差分
編集の要約なし
:彼が操る魔術はすべてゴーレムに関るもので、七枝の燭台(メノラー)と呼ばれる特殊な魔道具を用いて、広大な範囲を索敵・監視することができる。この魔術は飛行型のゴーレムを中継地点として使っており、その限界距離は一般的な遠見の魔術を遥かに凌駕し、その索敵網はトゥリファス近辺に留まらず、[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]がブカレストの空港に辿り着いたのを即座に発見した。
:彼が操る魔術はすべてゴーレムに関るもので、七枝の燭台(メノラー)と呼ばれる特殊な魔道具を用いて、広大な範囲を索敵・監視することができる。この魔術は飛行型のゴーレムを中継地点として使っており、その限界距離は一般的な遠見の魔術を遥かに凌駕し、その索敵網はトゥリファス近辺に留まらず、[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]がブカレストの空港に辿り着いたのを即座に発見した。
:また、固有スキルとして『数秘術』すなわちカバラの秘奥を持ち、ノタリコン(呪文を構成する単語の頭文字だけを繋げてひとつの単語とする記述法)による短縮詠唱と併用することで、複数のゴーレムに複数のコマンドを一瞬で入力することも可能。
:また、固有スキルとして『数秘術』すなわちカバラの秘奥を持ち、ノタリコン(呪文を構成する単語の頭文字だけを繋げてひとつの単語とする記述法)による短縮詠唱と併用することで、複数のゴーレムに複数のコマンドを一瞬で入力することも可能。
:『Fate/Grand Order』第2部『永久凍土帝国 アナスタシア』で彼は、その素材が魔力に満ちていれば大抵のものはゴーレムにする事が出来るが、雪をゴーレムにするには炉心はどうにかなるが、集積と維持が難しく、安い炉心では集積しきれないと語る。かといって、価値の高い素材を炉心にしても出来上がるのは、弱いが耐久力だけはあるゴーレム。
:『Fate/Grand Order』Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』で彼は、その素材が魔力に満ちていれば大抵の物はゴーレムにする事が出来るが、雪をゴーレムにするには炉心はどうにかなるが、集積と維持が難しく、安い炉心では集積しきれないと語る。かといって、価値の高い素材を炉心にしても出来上がるのは、弱いが耐久力だけはあるゴーレム。
:またゴーレムの術式を応用することで、壁に手を付けて周囲の会話を盗み聞きする能力も見せた。ただし、特定の情報を拾うには不向きな手段なので、情報を獲得出来るかは運が絡む。
:またゴーレムの術式を応用することで、壁に手を付けて周囲の会話を盗み聞きする能力も見せた。ただし、特定の情報を拾うには不向きな手段なので、情報を獲得出来るかは運が絡む。
:『Grand Order』の通常戦闘の際に出現するゴーレムは、一時的な戦闘に使用するだけのもので、耐久力は全くない。
:『Grand Order』の通常戦闘の際に出現するゴーレムは、一時的な戦闘に使用するだけのもので、耐久力は全くない。
:『Apocrypha』ではユグドミレニアによって集められた材料によって、マスターであるロシェと共に製作される。魔術協会に反旗を翻した後であるため手間が増えていたこともあるが、材料として人工物に用いられず長い年月を経た土と木と石を集めるのにダーニックは資産の三割を費やしたという。
:『Apocrypha』ではユグドミレニアによって集められた材料によって、マスターであるロシェと共に製作される。魔術協会に反旗を翻した後であるため手間が増えていたこともあるが、材料として人工物に用いられず長い年月を経た土と木と石を集めるのにダーニックは資産の三割を費やしたという。
:本来は炉心にはキャスターがその能力に目を付けた[[ジーク]]が用いられるはずだったが、彼の脱走と黒陣営による捕縛失敗により断念。そのためゴルドで妥協することになるはずだったが、その悲願からより高い完成度を目指していたキャスターが赤陣営に寝返りマスターをシロウに移したことで、事実上マスターでは無くなったロシェが炉心に用いられ起動した。
:本来は炉心にはキャスターがその能力に目を付けた[[ジーク]]が用いられるはずだったが、彼の脱走と黒陣営による捕縛失敗により断念。そのためゴルドで妥協することになるはずだったが、その悲願からより高い完成度を目指していたキャスターが赤陣営に寝返りマスターをシロウに移したことで、事実上マスターでは無くなったロシェが炉心に用いられ起動した。
