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== 概要 ==
 
== 概要 ==
   
「[[アーチャー|弓兵]]」の[[サーヴァント]]。
 
「[[アーチャー|弓兵]]」の[[サーヴァント]]。
    
; 略歴
 
; 略歴
: [[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]の一行が北欧異聞帯に来る前に人理の英霊として現界し、お手製のスキー板で滑りつつ目と耳で情報を集めたり、集落で大扉を開けようとした一匹を大砲で狙撃したり<ref group = "注">これが原因で御使いは二度と儀式を失敗しないための対策として、数を大量に用意しており、主人公達にそれが押し寄せた。</ref>、[[スカサハ=スカディ]]の城に単騎で突撃したりしていた<ref group = "注">この時オフェリアに一目惚れした。</ref>。
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: [[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]の一行が北欧異聞帯に来る前に人理の英霊として現界し、お手製のスキー板で滑りつつ目と耳で情報を集めたり、集落で大扉を開けようとした一匹を大砲で狙撃したり<ref group = "注">これが原因で御使いは二度と儀式を失敗しないための対策として、数を大量に用意しており、主人公達にそれが押し寄せた。</ref>、[[スカサハ=スカディ]]の城に単騎で突撃したりしていた(この時オフェリアに一目惚れした)。
 
: 集落の大人を巨人の生贄にしようとする御使いと[[主人公 (Grand Order)|主人公]]達が戦っていた所に現れて加勢し、宝具を一斉使用しようとした御使いを砲撃した。
 
: 集落の大人を巨人の生贄にしようとする御使いと[[主人公 (Grand Order)|主人公]]達が戦っていた所に現れて加勢し、宝具を一斉使用しようとした御使いを砲撃した。
:主人公達と共に再び氷雪の城の地下道から侵入して[[ワルキューレ|スルーズ]]、[[シグルド]]と戦闘を行ったが、[[スカサハ=スカディ]]の原初のルーンによって拘束され、侵入前の作戦通り地下牢に捕縛される。そこで仮契約を行い霊基に調子が上がった<ref group = "注">この仮契約の隙を突かれて[[シトナイ]]に一方的に縁を結ばれた。</ref>。
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:主人公達と共に再び氷雪の城の地下道から侵入して[[ワルキューレ|スルーズ]]、[[シグルド]]と戦闘を行ったが、スカサハ=スカディの原初のルーンによって拘束され、侵入前の作戦通り地下牢に捕縛される。そこで仮契約を行い霊基に調子が上がった(この仮契約の隙を突かれて一方的にシトナイと縁を結ばれている)。
:地下牢で[[シトナイ]]から[[ブリュンヒルデ]]に関する情報提供を受け、[[シトナイ]]の魔術による補助で地下牢から脱出し、待ち構えていた[[コヤンスカヤ]]から逃げ切り[[スカサハ=スカディ]]の城を後にした。
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:地下牢でシトナイから[[ブリュンヒルデ]]に関する情報提供を受け、シトナイの魔術による補助で地下牢から脱出し、待ち構えていた[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]]から逃げ切りスカサハ=スカディの城を後にした。
:その後は[[シトナイ]]の助言通りにガルフピッゲン山の山頂にある“炎の館”に向かい、ムスペル巨人種や飛来した空想樹の種子と戦闘を行い、[[ブリュンヒルデ]]の救出に成功する。ナポレオンが[[ブリュンヒルデ]]を口説いたが、生前に妻がいた事と既に現界してから意中の人物を見つけている事を知ったブリュンヒルデに幻を見せる原初のルーンを使われる。
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:その後はシトナイの助言通りにガルフピッゲン山の山頂にある“炎の館”に向かい、ムスペル巨人種や飛来した空想樹の種子と戦闘を行い、ブリュンヒルデの救出に成功する。ナポレオンがブリュンヒルデを口説いたが、生前に妻がいた事と既に現界してから意中の人物を見つけている事を知ったブリュンヒルデに幻を見せる原初のルーンを使われる。
:真の顕現を果たし、北欧異聞帯にか細く残った霊脈と集落の上で『太陽を越えて耀け、炎の剣』を振り落ろそうとする[[スルト]]に対して、霊基と霊核の全てを引き換えに<ruby><rb>過剰出力</rb><rt>オーバーロード</RT></RUBY>した『凱旋を高らかに告げる虹弓』で[[スルト]]の頭部を破壊して宝具発動を阻止し、消滅の間際にカルデアのマスターに言葉を残し、更に「皇帝特権」を使ってオフェリアと契約したサーヴァントの実に開かれる念話に割り込み、オフェリアに助言を残し、オフェリアにかけられた「悪竜の呪い」を持って行き消滅した。
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:真の顕現を果たし、北欧異聞帯にか細く残った霊脈と集落の上で『太陽を越えて耀け、炎の剣』を振り落ろそうとする[[スルト]]に対して、霊基と霊核の全てを引き換えに<ruby><rb>過剰出力</rb><rt>オーバーロード</RT></RUBY>した『凱旋を高らかに告げる虹弓』でスルトの頭部を破壊して宝具発動を阻止し、消滅の間際にカルデアのマスターに言葉を残し、更にスキル「皇帝特権」を使ってオフェリアと契約したサーヴァントのみに開かれる念話に割り込んでオフェリアに助言を残し、オフェリアにかけられた「悪竜の呪い」を持って行き消滅した。
 
