差分

18,546 バイト追加 、 2024年5月24日 (金)
15行目: 15行目:  
| 地域 = ギリシャ
 
| 地域 = ギリシャ
 
| 属性 = 秩序・善
 
| 属性 = 秩序・善
| 隠し属性 = 地
+
| 副属性 = 地
 
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
 +
| 一人称 = 私/(本音が出る時は)俺
 +
| 二人称 = お前/貴様/あんた
 +
| 三人称 = あいつ
 
| 異名 =  
 
| 異名 =  
 
| 愛称 =  
 
| 愛称 =  
25行目: 28行目:  
| 好きな物 = 指一本動かさずに勝利すること
 
| 好きな物 = 指一本動かさずに勝利すること
 
| 苦手な物 = 最前線で出航すること
 
| 苦手な物 = 最前線で出航すること
| 天敵 =  
+
| 天敵 = (強いて言うなら)[[メディア]]
 
| デザイン = BLACK
 
| デザイン = BLACK
| 設定作成 =  
+
| 設定作成 = 東出祐一郎
 
| レア度 = ☆1
 
| レア度 = ☆1
 
}}
 
}}
 +
 
==概要==
 
==概要==
 
「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]。
 
「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]。
36行目: 40行目:  
: 『[[Fate/hollow ataraxia]]』にてアルゴー号の伝説に関する人物として語られ、『[[Fate/Grand Order]]』第三特異点『[[封鎖終局四海 オケアノス]]』で本格的に登場。
 
: 『[[Fate/hollow ataraxia]]』にてアルゴー号の伝説に関する人物として語られ、『[[Fate/Grand Order]]』第三特異点『[[封鎖終局四海 オケアノス]]』で本格的に登場。
 
: 「『契約の箱』に[[エウリュアレ|神霊]]を生贄に捧げれば大いなる力が手に入る」と[[メディア〔リリィ〕|メディア]]に唆され、『契約の箱』および[[エウリュアレ (Grand Order)|エウリュアレ]]を巡って主人公達と対立するが、メディアの理屈が「それを実行すると世界が滅ぶ→世界が滅ぶから敵がいなくなる→無敵になれる」という理屈である事を完全に追い詰められてから知って絶望、そのままメディアに魔神柱[[フォルネウス]]の生け贄にされ、最後の最後でも自分を見捨てたメディアを詰りながら消滅した。
 
: 「『契約の箱』に[[エウリュアレ|神霊]]を生贄に捧げれば大いなる力が手に入る」と[[メディア〔リリィ〕|メディア]]に唆され、『契約の箱』および[[エウリュアレ (Grand Order)|エウリュアレ]]を巡って主人公達と対立するが、メディアの理屈が「それを実行すると世界が滅ぶ→世界が滅ぶから敵がいなくなる→無敵になれる」という理屈である事を完全に追い詰められてから知って絶望、そのままメディアに魔神柱[[フォルネウス]]の生け贄にされ、最後の最後でも自分を見捨てたメディアを詰りながら消滅した。
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚されており、メディアやヘラクレスたちをⅢの座を統括する[[フォルネウス|観測所フォルネウス]]と交戦させ、自身はアルゴー号を操って敵の撹乱に出た。
+
:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に[[メディア〔リリィ〕]]の召喚に誘発される形で召喚されており、メディアやヘラクレスたちをⅢの座を統括する[[フォルネウス|観測所フォルネウス]]と交戦させ、自身はアルゴー号を操って敵の撹乱に出た。
 +
:Lostbelt No.5『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』でははぐれサーヴァントの一人として召喚されており、主人公たちが訪れる前、オリュンポスを目指す一員であった。しかし、ヘラクレスの死を目撃したことで戦意を喪失し離脱。[[フランシス・ドレイク]]の酒場で酒を飲み寝るだけの日々を過ごしていた。[[シャルロット・コルデー]]の紹介で主人公らと出会い、新たにアルゴノーツを結成。船長として指示や作戦を立て、多くの貢献を果たした。
 
