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| | 出典 = 史実 | | | 出典 = 史実 |
| | 地域 = デンマーク | | | 地域 = デンマーク |
− | | 属性 = 中庸・中立 | + | | 属性 = |
− | | 隠し属性 = 人 | + | ;Fate/EXTRA CCC |
| + | :中庸・中立 |
| + | ;Fate/Grand Order |
| + | :秩序・中庸 |
| + | | 副属性 = 人 |
| | 性別 = 男性 | | | 性別 = 男性 |
| | スリーサイズ = | | | スリーサイズ = |
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| | 好きな物 = 執筆が終わった瞬間 | | | 好きな物 = 執筆が終わった瞬間 |
| | 苦手な物 = 執筆作業 | | | 苦手な物 = 執筆作業 |
− | | 天敵 = トワイス、ラニ、ガウェイン | + | | 天敵 = トワイス、ラニ、[[ガウェイン]]、[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|どっかの尼僧]] |
| | デザイン = ワダアルコ | | | デザイン = ワダアルコ |
| | 設定作成 = 奈須きのこ | | | 設定作成 = 奈須きのこ |
| | レア度 = ☆2 | | | レア度 = ☆2 |
| }} | | }} |
| + | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
| | | |
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| : 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では[[聖杯戦争|月の聖杯戦争]]で[[殺生院キアラ]]に召喚される。戦闘放棄したキアラが真名を明かしているため、初登場時からアンデルセンと呼ばれる。自らを「最弱」「三流」のサーヴァントと称し、戦闘手段を持たないため直接戦うことはなく、サーヴァント(=使い魔)でありながら肉体労働が何よりも嫌いだと豪語している。 | | : 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では[[聖杯戦争|月の聖杯戦争]]で[[殺生院キアラ]]に召喚される。戦闘放棄したキアラが真名を明かしているため、初登場時からアンデルセンと呼ばれる。自らを「最弱」「三流」のサーヴァントと称し、戦闘手段を持たないため直接戦うことはなく、サーヴァント(=使い魔)でありながら肉体労働が何よりも嫌いだと豪語している。 |
| : 第五章にて[[メルトリリス]]にマスターを倒され退場したかに思われたが、実際は偽装であり、ルート次第では最終章で再登場する。 | | : 第五章にて[[メルトリリス]]にマスターを倒され退場したかに思われたが、実際は偽装であり、ルート次第では最終章で再登場する。 |
− | : 『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』でははぐれサーヴァントとして西暦1888年のロンドンに召喚される。英霊召喚というものの本質を探り、[[ゲーティア]]の霊基の真実の一端を暴くも「褒美」としてゲーティアの手で殺されてしまう。 | + | : 『[[Fate/Grand Order]]』の第四特異点『[[死界魔霧都市 ロンドン]]』でははぐれサーヴァントとして西暦1888年のロンドンに召喚される。英霊召喚というものの本質を探り、[[ゲーティア]]の霊基の真実の一端を暴くも「褒美」としてゲーティアの手で殺されてしまう。 |
− | :終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅣの座を統括する[[バルバトス|管制塔バルバトス]]と交戦する。 | + | :終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅣの座を統括する[[バルバトス|管制塔バルバトス]]と交戦する。 |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 一見すると小柄な美少年だが、非常に口が悪く、声や話し方も外見に似つかわしくなく、その瞳には絶望の影がある。 | | : 一見すると小柄な美少年だが、非常に口が悪く、声や話し方も外見に似つかわしくなく、その瞳には絶望の影がある。 |
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| ; 能力 | | ; 能力 |
| : そもそも魔術師ではなく作家であるため、攻撃手段として魔術を使うことはできず、戦闘能力は皆無。彼が魔術を行使する際は、彼が執筆した童話になぞらえた一文を詠唱として用いる。<br>作中では「裸の王様」を元にした『顔の無い王』に近い不可視の効果の付与、「みにくいアヒルの子」を元にした敵の遠くへの弾き飛ばし、「雪の女王」を元にした能力の強化などを行なっている。また由来は不明だが迷宮への転移も行なっており、彼の作品を元にしたサポートスキルを多数備え、サポート面は非常に優秀。<br>保有スキルは幾つかあるものの、どれも戦闘向きではない。「高速詠唱」のスキルは原稿の進みに多少の恩恵がある程度で、[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「アイテム作成」は宝具を応用した詩文で多少の作成が可能。得意なアイテムは「100%想いが伝わる恋文」らしいが、相手に抱く全ての感情が伝わるとするなら考え物である。彼本人の恋愛歴を考えるととてもではないがお願いできないだろう。<br>また、人間観察により相手の本質を見抜く事に関しては、かの[[ギルガメッシュ|英雄王]]すら上回り、[[ナーサリー・ライム|ロンドン市民を眠らせた魔本]]の本質を見抜いての命名や[[ゲーティア]]の正体を見抜くなど、物語に様々な貢献をしている。 | | : そもそも魔術師ではなく作家であるため、攻撃手段として魔術を使うことはできず、戦闘能力は皆無。彼が魔術を行使する際は、彼が執筆した童話になぞらえた一文を詠唱として用いる。<br>作中では「裸の王様」を元にした『顔の無い王』に近い不可視の効果の付与、「みにくいアヒルの子」を元にした敵の遠くへの弾き飛ばし、「雪の女王」を元にした能力の強化などを行なっている。また由来は不明だが迷宮への転移も行なっており、彼の作品を元にしたサポートスキルを多数備え、サポート面は非常に優秀。<br>保有スキルは幾つかあるものの、どれも戦闘向きではない。「高速詠唱」のスキルは原稿の進みに多少の恩恵がある程度で、[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「アイテム作成」は宝具を応用した詩文で多少の作成が可能。得意なアイテムは「100%想いが伝わる恋文」らしいが、相手に抱く全ての感情が伝わるとするなら考え物である。彼本人の恋愛歴を考えるととてもではないがお願いできないだろう。<br>また、人間観察により相手の本質を見抜く事に関しては、かの[[ギルガメッシュ|英雄王]]すら上回り、[[ナーサリー・ライム|ロンドン市民を眠らせた魔本]]の本質を見抜いての命名や[[ゲーティア]]の正体を見抜くなど、物語に様々な貢献をしている。 |
