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この記事では[[TYPE-MOON]]作品の[[小辞典]]について、読みが「は行」以降の用語を説明する。
==用語==
===は行===
;ハーウェイカレー
:旧校舎の裏庭で、ドラム缶を用いて作られるブラックカレー。調理人は[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]。
:ドラム缶いっぱいに胡椒を入れて水とオリーブオイルを混ぜて煮込んだ結果生まれた、黒いコールタールのような何か。
:その味はべったりとしてコクしかなく、口当たりはザワやかで胃にこびりつくようにいつまでも残る。辛いか如何かのレベルに達していない、ぶっちゃけただのコールタールである。意外なことに西瓜にかけて食べると美味しい。
:レオがカレーを食べたいとユリウスに頼んだが、ユリウスにとってカレーとは「レーションにかける粉末状のもの」だったらしく、再現に苦心していた。
:『Fate/EXTRA material』の用語辞典にも個別説明が載っているのだが、あろうことか'''「攻撃スキル」'''扱いされている。

;ハーウェイトイチシステム
:遠坂マネーイズパワーシステムにお金を振り込む際に頼れる。借金すると後に[[ガウェイン]]が取り立てに来る。

;[[バーサーカー]]
:聖杯戦争における[[サーヴァント]]のクラスの一つ。「狂戦士」を意味する。
:真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス

;双角馬
:バイコーン。[[幻想種]]。

;[[ハイ・サーヴァント]]
:複数の神話エッセンスを合成して作られた人工[[サーヴァント]]。女神系のサーヴァントの英霊複合体として創造された存在。
:通常のサーヴァントは、神性を帯びている者も数多いとはいえ、「神霊」の域に至らない「英霊」を受肉させたものであり、ハイ・サーヴァントはその上位の存在といえる。
:女神の情報を材料にしたアルターエゴたちの宝具は、正規の宝具を違法改造されたものを使う。

;灰錠
:[[聖堂教会]]の[[代行者]]達が使う標準装備。黒鍵に比べればずっと扱いやすいとされ、多くの代行者に選ばれてきた装備だとされる。
:手と足につけられる灰色の鎧甲。普段はただの手袋やブーツに擬態しつつ、設定された紙片を滑らせただけで本来の姿を取り戻す[[概念武装]]。
:シスター・イルミアが用いた際には、鎧甲の表面から幾条もの紫電を発しており、尋常な打撃ではものともしないという骸骨兵を、鎧甲で打撃する事で復活さえできなくさせた。これは仕込まれた呪体である古い紙片の効果らしい。

;[[サーヴァント#はぐれサーヴァント|はぐれサーヴァント]]
:召喚者のいないサーヴァント。

;[[ハサン・サッバーハ]]
:イスラム教の伝承に残る「暗殺教団」の教主。通称「山の翁」。
:ハサン・サッバーハという名前は教団の教主に代々襲名されてきたものであり、聖杯戦争においてはこの名前を襲名した複数のハサンの中から誰か1人が召喚される。

;バシュム
:大毒蛇。[[ティアマト]]が生み出した十一の魔獣の内の一つ。海中で創られたという、色鮮やかな二本の角と前肢を持つ巨大蛇。
:竜種と比較しても遜色ない階位に到達したおぞましき大妖。幻想種の到達点、神獣の一種。
:掠っただけで致命傷になる、ヒュドラ以上の毒が詰まった牙と、顎を開いて吐いた瞬間[[モードレッド]]を即死させるほどの毒息を持つ。
:[[セミラミス]]が宝具『驕慢王の美酒』で召喚した。流石に一瞬で召喚することは出来ず、『[[Fate/Apocrypha]]』では上半身のみとなっている。

;バスター(Buster)
:通常攻撃のうち、赤いカードによって出る攻撃。アーツに対する威力および1枚目への威力ボーナスが1.5倍となり目に見えてダメージを奪える。少しだけクリティカルスターも発生するが、NPゲージは全く増加しない。

;バスターチェイン
:3枚のカードをすべて「バスター」でそろえることで、攻撃ダメージにさらに「サーヴァントのATKの20%分の固定値」が追加されるチェイン。

;[[聖杯#八一号聖杯爆弾|八一号聖杯爆弾]]
:帝都聖杯奇譚における聖杯。大聖杯を元に魔人アーチャーが造りだした魔導兵器。

;蝶魔術
:パピリオ・マギア。芋虫が蛹を経て、一度躰をどろどろに溶かしきってから蝶に変わる様に神秘性を見出した[[魔術]]。
:生物の肉体を材料にし、まったく別の生物へと変貌させる。他者の死体から使い魔を生成することや、自分の精子から作ったホムンクルスに人格や記憶を転写するなど応用範囲は広い。オルロック・シザームンドがこの蝶魔術の重鎮である。

;パラケル君
:『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。限定的な能力のみを持つホムンクルス。外見はパラケルススを模した人形のようなもの。
:[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]が日々増えていくカカオ豆の量に反して一人ではなかなか手がまわらないという対策として製作した。
:『カカオ豆からチョコレートを製造する』という行動においてのみ、優れた性能を発揮する。『効率的にチョコレートを製造する』ことに機能のほぼすべてが集約されているため、他の命令は受けられないが、チョコレート製造であれば任せることができる。
:自律的な行動が可能で遠隔操作などは必要がないが、『効率的にチョコレートを製造する』ことに関しては、かなり広範に判断するようになっており、製造システムを勝手に改造することもある。
:現在を生きるものに分かりやすく言えば、一つの動作に特化したロボット、のようなもの。純粋なホムンクルスと認識するよりは、ロボットと認識してもらうのがよいのだとか。
:これらの個体を製造するほどに、チョコレートの製造効率はぐんと上昇するとのこと。増産の際には[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が材料の調達をする。
:[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|静謐のハサン]]が夜中にこっそりパラケル君のメンテを無償でしており、彼女に懐く姿が目撃されている。
:騒動の終結後は、封印シールを貼って段ボールに仕舞われた。

;パララララ機関
:かつて存在した、神論と魔術論の融合を旗印とした魔術機関。
:当然のごとく聖堂教会にとっては存在自体が異端かつ冒涜なため壊滅させられたが、残党の一部が逃げ散った模様。
:残党と思しき人物が「マスター」と呼びかけていることから、創設者は[[コーバック・アルカトラス|彼]]ではないかと言われているが、真偽は不明。
:【関連項目】聖堂教会、魔術

;バレルレプリカ
:ブラックバレルの模造品であり、「天寿」の[[概念武装]]。対象の寿命に比例した毒素(攻撃力)を発揮する。

;バレンタインデー
:セント・バレンタイン・デーとも。親愛の意を示す、あるいはこれから懇意になりたい、という意思表示をする催し。
:2月14日に行われる。本来は古きローマ神話にこそ由来するが、ウァレンティヌスの殉教が古き婚姻の女神を残した。
:その名と行いが、古くから連綿と続く豊穣の祭りと合わさったことで新たな催しとなり、今日における「恋人たちの日」となった。
:現代の極東では一般的に女性が男性にチョコレートを贈る、という習慣に固着しているが、それも時代の流れ故か、最近はそこらへんもボーダーレスになり、友人、上司、部下、家族、恋人からチョコを贈り贈られるのが主流となった。
:欧米はそうとは限らず、イギリスでは特に男性も女性も変わりなく、意中の相手にチョコレートを送るが、元々チョコレートを贈るという習慣は、イギリスから派生したものである。
:また、イギリスではチョコに加えて、ワインや花、シャンパンといったものを贈り、そして極々普通の愛の言葉を綴る名前のないメッセージカードが必須となる。
:端的に言えば、発祥は地中海、極東では商品販促として発展し、南米由来のカカオマスのお菓子を贈る、その習慣は英国から派生したモノという、世界に股をかけた催し、文化の混淆と言える。
:『[[Fate/Grand Order]]』ではバレンタインデーを題材にしたイベント「チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016-」「バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン」が開催されていた。

;ハロウィン
:元々はケルトの年末をお祝いする日であったが、今では形を変えて、万聖節……聖人に祈りを捧げる日の前夜祭として親しまれている。

;ハワイ諸島
:ハワイ。南国。世界有数の観光名所。

;反英雄
:悪を行い人々から呪われる存在ながら、それが結果的に人々の救いとなって奉られた英雄。『[[Fate/EXTELLA]]』以降は「反英霊」という語も出て来ている。
:【関連項目】英霊

;叛逆軍
:ロシアの[[異聞帯]]で、[[イヴァン雷帝]]に叛逆する[[ヤガ]]たち。
:Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』では[[アタランテ〔オルタ〕]]が率いている。

;パンクラチオン
:全ての力。拳闘と組技を複合させた世界最古の総合格闘技。
:使い手である[[ケイローン]]は魔力放出による爆発的な加速と高所からの落下による運動エネルギーを加わった[[モードレッド]]の斬撃を受け流し、逆にその力を利用して投げ技で地面に叩き付けるカウンターを行った。

;万色悠滞
:[[殺生院キアラ]]が開発した医療ソフト。詠天流の密教修法をアレンジして作られた、霊子化電脳体へのハッキングコード<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.203">「Fate/EXTRA用語辞典-万色悠滞」『Fate/EXTRA material』P.203。</ref>。
:メンタルケアを目的として開発された<ruby><rb>電脳術式</rb><rt>コードキャスト</rt></ruby>だが、人権を侵す危険性を含んでいる事からキアラ自身の手で封印された違法プログラム。他者の電脳体に侵入し、交信・感応から、その精神と魂とを自在に読み取る<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.203"/>。
:言ってしまえば電脳世界での裸の付き合いで、文字通り、術者は相手の全てを受け入れる事になる<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.204">「Fate/EXTRA用語辞典-万色悠滞」『Fate/EXTRA material』P.204。</ref>。
:医療目的で開発されたものの、皮肉な事にその多幸感、安心感はあらゆる電脳ドラッグを上回っており、自我が薄いもの、意志が弱いものがこれを使用すると苦界である、現実に戻る事を放棄してしまう事例が多発している。一部政府高官にも流行しだした時点で西欧財閥はこのソフトを違法と認定し、開発者である殺生院キアラを電脳犯罪者として国際指名手配犯とした<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.204"/>。
:このソフトは電脳犯罪史上、最大の禁忌とも、当然の終着点とも言われている<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.204"/>。

;汎人類史
:“現在”の正しい選択、正しい繁栄による勝者の歴史。

;[[混血|反転]]
:混血の者がその血ゆえに人外のものとしての欲に飲まれた状態。
:転じて、[[間桐桜]]に対する黒桜のような、欲望が現出したもう一方の人格を指すことも。こちらの意味の場合は、対象となる人物によっては他に「黒化」とも言われる。
:【関連項目】混血、紅赤朱

;ビアフラ連邦
:2016年に建国されたアフリカ東南部の小国家。クローン売買シンジケートによる傀儡政権であるとの国際的な指摘がある。しかし北半球資源機構に参加してはいないものの資源採掘権を放棄しているため、北半球資源機構としても軍事介入をする大義名分がなく、国連も人道的な立場から攻撃することが出来ない。
:2030年代においてネットワークへの接続を拒否している国家の一つであり、厳しい情報管制が布かれている。また入国も難しいようで、Fate/the Factの記者は事実上密入国するしかないビアフラ連邦での取材を諦めている。

;[[ビースト]]
:七つの人類悪。人間の獣性から生み出された七つの災害。災害の獣どもの総称。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス

;ビーストⅢ
:『快楽』の理を持つ第三の獣。『対』の概念があり、右と左、陰と陽のように分かれた2体のセットとして存在する。
:[[ビーストⅢ/R]]は『愛欲』を担っている。

;[[ティアマト|ビーストⅡ]]
:『回帰』の理を持つ第二の獣。[[ティアマト]]が相当する。

;BBチャンネル
:BBのハックによる視聴させられる番組。提供BB、制作BB、主演BBによるハイパー自演タイム。本放送六回+追加放送三~四回。自称、[[ムーンセル・オートマトン|ムーンセル]]閲覧数一位の人気コンテンツ。第二章以降はステージ紹介ムービーとして階層の導入部に差し込まれる。
:旧校舎にいる人たちの視覚と聴覚をハックして強制的に視聴させているため、眼を塞いでも耳を塞いでも視聴させられる。発言権があるのは主人公だけで、主人公と契約している[[サーヴァント]]にも発言権はシェアされている。
:[[BB]]が痛いほどにハイテンションなのは、ここでしか[[主人公 (EXTRA)]]と関われないため、必死にアピールしているから。だが努力むなしく逆方向にフラグを立ててしまうBBであった。
:レオはBBチャンネルのことをBB時間帯(バイオレンス・ブロッサムアワー)と呼んだことがある。
:当初は一枚絵の背景CGとBBのフェイス絵だけで進む予定だったが、開発スタッフの熱意と頑張りによって、気が付くとムービー形式のイベントになっていた。実にマスタータイアップの一ヶ月前の出来事。
:『Fate/EXTRA material』では、BBチャンネルを収録していたアリーナの調査とかがあったら面白かったかもしれない。中に入ると、そこには『EXTRA おまけ劇場』で使われたホワイトボードとサクライダーのコスプレ衣装が、などと書かれている。

