差分

369 バイト追加 、 2019年1月6日 (日) 07:46
魔術刻印の継承のくだりで出典の見当たらない部分は削除しました。
35行目: 35行目:     
;略歴
 
;略歴
:4代という若さで衛宮の魔術を封印指定を受ける域にまで昇華させた天才で、20年以上に渉って逃亡生活を続けていた。その逃避行の中で彼の妻は[[魔術協会]]からの追っ手に殺されている。この時、生まれて間もなかった息子・切嗣には実母の記憶が無い。
+
:4代という若さで衛宮家の魔術を封印指定を受ける域にまで昇華させた天才で、20年以上に渡って逃亡生活を続けていた。その逃避行の中で彼の妻は[[魔術協会]]からの追っ手に殺されている。この時、生まれて間もなかった息子・切嗣には実母の記憶が無い。<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-衛宮矩賢」『Fate/Zero material』p.93">「Fate/Zero用語辞典-衛宮矩賢」『Fate/Zero material』p.93</ref>
 
:妻の死から十数年後、潜伏していたアリマゴ島で助手の少女・[[シャーレイ]]が研究のための試薬に好奇心から勝手に触れてしまい[[死徒]]化。それを察知した[[聖堂教会]]、魔術協会が島に乗り込み、双方の手で証拠隠滅と口封じのために島の住人を皆殺しにする。その地獄を目の当たりにした切嗣は、島を逃れても同じ事をまた繰り返すであろう父を見逃すことができなかった。そして矩賢は切嗣が背後から放った銃弾5発によって殺害される。
 
:妻の死から十数年後、潜伏していたアリマゴ島で助手の少女・[[シャーレイ]]が研究のための試薬に好奇心から勝手に触れてしまい[[死徒]]化。それを察知した[[聖堂教会]]、魔術協会が島に乗り込み、双方の手で証拠隠滅と口封じのために島の住人を皆殺しにする。その地獄を目の当たりにした切嗣は、島を逃れても同じ事をまた繰り返すであろう父を見逃すことができなかった。そして矩賢は切嗣が背後から放った銃弾5発によって殺害される。
 
:アニメ版ではシャーレイの短剣で前から刺された後、留めに自分の持っていた拳銃で撃たれており、自分の殺害犯を認識して死ぬこととなった。
 
:アニメ版ではシャーレイの短剣で前から刺された後、留めに自分の持っていた拳銃で撃たれており、自分の殺害犯を認識して死ぬこととなった。
45行目: 45行目:     
;能力
 
;能力
:体内あるいは小因果の時間操作を家伝とする。[[固有結界]]の中で時間流を無限に加速させ、宇宙の終焉を観測することで根源に至ろうとする。方法自体は悪くなかったが、人間の寿命ではなせる業ではないため、止むを得ず延命術を自分か息子の代で完成させるために本意ではなくとも「吸血衝動を抑制できる死徒化」の研究に取り組むようになった。
+
:衛宮家の魔術は[[固有結界]]の中で時間の流れを加速、停滞させるもので、体内あるいは小因果の時間操作に特化している。矩賢はこの応用で時間流を無限に加速させ、宇宙の終焉を観測することで根源に至るという方法論に行き着く。
:なお、切嗣は彼の魔術刻印を継承したが、協会が貴重な要所を回収した後の二割にも満たないものでしかなかったため、切嗣の[[魔術]]は封印指定となるほどの高みにはない。
+
:問題は人間の寿命の間には達成できないことで、延命の為に本意ではないが「吸血衝動を抑制できる死徒化」の研究に取り組むようになった<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-衛宮矩賢」『Fate/Zero material』p.93" />
 +
 
 +
。息子の代までには完成させることを目標にしているが、シャーレイの失敗を受けて根本から見直すべきだとも判断している。
 +
:彼の死後、魔術刻印は8割強が魔術協会に押さえられ、切嗣には残り滓だけが継がれた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[Fate/Zero]]
 
;[[Fate/Zero]]
:衛宮切嗣の幼少期のエピソードに登場。
+
:「Interlude」に登場。
 +
:アニメ版でビジュアルが初登場した。前髪の分け目や死んだ眼など、後の切嗣と似通うところがある。
 +
;[[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]
 +
:第3話にて、旧き魔術師の一例としてカメオ出演。
 
;[[ちびちゅき!]]
 
