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;「――そういえば、僕の"殺し方"を直に君に見せるのは、これが初めてだったね。アイリ」
 
;「――そういえば、僕の"殺し方"を直に君に見せるのは、これが初めてだったね。アイリ」
 
:セイバーに外道さを非難され心の内を問われても何も言わずただ冷淡な眼差しでセイバーを見据えるだけだったが、アイリへと転じた途端に恥じ入るような萎れた感情を露わにした。
 
:セイバーに外道さを非難され心の内を問われても何も言わずただ冷淡な眼差しでセイバーを見据えるだけだったが、アイリへと転じた途端に恥じ入るような萎れた感情を露わにした。
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;「いいや。そこのサーヴァントには話すことなど何もない。栄光だの名誉だの、そんなものを嬉々としてもてはやす殺人者には、何を語り聞かせても無駄だ」
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:アイリはセイバーへの説明を求めるが、にべもなく切嗣は無視を続ける。
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;「なのに人類はどれだけ死体の山を積み上げようと、その真実に気付かない。いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、華やかな武勇譚で人々の目を眩ませてきたからだ。血を流すことの邪悪さを認めようともしない馬鹿どもが余計な意地を張るせいで、人間の本質は、石器時代から一歩も前に進んじゃいない!」
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:切嗣が英霊そのものを軽蔑していることの独白。セイバーは戦場にも誇りが、決して侵してはならない法と理念があると信じるが、戦争そのものが地獄と、巻き込まれ、蹂躙される民からすれば騎士道など一切関係の無いと見ている切嗣からすれば、セイバーの信条は到底許容しがたいものであった。それが、かつて自分が憧れた姿であればあるほど。
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;「今の世界、今の人間の在りようでは、どう巡ったところで戦いは避けられない。最後には必要悪としての殺し合いが要求される。だったら最大の効率と最小の浪費で、最短のうちに処理をつけるのが最善の方法だ。それを卑劣と蔑むなら、悪辣と詰るなら、ああ大いに結構だとも。正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味ない」
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:彼の本質を端的に表す台詞。誰も取りこぼすことなくすべてを救う「正義の味方」「英雄」に誰よりもあこがれた切嗣。しかし、その理想を追えば追うほど、それは不可能であるという現実を思い知らされてきた。その結果が、今の切嗣の在り方だった。
    
;「終わらぬ連鎖を、終わらせる。それを果たし得るのが聖杯だ」
 
;「終わらぬ連鎖を、終わらせる。それを果たし得るのが聖杯だ」
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