走させるトラブルメーカーでもある。
 
: ユグドミレニア攻撃の際はシロウの援護に努め、[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]の足止めを行う。大聖杯奪取後は、空中庭園内部に「工房」という名の個人的な書斎を作り、ひたすら執筆活動に明け暮れる。
 
: ユグドミレニア攻撃の際はシロウの援護に努め、[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]の足止めを行う。大聖杯奪取後は、空中庭園内部に「工房」という名の個人的な書斎を作り、ひたすら執筆活動に明け暮れる。
:『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』では西暦1888年のロンドンに出現した魔霧から召喚され、一応、居合わせた主人公達に付く。しかし、基本的にジキルのアパルトメントに籠り、戦闘に参加したのは時計塔の探索時のみ。
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:『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』では西暦1888年のロンドンに出現した魔霧から召喚され、一応、居合わせた主人公達に付く(基本的にジキルのアパルトメントに籠り、戦闘に参加したのは時計塔の探索時のみ)。
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]と交戦する。
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:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅣの座を統括する[[バルバトス|管制塔バルバトス]]と交戦する。
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; 人物
 
; 人物
 
: 中世ヨーロッパ風の洒脱な衣装を身に纏った伊達男。
 
: 中世ヨーロッパ風の洒脱な衣装を身に纏った伊達男。
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: 自己顕示欲が強い典型的なナルシストで、台詞に自作を引用しながら仰々しい話し方でひたすら喋り倒し、自分で買ってきた自著をシロウに薦めるほど。また劇作家だっただけに、セリフに作劇の用語を用いたりもする。反転した状態ではそれをしなくなるものの、それ以外は反転による影響や変化が特にない。これは彼がひたすら人間が織り成す紋様を見る事だけを考えて行動しているためであり、決して物事の善悪に則って行動している訳ではないからである。
 
: 自己顕示欲が強い典型的なナルシストで、台詞に自作を引用しながら仰々しい話し方でひたすら喋り倒し、自分で買ってきた自著をシロウに薦めるほど。また劇作家だっただけに、セリフに作劇の用語を用いたりもする。反転した状態ではそれをしなくなるものの、それ以外は反転による影響や変化が特にない。これは彼がひたすら人間が織り成す紋様を見る事だけを考えて行動しているためであり、決して物事の善悪に則って行動している訳ではないからである。
 
: 一方でつまらない『物語』を強く嫌悪しており、『物語』を壊しかねない存在を全力で排除しようとする。また、行動や思考、思想が単純で容易に操れるような平凡な人物も忌み嫌っている。
 
: 一方でつまらない『物語』を強く嫌悪しており、『物語』を壊しかねない存在を全力で排除しようとする。また、行動や思考、思想が単純で容易に操れるような平凡な人物も忌み嫌っている。
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; 能力
 
; 能力
 
: 「キャスター」でありながら[[魔術|魔術師]]ではなく、工房や礼装を作成することは勿論、使い魔を使役して情報収集することなど一切出来ない。戦闘能力もまるで無く、一見すると何の役にも立たない無能なサーヴァントでしかない。
 
: 「キャスター」でありながら[[魔術|魔術師]]ではなく、工房や礼装を作成することは勿論、使い魔を使役して情報収集することなど一切出来ない。戦闘能力もまるで無く、一見すると何の役にも立たない無能なサーヴァントでしかない。
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
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| rowspan="2"|[[キャスター]] || [[シロウ・コトミネ]] || E || E || D || C++ || B || C+ || 陣地作成:C<br />道具作成:- || エンチャント:A<br />自己保存:B || style="text-align:left"|
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| rowspan="2"|[[キャスター]] || [[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]] || E || E || D || C++ || B || C+ || 陣地作成:C<br />道具作成:- || エンチャント:A<br />自己保存:B || style="text-align:left"|
 
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| [[主人公 (Grand Order)]] || E || E || D || C++ || B || C+ || 陣地作成:C<br />道具作成:- || エンチャント:A<br />自己保存:B<br />国王一座:C || style="text-align:left"|
 
| [[主人公 (Grand Order)]] || E || E || D || C++ || B || C+ || 陣地作成:C<br />道具作成:- || エンチャント:A<br />自己保存:B<br />国王一座:C || style="text-align:left"|
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=== Fate/Apocrypha ===
 
=== Fate/Apocrypha ===
 
; [[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]]
 
; [[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]]
: 「マスター」と呼び、彼の物語を描くために積極的に協力している。彼を召喚した元々のマスターは不明。
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: 「マスター」と呼び、彼の物語を描くために積極的に協力している。
 
; [[セミラミス|赤のアサシン]]
 
; [[セミラミス|赤のアサシン]]
: 一応、同志。彼女には宮廷道化師のような態度で接しているが、敬う気持ちはあまり見受けられず、一方のアサシンからもあまり信用はされていない。だが、シロウと最も近いサーヴァント二騎と言う事で、彼らが会話するシーンは多い。
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: 一応同志。彼女には宮廷道化師のような態度で接しているが、敬う気持ちはあまり見受けられず、一方のアサシンからもあまり信用はされていない。だが、シロウと最も近いサーヴァント二騎と言う事で、彼らが会話するシーンは多い。
 
: アニメ版では彼女の恋心を指摘する役も彼になっており、自著と絡めて大仰に煽りまくっていた。
 
: アニメ版では彼女の恋心を指摘する役も彼になっており、自著と絡めて大仰に煽りまくっていた。
 
; [[アタランテ|赤のアーチャー]]
 
; [[アタランテ|赤のアーチャー]]
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: 「'''哀れで狂った田舎娘'''」。
 
: 「'''哀れで狂った田舎娘'''」。
 
: 英国だの仏国だの歴史的なことは彼にとってはどうでも良く、最早含むところもないが、『最高の物語』の邪魔をする彼女は容赦せず潰そうと考えている。一応、生前に著作で彼女を散々悪し様に描いたことに関しては、多少悪いことをしたと思ってはいる模様。
 