; 人物
 
; 人物
 
: 朝陽の昇るさまにも似た眩い笑顔を浮かべる快男子であり、炎が如き男。この姿では他人の背中を強く叩く癖がある。生前の失敗を反省した状態。
 
: 朝陽の昇るさまにも似た眩い笑顔を浮かべる快男子であり、炎が如き男。この姿では他人の背中を強く叩く癖がある。生前の失敗を反省した状態。
 
: 人理が消えてしまえば、歴史の中で万人が抱いた喜びや希望、願いも全て消え失せてしまうため、過去を否定しない。自分の栄光は今更如何でも良いと考えている。
 
: 人理が消えてしまえば、歴史の中で万人が抱いた喜びや希望、願いも全て消え失せてしまうため、過去を否定しない。自分の栄光は今更如何でも良いと考えている。
 
: 神話好きで、遠征中でもピラミッドに潜るほど。なので魔剣使いと戦乙女の協調は神秘的で胸が躍る。
 
: 神話好きで、遠征中でもピラミッドに潜るほど。なので魔剣使いと戦乙女の協調は神秘的で胸が躍る。
: また、この霊基では現界するごとに「『1人、これと決めた女性を愛する』という厄介な習性がある」と北欧異聞帯の彼は自称したが、カルデアの英霊として現界した彼もまたそうであるのか否かは不明。
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: また、この霊基では現界するごとに「『1人、これと決めた女性を愛する』という厄介な習性がある」と北欧異聞帯の彼は自称したが、汎人類史の英霊として現界した彼もまたそうであるのか否かは不明。
 
:習性は此れと決めた相手を見つけると、愛を語らずにはいられない。愛するのは一人だけであり、同時に何人も手を出すわけではない。ただし、紳士の嗜みとして、これと決めた女性以外にも、本気で愛を語る訳では無いが目移りはする。迸る情熱を抑えられない事があり、元のナポレオンが如何あれ、異聞帯での彼はそういう男らしい。
 
:習性は此れと決めた相手を見つけると、愛を語らずにはいられない。愛するのは一人だけであり、同時に何人も手を出すわけではない。ただし、紳士の嗜みとして、これと決めた女性以外にも、本気で愛を語る訳では無いが目移りはする。迸る情熱を抑えられない事があり、元のナポレオンが如何あれ、異聞帯での彼はそういう男らしい。
 
:妻のジョセフィーヌが飼っていたパグにがぶりとやられて以来、犬は得意ではなくむしろ苦手。
 
:妻のジョセフィーヌが飼っていたパグにがぶりとやられて以来、犬は得意ではなくむしろ苦手。
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: 巨大な大砲「勝利砲」を携え、それを用いて砲撃から格闘戦までこなす。通常の砲撃だけでなく、機関砲の如く小型の砲弾を速射したり、魔力投射(ビーム)砲撃も可能。
 
