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冬木の聖杯戦争のシステムを作り上げた御三家の本来の目的は、時間軸の外にいる純粋な『魂』であり、この世の道理から外れながら、尚この世に干渉できる外界の力を持つ英霊をサーヴァントとして召喚し、英霊の魂が座に戻る際に生じる孔を固定して、そこから世界の外へ出て『根源』に至る事。<br>
 
冬木の聖杯戦争のシステムを作り上げた御三家の本来の目的は、時間軸の外にいる純粋な『魂』であり、この世の道理から外れながら、尚この世に干渉できる外界の力を持つ英霊をサーヴァントとして召喚し、英霊の魂が座に戻る際に生じる孔を固定して、そこから世界の外へ出て『根源』に至る事。<br>
 
小聖杯は溜め込んだ七騎分をもって大穴を空けるためにある。<br>
 
小聖杯は溜め込んだ七騎分をもって大穴を空けるためにある。<br>
聖杯戦争の過程で「どんな願いでも叶えられるくらいの魔力」が溜まるが、それは二次的なものであり、マスターを呼び寄せるための宣伝でしかない。<br>
+
聖杯戦争の過程で「どんな願いでも叶えられるくらいの魔力」が溜まるが、それは二次的なものであり、サーヴァントとマスターを呼び寄せるための宣伝でしかない。'''サーヴァントが召喚に応じるのは強制ではなく任意'''であり、「どんな願いでも叶える」という謳い文句で誘い出してるに過ぎない。そのため願望器に興味がなければ召喚には応じないし、逆に願望器と関係なく聖杯戦争に参加したいと思っていれば、聖杯に願う程の願いが無くても召喚される。<ref group="注">と言う事になっているが、実際にこの判定を行うのはサーヴァントではなく聖杯戦争のシステムのようで、「願いがあるが、聖杯戦争には参加したくない」と言うサーヴァントであっても、本人の意志とは無関係に召喚される。</ref><br>
 
マスターはサーヴァントを呼び出す<ruby><rb>受容体</rb><rt>レセプター</RT></RUBY>であり、召喚さえしてくれればいつ死んでも構わない。<br>
 
マスターはサーヴァントを呼び出す<ruby><rb>受容体</rb><rt>レセプター</RT></RUBY>であり、召喚さえしてくれればいつ死んでも構わない。<br>
 
つまり、'''本当は殺し合いなどする必要は無い'''。<br>
 
つまり、'''本当は殺し合いなどする必要は無い'''。<br>
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:聖杯戦争の優勝賞品で、あらゆる願いを叶えるといわれる。
 
:聖杯戦争の優勝賞品で、あらゆる願いを叶えるといわれる。
 
;マスター
 
;マスター
:サーヴァントを従える資格を有した聖杯戦争の参加者。
+
:聖杯戦争の参加者で、サーヴァントを従える資格を有する。
 +
:聖杯がマスターを選定する基準は魔術回路を備えた魔術師であること、英霊を召喚するに足る偉人、異端者であること。当然、御三家が優先して選ばれるようになっている。
 
;[[サーヴァント]]
 
;[[サーヴァント]]
:聖杯戦争時限定で召喚される、至上の[[使い魔]]。サーヴァント自身にも、聖杯を手に入れて成そうという望みがあるため、召喚に応じる。
+
:聖杯だけが喚び出せる、至上の[[使い魔]]。主に過去の英雄が召喚されるが、未来の英雄や非実在の存在が召喚されることもある。サーヴァント自身にも、聖杯を手に入れて成そうという望みがあるため、召喚に応じる。
:また、聖杯に触れられるのは同じ霊体の彼らだけであるため、サーヴァントの喪失がマスターの脱落条件ともなる。
+
:表向きは聖杯に触れられるのは同じ霊体の彼らだけであるため、サーヴァントの喪失がマスターの脱落条件ともなる。
 
;[[令呪]]
 
;[[令呪]]
:聖杯がマスターに与える、サーヴァントへの絶対命令権。一人三画(回)与えられる。
+
:聖杯がマスターに与える、サーヴァントへの絶対命令権。見た目は3画からなるタトゥーで、行使する度に1画ずつ色を失う。補充も可能。
 +
;霊器盤
 +
:監督役がサーヴァントの召喚状況を把握する為の道具。分かるのは召喚されたサーヴァントの数とクラスのみで、真名をはじめとする詳細なステータスや、マスターに関する情報は伝わらない。
 +
:これで7騎のサーヴァントが出揃ったことを把握すると、監督役は(形式上だが)聖杯戦争の開始を宣言する。
 
;監督役
 
;監督役
 
:形式上の監督役(兼監視役)。この儀式の管轄は名目上、[[聖堂教会]]と[[魔術協会]]の両方。
 
:形式上の監督役(兼監視役)。この儀式の管轄は名目上、[[聖堂教会]]と[[魔術協会]]の両方。
:具体的業務は予備の[[魔術|魔術師]]を用意したり、戦闘によって引き起こされた事件の隠蔽、サーヴァントを失ったマスターを保護など。円滑に儀式を遂行するために存在する。
+
:円滑な儀式の遂行を業務とする。具体的にはマスター候補の用意、戦闘で引き起こされた事件の隠蔽、サーヴァントを失ったマスターの保護など。
:ただし、あくまでも形式上の物であり、マスターには監督役に従う義務はない。
+
:あくまで形式上の物であり、マスターに監督役に従う義務はない。
 
;御三家
 
;御三家
:[[アインツベルン]]、遠坂、間桐(マキリ)の三家。聖杯戦争の成り立ちから関わっている。それぞれの提供や成した役割は、
+
:[[アインツベルン]]、遠坂、マキリ(間桐)の三家。聖杯戦争の成り立ちから関わっている。それぞれの提供や成した役割は、
:*アインツベルン:聖杯が宿る器(小聖杯、大聖杯)、英霊召喚の基盤には第三法の一部
+
:*アインツベルン:聖杯の器、大聖杯、聖杯戦争のシステムに第三法の一部
 
:*遠坂:土地(教会の管理下ではない霊地)、世界に孔をうがつ秘術、サーヴァントを象るシステム
 
:*遠坂:土地(教会の管理下ではない霊地)、世界に孔をうがつ秘術、サーヴァントを象るシステム
 
:*マキリ(間桐):サーヴァントというシステムの考案、素材安定のための呪い、令呪を考案し編み出す(第二次から)
 
:*マキリ(間桐):サーヴァントというシステムの考案、素材安定のための呪い、令呪を考案し編み出す(第二次から)
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=== 歴史 ===
 