: 英国だの仏国だの歴史的なことは彼にとってはどうでも良く、最早含むところもないが、『最高の物語』の邪魔をする彼女は容赦せず潰そうと考えている。一応、生前に著作で彼女を散々悪し様に描いたことに関しては、多少悪いことをしたと思ってはいる模様。
;ジーン・ラム
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; ジーン・ラム
:漫画版で正式決定した本来の赤のキャスターのマスター。
+
: 漫画版で正式決定した本来の赤のキャスターのマスター。
    
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
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:自著「ジュリアス・シーザー」で主役として登場させた。もっとも、「死んでからが本番な感じで書いた」とやや辛辣。
 
:自著「ジュリアス・シーザー」で主役として登場させた。もっとも、「死んでからが本番な感じで書いた」とやや辛辣。
 
;[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]
 
;[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]
:2017年のバレンタインイベントにて、「自分の顔そっくりのチョコを渡せば嫌がらせになる」と大嘘をついて主人公へのプレゼントを作らせる。
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:2017年のバレンタインイベントにて自分の顔そっくりのチョコを渡せば嫌がらせになる」と大嘘をついて主人公へのプレゼントを作らせる。
 
:なお後で嘘がバレて捕まって火あぶりにされた模様。
 
:なお後で嘘がバレて捕まって火あぶりにされた模様。
 
;[[ジェームズ・モリアーティ]]
 
;[[ジェームズ・モリアーティ]]
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:大聖杯の輝きを目にして発した歓喜の叫び。出典は「マクベス」の登場人物である魔女の台詞から。
 
:大聖杯の輝きを目にして発した歓喜の叫び。出典は「マクベス」の登場人物である魔女の台詞から。
 
:彼の自作を引用する喋り方も相まって、最早、狂気すら感じられる。
 
:彼の自作を引用する喋り方も相まって、最早、狂気すら感じられる。
   
;「それは無論、“面白そうだから”に決まっているではありませんか!<br> 何しろ人類救済ですよ、誰かを救いたいなどという矮小なものではない。全人類、この世界に住む六十億の救済。<br> しかも彼はただの聖人などではない。善行を積み、祈るだけで救われようとした面白味のない連中とは訳が違う!<br> 彼は戦い、そして敗北し――無残に全てを奪われた!<br> そう彼は全てを恨んでいる筈です! 三万七千人を皆殺しにした統治者を! それをただ見過ごした人々も!<br> だが彼は恨まない!そればかりか、彼らすら救済の対象だ!<br> 全人類を救うという事は、そういうことでしょう。それも彼も理解している!<br> その苦悩、その煩悶、何たる悲劇!<br> それ故――彼はひどく面白い。<br> ならば退屈なマスターなど放逐して当然でしょう。吾輩はマスターに仕える者ではなく、物語に仕える者故に!」
 
;「それは無論、“面白そうだから”に決まっているではありませんか!<br> 何しろ人類救済ですよ、誰かを救いたいなどという矮小なものではない。全人類、この世界に住む六十億の救済。<br> しかも彼はただの聖人などではない。善行を積み、祈るだけで救われようとした面白味のない連中とは訳が違う!<br> 彼は戦い、そして敗北し――無残に全てを奪われた!<br> そう彼は全てを恨んでいる筈です! 三万七千人を皆殺しにした統治者を! それをただ見過ごした人々も!<br> だが彼は恨まない!そればかりか、彼らすら救済の対象だ!<br> 全人類を救うという事は、そういうことでしょう。それも彼も理解している!<br> その苦悩、その煩悶、何たる悲劇!<br> それ故――彼はひどく面白い。<br> ならば退屈なマスターなど放逐して当然でしょう。吾輩はマスターに仕える者ではなく、物語に仕える者故に!」
 
:何故シロウに手を貸すのか問われて。<br>「ただ面白いからマスターに手を貸し、その思想自体には何の興味も無く、『物語』こそ全てに優先される」と言い切る。<br>英霊として気高くもなく、立派な振る舞いであると呼べず、どちらかというと「信念」より妄執に近い。だが紛れもない本心からの言葉であり、ここまでの領域に至ると誰もが認めざるを得ない。
 
:何故シロウに手を貸すのか問われて。<br>「ただ面白いからマスターに手を貸し、その思想自体には何の興味も無く、『物語』こそ全てに優先される」と言い切る。<br>英霊として気高くもなく、立派な振る舞いであると呼べず、どちらかというと「信念」より妄執に近い。だが紛れもない本心からの言葉であり、ここまでの領域に至ると誰もが認めざるを得ない。
   
;「――何を視たのです?何を知覚したのです?<br> 愚かなこと。<br> 何を視ようと、それは最早<RUBY><RB>過去の残骸に過ぎませぬ</RB><RT>・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>。<br> 我々は過去の亡霊、亡霊が過去を悔やめばただの怨霊でしかない」
 
;「――何を視たのです?何を知覚したのです?<br> 愚かなこと。<br> 何を視ようと、それは最早<RUBY><RB>過去の残骸に過ぎませぬ</RB><RT>・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>。<br> 我々は過去の亡霊、亡霊が過去を悔やめばただの怨霊でしかない」
 
:何も知らぬはずの道化の言葉は、これ以上ないほどに純潔の狩人の心底を抉り出し彼女を憤激させた。
 
:何も知らぬはずの道化の言葉は、これ以上ないほどに純潔の狩人の心底を抉り出し彼女を憤激させた。
   
;「受け入れましょう、必要とあらば。『<RUBY><RB>逆境こそが人に与える最高の教訓なり</RB><RT>Sweet are the uses of adversity</RT></RUBY>。<RUBY><RB>それは蟇の如く醜く毒があり</RB><RT>Which like the toad,ugly and venomous,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>しかして心に貴重な宝石を結ぶ</RB><RT>Wears yet a precious jewel in his head</RT></RUBY>』ですからな」
 