: 巨大な大砲「勝利砲」を携え、それを用いて砲撃から格闘戦までこなす。通常の砲撃だけでなく、機関砲の如く小型の砲弾を速射したり、魔力投射(ビーム)砲撃も可能。
 
: 英霊として、神秘を壊すのを得意とする。高い脚力と体力を持ち、普通のスキー板で時速100や200程度で加速する事が出来る。
 
: 英霊として、神秘を壊すのを得意とする。高い脚力と体力を持ち、普通のスキー板で時速100や200程度で加速する事が出来る。
:『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では北欧で戦うためにチューンされた状態で、魔力供給とは異なる方法でマシュに魔術的効果で補助していた。
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:『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では北欧で戦うためにチューンされた状態で、魔力供給とは異なる方法でマシュに魔術的効果で補助したり、『凱旋を高らかに告げる虹弓』の<ruby><rb>過剰出力</rb><rt>オーバーロード</RT></RUBY>による自爆宝具を使用できた。
 
:また、「皇帝特権」を使用する事で、本来は契約したサーヴァントとのみ開かれる念話の<ruby>回線<rb></rb><rt>チャンネル</rt></ruby>に割り込むことができる。
 
:また、「皇帝特権」を使用する事で、本来は契約したサーヴァントとのみ開かれる念話の<ruby>回線<rb></rb><rt>チャンネル</rt></ruby>に割り込むことができる。
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===関連===
 
===関連===
;フランス革命
  −
   
;ヴァンデミエールの反乱
 
;ヴァンデミエールの反乱
 
:テルミドールのクーデターの翌年に発生した、王党派の争乱。テルミドール派が議会に通した「三分の二法<ref group = "注">「選出される750議席の内、3分の2に当たる500議席を旧国民公会議員の中から選ばなければならない」というテルミドール派が選挙で圧倒的に有利になるようにした法律。というのも、経済政策の失敗からテルミドール派の人気はどん底になっており、こんな無茶をしないと選挙に勝てなかったのだ。</ref>」への反発から王党派の民衆を中心にした暴動がパリで発生。鎮圧に駆り出されたナポレオンは、市街地で散弾を撃つという大胆な砲撃で暴動を鎮圧し、「ヴァンデミエールの将軍」と呼ばれるようになる。
 
:テルミドールのクーデターの翌年に発生した、王党派の争乱。テルミドール派が議会に通した「三分の二法<ref group = "注">「選出される750議席の内、3分の2に当たる500議席を旧国民公会議員の中から選ばなければならない」というテルミドール派が選挙で圧倒的に有利になるようにした法律。というのも、経済政策の失敗からテルミドール派の人気はどん底になっており、こんな無茶をしないと選挙に勝てなかったのだ。</ref>」への反発から王党派の民衆を中心にした暴動がパリで発生。鎮圧に駆り出されたナポレオンは、市街地で散弾を撃つという大胆な砲撃で暴動を鎮圧し、「ヴァンデミエールの将軍」と呼ばれるようになる。
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;ナポレオン戦争
 
;ナポレオン戦争
 
:ナポレオン率いるフランス帝国と、対仏大同盟を組んだ周辺諸国による戦争。第一次世界大戦以前では最大の戦争で、ヨーロッパのほぼ全ての国家が関係した。この戦争への反動で誕生したのがウィーン体制である。
 
:ナポレオン率いるフランス帝国と、対仏大同盟を組んだ周辺諸国による戦争。第一次世界大戦以前では最大の戦争で、ヨーロッパのほぼ全ての国家が関係した。この戦争への反動で誕生したのがウィーン体制である。
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;缶詰
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:ナポレオンが懸賞をかけて公募し、採用した保存食である瓶詰の発展系。
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:割れやすい瓶詰と比較して持ち運びやすく、フランスでこれを作れなかった事を悔しがっている<ref group = "注">フランスの宿敵であるイギリスで1810年に発明された。ところが、肝心の中身を取り出す手段を用意していなかったという英国面なオチがあり、1858年にアメリカで缶切りが発明されるまでの48年間、家庭ではノミとトンカチでぶっ叩き、戦地ではナイフや銃剣を突き刺す、もしくは'''銃弾をブチ込んで'''開けていた。</ref>。
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:バレンタインイベントでは「一度作ってみたかった」と多くのサーヴァントに作成を手伝ってもらった缶詰をチョコのお返しにプレゼントしてくれる。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:敵対するオフェリアのサーヴァント。
 
