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**四次で切嗣がマスターとして用いた時は、士郎のような不安定さは見られずに十全に効果を発揮し、綺礼によって破壊された心臓すら即座に復元させてみせた。
 
**四次で切嗣がマスターとして用いた時は、士郎のような不安定さは見られずに十全に効果を発揮し、綺礼によって破壊された心臓すら即座に復元させてみせた。
 
***ただし、この際の描写が「"川が下から上に流れるような、本来起こり得ない現象"とされるサーヴァントからマスターへの魔力の逆流によって『全て遠き理想郷』の効果が発現した。」とされていること。言峰が心臓を破壊したにも関わらず、「ものの数秒で心臓が復元された」点について。そして、正式マスターでもないアイリが、セイバーが鞘に魔力を込めるまでもなく触れた瞬間に瀕死の重傷で衰弱しきった状態から立ち治る等。『stay night』時とは異なる設定及び描写に疑問を投げかける声も出ている。
 
***ただし、この際の描写が「"川が下から上に流れるような、本来起こり得ない現象"とされるサーヴァントからマスターへの魔力の逆流によって『全て遠き理想郷』の効果が発現した。」とされていること。言峰が心臓を破壊したにも関わらず、「ものの数秒で心臓が復元された」点について。そして、正式マスターでもないアイリが、セイバーが鞘に魔力を込めるまでもなく触れた瞬間に瀕死の重傷で衰弱しきった状態から立ち治る等。『stay night』時とは異なる設定及び描写に疑問を投げかける声も出ている。
**この通り非常に強力な性能を誇り、彼女の切り札とも言える「全て遠き理想郷」だが、現在数多くのFate派生作品でアルトリアが登場する中、この鞘が登場した作品はほぼ全て「冬木の聖杯戦争」に関わる作品群である。更に言うと彼女本人が「全て遠き理想郷」を使用できるのはほぼ『stay night』及び5次聖杯戦争の関連作品群である(一度だけエイプリルフール作中で使用した事はあるが商業作品のみだと全くない)。SNと同じ様な状況だと、生前の時に召喚された彼女が奪われたアヴァロンを所持できないと考えるのは普通だが、生前無くしたとはいえムーンセル内ではデータがあるはずのエクステラ、既に英霊の座に居り無くした宝具も所持できるはずのGrand Order、そもそもカードのデータでしかないプリズマ☆イリヤと言った持ってても矛盾がない作品群でも、かの鞘が登場した事は未だない。
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**この通り非常に強力な性能を誇り、彼女の切り札とも言える「全て遠き理想郷」だが、現在数多くのFate派生作品でアルトリアが登場する中、この鞘が登場した作品はほぼ全て「冬木の聖杯戦争」に関わる作品群である。更に言うと彼女本人が「全て遠き理想郷」を使用できるのはほぼ『stay night』及び5次聖杯戦争の関連作品群である(一度だけエイプリルフール企画で使用した事はあるが商業作品のみだと全くない)。五次及び四次で使えない理由であった「宝具を手放している状態で召喚されている」という点は解消されているはずの『Grand Order』、そもそもデータの再現体でしかなく使えないにしても持っていなければおかしいだろう『EXTELLA』や『プリズマ☆イリヤ』ですら所持を匂わせる発言の一つもない。
***メタ的な考察だと勿論性能が強すぎると言う面もあるのだろうが、「全て遠き理想郷」が登場するのは「衛宮士郎」が存在する作品という点が登場している(一応エイプリルフールでも名前は登場してるが…)。恐らくこの鞘は『stay night』のセイバールートでは非常に大きな役割を果たした、アルトリアと士郎の関係性を象徴する宝具であるので外伝このような扱いになっていると思われる。
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***メタ的な考察だと勿論性能が強すぎると言う面もあるのだろうが、「全て遠き理想郷」が登場するのは「衛宮士郎」が存在する作品という点が共通している(一応エイプリルフールでも名前だけなら出たが)。『stay night』という物語、そして衛宮士郎というキャラクターにも深く関わりすぎた宝具だからこそ、他のシリーズ作品でも格別の扱いを受けている可能性が高い。
 
*彼女にとってイスカンダルの「王の軍勢」は威力のみならず、あり方そのものが衝撃だった。彼女が最後まで臣下たちと築けなかった絆を、真逆の王道を歩んだ彼が持っていたからである。
 
*彼女にとってイスカンダルの「王の軍勢」は威力のみならず、あり方そのものが衝撃だった。彼女が最後まで臣下たちと築けなかった絆を、真逆の王道を歩んだ彼が持っていたからである。
 
