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| [[聖杯]]による魔術的な災害が発生しており、比喩ではなく町の全てが燃え盛っている光景は[[Fate/Zero|並行世界の十年前の大火]]の比ではなく、未確認座標としか表記されないそれは元の場所の名前すら識別が困難なほどの有様。何処まで行っても焼け野原で住人の痕跡も存在しない。街は炎上し人間はいなくなっている。スケルトンなどの低級の怪物と聖杯戦争の参加者だった七騎のサーヴァントだけが存在している。<br> | | [[聖杯]]による魔術的な災害が発生しており、比喩ではなく町の全てが燃え盛っている光景は[[Fate/Zero|並行世界の十年前の大火]]の比ではなく、未確認座標としか表記されないそれは元の場所の名前すら識別が困難なほどの有様。何処まで行っても焼け野原で住人の痕跡も存在しない。街は炎上し人間はいなくなっている。スケルトンなどの低級の怪物と聖杯戦争の参加者だった七騎のサーヴァントだけが存在している。<br> |
| + | 経緯は不明だが一夜で街は炎に覆われ、人間がいなくなり、サーヴァントだけが残された。そんな中でセイバーが真っ先に聖杯戦争を再開し、アーチャー、ランサー、ライダー、バーサーカー、アサシンがセイバーによって倒された。倒されたサーヴァントは真っ黒い泥に汚染されシャドウ化した。また、スケルトンなどの怪物が何処からか湧き出てきた。 |
| + | |
| 呪いが土地そのものに染み付いており、人間の住める場所ではなくなっているとされる。炎は十年や二十年では消えないと推測される<ref group="注">ロマニ曰く、アメリカに似た様な街があり、その街は地上に火災が、地下にはガスが充満してあと五十年は燃え続ける見込みらしい。</ref>。大気中の<ruby><rb>魔力</rb><rt>マナ</rt></ruby>濃度も異常で古代の地球の様な状態。 | | 呪いが土地そのものに染み付いており、人間の住める場所ではなくなっているとされる。炎は十年や二十年では消えないと推測される<ref group="注">ロマニ曰く、アメリカに似た様な街があり、その街は地上に火災が、地下にはガスが充満してあと五十年は燃え続ける見込みらしい。</ref>。大気中の<ruby><rb>魔力</rb><rt>マナ</rt></ruby>濃度も異常で古代の地球の様な状態。 |
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| 第1部序章を飾った特異点ながら[[ゲーティア]]からの言及や、終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』へのサーヴァントの召喚が行われなかった唯一の例外であり、第1部はおろか1.5部、そして第2部に至っても未だ'''修正されてはいない特異点'''として残り続けているとされる。<br> | | 第1部序章を飾った特異点ながら[[ゲーティア]]からの言及や、終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』へのサーヴァントの召喚が行われなかった唯一の例外であり、第1部はおろか1.5部、そして第2部に至っても未だ'''修正されてはいない特異点'''として残り続けているとされる。<br> |
− | なお、第六特異点にて[[マシュ・キリエライト]]が、幕間の物語「アンリミテッド・レイズ/デッド」にてロマニ・アーキマンがこの特異点を指して『特異点X』と呼んだが、現時点で詳細は不明。 | + | なお、第六特異点にて[[マシュ・キリエライト]]が、幕間の物語「アンリミテッド・レイズ/デッド」にてロマニ・アーキマンがこの特異点を指して『特異点X』と呼んでおり、以降も時折『特異点X』と呼称される場合がある。 |
| + | これについてはプレイヤー間で様々な予想が飛び交ったが、第2部6章19節にて「'''特異点Fは、カルデアスが特異点Xとも定義した2004年の冬木のこと'''」と[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕 |レオナルド・ダ・ヴィンチ]]より詳細が語られた。つまり呼称が安定しなかったのは、そもそも呼び名自体が二つあった為であった。 |
| + | しかし同時に、カルデアスは何故この特異点をXと定義したのかという謎もまた浮上している。 |
| | | |
| 戦場となる市内各所は、大橋、教会、港など、以前からのFateユーザーには見慣れた場所が揃う。が、遠坂邸や間桐邸のあったエリアが巨大なクレーターと化して跡形もなく吹き飛んでいたり<ref group="注">マップでは『爆心地』と表記されている。</ref>、マップに明らかに「とある宝具」をぶっ放した跡が一直線に延びていたり<ref group="出">「TYPE-MOONエース Fate/Grand Order」</ref>と、かなりボロボロ。<br> | | 戦場となる市内各所は、大橋、教会、港など、以前からのFateユーザーには見慣れた場所が揃う。が、遠坂邸や間桐邸のあったエリアが巨大なクレーターと化して跡形もなく吹き飛んでいたり<ref group="注">マップでは『爆心地』と表記されている。</ref>、マップに明らかに「とある宝具」をぶっ放した跡が一直線に延びていたり<ref group="出">「TYPE-MOONエース Fate/Grand Order」</ref>と、かなりボロボロ。<br> |
