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| ===Fate/Grand Order=== | | ===Fate/Grand Order=== |
| ====マイルーム==== | | ====マイルーム==== |
− | ;「ライダー、雷帝イヴァンである。戴冠は済ませてある。余を恐れ、余にかしづき、余を罰するがいい」 | + | ;「ライダー、雷帝イヴァンである。戴冠は済ませてある。余を恐れ、余にかしづき、余を罰するがいい。」 |
| :召喚時の台詞。凶暴性と敬虔さを持ち合わせる、矛盾を抱く<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>。 | | :召喚時の台詞。凶暴性と敬虔さを持ち合わせる、矛盾を抱く<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>。 |
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| :マイルーム会話「絆Lv3」。確かに汎人類史のイヴァン雷帝も狂える王であった。だが、『人ならざる[[ヤガ]]』となった己と比べると、『人』であった。 | | :マイルーム会話「絆Lv3」。確かに汎人類史のイヴァン雷帝も狂える王であった。だが、『人ならざる[[ヤガ]]』となった己と比べると、『人』であった。 |
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− | ;「汝か……まだ余の寵愛を受ける気にはならんとは。だが良い。今――『陽射し溢れる平原を、汝が駆ける夢』を見ていた。全て、それで良しとしよう」 | + | ;「汝か……まだ余の寵愛を受ける気にはならんとは。だが良い。今――『陽射し溢れる平原を、汝が駆ける夢』を見ていた。全て、それで良しとしよう。」 |
| :マイルーム会話「絆Lv5」。それは異聞帯ではとうに喪われた情景。雷が如き<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は、そんな穏やかな世界を取り戻した後の、一人の平穏を夢見る。 | | :マイルーム会話「絆Lv5」。それは異聞帯ではとうに喪われた情景。雷が如き<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は、そんな穏やかな世界を取り戻した後の、一人の平穏を夢見る。 |
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− | ;「聖杯……聖杯に何を望むか、だと?決まっておる。“この悪夢の終焉”だ」 | + | ;「聖杯……聖杯に何を望むか、だと? 決まっておる――“この悪夢の終焉”だ。」 |
− | :マイルーム会話「聖杯について」。悪夢とは人でなくなった己か、それとも未来を奪われた世界か。 | + | :マイルーム会話「聖杯について」。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>が見た悪夢とは人でなくなった己か、それとも未来を奪われた世界か…。 |
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− | ;「汝の誕生した日か。では、大聖堂の一つでも建てねばな……」 | + | ;「汝の誕生した日か。では、大聖堂の一つでも建てねばな……。」 |
| :マイルーム会話「誕生日」。カザン・ハン国の征服を記念して大聖堂を建立したエピソードに基づく台詞だろう。 | | :マイルーム会話「誕生日」。カザン・ハン国の征服を記念して大聖堂を建立したエピソードに基づく台詞だろう。 |
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− | ;「かつて愛した妃、アナスタシアとは愛の形こそ違えど、彼女にも余は寵愛を注いでいる。直截に言うと、“大切な娘も同然という事”だ。もっとも、向こうには迷惑かもしれんが……」 | + | ;「かつて愛した妃、アナスタシアとは愛の形こそ違えど、彼女にも余は寵愛を注いでいる。直截に言うと、“大切な娘も同然という事”だ。もっとも、向こうには迷惑かもしれんが……。」 |
| :マイルーム会話「[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]」。遠い時代の<ruby><rb>皇女</rb><rt>ツァレーヴナ</rt></ruby>に、深い親愛の情を示す。<br>しかし、向こうからは「目が苦手」と敬遠されてしまっている。<del>一体何処が目なのか……。</del> | | :マイルーム会話「[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]」。遠い時代の<ruby><rb>皇女</rb><rt>ツァレーヴナ</rt></ruby>に、深い親愛の情を示す。<br>しかし、向こうからは「目が苦手」と敬遠されてしまっている。<del>一体何処が目なのか……。</del> |
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− | ;「英雄王か……。王でありながら、英傑としての力も望まれるとは。神代の頃とは厳しい物だ……」 | + | ;「英雄王か……。王でありながら、英傑としての力も望まれるとは。神代の頃とは厳しい物だ……。」 |
| :マイルーム会話「[[ギルガメッシュ]]」。 | | :マイルーム会話「[[ギルガメッシュ]]」。 |
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| ====本編==== | | ====本編==== |
− | ;――穏やかな日常を記す。 | + | ;――穏やかな日常を記す。<br>咲いた花は可憐で、<ruby><rb>嫋</rb><rt>たお</rt></ruby>やかで、<br>そして力強かった。ならば、お前も花だ。<br>この宮殿に強く咲く花。<br>そう言いたかった。そう言ったかもしれない。<br>勇気が足りず、言い出せなかったかもしれない。<br>それでも、余は花を慈しんでいた。<br>……ああ、なのに。<br>花の名前が思い出せない。 |
− | ;咲いた花は可憐で、<ruby><rb>嫋</rb><rt>たお</rt></ruby>やかで、
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− | ;そして力強かった。