; 人物
 
; 人物
 
: '''ぱっと見は'''爽やかな印象を与える金髪の青年だが、ギリシャ神話にその名を知られた大英雄とは思えないほど人格面に問題があり、他人の力を自分のものだと都合良く解釈してすぐに調子に乗る、少しでも都合の悪い状況や想定外の状況になるとすぐに取り乱して狼狽えたり癇癪を起こす、誰に対しても上から目線で傲慢不遜な態度を取り、恩師や仲間に対してさえ気分次第で平気で暴言を吐く、などというろくでもない人物であり、その人物評は「小物臭い」「人間のクズ」という言葉に尽きる。
 
: '''ぱっと見は'''爽やかな印象を与える金髪の青年だが、ギリシャ神話にその名を知られた大英雄とは思えないほど人格面に問題があり、他人の力を自分のものだと都合良く解釈してすぐに調子に乗る、少しでも都合の悪い状況や想定外の状況になるとすぐに取り乱して狼狽えたり癇癪を起こす、誰に対しても上から目線で傲慢不遜な態度を取り、恩師や仲間に対してさえ気分次第で平気で暴言を吐く、などというろくでもない人物であり、その人物評は「小物臭い」「人間のクズ」という言葉に尽きる。
42行目: 47行目:  
; 能力
 
; 能力
 
: 一応サーヴァントではあるが、生前アルゴー号の同乗者であったアタランテには「戦ったことが皆無」「戦力に数えなくていい」と言われるほど戦闘能力は低く、劇中でも戦闘は味方任せで自分が戦おうとする意志すら見せない。基本的には指揮官として後方から指示を出しているが、普段はその性格による慢心や器の小ささが祟って滑り落ちてばかりであり、味方からさえ無能呼ばわりされる事も多々ある。
 
: 一応サーヴァントではあるが、生前アルゴー号の同乗者であったアタランテには「戦ったことが皆無」「戦力に数えなくていい」と言われるほど戦闘能力は低く、劇中でも戦闘は味方任せで自分が戦おうとする意志すら見せない。基本的には指揮官として後方から指示を出しているが、普段はその性格による慢心や器の小ささが祟って滑り落ちてばかりであり、味方からさえ無能呼ばわりされる事も多々ある。
: しかしピンチのときほど英雄としての本質が顕れる([[ケイローン]]曰く「''限界をどう考えても上回った辺りからがイアソンの真骨頂''」)らしく、終局特異点のように絶体絶命の危機に追い詰められて己の命を捨てる覚悟を迫られた時には、人が変わったように卓越した判断力と勇気を発揮する。
+
: しかしピンチのときほど英雄としての本質が顕れる([[ケイローン]]曰く「''限界をどう考えても上回った辺りからがイアソンの真骨頂''」)らしく、終局特異点や大西洋異聞帯のように絶体絶命の危機に追い詰められて己の命を捨てる覚悟を迫られた時には、人が変わったように卓越した判断力と勇気を発揮する。
 
: とりわけギリシャ神話の英雄をまとめあげてアルゴノーツを結成した弁舌やカリスマ性については「怪物」と評されるほどであり、帆の扱いについてもヘラクレス以上の天才と言わしめるほどに上手い。
 
: とりわけギリシャ神話の英雄をまとめあげてアルゴノーツを結成した弁舌やカリスマ性については「怪物」と評されるほどであり、帆の扱いについてもヘラクレス以上の天才と言わしめるほどに上手い。
   49行目: 54行目:  
:『Fate/Grand Order』期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』の登場人物。
 
:『Fate/Grand Order』期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』の登場人物。
 
:「大海原と竜の国」を治めるメディカル☆メディアの守護獣であり、イアソンを二頭身寸詰まりのマスコットにしたような外見をしている。
 
:「大海原と竜の国」を治めるメディカル☆メディアの守護獣であり、イアソンを二頭身寸詰まりのマスコットにしたような外見をしている。
:相も変わらずひねくれていて口が悪いが、第三章で世界を救うつもりで調子に乗っていたのと比べると、サイコ気味のリリィに適度に怯えつつツッコミを入れては虐げられるというサイクルなため精神的にはまっとうに見える。その上リリィに対しても、自分の物としてしか見ずに極めて乱暴に扱っていた頃と比べるとかなり真っ当に向き合っている。
+
:相も変わらずひねくれていて口が悪いが、第三特異点で世界を救うつもりで調子に乗っていたのと比べると、サイコ気味のリリィに適度に怯えつつツッコミを入れては虐げられるというサイクルなため精神的にはまっとうに見える。その上リリィに対しても、自分の物としてしか見ずに極めて乱暴に扱っていた頃と比べるとかなり真っ当に向き合っている。
 
