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== メモ ==
 
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* キャスタークラス3人目の文化人系英霊。
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* キャスタークラス3人目の文化人系英霊。本人が述べている通り、直接的な戦闘手段を一切持たない「'''最弱のサーヴァント'''」。その他の文化人系英霊も往々にしてそうなのだが、彼はその中でも飛び抜けて弱い。魔術師のクラスでありながら普遍的な魔術は使えず、保有スキルも戦闘では役に立たないものばかり。肝心要の宝具も「物語を書くことで対象を理想の姿へと昇華させる」という戦闘向きとはとても言えない代物。
** 本人が述べている通り、直接的な戦闘手段を一切持たない「'''最弱のサーヴァント'''」。<br>その他の文化人系英霊も往々にしてそうなのだが、彼はその中でも飛び抜けて弱い。<br>魔術師のクラスでありながら普遍的な魔術は使えず、保有スキルも戦闘では役に立たないものばかり。肝心要の宝具も「物語を書くことで対象を理想の姿へと昇華させる」という戦闘向きとはとても言えない代物。ここまで戦いと無縁のサーヴァントは珍しい。
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** 魔力ランクは評価規格外の「EX」。これは彼自身が魔術を扱えず、宝具も他人から供給される魔力によって成り立つことに由来すると思われる。
** 一方で魔力は評価規格外のEXと全サーヴァント中最も高く、自作の童話を引用した魔術はサポートとしては非常に優秀。さらに宝具の効果を最大限利用できれば一種の願望器並みの効力を発揮するので、使いようによっては最高のサーヴァントとも言える。あくまで「最大限利用できれば」の話ではあるが。
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** 自作の童話を引用したサポートは非常に優秀。さらに宝具の効果を最大限利用できれば一種の願望器並みの効力を発揮するので、使いようによっては最高のサーヴァントとも言える。あくまで「最大限利用できれば」の話ではあるが。
 
** マトリクスでは「キアラは非戦を掲げているので戦闘能力の無いサーヴァントが召喚された」と解説されているが、聖者のモノクルで確認出来る彼のレベルは45とかなり高い。「アンデルセンのサポートを得たキアラ自身がエネミーを蹴散らしてレベルを上げさせた」と推察される。
 
** マトリクスでは「キアラは非戦を掲げているので戦闘能力の無いサーヴァントが召喚された」と解説されているが、聖者のモノクルで確認出来る彼のレベルは45とかなり高い。「アンデルセンのサポートを得たキアラ自身がエネミーを蹴散らしてレベルを上げさせた」と推察される。
 
* 最終決戦でキアラへ強化補助を行うことから、同じ文化人英雄の[[ウィリアム・シェイクスピア]]が持つ「エンチャント」を持つ可能性が挙げられていたが、結局保有していなかった。
 
* 最終決戦でキアラへ強化補助を行うことから、同じ文化人英雄の[[ウィリアム・シェイクスピア]]が持つ「エンチャント」を持つ可能性が挙げられていたが、結局保有していなかった。
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* 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では各章開幕時、彼の語りから物語が開始される。その章の主役たる衛士を端的に表した詩文であると同時に、その語りは[[殺生院キアラ|ある一人の女性]]について述べたものでもある。
 
* 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では各章開幕時、彼の語りから物語が開始される。その章の主役たる衛士を端的に表した詩文であると同時に、その語りは[[殺生院キアラ|ある一人の女性]]について述べたものでもある。
 
* 言及こそされていたが、長らく保有者の居なかったスキル「高速詠唱」の初の保有者。ただし彼は魔術師ではないので、詠唱の速度ではなく原稿の進みが速くなる。
 
* 言及こそされていたが、長らく保有者の居なかったスキル「高速詠唱」の初の保有者。ただし彼は魔術師ではないので、詠唱の速度ではなく原稿の進みが速くなる。
** もっとも肝心のランクが「E」と相当低く、彼の執筆速度はかなり遅いらしい。<br>その上'''基本的にやる気がない'''とのことで、スキルがちゃんと活用されているかは微妙なところ。
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** もっとも肝心のランクが「E」と相当低く、彼の執筆速度はかなり遅いらしい。その上'''基本的にやる気がない'''とのことで、スキルがちゃんと活用されているかは微妙なところ。
 