| + | |
| + | === バリエーション === |
| + | ;アンデルセン(大人) |
| + | :『Fate/Grand Order』の2020年のサマーイベントで登場したアンデルセン。 |
| + | :名前の通り20代くらいの青年の姿をしたアンデルセンで、だぼついたシャツと眼鏡を身に着けている。 |
| + | :人と話をするのを面倒がったり傍若無人な言動だったりと子供の頃と同じ気難しさは残っているものの、困っている子供を積極的に助けようとしたり人の約束に誠実に向き合おうとしたりと子供の人格に比べて多少はまともになっている。 |
| | | |
| == ステータス == | | == ステータス == |
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62行目: |
| | rowspan="2"|[[キャスター]] || [[殺生院キアラ]] || E || E || E || EX || E || C ||高速詠唱:E<br>アイテム作成:C||無辜の怪物:D<br>人間観察:A|| style="text-align:left"| | | | rowspan="2"|[[キャスター]] || [[殺生院キアラ]] || E || E || E || EX || E || C ||高速詠唱:E<br>アイテム作成:C||無辜の怪物:D<br>人間観察:A|| style="text-align:left"| |
| |- | | |- |
− | | [[主人公 (Grand Order)]] || E || E || E || EX || E || C ||陣地作成:D<br>道具作成:C||人間観察:A<br>高速詠唱:E<br>無辜の怪物:D|| style="text-align:left"| | + | | [[主人公 (Grand Order)]] || E || E || E || EX || E || C ||陣地作成:D<br>道具作成:C||人間観察:A→A++<br>高速詠唱:E<br>無辜の怪物:D<br>人魚姫の愛:EX|| style="text-align:left"|強化クエストクリアで「無辜の怪物」→「人魚姫の愛」に変化。<br>強化クエスト2クリアで「人間観察」がA++ランクに上昇 |
| |} | | |} |
| | | |
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70行目: |
| : 彼が書いた自伝「我が生涯の物語」の生原稿。<br>この書の1ページ1ページが作家アンデルセンを愛する人々から供給される魔力によって“読者の見たがっているアンデルセン”の姿を取り、分身となって行動できる。<br>だがこの宝具の真価は、この本を白紙に戻し、自身の人間観察により観察した人物の理想の人生・在り方を一冊の本として書き上げることで発揮される。その本の出来が良ければ宝具として成立し、相手を本に書かれた通りの姿にまで成長させることができる。効果の度合いは原稿が進むほどに高まり、数ページ程度ではほんの偶然しか起こせないが、脱稿すれば対象を“最高の姿”にまで成長させることが可能となる。<br>全能にも思える宝具だが、実際は使いどころが難しい。執筆に長い時間がかかる、彼自身のネガティブな人生観と作家としてのプライドが都合のいい展開を許容できない、やる気を刺激するような人物でなければ駄作になりかねない、といったリスクがあるためである。<br>つまり、相応の準備期間と彼の眼鏡に適うほどの興味深い対象でなければ、“その人間にとって究極の姿”に至ることは不可能だということ。その点、時間に余裕のある月の裏側という舞台、そして殺生院キアラという執筆対象はこの宝具の力を最大限に発揮できるものであったようで、CCCの最終局面においてムーンセル中枢に辿り着いたキアラを恐るべき魔人へと変貌させている。 | | : 彼が書いた自伝「我が生涯の物語」の生原稿。<br>この書の1ページ1ページが作家アンデルセンを愛する人々から供給される魔力によって“読者の見たがっているアンデルセン”の姿を取り、分身となって行動できる。<br>だがこの宝具の真価は、この本を白紙に戻し、自身の人間観察により観察した人物の理想の人生・在り方を一冊の本として書き上げることで発揮される。その本の出来が良ければ宝具として成立し、相手を本に書かれた通りの姿にまで成長させることができる。効果の度合いは原稿が進むほどに高まり、数ページ程度ではほんの偶然しか起こせないが、脱稿すれば対象を“最高の姿”にまで成長させることが可能となる。<br>全能にも思える宝具だが、実際は使いどころが難しい。執筆に長い時間がかかる、彼自身のネガティブな人生観と作家としてのプライドが都合のいい展開を許容できない、やる気を刺激するような人物でなければ駄作になりかねない、といったリスクがあるためである。<br>つまり、相応の準備期間と彼の眼鏡に適うほどの興味深い対象でなければ、“その人間にとって究極の姿”に至ることは不可能だということ。その点、時間に余裕のある月の裏側という舞台、そして殺生院キアラという執筆対象はこの宝具の力を最大限に発揮できるものであったようで、CCCの最終局面においてムーンセル中枢に辿り着いたキアラを恐るべき魔人へと変貌させている。 |
| :『Fate/Grand Order』では「味方全体の攻撃力をランダムでアップ<ref group = "注" name="[Lv.1~]">[Lv.1~]</ref>&味方全体の防御力をランダムでアップ<ref group = "注" name="[Lv.1~]" />&味方全体に毎ターンHP回復状態を付与<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のArts宝具。 | | :『Fate/Grand Order』では「味方全体の攻撃力をランダムでアップ<ref group = "注" name="[Lv.1~]">[Lv.1~]</ref>&味方全体の防御力をランダムでアップ<ref group = "注" name="[Lv.1~]" />&味方全体に毎ターンHP回復状態を付与<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のArts宝具。 |