=== 歴史 ===
 +
* 下記の事件のうち『[[Fate/strange Fake]]』世界で起きた出来事が、『[[Fate/stay night]]』世界でも起きているかどうかは不明。『同じ条件、同じ結末を迎えていながら、なぜか完全に違う世界』との事。<ref group="出" name="『Fate/strange Fake』1巻解説">『Fate/strange Fake』1巻解説</ref>
 +
** 『[[氷室の天地 Fate/school life|氷室の天地]]』世界は『strange Fake』世界とは密接な繋がりを感じさせる描写も多いが、両者の世界が一致しているかどうかは不明。また、本作中の描写は、『stay night』世界に反映されていない。
 +
** 逆に、『stay night』世界で起きた出来事に関しては、微妙な差異も有るものの、両世界でおおよそ同じような事件が起きている。
 +
* 『Zero』の第四次聖杯戦争の描写は『stay night』での描写と一部矛盾しているが、『stay night』世界でもおおよそ同じような形の第四次聖杯戦争が行われている事は確かなようである。
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*『Apocrypha』世界は第三次の開始時までは一致しているが、それ以降の出来事は完全にパラレルとなる。
 +
 
;大聖杯の敷設
 
;大聖杯の敷設
 
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*時期:1800-1810年<ref group="出" name="「#15 神話の対決」『Fate/stay night[UBW] Animation Elements』p.20">「#15 神話の対決」『Fate/stay night[UBW] Animation Elements』p.20</ref>
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*時期:1800-1810年<ref group="出" name="「#15 神話の対決」『Fate/stay night[UBW] Animation Elements』p.20">「#15 神話の対決」『Fate/stay night[UBW] Animation Elements』p.20</ref><ref group="注">劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』では1700年頃に前倒しされている。理由は不明。</ref>
 
*[[ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン]]の魔術回路を元に、円蔵山の内部の大空洞「龍洞」に敷設された。
 
*[[ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン]]の魔術回路を元に、円蔵山の内部の大空洞「龍洞」に敷設された。
 
*ユスティーツァに加え、[[遠坂永人]]、永人の娘、[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]らによって敷設が行われた。
 
*ユスティーツァに加え、[[遠坂永人]]、永人の娘、[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]らによって敷設が行われた。
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*時期:1860年頃<ref group="出" name="「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7">「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7</ref>
 
*時期:1860年頃<ref group="出" name="「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7">「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7</ref>
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*聖杯降臨地は遠坂邸。
 
*令呪を始めとする細部のルールを整備して、ようやく「聖杯戦争」というシステムが機能し出す。
 
*令呪を始めとする細部のルールを整備して、ようやく「聖杯戦争」というシステムが機能し出す。
*聖杯降臨地は遠坂邸。
   
*外来の魔術師は聖杯の起動式を知る事だけを報酬として招かれ、本来は御三家だけが争う予定だったが、御三家が決裂していることをチャンスと見て他の4組も聖杯獲得を狙う。
 
*外来の魔術師は聖杯の起動式を知る事だけを報酬として招かれ、本来は御三家だけが争う予定だったが、御三家が決裂していることをチャンスと見て他の4組も聖杯獲得を狙う。
*儀式は失敗に終わる(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、勝者が決することなく全滅したらしい)。
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*儀式は失敗に終わる(「[[Fate/Zero#お願い!アインツベルン相談室|お願い!アインツベルン相談室]]」によれば、勝者が決することなく全滅したらしい)。
    
;第三次聖杯戦争
 
;第三次聖杯戦争
 
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*時期:1930年頃。第二次世界大戦の直前。<ref group="出" name="「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7" />
 
*時期:1930年頃。第二次世界大戦の直前。<ref group="出" name="「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7" />
*帝国陸軍や[[ドイツ第三帝国|ナチス]]が介入し、[[東京|帝都]]で戦いが繰り広げられる(詳細不明。冬木市で行われる前の前哨戦?)。
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*聖杯降臨地は冬木教会。
 
*第二次が大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、第三次ではもっと細かなルールが決められた。
 
*第二次が大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、第三次ではもっと細かなルールが決められた。
 
*初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、[[言峰璃正]]を監督役として置く(聖杯戦争を公正に監督させるために、アインツベルン側から教会に聖遺物を監督するようけしかけた)。
 
*初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、[[言峰璃正]]を監督役として置く(聖杯戦争を公正に監督させるために、アインツベルン側から教会に聖遺物を監督するようけしかけた)。
*戦いの過程で小聖杯が破壊され、無効試合に終わる。
+
*帝国陸軍や[[ドイツ第三帝国|ナチス]]が介入し、[[東京|帝都]]で戦いが繰り広げられる(詳細不明。冬木市で行われる前の前哨戦?)。
*アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも早期に敗退。だが、この「復讐者」のサーヴァントの為に聖杯が「この世全ての悪」に汚染されてしまう。
+
*アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも4日目で敗退。このサーヴァントが願いの塊といえる存在だった為に、願望機たる聖杯は「この世全ての悪」に汚染される。
** 『Fate/Apocrypha』の世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。
+
*エーデルフェルト家の双子姉妹が参戦し、妹は戦死、姉はなんとか生還。この一件でエーデルフェルト家は日本嫌いになる。
*エーデルフェルトの双子姉妹が参戦し、妹が戦死。姉はなんとか生還し、この一件で同家の日本嫌いが始まる。
+
*途中で聖杯の器が破壊され、聖杯戦争は無効となって終わる(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、聖杯は起動したが正しい所有者を得られないまま消滅した)。
*聖杯降臨地は冬木教会。
+
**また、非公式ではあるが「アインツベルンが復讐者を召喚し、帝国陸軍が聖杯を奪取する」場合、『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚|帝都聖]][[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline|杯奇譚]]』の物語に繋がることが示唆されている。
*「聖杯の器」が途中で破壊され、聖杯戦争は無効となって終わる。第三次までの「聖杯の器」は無機物であった(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、聖杯は起動したが正しい所有者を得られないまま消滅した)。
+
*『[[Fate/hollow ataraxia]]』に出た第三次のアサシンのマスターは人形使いだった。
**『Fate/Apocrypha』の世界ではユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生し、冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。
+
*『strange Fake』世界では、この聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たるファルデウスの所属する組織の手によって後述するスノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。
**また、非公式ではあるが「アインツベルンが復讐者を召喚し、帝国陸軍が聖杯を奪取する」場合、『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚|帝都聖杯奇譚]]』の物語に繋がることが示唆されている。
+
** なお、この時点でアメリカ政府が協力していたらしく、第二次大戦末期の冬木空襲に乗じる形で何らかのアプローチを行った事が『氷室の天地』で語られている
*この聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たるファルデウスの所属する組織の手によって後述するスノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。
+
* 『Apocrypha』世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。サーヴァントの争い自体は裁定者が勝利したが、ユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生。冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。
**なお、この時点でアメリカ政府が協力していたらしく、第二次大戦末期の冬木空襲に乗じる形で何らかのアプローチを行った事が『氷室の天地』で語られている。
      