:敵対するオフェリアのサーヴァント。
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;[[コヤンスカヤ]]
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;[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]]
 
:北欧異聞帯において[[スカサハ=スカディ]]の城から脱出する際に遭遇した。
 
:北欧異聞帯において[[スカサハ=スカディ]]の城から脱出する際に遭遇した。
 
:むしゃぶりつきたくなるような美人だが、怒ったジョセフィーヌでも放たない程の真っ黒な腹黒オーラを放っていると評する。
 
:むしゃぶりつきたくなるような美人だが、怒ったジョセフィーヌでも放たない程の真っ黒な腹黒オーラを放っていると評する。
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:当の本人からは[[カプセルさーばんと|カプさば]]で「'''ちっさいおっさん'''」呼ばわりされているが。
 
:当の本人からは[[カプセルさーばんと|カプさば]]で「'''ちっさいおっさん'''」呼ばわりされているが。
   −
;ナポレオンⅢ世
+
;[[ナポレオンⅢ世]]
 
:甥でフランス第二帝政時の皇帝。クリミア戦争に彼が介入した事で、ウィーン体制は崩壊する。
 
:甥でフランス第二帝政時の皇帝。クリミア戦争に彼が介入した事で、ウィーン体制は崩壊する。
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;「勝利は前進するってな!」<br>「人よ願え! お前たちに不可能は無い! 何故ならば―――オレがいる」<br>「『<ruby><rb>凱旋を高らかに告げる虹弓</rb><rt>アルク・ドゥ・トリオンフ・ドゥ・レトワール</rt></ruby>』!」
 
;「勝利は前進するってな!」<br>「人よ願え! お前たちに不可能は無い! 何故ならば―――オレがいる」<br>「『<ruby><rb>凱旋を高らかに告げる虹弓</rb><rt>アルク・ドゥ・トリオンフ・ドゥ・レトワール</rt></ruby>』!」
:宝具発動。
+
:宝具発動。絶望を打ち破り、逆境を越える虹色の砲火。その男の辞書に『不可能』の文字は無い。
 
====マイルーム====
 
====マイルーム====
 
;「オレはアーチャー、ナポレオン! 可能性の男、虹を放つ男。勝利をもたらすためにやって来た、人理の英雄だ!」
 
;「オレはアーチャー、ナポレオン! 可能性の男、虹を放つ男。勝利をもたらすためにやって来た、人理の英雄だ!」
:召喚時の台詞。
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:召喚時の台詞。かくあれと願われ、その形へと造り変わった英雄。
    
;「過去のオレは、<ruby><rb>大陸軍</rb><rt>グランダルメ</rt></ruby>を率いて暴れ回ったって話だが……残念ながら、アーチャーのオレはグランダルメの宝具を持たん。悪いな。」
 
;「過去のオレは、<ruby><rb>大陸軍</rb><rt>グランダルメ</rt></ruby>を率いて暴れ回ったって話だが……残念ながら、アーチャーのオレはグランダルメの宝具を持たん。悪いな。」
マイルーム会話「会話3」。
+
:マイルーム会話「会話3」。アーチャーで無ければ、[[イスカンダル|幾万の兵]]にも[[ダレイオス三世|幾万の不死者]]にも負けぬ無敵の兵団を呼べるらしい。
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:仮にグランダルメを宝具として使えるクラスを挙げるとするなら、王のクラスとも呼ばれるライダーだろうか。
    
;「<ruby><rb>maître</rb><rt>メイトル</rt></ruby>、本は読むか? 本はいいぞ。人生を豊かにしてくれる。<br> だがこの電子書籍というのはちっと困るな。そうだろう?<br> つまらん本を読んじまった時、勢いのままに投げ捨てられない。<br> ……投げ捨てるのは行儀が悪い? ……ハッハッハッハ、確かにそうだ!」
 