| + | :強化後は宝具ランクがC+に上昇し、「味方全体のスター発生率をランダムでアップ<ref group = "注" name="[Lv.1~]" />」という効果が追加される。 |
| + | |
| + | == 使用技 == |
| + | ===[[Fate/EXTRA CCC]]=== |
| + | ; カイの欠片 |
| + | : コードキャスト。1ターンの間、対象の筋力を上昇させる。 |
| + | ; ゲルダの涙 |
| + | : コードキャスト。1ターンの間、対象の魔力を上昇させる。 |
| | | |
| == 真名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン == | | == 真名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン == |
110行目: |
129行目: |
| ; [[Fate/Grand Order]] | | ; [[Fate/Grand Order]] |
| :ゲーム開始時から実装されている。メインストーリーでは第四特異点に登場。 | | :ゲーム開始時から実装されている。メインストーリーでは第四特異点に登場。 |
| + | :後に期間限定イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』開催に伴い、モーションが一新された。 |
| + | |
| ===その他=== | | ===その他=== |
| ; [[コハエース]] | | ; [[コハエース]] |
141行目: |
162行目: |
| ;[[ナーサリー・ライム]] | | ;[[ナーサリー・ライム]] |
| :第四特異点で遭遇した相手。その本質を見抜き、まだ名前がない故に無敵だった「彼女」に「ナーサリー・ライム」の名を与え、撃破のきっかけを作る。 | | :第四特異点で遭遇した相手。その本質を見抜き、まだ名前がない故に無敵だった「彼女」に「ナーサリー・ライム」の名を与え、撃破のきっかけを作る。 |
| + | :カルデアでも「いつかは忘れ去られてしまう幼心の象徴」として温かく見守っている。 |
| ;[[モードレッド]] | | ;[[モードレッド]] |
| :第四特異点で遭遇した相手。何かとムキになって怒る彼女を弄るのが楽しいらしく、煽って神経を逆撫でし続ける。 | | :第四特異点で遭遇した相手。何かとムキになって怒る彼女を弄るのが楽しいらしく、煽って神経を逆撫でし続ける。 |
150行目: |
172行目: |
| :第四特異点で敵対した相手。相変わらずの毒舌で「俗物」とバッサリ切り捨てる。そしてその恐ろしい気迫の前に追い込まれた所で彼の持つ力の一端を解き明かして見せた。 | | :第四特異点で敵対した相手。相変わらずの毒舌で「俗物」とバッサリ切り捨てる。そしてその恐ろしい気迫の前に追い込まれた所で彼の持つ力の一端を解き明かして見せた。 |
| :しかしかの英雄王とは違い、相手は自身の評価を聞いてやるまではするもののそれを口にしたものへの寛容さは持ち合わせておらず、自身の秘密を暴いたアンデルセンを「哄笑しながら八つ裂きにして焼き尽くす」という惨い方法で消滅させた。 | | :しかしかの英雄王とは違い、相手は自身の評価を聞いてやるまではするもののそれを口にしたものへの寛容さは持ち合わせておらず、自身の秘密を暴いたアンデルセンを「哄笑しながら八つ裂きにして焼き尽くす」という惨い方法で消滅させた。 |
| + | ;[[紫式部]] |
| + | :2019年のバレンタインイベントにて共演。 |
| + | :書斎を訪れた彼女に協力し、珍しく最後まで付き合い続けた。 |
| + | :彼によると、「とある女性」に似通っている為かつい気が緩んでしまうとか。……やはり[[殺生院キアラ|彼女]]なのだろうか。だとするなら、体型的な問題なのだろうか。それとも「根っこの部分では純真な、物語に憧れる女性」という点なのだろうか。 |
| + | :[[清少納言]]との関係については「近くにそのような創作仲間がいたのは少しだけ羨ましい」とのこと。 |
| + | ;[[キングプロテア (Grand Order)]] |
| + | :CCCコラボイベント復刻版で縁があったためかいろいろと世話を焼いているようで、バレンタインでは「持ち味を生かせ」とアドバイスしていた。 |
| + | ;[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕]] |
| + | :月での失われた縁があることは察しているが、「それはあっちの女と俺の話」と[[セミラミス]]同様、あくまでも引きずらないつもりのようである。 |
| + | ;[[殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕]] |
| + | :こちらに対しては打って変わって「人魚姫(自称)」「魔法少女(自称)」がツボに入ったようで大爆笑している。 |
| + | ;[[葛飾北斎]] |
| + | :「絵にはならないが筆にはなる」と褒めており、珍しく「二人きりになりたい」と色気のある様子を見せている。 |
| + | :……その本音は「滝沢馬琴を紹介してほしい」という色気もへったくれもない理由であったが。ただ、後にサーヴァントとして実装された[[曲亭馬琴]]が北斎同様「本人が娘の肉体を借りて現界している」という状態だったため、若干の色気があった可能性も否定できない。 |
| + | ;[[紅閻魔]]、[[ミス・クレーン]] |
| + | :それぞれ「舌切り雀」「鶴の恩返し」の童話と関係する存在。 |
| + | :物語自体には「どこもやることは同じだな」と辛辣だが、雀のお宿と鶴の仕事現場については深く共感している模様。 |
| + | ;[[妖精騎士ガウェイン]]、[[妖精騎士トリスタン]]、[[妖精騎士ランスロット]] |
| + | :「妖精に英霊の要素を重ね合わせる」という悲劇に非業をトッピングするような有様にドン引きしている。 |
| + | ;[[オベロン]] |
| + | :素朴なものを脚色して別物に仕立て上げる有様を「無辜の怪物」と言い切っているが、彼の抱えた破滅願望については「誰でも持ちうるもの」と共感している。 |
| | | |