;BBB
:『[[Fate/EXTRA CCC]]』第三章で登場する予定だった、対サーヴァント用無敵殲滅ロボ。
:ムーンセルによって廃棄されたアリーナを丸ごと部品として使って造りだされたが、所詮は[[BB]]の色違いコンパチキャラ、差別化が出来てもガンダムサイズくらいのガッカリ巨大ボスになったという。だが製作者より素直な分、多分可愛い。
:[[パッションリップ]]は「可愛くないから」という理由で潰してしまったが、本当の理由とは何だったのかは「言わぬが華」である。

;[[ピクト人]]
:スコットランドに在住していた先住民族。ローマ帝国やその後のブリテンとは対立関係にあった。
:【関連項目】円卓の騎士、ブリテン島

;飛行
:飛行、浮遊する[[魔術]]。術式自体は極めて単純で、小石を浮遊させるくらいならば見習い[[魔術師]]でも可能。しかし対象の質量が増えるごとに魔力消費が桁違いに増えるので、人間並みの質量を浮遊させることは幾つか例外はあるが相当に難しい。
:意識しての飛行は難しく、ヒト単体ではさらに難しい。[[蒼崎橙子]]でさえ箒がなくては飛べず、成功率も三割程度にとどまる。
:女性魔術師が箒に乗るのは魔術基盤・黒魔術の一種で全世界に神秘設定がされており、女性の魔術師が箒を使用すると「地に足がつかなくなる」「大地から追放される」等の魔術特性が発露しやすい。さらに「大地から追放される」効果を高める魔女の軟膏を併用すると引力が六分の一になると言われるが、魔女の軟膏は一種の麻薬であるため、鮮明な意識を保ちながら飛行するのは困難。またこれだけでは単にふわふわ浮くだけで、推進方法は[[魔術師]]ごとに異なる。
:推進方法は最大瞬間風速的なジェット飛行法、低燃費でのんびり空を行くエーテルセイル帆船法、目的地に楔を打って魔術アンカーで引っ張ってもらう[[蒼崎橙子]]立案のアンカーアトラクションアセンション、通称トーコトラベルがある。女性魔術師の中では新たな推進方法を発表するのがトレンドであるが、トーコトラベルを超える新発明はなされていない。
:ごく短時間の浮遊であれば専用の礼装が存在し、召喚した低級霊でも滑空くらいは可能だが、長距離を確実に飛行するのは現代では至難で、実行するとなると色位レベルの魔術師が自分の土地や魔力確保の条件などをひたすら揃えるくらいは必要となる。なお、トーコトラベルは飛行魔術の中でも反則技である。

;非常大権
:ロシアの[[異聞帯]]では<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</RT></RUBY>こそが絶対。それが[[イヴァン雷帝]]に許された、ロシアの[[異聞帯]]の大地を操作する最高特権。
:[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]が帝位に就く事で獲得した。

;微小特異点
:『[[Fate/Grand Order]]』に出て来る、微小な[[特異点]]。
:第1部では七つの特異点が発生したことで大きな時間の揺らぎが他の歴史に波及したことにより、一年を通して微小特異点が発生している。[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]がそれらを逐一潰していたのはその危険性を考慮した結果でもある。

;ピトス
:エインズワース邸の上空に隠されていた、一辺が2km弱ほどもある巨大な黒色の立方体構造物。
:そこから洩れだした泥からは黒化英霊が何十何百と湧き出し、しかも全てが宝具を行使可能というとんでもない戦力を持つ。
:本編においてギルガメッシュを含めて登場する英霊が全て黒化していたのも全てこれが原因と思われる。
:エリカの存在と並ぶエインズワース家の最高機密の一つであり、エインズワースのドールズにはこれらに関する情報に制限がかけられており、話すことも書くことも首肯すら不可能になる。
:その正体については、[[遠坂凛 (プリズマ☆イリヤ)|遠坂凛]]の推測によると、「まだ開かれていないパンドラの箱」。パンドラのカードによって持ち込まれたものなのか、あるいはこの世界における「宝具の現物」なのかは不明。

;ヒポグリフ
:魔獣グリフォンが餌であるはずの雌馬を孕ませた際に生まれる、上半身は鷲、下半身は馬という[[幻想種|魔獣]]。
:グリフォンが捕食者で馬が被食者である以上、この二者の間に子供が生まれるはずがないため、本来は有り得ない存在。あくまで言語上、哲学的な象徴としてヒポグリフは存在するだけだった。
:[[アストルフォ]]の宝具「この世ならざる幻馬」として召喚・使役される。

;ヒュドラ
:Fateシリーズで度々名前が出てくる[[幻想種]]。ギリシャ神話に登場する多頭の蛇の怪物。
:伝承通り猛毒を持ち、その殺傷力はサーヴァントにとっても脅威となるほど。幻想種としては強力な部類らしく、[[ヘラクレス]]の十二の難行の中でもヒュドラ殺しは別格の功績として扱われている。
:また、生前の[[荊軻]]は始皇帝を暗殺するためにこの毒を匕首に焼き入れたほか、[[ギルガメッシュ]]の王の財宝内には食用(毒あり)がある。
:【関連項目】ギリシャ神話

;氷凍領域ニヴルヘイム
:北欧世界を構成する九つの領域の一つ。この領域と「火炎領域ムスペルヘイム」の衝突で溶けだした霜が毒の川となり、霜の巨人の元になった。

;ヒロインダンジョン
:五章ラストに展開される特殊ダンジョン。メルトウィルスに侵された桜をケアするために、主人公はコードキャスト・万色悠滞によって桜の電脳体に侵入した。
:要はインナースペース。医療行為として人体に潜るのは古典SFに良く見られるギミック。
:CCCの初期基本コンセプトは『ヒロインへのサイコダイブ』だったので、使用が変更されてもこのイベントはきっちり残された。没になったシナリオでは、ヒロインダンジョンにされるのは桜・凛・ラニの三名で、この中で最も好感度が高いヒロインがメルトリリスに襲われる設定だった。後に凛とラニが序盤に生贄、ではなくボスに格上げされたため、ダンジョンになるのは桜だけとなった。
:端的に言うと、『[[Fate/stay night]]』の18禁シーンの代わりで、ヒロインと深く結びつく行為をRPG的に落とし込んだもの。『Fate/EXTRA material』では「電脳お医者さんごっこと思いねえ。」とかなんとか。
:ちなみにこの話を聞いた武内崇(BIG BOSS)は「なるほど。それはいいアイデアだ。───当然、赤セイバーのもあるんだよね?」と切り返してきたらしい。奈須きのこは確かに桜だけではユーザーの期待に応えきれていない、と反省して、サーヴァントダンジョンも実装できるようにシナリオを付けたした。余談だが、きのこもこのあたりの勘どころは凄まじいと褒めていた。

;ファーム
:西欧財閥による都市管理、ないし、その在り方を揶揄したもの。
:争いのないユートピア。或いは自意識を眠らされたディストピア。
:支配階級と労働階級を明確に区分けし、支配階級であろうとその将来をきっかり管理する調和都市。人種差別はなく、能力区別があるだけ。人類皆平等は謳っておらず、それぞれの民族内部での平等を良しとする。
:究極の人種差別だが、これも完成された社会の一つ。西欧財閥は敵対勢力を鎮圧し、西欧財閥が理想とする社会で地球という星を統一しようと邁進している。

;決着術式
:ファイナリティ。非常に特殊な[[コードキャスト]]。かつて魔術の名家に伝えられていた、秘蔵の魔術を電子虚構世界に再現する。

;悪竜現象
:ファヴニール。何らかの要因で竜に変じた存在。伝承では[[ジークフリート]]と[[シグルド]]が退治した。
:『無間氷焔世紀ゲッテルデメルング』では人類の総人口がおよそ1万人に固定されており、貨幣制度や国家の概念などの欲を加速させるものも存在しないため、悪竜現象が発生するほどの大欲を抱く者はいない。
:【関連項目】竜種

;[[ファヴニール]]
:邪竜。伝承では元々は人間だった存在。「悪竜現象」によって人から竜に変じた存在。[[ジークフリート]]と[[シグルド]]によって退治された。
:『[[Fate/Apocrypha]]』では聖杯大戦の終盤において起動した大聖杯を世界の裏側に持ち去るために[[ジーク]]もファヴニールと化した。
:『[[Fate/Grand Order]]』では百年戦争時代のフランスにて竜の魔女ジャンヌ・オルタによって竜の群れやサーヴァント共々召喚された。
:数多く語られながらも本編に出てくることのなかった竜種の中で、初めて作品登場を果たした記念すべき竜種。
:【関連項目】竜種

;ファンタズムサーキット
:宝具を真名解放する際に、対軍性能を付加し威力を上げる外付けの魔術回路。宝具を使用するのに3つ集める必要がある。

;フィオナ騎士団
:フィアナ騎士団とも。アルスター神話の時代であるクー・フーリンの赤枝の騎士団から約300年後ほど後の時代に活躍した、エリン(アイルランド)の守護を行う騎士団。
:「エリンの守護」には外敵から国を守るという意味以外にも、時として現世に顕現する神霊から人間を守る、という意味もあった模様。
:騎士団長は[[フィン・マックール]]であり、[[ディルムッド・オディナ]]が随一の戦士として活躍していた。
:しかしグラニアの一件でディルムッドを見殺しにしたことが原因で二つに分かれて戦争を起こす形で瓦解してしまう。
:【関連項目】ケルト神話

;[[封印指定]]
:学問的に習得不可能レベルの魔術を身につけた魔術師に対し、魔術協会がサンプルとして保護する、と伝える令状。
:魔術師としては栄誉であるが、軟禁生活を強いられるため、たいてい逃亡する。
:【関連項目】魔術協会

;[[フォーリナー]]
:聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「降臨者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
:【関連項目】サーヴァント、クラス、エクストラクラス

;フォトニック結晶
:光そのものを閉じ込める事が出来る鉱物。光そのものを記録媒体や回路として使える。強力な魔力集積結晶。霊子演算器。賢者の石(エリクシール)とも。
:屈折率が周期的に変化するナノ構造体であり、内部に投射した光をナノ構造によって制御できる。その性質から量子コンピューターへの活用も期待されているが、研究は入り口程度。天然ものではオパールが該当する。精製の度合いによっては擬似的な不死を任意の対象にもたらすことも可能。
:EXTRA世界では、月の内部は一つの巨大なフォトニック結晶で出来ているとされる。疑似霊子演算装置トライヘルメスの材料でもある。

;複製サーヴァント
:[[サーヴァント]]の霊基情報を、とある「素材」と、膨大な魔力量を用いて作成されている、いわゆる「違法コピー」。本物とは遜色のない能力を有している。
:とある「素材」はサーヴァントを複製するのに必要なリソースを、例えば海の水ほどに「大量」であるところをプールの水程度の「大量」にまで減らすことができるという。

;藤村邸
:[[冬木市]]にある[[藤村大河]]の自宅。『[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]』とアニメ版『[[衛宮さんちの今日のごはん]]』に登場。
:大河の祖父である[[藤村雷画]]が親分を務めるヤクザ「藤村組」の本拠。強面のお兄さんが何十人と離れに住んでいる。
:ルートによっては[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤ]]が住み着く。

;[[巫浄家]]
:『[[月姫]]』においては「巫'''淨'''家」、『[[空の境界]]』においては「巫'''条'''家」となっており、この他にも差異が多い家系。

;巫条家
:『[[空の境界]]』における[[巫浄家]]。古い純血種。祈祷を専門としていたが、元々は口寄せなどの呪詛を生業としていた古い呪い師の家系。資産家だった。

;仏教
:他宗教とはレベルの違う世界観の広大さが特徴である宗教。サーヴァントとして[[覚者]]が登場する他、[[荒耶宗蓮]]や[[殺生院キアラ]]、[[時任次郎坊清玄]]なども仏教徒である。
:【関連項目】聖杯戦争

;[[冬木市]]
:『Fate』シリーズの中心的舞台となる地方都市。西日本の日本海側に存在し、古くから魔術師達が住み着く特異な霊地。
:【関連項目】聖杯戦争

;黒い銃身
:ブラックバレル。[[アトラス院]]における七大兵器の一つ。
:『[[Notes.]]』ではジンに相克する鉱物から作られた兵器とされている。ジンを微量でも含んでいるものには天敵で、多く含んでいればいる程その攻撃力は高まる。ジンの影響下にあるなら銃身に触れることもできない。神殺しの銃(Longinus)。
:逆にいえばジンの影響を受けていなければ扱えるジョーカー。ゴドーは封印区アトラシアからオリジナルとレプリカの2丁を発掘してオリジナルを愛用した。
:『Character material』では六人姉妹から「天寿」の[[概念武装]]と呼ばれ、第五架空要素を自壊させる第五真説要素でできた兵器とされる。この銃から放たれた弾丸は、真エーテルで活動しているものを問答無用で傷付ける。