:ストーリー上ではリリィに付き合って数百年の時を過ごしているらしく、彼女の性質を鑑みて専守防衛に徹するように仕向けていた。
 
:ストーリー上ではリリィに付き合って数百年の時を過ごしているらしく、彼女の性質を鑑みて専守防衛に徹するように仕向けていた。
 
:だが、イリヤ達が訪れた事で国の間の均衡が崩れ、決断のタイミングが来ていると判断してリリィを焚き付けてイリヤ達と戦わせる。
 
:だが、イリヤ達が訪れた事で国の間の均衡が崩れ、決断のタイミングが来ていると判断してリリィを焚き付けてイリヤ達と戦わせる。
59行目: 64行目:  
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
|-
| [[セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || C || B || B+ || D || A+ || A || 対魔力:B<br />騎乗:B || 求めし金羊の皮:なし<br />虎口にて閃く:A<br />友と征く遥かなる海路:B++ || style="text-align:left"|
+
| [[セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || C || B || B+ || D || A+ || A || 対魔力:B<br />騎乗:B || 求めし金羊の皮:なし<br />虎口にて閃く:A<br />友と征く遙かなる海路:B++ || style="text-align:left"|
 
|}
 
|}
    
==[[宝具]]==
 
==[[宝具]]==
 
;天上引き裂きし煌々の船(アストラプスィテ・アルゴー)
 
;天上引き裂きし煌々の船(アストラプスィテ・アルゴー)
:ランク:B++<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~10<br>最大補足:50人
+
:ランク:B++<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~10<br>最大捕捉:50人
 
:アルゴー号の救援。船に乗った英雄達が一斉攻撃を仕掛けてくれる。
 
:アルゴー号の救援。船に乗った英雄達が一斉攻撃を仕掛けてくれる。
 
:戦いにおけるイアソンの立ち位置が正しければ正しいほどに乗組員の賛同も多くなり、攻撃回数も増えていく。
 
:戦いにおけるイアソンの立ち位置が正しければ正しいほどに乗組員の賛同も多くなり、攻撃回数も増えていく。
 
:逆に明らかに立ち位置が悪役だったりすると「びっくりするくらい、誰も乗ってこない(サボタージュ)」ため、威力も著しく低下する。
 
:逆に明らかに立ち位置が悪役だったりすると「びっくりするくらい、誰も乗ってこない(サボタージュ)」ため、威力も著しく低下する。
:『Grand Order』では「自身のArtsカード性能をアップ<ref group = "注">3ターン、オーバーチャージで効果UP</ref>&敵全体に強力な攻撃[Lv.1]」という効果のArts宝具。
+
:モーションでは[[ヘラクレス]]、[[メディア〔リリィ〕|メディア]]、[[アタランテ]]が召喚に応じるが、ヘラクレスとメディアが突撃した後、イアソン自身はアタランテに蹴り飛ばされて前線に放り出され、アタランテとメディアが自分を無視して攻撃を浴びせる中を逃げ回り、最後はヘラクレスに敵ごと吹っ飛ばされて'''星になる'''という非常にぞんざいな扱いとなっている。
:作中では[[ヘラクレス]]、[[メディア〔リリィ〕|メディア]]、[[アタランテ]]が召喚に応じるが、ヘラクレスとメディアが突撃した後、アタランテに蹴り飛ばされて前線に放り出され、アタランテとメディアがイアソンを無視して攻撃を浴びせる中を逃げ回り、最後はヘラクレスに敵ごと吹っ飛ばされて'''星になる'''という非常にぞんざいな扱いとなっている。
+
:『Grand Order』では「自身のArtsカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]」という効果のArts宝具。
 +
:幕間の物語クリアでB+++ランクに上昇し、宝具威力倍率の上昇に加え「自身に毎ターンスター獲得状態を付与(3ターン)」という効果が追加される。
 +
:モーション内でヘラクレスに吹っ飛ばされるものの、HPを減らすなどといったデメリット的な効果はない。
    