| === ちびちゅき! === | | === ちびちゅき! === |
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206行目: |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === Fate/EXTRA CCC === | | === Fate/EXTRA CCC === |
− | ; 「――女の話をしよう。<br/> 目覚めた時から、女は病理に繋がれていた。<br/> 重い鎖は満遍なく。つま先から頭まで、ミイラの如き死に化粧。<br/> 自由がない、と余人は憐む。<br/> 自由はない、と彼女は喜ぶ。<br/> 鉄のドレスは難攻不落。<br/> 城門開いたその奥に、在るのは乙女か魔性の罠か。<br/> 他人の秘密は蜜の味というが、さて。」
| |
− | : 第一章『隷属庭園』冒頭の語り。
| |
− |
| |
− | ; 「――女の話をしよう。<br/> 着替えた時から、女は衆目を集めていた。<br/> 虫も殺せない可憐さで、女は男を管理する。<br/> 節度のある生活を! なるほどそいつは聞こえがいい。<br/> 無駄のない人生を! いかにもそいつは素晴らしい。<br/> 待っているのは計算監獄。無垢なるものこそ残酷だ。<br/> 眉目秀麗、品行方正。なのにどうしてこうなった?」
| |
− | : 第二章『計算監獄』冒頭の語り。
| |
− |
| |
− | ; 「<RUBY><RB>愛に濡れた唇は囁く</RB><RT>女の話をしよう</RT></RUBY>。<br/> <RUBY><RB>"貴方のすべてを、私に下さい"</RB><RT>愛を知った時、女は魔物に変生する</RT></RUBY><br/> 愛しみと憎しみは本来、別々のもの。<br/> それが一つのものとして語られる時、<br/> これらをつなげる感情が不可欠になる。<br/> ――狂気だ。<br/> 狂おしいほど愛している。狂おしいほど憎んでいる。<br/> 他人への想いがこの域にまで達した時、<RUBY><RB>愛憎</RB><RT>かいぶつ</RT></RUBY>は現れる。<br/> ……とかく、一目惚れとは暴力のようなもの。<br/> する方は幸福だが、される方には不意打ちだ。」
| |
− | : 第三章『愛憎唇紅』冒頭の語り。
| |
− |
| |
− | ; 「――女の話をしよう。<br/> 肥大化した自我は、女の人生を食い潰した 。<br/> 誰だろうと夢を見る自由はある 。<br/> 理想の自分。理想の快楽。理想の未来。<br/> 理想の他人。理想の恋人。理想の別離。<br/> 誰だろうと、安い夢を見る自由はある。<br/> だが、その大半は<RUBY><RB>悪夢</RB><RT>わるいゆめ</RT></RUBY>だ。」
| |
− | : 第四章『麻酔城塞』冒頭の語り。
| |
− |
| |
− | ; 「――女の話をしよう。<br/> どうせ食べるのなら、まるごとがいいと女は思った。<br/> 支配者にして処刑人。<br/> 調理人にして毒味役。<br/> 美食を重ねること数百人。<br/> 堪能、溺愛、泥酔、絶頂。<br/> ふしだらな食事のツケは頭に生えた異形の<RUBY><RB>魔羅</RB><RT>つの</RT></RUBY>か。<br/> だがまあ、そう珍しい事でもない。<br/> 美しい少女を貪るのは、<RUBY><RB>男性女性</RB><RT>ニンゲンども</RT></RUBY>の本能だ。」
| |
− | : 第五章『血々純潔』冒頭の語り。
| |
− |
| |
− | ; 「<RUBY><RB>愛に溺れた瞳は語る</RB><RT>女の話をしよう</RT></RUBY>。<br/> <RUBY><RB>"私のすべては、貴方のために"</RB><RT>愛を守る時、女は女神と等しくなる</RT></RUBY><br/> おまえの体が目当てだ、と男は笑った。まるでケダモノね、と女は言った。<br/> おまえの心は俺のものだ、と男は笑った。ええその通りよ、と女は言った。<br/> 助けてくれ、と男は言った。ケダモノではまだ足りない、と女は笑った。<br/> 愛しているのに、と男は言った。ええその通りよ、と女は笑った。<br/> 男女はヴェールの向こうで一つになる。癒着する肌のように。熱に溶ける氷のように。<br/> 溺愛を具現する女は笑う。すべてを支配してこそ、真実の愛たり得るのだと。」
| |
− | : 第六章『快楽臨界』冒頭の語り。
| |
− |
| |
− | ; 「――最後の話をしよう。<br/> 儚く現実に破れる、当たり前の恋の<RUBY><RB>結末</RB><RT>はなし</RT></RUBY>を。」
| |
− | : 第七章『乙女ノ深層』冒頭の語り。
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− |
| |
− | ;「――では、その女の話をしよう。<br/> 淫らに現実を侵す、おぞましい愛の<RUBY><RB>末路</RB><RT>はなし</RT></RUBY>を。」
| |
− | : 最終章『聖女ノ深層』冒頭の語り。
| |
− |
| |
| ; 「その人間の価値、ひたすらにコキおろしてやろう。」 | | ; 「その人間の価値、ひたすらにコキおろしてやろう。」 |
| : 彼の在り方が最も端的に表れたセリフ。一見するとただの捻くれた奴だが、毒舌でこそあるもののそもそも批判も非難もしておらず、その人間の意志や生き方を尊重し、真実を彼なりに誠実かつ真摯に語っている。ただ、その毒舌ゆえに誤解されがちなのは否めない。 | | : 彼の在り方が最も端的に表れたセリフ。一見するとただの捻くれた奴だが、毒舌でこそあるもののそもそも批判も非難もしておらず、その人間の意志や生き方を尊重し、真実を彼なりに誠実かつ真摯に語っている。ただ、その毒舌ゆえに誤解されがちなのは否めない。 |
245行目: |
264行目: |
| ; 「締め切り3秒前と見たーッ!」 | | ; 「締め切り3秒前と見たーッ!」 |
| : 戦闘で大ダメージを負った際の台詞。もはやどうしようもない状況らしい。 | | : 戦闘で大ダメージを負った際の台詞。もはやどうしようもない状況らしい。 |
| + | |
| + | ; アンデルセン「親指姫!」<br>親指姫「やはー!」 |
| + | : 2020年8月のモーション改修以降に実装されたバスター攻撃のボイス。人だと分からないほどのサイズの親指姫がハイテンションに本から飛び出し、'''敵に爆破特攻を仕掛けて画面外に吹き飛んでいく'''。なぜ…。 |
| + | |
| + | ; アンデルセン「親指姫!」<br>???「まぁ!お呼びですか?」<br>アンデルセン「全く違う!」 |