| + | 主人公達は衛宮邸跡地にレイシフトし、そこから2キロほど移動した遠坂邸の霊脈のターミナルに召喚サークルを設置し、ベースキャンプを作成した。 |
| | | |
− | ==人物== | + | ==登場人物== |
| + | ===人物=== |
| ;[[オルガマリー・アニムスフィア]] | | ;[[オルガマリー・アニムスフィア]] |
| :カルデアの所長。未確認座標X-Bの爆心地(遠坂邸、間桐邸のあったエリア)で主人公達と合流した。 | | :カルデアの所長。未確認座標X-Bの爆心地(遠坂邸、間桐邸のあったエリア)で主人公達と合流した。 |
− | :基本的に敵性生物との戦いには参加せずに隠れているが、襲撃されても独力である程度生き延びられる程度の力は持っている。 | + | :基本的に敵性生物との戦いには参加せずに隠れているが、襲撃されても独力である程度生き延びられる程度の力は持っている。作戦に備えて特注で作っておいたまだ一度も袖を通していない礼装があったが、作戦前の主人公との問答に時間を取られて着替える事が出来なかった。ドライフルーツを所持しており、サーヴァント契約により魔術回路がフル稼働したせいで脳に負担がかかった主人公に提供した。紅茶より珈琲派。 |
| :本来はレイシフト適性は無いが、序章のカルデア爆破事件で肉体を失い残留思念となった事でレイシフトが可能になり特異点に転移してきていた。カルデアに帰った時点で消滅してしまうため、帰還は絶望的。 | | :本来はレイシフト適性は無いが、序章のカルデア爆破事件で肉体を失い残留思念となった事でレイシフトが可能になり特異点に転移してきていた。カルデアに帰った時点で消滅してしまうため、帰還は絶望的。 |
| :合流時はスケルトンに襲われており、マシュに助けられた。キャスターの荒療治で疑似展開したマシュの宝具に真名なしで使うのは不便という事で「ロード・カルデアス」という<ruby><rb>呪文</rb><rt>スペル</RT></RUBY>を名付けた。セイバーを倒した後に現れたレフ・ライノールによって、依存していた彼が自身を殺したという事実に自身の肉体が死亡している事を教えられ絶望させられた挙句、「高密度霊子の集合体」「次元が異なる領域」であり物理的には太陽やブラックホールに等しいカルデアスに直接接触させられ、生きたまま無限の死を味わい分子レベルにまで分解されて消滅した。 | | :合流時はスケルトンに襲われており、マシュに助けられた。キャスターの荒療治で疑似展開したマシュの宝具に真名なしで使うのは不便という事で「ロード・カルデアス」という<ruby><rb>呪文</rb><rt>スペル</RT></RUBY>を名付けた。セイバーを倒した後に現れたレフ・ライノールによって、依存していた彼が自身を殺したという事実に自身の肉体が死亡している事を教えられ絶望させられた挙句、「高密度霊子の集合体」「次元が異なる領域」であり物理的には太陽やブラックホールに等しいカルデアスに直接接触させられ、生きたまま無限の死を味わい分子レベルにまで分解されて消滅した。 |
| :彼女が最期に残した叫びは主人公とマシュに深く刻まれており、第二部序章で死を前にして似た様な本音を叫んだ[[ゴルドルフ・ムジーク]]を見捨てられず救いに行くきっかけになっている。 | | :彼女が最期に残した叫びは主人公とマシュに深く刻まれており、第二部序章で死を前にして似た様な本音を叫んだ[[ゴルドルフ・ムジーク]]を見捨てられず救いに行くきっかけになっている。 |
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| + | ;[[レフ・ライノール]] |
| + | :[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]の顧問を務める[[魔術師]]。 |
| + | :序章にて発生したカルデア爆破事件の下手人であり、人類を処理するために遣わされた2015年担当者。正式な名前はレフ・ライノール・フラウロス。 |
| + | :オルガマリーを確実に爆殺できるよう足元に仕掛けておいたこと、Dr.ロマンも抹殺予定だったが彼が偶然で生き残っていたことを知って人間と言う種そのものを罵倒する言葉を吐くなど、序章で見せた人柄とはまるで異なる狂気を見せた。 |
| + | :爆破事件の際は48人目のマスター適性者である主人公を全く見込みがない子供として善意で見逃したと語ったが、それが後々の仇となるとは全く考えていなかった。 |
