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== イリヤスフィール・フォン・アインツベルン ==
 
== イリヤスフィール・フォン・アインツベルン ==
*スペル:''Illyasviel Von Einzbern''
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* スペル:''Illyasviel Von Einzbern''
<!-- *誕生日:月日 -->
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* 誕生日:11月20日
*身長:133cm/体重:34kg
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* 身長:133cm / 体重:34kg
*スリーサイズ B61/W47/H62
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* スリーサイズ B61/W47/H62
*イメージカラー:銀
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* イメージカラー:銀
*特技:特になし
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* 特技:特になし
*好きなもの:雪、士郎のエプロン姿/嫌いなもの:寒いところ、猫
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* 好きなもの:雪、士郎のエプロン姿 / 嫌いなもの:寒いところ、猫
*天敵:桜
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* 天敵:桜
*CV:門脇舞以
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* CV:門脇舞以
    
[[聖杯戦争|第五次聖杯戦争]]における[[バーサーカー]]のマスター。愛称はイリヤ。
 
[[聖杯戦争|第五次聖杯戦争]]における[[バーサーカー]]のマスター。愛称はイリヤ。
   −
;略歴
+
; 略歴
:「最高傑作」と謳われる、アインツベルンのホムンクルス。第四次聖杯戦争開始に先立ち、[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]の卵子と[[衛宮切嗣]]の精子を用いて作り出された。なお、ホムンクルスでありながら、その過程でアイリスフィールの母胎から「出産」されることで生を受けている。<br>生まれながらに「聖杯の器」となることが宿命づけられており、母親の胎内にいる間から様々な呪的処理を為されている。しかし反作用として、発育不全・短命などのハンデも背負っている。<br>第四次聖杯戦争を経て母は亡くなり、父は裏切り者としてアインツベルンから遠ざけられる。鋳造主であり育ての親とも言える[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン|アハト翁]]による教育も手伝い、「キリツグは自分と母を捨てた」という誤解によって恨みの感情を募らせていく。<br>第五次聖杯戦争開始の2ヶ月前にバーサーカーを召喚。苛烈な訓練によって、人格を失っているはずのバーサーカーと強固な絆を得る。<br>バーサーカー、[[セラ]]、[[リーゼリット]]を伴って来日し、切嗣の養子・[[衛宮士郎]]と邂逅を果たし、聖杯戦争に臨む。
+
: 「最高傑作」と謳われる、アインツベルンのホムンクルス。第四次聖杯戦争開始に先立ち、[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]の卵子と[[衛宮切嗣]]の精子を用いて作り出された。なお、ホムンクルスでありながら、その過程でアイリスフィールの母胎から「出産」されることで生を受けている。生まれながらに「聖杯の器」となることが宿命づけられており、母親の胎内にいる間から様々な呪的処理を為されている。しかし反作用として、発育不全・短命などのハンデも背負っている。
 +
: 第四次聖杯戦争を経て母は亡くなり、父は裏切り者としてアインツベルンから遠ざけられる。鋳造主であり育ての親とも言える[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン|アハト翁]]による教育も手伝い、「キリツグは自分と母を捨てた」という誤解によって恨みの感情を募らせていく。