| + | : 上記の別バージョン。親指姫を呼ぶと[[殺生院キアラ|どこかで聞き覚えのある声]]と共に天から巨大な腕が出現して親指で敵を圧し潰して帰っていく。違う、そうじゃない。 |
| + | |
| + | ; 「カーレン!」 |
| + | : 2020年8月のモーション改修以降に実装されたクイック攻撃のボイス。赤い閃光が人型の敵なら足の部分に迸り、斬撃を加えていく。元ネタは童話「赤い靴」の主人公で足を切り落とす事になった少女カーレン。 |
| + | |
| + | ; アンデルセン「赤い靴だ!」<br>???「はぁい!ここに」<br>アンデルセン「せめてシューズにしろ!」 |
| + | : 上記の別バージョン。赤い靴をリクエストすると[[殺生院キアラ|どこかで聞き覚えのある声]]と共に天から巨大な赤いハイヒールの靴が降ってくるが、アンデルセンからすれば解釈違いだったようだ<ref group="注">「彼女」が湧いてくる理由は不明だが、「彼女の顛末はアンデルセンが月で宝具で書いた『彼女の物語』だから」という解釈も存在している。</ref>。 |
| | | |
| ====マイルーム==== | | ====マイルーム==== |
256行目: |
287行目: |
| : マイルーム会話「誕生日」。子供のナリで酒を飲むつもりなのだろうか。そしてこちらが奢るのだろうか。 | | : マイルーム会話「誕生日」。子供のナリで酒を飲むつもりなのだろうか。そしてこちらが奢るのだろうか。 |
| | | |
− | ; 「聖杯だと? 誰もが幸福になる願いなど嘘っぱちだ。<br /> そんなものを似るより、温かいシチューでも煮込んでくれ。」 | + | ; 「聖杯だと? 誰もが幸福になる願いなど嘘っぱちだ。<br /> そんなものを煮るより、温かいシチューでも煮込んでくれ。」 |
| : マイルーム会話「聖杯について」。聖杯への願いが無いという、彼らしい憎まれ口交じりの一言。 | | : マイルーム会話「聖杯について」。聖杯への願いが無いという、彼らしい憎まれ口交じりの一言。 |
| | | |
265行目: |
296行目: |
| ; 「なに? 魔本の考察をする知能もないばかりか、敵か味方かの判断もできないのか?<br/> すごいな、極まった蛮族だ! あれか、頭にマッシュポテトでも詰まっているんだな、きっと!」 | | ; 「なに? 魔本の考察をする知能もないばかりか、敵か味方かの判断もできないのか?<br/> すごいな、極まった蛮族だ! あれか、頭にマッシュポテトでも詰まっているんだな、きっと!」 |
| : 第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』にて、もったいぶってないで[[ナーサリー・ライム|魔本]]の正体を早く教えろとせっつくモードレッドに対して。 | | : 第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』にて、もったいぶってないで[[ナーサリー・ライム|魔本]]の正体を早く教えろとせっつくモードレッドに対して。 |
− | : 「蛮族」「マッシュポテト」と最悪レベルの言葉をチョイスしての煽り。この後、ブチ切れたモードレッドは本当に斬りかかった。 | + | : 「蛮族」「[[ガウェイン|マッシュポテト]]」と最悪レベルの言葉をチョイスしての煽り。この後、ブチ切れたモードレッドは本当に斬りかかった。 |
| | | |
| ; 「だが───読めたぞソロモン。貴様の正体、その特例の信実をな。」 | | ; 「だが───読めたぞソロモン。貴様の正体、その特例の信実をな。」 |
280行目: |
311行目: |
| ====イベント==== | | ====イベント==== |
| ; 「だいたいニホンという設定がよくない。何かの間違いで頭のゆだった尼に出逢わんともかぎらん。」 | | ; 「だいたいニホンという設定がよくない。何かの間違いで頭のゆだった尼に出逢わんともかぎらん。」 |
− | :『ぐだぐだ本能寺』で「竹中アンデルセン」として戦国時代の大阪に登場したときの一言。やはりというかキアラのことを苦手としてるのが見て取れる。
| |
− | :だが、こんなことを言ってしまったためか、それともただの偶然か。その約一年半後に[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|何かの間違いとしか思えない事態が……。]]
| |
− |
| |
| ;「いっそどこかに宇宙規模の最低最悪の性悪でも現れればと───<br> ───いや、失言だった。<br> 口にすれば、どうあれ可能性が出来るのが人の世だ。<br> ……むう、退屈しのぎでドブ川の如き汚濁を見たがるなんぞ、魂にヤキでも回ったのか俺は。」 | | ;「いっそどこかに宇宙規模の最低最悪の性悪でも現れればと───<br> ───いや、失言だった。<br> 口にすれば、どうあれ可能性が出来るのが人の世だ。<br> ……むう、退屈しのぎでドブ川の如き汚濁を見たがるなんぞ、魂にヤキでも回ったのか俺は。」 |
− | :『復刻:チョコレート・レディの空騒ぎー Valentine 2016ー拡大版』にて、チョコと交換する際のアンデルセンの不穏な<del>フラグ</del>セリフ。<br>これが災いし、ちょうどそこから数ヶ月後に[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|その可能性は回収されてしまった。]] | + | :前者は『ぐだぐだ本能寺』で「竹中アンデルセン」として戦国時代の大阪に登場したときの一言。やはりというかキアラのことを苦手としてるのが見て取れる。 |
| + | :後者は『復刻:チョコレート・レディの空騒ぎー Valentine 2016ー拡大版』にて、チョコと交換する際のアンデルセンの不穏な<del>フラグ</del>セリフ。<br>この複数回の前フリが災いし、ちょうどそこから数ヶ月後に[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|その可能性は回収されてしまった。]] |
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| ;「主観を交えない本は物語ではなく資料と言う。確かに資料であれば"間違い"は悪となるが、」<br />「これは可能性を、そうありたいと願い、努力した何者かの夢物語だ。」<br />「それを検閲するなど文化、ひいては人類の否定。男女の物語を卑語……失敬。」<br />「人間を庇護する女神であるのなら、この程度の毒は飲み干すべきではないかな?」 | | ;「主観を交えない本は物語ではなく資料と言う。確かに資料であれば"間違い"は悪となるが、」<br />「これは可能性を、そうありたいと願い、努力した何者かの夢物語だ。」<br />「それを検閲するなど文化、ひいては人類の否定。男女の物語を卑語……失敬。」<br />「人間を庇護する女神であるのなら、この程度の毒は飲み干すべきではないかな?」 |