;ブリテン島
:現在のイギリスの領土のほとんどを占める島。アーサー王物語やケルト神話の主要な舞台となる。
:『Fate』シリーズの世界では神秘上の特異点として存在しており、聖槍ロンゴミニアドによって「世界の裏側」と「人間の世界」が交わらないように結びつけられた臍として機能している。
:このため、西暦以後になっても失われたとされた神代の神秘が存在していた。
:【関連項目】アーサー王物語、ヴォーティガーン、ケルト神話

;ブレイクスルー
: 現在の技術・文明の成長を阻む障害・問題を突破することを指す。
:“できなかったことができるようになる”“限界を超える”といったように使われがちだが、それはただの成長、進歩にすぎない、生命であれば当たり前のように備わっているモノである。
:しかし人類の歴史には“突破するのにあと何十年もかかるもの”“その技術系統では本来、突破できないもの”といった問題、障害が度々顔を出す。
:「人類の進化を阻む神の意志」ともいえる問題・障害を神秘や技術の進歩にも頼らず、今ある技術・資源だけで突破した者、つまりただ個人の人間力だけで障害を乗り越え、後の歴史においてそれを常識として人類に広めた者を、人類の版図、人類の意識を次のスケールに拓いた功績を称え、『星の開拓者』と呼んでいる。

;ブレイブチェイン
:3枚を同一サーヴァントのカードで揃える事で、エクストラアタックが発生し、追加の一撃を加えることができるチェイン。
:また「同一種類」のカード3枚ならば下記のチェインと複合し「バスターブレイブチェイン」等になり、エクストラアタックの威力が大幅に跳ね上がる。
:コマンドカードのみで同一種類のカードを3枚持つサーヴァントは限られるため、下記の宝具カードを絡めた場合にしかできないケースが多いが、全てのサーヴァントは宝具を含めた6枚のカード構成においていずれかの同一種類のカードによるブレイブチェインが可能なように設定されている(ただし、アーラシュのようにデメリットの関係で実質的には不可能に近いという場合もある)。

;フロアマスター
:各階層の仕組みがそれぞれ独立したものになって、階層に残ったマスターが自動的になったもの。
:その時に生存していたもの、あるいはその階層の戦歴の中でもっとも優れたマスターが選ばれる。

;プロイキッシャー
:「童話の怪物」とも称される[[久遠寺有珠]]の[[使い魔]]。略称は「プロイ」。
:純血の魔女マインスターの血統に伝わる秘儀。神秘を体現する魔術世界の中にあってもすこぶるつきの異端であり、破格の魔術系統。
:童話をモチーフとしており、元となった伝承や童話に即した使用・発動条件があるものの、発動可能であるなら、あらゆる寓話、あらゆる不思議を許容する、「魔法以上に魔法に近い」と謳われる性能を発揮する。奈須きのこ曰く「魔法と魔術の関係とかほとんどブチ壊し」。
:「伝承防御」と呼ばれる特性を有しており、近代兵器では傷つかず、生半可な魔術(神秘)でも傷つかない(例外はある)。対抗するには、元となった伝承・童話に即した欠点をつく必要がある。
:文明圏では著しく威力を削がれるため、夜と霧、深い森の中などで用いるのが望ましい。
:プロイキッシャーは一つではなく数多くの種類が存在している。有珠が作った物のみならず、代々の魔女から継承してきたものもあり、正確な総数は有珠も把握していない。先代から受け継いだプロイは20個ほど、有珠の作ったものは10個ほどらしい。
:プロイには主にマザーグースを元にしたものと、ルイス・キャロルの創作童話を元にしたものの二系統がある。魔女は自分の代で、先代から遺されたプロイを自分用にチューンナップするとされており、後者の系統は、有珠の母がルイス・キャロルにはまったためにアレンジされたものらしい。
:初代の魔女から伝わる三つの奇跡、特に強い三大プロイを「グレートスリー」と呼ぶ。

;プロメテウスの火
:[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]の炉。[[マーリン]]はこのプロメテウスの火にレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを密かに提供していた。

;接続強化型魔術礼装
:ブロンズリンク・マニピュレーター。[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]が独自に考案した[[魔術礼装]]。右手にも装着している。三流の魔術師でも一流を仕留めると言われる程の剣呑な代物。動かない両足の役割を果たしている、背中に装着する戦況に合わせて多段変形する金属腕。魔力を通しやすい特殊合金で鍛造されており、一本の腕につき一体、合計四体の動物霊(犬)を憑依させることで、フィオレの意のままに動きつつも、状況によっては自動的に動いて主人を守る魔術礼装。
:普段はスーツケースの中に収納されているが、用車を軽々と引き裂くほどの怪力とどれほどの悪状況でもバランスを一切失わないほどの精密性を持つ。通常時は二本だが分割変形して現れた二本が足となり、重度の障害を負っている彼女のハンデを軽減している。
:[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]が考案した月霊髄液とは異なり、行動パターンの記憶は最低限に留まっている。これはあまりに多様なパターンを記憶させようとすると、動物霊の思考能力の限界を凌駕してしまうため。なので、攻撃力という面では、月霊髄液にやや劣る。その代わり、主人を守るという点に関しては、動物霊の反射速度をフル活用するため、並大抵の礼装では打ち破れない。
:自分で操作すると魔力の負担はそれなりに大きいが、自動操縦(オートモード)に切り替えると魔力の負担は軽減される。攻撃より、防御の側面が強く打ち出された礼装と言える。
:カウレス以外には秘密にしているが、四本の義腕にはそれぞれアスタ、ブランカ、コメット、ヴォルフ、とペットとしての名前をつけている。

;[[並行世界]]
:別の可能性を描いた世界。平行世界とも。

;ベースキャンプ
:『[[Fate/EXTELLA LINK]]』での戦いにおける拠点基地。マイルーム、宿舎、作戦会議室といった施設が立ち並ぶ。ここからセーブやロードを行うことも可能。
:庭園内には噴水や簡易テント、玉藻の前が寛ぐ玉座が設置されている。庭園内では味方サーヴァントが自由に過ごしているほか、話しかけることでボーナスサイドミッションを受注したり、会話を楽しむことができる。
:ベースキャンプの正体は[[シャルルマーニュ]]の第二宝具、『我が儚き栄光よ (シャルル・パトリキウス) 』。空中に浮かぶ庭園要塞であり、人を乗せたまま戦場の近くまで移動することができる。そのため庭園外には次の攻略ステージに対応した景観が広がっている。[[カール大帝]]の機動聖都とは同じ仕組みである模様。

;ペーパームーン
:虚数観測機。平面の月という意味を持つ名。虚数空間を観測・立証する羅針盤。[[アトラス院]]からカルデアへ贈呈された特級魔術礼装。
:通常空間と虚数空間を同時に観測する事が出来る。
:カルデアスとの位相差を超える手段として用意されたものだが、シバが完成しレイシフトが実証できるようになったため、使い道がなくなった。
:使うには[[アトラス院]]から使用許可を出してもらう必要があるが、[[シャーロック・ホームズ]]は第六特異点で[[アトラス院]]のトライヘルメスで極秘マニュアルを盗み見たため、使う事ができる。
:『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では[[スルト]]に奪われ、虚数空間に干渉を可能とする力で否定に否定を重ねる事で[[空想樹]]を喰らい、取り込んでしまった。
:[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー]]に搭載されている。
:【関連項目】人理継続保障機関フィニス・カルデア、アトラス院

;[[宝具]]
:英雄(英霊)を象徴する、奇跡を成す兵器。物質化した奇跡とも称される。武器が代表的だが、防具や無形の秘術も含む。
:聖杯戦争においては、サーヴァントがもつ最終武装であり、切り札。同時に、宝具を使うことはサーヴァントの正体の露見を意味する。
:【関連項目】英霊、サーヴァント

;宝具カード
:NPゲージが100%以上溜まっているサーヴァントがいる場合、通常攻撃の出現に関わらず常に選択可能になるカード。
:通常攻撃のコマンドカード同様に「バスター」「アーツ」「クイック」の属性を持ち、各種チェインやブレイブチェインの判定にも組み込めるが、宝具カード自体はバスターチェインやカードの順番によるボーナスは一切受けられない。

;[[彷徨海]]
:[[魔術協会]]における三大部門の一角。別名「移動石柩」。北欧を根城とする原協会で、その名の通り海上を彷徨い移動する山脈の形をしているという。
:【関連項目】魔術協会、魔術

;宝石
:[[宝石魔術]]を使う[[魔術師]]が触媒として扱うもの。Heaven's Feelルートでは補助礼装、『Fate/side material』では使い捨ての限定礼装として紹介されている。
:魔力を宝石に溜め込み、媒介や増幅装置として扱うことが多い。年季や曰く付きのものの方が魔力をこめやすいために新品はあまり使われない。
:ただし、触媒として使ってしまうと灰になって消えてしまうため、費用が非常にかさむ。

;宝石剣ゼルレッチ
:[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]生み出した、自身の名前を冠する[[魔術礼装]]。
:その本質は剣ではなく杖。限定的ながらも、第二魔法を行使する限定礼装である。使用した空間に、平行世界へとつながる極小の穴を穿ち、大気中のマナを採取する。人間が通れるような穴はあけられないが、無限大のマナ供給を得られる。獲得・結束した魔力を光の斬撃として射出する。
:かつて、[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]が朱い月の大技「月落とし」を打ち破った際にも使われていた。
:『[[Fate/stay night]]』では[[遠坂凛]]が使用。大聖杯が収められた龍洞での最終決戦で用いられた。
:[[遠坂凛]]が使用したものは、ペナルティとして、使用するごとに腕の筋繊維が一本一本切断されていくという弱点があるが、[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]の所有するオリジナルにもこの弱点があるかどうかは不明。

;宝石剣チョコリッチ
:『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。宝石のように煌びやかなチョコ塊を組み合わせて剣の形にした特殊礼装。
:第二魔法の応用で作られた破格の性能を持つ魔術礼装[[マジカルルビー|カレイドステッキ]]の力に目をつけ、手にした後にコレを開発。
:振るうだけでどこからかチョコを引き寄せてくる性質で、さらにチョコの生産量を引き上げることに成功。
:この魔術礼装を女帝が振るう姿を直接目にしたものはいない。儀式は厳重警備の自室のみで行われ、チョコだけが別の場所に転送される。
:なお、宝石剣と聞いて奪取しにきた[[イシュタル]]はチョコの波に流される。

;[[宝石魔術]]
:宝石などの鉱物に魔力を込めて行う[[魔術]]。
:宝石は持ち主の念を溜めやすく、魔力を宿しやすい。中でも長く地中に眠っていた鉱石には自然霊が形成されやすく、属性を帯びた宝石はそれだけで簡易的な魔術刻印となる。火の自然霊が宿った宝石は、魔力を通すだけで燃えやすいというふうに。
:基本的には使い捨て。威力は高いが、コストも高い。
:[[遠坂家]]や[[エーデルフェルト家]]などが得意とする。
:[[エーデルフェルト家]]が使用するものは、厳密に言えば原典の宝石魔術とは異なり「魔力そのものの流動に宝石という媒体を使った、特殊なルーン魔術」。その魔術の本質は「価値を誇ること」ではなく、「価値を流動させる事」にある。

;奉納殿六十四層
:小川マンションの結界名。固有結界を持たない荒耶が人工的に作り上げた、彼の心情風景の具現。矛盾する螺旋。太極図の伽藍。
:【関連項目】固有結界、小川マンション

;北欧神話
:北欧に伝わる神話大系。ギリシャ神話、インド神話に並ぶ世界三大神話の一つ。ゲルマン神話と同一視されることもある。
:自らの滅びをもって幕を閉じる神話体系であり、滅びを<ruby><rb>結末</rb><rt>ゴール</RT></RUBY>とする世界。北欧の民にとって善い結末と葉、現代人にとっては悪い結末になりかねない。
:九つの領域で構成され、神々や巨人など多くの神秘が存在する。紀元前1000年前<ref group = "注">現在からおよそ3000年程前。</ref>、北欧神代の世界を覆う<ruby>現実城<rb></rb><rt>テクスチャ</RT></RUBY>はカトラ山噴火から始まるラグナロクで神々や巨人種ごと、幻想種やら何やらも丸ごと含めて地上から消え去り、この時に神話の多くや伝承までも消し飛んだ、というのが[[魔術師]]の間での推測・通説<ref group = "注" name="魔術師の通説">多くの権威が支持した学説で、[[時計塔]]考古学科では常識として扱われている。</ref>。汎人類史では神代北欧の全ては把握できず、断片を繋げて、当時の状況や信仰を朧気に推測するしかない状態で、実際のところ何が如何なのかは不明<ref group = "注">大なり小なり何処も同じようなものではある。</ref>。
:戦いを尊ぶ精神と強固な運命論的価値観が特徴であり、『ニーベルングの指輪』など多くのフィクションの元ネタにもなっている。
:[[ブリュンヒルデ]]や[[シグルド]]が登場する他、雷神トールや魔術神オーディン、その持ち物であるグングニルやミョルニル、ルーンについて触れられている。
:【関連項目】サーヴァント、ルーン、ラグナロク