| + | :セイバーを倒し水晶体を回収しようとする主人公たちの前に現れて回収を妨害。序章の事件の裏側を語った後、カルデアスに時空をつなげて直接放り込むという形で今度こそオルガマリーを抹殺。その後、崩壊する特異点から離脱した。 |
| + | |
| + | ===サーヴァント=== |
| ;[[クー・フーリン〔キャスター〕]] | | ;[[クー・フーリン〔キャスター〕]] |
| :聖杯戦争に参加していたキャスターのサーヴァント。データのコリジョンによりキャスタークラスになったとされ、口ぶりからするに平行世界での冬木の聖杯戦争の記憶を保持していると思われる。 | | :聖杯戦争に参加していたキャスターのサーヴァント。データのコリジョンによりキャスタークラスになったとされ、口ぶりからするに平行世界での冬木の聖杯戦争の記憶を保持していると思われる。 |
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| :エミヤの幕間の物語「無限の剣製」では大空洞の奥に黒化した状態で登場。その実力は本物に迫るほど。エミヤは以前にこの特異点に来た時に気配を感じとっており、主人公のマスターとしての力量を試す為の試練として倒された。 | | :エミヤの幕間の物語「無限の剣製」では大空洞の奥に黒化した状態で登場。その実力は本物に迫るほど。エミヤは以前にこの特異点に来た時に気配を感じとっており、主人公のマスターとしての力量を試す為の試練として倒された。 |
| | | |
− | ;[[レフ・ライノール]] | + | ;[[メドゥーサ〔シャドウランサー〕]] |
− | :[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]の顧問を務める[[魔術師]]。 | + | :『Fate/Grand Order ‐First Order‐』に登場したランサークラスのサーヴァント。コミック『Fate/Grand Order -turas réalta-』と『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』でも登場している。 |
− | :序章にて発生したカルデア爆破事件の下手人であり、人類を処理するために遣わされた2015年担当者。正式な名前はレフ・ライノール・フラウロス。 | + | :『Fate/Grand Order ‐First Order‐』では冬木市にレイシフトした直後の主人公たちを襲撃するが、彼らを守るように現れたクー・フーリンと交戦、敗北して消滅した。 |
− | :オルガマリーを確実に爆殺できるよう足元に仕掛けておいたこと、Dr.ロマンも抹殺予定だったが彼が偶然で生き残っていたことを知って人間と言う種そのものを罵倒する言葉を吐くなど、序章で見せた人柄とはまるで異なる狂気を見せた。 | + | :『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』でも似たような経緯だが、『Fate/Grand Order -turas réalta-』では主人公とマシュの連携によって敗れ去り、クー・フーリンの出番はなかった。 |
− | :爆破事件の際は48人目のマスター適性者である主人公を全く見込みがない子供として善意で見逃したと語ったが、それが後々の仇となるとは全く考えていなかった。 | + | |
− | :セイバーを倒し水晶体を回収しようとする主人公たちの前に現れて回収を妨害。序章の事件の裏側を語った後、カルデアスに時空をつなげて直接放り込むという形でこんどこそオルガマリーを抹殺。その後、崩壊する特異点から離脱した。 | + | ;[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕]] |
| + | :コミック『Fate/Grand Order -turas réalta-』で呪腕のハサンに代わって登場したサーヴァント。 |
| + | :レイシフト直後の藤丸を襲撃し、デミ・サーヴァントと化したマシュにより撃退される。 |
| + | :その後、ブーディカと共にオルガマリーを捕らえ人質にするも、クー・フーリンの宝具により消滅。 |
| + | |
| + | ;[[ブーディカ]] |
| + | :コミック『Fate/Grand Order -turas réalta-』で登場したサーヴァント。 |
| + | :ランサーから逃走したオルガマリーを百貌のハサンと共に人質にしたところを、クー・フーリンのルーン魔術の不意打ちを喰らい、消滅。 |
| + | |
| + | ==関連人物== |
| + | ;[[アルトリア・ペンドラゴン]] |
| + | :アルトリア・ペンドラゴンの幕間の物語「戦う理由」で登場。セイバーのクラスの、騎士たちの王として自らを律していた頃のアルトリア。 |
| + | :聖杯戦争の発端となった土地であるフユキを見たい、という彼女本人の願いで主人公達と共に特異点Fにレイシフトする。 |