;第四次聖杯戦争([[Fate/Zero]])
 
;第四次聖杯戦争([[Fate/Zero]])
 
:
 
:
*時期:1994年<ref group="出">『Fate/Grand Order』イベント「Accel Zero Order」</ref>11月<ref group="出">「Act.5 -140:41:54」『Fate/Zero』</ref>
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*時期:1994年<ref group="出">『Fate/Grand Order』イベント「Accel Zero Order」</ref>11月<ref group="出">「Act.5 -140:41:54」『Fate/Zero』</ref>頃。第五次聖杯戦争の10年前。
**第五次聖杯戦争の10年前とされる。
+
*聖杯降臨地は住宅地の中にあった冬木市民会館(当時は建設中)。
 
*監督役は前回に引き続き言峰璃正。
 
*監督役は前回に引き続き言峰璃正。
*前回の反省から、アインツベルンはホムンクルスを「自己管理能力を備えた聖杯の器」として送り出す。
+
*前回の反省から、アインツベルンは聖杯の器にホムンクルスという外装を着けて自衛させる形を取った。聖杯の器自体はホムンクルスの臓器に溶け込んでいるだけで無機物。
*聖杯降臨地は住宅地の中にあった冬木市民会館(施工中で当時は未完成)。
   
*勝者は[[衛宮切嗣]]だが、彼が聖杯を破壊したことで儀式は失敗。それどころかこの破壊を引き金として冬木大災害が起き、数百人が死亡する大惨事となった。終結後、衛宮切嗣は大聖杯を完全破壊するために地脈に仕掛けを施す。
 
*勝者は[[衛宮切嗣]]だが、彼が聖杯を破壊したことで儀式は失敗。それどころかこの破壊を引き金として冬木大災害が起き、数百人が死亡する大惨事となった。終結後、衛宮切嗣は大聖杯を完全破壊するために地脈に仕掛けを施す。
*この聖杯戦争で[[ジル・ド・レェ]]が召喚されたことで[[フランチェスカ・プレラーティ]]の興味を引くが、おそらく間桐臓硯の手で介入は阻止される。その結果彼女が聖杯戦争に前向きになった為に後述する「偽りの聖杯戦争」の開催時期が早められた。
+
**Fateルートでは[[言峰綺礼]]の願いが冬木大火災を引き起こしたかもしれないといわれていた<ref group="出">『Fate/stay night』Fateルート十五日目「ゆずれぬとが」</ref>が、UBWルート、HFルートでは聖杯破壊が原因だったと語られている<ref group="出">『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート十五日目「倒すべき敵」</ref><ref group="出">『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十四日目「聖杯に潜むモノ」</ref>。Fateルートでは聖杯破壊の前からセイバーの周りに火が回っていたともされているが、『Fate/Zero』ではこれは冬木大火災とは無関係とされている。
 +
*『Fate/strange Fake』世界では、この聖杯戦争で[[ジル・ド・レェ]]が召喚されたことで[[フランチェスカ・プレラーティ]]の興味を引くが、おそらく間桐臓硯の手で介入は阻止される。その結果彼女が聖杯戦争に前向きになった為に後述する「偽りの聖杯戦争」の開催時期が早められた。
    
;第五次聖杯戦争([[Fate/stay night]])
 
;第五次聖杯戦争([[Fate/stay night]])
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*前回から10年という短期間の後に開催され、第四次の影響を色濃く残す。
 
*前回から10年という短期間の後に開催され、第四次の影響を色濃く残す。
 
*聖杯戦争史上、最強のサーヴァントたちが集う一方で、マスターの平均年齢が最も若い聖杯戦争でもある。
 
*聖杯戦争史上、最強のサーヴァントたちが集う一方で、マスターの平均年齢が最も若い聖杯戦争でもある。
*どのルートを通っても最終的に大聖杯が破壊され、今後正規的な聖杯戦争が起きることは二度とない。劇中で直接大聖杯が破壊されるとわかるのは桜ルートのみが確実だが、他のルートでも後に切嗣の仕掛けによって大聖杯は破壊される予定。切嗣の計算通りであれば、あと二十〜三十年ほどで仕掛けは発動する。
+
*聖杯の器はホムンクルスの心臓、または前回の聖杯の器の欠片を埋め込まれた人間であり、初めて有機物となった。
*『Fate/hollow ataraxia』へと至る場合、どのような決着だったとしても、言峰綺礼の死亡は決定している。
+
*どのルートを通っても最終的に大聖杯が破壊され、今後正規の聖杯戦争が起きることは二度とない。劇中で直接大聖杯が破壊されるとわかるのは桜ルートのみが確実だが、他のルートでも後に切嗣の仕掛けによって大聖杯は破壊される予定。切嗣の計算通りであれば、あと二十〜三十年ほどで仕掛けは発動する。
*『氷室の天地』ではこの聖杯戦争の影で[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]が中心となって[[化野菱理|時計塔の法政科]]や[[シエル|埋葬機関のエージェント]]まで巻き込んだ一大事件が起きていた事が語られている。詳細は不明だが、後述の「偽りの聖杯戦争」のタイミングを考えると、聖杯の欠片と泥を狙ってきたフランチェスカの暗躍ではないかと推測されている。
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*『hollow ataraxia』へと至る場合、どのような決着だったとしても、言峰綺礼の死亡は決定している。
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*『strange Fake』世界では、第五次の際にもフランチェスカが介入を目論んでいたが、間桐臓硯と言峰綺礼の尽力により直接の介入は防がれた。
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**『氷室の天地』でも、この聖杯戦争の影で[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]が中心となって[[化野菱理|時計塔の法政科]]や[[シエル|埋葬機関のエージェント]]まで巻き込んだ一大事件が起きていた事が語られている。
    
;聖杯戦争の解体(解体戦争)
 
