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;略歴
 
;略歴
:アメリカの一地方都市に[[聖杯戦争]]の起きる兆候ありとの情報を受け、師であるランガルに付き従う形でスノーフィールドへと派遣される。<br>だが、彼こそがこの地における聖杯戦争を仕組み、実現させたサイドの人間であり、聖杯の顕現が確実となったと見るや「魔術師の弟子」の仮面を脱ぎ捨てランガルを殺害。その肉体が諜報用の人形であることも見越した上で、偽りの聖杯戦争の開始と、魔術協会及び[[聖堂教会]]への警告を告げる宣伝媒体として利用した。<br>以降、スノーフィールドの各所に現れてはルール違反を行った魔術師に対する処罰など、監督役めいた役回りを務めている。
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:アメリカの一地方都市に[[聖杯戦争]]の起きる兆候ありとの情報を受け、師であるランガルに付き従う形でスノーフィールドへと派遣される。<br>だが、彼こそがこの地における聖杯戦争を仕組み、実現させたサイドの人間であり、聖杯の顕現が確実となったと見るや「魔術師の弟子」の仮面を脱ぎ捨てランガルを殺害。その肉体が諜報用の人形であることも見越した上で、偽りの聖杯戦争の開始と、魔術協会及び[[聖堂教会]]への警告を告げる宣伝媒体として利用した。<br>聖杯戦争の開始後はスノーフィールド郊外に位置する私立刑務所「コールズマン特殊矯正センター」地下に構えた工房で、魔術と科学を併用した監視網を駆使してスノーフィールド内に存在するマスターとサーヴァント、それ以外の魔術師らを見張り、計画の妨げになる者の排除なども行っている。
    
;人物
 
;人物
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
;[[Fate/strange fake]]
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;[[Fate/strange Fake]]
 
:合衆国政府の走狗として「偽りの聖杯戦争」を引き起こす。軍や警察の力も用いてスノーフィールドの街と、そこに存在する魔術師たちを監視しており、ルール違反を犯した者は処断するなど監督役としての役割も負う。
 
:合衆国政府の走狗として「偽りの聖杯戦争」を引き起こす。軍や警察の力も用いてスノーフィールドの街と、そこに存在する魔術師たちを監視しており、ルール違反を犯した者は処断するなど監督役としての役割も負う。
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:魔術協会へと潜入する際、彼への弟子入りという形で利用した。<br>権威と歴史にこだわり、古臭い価値観を振りかざす頑迷さには、些か辟易としていた様子。
 
:魔術協会へと潜入する際、彼への弟子入りという形で利用した。<br>権威と歴史にこだわり、古臭い価値観を振りかざす頑迷さには、些か辟易としていた様子。
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;警察署長、繰丘夫妻
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;オーランド・リーヴ、繰丘夫妻
:ともに合衆国に属する『組織』の人間として、この偽りの聖杯戦争の裏側で共謀する関係にある。
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:ともに合衆国に属する『組織』の人間として、この偽りの聖杯戦争の裏側で共謀する関係にある。<br>もっとも、ファルデウス独自の監視網より得た情報の一部は即座に共有しようとせず、様子見という名目で秘匿することも。
    
;『部隊』
 
;『部隊』
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;「しかし、森の中で撮られた映像を見ましたが……<br> まさか、彼、いや、彼女かもしれませんので『アレ』と呼びますが……まさか『アレ』が英霊として現れるとは。<br> 万が一バーサーカーのクラスで召喚されていたとしたら、それこそ貴方の望んだように『神』に手が届く力の顕現を許してしまうところでしたからねえ」
 
;「しかし、森の中で撮られた映像を見ましたが……<br> まさか、彼、いや、彼女かもしれませんので『アレ』と呼びますが……まさか『アレ』が英霊として現れるとは。<br> 万が一バーサーカーのクラスで召喚されていたとしたら、それこそ貴方の望んだように『神』に手が届く力の顕現を許してしまうところでしたからねえ」
 
:もはや、何をどこまで知っているのか不安になって来るレベルの機密ぶっちゃけトーク。死体相手になら安心して饒舌になれるとはいえ、ちょっと手持ちの情報を公開しすぎである。<br>さりげなく、スノーフィールドのあらゆる場所に政府組織の監視の目があることもバラしている。
 
:もはや、何をどこまで知っているのか不安になって来るレベルの機密ぶっちゃけトーク。死体相手になら安心して饒舌になれるとはいえ、ちょっと手持ちの情報を公開しすぎである。<br>さりげなく、スノーフィールドのあらゆる場所に政府組織の監視の目があることもバラしている。
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;「まったく、こうイレギュラーが多いと機械的に処理し辛くて参りますね」
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:グルになってくれる予定だった繰丘夫妻が訳の分からない状態になっていたり、マークしていた魔術師の工房が変死体の山となっていたり、時計塔から天才的なアホがバスに乗って正面からやってきたり、砂漠で英雄王と神造兵器が激突し合ってクレーターが出来たり、令呪っぽいものをあちこちくっつけた謎の女が現れたりと、早くも当初の計画通りに進まない予感がアリアリの聖杯戦争につい愚痴と溜息を吐き出して。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
*魔術師でありながら魔術のみに頼らず、近代兵器による物理的攻撃を決め手としている部分は[[衛宮切嗣]]を、魔術の師を不意打ちで殺害し(本体は生きているが)聖杯戦争の監督役に収まるあたりは[[言峰綺礼]]を連想させるキャラ立てである。
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*魔術師でありながら魔術のみに頼らず、近代兵器による物理的攻撃を決め手としている部分は[[衛宮切嗣]]を、魔術の師を不意打ちで殺害し(本体は生きているが)聖杯戦争の監督役(めいたポジション)に収まるあたりは[[言峰綺礼]]を連想させるキャラ立てである。
 
**第三次聖杯戦争の時期に冬木の聖杯のシステムを掠め取り、自分たちのホームグラウンドで聖杯戦争を起こすというところは、このプロローグが書かれた時期よりも後発ではあるが[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]とも共通しているのが面白い。
 
**第三次聖杯戦争の時期に冬木の聖杯のシステムを掠め取り、自分たちのホームグラウンドで聖杯戦争を起こすというところは、このプロローグが書かれた時期よりも後発ではあるが[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]とも共通しているのが面白い。
 
*成田氏はFate作家座談会で、ファルデウスの登場の背景として、<br>「こんな凄い聖杯なんだからアメリカ政府が注目しない訳はないんじゃないかとも思いましたし。『[[Fate/Zero]]』でも[[ライダー (第四次)|イスカンダル]]がクリントン大統領を難敵って言ってましたから、あの世界のアメリカ軍って超スゲェんだろうなと思うじゃないですか(笑)。なので魔術師達の戦いに政治的軍事的な立場から参入してくる勢力が居れば面白そうだと考えたんです」と語っている。
 
*成田氏はFate作家座談会で、ファルデウスの登場の背景として、<br>「こんな凄い聖杯なんだからアメリカ政府が注目しない訳はないんじゃないかとも思いましたし。『[[Fate/Zero]]』でも[[ライダー (第四次)|イスカンダル]]がクリントン大統領を難敵って言ってましたから、あの世界のアメリカ軍って超スゲェんだろうなと思うじゃないですか(笑)。なので魔術師達の戦いに政治的軍事的な立場から参入してくる勢力が居れば面白そうだと考えたんです」と語っている。
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