==真名:イアソン==
 
==真名:イアソン==
: ギリシャ神話の一大物語「アルゴー号の冒険」のトップとして数々の冒険譚を繰り広げた英雄。元々はディオメデスという名だったが、ケイローンに引き取られた際にイアソンへと改名した。
+
: イアソン。ギリシャ神話の一大物語「アルゴー号の冒険」のトップとして数々の冒険譚を繰り広げた英雄。イオルコスの王アイソンの息子、元々はディオメデスという名だったが、ケイローンに引き取られた際に、イアソンへと改名した。
 +
 
 
: イオルコスの王アイソンの息子として生まれるも、叔父ペリアスに王の座を奪われケイローンの弟子として育つ。
 
: イオルコスの王アイソンの息子として生まれるも、叔父ペリアスに王の座を奪われケイローンの弟子として育つ。
 
: その後、父であるアイソンの異父兄弟ぺリアスに彼が簒奪した王位の返却を要求したが、条件としてコルキスの宝である「黄金の羊毛」を求められた。
 
: その後、父であるアイソンの異父兄弟ぺリアスに彼が簒奪した王位の返却を要求したが、条件としてコルキスの宝である「黄金の羊毛」を求められた。
 
: 彼はペリアスとの約束を果たすために一隻の船を建造し、ギリシャ中から冒険者を募集した。船の名はアルゴー号、乗組員はアルゴノーツ(アルゴナウタイ)と呼ばれた。
 
: 彼はペリアスとの約束を果たすために一隻の船を建造し、ギリシャ中から冒険者を募集した。船の名はアルゴー号、乗組員はアルゴノーツ(アルゴナウタイ)と呼ばれた。
: ヘラクレス、カイニス、アタランテ、カストール、ポリュデウケス、オルフェウスなど、様々な英雄が集った船での大冒険の末に、イアソンは羊毛を奪取した。だが、その際にイアソンは彼を支持する女神アフロディテによって呪いをかけられ彼を妄信的に恋するようになったメディアを籠絡し、妻とした…否、してしまった。
+
 
 +
: ヘラクレス、カイニス、アタランテ、カストール、ポリュデウケス、オルフェウスなど、様々な英雄が集った船での大冒険の末に、イアソンは羊毛を奪取した。だが、その際にイアソンは彼を支持する女神アフロディテによって呪いをかけられ彼を妄信的に恋するようになったメディアを籠絡し、妻とした、してしまった。
 
: 故郷であるイオルコスに凱旋した彼を待っていたのは、両親の死と約束の反故だった。
 
: 故郷であるイオルコスに凱旋した彼を待っていたのは、両親の死と約束の反故だった。
 
: 激怒した彼はメディアの魔術を利用してペリアスとその三人の娘を殺害し王座につくも、ペリアスの殺害が民の知るところとなり、メディアとともに国を追われる。
 
: 激怒した彼はメディアの魔術を利用してペリアスとその三人の娘を殺害し王座につくも、ペリアスの殺害が民の知るところとなり、メディアとともに国を追われる。
 +
 
: 放浪の果てにたどり着いたコリントスでその王に娘グライアとの婚姻を持ちかけられた彼は、迷いもなく妻メディアと2人の子供を捨て、グライアと結婚することを決める。
 
: 放浪の果てにたどり着いたコリントスでその王に娘グライアとの婚姻を持ちかけられた彼は、迷いもなく妻メディアと2人の子供を捨て、グライアと結婚することを決める。
 
: しかしその婚姻の日、国を挙げての祭りの中、コリントスは滅び去る。グライアは炎に包まれ、新しく王になるはずであった彼は地位も名誉も全て奪われ、またも放浪の身に戻されてしまった。
 
: しかしその婚姻の日、国を挙げての祭りの中、コリントスは滅び去る。グライアは炎に包まれ、新しく王になるはずであった彼は地位も名誉も全て奪われ、またも放浪の身に戻されてしまった。
: その後の物語はもはや伝説に残すところではなく、アルゴー号の残骸に思いを馳せながら船首で首を吊ろうとした瞬間、舳先に押し潰され死に絶えたという。
+
 
 +
: 妬みが憎悪を呼び、憎悪は復讐を召喚した。
 +
:その後の物語はもはや伝説に残すところではなく、イアソンは地位も名誉も全て奪われ、アルゴー号の船首で首を吊ろうとした瞬間、舳先に押し潰され死に絶えたという。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
 
; [[Fate/hollow ataraxia]]
 