;聖杯戦争の解体(解体戦争)
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最初に召喚された6柱は「呼び水」であり、その「呼び水」に霊脈がかき乱れることによって「真なる聖杯戦争」としてさらに7柱が召喚される。「真なる聖杯戦争」のサーヴァントとして召喚されたサーヴァント達は勢力を組んでいるわけではなく完全に異なる思惑で動いている。主催側の一人であるファルデウスはなぜか、通常のサーヴァントを呼ぶ単位である「騎」ではなく、神を数える単位である「柱」としてサーヴァントの数を数えているがその詳細は不明。<br>
 
最初に召喚された6柱は「呼び水」であり、その「呼び水」に霊脈がかき乱れることによって「真なる聖杯戦争」としてさらに7柱が召喚される。「真なる聖杯戦争」のサーヴァントとして召喚されたサーヴァント達は勢力を組んでいるわけではなく完全に異なる思惑で動いている。主催側の一人であるファルデウスはなぜか、通常のサーヴァントを呼ぶ単位である「騎」ではなく、神を数える単位である「柱」としてサーヴァントの数を数えているがその詳細は不明。<br>
 
時間制限があるようで、「呼び水」である6柱が揃ってから7日間の時間制限が始まっている。<br>
 
時間制限があるようで、「呼び水」である6柱が揃ってから7日間の時間制限が始まっている。<br>
主催側の一人であるフランチェスカ曰く、本物か偽物かわからなくなるほどにルールをかなりいじり回した模様。冬木の聖杯戦争ではエクストラクラスが召喚される場合、三騎士以外の四騎の枠の一つを潰す形で召喚されるが三騎士の一つであるアーチャーが後天的にアヴェンジャーへと歪曲され、ランサーの枠を潰す形でウォッチャーのサーヴァントが召喚された。更には英霊以上の力を持つ『何か』がその場にいたホムンクルスの肉体を器とする形で召喚されている。
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主催側の一人であるフランチェスカ曰く、本物か偽物かわからなくなるほどにルールをかなりいじり回した模様。冬木の聖杯戦争ではエクストラクラスが召喚される場合、三騎士以外の四騎の枠の一つを潰す形で召喚されるが三騎士の一つであるアーチャーが後天的にアヴェンジャーへと歪曲され、ランサーの枠を潰す形でウォッチャーのサーヴァントが召喚された。更には英霊以上の力を持つ『[[イシュタル|何か]]』がその場にいたホムンクルスの肉体を器とする形で召喚されている。
    
===ムーンセルの聖杯戦争===
 
===ムーンセルの聖杯戦争===
143行目: 154行目:  
ちなみに額面通りに受け取ると、単純計算で一回の亜種聖杯戦争の裏には'''99の失敗'''が存在する事になる。<br>
 
ちなみに額面通りに受け取ると、単純計算で一回の亜種聖杯戦争の裏には'''99の失敗'''が存在する事になる。<br>
 
そんな劣化聖杯で呼び出されるサーヴァントにとってはたまったものではなく、召喚を拒絶するサーヴァントやマスターに叛逆するサーヴァントも多数発生した。<br>
 
そんな劣化聖杯で呼び出されるサーヴァントにとってはたまったものではなく、召喚を拒絶するサーヴァントやマスターに叛逆するサーヴァントも多数発生した。<br>
霊脈の関係上、サーヴァントが冬木の聖杯戦争ほど実力を発揮できず知名度補正の影響が大きい場合が多く、地元サーヴァントの触媒争奪戦になることが多い。例えばギリシャにて開催された場合「ヘラクレスの触媒」の取り合いによって聖杯戦争開催以前に勝負が決するため、実質単なる魔術師同士の魔術合戦と化すという。
+
霊脈の関係上、サーヴァントが冬木の聖杯戦争ほど実力を発揮できず知名度補正の影響が大きい場合が多く、地元サーヴァントの触媒争奪戦になることが多い。例えばギリシャにて開催された場合「ヘラクレスの触媒」の取り合いによって聖杯戦争開催以前に勝負が決するため、実質単なる魔術師同士の魔術合戦と化すという。<br>
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まともな英霊が召喚される事も確実とは言えず、本来召喚できない[[幻霊]]にエーテル体を与えただけのものが召喚されることすらあり、まして神代の大英雄を召喚するなど奇跡に等しいとか。
    
初期においては「暗殺者の春」と呼ばれるほどにアサシンによるマスター殺しが猛威を振るったが、やがて「度重なる召喚で19人のハサン全員の宝具が解析され、対策が広まっている」という設定がある。<br>
 
初期においては「暗殺者の春」と呼ばれるほどにアサシンによるマスター殺しが猛威を振るったが、やがて「度重なる召喚で19人のハサン全員の宝具が解析され、対策が広まっている」という設定がある。<br>
具体的な開催頻度は不明だが、少なくとも上記の通り'''アサシンとしてハサンが召喚されるかも怪しい'''環境下で'''ハサン達が一通り召喚・対策される'''ぐらいには頻繁に起きている模様。成功率1%でよくやるものである。
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具体的な開催頻度は不明だが、少なくとも上記の通り'''アサシンとしてハサンが召喚されるかも怪しい'''(と言うよりそもそも'''アサシンクラスがいるかも怪しい''')環境下で'''ハサン達が一通り召喚・対策される'''ぐらいには頻繁に起きている模様。
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ただ、仮にアサシンが召喚される可能性が50%、アサシンとしてハサンが召喚される可能性が50%、19人が平均して10回呼び出された……と仮定しても、これだけで'''760回'''もの亜種聖杯戦争が行われている事になる。開催以前に頓挫した物も含めれば、数千、下手をすれば数万の亜種聖杯戦争が試みられたと言う事であり、もはや魔術師の大半が聖杯戦争に関わっていると言ってもおかしくない。
    
===虎聖杯戦争===
 
===虎聖杯戦争===
158行目: 171行目:     
===[[Fate/Prototype]]、[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|蒼銀のフラグメンツ]]での聖杯戦争===
 
===[[Fate/Prototype]]、[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|蒼銀のフラグメンツ]]での聖杯戦争===
『Prototype』世界において、[[聖堂教会]]の所有していた模造聖杯を使用して行われる聖杯戦争。<br>
+
『Fate/Prototype』の世界において、[[聖堂教会]]の所有していた模造聖杯を使用して行われる聖杯戦争。<br>
 