;「<ruby><rb>maître</rb><rt>メイトル</rt></ruby>、本は読むか? 本はいいぞ。人生を豊かにしてくれる。<br> だがこの電子書籍というのはちっと困るな。そうだろう?<br> つまらん本を読んじまった時、勢いのままに投げ捨てられない。<br> ……投げ捨てるのは行儀が悪い? ……ハッハッハッハ、確かにそうだ!」
200行目: 203行目:     
;「皇帝っぽくないって? まあそうだろうよ、今のオレは今のオレだ。<br> 皇帝ナポレオンは過去の人物。オレは『ナポレオン・ボナパルト』と名付けられた偶像にすぎん。過去に執着する亡霊にはなりたかないんでね。<br> ……ところで、ここのサーヴァント達にゃあ皇帝も王もかなりいるが、らしい奴らばかりじゃないよな?」
 
;「皇帝っぽくないって? まあそうだろうよ、今のオレは今のオレだ。<br> 皇帝ナポレオンは過去の人物。オレは『ナポレオン・ボナパルト』と名付けられた偶像にすぎん。過去に執着する亡霊にはなりたかないんでね。<br> ……ところで、ここのサーヴァント達にゃあ皇帝も王もかなりいるが、らしい奴らばかりじゃないよな?」
:マイルーム会話「絆Lv3」。
+
:マイルーム会話「絆Lv3」。自分はナポレオン・ボナパルトという「個人」では無く、ナポレオン・ボナパルトという「英雄」にして「偶像」である事を誇りつつも自嘲する。
 +
:一方で、自分と同じ型破りな王や帝に興味津々な模様。
    
;「さあ<ruby><rb>maître</rb><rt>メイトル</rt></ruby>! オレの相棒! 新しい伝説を作りに行こうや! できれば、誰しもに望まれる栄光の伝説をな!」
 
;「さあ<ruby><rb>maître</rb><rt>メイトル</rt></ruby>! オレの相棒! 新しい伝説を作りに行こうや! できれば、誰しもに望まれる栄光の伝説をな!」
209行目: 213行目:     
;「聖杯? オレの大砲で壊せるモンかねぇ? いっちょ試してみるかい?」
 
;「聖杯? オレの大砲で壊せるモンかねぇ? いっちょ試してみるかい?」
:マイルーム会話「聖杯について」。
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:マイルーム会話「聖杯について」。遺跡を砲撃で撃ち抜いた男の言葉は一味違う。
    
;「誕生日だってな、<ruby><rb>maître</rb><rt>メイトル</rt></ruby>。こいつぁめでたい! 祝ってやらにゃぁいかんよな?<br> ふーん……では、『[[ネロ・クラウディウス|余が直々に褒美を取らす!]]』……なんてな。うまい物でも食いに行くか!」
 
;「誕生日だってな、<ruby><rb>maître</rb><rt>メイトル</rt></ruby>。こいつぁめでたい! 祝ってやらにゃぁいかんよな?<br> ふーん……では、『[[ネロ・クラウディウス|余が直々に褒美を取らす!]]』……なんてな。うまい物でも食いに行くか!」
230行目: 234行目:     
;「勝利はいい。凱旋もいい。だがな、あらゆるものに永遠はない。いつか負ける日も来るんだろうさ。<br> ……ん? その日が来たらどうするのかって? ハハッ、そりゃあ簡単。<br> 這いずって這いずって、いつか立ち上がる! そこから後は、勝利目指して進み直すだけさ!」
 
;「勝利はいい。凱旋もいい。だがな、あらゆるものに永遠はない。いつか負ける日も来るんだろうさ。<br> ……ん? その日が来たらどうするのかって? ハハッ、そりゃあ簡単。<br> 這いずって這いずって、いつか立ち上がる! そこから後は、勝利目指して進み直すだけさ!」
:霊基再臨4回目の台詞。
+
:霊基再臨4回目の台詞。自身の人生を簡単にまとめた言葉である。なお、「歴史は繰り返す」の通り、甥のナポレオンIII世もこの言葉通りの人生を送った。
    