 +
: 第五次聖杯戦争開始の2ヶ月前にバーサーカーを召喚。苛烈な訓練によって、人格を失っているはずのバーサーカーと強固な絆を得る。バーサーカー、[[セラ]]、[[リーゼリット]]を伴って来日し、切嗣の養子・[[衛宮士郎]]と邂逅を果たし、聖杯戦争に臨む。
 +
:
 +
; 人物
 +
: 基本的には素直で無邪気、天真爛漫な幼女。その様は「雪の妖精」に喩えられる。しかし、聖杯戦争のためだけに育てられたため、一般的な常識や倫理観が乏しく、特に殺人に抵抗がない(ただし流石に関係の無い民間人を躊躇無く殺せるという程ではない)。ナチュラルに天使で、ナチュラルに悪魔。夜に出会えば危険極まりないマスターであるが、お昼の商店街に現れたときは人との触れ合い方を知らない臆病な少女である。
 +
: 士郎を「お兄ちゃん」と呼び、マスターとしては裏切った衛宮切嗣の後継者として殺害しようとするが、イリヤスフィールとしては士郎に対し親しみを感じており、HFルートではその二つの相反する感情に戸惑うこともあった。普段の立ち居振る舞いは幼い少女然としているが、魔術師・貴族の姫として威厳のある態度をとったり、実年齢は士郎よりも上であるため、「妹」ではなく「姉」としての顔を垣間見せる時もあるなど、様々な側面を併せ持つ。
 +
:
 +
; 能力
 +
: マスターとしては聖杯戦争史上最高の適性を持っており、凄まじく魔力を消耗するバーサーカーを苦も無く維持している。[[令呪]]も特別仕様で、通常なら支配を弾きかねない程強力な英霊を律することが出来る。ただし、マスターとしては群を抜く適性を有してはいても、聖杯戦争のためだけに育てられたという歪な教育課程のためか[[魔術|魔術師]]としての技量そのものは未だ高くなく、まだまだ発展途上。もっとも、こちらの適性もホムンクルス故に高く、魔術回路の数も通常の魔術師を圧倒し、自立型魔術回路とでも言うべき存在。
 +
: イリヤはマスターであると同時に第五次聖杯戦争における「[[聖杯]]」そのものでもある。イリヤの本来の機能は聖杯の器としてのものであり、脱落したサーヴァントの魂を回収し、最終段階では「天のドレス」を纏って[[魔法|第三魔法]]「天の杯」に至ることが目的である。ただし、ヒトの身に英霊という強大な魂を留めておくことは容易ではなく、通常であれば4人が限界。それ以上を宿すとヒトとしての機能が剥がれ落ちていく。セラやリーゼリットが付き従っているのは、その時のためのバックアップでもある。
 +
: 魔術師としては未熟とされるイリヤではあるが、そもそもイリヤは「願望機」たる聖杯であるため、彼女の魔術は理論をすっ飛ばして「結果」のみを現出できる。それがイリヤの魔力で叶うことならば、イリヤ自身はそのために必要な魔術理論を知らなくとも魔術を行使できる。
 +
: TVアニメ版『Unlimited Blade Works』では髪の毛を媒介とした鳥型の使い魔を使役している。これはオートで追尾する自律型で、小型ながら魔力の生成すら可能な代物。凛は「ミニ魔術師」と称した。また、剣状に形態を変化させ、攻撃力を強化することもできる。
   −
;人物
+
=== 弟子1号ロリブルマ ===
:基本的には素直で無邪気、天真爛漫な幼女。その様は「雪の妖精」に喩えられる。<br>しかし、聖杯戦争のためだけに育てられたため、一般的な常識や倫理観が乏しく、特に殺人に抵抗がない(但し流石に関係の無い民間人を躊躇無く殺せるという程ではない)。ナチュラルに天使で、ナチュラルに悪魔。夜に出会えば危険極まりないマスターであるが、お昼の商店街に現れたときは人との触れ合い方を知らない臆病な少女である。<br>士郎を「お兄ちゃん」と呼び、マスターとしては裏切った衛宮切嗣の後継者として殺害しようとするが、イリヤスフィールとしては士郎に対し親しみを感じており、HFルートではその二つの相反する感情に戸惑うこともあった。<br>普段の立ち居振る舞いは幼い少女然としているが、魔術師・貴族の姫として威厳のある態度をとったり、実年齢は士郎よりも上であるため、「妹」ではなく「姉」としての顔を垣間見せる時もあるなど、様々な側面を併せ持つ。
+
『stay night』バッドエンド救済コーナー「タイガー道場」に登場する''イリヤに似た何か''。
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;能力
  −