| + | :この街の聖杯を守っていた別側面の自分であるアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕の記憶は持たない。 |
| + | |
| + | ;[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]] |
| + | :アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕の幕間の物語「オルタの系譜」で登場。 |
| + | :主人公たちがアルトリア・オルタの頼みによって大聖杯内部の空間にレイシフトした事でフランス特異点ごと一時的に再現され、主人公の腕を磨くための修練として戦わされる。遭遇時には玉座にいた。 |
| + | :この時には既に自身が[[ジル・ド・レェ]]が聖杯を使って創り出した偽物である事を理解しており、主人公への恨みも特に無く、あっさりと敗北を認めて消滅する。 |
| + | |
| + | ;[[アルテラ]] |
| + | :アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕の幕間の物語「似て非なるもの」で登場。 |
| + | :アルトリア・オルタによると他の英霊とは根本から異なるため、何者なのかが分からないと言われている。対話した後のアルトリアオルタの評価だと「アルテラ自身は拍子抜けの女だが、その宝具は叩き潰すに相応しい」とのこと。 |
| + | :主人公達が大聖杯内部の空間にレイシフトし、大聖杯を経由する形で彼女の夢に侵入し、主人公達は夢の世界に侵入され、アルトリアオルタに英霊かどうかを疑われた事を怒ったアルテラと戦うことになる。この際にアルテラの剣が大気中の<ruby><rb>魔力</rb><rt>マナ</rt></ruby>を飲み込んだ。アルトリアオルタの持つ『約束された勝利の剣』の傷みでいつか受けた同じ傷みを思い出しながら消滅した。アルテラの消滅に伴い夢が覚め、世界が崩壊すると共に主人公たちは元の意識に帰った。 |
| + | |
| + | ;[[ヴラド三世 (EXTRA)|ヴラド三世〔EXTRA〕]] |
| + | :ヴラド三世〔EXTRA〕の幕間の物語「焦土の記憶」で登場。 |
| + | :この特異点の有様を「別の大きな間違い」が引き起こしたのではないか、と推測し、同時に彼が最も嫌うものがここに存在し、その源泉を破壊しようと目論む。 |
| + | |
| + | ;[[アンリマユ]] |
| + | :アンリマユの幕間の物語「アンリミテッド・レイズ/デッド」で登場。 |
| + | :『特異点X』にてシャドウサーヴァントが大量に発生したバグの原因だと語り、その解決の手伝いを提案する。 |
| + | :そして解決後、主人公にこの特異点は七つの特異点が解決した後まで修正せず、残しておいた方がいい、と所感を語った。 |
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| ==用語== | | ==用語== |
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| :この冬木という土地の本当の“心臓”。超抜級の魔術炉心。製作は錬金術の大家として記録の残る[[アインツベルン]]。 | | :この冬木という土地の本当の“心臓”。超抜級の魔術炉心。製作は錬金術の大家として記録の残る[[アインツベルン]]。 |
| :クー・フーリンが「特異点とやらがあるとしたらここ以外ない」という場所であり、所在する大空洞は強力な霊脈になっている。アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕が居座っていた。大聖杯に繋がる洞窟は半分天然、半分人工で、魔術師が長い年月をかけね拡げた魔術工房。内部は少し入り組んでいる。洞窟内には[[エミヤ]]が陣取っていた。 | | :クー・フーリンが「特異点とやらがあるとしたらここ以外ない」という場所であり、所在する大空洞は強力な霊脈になっている。アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕が居座っていた。大聖杯に繋がる洞窟は半分天然、半分人工で、魔術師が長い年月をかけね拡げた魔術工房。内部は少し入り組んでいる。洞窟内には[[エミヤ]]が陣取っていた。 |
− | :大空洞に残る大聖杯内部は空間が安定しておらず、それ一つで一種の特異点の様な状態であり、カルデアとの繋がりも安定しない。 | + | :大空洞に残る大聖杯内部は空間が安定しておらず、それ一つで一種の特異点の様な状態であり、カルデアとの繋がりも安定しない。通信も出来ない。 |