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| :どう見てもキアラの力が働いた表紙・内容なのだが、ちゃんと一般年齢向けに収まっている"悟り"の本であり、アンデルセンは「ふざけた持論」「阿呆すぎて面白い!」と真面目に読んでいる。 | | :どう見てもキアラの力が働いた表紙・内容なのだが、ちゃんと一般年齢向けに収まっている"悟り"の本であり、アンデルセンは「ふざけた持論」「阿呆すぎて面白い!」と真面目に読んでいる。 |
| :本の表紙には「『人魚姫』を読むキアラ」も描かれており、好きだった絵本の作者に読まれこのように評価された事は、作者冥利に尽きるのではないだろうか。<del>ふふふ……ソワカソワカ。</del> | | :本の表紙には「『人魚姫』を読むキアラ」も描かれており、好きだった絵本の作者に読まれこのように評価された事は、作者冥利に尽きるのではないだろうか。<del>ふふふ……ソワカソワカ。</del> |
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| + | ;「なにしろこんな機会、天国はおろか地獄を探してもまず有り得ん!」 |
| + | ;「かのシェイクスピアの新作など、他の誰よりもまず俺が真っ先に読み―――」 |
| + | :『バレンタイン2019ボイス&レター・これくしょん!』3節より。普段はファンとは思えない態度だけど口が滑ってしまい本音が漏れた。 |
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| + | ;「俺たちがこれまでどれだけの数の批評家や批評家もどき、果ては素人になじられ嬲られ続けたと思う?」<br />「それこそ星の数より多い!誹謗中傷などむしろ飯の種だ、バカめ!」<br />「式部。おまえも作家なら分かるだろう。」<br />「物書きにとってモノローグの当て込みの一つや二つ、どうという事はないとな。」<br />「"――しかも、だ。この解説、東方の天才作家・紫式部の手によるものなのだろう"」<br />「"むしろ願ってもない光栄だ。男、いや作家冥利に尽きるというものである"」<br />「アンデルセンはひとり、"後でシェイクスピアに自慢してやろう"と笑うのであった。」 |
| + | :4節より。解説されたところで痛くもかゆくもないとまったく動じずに、謝り倒す紫式部に自ら内心を解説してみせるアンデルセン氏なのであった。 |
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| + | ;「悪い。色々あって書けなかった」 |
| + | :『サーヴァント・サマーキャンプ!』エピローグにて、「人魚姫Ⅱ」と題された白紙の本に付属した栞に残された大人のアンデルセンのメッセージ。 |
| + | :さんざん手練手管を尽くしたキアラにとっては激憤ものだが、一応謝罪しているだけ大人の彼は多少はまともになったと思えるのがなんとも。 |
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| === その他 === | | === その他 === |
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| == メモ == | | == メモ == |
− | * キャスタークラス3人目の文化人系英霊。 | + | * キャスタークラス3人目の文化人系英霊。本人が述べている通り、直接的な戦闘手段を一切持たない「'''最弱のサーヴァント'''」。その他の文化人系英霊も往々にしてそうなのだが、彼はその中でも飛び抜けて弱い。魔術師のクラスでありながら普遍的な魔術は使えず、保有スキルも戦闘では役に立たないものばかり。肝心要の宝具も「物語を書くことで対象を理想の姿へと昇華させる」という戦闘向きとはとても言えない代物。 |
− | ** 本人が述べている通り、直接的な戦闘手段を一切持たない「'''最弱のサーヴァント'''」。<br>その他の文化人系英霊も往々にしてそうなのだが、彼はその中でも飛び抜けて弱い。<br>魔術師のクラスでありながら普遍的な魔術は使えず、保有スキルも戦闘では役に立たないものばかり。肝心要の宝具も「物語を書くことで対象を理想の姿へと昇華させる」という戦闘向きとはとても言えない代物。ここまで戦いと無縁のサーヴァントは珍しい。
| + | ** 魔力ランクは評価規格外の「EX」。これは彼自身が魔術を扱えず、宝具も他人から供給される魔力によって成り立つことに由来すると思われる。 |
− | ** 一方で魔力は評価規格外のEXと全サーヴァント中最も高く、自作の童話を引用した魔術はサポートとしては非常に優秀。さらに宝具の効果を最大限利用できれば一種の願望器並みの効力を発揮するので、使いようによっては最高のサーヴァントとも言える。あくまで「最大限利用できれば」の話ではあるが。 | + | ** 自作の童話を引用したサポートは非常に優秀。さらに宝具の効果を最大限利用できれば一種の願望器並みの効力を発揮するので、使いようによっては最高のサーヴァントとも言える。あくまで「最大限利用できれば」の話ではあるが。 |
| ** マトリクスでは「キアラは非戦を掲げているので戦闘能力の無いサーヴァントが召喚された」と解説されているが、聖者のモノクルで確認出来る彼のレベルは45とかなり高い。「アンデルセンのサポートを得たキアラ自身がエネミーを蹴散らしてレベルを上げさせた」と推察される。 | | ** マトリクスでは「キアラは非戦を掲げているので戦闘能力の無いサーヴァントが召喚された」と解説されているが、聖者のモノクルで確認出来る彼のレベルは45とかなり高い。「アンデルセンのサポートを得たキアラ自身がエネミーを蹴散らしてレベルを上げさせた」と推察される。 |
| * 最終決戦でキアラへ強化補助を行うことから、同じ文化人英雄の[[ウィリアム・シェイクスピア]]が持つ「エンチャント」を持つ可能性が挙げられていたが、結局保有していなかった。 | | * 最終決戦でキアラへ強化補助を行うことから、同じ文化人英雄の[[ウィリアム・シェイクスピア]]が持つ「エンチャント」を持つ可能性が挙げられていたが、結局保有していなかった。 |
