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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 第三次聖杯戦争において、アインツベルンの[[魔術|魔術師]]が聖杯を得るための切り札として、[[聖杯戦争]]には本来存在しない第八のクラスであるアヴェンジャー、「殺す事だけに特化した英霊」であるこのアンリマユを召喚する。しかし、特別な人間でもなく宝具も持たなかった彼は最初期に敗退し、大聖杯に収められる。だが、アンリマユは周りからの身勝手な願いで「この世全ての悪であれ」と摸造された「願い」その物であったがために、敗れて「力の一端」に戻り聖杯に取り込まれた際に「願望機」としての機能がその願いを叶えてしまい聖杯は汚染され、以後聖杯戦争は狂っていくことになる。 | + | : 第三次聖杯戦争において、[[聖杯戦争]]には本来存在しない第八のクラスであるアヴェンジャー、「殺す事だけに特化した英霊」として、アインツベルンのマスターが聖杯を得るための切り札として、ルールを破って召喚された。 |
| + | :しかし、特別な人間でもなく宝具も持たなかった彼は最初期に敗退し、大聖杯に収められる。だが、アンリマユは周りからの身勝手な願いで「この世全ての悪であれ」と摸造された「願い」その物であったがために、敗れて「力の一端」に戻り聖杯に取り込まれた際に「願望機」としての機能がその願いを叶えてしまい聖杯は呪いで汚染され、以後聖杯戦争は狂っていくことになる。 |
| : 第四次、第五次聖杯戦争においてその「この世全ての悪」という「願い」は、大聖杯の中に留まりながら、聖杯に満ちる「力」を養分に現界しようとしていた。「器」に応じて「泥」、「肉塊」、そして「60億の人間を呪う宝具を持ったサーヴァント」として、それぞれ現われようとする。 | | : 第四次、第五次聖杯戦争においてその「この世全ての悪」という「願い」は、大聖杯の中に留まりながら、聖杯に満ちる「力」を養分に現界しようとしていた。「器」に応じて「泥」、「肉塊」、そして「60億の人間を呪う宝具を持ったサーヴァント」として、それぞれ現われようとする。 |
− | : 決まった姿や人格を有せず、本来は人型の影として活動する。作中では実体化するに当たって士郎の殻をかぶって(厳密に言うと本物の士郎との同化に近い)現出したのが、この少年型のサーヴァントである。ちなみに昼間は完全に士郎になりきって行動している。 | + | :「Heaven's Feel」では自分では外で出られないために桜と同化し、「黒い影」を映していた。そして、カタチを得ようと人間の命を食べ続けていた。 |
| : 瀕死のバゼットが願った「死にたくない」をかなえるため、彼女と契約。仮死状態にして生かし続ける。その後、繰り返しの4日間の聖杯戦争を行うことで彼女の精神を保っていた。夜の聖杯戦争がバゼットの願いなら、昼間の平穏は彼が夢見たものだった。 | | : 瀕死のバゼットが願った「死にたくない」をかなえるため、彼女と契約。仮死状態にして生かし続ける。その後、繰り返しの4日間の聖杯戦争を行うことで彼女の精神を保っていた。夜の聖杯戦争がバゼットの願いなら、昼間の平穏は彼が夢見たものだった。 |
| : まだ見ぬものに対する好奇心を原動力に繰り返しの4日間をまわし続けたが、バゼットを目覚めさせるためにあらゆる可能性をつぶし、最後は『天の逆月』でバゼットを説き伏せることで繰り返しの世界を終わらせた。 | | : まだ見ぬものに対する好奇心を原動力に繰り返しの4日間をまわし続けたが、バゼットを目覚めさせるためにあらゆる可能性をつぶし、最後は『天の逆月』でバゼットを説き伏せることで繰り返しの世界を終わらせた。 |
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| : 全身くまなく刺青の施された、少年めいた姿の英霊。……といっても、これは[[衛宮士郎|士郎]]の「殻」を被って現出したもの。 | | : 全身くまなく刺青の施された、少年めいた姿の英霊。……といっても、これは[[衛宮士郎|士郎]]の「殻」を被って現出したもの。 |