| :アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕の幕間の物語「オルタの系譜」ではこの大聖杯内部の空間にレイシフトし、大聖杯内部でありながら何処でもない断片、一時とはいえ特異点と化したモノを再現する場として主人公たちが通り過ぎた一つの結末を一時的に再現した。再現とはいえ戦う分には幻ではないため、オルタによって主人公の修練に利用されることとなる。この時はフランス特異点が再現されたが、冬木とフランスの人理定礎の値が一瞬だけマイナスに戻っていた。 | | :アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕の幕間の物語「オルタの系譜」ではこの大聖杯内部の空間にレイシフトし、大聖杯内部でありながら何処でもない断片、一時とはいえ特異点と化したモノを再現する場として主人公たちが通り過ぎた一つの結末を一時的に再現した。再現とはいえ戦う分には幻ではないため、オルタによって主人公の修練に利用されることとなる。この時はフランス特異点が再現されたが、冬木とフランスの人理定礎の値が一瞬だけマイナスに戻っていた。 |
| :続く幕間の物語「似て非なるもの」では、大聖杯内部の空間にレイシフトし経由する形でアルテラの夢に侵入。この夢には地平線を埋め尽くす数の巨大なゴーレムの集団が溢れていたが主人公たちを敵視してはおらず、ただ土地を破壊する為だけに前進していた。個々の意思を持たないが、一つの意思で統率されており、マシュの所感だと「この星の文明を停止させろ」と命じられている様だったとされる。この空間はアルテラの夢であったため、夢の世界のアルテラ本人の消滅に伴い夢が覚め、世界が崩壊すると共に主人公たちは元の意識に帰った。この際主人公たちはワールドエンドの疑似体験をすることとなった。 | | :続く幕間の物語「似て非なるもの」では、大聖杯内部の空間にレイシフトし経由する形でアルテラの夢に侵入。この夢には地平線を埋め尽くす数の巨大なゴーレムの集団が溢れていたが主人公たちを敵視してはおらず、ただ土地を破壊する為だけに前進していた。個々の意思を持たないが、一つの意思で統率されており、マシュの所感だと「この星の文明を停止させろ」と命じられている様だったとされる。この空間はアルテラの夢であったため、夢の世界のアルテラ本人の消滅に伴い夢が覚め、世界が崩壊すると共に主人公たちは元の意識に帰った。この際主人公たちはワールドエンドの疑似体験をすることとなった。 |
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| :ネロ・クラウディウス〔ブライド〕の幕間の物語「決意の花束」では大空洞の中心の霊脈を鍛冶場に「遥かな過去に地上に落ちた霊石」を火にくべ、生気を宿すことで「燃え盛る聖なる泉フェーヴェンス・アーデオ」という剣を作成した。 | | :ネロ・クラウディウス〔ブライド〕の幕間の物語「決意の花束」では大空洞の中心の霊脈を鍛冶場に「遥かな過去に地上に落ちた霊石」を火にくべ、生気を宿すことで「燃え盛る聖なる泉フェーヴェンス・アーデオ」という剣を作成した。 |
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| ;[[アインツベルン]] | | ;[[アインツベルン]] |
| :大聖杯を製作した錬金術の大家。魔術協会に属さない、<ruby><rb>人造人間</rb><rt>ホムンクルス</RT></RUBY>だけで構成された一族。 | | :大聖杯を製作した錬金術の大家。魔術協会に属さない、<ruby><rb>人造人間</rb><rt>ホムンクルス</RT></RUBY>だけで構成された一族。 |
| + | |
| + | ==マップ== |
| + | {| class="wikitable" |
| + | |- |
| + | ! 名前 !! フリークエスト !! 地名 |
| + | |- |
| + | | 未確認座標X-A || 屋敷跡 || 衛宮邸 |
| + | |- |
| + | | 未確認座標X-B || 爆心地 || 遠坂邸 |
| + | |- |
| + | | 未確認座標X-C || 大橋 || 冬木大橋 |
| + | |- |
| + | | 未確認座標X-D || 紅く染まった港 || 埠頭 |
| + | |- |
| + | | 未確認座標X-E || 骸彷徨う教会 || 聖堂病院 |
| + | |- |
| + | | 未確認座標X-F || 焼け崩れた校舎 || 穂群原学園 |
| + | |- |
| + | | rowspan="2"|未確認座標X-G || 危険地帯 || rowspan="2"|アインツベルン城 |
| + | |- |
| + | | 燃え盛る森 |
| + | |- |
| + | | 変動座標点0号 || 大空洞 || 大聖杯 |
| + | |} |
| + | |
| + | ==メディアミックス== |
| + | ;コミック「Fate/Grand Order -<ruby><rb>mortalis:stella</rb><rt>モルターリス:ステラ</rt></ruby>-」 |