; [[Fate/hollow ataraxia]]
: [[メディア|キャスター]]の回想に少しだけ登場する。
+
: [[メディア|キャスター]]の回想に少しだけ登場する。メディアの想いを利用して捨てる姿が描かれており、冷酷な一面が見える。
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
: 第三特異点の後半に登場。敵の首魁として主人公達と対立する。
 
: 第三特異点の後半に登場。敵の首魁として主人公達と対立する。
 
: 後に2019年の4周年記念キャンペーン開催に伴いクラスをセイバーに変更し、装いも新たに実装。
 
: 後に2019年の4周年記念キャンペーン開催に伴いクラスをセイバーに変更し、装いも新たに実装。
 +
: Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』ではメインキャラに抜擢され今度は新生アルゴー号の船長として大活躍する。
 
; [[Fate/strange Fake]]
 
; [[Fate/strange Fake]]
 
: [[アルケイデス]]が生前出会った人間たちとの思い出の中で登場。
 
: [[アルケイデス]]が生前出会った人間たちとの思い出の中で登場。
97行目: 110行目:  
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
 
; [[メディア〔リリィ〕]]
 
; [[メディア〔リリィ〕]]
: クルーの一人。表面上は優しい言葉をかけるものの、都合の良い道具程度にしか思っておらず、所々で彼女の傷口を抉るような事を目の前で言ってのける。彼女は彼から最終的にどんな仕打ちを受けるのかまで覚えていて、その上で敢えて付き従っている。
+
: 第三特異点でのクルーの一人かつ出会った当初の妻。[[アフロディーテ]]に恋心を抱かされた為に、イアソンを盲目的に愛している。
 +
:表面上は優しい言葉をかけるものの、都合の良い道具程度にしか思っておらず、所々で彼女の傷口を抉るような事を目の前で言ってのける。彼女は彼から最終的にどんな仕打ちを受けるのかまで覚えていて、その上で敢えて付き従っている。
 
: イアソンの方も彼女に最終的に何をされたのかはしっかり覚えているが、彼女と自身のためにも二度と裏切らないようにしようと(一応)気にかけているようである。
 
: イアソンの方も彼女に最終的に何をされたのかはしっかり覚えているが、彼女と自身のためにも二度と裏切らないようにしようと(一応)気にかけているようである。
 
: カルデアでの再会後は思うところがあったのか多少態度は軟化している。が、やっぱり彼女が恐ろしいようで……。
 
: カルデアでの再会後は思うところがあったのか多少態度は軟化している。が、やっぱり彼女が恐ろしいようで……。
 
; [[ヘクトール]]
 
; [[ヘクトール]]
: クルーの一人。当の本人は彼に対してトップとしての資質に不満を感じているが、それでも離反する事なく忠実に命令に従っている。
+
: 第三特異点でのクルーの一人。当の本人は彼に対してトップとしての資質に不満を感じているが、それでも離反する事なく忠実に命令に従っている。終局特異点では彼の閃きに驚きつつ、パリスに似ていると評した。
 +
; [[オリオン]]
 +
: 第三特異点で敵対した相手。
 +
: 自身の幕間の物語では、新たなアルゴ―号メンバーを集めようと画策する共犯者のような立ち位置になっていた。
 
; [[パリス]]
 
; [[パリス]]
: ヘクトールから絶体絶命になって初めて英雄としての真価を発揮する所がそっくりと評された英雄。奇しくも同時に新規サーヴァントとして実装された。
+
: ヘクトールから絶体絶命になって初めて英雄としての真価を発揮する所がそっくりと評された英雄。アポロンも一緒なのでアルゴー号ゆかりの者の恩恵を受けることができる。
 +
:大西洋異聞帯で対面した。
 +
;[[アキレウス]]
 +
:クルーの一人、ペレウスの息子かつ弟弟子。
 +
:大西洋異聞帯にて対面した際には知られていた情報からよく思われていなかったが、実際に会うと好感をもたれていた。イアソンは毛嫌いしているが、ギリシャ二番目の英雄と評している。
 +
;[[シャルロット・コルデー]]
 +
:大西洋異聞帯にて散々こき使っており、一途な所や純真を通り越したサイコパスな所から[[メディア〔リリィ〕]]を重ねて見ていた。
 