;「受け入れましょう、必要とあらば。『<RUBY><RB>逆境こそが人に与える最高の教訓なり</RB><RT>Sweet are the uses of adversity</RT></RUBY>。<RUBY><RB>それは蟇の如く醜く毒があり</RB><RT>Which like the toad,ugly and venomous,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>しかして心に貴重な宝石を結ぶ</RB><RT>Wears yet a precious jewel in his head</RT></RUBY>』ですからな」
 
:悲劇を書くことを令呪で禁じられたことを嘆くも、シロウから「悲劇を書くつもりかと問われれば嘘をつかざるを得ないだろう」と指摘され、道化は大仰に嘆息して、肩を竦めた。出典は「お気に召すまま」の登場人物である弟に追放された公爵の台詞から。半ば自棄になったような文句。
 
:悲劇を書くことを令呪で禁じられたことを嘆くも、シロウから「悲劇を書くつもりかと問われれば嘘をつかざるを得ないだろう」と指摘され、道化は大仰に嘆息して、肩を竦めた。出典は「お気に召すまま」の登場人物である弟に追放された公爵の台詞から。半ば自棄になったような文句。
   
;「宮廷道化師と致しましては、精一杯に生存理由を主張したいところですな。我が本、我が書物は<RUBY><RB>必ず</RB><RT>・・</RT></RUBY>不完全でありますが、それ故に美しい物語であると請け合いますぞ」
 
;「宮廷道化師と致しましては、精一杯に生存理由を主張したいところですな。我が本、我が書物は<RUBY><RB>必ず</RB><RT>・・</RT></RUBY>不完全でありますが、それ故に美しい物語であると請け合いますぞ」
 
:アサシンから自身の書く本が自分達に益しないと判明すれば生かしておく理由はないと恫喝されながら、<RUBY><RB>道化</RB><RT>キャスター</RT></RUBY>は平然と"<RUBY><RB>不完全</RB><RT>・・・</RT></RUBY>"とのたまう。
 
:アサシンから自身の書く本が自分達に益しないと判明すれば生かしておく理由はないと恫喝されながら、<RUBY><RB>道化</RB><RT>キャスター</RT></RUBY>は平然と"<RUBY><RB>不完全</RB><RT>・・・</RT></RUBY>"とのたまう。
   
;「アッシリアの女帝よ、それは当然でしょう。完全な存在、完全な人間、秩序と論理のみで構築された完全な物語など―――<RUBY><RB>クソ面白くもない</RB><RT>・・・・・・・・</RT></RUBY>!"<RUBY><RB>若葉の日々</RB><RT>My salad days,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>何とも青臭い若気の至り</RB><RT>When I was greenin judgement,cold in blood</RT></RUBY>"!吾輩の物語は不完全故に美しく、不完全故に純正の娯楽です。失敗は死?構いませんとも!しくじる確率があり、償わなければならない!<RUBY><RB>だからこそ</RB><RT>・・・・・</RT></RUBY>、吾輩は奮起して傑作を書き上げましょう」
 
;「アッシリアの女帝よ、それは当然でしょう。完全な存在、完全な人間、秩序と論理のみで構築された完全な物語など―――<RUBY><RB>クソ面白くもない</RB><RT>・・・・・・・・</RT></RUBY>!"<RUBY><RB>若葉の日々</RB><RT>My salad days,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>何とも青臭い若気の至り</RB><RT>When I was greenin judgement,cold in blood</RT></RUBY>"!吾輩の物語は不完全故に美しく、不完全故に純正の娯楽です。失敗は死?構いませんとも!しくじる確率があり、償わなければならない!<RUBY><RB>だからこそ</RB><RT>・・・・・</RT></RUBY>、吾輩は奮起して傑作を書き上げましょう」
 
:上記の返答に対し完全ではないのかと問われて、物書きとしての道化の矜持が、これでもかと無駄にありふれている。因みに出典は「アントニーとクレオパトラ」のクレオパトラの台詞から。
 
:上記の返答に対し完全ではないのかと問われて、物書きとしての道化の矜持が、これでもかと無駄にありふれている。因みに出典は「アントニーとクレオパトラ」のクレオパトラの台詞から。
   
;「では、一つの問い掛けをお許し頂きたい。女帝殿、貴女はどちらがよろしいのでしょう?我らのマスターの悲願が達成される方がいいのか、それとも<RUBY><RB>彼の悲願を踏みにじる方が楽しいのか</RB><RT>・・・・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>」
 
;「では、一つの問い掛けをお許し頂きたい。女帝殿、貴女はどちらがよろしいのでしょう?我らのマスターの悲願が達成される方がいいのか、それとも<RUBY><RB>彼の悲願を踏みにじる方が楽しいのか</RB><RT>・・・・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>」
 
:シロウのいない、この時に女帝の本音を吐き出させるべく吐かれた虚を衝いた問い掛け。これに女帝は達成に決まっていると答えるが、それで納得して引き下がる道化では当然ない。
 
:シロウのいない、この時に女帝の本音を吐き出させるべく吐かれた虚を衝いた問い掛け。これに女帝は達成に決まっていると答えるが、それで納得して引き下がる道化では当然ない。
   
;「……おや」<br>「そのような上っ面だけの答えなど!アサシンよ、破滅を見たいのか見たくないのか。さあ、お答えを!」
 
;「……おや」<br>「そのような上っ面だけの答えなど!アサシンよ、破滅を見たいのか見たくないのか。さあ、お答えを!」
 
:女帝の取り繕った答えを道化は是とせず、再度言葉の刃を突きつける。現在生き残っているサーヴァントの中で間違いなく最弱である彼は、しかして何者をも恐れない。女帝もこれを、彼ならではの真剣な問答であると認識した。
 