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− | ;ならば、お前も花だ。
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− | ;この宮殿に強く咲く花。
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− | ;そう言いたかった。そう言ったかもしれない。
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− | ;勇気が足りず、言い出せなかったかもしれない。
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− | ;それでも、余は花を慈しんでいた。
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− | ;……ああ、なのに。
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− | ;花の名前が思い出せない。
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| :とある舞踏会場で見初め、妻とし、不意に狂気に陥る夫と陰謀渦巻く宮殿の中にあって、美しく咲き続けた最愛の妻「アナスタシア」に対して。勝ち取った平和な世界で。 | | :とある舞踏会場で見初め、妻とし、不意に狂気に陥る夫と陰謀渦巻く宮殿の中にあって、美しく咲き続けた最愛の妻「アナスタシア」に対して。勝ち取った平和な世界で。 |
− | :日頃から抱いていた妻への愛情と、素直に愛を示せない気恥ずかしさを表した、雷帝と恐れられる男の「人間」らしいセリフ。しかし―― | + | :日頃から抱いていた妻への愛情と、素直に愛を示せない気恥ずかしさを表した、雷帝と恐れられる男の「人間」らしい台詞。しかし…。 |
− | ;悪い夢を見ている気がする。 | + | |
− | ;これほど麗らかな光景に、どうしてそんなものを感じるのだろう――
| + | ;悪い夢を見ている気がする。<br>これほど麗らかな光景に、どうしてそんなものを感じるのだろう―― |
− | :本当は、どこかで気付いていたのだろう事を表すセリフ。目覚めの時は近い。 | + | :本当は、どこかで気付いていたのだろう事を表す台詞。目覚めの時は近い。 |
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| ;「おお……それは……。何たる敬虔な……。」 | | ;「おお……それは……。何たる敬虔な……。」 |
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| :<ruby><rb>恐怖</rb><rt>テリブル</rt></ruby>の怪物の威容は微睡みの中にあってなお、信者を絶句させるには十分だった。 | | :<ruby><rb>恐怖</rb><rt>テリブル</rt></ruby>の怪物の威容は微睡みの中にあってなお、信者を絶句させるには十分だった。 |
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− | ;「アナスタシア! アナスタシアよ! 殺戮猟兵より報告が入った!」 | + | ;「アナスタシア! アナスタシアよ! 殺戮猟兵より報告が入った!」<br>「余を……裏切っていたのか……!?」<br>「平和は、幸福は、何もかも嘘だったのか! アナスタシァァァアアアアアアアアアアァァァァァッ!」 |
− | ;「余を……裏切っていたのか……!?」
| + | :仕組まれた<ruby><rb>幻想</rb><rt>ゆめ</rt></ruby>から覚め、皇帝が知ったのは親愛なる妻とマカリー神父が裏切り、帝位剥奪を狙っているという『反逆行為』であった。 |
− | ;「平和は、幸福は、何もかも嘘だったのか! アナスタシァァァアアアアアアアアアアァァァァァッ!」
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− | :仕組まれた<ruby><rb>幻想</rb><rt>ゆめ</rt></ruby>から覚め、皇帝が知ったのは、親愛なる妻とマカリー神父が裏切り、帝位剥奪を狙っているという『反逆行為』であった。 | |
| :平和も、愛も、民も白銀の虚偽に染まった極寒の世界で、山岳型魔獣が目を覚ます。 | | :平和も、愛も、民も白銀の虚偽に染まった極寒の世界で、山岳型魔獣が目を覚ます。 |
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| ====イベント==== | | ====イベント==== |
| ;「美味である。」 | | ;「美味である。」 |
− | :『サバ☆フェス サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて。深夜テンションをキメ過ぎた[[ウィリアム・シェイクスピア|二人の]][[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|毒舌作家]]による即興童話「可哀想な象王」(「かわいそうなゾウ」のパロディ)内でのセリフ。 | + | :『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて。深夜テンションをキメ過ぎた[[ウィリアム・シェイクスピア|二人の]][[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|毒舌作家]]による即興童話『可哀想な象王』<ref group = "注">太平洋戦争中の上野動物園で「陸軍の命令でゾウの殺処分を命じられた飼育員の葛藤」を描いた実話を元にした創作[https://ja.wikipedia.org/wiki/かわいそうなぞう 『かわいそうなぞう』]のパロディ。</ref>内での台詞。 |
| :毒餌を平らげた後に平静な様子でこの一言。この<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>、'''強い。''' | | :毒餌を平らげた後に平静な様子でこの一言。この<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>、'''強い。''' |