:マスターとしては聖杯戦争史上最高の適性を持っており、凄まじく魔力を消耗するバーサーカーを苦も無く維持している。[[令呪]]も特別仕様で、通常なら支配を弾きかねない程強力な英霊を律することが出来る。<br>ただし、マスターとしては群を抜く適性を有してはいても、聖杯戦争のためだけに育てられたという歪な教育課程のためか[[魔術|魔術師]]としての技量そのものは未だ高くなく、まだまだ発展途上。もっとも、こちらの適性もホムンクルス故に高く、魔術回路の数も通常の魔術師を圧倒し、自立型魔術回路とでも言うべき存在。<br>イリヤはマスターであると同時に第五次聖杯戦争における「[[聖杯]]」そのものでもある。イリヤの本来の機能は聖杯の器としてのものであり、脱落したサーヴァントの魂を回収し、最終段階では「天のドレス」を纏って[[魔法|第三魔法]]「天の杯」に至ることが目的である。ただし、ヒトの身に英霊という強大な魂を留めておくことは容易ではなく、通常であれば4人が限界。それ以上を宿すとヒトとしての機能が剥がれ落ちていく。セラやリーゼリットが付き従っているのは、その時のためのバックアップでもある。<br>魔術師としては未熟とされるイリヤではあるが、そもそもイリヤは「願望機」たる聖杯であるため、彼女の魔術は理論をすっ飛ばして「結果」のみを現出できる。それがイリヤの魔力で叶うことならば、イリヤ自身はそのために必要な魔術理論を知らなくとも魔術を行使できる。<br>アニメ版『Unlimited Blade Works』では髪の毛を媒介とした鳥型の使い魔を使役している。これはオートで追尾する自律型で、小型ながら魔力の生成すら可能な代物。凛は「ミニ魔術師」と称した。また、剣状に形態を変化させ、攻撃力を強化することもできる。
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=== 弟子1号ロリブルマ ===
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『stay night』バッドエンド救済コーナー「タイガー道場」に登場する''イリヤに似た何か''。<br>
   
『hollow』でのミニゲーム「[[トラぶる花札道中記]]」では、師・タイガーとの馴れ初めが語られる。
 
『hollow』でのミニゲーム「[[トラぶる花札道中記]]」では、師・タイガーとの馴れ初めが語られる。
   −
== 魔法少女プリズマ☆イリヤ ==
+
=== トラウマ獣 ===
*誕生日:7月20日
+
『Carnival Phantasm』に登場。「白き月姫 ファンタズムーン THE MOVIE」に登場する怪人で、体から液状の物質を垂れ流している。カレイドルビーの世界からやってきた。どことなく聖杯くんに似ている。
   −
『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』におけるイリヤ。並行世界の可能性の一つ。
+
正体は『stay night』にて個別ルートを得られなかった悲しみから変化したイリヤ。ファンタズムーンとカレイドルビーによって解放された。
   −
;略歴
+
=== 魔法少女プリズマ☆イリヤ ===
:穂群原学園小等部(5年1組)に通う小学生。義兄の衛宮士郎、本来はメイドだがほぼ家族同然に接しているセラ&リーゼリットの姉妹と四人で暮らしている。父の衛宮切嗣、母のアイリスフィール・フォン・アインツベルンは仕事で家を空けていてあまり帰ってこない。なお士郎は切嗣の養子で、イリヤとの血縁はない。切嗣とアイリは夫婦ではあるがイリヤ曰くいろいろあって籍は入れていない。そのため、アイリ・イリヤと切嗣・士郎とでは姓が異なる。<br>足の速さが密かな自慢。「魔法少女マジカル☆ブシドームサシ」というアニメを好んで見ている。<br>[[マジカルルビー|カレイドステッキ]]に見初められ、ただの一般人だったイリヤが、詐欺同然の強引な手口で契約させられ、魔法少女プリズマ☆イリヤとなる。物語当初は「巻き込まれただけの一般人」だったイリヤだが、次第に彼女にも秘密があることが明らかになっていく。
+
* 誕生日:7月20日
   −
;人物
+
[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』におけるイリヤ。並行世界の可能性の一つ。
:基本的な性格骨子はFate本編のイリヤと共通だが、こちらでは重たい運命とか使命とかとは一切関係ない一般の家庭に育っているため、比較的素直な性格で捩れていない。言ってしまえば単純な性格。ただ、根幹は一緒なのか、隠れたSっケなどの素養は持っているようである。<br>精神的に追い詰められるととりあえず逃げの一手を打ち、安全圏に脱出してほとぼりが冷めるのを待ちながら打開策を考えようとする悪癖がある。<br>メイドというものに異常なまでに興奮してメイド姿の美遊を(たぶん)性的な意味で襲ったり、極限状態とはいえ士郎を幼女三人がかりで性的な意味で襲ったりと若干おかしな部分もある。<br>義兄である士郎に異性として好意を寄せており、やきもちを焼いて士郎をトンカチで殴ったり素手で脇腹を殴ったりと意外と攻撃的な一面もある。