:女帝の取り繕った答えを道化は是とせず、再度言葉の刃を突きつける。現在生き残っているサーヴァントの中で間違いなく最弱である彼は、しかして何者をも恐れない。女帝もこれを、彼ならではの真剣な問答であると認識した。
   
;「ふむふむ、なるほど……。ご存知ありませんかな?<br>古来、その焦がれるような想いをして"恋"というのです!<br>『<RUBY><RB>望んで得た恋は素晴らしい</RB><RT>Love sought is good,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>だが望まずして堕ちた恋はさらに良い</RB><RT> but given unsought is better.</RT></RUBY>』<br>これは受けますぞ!女帝の恋物語、うん間違いなく受ける!」
 
;「ふむふむ、なるほど……。ご存知ありませんかな?<br>古来、その焦がれるような想いをして"恋"というのです!<br>『<RUBY><RB>望んで得た恋は素晴らしい</RB><RT>Love sought is good,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>だが望まずして堕ちた恋はさらに良い</RB><RT> but given unsought is better.</RT></RUBY>』<br>これは受けますぞ!女帝の恋物語、うん間違いなく受ける!」
 
:アニメ版で追加された台詞。上記の問いに対し真摯に答えた女帝の心底と本質を、この上もなく抉り取った発言であり、さらに茶目っ気までも加味した結果、女帝の逆鱗に触れ、危うく己の舌で死刑宣告書に署名しかけた。出典は「十二夜」の登場人物である伯爵令嬢オリヴィアの台詞から。
 
:アニメ版で追加された台詞。上記の問いに対し真摯に答えた女帝の心底と本質を、この上もなく抉り取った発言であり、さらに茶目っ気までも加味した結果、女帝の逆鱗に触れ、危うく己の舌で死刑宣告書に署名しかけた。出典は「十二夜」の登場人物である伯爵令嬢オリヴィアの台詞から。
   
;「初めまして、片田舎の狂人娘!いやこれは失礼、ついいつもの調子が出てしまった。<br>然様、吾輩が"赤"のキャスターです。どうです、落胆しましたか?<br>『<RUBY><RB>だがジャンヌ・ダルクよ。この天地の狭間においては我々の哲学など思いもよらぬことがある</RB><RT>There are more things in heaven and earth,Joan of Arc.Than are dreamt of in your philosophy.</RT></RUBY>!』」
 
;「初めまして、片田舎の狂人娘!いやこれは失礼、ついいつもの調子が出てしまった。<br>然様、吾輩が"赤"のキャスターです。どうです、落胆しましたか?<br>『<RUBY><RB>だがジャンヌ・ダルクよ。この天地の狭間においては我々の哲学など思いもよらぬことがある</RB><RT>There are more things in heaven and earth,Joan of Arc.Than are dreamt of in your philosophy.</RT></RUBY>!』」
 
:生前あれだけ論った聖処女との初対面。芝居がかった口調で相変わらず好き勝手にのたまう。出典は「ハムレット」の主人公ハムレットが親友でもある臣下のホレーショへの台詞をジャンヌに差し替えたもの。
 
:生前あれだけ論った聖処女との初対面。芝居がかった口調で相変わらず好き勝手にのたまう。出典は「ハムレット」の主人公ハムレットが親友でもある臣下のホレーショへの台詞をジャンヌに差し替えたもの。
   
;「条件一、心情の問題。<br>『<RUBY><RB>忘恩の人間より恐ろしい怪物はいない</RB><RT>O,see the monstrousness of man When he looks out in an ungrateful shape!</RT></RUBY>』と言うように、吾輩は"赤"の側で禄を<RUBY><RB>食</RB><RT>は</RT></RUBY>んでおります。<br>吾輩、ダンディぶりでは"赤"の側でも一、二を争う自身がありますし―――知性なき怪物になどなりたくもない!」
 
;「条件一、心情の問題。<br>『<RUBY><RB>忘恩の人間より恐ろしい怪物はいない</RB><RT>O,see the monstrousness of man When he looks out in an ungrateful shape!</RT></RUBY>』と言うように、吾輩は"赤"の側で禄を<RUBY><RB>食</RB><RT>は</RT></RUBY>んでおります。<br>吾輩、ダンディぶりでは"赤"の側でも一、二を争う自身がありますし―――知性なき怪物になどなりたくもない!」
 
;「そして条件二、娯楽の問題。<br>『<RUBY><RB>詩人の瞳は天恵を得て回転し</RB><RT>The poet`s eye,in fine frenzy rollings,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>天から地、地から天と広く見渡す</RB><RT>Doth glance from heaven to Earth,from Earth to heaven.</RT></RUBY>』我が目はただいま絶好調!<br>まさに<RUBY><RB>霊感</RB><RT>スピリッツ</RT></RUBY>を得た<RUBY><RB>創作者</RB><RT>クリエイター</RT></RUBY>。つまり、今この瞬間この一時が愉快極まる!」
 
;「そして条件二、娯楽の問題。<br>『<RUBY><RB>詩人の瞳は天恵を得て回転し</RB><RT>The poet`s eye,in fine frenzy rollings,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>天から地、地から天と広く見渡す</RB><RT>Doth glance from heaven to Earth,from Earth to heaven.</RT></RUBY>』我が目はただいま絶好調!<br>まさに<RUBY><RB>霊感</RB><RT>スピリッツ</RT></RUBY>を得た<RUBY><RB>創作者</RB><RT>クリエイター</RT></RUBY>。つまり、今この瞬間この一時が愉快極まる!」
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:しかし、第二、第三の条件はまだしも、一番初めの条件に至っては、自身を召喚したマスターを退屈とのたまって放逐し、「面白いから」とシロウに乗り換えている時点ではっきりいって目も当てられない。というより、この道化は"恩"なんてもので動く玉では断じてない。少なくともサーヴァントとしては、どこぞの[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|毒舌童話作家]]に言わせれば一点たりともくれってやれない失格者であろう。
 