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| * 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では各章開幕時、彼の語りから物語が開始される。その章の主役たる衛士を端的に表した詩文であると同時に、その語りは[[殺生院キアラ|ある一人の女性]]について述べたものでもある。 | | * 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では各章開幕時、彼の語りから物語が開始される。その章の主役たる衛士を端的に表した詩文であると同時に、その語りは[[殺生院キアラ|ある一人の女性]]について述べたものでもある。 |
| * 言及こそされていたが、長らく保有者の居なかったスキル「高速詠唱」の初の保有者。ただし彼は魔術師ではないので、詠唱の速度ではなく原稿の進みが速くなる。 | | * 言及こそされていたが、長らく保有者の居なかったスキル「高速詠唱」の初の保有者。ただし彼は魔術師ではないので、詠唱の速度ではなく原稿の進みが速くなる。 |
− | ** もっとも肝心のランクが「E」と相当低く、彼の執筆速度はかなり遅いらしい。<br>その上'''基本的にやる気がない'''とのことで、スキルがちゃんと活用されているかは微妙なところ。 | + | ** もっとも肝心のランクが「E」と相当低く、彼の執筆速度はかなり遅いらしい。その上'''基本的にやる気がない'''とのことで、スキルがちゃんと活用されているかは微妙なところ。 |
| * 読者の呪いが表れた「無辜の怪物」の影響は、肉体だけでなく彼の精神にまで及んでいる。 | | * 読者の呪いが表れた「無辜の怪物」の影響は、肉体だけでなく彼の精神にまで及んでいる。 |
− | ** 彼曰く「バッドエンドを好む悪魔に浸食されている」とのこと。[[Fate/Zero|どこかで聞いたような話]]である。 | + | ** 彼曰く「バッドエンドを好む悪魔に浸食されている」とのこと。『[[Fate/Zero]]』の著者が患ったというバッドエンド症候群を思い起こさせる。 |
| **確かにアンデルセンが執筆した物語には「主人公の死」などを始めとした救われない結末のものも多く、特に初期の作品にはその傾向が強かった。しかし幸福な結末のものや滑稽な物語も多く、作中で登場した物語では「裸の王様」は愚かな人々の滑稽さを描いたもので、「醜いあひるの子」は苦難の果てに主人公が皆に認められる物語である。そして「雪の女王」では数々の冒険の末、少女と少年の「愛」によって救われるハッピーエンドとなっている。 | | **確かにアンデルセンが執筆した物語には「主人公の死」などを始めとした救われない結末のものも多く、特に初期の作品にはその傾向が強かった。しかし幸福な結末のものや滑稽な物語も多く、作中で登場した物語では「裸の王様」は愚かな人々の滑稽さを描いたもので、「醜いあひるの子」は苦難の果てに主人公が皆に認められる物語である。そして「雪の女王」では数々の冒険の末、少女と少年の「愛」によって救われるハッピーエンドとなっている。 |
| **ちなみに「雪の女王」の書き出しは以下の通りである。<br>''「さあ、きいていらっしゃい。はじめますよ。このお話をおしまいまできくと、だんだんなにかがはっきりしてきて、つまり、それがわるい魔法使いのお話であったことがわかるのです。この魔法使いというのは、なかまでもいちばんいけないやつで、それこそまがいなしの『悪魔』でした。」''<br>解釈次第では『Fate/EXTRA CCC』の物語にも即した部分があるとも捉えられる。 | | **ちなみに「雪の女王」の書き出しは以下の通りである。<br>''「さあ、きいていらっしゃい。はじめますよ。このお話をおしまいまできくと、だんだんなにかがはっきりしてきて、つまり、それがわるい魔法使いのお話であったことがわかるのです。この魔法使いというのは、なかまでもいちばんいけないやつで、それこそまがいなしの『悪魔』でした。」''<br>解釈次第では『Fate/EXTRA CCC』の物語にも即した部分があるとも捉えられる。 |
| * 彼を演じた子安武人氏はTYPE-MOON作品への参加はこれで2度目。 | | * 彼を演じた子安武人氏はTYPE-MOON作品への参加はこれで2度目。 |
| ** 子安氏は『[[Fate/Prototype]]』で[[サンクレイド・ファーン]]役を演じているが、サンクレイドは設定も人物像も何もかもが彼と異なっていて、何より子安氏の怪演によって同一人物が演じたとは思えないほど印象が異なる。 | | ** 子安氏は『[[Fate/Prototype]]』で[[サンクレイド・ファーン]]役を演じているが、サンクレイドは設定も人物像も何もかもが彼と異なっていて、何より子安氏の怪演によって同一人物が演じたとは思えないほど印象が異なる。 |
− | ** キャスターのCVが子安氏だと判明したときは、まさかあの子安氏が少年役を担当するとはと驚きの声が挙がっていた。実際見た目と声のギャップは凄まじいものだったが、作中の名演ぶりを見たプレイヤーの多くからハマり役と評価されている。 | + | ** CVが子安氏だと判明したときは、二枚目風低音ボイスの子安氏が少年役を担当することに驚きの声が挙がった。実際キャラクターの見た目と声のギャップは凄まじいものだったが、作中の名演ぶりを見たプレイヤーの多くからハマり役と評価されている。 |
| * Aランクに相当する「人間観察」スキルは伊達ではなく、英雄王にも「話はつまらんが、人を見る目は一流」と評されたその批評は的確の一言。主人公のサーヴァントについて語ったときには、真名を含めたその英霊の人物像を見事に捉えている(ただし批評において真名をはっきり口にすることはなく、匂わせる程度に止めている)。 | | * Aランクに相当する「人間観察」スキルは伊達ではなく、英雄王にも「話はつまらんが、人を見る目は一流」と評されたその批評は的確の一言。主人公のサーヴァントについて語ったときには、真名を含めたその英霊の人物像を見事に捉えている(ただし批評において真名をはっきり口にすることはなく、匂わせる程度に止めている)。 |
| ** 聖杯戦争において、敵対するサーヴァントの真名を看破することは戦いを有利に進めていく上でかなり重要となるのだが、上記の例を見る限り彼はそれを容易に見抜くことができるものと推測できる。自身に戦闘能力が皆無であることを除けば、中々優秀なサーヴァントではないだろうか。 | | ** 聖杯戦争において、敵対するサーヴァントの真名を看破することは戦いを有利に進めていく上でかなり重要となるのだが、上記の例を見る限り彼はそれを容易に見抜くことができるものと推測できる。自身に戦闘能力が皆無であることを除けば、中々優秀なサーヴァントではないだろうか。 |