;星
:TYPE-MOON世界では、基本的に地球のこと。また、地球の意思のこと。
:惑星というのはその地表で活動する生命によって物理法則を変えていく特性を持つ。
:【関連項目】抑止力、ガイア、アラヤ

;[[捕食遊星ヴェルバー]]
:一万四千年前に地球の先史文明を破壊しつくした遊星。ムーンセル・オートマトンが唯一「敵」と認識する存在。

;補助礼装
:魔術師の魔術行使を増幅・補充し、魔術師本人が行う魔術そのものを強化する「増幅機能」を持つ[[魔術礼装]]。

;炎の館
:大神結界こと“炎の館”。詩のエッダこと古エッダに於けるシグルドリーヴァの歌、そしてヴォルスンガ・サガに曰く、ヒンダルフィヨルの山頂に燃える炎の輝き、神の盾で造られた垣根に囲まれる、旗掲げた館。炎に包まれた館。[[ブリュンヒルデ]]の逸話に登場する。
:『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では神話の再演、見立てによる類感魔術を用いた大規模魔術儀式による結界として、ガルフピッゲン山の山頂に燃焼の対象物がないまま空間に固定された魔術の炎の壁が取り囲む、氷の建造物として存在し、中に汎人類史の[[ブリュンヒルデ]]を封じていた。

;ホムンクルス
:錬金術で作られた『嬰児』を意味する。人造人間。錬金術において、人の精と幾つかの要素を以って育てられる、子宮を用いない生命の誕生法によって生まれる者達。
:『Fate/EXTRA』の世界では、錬金術で作られた『嬰児』を意味していたのは過去の旧世界でのこと。EXTRA世界ではクローンやホムンクルスの技術は裏社会ではポピュラーなものになっている。宗教的倫理観から禁止されていた技術だが、少子化問題や出産率の低下、労働力の不足などから、非合法に取引される商品となっている<ref group = "出">「Fate/EXTRA用語辞典-ホムンクルス」『Fate/EXTRA material』p.208</ref>。
:[[西欧財閥]]の管理下に置かれている地域ではホムンクルスの製造は倫理的な問題もあり、公に行われる事はないが、西欧財閥管轄外のアフリカや中東、アジア地域の貧しい国では、売春、労働力の増強、臓器売買の目的で質の悪いホムンクルスが大量生産されている<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』「ホムンクルス」p.209">「Fate/EXTRA用語辞典-ホムンクルス」『Fate/EXTRA material』P.209。</ref>。
:西欧財閥による資源の独占→貧しい国がさらに貧しくなる→外貨を得るための手段としてホムンクルスを作成→西欧財閥に臓器、労働力が還元される→西欧財閥が潤う、という悪循環が発生している<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』「ホムンクルス」p.209"/>。
:真の意味でのホムンクルスは、[[アトラス院]]でのみ鋳造されているが、アトラス院の扉は未来永劫に閉ざされたままだという<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』「ホムンクルス」p.209"/>。
:【関連項目】魔術

;[[聖杯戦争|本物の聖杯戦争]]
:偽りの聖杯戦争を生け贄として開催された、7柱で行われる聖杯戦争。偽りの聖杯戦争によって荒らされ一定方向に『波』が集約した霊脈の反動を利用することで行われる。

===ま行===
;空想具現化
:マーブル・ファンタズム。読んで字の如く、自らの空想を具現化し、世界を変化させる能力。精霊種が持つ自然への干渉能力。
:ただし、変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできない。
:精霊の住むとされる異界(別世界ではない)であるところの隠れ里や常春の国といったものは、精霊の描いた空想が具現化したものであるとされる。[[アルクェイド・ブリュンスタッド]]の居城「千年城ブリュンスタッド」も同様。
:【関連項目】固有結界

;[[埋葬機関]]
:聖堂教会の最高位異端審問機関。悪魔祓いよりも「悪魔殺し」を行う代行者たちの、その中でもさらにトップエリートが所属する組織。その名に違わぬ超武闘派集団で、七人の代行者と一人の予備役から構成される。
:状況次第では教会の意向に背くことも出来るほどの強権が与えられており、例えそれが大司教であっても悪魔憑きならば即座に串刺しにするほど。ゆえに、異端を狩る機関でありながら「教会における異端」と囁かれる。
:【関連項目】聖堂教会、代行者

;マイルーム
:『[[Fate/Grand Order]]』では[[主人公 (Grand Order)]]の部屋。ベッドと棚の他、トイレとシャワーが併設されている<ref group = "注">『マンガで分かる!FGO』ではラブホみたいなシャワー等と言われていた。</ref>。あまり私物は無い。
:ゲーム上ではお気に入りに設定したサーヴァントを連れ込んでおり、マイルームページでのセリフが聞けるが、特定の条件を満たさない限り聞けないボイスもある。
:設定上では様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている。
:なお、マイルーム会話によると一部のサーヴァントが掃除している他、[[清姫]]、[[源頼光]]、[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|静謐のハサン]]が夜這いを仕掛けている。
:シバの女王の幕間の物語『針の穴を通るより難しい』では、マイルームを簡易シミュレーター室にする改装がされていた。カルデアの某職員(ケモ耳&姉属性)に[[ジャガーマン]]が肉球をぷにぷにさせることでたらしこんだ。工費を聞くと、損益の概念が乱れるとのこと。
:オジマンディアスの幕間の物語『ファラオよりの光悦』における[[ギルガメッシュ]]によると、マイルームが棺桶のように並んでいる区画があるとのことなので、本来は各マスターごとに用意されていたものと思われる。
:幾多のサーヴァントからチョコだけでなく神獣やらぬいぐるみやら聖遺物を貰っている影響で「異界化が進んでいる」とは刑部姫の言。
:『[[Fate/EXTELLA LINK]]』ではベースキャンプ内にある施設。[[主人公 (EXTRA)]]とサーヴァントの部屋。操作サーヴァントの変更・カスタマイズやプロフィール閲覧、レベルアップ、礼装やスキルの構築・分解・装備など、各種戦闘準備を行うことが可能。
:サーヴァントからは絆レベルに応じてインストールスキルや礼装レシピなどの贈り物をもらえる。なお操作サーヴァントとはここでも会話を行えるのだが、時系列の関係で一部の絆会話が発生しないことがあり、その場合は宿舎で聞くことができる。

;[[魔眼]]
:外界からの情報を得る為の物である眼球を、外界に働きかける事が出来るように作り変えた物。
:魔術師に付属した器官でありながら、それ自体が半ば独立した魔術回路。血筋に関係なく適応できる特殊な魔術刻印に近いもの。
:魔眼は単体で魔力を生み出して術式を起動できる。故に、一般の魔術回路に対してノウブルカラーは天体運営に近いと表現される。なので、魔術師とは縁のない一般人でも、ごく稀に魔眼の使い手が現れることがある。
:ただし、魔眼が生み出す魔力と術式が必ずしも釣り合うとは限らず、酷い場合は魔眼が勝手に術式を発動し、魔術師本人の魔術回路から精気(オド)を強引に搾り取りだす。
:魔力の扱いに卓越していれば、逆に魔眼の魔術回路を自らの魔術回路に上乗せすることも出来る。
:主に[[魔術師]]が持つ一工程の[[魔術]]行使で、視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。その隠匿性と能力から魔術師の間では一流の証とされる。
:しかし人工的な魔眼では「魅惑」や「暗示」までが限度で、それ以上強力な魔眼の保持者は全て先天的な能力者である。こちらは魔術ではなく超能力にカテゴリーされ、術者が視るだけで能力行使できる。そして、これら先天的な能力は魔術によって再現する事は出来ない。
:【関連項目】直死の魔眼、ノウブルカラー、魔術

;魔眼殺し
:かけることで[[魔眼]]の力を抑制する眼鏡。
:『[[月姫]]』、『[[MELTY BLOOD]]』では[[遠野志貴]]の「[[直死の魔眼]]」を抑制するために使用。
:『Fate』では[[メドゥーサ]]の「石化の魔眼(キュベレイ)」を抑制するために使用。また、[[遠坂凛]]が応用でコンタクトレンズバージョンも作ったりしたが、宝石を使い捨てるという、とんでもないコストがかかるものだった。
:『[[フェイト/タイガーころしあむ]]』に登場したものは改良が加えられており、着用者の胸を小さくする機能が付加されていた。[[メドゥーサ]]のコンプレックスを解消する為に付加されたものだが、間違って着用した[[遠坂凛]]にとっては大迷惑だった。

;マグダラの聖骸布
:『[[Fate/hollow ataraxia]]』で男性を拘束することに特化した[[魔術礼装]]とされる。赤い聖骸布。
:特化しているだけあって、手足に巻き付くだけで呼吸困難にできる。使い手がその場から離れても拘束は解かれない。
:[[ヘラクレス]]をも拘束することができるが、殺傷能力はない為、破られるのを待つだけになる。また外からの攻撃には弱い様で、作中では[[アルトリア・ペンドラゴン]]にあっさり切り払われていた。
:尚、性別は肉体ではなく魂で判断する。「[[トラぶる花札道中記|トラぶる花札道中記EX]]」ではこれで[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]を拘束できる可能性に触れていた。

;魔獣
:[[幻想種]]のランク。魔獣ランクならば魔術師でも使役可能だとされる。

;[[魔術]]
:魔力を用いて人為的に神秘・奇跡を再現する術の総称。「魔法」とはその定義が異なる。
:【関連項目】魔法、魔術協会、魔術回路、魔術刻印、魔力

;魔術回路
:[[魔術師]]が体内に持つ、魔術を扱うための擬似神経。生命力を魔力に変換する為の「炉」であり、基盤となる大魔術式に繋がる「路」でもある。魔力を電気とするなら、魔術回路は電気を生み出すための炉心であり、システムを動かすためのパイプラインでもある。回路を励起させ魔力を生成すると、人である体からは反発により痛みが生じる。
:最初は眠っているが、修行によって「開く」ことで使用できるようになる。一度開いてしまえば、あとは術者の意志でオンオフができ、魔術を使う際にはオンにし魔術回路を活性化させ、使わないときはオフにしている。スイッチの仕方は術者のイメージそれぞれで、これは最初の「開き」に関係している。最初の開きも方法は術者次第で、中には性的興奮とか自傷行為とかもある。
:魔術師にとっての才能の代名詞で、これの数が多いほど優秀な魔術師であるとされる。これを持たない人間は魔術師にはなれない。生まれながらに持ち得る数が決まっており、魔術師の家系は自分たちに手を加えて、魔術回路が一本でも多い跡継ぎを誕生させようとする。古い家系の魔術師ほど強力なのはこの為。
:魔術回路は内臓にも例えられ、ひとたび失った魔術回路は死ぬまで再生することはない。また、跡継ぎに魔術回路を増やすよう働きかけるということは、内臓を増やすということにも繋がるが、その手段がまっとうであるはずもない。
:[[魔眼]]は魔術師に付属した器官でありながら、半ば独立した魔術回路であり、魔眼を移植することにより、疑似的に魔術回路を増やすことができる。
:魔力の扱いに卓越していれば[[魔眼]]の魔術回路を自分のものに上乗せすることも出来る。
:【関連項目】魔術