====本編====
 
====本編====
236行目: 240行目:  
:第2部第2章、初登場時。可能性の象徴である英霊は高らかに叫ぶ。
 
:第2部第2章、初登場時。可能性の象徴である英霊は高らかに叫ぶ。
 
:第2部開始直前のTVCM第5弾、戦闘勝利ボイス、第2章第15節でも同様の台詞が使用されている。ナポレオンという英霊を象徴する台詞。
 
:第2部開始直前のTVCM第5弾、戦闘勝利ボイス、第2章第15節でも同様の台詞が使用されている。ナポレオンという英霊を象徴する台詞。
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;「オーララ!」
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:彼が幾度となく発する台詞。アルファベット表記するとおそらく「Oulala」。
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:掛け声のように使われているが、「ヤバい」や「あーあ…」のようなどっちかと言うとマイナスイメージな意味の言葉である。
    
;「―――不可能だって?」<br>「そう言ったか。ああ、言ったよな。そいつはオレに火を点ける言葉だぜ、オーララ!」<br>「知ってるか! 新兵とマシュ! それに小さな<ruby><rb>お嬢さん</rb><rt>マドモワゼル</RT></RUBY>とおっさん!」<br>「人が不可能を語る時、そこにはささやかな願いが込められるもんだ。」<br>「もしかしたら。きっと。もしも。ってな。」<br>「……生前のナポレオン・ボナパルトがどうかは分からん。何せオレとは背丈も違うと来るからな。」<br>「当時、人々は想った。願った。おあの皇帝ナポレオンならば勝てるのではないか?」<br>「別の時にはこんな風に想った。もはや、あの皇帝は市民の幸福の邪魔なのでは?」<br>「結果、どうなったか分かるか。」<br>「<ruby><rb>どちらも叶えた</rb><rt>・・・・・・</RT></RUBY>! <ruby><rb>痺</rb><rt>しび</RT></RUBY>れるねえ!」<br>「願いに応えて勝利して、願いに応えて失墜した。それが結果だ。」<br>「それがオレだ。」<br>「人理が刻んだ―――期待に応える英雄、英霊さ! ―――英霊ナポレオンは! 願いに! 応える男だ!」<br>「―――勝利砲・射線よし、射角よし、射高よし。<br> ―――勝利砲・砲弾装填!」<br>「絶対の窮地。行き詰まり。そいつは別段、今だけじゃあなかろうさ―――」<br>「ずっとそうだったろう? たとえば此処だ。」<br>「この<ruby><rb>異聞帯</rb><rt>ロストベルト</RT></RUBY>には、後がない。希望がない。」<br>「誰しもが願いを抱けない。人も、神も、巨人種さえもそうだ。」<br>「明日を夢見ない。未来に何も願わない。想わない。<br> ならば……ああ、誰かが教えてやらねばなるまいさ! 希望を! 願いを!<br> いや、いいや! ――――――それは、オレがやるしかあるまいよ!」<br>「ゆえに今、オレは! 此処に! 勝利の虹を撃ち放つ!<br> とっておきの隠し球だ―――受け取れ! 怪物!!」<br><font size=5>『<ruby><rb>凱旋を高らかに告げる虹弓</rb><rt>アルク・ドゥ・トリオンフ・ドゥ・レトワール</rt></ruby>』!</font>
 