;[[ちびちゅき!]]
 
:特別編のメガネキャラ会議に登場。なにげに『Fate/Zero』唯一のメガネキャラである。だが名前を誤字られた。
 
:特別編のメガネキャラ会議に登場。なにげに『Fate/Zero』唯一のメガネキャラである。だが名前を誤字られた。
 
;[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
;[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
:『CASE.冠位決議』において、ドクター・ハートレスが敢えて証拠として残して行った資料の中に彼の論文が用いられている。<br>かつて封印指定を受ける原因となったほどの理論とは、いったいどのようなものであったのか――
+
:『CASE.冠位決議』において、ドクター・ハートレスが敢えて証拠として残して行った資料の中に彼の論文が用いられている。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
61行目: 67行目:  
;[[シャーレイ]]
 
;[[シャーレイ]]
 
:アリマゴ島で衛宮家に仕えた家政婦の少女。弟子というほど何かを教えていたわけではないが、本来秘匿すべき魔術師の業を隠すことなく接し、助手のような立場にあった。彼女の才能が辺境で腐ることを惜しんでいた。
 
:アリマゴ島で衛宮家に仕えた家政婦の少女。弟子というほど何かを教えていたわけではないが、本来秘匿すべき魔術師の業を隠すことなく接し、助手のような立場にあった。彼女の才能が辺境で腐ることを惜しんでいた。
 +
;シモン神父
 +
:魔術師ということで警戒されていた。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
72行目: 80行目:  
*『Fate/Zero』の切嗣幼少期・アリマゴ島編のキャストは、TVアニメ『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』を彷彿とさせる布陣である。Nitro+繋がりだろうか?
 
*『Fate/Zero』の切嗣幼少期・アリマゴ島編のキャストは、TVアニメ『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』を彷彿とさせる布陣である。Nitro+繋がりだろうか?
 
**入野自由([[衛宮切嗣|少年切嗣]]/ツヴァイ)、高垣彩陽([[シャーレイ]]/アイン)、千葉一伸(衛宮矩賢/サイス・マスター)、渡辺明乃([[ナタリア・カミンスキー]]/リズィ・ガーランド)
 
**入野自由([[衛宮切嗣|少年切嗣]]/ツヴァイ)、高垣彩陽([[シャーレイ]]/アイン)、千葉一伸(衛宮矩賢/サイス・マスター)、渡辺明乃([[ナタリア・カミンスキー]]/リズィ・ガーランド)
*ビジュアルはアニメ版で初登場した。眼が死んでおり、後の切嗣に似た顔立ちになっている。
   
*アリマゴ島で起きたような悲劇の再来を防ぐために切嗣は愛する矩賢を殺したが、後にそれが大海から一滴の水を掬うようなあまりにも些細な処置に過ぎなかったことを知り、父を殺したことに価値を見出すため、父と同じく研究のためには災厄をまき散らすことも辞さない異端の魔術師を狩る生き様を決意するなど、後の彼の生き方に大きな影響を与えた人物の1人。惨劇の末の殺害という最悪の離別となったが、切嗣にとっては大切な人であったことは変わらず、後のアンリマユによる人類選別の問いではナタリアと共に最後の5人にまで残っていた。
 
*アリマゴ島で起きたような悲劇の再来を防ぐために切嗣は愛する矩賢を殺したが、後にそれが大海から一滴の水を掬うようなあまりにも些細な処置に過ぎなかったことを知り、父を殺したことに価値を見出すため、父と同じく研究のためには災厄をまき散らすことも辞さない異端の魔術師を狩る生き様を決意するなど、後の彼の生き方に大きな影響を与えた人物の1人。惨劇の末の殺害という最悪の離別となったが、切嗣にとっては大切な人であったことは変わらず、後のアンリマユによる人類選別の問いではナタリアと共に最後の5人にまで残っていた。
  
匿名利用者