  −
 
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;能力
  −
:能力の大半は彼女自身のものではなく、カレイドステッキの[[マジカルルビー]]及び回収したクラスカードを利用した「魔法少女」としてのもの。<br>アニメで培った想像力と発想力のおかげで、本来難度の高い飛行能力を難なく習得するなどの才能を見せる。また、凛やルヴィアすら思いつかなかったクラスカードの夢幻召喚(インストール)という使い方を発見している。ただしこれは彼女自身も把握していない魔術の素養(すなわち『stay nigit』のイリヤの項で解説した聖杯の器、願望器としての機能)がもたらした発見であり、彼女の発想力から生まれたものではない。<br>稀有な才能を持っていたイリヤだったが、後に[[クロエ・フォン・アインツベルン|クロ]]が分裂したことで出力は3分の1以下に弱体化。以後はそれを魔力の収束刃や、障壁を拘束に応用するなどの方法で補って、何とか戦っているという状態。<br>ただ、『幸運』は異様に高く、クロエ分離後も生命の危機をすんでのところで回避し続けるなど、イリヤの安全確保に一役買っている。原作のイリヤはそこまで幸運とは言えないので、ある意味こちらのイリヤ特有のものともいえる。<br>また、地味ながら足が非常に速く、短距離走ではクラスでは一番らしい。
  −
 
  −
;ツヴァイフォーム
  −
: 2本のステッキを合体させて変身する強化フォーム。<br>黒化ギルガメッシュと融合した[[子ギル]]が繰り出した数々の宝具を通常攻撃だけで片っ端に粉砕するほどの出力に、それを可能とする斬撃・砲撃の強化、降り注ぐ宝具の雨を置き去りするほどのスピードを得る。<br>最後に放った「多元重奏飽和砲撃(クヴィンテット・フォイア)」は、黒化し巨大化したギルガメッシュが使用した最大出力の「天地乖離す開闢の星」を上回る威力を持つ。両者の激突で地形が変わり、円蔵山に大規模なクレーターが生まれ、巨大化ギルガメッシュはこれによって跡形もなく消滅した。<br>このモードは使用者の限界を遥かに超えた力を引き出し、実体化した最強クラスのサーヴァントですら圧倒するほどの力を得るが、通常の魔術回路だけでなく筋系、血管系、リンパ系、神経系まで擬似的に魔術回路として使用している。そのため非常に消耗が激しく、発動中は力を使えば使うほどそれらが摩耗していき、使用後は全身が引き裂かれるような激痛に苛まれる程の大きなダメージを負い、生命の危険すら伴う。
  −
 
  −
== クラスカード / [[宝具]] ==
  −
各カードと[[宝具]]の詳細な性能は各々のページを参照。<br>
  −
ここではイリヤの固有の仕様や、作中での使用状況を記述する。
  −
 
  −
;[[バーサーカー|クラスカード・バーサーカー]]
  −
;;限定展開
  −
::宝具「射殺す百頭」を得る。
  −
;;;射殺す百頭(ナインライブズ)
  −
:::通常時のイリヤでは重過ぎて使いこなせない。
  −
:::子ギル戦で真名解放して使用しようとしたが、技の発動前に子ギルが繰り出した「真・射殺す百頭」で破砕されてしまう。
  −
 
  −
;[[ランサー|クラスカード・ランサー]]
  −
;;限定展開
  −
::宝具「刺し穿つ死棘の槍」を得る。
  −
::学校に突然現われたクロに対し使用しようとしたが、限定展開する前に邪魔が入って不発に終わる。
  −
::番外編コラボコミックやドラマCDでは、イリヤは「突き穿つ死翔の槍」としても使用している
  −
;;夢幻召喚
  −
::英霊クー・フーリンと一時的に同化し、ランサーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
  −
::平行世界で合流したクロとの屋上の戦闘で使用。
  −
;;;刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
  −
:::ルビー曰く「手加減できないガチ宝具」であるため、真名解放を行ったことはない。
  −
 
  −
;[[キャスター|クラスカード・キャスター]]
  −
;;限定展開
  −
::宝具「破戒すべき全ての符」を得る。
  −