| + | *白峰氏による本編コミカライズ。1巻に収録。 |
| + | ;コミック「Fate/Grand Order -<ruby><rb>turas réalta</rb><rt>トゥルス・レアルタ</rt></ruby>-」 |
| + | *カワグチタケシ氏による本編のコミカライズ。1, 2巻に収録。 |
| + | ;漫画「ロード・カルデアス」 |
| + | *TYPE-MOONエース Vol.11収録。黒瀬浩介氏による序章の一部コミカライズ。 |
| + | **「Fate/Grand Order シャトー・ディフ 黒瀬浩介作品集」にて再録。 |
| + | ;ドラマCD「Fate/Grand Order 序章」 |
| + | *TYPE-MOONエースFate/Grand Order付録。シナリオは奈須きのこ氏が担当。 |
| + | ;アニメ「Fate/Grand Order -First Order-」 |
| + | *2016年末、「Fate Project 大晦日TVスペシャル~First & Next Order~」内にて放送。 |
| | | |
| ==メモ== | | ==メモ== |
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| **過去と未来を見通す千里眼を持つ[[ゲーティア|人理焼却の黒幕]]は[[聖杯]]を渡して人理を歪ませたサーヴァント達の名を挙げる中、なぜか[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕]]の存在はなかった。このことから、ゲーティアはこの特異点の成立に全く関わりのない存在だったと推測される。 | | **過去と未来を見通す千里眼を持つ[[ゲーティア|人理焼却の黒幕]]は[[聖杯]]を渡して人理を歪ませたサーヴァント達の名を挙げる中、なぜか[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕]]の存在はなかった。このことから、ゲーティアはこの特異点の成立に全く関わりのない存在だったと推測される。 |
| **この特異点の成立に大きく関わっていると目される[[アンリマユ|大聖杯の汚染源]]曰く、この特異点は未だに修正が完了していないとされる。 | | **この特異点の成立に大きく関わっていると目される[[アンリマユ|大聖杯の汚染源]]曰く、この特異点は未だに修正が完了していないとされる。 |
− | **時折『特異点X』と呼称される場合がある。初出は第1部第6章だが、第2部公開後もテキストが修正されていないことを考えると「'''あの場面においてはそれが正しい'''」と判断することができる。 | + | **時折『特異点X』と呼称される場合がある。初出は第1部第6章だが、第2部公開後もテキストが修正されていないことを考えると「'''あの場面においてはそれが正しい'''」と判断することができる。これについては上述されている通り、カルデア内でFとXとの二つの呼び名が着けられていた事が理由と推測できる。 |
− | *『特異点F』のアイコンが熊本県近辺に相当する位置に設定されていること、『Fate/Grand Order -turas realta-』にて『特異点F』の位置が大分県にあるような描写をされていることなどから、[[冬木市]]の場所は九州北部(特に大分県周辺)ではないかとする説が出されている。 | + | *『特異点F』のアイコンが熊本県近辺に相当する位置に設定されていること、『Fate/Grand Order -turas réalta-』にて『特異点F』の位置が大分県にあるような描写をされていることなどから、[[冬木市]]の場所は九州北部(特に大分県周辺)ではないかとする説が出されている。 |
| *この特異点のステージBGMは『stay night』の初期タイトル及び劇中曲「Into The Night」のアレンジとなっている。 | | *この特異点のステージBGMは『stay night』の初期タイトル及び劇中曲「Into The Night」のアレンジとなっている。 |
| + | *『[[Fate/Grand Order Arcade]]』において、特異点の名称が『炎上汚染都市』と変更されており、『冬木』が付いていない。 |
| + | **他にも『事故ではなく普通にレイシフトして行く』『オルガマリーもロマニも登場せずマシュがナビゲート役を兼ねる』等の違いがある。 |
| | | |
| == 脚注 == | | == 脚注 == |
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| [[Category:地名]] | | [[Category:地名]] |
| [[Category:Fate/Grand Order]] | | [[Category:Fate/Grand Order]] |
| + | [[Category:Fate/Grand Order Arcade]] |