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| :その治世に聖剣や魔獣や魔女は存在せず、十二勇士はカール大帝の精鋭である。 | | :その治世に聖剣や魔獣や魔女は存在せず、十二勇士はカール大帝の精鋭である。 |
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− | :その正体は大帝の影であり、カール大帝が捨て去った夢想。子供の頃に夢見た、どこまでも正々堂々、民の為に剣を振るう騎士。 | + | :シャルルマーニュの正体は大帝の影であり、カール大帝が捨て去った夢想。 |
| + | :大帝が子供の頃に夢見た、どこまでも正々堂々、民の為に剣を振るう騎士。 |
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| :シャルルマーニュ十二勇士の英雄譚はカール大帝をモデルとして吟遊詩人たちが創作したものである。 | | :シャルルマーニュ十二勇士の英雄譚はカール大帝をモデルとして吟遊詩人たちが創作したものである。 |
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| :伝説に描かれた<ruby><rb>英雄</rb><rt>キャラクター</rt></ruby>とそのモデルとなった人物が結合してしまった。 | | :伝説に描かれた<ruby><rb>英雄</rb><rt>キャラクター</rt></ruby>とそのモデルとなった人物が結合してしまった。 |
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− | :幻想の騎士として召喚されたシャルルマーニュは、カール大帝としての記憶は朧気な代わり、邪悪な怪物と戦い十二勇士と大冒険をした記憶を持っている。 | + | :幻想の騎士として召喚されたシャルルマーニュは、カール大帝としての記憶は朧気な代わり、邪悪な怪物と戦い十二勇士と冒険をした記憶を持っている。 |
| :だがそれは、剪定された事象に過ぎず、彼の記憶は全て詩人たちの作った妄言、妄想、物語である。 | | :だがそれは、剪定された事象に過ぎず、彼の記憶は全て詩人たちの作った妄言、妄想、物語である。 |
| :故に、シャルルマーニュという英霊に生前は存在しない。 | | :故に、シャルルマーニュという英霊に生前は存在しない。 |
| :シャルルマーニュ本人はその事を認識し理解している。 | | :シャルルマーニュ本人はその事を認識し理解している。 |
− | :だがそれでも彼は、騎士の名に恥じないカッコ良くありたいと思い、そうあろうと行動する。 | + | :それでも彼は、カッコ良くありたいと思い、そうあろうと行動する。 |
| + | :マスターに恥じず、姉に顔向ける立派な騎士としての生き方を目指す。'''それだけが彼にとっての生きるという事だから。''' |
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| :大帝の影であるシャルルマーニュは、大帝が倒されれば死ぬ。本体が居なくなれば影は消えてしまう。 | | :大帝の影であるシャルルマーニュは、大帝が倒されれば死ぬ。本体が居なくなれば影は消えてしまう。 |
| :誰が大帝を討とうが、どこかに逃れたとしても、死は免れない。 | | :誰が大帝を討とうが、どこかに逃れたとしても、死は免れない。 |
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− | :そして次に召喚される時は、力づくで世界を統一するカール大帝でもなく、世界を救う為なら命を捨てるシャルルマーニュでもない。 | + | :そしてシャルルマーニュの現界は、ただ一度の奇跡であり、イレギュラーな召喚。 |
| + | :次に召喚される時は、力づくで世界を統一するカール大帝でもなく、世界を救う為なら命を捨てるシャルルマーニュでもない。 |
| :現実と理想を両立させ、史実と夢想の混ざった「カール大帝」が召喚される。 | | :現実と理想を両立させ、史実と夢想の混ざった「カール大帝」が召喚される。 |
| :故にシャルルマーニュが召喚されることはもうない。 | | :故にシャルルマーニュが召喚されることはもうない。 |
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| :それを理解した上で、暴走するカール大帝を騎士として、同じ<ruby><rb>シャルル</rb><rt>カール</rt></ruby>として倒すために奔走する。 | | :それを理解した上で、暴走するカール大帝を騎士として、同じ<ruby><rb>シャルル</rb><rt>カール</rt></ruby>として倒すために奔走する。 |
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