;;;破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
  −
:::ダリウスに対し使用。短い間合いを補うためにセイバーの夢幻召喚と併用して攻撃した。攻撃は命中したものの直後にカードを奪われ、正体を現したジュリアンに砕かれて「クラスカード・キャスター」は消失する。
  −
;;夢幻召喚
  −
::英霊メディアと一時的に同化し、キャスターの宝具とスキル、身体能力を会得する。
  −
;;;高速神言
  −
:::神代の魔術を詠唱するスキル。ベアトリス戦で使用するも、「悉く打ち砕く雷神の鎚」に敗れる。
  −
 
  −
;[[ライダー|クラスカード・ライダー]]
  −
;;夢幻召喚
  −
::英霊○○○○○と一時的に同化し、ライダーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
  −
::平行世界で合流したクロとの屋上の戦闘で使用。
  −
;;;自己封印・暗黒神殿(ブレイカー・ゴルゴーン)
  −
:::イリヤの場合はと美遊違い、右目だけを覆う眼帯状になっている。
  −
;;;石化の魔眼・キュベレイ
  −
:::宝具ではなくスキル。本来のライダーはランクA+だったが、イリヤの場合はランクB。しかも美遊と違って両目ではなく、右目のみに発現するにとどまっている
     −
;[[セイバーオルタ|クラスカード・セイバー]]
+
; 略歴
;;限定展開
+
: 穂群原学園小等部(5年1組)に通う小学生。義兄の衛宮士郎、本来はメイドだがほぼ家族同然に接しているセラ&リーゼリットの姉妹と四人で暮らしている。父の衛宮切嗣、母のアイリスフィール・フォン・アインツベルンは仕事で家を空けていてあまり帰ってこない。なお士郎は切嗣の養子で、イリヤとの血縁はない。切嗣とアイリは夫婦ではあるがイリヤ曰くいろいろあって籍は入れていない。そのため、アイリ・イリヤと切嗣・士郎とでは姓が異なる。「魔法少女マジカル☆ブシドームサシ」というアニメを好んで見ている。
::宝具「約束された勝利の剣」を得る。
+
: [[マジカルルビー|カレイドステッキ]]に見初められ、ただの一般人だったイリヤが、詐欺同然の強引な手口で契約させられ、魔法少女プリズマ☆イリヤとなる。物語当初は「巻き込まれただけの一般人」だったイリヤだが、次第に彼女にも秘密があることが明らかになっていく。
::イリヤが単独で本編中にこのカードで限定展開を使用した例はない。『[[カーニバル・ファンタズム]]』ドラマCD「イリヤエ・ロボマエ」では使用例がある。
+
:
::黒化バーサーカー戦では、イリヤと美遊とが協力しての「並列限定展開(パラレル・インクルード)」にて使用。九本同時に具現化し、黒化バーサーカーを倒した。
+
; 人物
;;夢幻召喚
+
: 基本的な性格骨子はFate本編のイリヤと共通だが、こちらでは重たい運命とか使命とかとは一切関係ない一般の家庭に育っているため、比較的素直な性格で捩れていない。言ってしまえば単純な性格。ただ、根幹は一緒なのか、隠れたSっケなどの素養は持っているようである。
::英霊アーサー王と一時的に同化し、セイバーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
+
: 精神的に追い詰められるととりあえず逃げの一手を打ち、安全圏に脱出してほとぼりが冷めるのを待ちながら打開策を考えようとする悪癖がある。メイドというものに異常なまでに興奮してメイド姿の美遊を(たぶん)性的な意味で襲ったり、極限状態とはいえ士郎を幼女三人がかりで性的な意味で襲ったりと若干おかしな部分もある。
::イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は美遊と違い、セイバー・リリィに近いデザインとなっている。
+
: 義兄である士郎に異性として好意を寄せており、やきもちを焼いて士郎をトンカチで殴ったり素手で脇腹を殴ったりと意外と攻撃的な一面もある。
;;;約束された勝利の剣(エクスカリバー)
+
:
:::真名解放せずともその切れ味は最強の聖剣にふさわしく、クロの投影した贋作を叩き折った。
+
; 能力
 +
: 能力の大半は彼女自身のものではなく、カレイドステッキの[[マジカルルビー]]及び回収したクラスカードを利用した「魔法少女」としてのもの。アニメで培った想像力と発想力のおかげで、本来難度の高い飛行能力を難なく習得するなどの才能を見せる。また、凛やルヴィアすら思いつかなかったクラスカードの夢幻召喚(インストール)という使い方を発見している。ただしこれは彼女自身も把握していない魔術の素養(すなわち『stay nigit』のイリヤの項で解説した聖杯の器、願望器としての機能)がもたらした発見であり、彼女の発想力から生まれたものではない。