;魔術基盤
:魔術の各流派が「世界に刻み付けた」魔術理論。既に世界に定められたルールであり、人々の信仰がカタチとなったもの。人の意思、集合無意識、信仰心によって「世界に刻み付けられる」もの。
:各門派ごとによって取り仕切られている基盤(システム)。ここに各々の魔術師が魔術回路を通じて繋がることで命令(コマンド)を送り、基盤が受理、予め作られていた機能(プログラム)が実行される、という流れになっている。
:この時必要とされる、電力に相当するものが魔力である。門派ごとに違いはあるものの、基本的には「術者の体内、もしくは外界に満ちた魔力」を、魔術という技に変換するシステム。
:「信仰心」と言っても宗教的な信徒であることを示すのではなく、「知名度」に言い換えられる。
:神秘(魔術)が「ある」と信じられることによって、世界がそれを許容する。
:ここで、「ある」と信じるということは、それが「確信」である必要はない。例えば、「幽霊」という神秘の存在について、現代の人間の大半は否定的な意見を持っている。しかし、現代の科学では「ない」とも言い切れない。「ひょっとしたらあるかも」という考えは、無意識のどこかにある。そういった「疑念」的なものも、信仰心には含まれる。
:信仰心の反対は「無知」。幽霊の存在自体を知らない、ということのみが、信仰心を産まない。
:つまり、広く大勢の人間に知られていればいるほど、魔術基盤は強固なものになるということ。
:これにより、信仰の弱い、「世界に刻み付ける」力が脆弱な、基盤の小さな一派の魔術は、誰にもその存在を知られていないような他国においては、まっとうに機能しないということが起こる。
:「魔術に足る神秘の知識」とは、再び幽霊に例えれば、「幽霊という存在がある(かもしれない)ことを知っていること」ではない。「幽霊の『正体』を知っていること」である。一般人にとって幽霊とは、いるかいないかわからない、あやふやなものである。しかし、魔術師にとって幽霊とは、その正体までも知っていて、いることが不思議でも何でもないもの。
:神秘を起こす「ルーン」という魔術がある。ルーンは奇跡を起こす、と一般には信じる者もいるし、信じない者もいる。ただ、両者に共通なのは、ルーンが「何故」奇跡を起こすことができるのかまでは、知らないということ。しかし、魔術師はその「何故」を少なくとも一般人よりは知っている。
:この差が、「神秘は知る人間が増えれば力を失う」ということと、「広く大勢の人間に知られていればいるほど、魔術基盤は強固なものになる」ということが両立する所以。
:実際に、現代の世界で最も広く強固な魔術基盤を有しているのは、[[聖堂教会]]による神の教え、聖言に他ならない。ただし、彼らは人の手に余る神秘は神の手に委ね、人が手にしてはならないものだと説くゆえに、魔術という神秘を扱うものと敵対する立場にある。

;[[魔術協会]]
:魔術師たちによって構成された、魔術師を管理する団体。
:【関連項目】時計塔、アトラス院、彷徨海、魔術、封印指定

;魔術系統
:根源から流れ出た事象の川。それをどう解釈(もしくは脚色)するかは、触れた人間の背景にある文化・民族性による。(世界中に、遠く距離を隔てた土地でありながら、類似した神話や伝承があるのはこのため)
:[[魔術]]においてもそれは同じで、「神秘」という意味で類似していながらも異なった解釈で存在するそれらを、「魔術系統」と呼ぶ。
:もし根源へと到達できれば、新しい魔術系統(魔法)を作ることも可能だという。

;魔術刻印
:[[魔術師]]の家系が持つ遺産。古い魔術師の家系が歴史とともに受け継いできた、ある意味で最大の家宝であり、最大の呪いでもある一子相伝の固定化された神秘。生涯を以って鍛え上げ固定化(安定化)した神秘を、幻想種や魔術礼装の欠片、魔術刻印の一部などを核として刻印にし子孫に遺したもの。
:本来、魔術刻印は何百年も醸造して作られる新しい臓器のようなもの。臓器であるがゆえ血族以外の者にはまず適合しないし他人が干渉する余地も薄い。
:魔道書でもあり、本人が習得していない魔術でも式に魔力を走らせれば行使できる。モノによっては刻印そのものにも自律意思が備わっており、持ち主の魔術に連動して独自に補助詠唱を始めたり、意識を失った状態でも自動的に蘇生魔術式を読み出したりする機能がある場合もある。
:その血統の歴史全てが刻まれているといっても過言ではなく、魔術刻印を継承した魔術師は一族の無念を背負って、次の後継者に刻印を譲り渡さねばならない。ある意味、代を重ねて重みを増していく呪いと言える。
:刻印を複製することはできず、魔術師の家系が一子相伝なのは、刻印を受け継ぐ者を複数にはできないため。
:ただし、何代も続いた刻印を複製するのではなく、新規に魔術師となった人間がその一代の魔術を刻印として残すことは可能。継承者以外の人間が魔術師に弟子入りし、新たに自分の家を興すということはできるので、魔術師の家系には新しいものと古いものがそれぞれある。もっとも、自身と自身の家系の魔術の完成が第一目的である魔術師が弟子をとるというのは、何がしか理由があった場合のことであり、積極的に行われることではない。
:古い魔術師の家がはばを利かせているのは、魔術刻印の存在が大きい。
:現代における新たな魔術刻印は、ほとんどの場合有力な家系から魔術刻印のごく一部を移植してもらうことで造られており、それを株分けと呼ぶ。同じ魔術系統を戴く複数の家系による「門派」、同じ家名を持ちながら本家や分家などに複数の魔術師を擁する「一門」などは、過去にそういった株分けにより生まれていったもの。
:株分けをされる魔術師にとっては幻想種や魔術礼装の欠片などの異物を埋め込むよりもずっと若い世代で魔術刻印を完成させることができるというメリットがあり、また魔術刻印を株分けする魔術師にとっては一時的に刻印に傷はつくもののそれは数ヶ月から一年程度調律師の施術を受けることで回復できる上、株分けした家からの絶大な忠誠を期待できるというメリットがある。
:大元となる本家の魔術刻印は源流刻印と呼ばれる。
:刻印は代を重ねる事で強化されていくが無限に強化できるわけではなく、「成長の限界」を迎えた刻印はどれだけ代を重ねても成長しない為、そのような魔術刻印を持った家系は衰退し、やがて消滅する事となる(例:マキリ家)。
:なお、「魔術刻印」という名称はここで述べられている「魔術師の家系が持つ遺産」につけられた固有のものではない。
:「魔術」で扱われる「刻印」――何らかのモノ(人体も含む)に刻まれることで魔術的効果を発揮する文字・図形(例えば「ルーン文字」など)全般に、「魔術刻印」という名称は使用されている。
:【関連項目】魔術

;[[魔術師]]
:「根源」へ至ることを渇望し、そのための手段として魔術を用いる者。

;魔術組織
:[[魔術師]]による団体。
:著名なものに[[魔術協会]]があるが、これは西洋魔術の組織であり、他にも中東や大陸(中国)にも独自の魔術と組織がある。
:日本にも魔術組織はあるが、魔術協会に組してはおらず、作品中で描かれたことはない。日本は東西の文化が入り混じる特異な場所で、日本古来の魔術ではなく西洋魔術を使う魔術師も多く生息しており、作品で描かれるのはそういった西洋魔術を学んだ魔術師達である。
:また日本には実戦派法術師の組織が密かに暗躍しているらしいが、[[遠坂凛]]によればこれも西洋魔術師と相容れない性質の組織らしい。

;魔術使い
:根源への興味がなく、他の目的のために魔術を扱う者。

;[[魔術礼装]]
:ミスティックコード。単に礼装とも呼ばれる。魔術の行使をサポートする特殊武装。一般には「魔法使いの杖」として認知されているもの。当然、杖の形に限定されているわけではない。
:【関連項目】概念武装、宝具

;魔人化
:自らの業によって人間ではなくなってしまい、結果的に悪魔のカテゴリーに含まれること。悪魔、魔人化と銘打ってはいるが、この認識宇宙における「人」ではなくなった結果、異なる文明圏や異なる惑星に住まう高次元生命体と変わらない在り方を持つ。もしくは二十世紀に流行した、とある創作神話における邪神の在り方に近い。

;[[魔神柱]]
:『[[Fate/Grand Order]]』に登場する異形の存在。[[ゲーティア|ビーストⅠ]]の眷属。ソロモン七十二柱の魔神の名を持つ。
:その正体はソロモンの死後にソロモン七十二柱の魔神たちが暴走したもの。伝承の魔神とかけ離れた姿をしているのは彼らを統括する[[ゲーティア]]の計画のために受肉・新生したが故。高次の情報生命体であり、魔術世界では「魔神」と呼ばれていた。
: ゲーティアは紀元前10世紀の時点で子孫である冠位指定、グランドオーダーを持つ魔術師たちの遺伝子に魔神柱の依り代となる呪いを刻んでおり、その呪いを持つ魔術師が"担当の時代"まで存続すると魔神柱である自身を自覚して魔神柱となり、人理焼却のためにあらゆる特異点へと投錨され、人理焼却計画を遂行する。
: また、子孫の魔術師本人が変身するのではなく、聖杯の力で召喚者が他者の体を依り代に出現させることも可能である模様。
: 終局特異点における玉座での決戦後はそれぞれ結合解除、生存の放棄、結合拒否、活動停止、自己崩壊をし、他の魔神柱と共に英霊との議論を続ける、自己矛盾により崩壊する、融合し徹底抗戦する、英霊の盾となって消滅する、後を託されて怒りのまま英霊と最期まで戦う、悲しみを覚えて人間と築き上げた人類史を最期まで無意味だと断じる、己が持たない感情に気づいて計画が失敗する可能性が残っていても主に答えを託する、ゲーティアに見切りをつけて逃亡する、死にたくないという理由で離脱する等、個体ごとに様々な行動を選んだ。

;マスター
#主人。使い魔との契約者。
#聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、令呪

;魔猪
:肉を食み、鎧を食み、ルーンすら貪り食う猪。
:場合によっては勇者はおろか竜種ですら不覚を取るほど強い種も存在する。何の加護も持たない島であれば在るだけで沈めてしまうほどである。

;[[間桐家]]
:元の家名はマキリだが、日本に移住して現在の姓に改めた。『Fate/strange Fake』にてキエフの出身らしいと判明した。
:英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや令呪を考案している。

;マナ
:大源。自然界に満ちている星の息吹たる魔力、つまり地球そのものが持つ魔力を指す。
:西暦以前のマナは第五真説要素(真エーテル)によるものだったが、西暦以後のマナは人工的に作られた第五架空要素(エーテル)へと変化している。
:【関連項目】魔力、オド

;[[魔法]]
:「魔術」とは異なる神秘。魔術師達が目指す最終到達地点である「根源の渦」から引き出された力の発現。その時代の文明の力では、いかに資金や時間を注ぎ込もうとも絶対に実現不可能な「結果」をもたらすものを指して魔法と呼ぶ(対して魔術は、一見ありえない奇跡に見えても「結果」という一点においては、別の方法で代用ができる)。
:人類が未熟な時代には数多くの魔法があったが、それらは文明の発達にともなって、殆どが魔術へと格下げされた。
:【関連項目】魔術、根源

;魔法使いの匣
:喫茶店アーネンエルベの別名。
:【関連項目】三咲町、冬木市、魔法、アーネンエルベ

;魔力
:魔術を発動させるための要素のこと。加工された生命力であるが、魔力が生命力に還元されることや生存に魔力を必要とする存在もおり、生命力と同一視されることもある。
:自然に満ちる星の息吹である大源の魔力「マナ」と、生物の生命力より精製される小源の魔力「オド」があるが、魔力である点においてそのほぼ性質に差はなく、基本的には単純にマナのほうがオドよりその絶対量が優れていることとして扱われる。
:「ほぼ」とあるように全く性質に差がないわけではなく、例としてサーヴァントによっては宝具の使用等の際にはマナを自然界から取り込むことも出来るが、自身の動力源としての魔力はマスターの提供するオドに頼らざる得ない。
:【関連項目】マナ、オド、魔術

;魔力供給
:サーヴァントは自力で魔力を生成できるものの、その生産量は彼らの多大な消費量には追いつかない。
:マスターは自身の生体エネルギーを魔力としてサーヴァントに分け与える。
:その方法は様々だが、接触による供給がもっとも効率がよい。

;魔力枯渇
:オーバーカウント1999。決定的な資源枯渇、人類の衰退の始まりの時期。その原因は不明とされる。人類では食いつぶせない筈の地球の資源は枯渇し、世界から生命が生きていく為の力は失われた<ref group = "出" name = "『Fate/EXTRA Last Encore』第12話、WORD 12">『Fate/EXTRA Last Encore』第12話「天輪聖王」、[http://fate-extra-lastencore.com/keyword/12.html Fate/EXTRA Last Encore WORLD/WORD 12]。</ref>。
:1970年、イギリスのある地方都市で起きた儀式を切欠に、大気に満ちていた“地球”の魔力は枯渇。後に大崩壊と呼ばれる地球規模の地殻変動―――ポールシフトを引き起こした<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.211">「Fate/EXTRA用語辞典-魔力枯渇」『Fate/EXTRA material』p.211。</ref>。
:神代の終わりと西暦の始まりという二つの衰退期を乗り越えた魔術であったが、この事柄を以てEXTRA世界では完全に過去の御伽噺となった。それに伴い、旧世代の魔術師の時代は終焉を迎え、アトラスの錬金術師しか旧世代の魔術師は存在しない<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.211"/>。
:『Last Encore』ではトワイスが「他ならぬ君達によって地球はその魂とも言える核を傷つけられた」と語っているが、いずれもソレの全容は明らかになっていない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTRA Last Encore』第12話、WORD 12"/>。
:なお、月の聖杯である[[ムーンセル・オートマトン|ムーンセル]]を以てすれば、枯渇した資源の問題は解決することができる<ref group = "出">『Fate/EXTRA Last Encore』第12話「天輪聖王」。</ref>。