:『[[Fate/Grand Order]]』第2部「永久凍土帝国 アナスタシア」では[[神霊]]すら打倒できると目された山岳型魔獣と一体化している[[イヴァン雷帝]]に対する切り札として、[[ミノタウロス]]の宝具『万古不易の迷宮』を素材とし、そしてアヴィケブロン自身を炉心とする形で起動。炉心と素材・環境の影響か、誕生間もない時点で雷帝に匹敵する巨躯を現し、周囲のサーヴァントを驚愕させていた。そして操作権を移譲された主人公を肩に載せた状態で雷帝と対峙、雷帝が放つ雷を物ともせずに侵攻を押し留めるなど奮戦し、山岳型魔獣から本体を引き千切り、カルデア勢の勝利に大いに貢献した。
:『[[Fate/Grand Order]]』Lostbelt No.1「永久凍土帝国 アナスタシア」では[[神霊]]すら打倒できると目された山岳型魔獣と一体化している[[イヴァン雷帝]]に対する切り札として、[[ミノタウロス]]の宝具『万古不易の迷宮』を素材とし、そしてアヴィケブロン自身を炉心とする形で起動。炉心と素材・環境の影響か、誕生間もない時点で雷帝に匹敵する巨躯を現し、周囲のサーヴァントを驚愕させていた。そして操作権を移譲された主人公を肩に載せた状態で雷帝と対峙、雷帝が放つ雷を物ともせずに侵攻を押し留めるなど奮戦し、山岳型魔獣から本体を引き千切り、カルデア勢の勝利に大いに貢献した。
:なお、ロストベルトは極限環境でこそあったものの魔術素材に困らないという特殊な状況であり、通常の世界における現代上での聖杯戦争でもサーヴァントが炉心となって運用できるかは不透明。
:なお、ロシア領の[[異聞帯]]は「極限環境でこそあったものの、魔術素材に困らない」という特殊な状況であり、通常の世界における現代上での聖杯戦争でもサーヴァントが炉心となって運用できるかは不透明。
:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&味方全体のNP獲得量をアップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster宝具。
:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&味方全体のNP獲得量をアップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster宝具。
:マスター。主というより、助手として扱っており、ゴーレムの製造の補佐をさせている。
:マスター。主というより、助手として扱っており、ゴーレムの製造の補佐をさせている。
:ゴーレムに育てられ、両親にすら関心を向けてもらえなかったロシェにとって、アヴィケブロンは初めて信頼・尊敬できた人間だったため、「先生」と呼び懐く。
:ゴーレムに育てられ、両親にすら関心を向けてもらえなかったロシェにとって、アヴィケブロンは初めて信頼・尊敬できた人間だったため、「先生」と呼び懐く。
:アヴィケブロンもまた、生前子供とは縁がなかったため、慕われることに困惑し、付き合い方に悩みつつも、ロシェのゴーレムに真摯な態度や才能、家系から生前なら弟子にしていたかもしれないと考えるなど好感を持っていた。一方で彼が『王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』の炉心として優れていることも冷徹に測っていた。
:アヴィケブロンもまた、生前子供とは縁がなかったため、慕われることに困惑し、付き合い方に悩みつつも、ロシェのゴーレムに真摯な態度や才能、家系から生前なら弟子にしていたかもしれないと考えるなど好感を持っていた。一方で彼が『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』の炉心として優れていることも冷徹に測っていた。
:しかしその憧憬の念を利用した上、最後の瞬間まで信頼を傾けてくれた彼をパーツとしてしまった事には、あまりに強い罪悪感を感じていた。彼の目的はあくまで「宝具の完成による世界救済」であったが、宝具が完成しても後味の悪い罪悪感は「サーヴァントの身になって人を殺した」という事実とともに、霊基に深く刻まれてしまった。聖杯大戦の運命は、彼の願望そのものに牙をむいたのだ。