**生前の彼女の在り方をうかがわせるフレーズの一つに、「アーサー王は人の心が分からない」というものがある。彼女なりの信念を貫いた結果ではあるが、死の際に己を振り返り、彼女はそこに後悔のしこりを覚えてしまった。
 
**生前の彼女の在り方をうかがわせるフレーズの一つに、「アーサー王は人の心が分からない」というものがある。彼女なりの信念を貫いた結果ではあるが、死の際に己を振り返り、彼女はそこに後悔のしこりを覚えてしまった。
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*サーヴァントとして聖杯から現代の知識は与えられているが、未だ正しい意味での英霊とはなっていないため、英霊としての時代を超えた知識は持っていない。<br>そのため、神代や紀元前といった自身が生きた時代よりも前の英霊についてはある程度知っているが、自身より以後に現れた英霊についての知識はない。<br>[[クー・フーリン]]や[[ディルムッド・オディナ]]は名乗らずとも宝具から真名を看破しえたが、[[佐々木小次郎]]や[[ジル・ド・レェ]]が自ら名乗りをあげた際にまるで知らなかったのはこのため。
 
*サーヴァントとして聖杯から現代の知識は与えられているが、未だ正しい意味での英霊とはなっていないため、英霊としての時代を超えた知識は持っていない。<br>そのため、神代や紀元前といった自身が生きた時代よりも前の英霊についてはある程度知っているが、自身より以後に現れた英霊についての知識はない。<br>[[クー・フーリン]]や[[ディルムッド・オディナ]]は名乗らずとも宝具から真名を看破しえたが、[[佐々木小次郎]]や[[ジル・ド・レェ]]が自ら名乗りをあげた際にまるで知らなかったのはこのため。
 
*厳密には死者ではなく生者の為に他のサーヴァントとは多少違いがあり、前述の時代を超えた知識を獲得出来ていない事や霊体化出来ないなどの欠点がある。<br>尚、この性質の為に七つの英霊の魂を聖杯に取り込む事で「根源」への到達を可能にする儀式が容量不足になる為に行う事が出来ない―――つまり、彼女を召喚した時点で「根源」に到達する儀式は失敗してしまう(本編ではギルガメッシュが3体相当の容量の持ち主の為に可能だという)。
 
*厳密には死者ではなく生者の為に他のサーヴァントとは多少違いがあり、前述の時代を超えた知識を獲得出来ていない事や霊体化出来ないなどの欠点がある。<br>尚、この性質の為に七つの英霊の魂を聖杯に取り込む事で「根源」への到達を可能にする儀式が容量不足になる為に行う事が出来ない―――つまり、彼女を召喚した時点で「根源」に到達する儀式は失敗してしまう(本編ではギルガメッシュが3体相当の容量の持ち主の為に可能だという)。
*正式な英霊ではない為、英雄の最盛期を再現するというルールは適用されず、世界と契約した時点の彼女が召喚される。その為、「全て遠き理想郷」も含めアーサー王伝説にある数々の宝具はどんなに知名度補正があっても使えず、彼女が語った「剣士」のクラスにしか該当しないというのは、恐らくそのせい。
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*『stay night』及び『Zero』においてはまだ正式な英霊ではない為、英雄の最盛期を再現するというルールは適用されず世界と契約した時点の彼女が召喚される。その為「全て遠き理想郷」も含めアーサー王伝説にある数々の宝具はどんなに知名度補正があっても使えない。彼女が語った「剣士」のクラスにしか該当しないというのも恐らくこのせい。
**『Grand Order』においてはランサーとしての適性があることが判明したが、冬木の聖杯戦争に参加した時点の彼女はこれには当てはまらないと思われる。
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**後に『Grand Order』においてはランサーとしての適性があることが判明したが、冬木の聖杯戦争に参加した時点の彼女はこれには当てはまらないと思われる。
 
*『stay night』と『Zero』で性格が違うという意見がよくあげられる。『stay night』では騎士道にそれほど固執しておらず、敵である凛に不意打ちを仕掛けた上容赦なく殺そうとした挙句令呪で止められて士郎に抗議するなど、どちらかといえば現実主義的な人物として描かれている。
 
*『stay night』と『Zero』で性格が違うという意見がよくあげられる。『stay night』では騎士道にそれほど固執しておらず、敵である凛に不意打ちを仕掛けた上容赦なく殺そうとした挙句令呪で止められて士郎に抗議するなど、どちらかといえば現実主義的な人物として描かれている。
 
**公式ファンブックでセイバーが「私、なんか性格違うような……」と発言しており、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』においてもセイバー(Fate/stay night)とセイバー(Fate/Zero)で別枠となっているので、性格の違いは公式の模様。
 
**公式ファンブックでセイバーが「私、なんか性格違うような……」と発言しており、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』においてもセイバー(Fate/stay night)とセイバー(Fate/Zero)で別枠となっているので、性格の違いは公式の模様。
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