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| :『ホーリー・サンバ・ナイト ~雪降る遺跡と少女騎士~』にて、コンビを組んだ[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]と共に登場しながら。[[ロムルス|神羅万象ローマ理論]]並の<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>理論。 | | :『ホーリー・サンバ・ナイト ~雪降る遺跡と少女騎士~』にて、コンビを組んだ[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]と共に登場しながら。[[ロムルス|神羅万象ローマ理論]]並の<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>理論。 |
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− | ;「敵ながら見る眼のあるレスラーよ。試合後、握手に来るがよい……!それにしても臀部が良い!」 | + | ;「敵ながら見る眼のあるレスラーよ。試合後、握手に来るがよい……! それにしても臀部が良い!」 |
| :同上。自身と渡り合った[[ブラダマンテ]]を称えつつしれっとセクハラ発言。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないがセクハラはする。 | | :同上。自身と渡り合った[[ブラダマンテ]]を称えつつしれっとセクハラ発言。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないがセクハラはする。 |
| :化物じみた姿と難解な精神構造が目立っていた異聞帯のイヴァン雷帝だが、彼も元は人間。お茶目な冗談を口にするユーモアは、彼の"人間"としての部分の現れか。 | | :化物じみた姿と難解な精神構造が目立っていた異聞帯のイヴァン雷帝だが、彼も元は人間。お茶目な冗談を口にするユーモアは、彼の"人間"としての部分の現れか。 |
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| ;「余である。」<br>「これで良いか?」 | | ;「余である。」<br>「これで良いか?」 |
| :『見参!ラスベガス御前試合 水着剣豪七色勝負!』にて。[[エドワード・ティーチ|黒髭]]がカッコつけた発言をした途端に落雷が落ち、その後に現れた。 | | :『見参!ラスベガス御前試合 水着剣豪七色勝負!』にて。[[エドワード・ティーチ|黒髭]]がカッコつけた発言をした途端に落雷が落ち、その後に現れた。 |
− | :なんとわざわざこの為(落雷のエフェクト)の為に黒髭が呼んだらしい。役目を終えた<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>はのそのそと帰って行った。 | + | :なんとわざわざこの時(落雷のエフェクト)の為に黒髭が呼んだらしい。役目を終えた<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>はのそのそと帰って行った。 |
| :それにしてもこの<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>、'''出るだけで強い。'''そして彼にエフェクト係を依頼する黒髭もヤバい。 | | :それにしてもこの<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>、'''出るだけで強い。'''そして彼にエフェクト係を依頼する黒髭もヤバい。 |
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− | ;「再び頼まれたので登場である。高貴なるものに対する不敬に罰を。それは当然の処遇であるな。」 | + | ;「再び頼まれたので登場である。」<br>「高貴なるものに対する不敬に罰を。それは当然の処遇であるな。」 |
| :同上。[[ニトクリス〔アサシン〕|カジノの主たるファラオ]]が用意した防衛システムとして[[大いなる石像神|他の]][[ダレイオス三世|象さん]]と一緒に再登場。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないし仕事を選ばない。 | | :同上。[[ニトクリス〔アサシン〕|カジノの主たるファラオ]]が用意した防衛システムとして[[大いなる石像神|他の]][[ダレイオス三世|象さん]]と一緒に再登場。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないし仕事を選ばない。 |
− | :ギャグシーンであるものの、その言葉には彼が黒犬兵団や非常大権を生み出したきっかけとなる「不敬を働く者達への憤り」が示されており、おふざけイベントでも彼が怒り狂う雷帝である事を再認識させられる。 | + | :その言葉には彼が黒犬兵団や非常大権を生み出したきっかけとなる「不敬を働く者達への憤り」が示されており、ギャグイベントでも彼が怒り狂う雷帝である事を再認識させられる。 |
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− | ;「<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>も歩けば車に当たる!やはり交通法規は大事であるな!」 | + | ;「<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>も歩けば車に当たる! やはり交通法規は大事であるな!」 |
− | :同上。謎の女怪盗ミストレスC…もとい、[[カーミラ]]の駆るスポーツカー(元は『幻想の鉄処女』)のひき逃げアタックを喰らいながら。 | + | :同上。謎の女怪盗「[[カーミラ〔ライダー〕|ミストレスC]]」の駆るスポーツカー(元は『幻想の鉄処女』)のひき逃げアタックを喰らいながら。 |
| :<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないが車に当たる。 | | :<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないが車に当たる。 |
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