:しかしその憧憬の念を利用した上、最後の瞬間まで信頼を傾けてくれた彼をパーツとしてしまった事には、あまりに強い罪悪感を感じていた。彼の目的はあくまで「宝具の完成による世界救済」であったが、宝具が完成しても後味の悪い罪悪感は「サーヴァントの身になって人を殺した」という事実とともに、霊基に深く刻まれてしまった。聖杯大戦の運命は、彼の願望そのものに牙をむいたのだ。
;[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]
;[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]
:黒のサーヴァントの仲間。
:黒のサーヴァントの仲間。
:『Fate/Apocrypha』では特に交流はなかったが、『Fate/Grand Order』ではその"出来のよさ"を褒め称えていた。
:『Fate/Apocrypha』では特に交流はなかったが、『Fate/Grand Order』ではその"出来の良さ"を褒め称えていた。
;[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]
;[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]
:捕縛した後、マスターとなる。
:捕縛した後、マスターとなる。
;[[シロウ・コトミネ]]
;[[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]]
:黒の形勢不利を認め、ロシェを切り捨てて彼を主と認めた。
:黒の形勢不利を認め、ロシェを切り捨てて彼を主と認めた。
:ロシェに語った、目指すべき目標。ただ有能なゴーレムを造ればいいと思っていたロシェはこの言葉に感銘を受け、更に彼に心酔することとなる。
:ロシェに語った、目指すべき目標。ただ有能なゴーレムを造ればいいと思っていたロシェはこの言葉に感銘を受け、更に彼に心酔することとなる。
;「僕は弱いからな……あれなら、一撃だ」
;「僕は弱いからな……あれなら、一撃だ。」
:どこまでも<RUBY><RB>筋肉</RB><RT>マッスル</RT></RUBY>な赤のバーサーカーと自分を比べて言った、自嘲的なセリフ。<br>病弱な自分の体に若干コンプレックスがあるのかもしれない。
:どこまでも<RUBY><RB>筋肉</RB><RT>マッスル</RT></RUBY>な赤のバーサーカーと自分を比べて言った、自嘲的なセリフ。<br>病弱な自分の体に若干コンプレックスがあるのかもしれない。
:何故、どうしてと問うロシェへ、アヴィケブロンは最後に告げる。<br>どうしようもなく開いた溝。互いを理解できなかった、しなかったが故の、致命的なすれ違い。
:何故、どうしてと問うロシェへ、アヴィケブロンは最後に告げる。<br>どうしようもなく開いた溝。互いを理解できなかった、しなかったが故の、致命的なすれ違い。
;「さあ――――世界の救済を始めようじゃないか、僕のゴーレム。<br> 戦い、殺し、殲滅させ、世界の楽園を築こう。<br> それで下らない戦いも終わる。下らない社会も終わる」
;「さあ――――世界の救済を始めようじゃないか、僕のゴーレム。<br> 戦い、殺し、殲滅させ、世界の楽園を築こう。<br> それで下らない戦いも終わる。下らない社会も終わる。」
:ロシェという「炉心」を得て誕生を果たした『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』。彼らは往く。世界を楽園へと塗り替えるために。
:ロシェという「炉心」を得て誕生を果たした『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』。彼らは往く。世界を楽園へと塗り替えるために。
;「任せたぞ『<RUBY><RB>叡智の光</RB><RT>ケテルマルクト</RT></RUBY>』! お前ならば、この大地に……必ず、必ずや楽園を創造できる! 世界を、人を、我らが民を、救い給え!」
;「任せたぞ『<RUBY><RB>叡智の光</RB><RT>ケテルマルクト</RT></RUBY>』! お前ならば、この大地に……必ず、必ずや楽園を創造できる!<br> 世界を、人を、我らが民を、救い給え!」
:致命傷を受けたアヴィケブロンは最期の望みを託し、自らの存在を糧として『<RUBY><RB>原初の人間</RB><RT>アダム</RT></RUBY>』に沈む。
:致命傷を受けたアヴィケブロンは最期の望みを託し、自らの存在を糧として『<RUBY><RB>原初の人間</RB><RT>アダム</RT></RUBY>』に沈む。