* 読者の呪いが表れた「無辜の怪物」の影響は、肉体だけでなく彼の精神にまで及んでいる。
 
* 読者の呪いが表れた「無辜の怪物」の影響は、肉体だけでなく彼の精神にまで及んでいる。
** 彼曰く「バッドエンドを好む悪魔に浸食されている」とのこと。[[Fate/Zero|どこかで聞いたような話]]である。
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** 彼曰く「バッドエンドを好む悪魔に浸食されている」とのこと。『[[Fate/Zero]]』の著者が患ったというバッドエンド症候群を思い起こさせる。
 
**確かにアンデルセンが執筆した物語には「主人公の死」などを始めとした救われない結末のものも多く、特に初期の作品にはその傾向が強かった。しかし幸福な結末のものや滑稽な物語も多く、作中で登場した物語では「裸の王様」は愚かな人々の滑稽さを描いたもので、「醜いあひるの子」は苦難の果てに主人公が皆に認められる物語である。そして「雪の女王」では数々の冒険の末、少女と少年の「愛」によって救われるハッピーエンドとなっている。
 
**確かにアンデルセンが執筆した物語には「主人公の死」などを始めとした救われない結末のものも多く、特に初期の作品にはその傾向が強かった。しかし幸福な結末のものや滑稽な物語も多く、作中で登場した物語では「裸の王様」は愚かな人々の滑稽さを描いたもので、「醜いあひるの子」は苦難の果てに主人公が皆に認められる物語である。そして「雪の女王」では数々の冒険の末、少女と少年の「愛」によって救われるハッピーエンドとなっている。
 
**ちなみに「雪の女王」の書き出しは以下の通りである。<br>''「さあ、きいていらっしゃい。はじめますよ。このお話をおしまいまできくと、だんだんなにかがはっきりしてきて、つまり、それがわるい魔法使いのお話であったことがわかるのです。この魔法使いというのは、なかまでもいちばんいけないやつで、それこそまがいなしの『悪魔』でした。」''<br>解釈次第では『Fate/EXTRA CCC』の物語にも即した部分があるとも捉えられる。
 
**ちなみに「雪の女王」の書き出しは以下の通りである。<br>''「さあ、きいていらっしゃい。はじめますよ。このお話をおしまいまできくと、だんだんなにかがはっきりしてきて、つまり、それがわるい魔法使いのお話であったことがわかるのです。この魔法使いというのは、なかまでもいちばんいけないやつで、それこそまがいなしの『悪魔』でした。」''<br>解釈次第では『Fate/EXTRA CCC』の物語にも即した部分があるとも捉えられる。
 
* 彼を演じた子安武人氏はTYPE-MOON作品への参加はこれで2度目。
 
* 彼を演じた子安武人氏はTYPE-MOON作品への参加はこれで2度目。
 
** 子安氏は『[[Fate/Prototype]]』で[[サンクレイド・ファーン]]役を演じているが、サンクレイドは設定も人物像も何もかもが彼と異なっていて、何より子安氏の怪演によって同一人物が演じたとは思えないほど印象が異なる。
 
** 子安氏は『[[Fate/Prototype]]』で[[サンクレイド・ファーン]]役を演じているが、サンクレイドは設定も人物像も何もかもが彼と異なっていて、何より子安氏の怪演によって同一人物が演じたとは思えないほど印象が異なる。
** キャスターのCVが子安氏だと判明したときは、まさかあの子安氏が少年役を担当するとはと驚きの声が挙がっていた。実際見た目と声のギャップは凄まじいものだったが、作中の名演ぶりを見たプレイヤーの多くからハマり役と評価されている。
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** CVが子安氏だと判明したときは、二枚目風低音ボイスの子安氏が少年役を担当することに驚きの声が挙がった。実際キャラクターの見た目と声のギャップは凄まじいものだったが、作中の名演ぶりを見たプレイヤーの多くからハマり役と評価されている。
 