概要は概ね冬木と変わらない。だが聖杯を用意したのは魔術師達ではなく、聖堂教会が主催者。聖杯はサーヴァントの魂を貯める小聖杯と本体の大聖杯ではなく、善き魂である英霊を召喚するための小聖杯(シンボル)と多くの魂を溜めるための地下大聖杯(セイントグラフ)の2つに分かれている。開催目的は根源への到達や第三魔法ではなく、サーヴァント七騎の魂を呼び水にさらなる高位存在を呼び出すこと。冬木の聖杯は[[アンリマユ]]の召喚によって汚染されたが、こちらの聖杯は発端から既に狂っておりその結果[[ビースト (Prototype)|ビースト]]が召喚される。開催地は冬木のような地方都市ではなく、極東最大の大都市・[[東京]]など、相違点も多い。<br>
 
概要は概ね冬木と変わらない。だが聖杯を用意したのは魔術師達ではなく、聖堂教会が主催者。聖杯はサーヴァントの魂を貯める小聖杯と本体の大聖杯ではなく、善き魂である英霊を召喚するための小聖杯(シンボル)と多くの魂を溜めるための地下大聖杯(セイントグラフ)の2つに分かれている。開催目的は根源への到達や第三魔法ではなく、サーヴァント七騎の魂を呼び水にさらなる高位存在を呼び出すこと。冬木の聖杯は[[アンリマユ]]の召喚によって汚染されたが、こちらの聖杯は発端から既に狂っておりその結果[[ビースト (Prototype)|ビースト]]が召喚される。開催地は冬木のような地方都市ではなく、極東最大の大都市・[[東京]]など、相違点も多い。<br>
開催されたのは2回。一度目は『蒼銀のフラグメンツ』の1991年、二度目は『Fate/Prototype』の1999年。<br>
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2回開催されており、一度目は『蒼銀のフラグメンツ』の1991年、二度目は『Fate/Prototype』の1999年。<br>
 
他の聖杯戦争と比較しても被害規模がとんでもなく、『蒼銀のフラグメンツ』では建設中だった「海ほたる」が半壊し、'''米海軍第七艦隊が一部隊完全に壊滅した。'''『Prototype』でも新宿が水没し、'''東京が壊滅する'''ことが示唆されている。
 
他の聖杯戦争と比較しても被害規模がとんでもなく、『蒼銀のフラグメンツ』では建設中だった「海ほたる」が半壊し、'''米海軍第七艦隊が一部隊完全に壊滅した。'''『Prototype』でも新宿が水没し、'''東京が壊滅する'''ことが示唆されている。
   186行目: 199行目:     
===帝都聖杯奇譚===
 
===帝都聖杯奇譚===
『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]]』で西暦1945年に開催。第三次聖杯戦争が[[織田信長|アーチャー]]の勝利で終わった後、聖杯が突如消失し、再出現したために発生した聖杯戦争。<br>
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『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]]』および『[[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]]』で西暦1945年に開催。第三次聖杯戦争が[[織田信長|アーチャー]]の勝利で終わった後、聖杯が突如消失し、再出現したために発生した聖杯戦争。<br>
 
第三次聖杯戦争が「一昨年」の出来事として言及されているため、本編の時間軸とは数年のズレがある。<br>
 
第三次聖杯戦争が「一昨年」の出来事として言及されているため、本編の時間軸とは数年のズレがある。<br>
 
アーチャーと帝国陸軍が帝都に聖杯を持ち帰った為か、帝都で開催された。<br>
 
アーチャーと帝国陸軍が帝都に聖杯を持ち帰った為か、帝都で開催された。<br>
第三次での被害が大きかったために御三家はどこも参加できず(間桐少佐は帝国陸軍所属)、聖堂教会も太平洋戦争末期のため大日本帝国で大きく動けず、第三次の監督役もアーチャーに殺されているため、参加勢力は[[ドイツ第三帝国]]と帝国陸軍がメイン。<br>
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第三次での被害が大きかったために御三家はどこも参加できず(間桐少佐は帝国陸軍所属)、聖堂教会も太平洋戦争末期のため大日本帝国で大きく動けず、第三次の監督役もアーチャーに殺されているため<ref group = "注">『type Redline』では責任を問われて更迭されたことになっている。</ref>、参加勢力は[[ドイツ第三帝国]]と[[大日本帝国|帝国陸軍]]がメイン。<br>
 
開催地や参加勢力の影響が相当に波及しており、召喚されたサーヴァントはその大半が日本出身である。
 
開催地や参加勢力の影響が相当に波及しており、召喚されたサーヴァントはその大半が日本出身である。
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===Fate/Requiemでの聖杯戦争===
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『[[Fate/Requiem]]』の世界で、14年前<ref group="注">作中年代が2025年と推定されるので、2011年にあたる。</ref>に起きた大戦争。<br/>
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世界各地で聖杯戦争が同時多発的に発生し、その勝者がさらなる聖杯戦争に巻き込まれ……と連鎖的に続き、地球規模で世界が大変動を迎えた。<br/>
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結果、主だった都市以外は人の住めない荒野と化し、そこを徘徊するドローンのせいで他の都市への移動や飛行機の運行もままならない有様となった。<br/>
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この戦争で最終勝利したのが[[真鶴チトセ]]と[[ルキウス・ロンギヌス]]であり、これ以降人類は心臓に聖杯を持ち、不老不死となり、誰もがサーヴァントを従えるようになった。
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===亜種二連聖杯戦争===
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『[[Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ]]』で、北欧のオスロで開催された聖杯戦争。<br/>
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『Fate/Apocrypha』に連なる世界であり、そちらにおける亜種聖杯戦争の一つ。<br/>
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二連の名前の通り、マスターの一人である[[レミナ・エルトフロム・ユグドミレニア]]がアーチャーとバーサーカー二人を従えているように、マスター四人がそれぞれ二人のサーヴァントを従えているが、カラクリは第一巻時点では不明である。<br/>
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本来なら不完全な聖杯である亜種聖杯を二個連結させることで無理やり聖杯として稼働させ、上記のシステムを作っているとか。<br/>
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世界中で亜種聖杯戦争が数十回以上開催されているため運営のシステム化が非常に進んでおり'''「運営側が予算不足なためスポンサーを募る」「聖杯戦争を生配信して魔術関係の視聴者から金を取る」「配信の都合に合わせてマスター狙いは禁止、戦闘禁止期間も厳密に定まっている」'''など聖杯戦争が完全に「エンターテインメント」として扱われている。
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=== 盈月の儀 ===
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『[[Fate/Samurai Remnant]]』の世界で開催された聖杯戦争。<br/>
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慶安四年の江戸を舞台としている。<br>
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[[土御門泰広]]が[[安倍晴明]]の遺した聖杯戦争に関する情報を基に考案し、組み上げられた大掛かりな魔術儀式だが、枝葉のかたちのみを模倣した出来損ない。<br>
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しかし仕組みそのものは再現されているため、盈月の儀における聖杯の[[聖杯|盈月]]は願望機としての機能を有する。<br>
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ルールとしては通常の聖杯戦争と同じくマスター七人と英霊七騎による生存競争だが、土地の霊脈に紐づいた逸れのサーヴァントが多数召喚されるなど些か差異がある。
    
