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**キャラクターデザインが『ダンガンロンパ』で有名な小松崎類氏であることから、奈須氏や一部ファンからは「超高校級の英霊」と呼ばれることも。同ゲームと『巌窟王』の間には「地獄のような閉鎖空間からの脱出」という共通項があるが故の人選か。
 
**キャラクターデザインが『ダンガンロンパ』で有名な小松崎類氏であることから、奈須氏や一部ファンからは「超高校級の英霊」と呼ばれることも。同ゲームと『巌窟王』の間には「地獄のような閉鎖空間からの脱出」という共通項があるが故の人選か。
 
*『モンテ・クリスト伯』はデュマの創作ではあるが、元ネタとなった実話が存在する。ピエール・フランソワ・ピコーという靴屋がそれである。大金持ちの娘と婚約していた彼は、それを妬んだ四人の友人に陥れられ「王党派のスパイ」(当時、フランスはナポレオンの第一帝政であった)として投獄されてしまう。獄中生活の中、ピエールはイタリアの聖職者に献身的に尽くし、彼の莫大な遺産を手にした。そして、その遺産と変装術を駆使し、自分を陥れた四人に復讐し始めたのである。しかし、4人目の復讐に取り掛かったところ正体を見破られ、逆に殺されてしまったという。
 
*『モンテ・クリスト伯』はデュマの創作ではあるが、元ネタとなった実話が存在する。ピエール・フランソワ・ピコーという靴屋がそれである。大金持ちの娘と婚約していた彼は、それを妬んだ四人の友人に陥れられ「王党派のスパイ」(当時、フランスはナポレオンの第一帝政であった)として投獄されてしまう。獄中生活の中、ピエールはイタリアの聖職者に献身的に尽くし、彼の莫大な遺産を手にした。そして、その遺産と変装術を駆使し、自分を陥れた四人に復讐し始めたのである。しかし、4人目の復讐に取り掛かったところ正体を見破られ、逆に殺されてしまったという。
*彼の生前を描いたドラマCD『英霊伝承異聞』にて、本シリーズにおける"巌窟王"(モンテ・クリスト・ミトロジー)とは、彼の師たるファリア神父が「知識」、「財宝」と並んでエドモンに託した「神秘」として描写され、ファリアが聖堂協会から奪取し隠し持っていた、モンテ・クリスト島の真の秘宝——死の王として人を作り替える「14の遺物」であった事が判明する。その力は魔術の素養の無い人間に一時的に魔術回路と魔術刻印を植え付ける神話の域にある代物であり、モンテ・クリスト伯は正しい意味で「巌窟王/エドモン・ダンテス」と呼ばれるべき存在となっている。
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**この『英霊伝承異聞』はエドモンがパリに降り立ち本来の復讐を行う前のもう一つの復讐譚を描いた話なのだが、エデの正体や上記の14の遺物等多くの謎を残した作品となっている。サーヴァントの生前を描いた『英霊伝承』に巌窟王にのみ『異聞』という題が付けられている所も、『Grand Order』第二部で言及されたキーワード「[[異聞帯]]」と少なからず関連があると思われるが詳細は不明。しかし『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』にて意味深すぎる登場をしたことから今後最重要の存在となる可能性が高い。
   
*『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では水着姿を披露してくれる上、シナリオを進めると霊衣として登録される。
 
*『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では水着姿を披露してくれる上、シナリオを進めると霊衣として登録される。
 
**なお、水着姿になった理由は、南国でいつもの黒コートを着ていたらナイチンゲールに「そのような暑い服を着るなど精神の負傷が深刻」と言われて追い回されたためだとか。
 
**なお、水着姿になった理由は、南国でいつもの黒コートを着ていたらナイチンゲールに「そのような暑い服を着るなど精神の負傷が深刻」と言われて追い回されたためだとか。
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:ルスヴン卿とはジョン・ポリドリ作の「吸血鬼」に登場する吸血鬼のことで、ブラム・ストーカーが「[[ヴラド三世 (EXTRA)|吸血鬼]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|ドラ]][[ヴラド三世 (Grand Order)|キュラ]]」を執筆する以前に執筆された吸血鬼小説。この作品をフランスで舞台化したのが「巌窟王」執筆者である[[アレクサンドル・デュマ・ペール|デュマ]]が慕っている「シャルル先生」と目される「シャルル・ノディエ」であったりする。
 
:ルスヴン卿とはジョン・ポリドリ作の「吸血鬼」に登場する吸血鬼のことで、ブラム・ストーカーが「[[ヴラド三世 (EXTRA)|吸血鬼]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|ドラ]][[ヴラド三世 (Grand Order)|キュラ]]」を執筆する以前に執筆された吸血鬼小説。この作品をフランスで舞台化したのが「巌窟王」執筆者である[[アレクサンドル・デュマ・ペール|デュマ]]が慕っている「シャルル先生」と目される「シャルル・ノディエ」であったりする。
 
:また、作者のポリドリはこの吸血鬼を書く以前に「[[フランケンシュタイン]]」を執筆したメアリー・シェリー(当時は結婚による改名前のメアリ・ウルストンクラフト・ゴドウィン)と面識を持ったことがあるなど、他のサーヴァントの関係者と意外な接点を持った人物である。
 
:また、作者のポリドリはこの吸血鬼を書く以前に「[[フランケンシュタイン]]」を執筆したメアリー・シェリー(当時は結婚による改名前のメアリ・ウルストンクラフト・ゴドウィン)と面識を持ったことがあるなど、他のサーヴァントの関係者と意外な接点を持った人物である。
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;英霊伝承異聞
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:彼の生前を描いたドラマCD『英霊伝承異聞』にて、本シリーズにおける"巌窟王"(モンテ・クリスト・ミトロジー)とは、彼の師たるファリア神父が「知識」、「財宝」と並んでエドモンに託した「神秘」として描写され、ファリアが聖堂協会から奪取し隠し持っていた、モンテ・クリスト島の真の秘宝——死の王として人を作り替える「14の遺物」であった事が判明する。その力は魔術の素養の無い人間に一時的に魔術回路と魔術刻印を植え付ける神話の域にある代物であり、モンテ・クリスト伯は正しい意味で「巌窟王/エドモン・ダンテス」と呼ばれるべき存在となっている。
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:この『英霊伝承異聞』はエドモンがパリに降り立ち本来の復讐を行う前のもう一つの復讐譚を描いた話なのだが、エデの正体や上記の14の遺物等多くの謎を残した作品となっている。サーヴァントの生前を描いた『英霊伝承』に巌窟王にのみ『異聞』という題が付けられている所も、『Grand Order』第二部で言及されたキーワード「[[異聞帯]]」と少なからず関連があると思われるが詳細は不明。しかし『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』にて意味深すぎる登場をしたことから今後最重要の存在となる可能性が高い。
    
== 脚注 ==
 
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