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| == [[宝具]] == | | == [[宝具]] == |
| ;帰滅を裁定せし廻剣(マハー・プララヤ) | | ;帰滅を裁定せし廻剣(マハー・プララヤ) |
| + | : ランク:EX<br />種別:対界宝具<br />レンジ:100<br>最大捕捉:レンジ内全て |
| + | :アルジュナへ『対邪悪』と共にもう一つ与えられた力。それがこの『帰滅を裁定せし廻剣』である。 |
| + | :悪を滅ぼすため、世界を終わらせるため、彼は全ての最後にこの剣を振るう定めである。 |
| + | :剣を振るえば、世界全てを消滅させる。 |
| + | :マハー・プララヤとは梵天が死ぬ際の宇宙が帰滅することを指す……即ち、壊劫。 |
| + | :さすがに天下無双のアルジュナといえども、サーヴァントとして召喚された状態では、この剣の力を完全に発揮して、振るうことはできない。だが凝縮・限定された破壊を発生させるという点では、『破壊神の手翳』と同じであり、アルジュナは使い心地をそれほど悪くないと考えているようだ。 |
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| == 真名:アルジュナ〔オルタ〕 == | | == 真名:アルジュナ〔オルタ〕 == |
| + | :アルジュナ〔オルタ〕。人を捨て、地を捨て、神に成り、天へと果てた。完全にして完璧な世界のために君臨する、滅ぼしの神。 |
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| + | :インド神話において、全てを終わらせ再び始める限りなく神に近い英雄が存在する。 |
| + | :その彼から滅びの権能を譲り受けたのが異聞帯サーヴァント、アルジュナ・オルタである。 |
| + | :彼は代償として、人格を失いかけていたが生来の英雄としての自我が、どうにか彼を機械的な存在になることを妨ぐことができた。 |
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| + | :神々との関係が断たれ、ひとりの英霊として召喚されてからは再臨が進むにつれて、本来の人間性を取り戻していく。 |
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| + | :本来は人間性をほぼ失った、完全なる破壊の徒として振る舞う。『終末をもたらす者』から権能として対邪悪スキルと神性を授かっているが故の代償である。 |
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| + | :ただし、再臨を繰り返すとかろうじてアルジュナの人間性が取り戻せる。 |
| + | :その場合、アーチャーのアルジュナよりやや素朴な青年としての姿が顔を出す。 |
| + | :アーチャーとしてのアルジュナはマスターに相応しいサーヴァントであろうと、気を張っている部分があるが、アルジュナ・オルタにはそれが欠けているからだ。 |
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| + | :アーチャーのアルジュナは彼の在り方に英雄としての理想像を見出すが、異聞帯のサーヴァントであるアルジュナ・オルタはアーチャーのアルジュナに誇り高き英雄としての憧憬を抱いている。 |
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| + | :インド異聞帯において彼は完璧なる神として君臨した。 |
| + | :本来の人格は塗り潰され、まさにデウス・エクス・マキナ……世界を輪廻させ続けるだけの概念に成る寸前に至った。 |
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| + | :しかし、アルジュナのエゴイズム(それは、誰かに勝ちたい、優れた者でありたい、何かを憎み、怒りたいという程度のものであったが)を司る人格が残ったことで、皮肉にもその人間性を取り戻した。 |
| + | :今度こそカルナに勝ちたい、という願い……欲望こそが、彼を人間に引き戻すことができたのである。 |
| + | :インド異聞帯では、あらゆる神の権能を取り込むことにより暴走、少しの不出来も容赦しない概念となったが、サーヴァントとして召喚された彼が許さないのはマスターに敵対する邪悪なもののみであり、汎人類史のアルジュナが本来持つ穏やかな性格も窺わせる。 |
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