| ** 英雄王ですら見切れなかったキアラの真の本質を見抜いた唯一の人物でもある。但し、それは主人公が最終決戦後にある行動を取った時のみ、彼の口から語られるのを見付ける事が出来る程度となる。 | | ** 英雄王ですら見切れなかったキアラの真の本質を見抜いた唯一の人物でもある。但し、それは主人公が最終決戦後にある行動を取った時のみ、彼の口から語られるのを見付ける事が出来る程度となる。 |
− | * 彼との雑談で出た話によると、現在では「'''<ruby><rb>薄い本</rb><rt>同人誌</RT></RUBY>'''」も書いているらしい。それでいいのか童話作家よ。[[コハエース]]でも「<ruby><rb>世界一暑いイベント</rb><rt>コミックマーケット</RT></RUBY>」のため忙しいと洩らしている。 | + | * 彼との雑談で出た話によると、現在では「'''<ruby><rb>薄い本</rb><rt>同人誌</RT></RUBY>'''」も書いているらしい。[[コハエース]]でも「<ruby><rb>世界一暑いイベント</rb><rt>コミックマーケット</RT></RUBY>」のため忙しいと洩らしている。『[[Fate/Grand Order]]』の期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』においてはシェイクスピアと共に文学系サークル「童話が大人」として同人誌即売会「サバ☆フェス」に参加している。 |
| *コハエース欄外での名前は「AMENじゃない方」(漫画『HELLSING』に登場する神父「アレクサンド・アンデルセン」が元ネタ)。 | | *コハエース欄外での名前は「AMENじゃない方」(漫画『HELLSING』に登場する神父「アレクサンド・アンデルセン」が元ネタ)。 |
| **なお、OVA版『HELLSING』にはキャスターを演じる子安氏とTYPE-MOON作品に出演した声優数名が出演している………が、約半数が[[ヴラド三世 (EXTRA)|中田譲治氏が演じる]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|チートでどう見てもラスボスな]][[ヴラド三世 (Grand Order)|主人公]]に呆気なく殺されている。 | | **なお、OVA版『HELLSING』にはキャスターを演じる子安氏とTYPE-MOON作品に出演した声優数名が出演している………が、約半数が[[ヴラド三世 (EXTRA)|中田譲治氏が演じる]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|チートでどう見てもラスボスな]][[ヴラド三世 (Grand Order)|主人公]]に呆気なく殺されている。 |
| + | *『Avalon le Fae Synopsys』によるとブリテン異聞帯にて、ノリッジに住む土の氏族の妖精「トム・ティット」として登場する予定だった様子。 |
| + | **またその場合は後にロンディニウムに移住して、ロンディニウム炎上の際に死亡する展開だった。 |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
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| : 『Grand Order』はHP回復手段が限られている部類に入るゲームなのだが、アンデルセンは味方全体への持続回復効果+確率でさらに攻撃・防御力の強化を重ね掛けする宝具を所有しており、スキル「高速詠唱」と三枚のArtsカードによる頭抜けて優秀なNP効率によって短いスパンでの宝具の連射も可能。 | | : 『Grand Order』はHP回復手段が限られている部類に入るゲームなのだが、アンデルセンは味方全体への持続回復効果+確率でさらに攻撃・防御力の強化を重ね掛けする宝具を所有しており、スキル「高速詠唱」と三枚のArtsカードによる頭抜けて優秀なNP効率によって短いスパンでの宝具の連射も可能。 |
| : 更にスターを持続供給するスキル「無辜の怪物」と味方全員のクリティカル威力を大幅に引き上げるスキル「人間観察」も合わさることにより、パーティー全体の火力増強と耐久補助を彼一人で担いうる。 | | : 更にスターを持続供給するスキル「無辜の怪物」と味方全員のクリティカル威力を大幅に引き上げるスキル「人間観察」も合わさることにより、パーティー全体の火力増強と耐久補助を彼一人で担いうる。 |
− | : レア度☆2故に伸び切らないHPと、そのキャスターであることを鑑みても相当な低火力という弱点こそ抱えているが、そんな欠点を物ともしない程の強烈な宝具が光る一騎。 | + | : レア度☆2故に伸び切らないHPと、キャスターの中でも相当な低火力という弱点こそ抱えているが、そんな欠点を物ともしない程の強烈な宝具が光る一騎。 |
| : サービス開始からしばらくは[[ジャンヌ・ダルク|ジャンヌ]]とアンデルセンを組み合わせた耐久特化型パーティー「ジャンデルセン」が流行していた。 | | : サービス開始からしばらくは[[ジャンヌ・ダルク|ジャンヌ]]とアンデルセンを組み合わせた耐久特化型パーティー「ジャンデルセン」が流行していた。 |
| : また、2017年5月に実装された[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|月世界のマスターの同一存在]]についてだが、戦略的には彼女の欠点をアンデルセンのスキルにより的確に補えるほどの良相性を誇っている。 | | : また、2017年5月に実装された[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|月世界のマスターの同一存在]]についてだが、戦略的には彼女の欠点をアンデルセンのスキルにより的確に補えるほどの良相性を誇っている。 |
| + | : 後にレベル限界突破が可能となる「聖杯転臨」システムが実装されステータスの底上げが可能になったほか、「無辜の怪物」がデメリット消去・スター獲得値の上昇・NP増加が追加される「人魚姫の愛」強化クエストまで追加。特にスキル強化の前後でクリティカル運用に全面的に貢献する保有スキルの有用性も認識が広まり、レアリティ詐欺ぶりに拍車がかかっている。 |
| + | : また、一部のマスターから「強いて欠点があるとすれば光弾発射(汎用・初期)モーションくらい」と冗談交じりに語られていたが、2020年8月にモーション改修が行われその弱点も覆している。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |
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