;まるごしシンジ君
:[[主人公 (EXTRA)]]と共に、[[エリザベート=バートリー]]の繰り出した'''金星辺りの生命体が食す'''と評される真紅の料理と激しい戦いを繰り広げた、食物処分用のフリーソフト。ダウンロードして名づけたのは[[ラニ=Ⅷ]]で、外見は[[遠坂凛 (EXTRA)]]によって[[間桐シンジ]]そっくりにカスタマイズされており、ぱっくり開けたお口がチャームポイント。
:フリーソフトなので料金はタダ。なのに血の池よりも赤い、異次元のスープを飲み干せる優秀な子。ただし『[[Fate/Grand Order]]』での[[概念礼装]]のマテリアルによると、優秀なタンクや濾過装置がついているわけではなく、単に安全装置が付いていないだけらしい。
:最後はなんとも言えない色の煙を吹きながら沈黙した。[[主人公 (EXTRA)]]は死闘を共に潜り抜けた彼に敬意を表しており、窮地に陥った[[間桐シンジ]]を「'''まるごしシンジ君に似ているから'''」という理由で救った。
:『EXTELLA』では「decoy」のコードキャストを使用すると、彼が召喚されて一定時間敵の攻撃を引き付けてくれる。『EXTELLA LINK』ではそのまま「まるごしシンジ君」というAランク礼装が登場。heal(64)の他は全てdecoy(64)という構成の、徹底したデコイ特化の性能となっている。

;マルティーンの聖骸布
:詳細不明。
:その一部を[[言峰綺礼]]が[[代行者]]時代に入手し、冬木教会に秘蔵されていた。
:[[衛宮士郎]]が[[エミヤ|アーチャー]]の腕を移植された折、その封印に使用された、「魔力殺し」の聖骸布。ただし、「英霊の腕」を恒久的に封じるだけの強度は持ち合わせていない。
:『Fate/complete material Ⅲ』にて[[概念武装]]であるかとの質問に否定はされていない。

;マンドチョコラゴラ
:『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。[[チョコラミス]]がマンドラゴラを品種改良して、チョコレートのボディで生えるようにした謎のチョコ植物。
:元のマンドラゴラが持つ『抜くときに悲鳴を上げる』『それを聞くと死ぬ』性質は強くなっている。ルーンで耳を守っていながらなお死の危険があるが、録音したものからはダメージ効果は消滅。兵器転用は不可能となった。
:これの対策としてクー・フーリンはネロを連れてきたが、死の悲鳴を壊滅的な音痴で相殺する為であり、実際収穫に成功した。後に収穫体験ツアーとして採ったその場で食べ放題、アカペラ生演奏つきとなっているが、ネロとエリザなので事前に同意書にサインをいただくこととなる。
:「人の手」でないもので抜くと即座に融解して使えなくなるため、遠隔操作ロボットの類は使えない。しかし[[望月千代女]]は自身の操る大蛇にて遠隔で収獲する事に成功している(ピジョンレポートで「人の手で抜く」という条件を満たしているのか?と突っ込まれているが)。これらの問題は後に新兵器[[加藤段蔵|『どんぎゅ~』]]により溶解させずに大量収穫が可能になった(ただしエンジニアのお腹がピンチとなった)。
:なお、[[柳生但馬守宗矩]]は無念無想にてノーダメージで抜いていた。

;三咲町
:みさきまち。『[[月姫]]』と『[[魔法使いの夜]]』の主要な舞台となる町。

;ミスト
:『[[Fate/Grand Order]]』で現代のセイレムを覆った暗闇に名付けられた名称。この暗黒の空間は可視光その他電磁波を吸収するなど、物理法則に従わないため、当初から魔術的な現象だと判明していた。
:展開規模は発生の直後から変わらず半径7キロメートルのほぼ真円。上空は平均高度600メートルまで、ミストが達している。
:空間内への侵入は容易に可能。だが、脱出を果たした者は今のところ皆無。米軍の無人車両や無人偵察機、ドローン、有線ロボット、すべて闇に飲み込まれ消失した。あるいは、接近と同時に動作を停止した。米陸軍のヘリ、アパッチから吊り下ろされたセンサー機材もすべて機能を失った。ドローンは一つ残らず壊れて用をなさなくなっていた。
:一部のジャーナリストが、軍の封鎖線をくぐり抜け無謀な侵入をはかったが、そのジャーナリストが帰還した形跡はない。訓練された動物を用いた偵察でも同様。鳥類などの野生動物の出入りも確認できない。
:魔力障壁を施した使い魔や電脳魔、自立型のオートマタなどを送り込んだが、現地スタッフの奮励むなしくことごとく失敗。
:唯一、表向きは仕掛け時計の修復技師、魔術師としては<ruby><rb>人形遣い</rb><rt>パペットマスター</RT></RUBY>として生計を立てている男のからくり人形のみが帰還した。人形の材料は<ruby><rb>木</rb><rt>オーク</RT></RUBY>の歯車と<ruby><rb>鋳鉄</rb><rt>ギーザ</RT></RUBY>の釘、くじらのヒゲで出来た、現代の技術は一切使われていないロボット。その中世のロボットの自動書記によってミスト内部のスケッチを持ち帰ることができた。
:暗闇の内側には17世紀の植民地時代の世界が広がっており、ミストの結界によって17世紀以降の技術が用いられた構造物は排除される。

;御使い
:量産型のワルキューレ。戦乙女の模造品。北欧の異聞帯で二千数百年前に[[スカサハ=スカディ]]が魔力分け与えて作った人形。ヴァルハラへと魂を運ぶもの。
:自動機械としての性質のみを重視して形作られており、魂は搭載されていない。命令を実行する機能だけがある。辛うじて感情を与えられていた戦乙女とは違い、不確実性が存在せず、機能的で効率の良い発想で作られている。内部には疑似心臓などがあり、構造は人体のそれに似て、温かい。
:融通の利かない機械染みた番人で、所有者である[[スカサハ=スカディ]]の博愛を気にしない。原型とは、全員がフードを被っている、楯の色が銀色などの違いがある。
:原型であり統率個体であるワルキューレ、スルーズ、ヒルド、オルトリンデの方が強い。また、状況を柔軟に判断する性能を持ち合わせない。自動殲滅機能をなるものが存在する。全固体で記憶を連結しており、[[ナポレオン]]に狙撃された個体のデータを蓄積して、二度と定めの儀式を失敗しないために、自動的に襲撃に備えて数を大量に用意するなどしている。
:集落の人々にルーンを授け、ルーンの癒しで病気を治してくれる。定めの日に集落の大扉を開き、25歳の大人を巨人の贄にする役割がある。地下格納庫に収容されている。
:[[ナポレオン]]曰く巨人を連れた戦乙女は結構神話的な見た目で、[[マシュ・キリエライト]]は一種の壮麗さがあったと言っている。

;魅了
:他人(主に異性)を強烈に惹き付ける[[魔術]]。「チャーム」とルビが振られることも。支配と違い、相手を操るわけではない。
:[[玉藻の前]]の呪法にはこの要素が含まれており、主に権力者の寵愛を得るために使われていたらしい。[[ディルムッド・オディナ]]の黒子の呪いもこれに当る。

;魅了の魔眼
:意思を込めて目を合わせた相手を魅了し、短時間ながら意のままに操ることが出来る[[魔眼]]。「魅了」という名称だが、必ずしも異性に対する性的な魅惑を意味しない。暗示の一種。
:[[蒼崎橙子]]と[[久遠寺有珠]]の魔眼は、対象の行動を拘束(ようするに金縛り)することに特化している。
:[[アルクェイド・ブリュンスタッド]]と[[ネロ・カオス]]の魔眼はノウブルカラーでのランクは最上位の吸血種が持つという「黄金」で、サーヴァントのスキルとして表現するとランクA。
:[[鈴鹿御前]]の魔眼はノウブルカラーのランクは不明。サーヴァントのスキルランクはB+。マスターを魅了されたキャスターを挑発する発言ともとれるが、本人曰く「勝手に出ちゃうの コレ」。ただし、実際にはそれは平時の話であり、本気で魔眼を発動させたら一流のウィザードでない限り抵抗は難しい。

;[[ムーンセル・オートマトン]]
:月で発見された、人類外のテクノロジーによる太陽系最古の「古代遺物(アーティファクト)」。

;ムーンクランチ
:ムーンセルの魔力を使いレガリアをマスターがイメージする新たな鎧へと形態変化させる能力。
:レガリアの力でまとう、サーヴァントの霊基拡張礼装。ビッグクランチのムーンセル版と称されるとおり、月内部のすべての疑似霊子を収束したものを意味する<ref group="出">「Fate/EXTELLA用語辞典-ムーンクランチ」『Fate/EXTELLA material』p.114-115。</ref>。
:ネロはローマの剣闘士と新帝国の姫を思わせるもの、玉藻の前は傾国の美女のリッチさと太極をモチーフにしたもの。

;ムーンドライヴ
:レガリアを持たないサーヴァントたちを、ムーンセルの魔力を使い、ステータスをブーストアップさせる強化術式。
:発動中は仰け反りにくくなり、攻撃力も増大するため、効率的に攻めることが可能となる。ムーンドライヴ中に敵を倒すと金色の魔力球が出現し、これを貯めることで宝具ゲージが上昇。最大まで貯まると宝具を発動できる。

;ムーンマイルラダ―
:上昇し、七天の海の戦いへと導くもの。聖杯戦争に参加したマスターが、対戦相手であるマスターに勝利した時のみ下ろされるSE.RA.PHの基本原則。
:下から上の階層へ上るにはこのラダーを使用する必要がある。傷を癒す効果もある。
:余談ではあるが、下の階層に下りるだけならラダーは必要ではない。

;冥界
:地の底の国。死者の魂が凍える荒野。深淵と隣り合う、あらゆる生命が途絶えた世界。太陽も星もない、風も水も花もない、ただ寒さだけがある冥府の国。すべての生き物が流れ着く場所。魂が見る最後の世界。死後の魂たちの国、人生への郷愁の一時を守る静寂の地。衰退した神々の最後の居場所。現世の人間の解析の光が届かぬ神秘の闇。
:どんな英霊であろうと神性であろうと無力化する世界。あそこでは死と、主人である[[エレシュキガル]]が絶対の法律であり、最高権力者。
:人間のために力を振るう醜さを許さず、権能を振るうのは冥界の為だけ。“自分の為に望まない”という誓約の縛りこそが神々でさえ冥界で[[エレシュキガル]]に逆らえない力の根源。
:アヌンナ諸神は[[エレシュキガル]]が生まれて千年たったころにはとっくに神性を失っている。裁判官の七柱は法律を読み上げるだけの自動判定粘土板。
:メソポタミア世界では上から天と地、冥界とつながっているが、神代ではそれらが三つ織物の上にある。
:神性がマイナスに働く効果があり、弱い者はそのままだが、強いものは弱体化してしまう。それは七つの権能を以て冥界に下った[[イシュタル]]も捕まって串刺しにされてしまった。
:所々に地上で死んだ人間の魂が地上に返さないように収めた槍檻がある。
:魂が毎日休みなくやってきていたため、新人の槍檻を作るだけで一日が終わるため、自分の住む神殿の工事にさえ、いまだ着手できていなかった。
:書物だけは冥界からでも調べることはできる。
:冥界の七門は魂の善悪を問う、公正にして理性の門。善も悪も等価値ではあるがそれを選ぶ人間の価値が変わるだけであり、どちらかが正解ということはない。[[エレシュキガル]]が命令しておかないとうんともすんとも言わない。
:また、イシュタルは冥界下りに失敗している以上、門をくぐるたびに七分の一ずつ神性を奪われ、第二の門をくぐる頃には下級の神霊に、第四の門をくぐる頃にはガルラ霊以下の精霊に、そして最終的には無力な羽虫になってしまう。
:冥界には本来、高さの概念がなく、高さの基準はそこにあるオブジェクトの価値で決定されるのでは、と[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕]]は推測している。冥界の門は大切なものなので、おそらく高い位置にあると意味づけられている。平地であろうと冥界の門があるなら、そこは標高500メートルぐらいの高さになる。生命体にも当てはまるとされ、冥界の支配者は、冥界で最も高い場所に君臨する。
:しかし『絶対魔獣戦線 バビロニア』において女神の制約が破られたことで規律を失い、『冥界のメリークリスマス』では時間の概念と世界観がふわふわになっている。さらに悪意によって冥界の門は閉じられ、原初のルール誰か一人の犠牲でしか開かなくなっており、冥界下りはできない状況になっていた。それを[[ドゥムジ]]が『生贄(に該当するもの)を捧げれば門は開く』とルールをうまいこと改変しつつ、クリスマスの概念をバラまいて[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕|サンタクロース]]を招き入れた。
:冬の時期の冥界は横に広い世界ではなく、縦に深い構造に変化し冥界の七門はそのまま冥界の七層に変わっている。次の層に入ると高さがリセットされる。
:犠牲とは死だけを示す言葉ではなく、プレゼントによる救済で魂は天に昇った。そういう奇跡が、この夜なら許容される。そのため、アルテラサンタとカルデアのマスターは門番にプレゼントを渡す方法で冥界の門をくぐることになった。
:冥界の神殿は最下層である七層の更に下、シュメル神話の根源、淡水の海、深淵に没した。一切の光を通さない深淵の底。今風に言うとアビス。[[ドゥムジ]]によると深淵のまん中に冥界がある、と考えると良いらしい。[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕]]曰く、浅い深淵と深い深淵があると考えられる。エンキ神を失った今、深淵の底は原初ではなく虚無となった。この海に沈むという事は、その魂までもが無に還るということ。生身の人間では深淵の海には溶け込めず、かといって空を飛べたりもしない。案内人の導きなくしては生者は深淵に沈む事さえできないが、[[ギルガメッシュ]]を深淵に導いた深淵の要石を重しにすれば、沈む事が出来る。
:[[ネルガル]]は、魂は苦しみながら消え、大気は淀み、蛆と蝿と腐敗が蔓延るただの墓場、恐怖の園の世界に生まれ変わらせようと企んでいた。
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では冥界の図書館なる存在について言及されている<ref group = "出" name="『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』「ボクたちは召喚ができない! 後篇」">『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』「ボクたちは召喚ができない! 後篇」。</ref>。