:しかし、第二、第三の条件はまだしも、一番初めの条件に至っては、自身を召喚したマスターを退屈とのたまって放逐し、「面白いから」とシロウに乗り換えている時点ではっきりいって目も当てられない。というより、この道化は"恩"なんてもので動く玉では断じてない。少なくともサーヴァントとしては、どこぞの[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|毒舌童話作家]]に言わせれば一点たりともくれってやれない失格者であろう。
 
:出典は上から順に「アテネのタイモン」のタイモンの台詞と「夏の夜の夢」の登場人物であるアテネの公爵シーシュースの台詞から。
 
:出典は上から順に「アテネのタイモン」のタイモンの台詞と「夏の夜の夢」の登場人物であるアテネの公爵シーシュースの台詞から。
   
;「さあ、我が宝具の幕開けだ!席に座れ!煙草は止めろ!写真撮影お断り!野卑な罵声は真っ平御免!世界は我が手、我が舞台!開演を此処に―――万雷の喝采を!」
 
;「さあ、我が宝具の幕開けだ!席に座れ!煙草は止めろ!写真撮影お断り!野卑な罵声は真っ平御免!世界は我が手、我が舞台!開演を此処に―――万雷の喝采を!」
 
:この世界を閉塞させ、<RUBY><RB>脚本</RB><RT>ちつじょ</RT></RUBY>を産み出し、<RUBY><RB>物語</RB><RT>みちすじ</RT></RUBY>を強制させる悪辣にして聖女にとって致命的な舞台宝具が幕を開ける。
 
:この世界を閉塞させ、<RUBY><RB>脚本</RB><RT>ちつじょ</RT></RUBY>を産み出し、<RUBY><RB>物語</RB><RT>みちすじ</RT></RUBY>を強制させる悪辣にして聖女にとって致命的な舞台宝具が幕を開ける。
   
;「そして貴女は、彼を利用せざるを得なかった。<br>何故なら、彼のサーヴァントとしての力こそが、我々に対抗するのに必要だったからだ!<br>そう、あのホムンクルスを此処に辿り着かせたのは彼の選択ではない!<br>貴女が選択したのだ、<RUBY><RB>貴女が彼を殺すのだ</RB><RT>・・・・・・・・・</RT></RUBY>!」
 
;「そして貴女は、彼を利用せざるを得なかった。<br>何故なら、彼のサーヴァントとしての力こそが、我々に対抗するのに必要だったからだ!<br>そう、あのホムンクルスを此処に辿り着かせたのは彼の選択ではない!<br>貴女が選択したのだ、<RUBY><RB>貴女が彼を殺すのだ</RB><RT>・・・・・・・・・</RT></RUBY>!」
 
:道化の<RUBY><RB>短剣</RB><RT>ことば</RT></RUBY>は、狙い違わず聖女の心臓を容赦なく貫く。
 
:道化の<RUBY><RB>短剣</RB><RT>ことば</RT></RUBY>は、狙い違わず聖女の心臓を容赦なく貫く。
   
;「さあ、この舞台劇の<RUBY><RB>分類</RB><RT>ジャンル</RT></RUBY>が決まったぞ!<br><RUBY><RB>喜劇</RB><RT>コメディ</RT></RUBY>だ!なあ、聖女よ!ようこそ人殺しの世界へ!<br>一度としてその手を汚さなかった貴女が最初に選んだ犠牲者は、貴女を心から慕う少年だったとは!」
 
;「さあ、この舞台劇の<RUBY><RB>分類</RB><RT>ジャンル</RT></RUBY>が決まったぞ!<br><RUBY><RB>喜劇</RB><RT>コメディ</RT></RUBY>だ!なあ、聖女よ!ようこそ人殺しの世界へ!<br>一度としてその手を汚さなかった貴女が最初に選んだ犠牲者は、貴女を心から慕う少年だったとは!」
 
:高らかに告げるあんまりと言えばあんまりな悪辣なる勝利宣言。聖女の慟哭を生前の史劇以上に煽り嘲り貶める。
 
:高らかに告げるあんまりと言えばあんまりな悪辣なる勝利宣言。聖女の慟哭を生前の史劇以上に煽り嘲り貶める。
   
;「道化の時間はこれにて終了、<RUBY><RB>救済</RB><RT>おわり</RT></RUBY>の支度が整いました。<br>―――これより我がマスター、天草四郎時貞の再臨です」
 
;「道化の時間はこれにて終了、<RUBY><RB>救済</RB><RT>おわり</RT></RUBY>の支度が整いました。<br>―――これより我がマスター、天草四郎時貞の再臨です」
 
:道化の勝利と同時に、一つの喜劇が終わり、もう一つの喜劇が凱歌をあげる。
 
:道化の勝利と同時に、一つの喜劇が終わり、もう一つの喜劇が凱歌をあげる。
   
;「<RUBY><RB>彼女は小娘です</RB><RT>・・・・・・・</RT></RUBY>。聖女のように振る舞い、聖女として己を律して、聖女の力を行使してもなお、彼女はありきたりの少女に過ぎない。<br>聖女のように振る舞うあまり、彼女は<RUBY><RB>自分自身</RB><RT>ジャンヌ・ダルク</RT></RUBY>を置き去りにした。<br>まあ、無理からぬことでしょう。サーヴァントとして召喚される際に必要なのは、ダルク家の娘として過ごした十七年ではなく、故国の英雄として走り抜けた二年です」
 
;「<RUBY><RB>彼女は小娘です</RB><RT>・・・・・・・</RT></RUBY>。聖女のように振る舞い、聖女として己を律して、聖女の力を行使してもなお、彼女はありきたりの少女に過ぎない。<br>聖女のように振る舞うあまり、彼女は<RUBY><RB>自分自身</RB><RT>ジャンヌ・ダルク</RT></RUBY>を置き去りにした。<br>まあ、無理からぬことでしょう。サーヴァントとして召喚される際に必要なのは、ダルク家の娘として過ごした十七年ではなく、故国の英雄として走り抜けた二年です」
 