 +
: 稀有な才能を持っていたイリヤだったが、後に[[クロエ・フォン・アインツベルン|クロ]]が分裂したことで出力は3分の1以下に弱体化。以後はそれを魔力の収束刃や、障壁を拘束に応用するなどの方法で補って、何とか戦っているという状態。ただ、『幸運』は異様に高く、クロエ分離後も生命の危機をすんでのところで回避し続けるなど、イリヤの安全確保に一役買っている。原作のイリヤはそこまで幸運とは言えないので、ある意味こちらのイリヤ特有のものともいえる。また、地味ながら足が非常に速く、短距離走ではクラスでは一番らしい。
 +
:;ツヴァイフォーム
 +
:: 2本のステッキを合体させて変身する強化フォーム。黒化ギルガメッシュと融合した[[子ギル]]が繰り出した数々の宝具を通常攻撃だけで片っ端に粉砕するほどの出力に、それを可能とする斬撃・砲撃の強化、降り注ぐ宝具の雨を置き去りするほどのスピードを得る。
 +
:: 最後に放った「多元重奏飽和砲撃(クヴィンテット・フォイア)」は、黒化し巨大化したギルガメッシュが使用した最大出力の「天地乖離す開闢の星」を上回る威力を持つ。両者の激突で地形が変わり、円蔵山に大規模なクレーターが生まれ、巨大化ギルガメッシュはこれによって跡形もなく消滅した。
 +
:: このモードは使用者の限界を遥かに超えた力を引き出し、実体化した最強クラスのサーヴァントですら圧倒するほどの力を得るが、通常の魔術回路だけでなく筋系、血管系、リンパ系、神経系まで擬似的に魔術回路として使用している。そのため非常に消耗が激しく、発動中は力を使えば使うほどそれらが摩耗していき、使用後は全身が引き裂かれるような激痛に苛まれる程の大きなダメージを負い、生命の危険すら伴う。
   −
;[[アサシン (第四次)‎|クラスカード・アサシン]]
+
==== クラスカード / [[宝具]] ====
;;限定展開
+
各カードと[[宝具]]の詳細な性能は各々のページを参照。ここではイリヤの固有の仕様や、作中での使用状況を記述する。
::宝具「妄想幻像」によるデコイ。
  −
::バゼット戦、子ギル戦にて使用。
  −
;;夢幻召喚
  −
::英霊○○○と一時的に同化し、アサシンの宝具とスキル、身体能力を会得する。
  −
;;;気配遮断
  −
:::「暗殺者」のクラス特性。アンジェリカから一時的に身を隠す際に使用。
     −
;[[アーチャー‎|クラスカード・アーチャー]]
+
; [[バーサーカー|クラスカード・バーサーカー]]
;;限定展開
+
:; 限定展開
::黒塗りの弓。
+
:: 宝具「射殺す百頭」を得る。
::ただし矢が一緒に具現化されなかったために使えず、試しただけに終わる。
+
::; 射殺す百頭(ナインライブズ)
;;夢幻召喚
+
::: 通常時のイリヤでは重過ぎて使いこなせない。子ギル戦で真名解放して使用しようとしたが、技の発動前に子ギルが繰り出した「真・射殺す百頭」で破砕されてしまう。
::英霊○○○と一時的に同化し、アーチャーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
+
:
;;;干将・莫耶
+
; [[ランサー|クラスカード・ランサー]]
:::黒化セイバー戦で使用。投影宝具。アニメ版では「オーバーエッジ」も披露した。
+
:; 限定展開
;;;偽・螺旋剣(カラドボルグII) もしくは、偽・偽・螺旋剣(カラドボルグIII)
+
:: 宝具「刺し穿つ死棘の槍」か「突き穿つ死翔の槍」を得る。
:::黒化セイバー戦にて、アニメ版では使用。投影宝具。真名解放はしていない。コミック版にも同様のシーンは存在するが、はっきりとこの剣と判る描写はされていない(そもそもコミック版はカラドボルグでなかった可能性もある)。このため、この宝具の正確な名称は不明。
+
::; 刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
:::クロが使う際は「III」だが、この時のイリヤは分離した後のクロと比べても高い出力を有していたため、「III」ではなく「II」だった可能性も否定できない。
+
::: 学校に突然現われたクロに対し使用しようとしたが、限定展開する前に邪魔が入って不発に終わる。
;;;熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
+
::; 突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)