;メシアン
:三咲町のカレー屋さん。[[シエル]]のお気に入りの店。
:【関連項目】三咲町

;異星鍵
:モノリス。月の世界にあり続ける異物。生前の[[アルテラ]]や[[カール大帝]]を導いた「力」と同質の存在であると推測される。
:異星鍵を起動させることで、カール大帝の第四宝具『最後の審判 (ウルティム・プロパテール)』、またの名を『カロルス・パトリキウス・ディミッテ』は完成する。

===や行===
;[[ヤガ]]
:魔獣と人間の合成体。

;ヤガ・スモレンスク
:ロシアの[[異聞帯]]の街。[[パツシィ]]の故郷。
:遥か北東にヤガ・モスクワが存在する。

;ヤガ・トゥーラ
:ロシアの異聞帯の地名。

;ヤガ・モスクワ
:ロシアの異聞帯の首都。
:ここだけ雪が弱く、ちょっとだけ温かい。

;山育ち
:TYPE-MOONにおける強キャラ設定の一つ。人里離れたコミュニティで育ったことで常人を超えたレベルのスキルを身につけていたり、基本性能が人間から逸脱していたりする。
:【関連項目】葛木宗一郎、静希草十郎、坂田金時、殺生院キアラ

;YARIO
:Fateシリーズに登場するアイドルグループ。元々はエイプリルフール企画出身だが、『Fate/Grand Order』でもたびたび言及されている。
:農業系アイドルグループを名乗っており、メンバーは[[クー・フーリン]]、[[ディルムッド・オディナ]]、[[カルナ]]、[[ヴラド三世 (EXTRA)]]、[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]。
:名前の由来は現実の男性アイドルグループで、同じく農業ネタで有名な「TOKIO」。
:北米版『Fate/Grand Order』での呼称は「Backspear Boys」。こちらの元ネタはアメリカの男性アイドルグループ「Backstreet Boys」。

;[[ユグドミレニア]]
:『[[Fate/Apocrypha]]』の世界において、魔術協会から離反した魔術師の一族。「千界樹」とも。
:【関連項目】魔術協会、聖杯戦争、聖杯大戦

;ユグドラシル
:世界樹。北欧神話に於いて重要な位置にある存在。
:『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』の北欧異聞帯に住んでいた[[ゲルダ]]はユグドラシルを知らなかった。

;[[抑止力]]
:カウンターガーディアン。集合無意識によって作られた、世界の安全装置。人類の持つ破滅回避の祈りである「アラヤ」と、星自身が思う生命延長の祈りである「ガイア」の二つがある。
:【関連項目】ガイア、アラヤ

;404光年
:[[ムーンセル・オートマトン|ムーンセル]]が使用している術式。第七階層と中枢の境界線。

===ら行===
;[[ライダー]]
:聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「騎乗兵」を意味する。
:真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス

;ラグナロク
:神々の黄昏。北欧神話の終末の伝説。北欧神話における神代終焉の最終戦争。未来へと続く限定的な終末。
:戒めから解き放たれた悪神ロキの王略に始まり、その蠢動はやがて多くの大災厄を呼び、火炎領域ムスペルヘイムから炎の巨人種ムスペルが顕れる。カトラ山の大規模噴火の正体がこのムスペル。大神オーディンは滅びの巨狼フェンリルに呑まれ、神々と巨人種の激突によって多くの神々と巨人が相打ちながら滅び去り、ムスペルヘイムの支配者である炎の巨人王、スルトの“炎の剣”により大地は焼き尽くされたという。神々と巨人の消えた北欧には、人類の時代が到来し、大地はヒトのものとなる。神秘の多くを失い、文明は急速に発展していく。
:神々と怪物たちが最後の大戦争を繰り広げ、世界は炎に飲まれ、大地は海に沈む。その時点で神々も怪物も、巨人達も姿を消しており、やがて北欧世界には人間による新たな時代が始まる等、この出来事が一種の“神代の終焉”と言える。
:ラグナロクの正確な年代は、隠された真実を探求する魔術の世界においても諸説あり、最も有力なのは、紀元前1000年頃という説とされる。紀元前1000年頃に発生したカトラ山の大噴火こそが炎の領域ムスペルヘイムの権限と暴走であり、炎の巨人種ムスペルが顕れる。それに連なる形で発生したラグナロクによって、北欧世界に存在した古き神々や巨人は滅びたとされている。また、地誌的な記録で言えば、カトラ山の大規模噴火によって生態系が息づくテクスチャが一枚まるごと消え失せてしまった。その影響により西暦930年より以前の記録が存在せず、現存する最古のサガが9世紀のものしかない。サガやエッダといった北欧神話の伝説群が、断片的にしか残っていないのもこの消失などの影響だというのが[[魔術師]]の通説<ref group = "注" name="魔術師の通説" />。
:魔術の世界では長きに渡る魔術的調査の結果として、かろうじて魔術師たちは大噴火の痕跡と北欧神代の消滅を知ったわけだが、これも仮説と推論を重ねて導き出したものである為、事実かどうかは断言できない。
:歴史的記録としては少々異なり、カトラ山の大規模噴火は西暦930年が最古で、紀元前1000年については一切全く記録がない。これは前述のテクスチャごと地表から消え去った事が原因。
:『無間氷焔世紀ゲッテルデメルング』の北欧異聞帯はそのラグナロクが正しく終わらず、定められた順に死がもたらされずに運命が変わり、終末の予言が違う結果に迷い込んでしまい、世界は狂ってしまった。[[スカサハ=スカディ]]と[[ワルキューレ|オルトリンデ、ヒルド、スルーズの3騎]]はこの狂えるラグナロクを生き延びた。
:【関連項目】北欧神話

;ラッシュ
:『[[Fate/EXTELLA LINK]]』からの新システム。敵サーヴァントに連続で攻撃やアクティブスキルをヒットさせて弱らせたところへ、クラス特性に対応したアクティブスキルを当てることで発動する。
:発動中は敵が無防備となり、ボタン連打で連続攻撃を行えるため大ダメージを与えることができる。またラッシュが発動すると「攻撃力アップ」または「攻撃速度アップ」のどちらかのドロップアイテムが確定でドロップする。

;[[ラフム]]
:『[[Fate/Grand Order]]』第七特異点で[[ティアマト]]によって生み出された「新しい人類」。[[ティアマト|ビーストⅡ]]の眷属。見た目は紫色の甲殻類のような姿に、縦になった歯を剥き出しにした巨大な口という生理的嫌悪感を催させる姿をした異形の存在。

;ラミュロス
:地中海世界に存在する、リュカオン王に端を発する「[[幻想種]]としての吸血種」。
:若干色素が薄い以外は人間とそう見た目は変わらず、ステレオタイプな吸血鬼のような外観。
:【関連項目】幻想種

;[[ランサー]]
:聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「槍兵」を意味する。
:真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス

;[[竜種]]
:竜、もしくは竜を模した魔獣のこと。
:【関連項目】幻想種

;[[竜種|龍]]
:主に東洋におけるドラゴンを指す。
:西洋の竜が"魔"とされるのに対し、中華における龍は神的存在とされている。
:竜は最強の幻想種だが、龍は無敵であり、戦う必要すらない存在である。
:【関連項目】竜種

;霊子
:りょうし。魂、モノの本質、クオリアをデータ化したもの。第三の宇宙を構成する要素。端的に言えば霊魂とでも言うべき概念だが、元素を結合させている『存在の雛形』と言い換えることも出来る。形而上の概念をデータとして形にしたものであり、エネルギーを持った情報、生命を得たデータと考えていい。
:魂の霊子化は研究途上の技術であり、単一の魂を霊子化するにはクラウド化された演算サービスを用いても凄まじい処理能力とメモリ領域を要求される。しかしそれらのステップを簡略化して意思の力だけで自らの魂を霊子化する技術も存在するとされる。魂の霊子化には特別な才能が必要となる。

;霊子演算装置・トリスメギストス
:2015年に完成した[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]の発明の一つ。
:【関連項目】人理継続保障機関カルデア

;霊子構造
:存在の意味である魂を元に定義される『モノの本質』のこと。ソウルクオリアとも。
:モノのカタチやサイズ、時間の流れ、固定価値が一定ではない電脳空間で、ウィザードが自分の姿を保っていられるのは高次元にあるとされる魂由来のコレと強く繋がってるため。
:【関連項目】ウィザード、疑似霊子、疑似霊子コンピューター

;霊子虚構世界
:第三虚構世界。Serial Phantasm略してSE.RA.PHとも。[[ムーンセル・オートマトン]]の表層世界。

;霊子体
:霊子によって再現された肉体のこと。
:現実の肉体を再現するためには肉体と魂そのものの霊子が不可欠であり、通常の人間には極めて難易度が高くコストがかかりすぎる作業になるため、霊子を用いた仮想空間サービスの多くは予め用意されたアバターを操ることで意識体験を提供する。
:しかし優れた霊子ハッカーは自らの肉体を霊子体として構成することが出来る。
:霊子体による仮想世界での意識体験は現実世界と区別がつかないほどリアルなものになる。

;霊子ダイブ
:霊子ハッカーが電脳世界に入ること。理論的には霊子ダイブは夢と同じカテゴリ、よって霊子ダイブをしている状態では夢を見ることはない。
:霊子ダイブの適正を持つ者は稀有であり、魔術の名門から38人、才能がある一般人から10人の合計48人が2015年にカルデアに集められている。霊子ダイブは慣れていないと脳にくるらしく、[[主人公 (Grand Order)]]もカルデアに入館した際、シミュレートで霊子ダイブしてゲートから開放されたあと、表層意識が覚醒しないまま、一種の夢遊状態になっていた。

;霊子防御
:サーヴァント戦で銃が有効ではない理由。これをどう破るかが重要であるため銃では目晦ましにしかならない。
:ただし近代兵器を己の起源として愛用する英霊であれば話は違ってくる。それと近代兵器を宝具化できる者。

;霊子ハッカー
:2つの意味がある。1.エルトナムの錬金術師が称する、エーテライトを介して人の記憶を読む霊子ハッカー。2.[[Fate/EXTRA]]に登場する、神秘を失った世界の新しい魔術師。自らの魂を霊子化して電脳世界に直接干渉が出来るハッカー。

;LINKシステム
:『[[Fate/EXTELLA]]』からの新システム。味方のNPCサーヴァントに接近することで「LINK状態」となり、操作サーヴァントの頭上に表示される白い線で結ばれる。
:LINK状態になると、LINKしたサーヴァントに応じたクラス特性を共有できるようになる。例えばセイバーがアーチャーとLINKすると、セイバー側は遠距離攻撃スキルが強化され、アーチャー側も近距離攻撃スキルに強化を受けることが可能となる。またアーチャー同士がLINKすると、遠距離攻撃スキルが二重に強化されるといった具合である。
:さらに、LINK状態でラッシュ攻撃を発動するとLINKしたサーヴァントも自動で攻撃に参加し加勢してくれる。
:このため多くのサーヴァントとLINKすることで有利に戦うことができる。

;[[ルーラー]]
:聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「裁定者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しない[[エクストラクラス]]で、そもそも聖杯戦争を勝ち抜く必要もない中立の審判という非常に特殊なサーヴァント。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス

;ルーン
:[[ルーン魔術]]に用いる文字。

;[[ルーン魔術]]
:ルーンを用いた[[魔術]]。北欧に起源を持つ魔術系統。一工程(シングルアクション)に分類される。
:呪文の詠唱ではなく「ルーン文字」を刻むことで魔術的神秘を発現させる。それぞれのルーンごとに意味があり、強化や発火、探索といった効果を発揮する。
:魔術としての歴史はそれなりに長いのだが、20世紀に学院時代の[[蒼崎橙子]]が研究して復刻させるまでは[[時計塔]]では廃れた魔術分野扱いだったらしい。魔術協会の外では[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]のフラガ家がアイルランドにおけるルーン魔術の大家である。
:[[クー・フーリン]]も、原初18のルーン魔術を修得している。彼曰く、本来ならオガム文字の魔術を使用するのだが、刻んですぐに効果を発揮するルーンは戦士としては使いやすいために多用しているとか。元締めであるオーディンも「優秀な戦士が生まれるのならそれでいい」と北欧以外の系列の人物が使用する事は問題視していないらしい。
:[[ブリュンヒルデ]]もルーン魔術を習得しており、十全に使うなら現代魔術師の数百万倍と言う途方も無い規模となる。また、カルデアで本格使用した場合、空間ごと異常をきたしてしまう。エルメロイⅡ世の見立てによると、魔力回路を経路とした魔力逆流といったありえない現象も原初のルーンに侵された空間では発生してしまう。
:【関連項目】魔術、魔術協会

;霊衣開放
:特定のサーヴァントについて、霊衣を開放することで新たな衣装に変化できるようにすること。いわゆる着せ替え。
:これを行うにはそのサーヴァント自身を召喚出来ている事は大前提だが、それに加えて「開放権の獲得」「解放の実行」の2つが必要になる。
:開放権の獲得はマナプリズム交換で販売されているサーヴァントもいれば、期間限定イベント内の特定クエストクリアなどの報酬で手に入るものもある。開放権の獲得だけならサーヴァント未召喚状態でも可能で、先に開放権だけ獲得しておく事もできる。
:そして開放権を獲得した上で、「サーヴァント強化」の項目からサーヴァント自身の育成段階と素材・QPを揃えた上で開放を実行すると、サーヴァントステータス画面で切り替えができるようになる。
:2018年末時点で霊衣開放が実装されているサーヴァントは10騎<ref group = "注">[[ネロ・クラウディウス]]、[[アーサー・ペンドラゴン]]、[[ロビンフッド]]、[[パールヴァティー]]、[[アストルフォ]]、[[女王メイヴ]]、[[ギルガメッシュ〔キャスター〕]]、[[ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕]]、[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]、[[BB (水着)]]、[[マシュ・キリエライト]]の10人。このうちケツァル・コアトル、BB、マシュの3人は複数の霊衣がある。</ref>。
:なおマシュの「オルテナウス」霊衣だけ例外で、こちらはストーリー進行に伴って自動で追加されるもので開放権の獲得などをする必要はない(開放権獲得画面には表示される)し、唯一霊衣を変えるとサーヴァントの性能が変化する。

;礼園女学院
:『[[空の境界]]』に登場する、[[黒桐鮮花]]たちの通う全寮制のお嬢様学校。ミッション系で、もともとはイギリスにある神学校の姉妹校。学長はマザー・リーズバイフェ。この学校をモデルに、浅上女学院が作られたらしい。
:【関連項目】浅上女学院

;霊基再臨
:レベルを限界まで上げたサーヴァントに、特定の素材を用いる事でレベル上限を10上昇させること。
:多くの場合は再臨の度に衣装が変化したり、新たなスキルを習得したりする。どのサーヴァントも4回行う事ができ、4回の再臨を済ませた状態が事実上の限界レベルと言える。

;レイシフト
:擬似霊子転移。疑似霊子変換投射。人間を擬似霊子化(魂のデータ化)させて異なる時間軸、異なる位相送り込み、これを証明する空間航法。タイムトラベルと並行世界のミックス。
:西暦より過去へのレイシフトは余りにも成功率が低く、管制室のスタッフ全員が一丸になっても、紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかる。
:未来へのレイシフトは難易度が高いだけで、本来は不可能ではない。だが、カルデアでは2017年から先のレイシフトはできない。
:1回レイシフトするごとに、職員一人の日給が飛ぶほどの費用がかかる。

;[[令呪]]
:聖杯戦争において、サーヴァントとの契約者に与えられる、最大3回の絶対命令権限。
:【関連項目】聖杯戦争、マスター、サーヴァント

;レイポイント
:霊脈のターミナル。魔力が収束する場所。[[Fate/Grand Order]]では、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の宝具てある盾を触媒に召喚サークルを設置し、特異点でのベースキャンプとして使用された。

;[[魔眼蒐集列車]]
:レール・ツェッペリン。欧州の森をいまなお走り続ける伝説。

;レガリア
:「王の指輪」とも言われる、月の聖杯戦争の勝者に与えられる勝利者の証。
:「レガリアの王権は絶対」と言われる通り、マスターを持たない他のサーヴァントを従える力を持つ他、ムーンセルのシステム更新に必要だが、不慮の事故で分割され、ネロと玉藻の前が所有した状態になっている。

;レクリエーションルーム
:カルデアの倉庫区画の奥にある<ruby><rb>大広間</rb><rt>ホール</rt></ruby>。
:極寒の基地には不釣り合いな洋館。或いは雪山のロッジを模しているかもしれない。
:レースゲームやFPSなど遊戯用の電子機械が一揃いある他、盤双六<ref group = "注">巴御前が「戦場を模した盤と駒を用いった、賽の目で強者同士の勝敗を決する遊戯」とはコレのことだと思われる。</ref>、将棋、チェス、オセロ、バックギャモン、スペース海賊軍といったボードゲームや二人用のテーブルゲームも用意されている。正月に羽根突きと竹馬を期間限定でメニューに追加されている。
:[[巴御前]]、[[ギルガメッシュ]]、[[オジマンディアス]]、[[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕]]などが使用している。[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]もやっているゲームはここのものだと思われる。

;[[レジスタンス]]
:『[[Fate/EXTRA]]』の世界において、西欧財閥に敵対する勢力の総称。「解放戦線」とも呼ばれる。一部には滅んだ魔術協会の関係者も参加している。
:【関連項目】西欧財閥、魔術協会

;レジムマトリクス
:領域の支配権を示す鍵。先に「レジムマトリクス」を15個集めた者が勝者となる。
:これらを集めて支配権を得ると、領域を守護する強力なサーヴァントが登場する。

;レムナントオーダー
:[[魔神柱]]が生み出した[[特異点|亜種特異点]]の消滅作戦の正式なオーダー名。
:かつて時間神殿でカルデアと戦いながら、『七十二柱の魔神』の結束から外れた特使の御遣い。自我に目覚めたことで統括局ゲーティアから離反し、それぞれの意思で世界に散らばった獣の残滓。カルデアが果たすべき使命の残滓。本来あってはならない遺物の回収作業。
:これらをふまえて名付けられたオーダー名。グランドオーダーから零れ落ちた、番外の冠位指定だが、難易度自体は七つの特異点と大差ない。

;[[錬金術]]
:万物、物質の流転をテーマとする学問・魔術。錬金術を扱う魔術師を錬金術師と呼称する。
:ありきたりなものは物質の変換で、よく言われるのは「他の卑金属を黄金へと変換する術」。ようするに魔術を用いて「物を造る」ことである。
:プラハの協会で研究が盛んであり、[[アインツベルン]]もその研究の中心は錬金術である。
:[[アトラス院]]で行われている錬金術の研究は、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる錬金術である。
:万物、物質の流転をテーマとするのは共通だが、[[アトラス院]]では事象の変換も研究している。
:[[アトラス院]]の[[魔術師|魔術師(錬金術師)]]は魔術回路が少なく、自然干渉系の魔術が使えない。その代わり、人体を演算装置とする術に特化している。思考分割、高速思考は、アトラス院の錬金術師の必須技能で、所属するには最低3つの分割思考と高速思考が必要とされる。
:「思考分割」は、思考を仮想的に分割し、複数の思考を同時に行う。並列して思考を行うため3つあるからといって3倍になるわけではなく、4倍5倍の思考速度になる。更に「高速思考」で思考速度を上げるため、戦闘時などでは疑似的な未来視となる。
:分割思考は5つで天才といわれ、過去の院長では最高8つという者もいた。

;煉獄
:[[沖田総司〔オルタ〕]]が持つ身の丈ほどもある、漆黒の刀身の特殊な大太刀。銘は勝手につけられたもので本来は無銘の謎兵装。
:どういうわけか自律意思のようなものがあるらしく、使用者の気分に合わせて性能がかなり変動する。調子がいいときは刀身の中央が赤く輝く。煉獄という銘はそれなりに気に入っている模様。『第六天魔王の全魔力の5分の3を注ぎ込まれた」とのこと。

;濾過異聞史現象
:<ruby><rb>異聞帯</rb><rt>ロストベルト</RT></RUBY>という人類史による、地球そのものへの攻撃。
:多くの知られざる異聞史の中からより強力なもの、汎人類史を押しつぶせるほどの可能性を持ったものが、侵略兵器として用いられた。
:地球は完全に漂白された惑星と化し、一握りの生存者の目の前に映るのは、かつての面影の欠片もない、何もかもが一新された白い荒野が広がっている。
:宇宙からの侵略が始まり、三ヶ月ものの間は汎人類史の人類は抵抗という名の長い戦いを繰り広げた。
:しかし隣国を牽制・監視する手段に長けていれど宇宙からやってくる侵略者には何のプランを持ち合わせてないために、あらゆる抵抗は無意味に終わり、最後まで侵略に抵抗していた合衆国は消滅してしまった。
:ダ・ヴィンチやクリプターはこれを濾過異聞史現象と呼ぶ。

;ロシアン柳生
:[[宮本武蔵]]が飛ばされた世界のロシアにいた存在。現代まで生き残っていた何か。
:スキーで滑りながら襲い掛かってきたらしい。

;[[路地裏同盟]]
:定住地を持たず、路地裏に隠れ住むキャラクターたちの集まり。現状女性のみ、メンバーは4名。

;[[異聞帯]]
:ロストベルト。過った選択、過った繁栄による敗者の歴史。
:“不要なもの”として中断され、並行世界論にすら切り捨てられた“行き止まりの人類史”。
:異聞帯のサーヴァントは存在するが、このサーヴァントは汎人類史のサーヴァントとは比べ物にもならない強さを持つ。

;ロストルーム
:[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]のちょっとした怪談。
:管制室の裏手にある、元は休憩室というかサロンだったものを改装した倉庫エリアにあるとされる。
:午前0時に入ると失われた者を見る、あるいは失う者を見るという報告が多発している。今では倉庫として忘れ去られた前所長時代の遺物。

===わ行===
;ワカメウォール
:無敵状態の[[メルトリリス]]の追跡を足止めする為に[[間桐シンジ]]が創りだした特製のファイアウォール。見た目はデジタルな障壁ではなく海を漂うワカメが大量に隙間なく地面から生えているような有機的な形状をしている。
:[[メルトリリス]]曰く「ヌメッとしていて気持ちが悪い」との事で感触や質感にも拘った逸品。レベル999状態の[[メルトリリス]]の権限をもってしても突破にそれなりに時間を要する所を見るにかなり優秀であると言え、彼女の追撃を逃れるに当たり最高の支援だった。

;惑星トトーリ
:[[謎のヒロインX〔オルタ〕]]がカカオの買い出しのために訪れた惑星。
:過疎惑星であり、見所は砂漠しかない。ここのスペースバックスでは来店人数ゾロ目記念のサービスとして宇宙船型チョコをプレゼントする。

;ワルキューレ
:北欧神話の戦乙女。強大な魔力を有して存在する神々の亜種、或いは半神。北欧神話に於ける最高存在の娘として汎人類史に刻まれた存在。ヴァルハラへと魂を運ぶもの。大神の命令に従って勇士の魂を刈り取り、運ぶ。来たるべき最終戦争の日の為に稼働する自動機械。戦乙女たちが集めた勇士の魂は、最終戦争の日には大神側の軍勢となる。
:[[ブリュンヒルデ]]の幕間の物語「ディア・マイ・リトル・シスター」では、北欧の大神が「空から落ちた巨いなる何か」の欠片を参考にワルキューレを造り出した事を匂わせている。

;悪巧み四天王対策マニュアル
:[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]が配布している悪巧み四天王に対する対抗手段が書かれたマニュアル。
:『[[ジェームズ・モリアーティ|SA156]]───通称“教授”は一定年齢層の少女にパパと呼ばれると、周囲に一層の被害を及ぼす可能性があります<br>ただし、その被害は対象の少女には及びません。もし対象が悪巧みをしていたならば、少女の交渉によって一時的に無力化させることも可能です。その場合、速やかにマスターへ連絡して、令呪による完全な封じ込め作業を行う必要があります』といった内容が書かれている。

== 脚注 ==
===注釈===
<references group = "注"/>

===出典===
<references group = "出"/>

==リンク==
*[[小辞典]]

{{DEFAULTSORT:しようしてん は}}

[[Category:小辞典|*]]
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