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| *1巻では儚げな美少年といった感じだったが、2巻では短期間で[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]と[[アストルフォ]]のダブルヒロインと親密な関係となるなど、'''TYPE-MOON作品の主人公らしさ'''を存分に発揮した。<br>片方のヒロインの性別がオカシイ? '''細かいことである'''。 | | *1巻では儚げな美少年といった感じだったが、2巻では短期間で[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]と[[アストルフォ]]のダブルヒロインと親密な関係となるなど、'''TYPE-MOON作品の主人公らしさ'''を存分に発揮した。<br>片方のヒロインの性別がオカシイ? '''細かいことである'''。 |
| **また「常人では理解できないほどの信念や理屈で動く」、「何故か同性にもモテる」、「『本物と偽物』という問題に関わりがある」など、見事に伝統を順守している。 | | **また「常人では理解できないほどの信念や理屈で動く」、「何故か同性にもモテる」、「『本物と偽物』という問題に関わりがある」など、見事に伝統を順守している。 |
− | *新刊が出るたびに、'''必ず一回は死ぬ'''という非常に不運な主人公。しかも死亡時期は非常に短い期間の中で、死にかけた回数はもっと多い。<br>だが主人公としてのサガか、天運には確実に恵まれており、「短命かつ貧弱な何のバックも持たないホムンクルス」という圧倒的不利なスタート地点から、多くのサーヴァント達との幸運な出会いと経験によって、一人のマスターとして認められるところまで辿り着いた。また可愛い相棒と一緒に寝たりイチャイチャする、世話焼きな聖女に起こされたりデートまでするなど'''両手に花な生活'''を謳歌しているので、何も知らない人から見ると全然不幸そうじゃない。<br>'''もげろ'''と言いたいが、その不死身っぷりから、もげても生えてきそうである……。 | + | *新刊が出るたびに、'''必ず一回は死ぬ'''という非常に不運な主人公。しかも死亡時期は非常に短い期間の中で、死にかけた回数はもっと多い。<br>だが主人公としてのサガか、天運には確実に恵まれており、「短命かつ貧弱な何のバックも持たないホムンクルス」という圧倒的不利なスタート地点から、多くのサーヴァント達との幸運な出会いと経験によって、一人のマスターとして認められるところまで辿り着いた。また可愛い相棒と一緒に寝たりイチャイチャする、世話焼きな聖女に起こされたりデートまでするなど'''両手に花な生活'''を謳歌しているので、何も知らない人から見ると全然不幸そうじゃない。<br>'''もげろ'''と言われるかもしれないが、その不死身っぷりから、もげても生えてきそうである……。 |
| *どことなく初代Fate主人公[[衛宮士郎]]を彷彿とさせる。前述の型月作品主人公の伝統含め、類似点はかなり多い。 | | *どことなく初代Fate主人公[[衛宮士郎]]を彷彿とさせる。前述の型月作品主人公の伝統含め、類似点はかなり多い。 |
| **まず士郎は「よく死ぬ主人公」の大先輩。最も彼も[[藤村大河|美人女教師]]と[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|ロリブルマ]]の道場に通い詰めていたが、アレはメタとネタとギャグが混じりあったカオス空間での出来事であり、実際に士郎が何回も死と蘇生を繰り返している訳ではないのだが。 | | **まず士郎は「よく死ぬ主人公」の大先輩。最も彼も[[藤村大河|美人女教師]]と[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|ロリブルマ]]の道場に通い詰めていたが、アレはメタとネタとギャグが混じりあったカオス空間での出来事であり、実際に士郎が何回も死と蘇生を繰り返している訳ではないのだが。 |
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| **[[アルトリア・ペンドラゴン|人ならざる英霊の少女]]と出会い、惹かれ合い、一度は分かたれるも悠久の時を経て再会するという点も同様。最も士郎は彼を待ち続ける想い人を「追い続けた」のに対し、ジークの場合は想い人の方が彼を「探し続けた」という違いがある。士郎らは別れ際のやり取りで互いの想いを既に確認済である所も相違点。 | | **[[アルトリア・ペンドラゴン|人ならざる英霊の少女]]と出会い、惹かれ合い、一度は分かたれるも悠久の時を経て再会するという点も同様。最も士郎は彼を待ち続ける想い人を「追い続けた」のに対し、ジークの場合は想い人の方が彼を「探し続けた」という違いがある。士郎らは別れ際のやり取りで互いの想いを既に確認済である所も相違点。 |
| *自我の希薄なはずのホムンクルスが生存欲求に目覚め、その後も人々の善意と奇跡に恵まれ続けた彼ではあるが、実際に「何者か」がジークの存在を後押ししていたことが作中で何度も示唆されている。それは彼を死地に向かわせることを意味しており、「啓示」でそれを知ってしまったルーラーを悩ますことになる。 | | *自我の希薄なはずのホムンクルスが生存欲求に目覚め、その後も人々の善意と奇跡に恵まれ続けた彼ではあるが、実際に「何者か」がジークの存在を後押ししていたことが作中で何度も示唆されている。それは彼を死地に向かわせることを意味しており、「啓示」でそれを知ってしまったルーラーを悩ますことになる。 |
| + | **ジーク自身も己の死の宿命を察していたが、それでも成し遂げるべきことのために、歩みを止めることはなかった。 |
| *「ジーク」の名は、ジークフリートの名をそのまま貰うことを躊躇い、一部のみを拝借するに止めたため。 | | *「ジーク」の名は、ジークフリートの名をそのまま貰うことを躊躇い、一部のみを拝借するに止めたため。 |
| *生まれたばかりの存在である彼が同胞を救いたいと願うようになり、目的を果たしてなおも戦い続けたのは、自分を救ってくれた黒のライダーと黒のセイバー、そして聖杯大戦を戦い抜いた者たちの影響によるもの。自分1人が救われて逃げ延びるのは、彼に芽生えた責任感と誇りが許さなかった。 | | *生まれたばかりの存在である彼が同胞を救いたいと願うようになり、目的を果たしてなおも戦い続けたのは、自分を救ってくれた黒のライダーと黒のセイバー、そして聖杯大戦を戦い抜いた者たちの影響によるもの。自分1人が救われて逃げ延びるのは、彼に芽生えた責任感と誇りが許さなかった。 |