:::コミック版でイリヤが使用したのは円蔵山の大空洞で崩落から身を守ったのが初めてだが、アニメ版では黒化セイバーとの戦いで夢幻召喚直後にセイバーの放った魔力斬撃を防いだのが初である。
+
::: 番外編コラボコミックやドラマCD「イリヤエ・ロボマエ」で使用。
;;;約束された勝利の剣(エクスカリバー)
+
:; 夢幻召喚
:::黒化セイバー戦で使用。投影宝具。
+
:: 英霊クー・フーリンと一時的に同化し、ランサーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
:::本来このカードには神造兵装であるこの剣を投影する力はないのだが、イリヤは何故か投影ができ、真名解放までやってのけた。
+
:: 平行世界で合流したクロとの屋上の戦闘で使用。
:::黒化セイバーの持つ真作の「約束された勝利の剣」と競り合い、凌駕する。
+
::; 刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
 +
::: ルビー曰く「手加減できないガチ宝具」であるため、真名解放を行ったことはない。
 +
:
 +
; [[キャスター|クラスカード・キャスター]]
 +
:; 限定展開
 +
:: 宝具「破戒すべき全ての符」を得る。
 +
::; 破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
 +
::: ダリウスに対し使用。短い間合いを補うためにセイバーの夢幻召喚と併用して攻撃した。攻撃は命中したものの直後にカードを奪われ、正体を現したジュリアンに砕かれて「クラスカード・キャスター」は消失した。
 +
:; 夢幻召喚
 +
:: 英霊メディアと一時的に同化し、キャスターの宝具とスキル、身体能力を会得する。
 +
::; 高速神言
 +
::: 神代の魔術を詠唱するスキル。ベアトリス戦で使用するも、「悉く打ち砕く雷神の鎚」に敗れる。
 +
:
 +
; [[ライダー|クラスカード・ライダー]]
 +
:; 夢幻召喚
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:: 英霊○○○○○と一時的に同化し、ライダーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
 +
:: 平行世界で合流したクロとの屋上の戦闘で使用。
 +
::; 自己封印・暗黒神殿(ブレイカー・ゴルゴーン)
 +
::: イリヤの場合はと美遊違い、右目だけを覆う眼帯状になっている。
 +
::; 石化の魔眼・キュベレイ
 +
::: 宝具ではなくスキル。本来のライダーはランクA+だったが、イリヤの場合はランクB。しかも美遊と違って両目ではなく、右目のみに発現するにとどまっている
 +
:
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; [[セイバーオルタ|クラスカード・セイバー]]
 +
:; 限定展開
 +
:: 宝具「約束された勝利の剣」を得る。
 +
::; 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
 +
::: イリヤが単独で本編中にこのカードで限定展開を使用した例はない。『[[カーニバル・ファンタズム]]』ドラマCD「イリヤエ・ロボマエ」では使用例がある。
 +
::: 黒化バーサーカー戦では、イリヤと美遊とが協力しての「並列限定展開(パラレル・インクルード)」にて使用。九本同時に具現化し、黒化バーサーカーを倒した。
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:; 夢幻召喚
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:: 英霊アーサー王と一時的に同化し、セイバーの宝具とスキル、身体能力を会得する。イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は美遊と違い、セイバー・リリィに近いデザインとなっている。
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::; 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
 +
::: 真名解放せずともその切れ味は最強の聖剣にふさわしく、クロの投影した贋作を叩き折った。