:大聖杯から凱旋したシロウに語った聖女の本質。というか自分でズタボロにしておきながら、かなり恥知らずな物言いではある。
 
:大聖杯から凱旋したシロウに語った聖女の本質。というか自分でズタボロにしておきながら、かなり恥知らずな物言いではある。
 
+
;「ははははは!<RUBY><RB>終わりだ</RB><RT>ジ・エンド</RT></RUBY>! これで終わりだ!完結した!完結したぞ!<br> ああ、だがしかし――主役は我輩が演じたかったなぁ!」
;「ははははは!<RUBY><RB>終わりだ</RB><RT>ジ・エンド</RT></RUBY>! これで終わりだ!完結した!完結したぞ!<br> ああ、だがしかし――主役は我輩が演じたかったなぁ! 」
   
:全てが終わり、崩れ行く空中庭園の中、稀代の劇作家は己の物語を一心不乱に書き上げ、終止符を打った。
 
:全てが終わり、崩れ行く空中庭園の中、稀代の劇作家は己の物語を一心不乱に書き上げ、終止符を打った。
 
:その胸に去来するのは、かつて役者を目指し、挫折した過去であろうか。
 
:その胸に去来するのは、かつて役者を目指し、挫折した過去であろうか。
    
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
 +
====戦闘====
 +
;「さて、それでは執筆を開始します。残り二人、頑張ってください」<br/> 「いま吾輩は執筆で忙しいのですけれど? 戦えとか、そんなこと言われても」
 +
:戦闘開始時の台詞。戦場においてもマイペースで飄々とした態度を崩さない。
 +
;「タンマ! せめて結末を書かせて…おくれ」 <br/>「まだ…締切には間に合う…ぐふっ、はず……」
 +
:戦闘不能時。流石に慌てふためいているようだ。
 +
;「勝利を獲得しましたぞ! では、記念に詩を作りましょう」 <br/>「勝利ですな。ところで敗北者の方々、今のお気持ちを聞かせてもらいたい」
 +
:戦闘終了時。「そういうこと」をするのは初登場時から示唆されていたが、ウザいことこの上ない。
 +
 +
====マイルーム====
 
;「嫌いなものなど言うまでもない! 凡人をこそ吾輩は忌み嫌う。彼らはアントニーに容易く操作される人々だからです!」
 
;「嫌いなものなど言うまでもない! 凡人をこそ吾輩は忌み嫌う。彼らはアントニーに容易く操作される人々だからです!」
 
:マイルーム会話「嫌いなもの」。
 
:マイルーム会話「嫌いなもの」。
 
:ここで言及されているアントニーとは、彼自身の著作である『アントニーとクレオパトラ』のメインキャストである政治家アントニー(アントニウス)であろう。
 
:ここで言及されているアントニーとは、彼自身の著作である『アントニーとクレオパトラ』のメインキャストである政治家アントニー(アントニウス)であろう。
 
+
;「さあ! 王国が貴方を待っていますぞ、マスター! 馬を引いて差し上げよう」
; 「貴方の物語が、幸せな結末を迎えられますように!<br> どれほどの悲劇でも、あなたの歩みが力強くありますように!<br> 喜劇であれば、最後に誰もが拍手喝采できる喜劇でありますように!」
+
:マイルーム会話「イベント開催」。
 +
;「貴方の物語が、幸せな結末を迎えられますように!<br> どれほどの悲劇でも、あなたの歩みが力強くありますように!<br> 喜劇であれば、最後に誰もが拍手喝采できる喜劇でありますように!」
 
:マイルーム会話「絆Lv5」。[[Fate/Grand Order|人理修復という特大の『物語』]]の主人公たるマスターへ贈る言葉。
 
:マイルーム会話「絆Lv5」。[[Fate/Grand Order|人理修復という特大の『物語』]]の主人公たるマスターへ贈る言葉。
 
:肩こりの解消を頼もうとしていた初期からするともの凄い変化である。
 
:肩こりの解消を頼もうとしていた初期からするともの凄い変化である。
   −
;「さあ!王国が貴方を待っていますぞ、マスター!馬を引いて差し上げよう」
+
====幕間の物語====
:イベント限定時の台詞。
+
;「ほう! そうきましたか! 元来それは人生において悩み苦しむことは全て、所詮は夢の中の出来事に過ぎないという儚い無常の意。<br/> しかし、しかし貴方は違いますな。貴方は違う意味を見出している。<br/> 夢とは希望。希望とは勇気と決断によって手向けられるもの。<br/> ならば、この場で戦うは自明の理。貴方たち自身が、夢であるのだから!」
 
+
:幕間の物語『カーテンコール』にて、無意味な戦いをするのかという問いに「我らは、夢と同じものだ」と返した場合。
;「さて、それでは執筆を開始します。残り2人、頑張ってください」<br/> 「いま吾輩は執筆で忙しいのですけれど? 戦えとか、そんなこと言われても」
  −
:戦闘開始時の台詞。戦場においてもマイペースで飄々とした態度を崩さない。
  −
 
  −
;「タンマ! せめて結末を書かせて…おくれ」 <br/>「まだ…締切には間に合う…ぐふっ、はず……」
  −
:戦闘不能時。流石に慌てふためいているようだ。
  −
 
  −
;「勝利ですな。ところで敗北者の方々、今のお気持ちを聞かせてもらいたい」
  −
:勝利時。「そういうこと」をするのは初登場時から示唆されていたが、ウザいことこの上ない。
  −
 