===聖杯探索===
 
===聖杯探索===
211行目: 244行目:  
『[[Fate/Grand Order]]』に登場する並行世界にて開催された第四次聖杯戦争。<br>
 
『[[Fate/Grand Order]]』に登場する並行世界にて開催された第四次聖杯戦争。<br>
 
大筋は本来の第四次聖杯戦争と同様だが、アインツベルンの研究が一世代早く進んだことで[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]が究極のホムンクルスとなっているため、アインツベルンが[[衛宮切嗣]]を雇わずアイリスフィールが[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のマスターとして直接参加しているという点が異なる。<br>
 
大筋は本来の第四次聖杯戦争と同様だが、アインツベルンの研究が一世代早く進んだことで[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]が究極のホムンクルスとなっているため、アインツベルンが[[衛宮切嗣]]を雇わずアイリスフィールが[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のマスターとして直接参加しているという点が異なる。<br>
また、その結果「最強のスペックを持つマスター」「最優のサーヴァント」「小聖杯の優先権」を持つアインツベルンの勝利がほぼ確定となり、アンリマユの誕生が決定的となったことで外部からこれを阻止せんとする動きが立ち上がる、カルデアのレイシフトとは他に、抑止力の代行者として[[エミヤ〔アサシン〕]]が干渉。
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また、その結果「最強のスペックを持つマスター」「最優のサーヴァント」「小聖杯の優先権」を持つアインツベルンの勝利がほぼ確定となり、アンリマユの誕生が決定的となった。外部からこれを阻止せんとする動きが立ち上がり、カルデアのレイシフトとは他に、抑止力の代行者として[[エミヤ〔アサシン〕]]が干渉。
    
====深海電脳楽土SE.RA.PHでの聖杯戦争====
 
====深海電脳楽土SE.RA.PHでの聖杯戦争====
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……しかし案の定というべきか、結局これも完全な出来レース。実際のところ、BBは弱っていた女神ペレを聖杯の力で復活させる事を目論んでおり、その為には「他人の為に願いを使う事」が必須条件となる為、BBはメイヴが勝利するたびに後述する力を使って時間を巻き戻し、主人公らが一位を取るまで繰り返し続けていた。<br/>
 
……しかし案の定というべきか、結局これも完全な出来レース。実際のところ、BBは弱っていた女神ペレを聖杯の力で復活させる事を目論んでおり、その為には「他人の為に願いを使う事」が必須条件となる為、BBはメイヴが勝利するたびに後述する力を使って時間を巻き戻し、主人公らが一位を取るまで繰り返し続けていた。<br/>
 
ところが問題はそれだけではなかった。BBはペレと接触する前後にカルデアハワイ支部の設備を使った結果外宇宙の邪神と接触しており、時間を巻き戻す権能を譲り受けていたのみならず、明らかに接触した邪神の影響を受けたせいで目的も「ペレを復活される」からずれてしまっている。その結果、用意した聖杯「黄金の豚の杯」も'''願ったことと逆の願いが叶う'''という、[[アンリマユ]]仕込みだった冬木の汚染聖杯よりも最悪な代物であり、仮に主人公が世界平和の為に聖杯を使った場合には'''地球が崩壊する'''という過去最悪の結果をもたらす恐れがあったのである。
 