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:
 +
; [[アサシン (第四次)‎|クラスカード・アサシン]]
 +
:; 限定展開
 +
:: 宝具「妄想幻像」によるデコイ。
 +
:: バゼット戦、子ギル戦にて使用。
 +
:; 夢幻召喚
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:: 英霊○○○と一時的に同化し、アサシンの宝具とスキル、身体能力を会得する。
 +
::; 気配遮断
 +
::: 「暗殺者」のクラス特性。アンジェリカから一時的に身を隠す際に使用。
 +
:
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; [[アーチャー‎|クラスカード・アーチャー]]
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:; 限定展開
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:: 黒塗りの弓を得る。ただし矢が一緒に具現化されなかったために使えず、試しただけに終わる。
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:; 夢幻召喚
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:: 英霊○○○と一時的に同化し、アーチャーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
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::; 干将・莫耶
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::: 黒化セイバー戦で使用。投影宝具。アニメ版では「オーバーエッジ」も披露した。
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::; 偽・螺旋剣(カラドボルグII) / 偽・偽・螺旋剣(カラドボルグIII)
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::: 投影宝具。TVアニメ版にて、黒化セイバー戦で使用。真名解放はしていない。コミック版にも同様のシーンは存在するが、はっきりとこの剣と判る描写はされていない(そもそもコミック版はカラドボルグでなかった可能性もある)。このため、この宝具の正確な名称は不明。
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::: クロが使う際は「III」だが、この時のイリヤは分離した後のクロと比べても高い出力を有していたため、「III」ではなく「II」だった可能性も否定できない。
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::; 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
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::: 投影宝具。『ツヴァイ』にて、円蔵山の大空洞の崩落から身を守る為に�使用。TVアニメ版では黒化セイバーとの戦いで使用。
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::; 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
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::: 投影宝具。黒化セイバー戦で使用。
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::: 本来このカードには神造兵装であるこの剣を投影する力はないのだが、イリヤは何故か投影ができ、真名解放までやってのけた。
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::: 黒化セイバーの持つ真作の「約束された勝利の剣」と競り合い、凌駕する。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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