| : 元々のアンリマユは虚無のものであるため、確たる性格というものはない。本質的には生前とも呼べる人間性が剥奪された文字通りの「顔のない誰か」であり、アンリマユという「真名」はあれど「本名」は呪術によって剥奪されたきりである。 | | : 元々のアンリマユは虚無のものであるため、確たる性格というものはない。本質的には生前とも呼べる人間性が剥奪された文字通りの「顔のない誰か」であり、アンリマユという「真名」はあれど「本名」は呪術によって剥奪されたきりである。 |
− | :その結果、通常の英霊ならば当然保持している筈の「自己」という概念が殆ど存在せず、「彼」の在り方を決めるのはサーヴァントとして現界するにあたって被った既存の「誰か」の「殻」である(人格のコピーといった表現が通じやすい)。だが本来の好奇心や夢など根底的な衝動などは有するようだ。 | + | :その結果、通常の英霊ならば当然保持している筈の「自己」という概念が殆ど存在しないため、決まった姿や人格を有せず、本来は人型の影として活動する。「彼」の在り方を決めるのはサーヴァントとして現界するにあたって被った既存の「誰か」の「殻」である(人格のコピーといった表現が通じやすい)。だが本来の好奇心や夢など根底的な衝動などは有するようだ。 |
| : 逆に言えば、契約を結んだ相手や被った殻によって善人にも悪人にもなりうる。第五次の彼があそこまで人間に親身になったのは士郎に反感を覚えたから(魅せられた、とも言う)。アンリ曰く「士郎は化け物」。良きにしろ悪きにしろその愚直なまでの歪さが報われなかった者の心に届いた。 | | : 逆に言えば、契約を結んだ相手や被った殻によって善人にも悪人にもなりうる。第五次の彼があそこまで人間に親身になったのは士郎に反感を覚えたから(魅せられた、とも言う)。アンリ曰く「士郎は化け物」。良きにしろ悪きにしろその愚直なまでの歪さが報われなかった者の心に届いた。 |
− | :『hollow』及び『Grand Order』における彼の「状態」は、人の悪性説を高らかに歌い上げながら、しかして人の善性を認め、これを賛美する怨天大聖。 | + | :『hollow』及び『Grand Order』においては実体化するに当たって士郎の殻をかぶって(厳密に言うと本物の士郎との同化に近い)現出しており、彼の「状態」は、人の悪性説を高らかに歌い上げながら、しかして人の善性を認め、これを賛美する怨天大聖。 |
| :人間の欠点、汚点を語りながらも、その中で輝くものを語る姿は暗黒の聖者そのもの。人間にダメ出しを続けながらも、手を握って良き方向への道を示すヘンテコ悪魔。努力や信頼を「自分が思っているほどマトモではない」と腐すものの、努力や信頼をあざ笑うことは決してない。 | | :人間の欠点、汚点を語りながらも、その中で輝くものを語る姿は暗黒の聖者そのもの。人間にダメ出しを続けながらも、手を握って良き方向への道を示すヘンテコ悪魔。努力や信頼を「自分が思っているほどマトモではない」と腐すものの、努力や信頼をあざ笑うことは決してない。 |
| :人間は基本、裏切るものであり、その裏切りに怒らず、落胆せず、「そんなもの」だと許容している。その態度は人間に失望しきってのものと第三者には見えるだろうが、本質はその真逆。基本、裏切るものたちが時たまに、何かの間違いで人を信じ、善いものを残す。彼はその間違いを笑わない。 | | :人間は基本、裏切るものであり、その裏切りに怒らず、落胆せず、「そんなもの」だと許容している。その態度は人間に失望しきってのものと第三者には見えるだろうが、本質はその真逆。基本、裏切るものたちが時たまに、何かの間違いで人を信じ、善いものを残す。彼はその間違いを笑わない。 |
− | | + | :『hollow』では昼間は完全に士郎になりきって行動していた。 |
| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 本人曰く「この世界すべてを探してみても俺より弱い英霊は存在しない」最弱の英霊。マスターであるバゼットの方がずっと強いと認めており、作中で[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]と闘うも数回斬り合うのが精一杯であっさり倒された。 | | : 本人曰く「この世界すべてを探してみても俺より弱い英霊は存在しない」最弱の英霊。マスターであるバゼットの方がずっと強いと認めており、作中で[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]と闘うも数回斬り合うのが精一杯であっさり倒された。 |