* Aランクに相当する「人間観察」スキルは伊達ではなく、英雄王にも「話はつまらんが、人を見る目は一流」と評されたその批評は的確の一言。主人公のサーヴァントについて語ったときには、真名を含めたその英霊の人物像を見事に捉えている(ただし批評において真名をはっきり口にすることはなく、匂わせる程度に止めている)。
 
* Aランクに相当する「人間観察」スキルは伊達ではなく、英雄王にも「話はつまらんが、人を見る目は一流」と評されたその批評は的確の一言。主人公のサーヴァントについて語ったときには、真名を含めたその英霊の人物像を見事に捉えている(ただし批評において真名をはっきり口にすることはなく、匂わせる程度に止めている)。
 
** 聖杯戦争において、敵対するサーヴァントの真名を看破することは戦いを有利に進めていく上でかなり重要となるのだが、上記の例を見る限り彼はそれを容易に見抜くことができるものと推測できる。自身に戦闘能力が皆無であることを除けば、中々優秀なサーヴァントではないだろうか。
 
** 聖杯戦争において、敵対するサーヴァントの真名を看破することは戦いを有利に進めていく上でかなり重要となるのだが、上記の例を見る限り彼はそれを容易に見抜くことができるものと推測できる。自身に戦闘能力が皆無であることを除けば、中々優秀なサーヴァントではないだろうか。
 
** 英雄王ですら見切れなかったキアラの真の本質を見抜いた唯一の人物でもある。但し、それは主人公が最終決戦後にある行動を取った時のみ、彼の口から語られるのを見付ける事が出来る程度となる。
 
** 英雄王ですら見切れなかったキアラの真の本質を見抜いた唯一の人物でもある。但し、それは主人公が最終決戦後にある行動を取った時のみ、彼の口から語られるのを見付ける事が出来る程度となる。
* 彼との雑談で出た話によると、現在では「'''<ruby><rb>薄い本</rb><rt>同人誌</RT></RUBY>'''」も書いているらしい。それでいいのか童話作家よ。[[コハエース]]でも「<ruby><rb>世界一暑いイベント</rb><rt>コミックマーケット</RT></RUBY>」のため忙しいと洩らしている。
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* 彼との雑談で出た話によると、現在では「'''<ruby><rb>薄い本</rb><rt>同人誌</RT></RUBY>'''」も書いているらしい。[[コハエース]]でも「<ruby><rb>世界一暑いイベント</rb><rt>コミックマーケット</RT></RUBY>」のため忙しいと洩らしている。『[[Fate/Grand Order]]』の期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』においてはシェイクスピアと共に文学系サークル「童話が大人」として同人誌即売会「サバ☆フェス」に参加している。
 
*コハエース欄外での名前は「AMENじゃない方」(漫画『HELLSING』に登場する神父「アレクサンド・アンデルセン」が元ネタ)。
 
*コハエース欄外での名前は「AMENじゃない方」(漫画『HELLSING』に登場する神父「アレクサンド・アンデルセン」が元ネタ)。
 
**なお、OVA版『HELLSING』にはキャスターを演じる子安氏とTYPE-MOON作品に出演した声優数名が出演している………が、約半数が[[ヴラド三世 (EXTRA)|中田譲治氏が演じる]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|チートでどう見てもラスボスな]][[ヴラド三世 (Grand Order)|主人公]]に呆気なく殺されている。
 
**なお、OVA版『HELLSING』にはキャスターを演じる子安氏とTYPE-MOON作品に出演した声優数名が出演している………が、約半数が[[ヴラド三世 (EXTRA)|中田譲治氏が演じる]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|チートでどう見てもラスボスな]][[ヴラド三世 (Grand Order)|主人公]]に呆気なく殺されている。
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