;「―――不可能だって?」<br>「そう言ったか。ああ、言ったよな。そいつはオレに火を点ける言葉だぜ、オーララ!」<br>「知ってるか! 新兵とマシュ! それに小さな<ruby><rb>お嬢さん</rb><rt>マドモワゼル</RT></RUBY>とおっさん!」<br>「人が不可能を語る時、そこにはささやかな願いが込められるもんだ。」<br>「もしかしたら。きっと。もしも。ってな。」<br>「……生前のナポレオン・ボナパルトがどうかは分からん。何せオレとは背丈も違うと来るからな。」<br>「当時、人々は想った。願った。おあの皇帝ナポレオンならば勝てるのではないか?」<br>「別の時にはこんな風に想った。もはや、あの皇帝は市民の幸福の邪魔なのでは?」<br>「結果、どうなったか分かるか。」<br>「<ruby><rb>どちらも叶えた</rb><rt>・・・・・・</RT></RUBY>! <ruby><rb>痺</rb><rt>しび</RT></RUBY>れるねえ!」<br>「願いに応えて勝利して、願いに応えて失墜した。それが結果だ。」<br>「それがオレだ。」<br>「人理が刻んだ―――期待に応える英雄、英霊さ! ―――英霊ナポレオンは! 願いに! 応える男だ!」<br>「―――勝利砲・射線よし、射角よし、射高よし。<br> ―――勝利砲・砲弾装填!」<br>「絶対の窮地。行き詰まり。そいつは別段、今だけじゃあなかろうさ―――」<br>「ずっとそうだったろう? たとえば此処だ。」<br>「この<ruby><rb>異聞帯</rb><rt>ロストベルト</RT></RUBY>には、後がない。希望がない。」<br>「誰しもが願いを抱けない。人も、神も、巨人種さえもそうだ。」<br>「明日を夢見ない。未来に何も願わない。想わない。<br> ならば……ああ、誰かが教えてやらねばなるまいさ! 希望を! 願いを!<br> いや、いいや! ――――――それは、オレがやるしかあるまいよ!」<br>「ゆえに今、オレは! 此処に! 勝利の虹を撃ち放つ!<br> とっておきの隠し球だ―――受け取れ! 怪物!!」<br><font size=5>『<ruby><rb>凱旋を高らかに告げる虹弓</rb><rt>アルク・ドゥ・トリオンフ・ドゥ・レトワール</rt></ruby>』!</font>
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**因みに、最も有名な肖像画『ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト』の作者の名は奇しくも「'''[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|ジャック]]'''=ルイ・ダヴィッド」である。
 
**因みに、最も有名な肖像画『ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト』の作者の名は奇しくも「'''[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|ジャック]]'''=ルイ・ダヴィッド」である。
 
*最後は絶海の孤島であるセントヘレナ島に流刑となって生涯を終えるが、残された遺髪から高濃度のヒ素が検出された事から暗殺説が現在まで語られている。
 
*最後は絶海の孤島であるセントヘレナ島に流刑となって生涯を終えるが、残された遺髪から高濃度のヒ素が検出された事から暗殺説が現在まで語られている。
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**なお、絶海の孤島とは言え、当時のセントヘレナ島は喜望峰回りの航路の中継地だったので船舶の出入りが多く、脱出を防ぐ為の軍隊が常駐していた。
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**流刑になってもフランスでの人気は高く、セントヘレナ島で採れたコーヒーの味を誉めた所、セントヘレナ産のコーヒーの注文がパリで急増した程である。
 
*エジプト遠征の時にスフィンクスの鼻を大砲で破壊したと言われたが、スフィンクスの鼻は風化で崩壊しただけなので完全に濡れ衣である。
 
*エジプト遠征の時にスフィンクスの鼻を大砲で破壊したと言われたが、スフィンクスの鼻は風化で崩壊しただけなので完全に濡れ衣である。
 
**'''一方イギリスは、調査の為にスフィンクスにボーリングで穴を開けたり、クフ王の大ピラミッドの王の間の天井をダイナマイトで吹っ飛ばしたりしている。'''
 
**'''一方イギリスは、調査の為にスフィンクスにボーリングで穴を開けたり、クフ王の大ピラミッドの王の間の天井をダイナマイトで吹っ飛ばしたりしている。'''
 
**また、フランス軍が発見したロゼッタ・ストーンをイギリス軍が戦利品としてかっぱらっていったのは有名な話である。
 
**また、フランス軍が発見したロゼッタ・ストーンをイギリス軍が戦利品としてかっぱらっていったのは有名な話である。
 +
*これまでの仏英霊たちと比べるとボイスや会話文にフランス語の単語が多く混じっているのが特徴だが、大半がそのまま発音するとフランス語としては誤りになってしまうモノばかりである。どうしてこうなった。
 +
**日本人がフランス語をカタカナ表記する場合「r」の文字をラ行に置き換えるケースが多いが、実際のフランス語においては「r」の文字はラ行で発音しない(小さく「ヮ」と発音するのが大まかに正しい)ため、彼が使う単語なら「D'accord」は「ダッコーゥ」「maître」は「メイトヮー」のように発音した方が実際の会話では正しく伝わる。
 +
**ちなみにフランス語は単語ごとの末尾の子音、及び「h」を発音しない。「D'accord」を「ダコード」と読まないのはこのためである。
    
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
284行目: 297行目:  
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 +
[[Category:コハエース]]
 +
[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
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