ところが問題はそれだけではなかった。BBはペレと接触する前後にカルデアハワイ支部の設備を使った結果外宇宙の邪神と接触しており、時間を巻き戻す権能を譲り受けていたのみならず、明らかに接触した邪神の影響を受けたせいで目的も「ペレを復活される」からずれてしまっている。その結果、用意した聖杯「黄金の豚の杯」も'''願ったことと逆の願いが叶う'''という、[[アンリマユ]]仕込みだった冬木の汚染聖杯よりも最悪な代物であり、仮に主人公が世界平和の為に聖杯を使った場合には'''地球が崩壊する'''という過去最悪の結果をもたらす恐れがあったのである。
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====サンタタッグトーナメント====
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『Fate/Grand Order』の世界において、メキシコに作られた特異点にて開催された聖杯戦争。<br/>
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国別にタッグを組んでプロレスのトーナメント戦を行い、勝者には「真のサンタクロース」になる力を得られるクリスマス聖杯が贈られる。<br/>
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主催者は[[ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕]]の闘争を司る半身である[[ブラック・ケツァルマスク]]であり、彼女自身もメキシコ代表として参加している。<br/>
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トーナメントが進む事でクリスマス聖杯に魔力が溜まってゆき、最終的に聖杯が完成する、という点は通常の聖杯戦争と同一である。「真のサンタクロース」ならば永遠にクリスマスを続けられる程の力を得られるとのことで、参加者は様々な思惑を持ってトーナメントを戦ってゆくことになる。
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ブラック・ケツァルマスクがあまり悪人ではないこともあってか、『Fate/Grand Order』での聖杯戦争では珍しい事に、戦いを盛り上げる為に反則はスルーしたりするものの出来レース的な要素は一切無い。<br/>
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ブラック・ケツァルマスクの相方は「サンタクロースの概念」という抽象的な代物でこれを纏う事で「より強いサンタパワーを持つ者しか攻撃を通せない」という要素もあるが、先述の通りの弱点がある上に決勝戦までは一切使用しないでいた。結果的に「善のケツァル・コアトルからのダメージは受けない」要素と合わさって、ケツァル・コアトルがサンタになっているカルデア代表チームではそのままでは絶対に勝てないことになってしまってはいたが。
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====天覧聖杯戦争====
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『Fate/Grand Order』の世界において、[[地獄界曼荼羅 平安京|特異点となった平安時代の京都]]にて開催された聖杯戦争。<br/>
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[[安倍晴明]]が文面で送ってきた術式に従って[[藤原道長]]が開催を主導しており、七人の天覧武者が七騎の術者を従えて戦ってゆく。<br/>
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マスターに相当する天覧武者は「武者」とついているが武者であるとは限らず、「平安京にその名を知られた力あるもの」から選出され、令呪を与えられる。<br/>
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「術者」とついているように召喚されるサーヴァントは[[キャスター]]のみであり、後世でサーヴァントたりうる生前の偉人がそのままマスターをやっているため、'''マスターの方がサーヴァントより強い'''という事態が当たり前のように起きている。<br/>
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他の天覧武者の命を奪う必要はまったくなく、敵の術者の首を取ればよく、最終的な優勝者とパートナーの術者には願いを叶える権利と道長からの褒美が与えられ、それと同時に「平安京の千年の安寧」が願われる。<br/>
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だが、そもそもの黒幕は[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]であり、敗北した術者の魂は[[空想樹]]「地獄界曼荼羅」の降臨に使用される手筈であり、結局はこの聖杯戦争も完全な空手形であった。
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====戊辰聖杯戦争====
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『Fate/Grand Order』の世界において、特異点となった幕末の江戸にて開催された聖杯戦争。<br/>
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汎人類史なら江戸城が無血開城されて明治政府が成立し、幕府残党と戊辰戦争が開始されるはずだが、その無血開城の話し合いの際に開催された。<br/>
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これによって本来は生き残るはずの幕府・新政府の重鎮が複数死亡し、両軍が衝突。結果江戸が大規模に破壊される「江戸城流血開城」の大惨事となってしまった。<br/>
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聖杯戦争自体には裏はなかったようだが、参加サーヴァントの[[高杉晋作]]と[[武市瑞山]]と[[坂本龍馬〔ランサー〕]]が裏で結託しており、無血決着を餌に他のサーヴァントを誘い出して謀殺しようとして、さらに高杉が残り二人を裏切って聖杯を持ち去り、だがその高杉は龍馬と裏で結託していて……と裏切りと騙し討ちが横行する代物。<br/>
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さらには参加サーヴァントの一人である[[森蘭丸]]が持ち込んだ宝具「信長の首」が聖杯と相互作用したことによって特異点が固定され、召喚されたサーヴァント達のマスターは全滅したもののサーヴァントはそのまま残り続ける、という事態になってしまった。<br/>
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結局江戸は荒廃して都市機能を失い、首都を埼玉に移して『[[キ械維新都市 SAITAMA]]‎』が特異点として成立した。
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==== システム・グレイルウォー ====
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『Fate/Grand Order』の世界で奏章Ⅰ『[[虚数羅針内界 ペーパームーン]]』でペーパームーンの内側で展開されていた聖杯戦争。<br/>
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ペーパームーン内の「修復部(リペア)」「生産部(グロウ)」「維持部(キープ)」「移送部(トランスポート)」「構築部(ビルド)」のそれぞれの筆頭AIをマスターとして行う。<br/>
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それぞれは自分の領域の部下を人材として行使し、令呪一画を持った上で互いのサーヴァントを脱落させることで相手の領域を奪い取って自身の配下に加えることができる。<br/>
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最後に残ったマスターは統括管理AIの座を引き継いで、それぞれの欲求に従ってペーパームーン内を自身の望む形で運営できるようになる。……という建前で行われる。
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実際にはいつものごとく空手形であり、中立のはずの警防部(ディフェンド)と統括管理AIの[[ラニ=Ⅻ]]が黒幕としてコントロールしていた。その本来の目的は'''[[アルターエゴ]]の無限生産と運用。'''<br/>
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最初にペーパームーンに聖杯が発生したことでラニ=Ⅻに人格が生まれて「世界を救わねばならない」という目的意識を持ってしまい、「アルターエゴの大量生産による兵力の増強」を決意。<br/>
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召喚したサーヴァントからアルターエゴを生み出してそれをサーヴァントとして聖杯戦争を運用し、それらが座に帰るエネルギーを利用してペーパームーンを回転させて遠心分離作用で新たなアルターエゴを生み出し……と続けることで聖杯戦争運用分以外の余剰アルターエゴを戦力として無限に増やしていく目算であった。<br/>
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なお勝ち残った筆頭AIは統括管理AIに人格を融合され、自身の望んだ願望が方針として反映されるものの、聖杯戦争を続けるのはそのままで本人の人格は消滅するために結局のところ願いは叶わない。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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*冬木の聖杯戦争の知名度はマイナー。第二次聖杯戦争までは協会にも知られないようにしてたくらいとのこと。
 
*「聖杯戦争」と呼ばれる物は冬木市だけで行われているわけではなく、広義には聖杯を手に入れようとする競争行為全てを指す、とある。発売前インタビューによれば、「聖杯とされるものが出品されたオークションだって聖杯戦争」らしい。
 
*「聖杯戦争」と呼ばれる物は冬木市だけで行われているわけではなく、広義には聖杯を手に入れようとする競争行為全てを指す、とある。発売前インタビューによれば、「聖杯とされるものが出品されたオークションだって聖杯戦争」らしい。
 
*英霊を使い魔とするサーヴァントシステムは冬木市の聖杯戦争独自のものである。
 
*英霊を使い魔とするサーヴァントシステムは冬木市の聖杯戦争独自のものである。
 
**冬木の聖杯は、その魔術基盤がアインツベルン由来のものであり、"聖杯”という概念が西洋(キリスト教)のものであるため、「西洋圏由来の英霊」しか喚べない。東洋圏の英霊は召喚の対象外となる(第五次の[[佐々木小次郎]]は「反則」を行ったがゆえの例外)。
 
**冬木の聖杯は、その魔術基盤がアインツベルン由来のものであり、"聖杯”という概念が西洋(キリスト教)のものであるため、「西洋圏由来の英霊」しか喚べない。東洋圏の英霊は召喚の対象外となる(第五次の[[佐々木小次郎]]は「反則」を行ったがゆえの例外)。
**「西洋圏由来の英霊」とはいえ、ギルガメッシュやハサンのように、厳密には西洋圏とはいえない中東圏の英霊も招かれている。このことから、西洋圏で十分な知名度があれば、必ずしも西洋が伝承の発祥地でなくともよい可能性がある。
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**「西洋圏由来の英霊」とはいえ、ギルガメッシュやハサンのように、厳密には西洋圏とはいえない中東圏の英霊も招かれている。このことから、西洋圏で十分な知名度があれば、必ずしも西洋が伝承の発祥地でなくともよい可能性がある。とはいえfateのギルガメッシュは無名の扱いであるため西洋で知名度があるかは不明<ref group="出">『Fate/stay night』Status ギルガメッシュ 詳細</ref>。
 