  −
;「ほう! そうきましたか! 元来それは人生において悩み苦しむことは全て、所詮は夢の中の出来事に過ぎないという儚い無常の意。<br/> しかし、しかし貴方は違いますな。貴方は違う意味を見出している。<br/> 夢とは希望。希望とは勇気と決断によって手向けられるもの。<br/> ならば、この場で戦うは自明の理。貴方たち自身が、夢であるのだから!」
  −
:キャラクエにて、無意味な戦いをするのかという問いに「我らは、夢と同じものだ」と返した場合。
   
:主人公の台詞を含めた元ネタは、シェイクスピアの「テンペスト」から。
 
:主人公の台詞を含めた元ネタは、シェイクスピアの「テンペスト」から。
 
+
;「ふふふ、やはりそうきましたか! その通り、まったくその通りですよマスター!<br/> 悪魔の囁き、合理的な結論、有無を言わさぬ正論、そういったものは全て。『くそくらえ』で片付けてしまっていいのです!<br/> 何故なら、それは正論に名を借りた邪悪。邪悪を理論という名の上塗りで誤魔化そうとする卑怯な企み。<br/> やってしまえばいいのです!」
;「ふふふ、やはりそうきましたか! その通り、まったくその通りですよマスター!<br/> 悪魔の囁き、合理的な結論、有無を言わさぬ正論、そういったものは全て。『くそくらえ』で片付けてしまっていいのです!<br/> 何故なら、それは正論に名を借りた邪悪。邪悪を理論という名の上塗りで誤魔化そうとする卑怯な企み。<br/> やってしまえばいいのです!」
+
:同上。無意味な戦いをするのかという問いに「哲学なんか、くそくらえ」と返した場合。
:キャラクエにて、無意味な戦いをするのかという問いに「哲学なんか、くそくらえ」と返した場合。
   
:主人公の台詞を含めた元ネタは、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」から。
 
:主人公の台詞を含めた元ネタは、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」から。
    +
====イベント====
 
;「おやおや、一体どのような悪夢をご覧になったのですかな?<br/> “<ruby><rb>獰猛な虎が温和な鹿を爪で引き裂く</rb><rt>the tiger now hath seized the gentle hind.</rt></ruby>”夢でしょうか?」
 
;「おやおや、一体どのような悪夢をご覧になったのですかな?<br/> “<ruby><rb>獰猛な虎が温和な鹿を爪で引き裂く</rb><rt>the tiger now hath seized the gentle hind.</rt></ruby>”夢でしょうか?」
:『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて悪夢から覚めた主人公に対して。だいたい夢に出てきた[[清姫|K氏]]のせいだが。
+
:『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて悪夢から覚めた主人公に対して。だいたい夢に出てきた[[清姫]]のせいだが。
:下段の台詞の元ネタは、シェイクスピアの「リチャードIII世」から。
+
:台詞の元ネタは、シェイクスピアの「リチャードIII世」から。
 
   
;「ともかく大半の男子サーヴァントはチョコを貰うアテもなく、チベットスナギツネの如き目で世界を睥睨しております。<br/> まあ、気にしてはいない男らしい男子サーヴァントもいることにはいるのですが、そこはそれ。<br/> “<ruby><rb>嫉妬とは緑の目をした怪物であり、人の心を食物にして玩弄する</rb><rt>It (Jealosy) is the green-eyed monster whici doth mock The meat it feeds on.</rt></ruby>”<br/> ……というやつです」
 
;「ともかく大半の男子サーヴァントはチョコを貰うアテもなく、チベットスナギツネの如き目で世界を睥睨しております。<br/> まあ、気にしてはいない男らしい男子サーヴァントもいることにはいるのですが、そこはそれ。<br/> “<ruby><rb>嫉妬とは緑の目をした怪物であり、人の心を食物にして玩弄する</rb><rt>It (Jealosy) is the green-eyed monster whici doth mock The meat it feeds on.</rt></ruby>”<br/> ……というやつです」
 
:同上。これを聞いた主人公は「自分が配れば喜ぶだろうか?」と考え、チョコを作ろうと行動した。
 
:同上。これを聞いた主人公は「自分が配れば喜ぶだろうか?」と考え、チョコを作ろうと行動した。
 
:台詞の元ネタは、シェイクスピアの「オセロ」から。
 
:台詞の元ネタは、シェイクスピアの「オセロ」から。
   
;「大体この手の御仁はバレンタインデーになるとブッ壊れる。これエンターテイメントの王道ですな。<br/> “<ruby><rb>ぶっちゃけるとご子息は頭がイカれてますぞ</rb><rt>I will be brief : your noble son is mad.</rt></ruby>”的なアレです」
 
;「大体この手の御仁はバレンタインデーになるとブッ壊れる。これエンターテイメントの王道ですな。<br/> “<ruby><rb>ぶっちゃけるとご子息は頭がイカれてますぞ</rb><rt>I will be brief : your noble son is mad.</rt></ruby>”的なアレです」
 
:同上。黒髭がスパルタクスとともにバレンタインを潰そうとする様を評して。
 
:同上。黒髭がスパルタクスとともにバレンタインを潰そうとする様を評して。
 
:台詞の元ネタは、シェイクスピアの「ハムレット」から。
 
:台詞の元ネタは、シェイクスピアの「ハムレット」から。
   
;「……あー、なるほど。あの方ですか。<br/> 憂い顔で『良かれと思って……』といっておけばいいんじゃねえの、と思ってる感じの。<br/> “<ruby><rb>微笑み、微笑み、微笑む大悪党</rb><rt>That one may smile, and smile, and be a villain.</rt></ruby>”というあの方」
 
;「……あー、なるほど。あの方ですか。<br/> 憂い顔で『良かれと思って……』といっておけばいいんじゃねえの、と思ってる感じの。<br/> “<ruby><rb>微笑み、微笑み、微笑む大悪党</rb><rt>That one may smile, and smile, and be a villain.</rt></ruby>”というあの方」
 
:同上。黒幕の手駒として現れたカエサルがその人物の人となりを語って。
 
:同上。黒幕の手駒として現れたカエサルがその人物の人となりを語って。
 
:台詞の元ネタは、シェイクスピアの「ハムレット」から。
 
:台詞の元ネタは、シェイクスピアの「ハムレット」から。
   
;「マスター、お気をつけ下さい。 そも、魔術師というのは作家の〆切みたいなもの。<br> うっかり信用すると一杯食わされるというアレです!<br> 我々にとって金曜の夕方までに提出とは即ち月曜の朝までオッケー、やりようによっては夜でも可!」
 
;「マスター、お気をつけ下さい。 そも、魔術師というのは作家の〆切みたいなもの。<br> うっかり信用すると一杯食わされるというアレです!<br> 我々にとって金曜の夕方までに提出とは即ち月曜の朝までオッケー、やりようによっては夜でも可!」
 
:同上。その黒幕である[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と対面して。確かに([[沙条愛歌|原因]]があるとは言え)[[玲瓏館美沙夜|うっかり信用した結果、一杯食わされた人物]]もいるので……。
 
:同上。その黒幕である[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と対面して。確かに([[沙条愛歌|原因]]があるとは言え)[[玲瓏館美沙夜|うっかり信用した結果、一杯食わされた人物]]もいるので……。
 
:なお、主人公からは選択肢によっては「言っていて恥ずかしくないんですか?」とぶった切られる。
 
:なお、主人公からは選択肢によっては「言っていて恥ずかしくないんですか?」とぶった切られる。
:余談だが、このコメントは『チョコレート・レディの空騒ぎ』を執筆した東出氏の体験談を下にしているが、ゲーム制作時代はディレクターも兼任してたので氏はとても苦労していたそうな……。[https://twitter.com/higashide_yu/status/697803558939291648]
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:余談だが、このコメントは『チョコレート・レディの空騒ぎ』を執筆した東出氏の体験談を下にしているが、ゲーム制作時代はディレクターも兼任してたので氏はとても苦労していたそうな……<ref group = "出">[https://twitter.com/higashide_yu/status/697803558939291648 東出祐一郎 Twitter2016年2月11日7:25]</ref>。
 
   
;「幼子におじ様と呼ばれた瞬間の甘美と、「あ、ヤベえ年取った」感はたまりませんな、マスター!」
 
;「幼子におじ様と呼ばれた瞬間の甘美と、「あ、ヤベえ年取った」感はたまりませんな、マスター!」
 
:同上。ナーサリーに「おじ様」と呼ばれた際の台詞。親戚の集まりでおじさん呼ばわりされる感覚と似たようなモノだろうか……。
 
:同上。ナーサリーに「おじ様」と呼ばれた際の台詞。親戚の集まりでおじさん呼ばわりされる感覚と似たようなモノだろうか……。
   
;「色褪せぬ永遠の夏を留めておくことはできても、享楽を永遠とするには代償が必要なのです。<br/> “<ruby><rb>悲報が訪れる時は、軍団で押し寄せてくる</rb><rt>When sorrows come, they come not single spies. But in battalions.</rt></ruby>”と相場が決まっておりますので」<br>「――そう、甘いお菓子、甘い紅茶、それらを代償として、君は――――――――。<br/> 虫歯になります」
 
;「色褪せぬ永遠の夏を留めておくことはできても、享楽を永遠とするには代償が必要なのです。<br/> “<ruby><rb>悲報が訪れる時は、軍団で押し寄せてくる</rb><rt>When sorrows come, they come not single spies. But in battalions.</rt></ruby>”と相場が決まっておりますので」<br>「――そう、甘いお菓子、甘い紅茶、それらを代償として、君は――――――――。<br/> 虫歯になります」
:お茶会をなおも続けようとするナーサリーに対してシェイクスピアは残酷な真実を突きつける。虫歯になると耐え難い苦痛が襲うという事実に、ナーサリーは追い詰められ、最終的に召喚された[[フェルグス・マック・ロイ|歯医者]]によって退散したのであった。
+
:同上。お茶会をなおも続けようとするナーサリーに対してシェイクスピアは残酷な真実を突きつける。
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:虫歯になると耐え難い苦痛が襲うという事実にナーサリーは追い詰められ、最終的に召喚された[[フェルグス・マック・ロイ|歯医者]]によって退散したのであった。
 
:台詞の元ネタは、シェイクスピアの「ハムレット」から。
 
:台詞の元ネタは、シェイクスピアの「ハムレット」から。
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; 謎の劇作家
 
; 謎の劇作家
 
: 高名な劇作家であるにも関わらず、手紙や日記はおろか、自筆原稿すら存在しておらず、学歴にも不自然な点が多々ある為、様々な別人説が流布している。一番有名なのは、同時代の哲学者フランシス・ベーコンや、彼と同じく劇作家として名を馳せたクリストファー・マーロウのペンネーム説であろう。『Fate/Grand Order』のプロフィールでも''有名な作家でありながら、その半生は謎に包まれている。''と記述されている。
 
: 高名な劇作家であるにも関わらず、手紙や日記はおろか、自筆原稿すら存在しておらず、学歴にも不自然な点が多々ある為、様々な別人説が流布している。一番有名なのは、同時代の哲学者フランシス・ベーコンや、彼と同じく劇作家として名を馳せたクリストファー・マーロウのペンネーム説であろう。『Fate/Grand Order』のプロフィールでも''有名な作家でありながら、その半生は謎に包まれている。''と記述されている。
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; 彼の描いた「魔女ジャンヌ・ダルク」
 
; 彼の描いた「魔女ジャンヌ・ダルク」
 
: 彼は初期に作った史劇『ヘンリー六世 第1部』で、[[ジャンヌ・ダルク]]を魔女・売女として描いている。
 
: 彼は初期に作った史劇『ヘンリー六世 第1部』で、[[ジャンヌ・ダルク]]を魔女・売女として描いている。
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