**冬木の聖杯以外でサーヴァントシステムを用いた聖杯戦争がもしも行われた場合は、用いられた聖杯次第で召喚対象となる英霊の縛りは変わってくる(『[[Fate/strange Fake]]』や『[[Fate/EXTRA]]』)。
 
**冬木の聖杯以外でサーヴァントシステムを用いた聖杯戦争がもしも行われた場合は、用いられた聖杯次第で召喚対象となる英霊の縛りは変わってくる(『[[Fate/strange Fake]]』や『[[Fate/EXTRA]]』)。
 
*監督役自身は聖堂教会の人間だが、聖堂教会と魔術協会の両組織が聖杯戦争を監督している。聖杯戦争に関する隠蔽工作等の裏方の仕事は、両組織が行っている。
 
*監督役自身は聖堂教会の人間だが、聖堂教会と魔術協会の両組織が聖杯戦争を監督している。聖杯戦争に関する隠蔽工作等の裏方の仕事は、両組織が行っている。
 
**第五次では言峰綺礼一人だけが傍観しているかのように描かれているが、第四次は言峰璃正の元、複数のスタッフが働いていることが描写されている。HFルートでは聖堂教会の運転手が綺礼の指示で動いている。
 
**第五次では言峰綺礼一人だけが傍観しているかのように描かれているが、第四次は言峰璃正の元、複数のスタッフが働いていることが描写されている。HFルートでは聖堂教会の運転手が綺礼の指示で動いている。
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***後のコミック版『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』では隠蔽工作の詳細が描かれており、警察内部やマスコミに聖堂教会のスタッフや協力者が存在しており、都合の良い証拠を捏造したり重点取材対象を操作したりと草の根レベルでの活動が見られた。
 
**聖杯戦争で失われたものへの金銭的なアフターサービスは、アインツベルンに出資させている。
 
**聖杯戦争で失われたものへの金銭的なアフターサービスは、アインツベルンに出資させている。
 
**聖杯戦争の性質上、施設の大規模な破損や魔力吸収による一般人の大量昏睡が発生するが、これらへの隠蔽工作では「ガス爆発」や「ガス漏れ」などでの理由の付けやすさからガス会社がしばしば汚名を着せられ、読者から同情を集めている。
 
**聖杯戦争の性質上、施設の大規模な破損や魔力吸収による一般人の大量昏睡が発生するが、これらへの隠蔽工作では「ガス爆発」や「ガス漏れ」などでの理由の付けやすさからガス会社がしばしば汚名を着せられ、読者から同情を集めている。
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***『Fate/strange Fake』でも舞台となるスノーフィールドの異変のいくつかはガス会社の責任にされているが、ファルデウス曰く'''「最初から潰す為の会社」'''とスケープゴートとして使い捨てる事が前提になっているという酷い有様であった。
 
*聖杯戦争のシステムに騙されたと気づくマスターやサーヴァントもいたが、勝ち残れば聖杯が手に入るのは事実のため、背景を特に気にしなかったと語られている。
 
*聖杯戦争のシステムに騙されたと気づくマスターやサーヴァントもいたが、勝ち残れば聖杯が手に入るのは事実のため、背景を特に気にしなかったと語られている。
 
*根源に至ろうとする者には[[抑止力]]が働くはずだが、聖杯戦争が抑止力を呼び寄せていたかは不明。
 
*根源に至ろうとする者には[[抑止力]]が働くはずだが、聖杯戦争が抑止力を呼び寄せていたかは不明。
262行目: 334行目:  
**HFルートにて、(抑止力のことかは分からないが)士郎はそもそもこの聖杯戦争の仕組みは根源に至る方法として間違っていたのではないかと疑問を抱いた。
 
**HFルートにて、(抑止力のことかは分からないが)士郎はそもそもこの聖杯戦争の仕組みは根源に至る方法として間違っていたのではないかと疑問を抱いた。
 
***『Fate/Apocrypha』でも、[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]が「効率が悪い」と評して聖杯戦争のシステムに疑問を抱いている。
 
***『Fate/Apocrypha』でも、[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]が「効率が悪い」と評して聖杯戦争のシステムに疑問を抱いている。
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*冬木の聖杯戦争について、それなりに歴史があって英霊を召喚する「願望機降臨儀式」という大規模なものであり、第四次にはロードの一人が戦死するという事態になっているにも関わらず時計塔からはあまり注目されていない。
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**これについて「そもそも時計塔の目が届きにくい日本で行っている儀式である」「英霊を召喚するなど荒唐無稽と見なされる」という事情もあるが、第四次聖杯戦争の後に資金源として注目した[[ドクター・ハートレス]]が時計塔に情報が行かないように隠蔽工作を行っていたことが明かされた。
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*'''第五次聖杯戦争でのサーヴァントの戦う理由'''
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'''セイバー''':聖杯を手に入れて選定をやり直す
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'''ランサー''':死力を尽くした戦い
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'''アーチャー''':とある目的を達成すること(だけど殆どルートで断念する)
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'''ライダー''':桜を自分と同じような目に遭わせないため
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'''アサシン''':生前出来なかった上等な剣士との死闘
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'''真アサシン''':唯一の存在になること
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'''キャスター''':語るまでもなし
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'''バーサーカー''':イリヤを守るため
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'''ギルガメッシュ''':セイバーを得る(Fate)、人類の選定(UBW)、自分以外の殺人を認めない(HF)
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*'''第五次聖杯戦争の英雄で冬木での知名度が高いと言及されているサーヴァント'''
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'''バーサーカー''':世界的知名度を誇る
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'''セイバー''':バーサーカーには劣るとはいえ、日本でも有名
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*'''第五次聖杯戦争の英雄で冬木での知名度が低いと言及されているサーヴァント'''
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'''アーチャー''':未来の英雄のため
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'''ランサー''':日本では馴染みがない
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'''ギルガメッシュ''':無銘の英雄と説明されている。士郎も日本で知る人はほとんどいないと言う。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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[[Category:Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
[[Category:Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 +
[[Category:Fate/Grand Order Arcade]]
 
[[Category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
[[Category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
[[Category:Fate/Labyrinth]]
 
[[Category:Fate/Labyrinth]]
306行目: 409行目:  
[[Category:フェイト/育ステラ]]
 
[[Category:フェイト/育ステラ]]
 
[[Category:Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]]
 
[[Category:Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]]
 +
[[Category:Fate/Requiem]]
 +
[[Category:Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ]]
 +
[[Category:Fate/Samurai Remnant]]
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