; [[ペンテシレイア]]
 
; [[ペンテシレイア]]
: [[蘭陵王]]の幕間で共演。自身の名前を「ペンペン草」だの「'''ペテンシ'''レイア」だのと悪意のある間違われ方をされたため鉄拳制裁された。
+
: [[蘭陵王]]の幕間で共演。自身の名前を「ペンペン草」だの「'''ペテンシ'''レイア」だのと悪意のある間違われ方をされたため鉄拳制裁を加えた。
 +
; [[ボイジャー (Grand Order)]]
 +
: 「船ならば船長を見つけろ」とアドバイスを送っている。彼からも「じぇいそん」と英語読みで話しかけられる仲。ディオスクロイの幕間の物語でも共演。
 +
; [[レフ・ライノール]]
 +
: 『Fate/Grand Order -turas réalta-』の第三特異点でのマスター。
 +
: 彼にヘラクレスを馬鹿にされたことで激昂して斬りかかるが、返り討ちにあって魔神柱にされ、自身の夢すらも散々に嗤われるという悲惨すぎる結末になってしまった。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
 
; [[メディア]]
 
; [[メディア]]
: 妻。彼女の助力で冒険を成功させるものの、最終的には破局。
+
: 妻。彼女の助力で冒険を成功させるものの、王を殺したことでイアソンと共に国を追われることとなった。移り住んだ国ではイアソンとの間に二児をもうけて十数年暮らしていたが裏切られたことで……。
: 後に『Grand Order』終局特異点において対面したが、彼にとっては悪夢以外の何者でもなかったようで……。
+
:『hollow ataraxia』では裏切られる直前の姿が描かれている。イアソンが自身と子供たちを捨てたことでアフロディテにかけられた恋の魔法が解け、一つの国を滅亡させる凶行へおよぶこととなる。
 +
: 後に『Grand Order』終局特異点で対面したが、彼にとっては悪夢以外の何者でもなかったようで……。
 +
:キルケーの幕間前後からこちらの立ち絵に変わっており、精神的にも大きく成長している。
 
; [[ケイローン]]
 
; [[ケイローン]]
: 師。彼の教室を「ケンタウロスの馬蔵」呼ばわりしてる一方、彼の授業を「簡潔でわかりやすい」とも述べており、屈折した感情を抱いているようである。
+
: 師。彼の教室を「ケンタウロスの馬蔵」呼ばわりしてる一方、彼の授業を「簡潔でわかりやすい」とも述べており、屈折した感情を抱いているようである。自身の王国の国民にはケイローンの教え以上の教育を施そうとしている。
 
; [[ヘラクレス]]
 
; [[ヘラクレス]]
: アルゴー号のクルー。ギリシャ神話に名高い英雄であり、ひねくれながらも子供のような憧憬を向けている。
+
: アルゴー号のクルーかつ兄弟弟子。ギリシャ神話に名高い英雄であり、ひねくれながらも子供のような憧憬を向けている。
 
: 『Grand Order』ではバーサーカーとして現界しているために多少見下している節もあるが、それでもその強さには絶対の信頼を置いていることが伺える。
 
: 『Grand Order』ではバーサーカーとして現界しているために多少見下している節もあるが、それでもその強さには絶対の信頼を置いていることが伺える。
: 第三特異点でイアソンが人理の敵としている時でさえ味方に付いてくれた事を考えると、彼とイアソンの絆には強いものを感じられる。
+
: 第三特異点でイアソンが人理の敵としている時でさえ味方に付いてくれた事を考えると、彼とイアソンの絆には強いものを感じられる。『Fate/Grand Order -turas realta-』ではヘラクレスの心情も描かれており、例え理性を失おうとも、友に時代消滅をさせないためにエウリュアレを狙っていたことが明かされている。
 +
: また、『Fake』で[[アルケイデス]]に反転してもなお、イアソンへの侮辱に対して強い怒りを示している。
 
; [[アタランテ]]
 
; [[アタランテ]]
 
: アルゴー号のクルー。イアソンからは大した事が無いように思われているようだが、アタランテからは嫌われており、「オリオンの方がまだマシ」と言われる始末。
 
: アルゴー号のクルー。イアソンからは大した事が無いように思われているようだが、アタランテからは嫌われており、「オリオンの方がまだマシ」と言われる始末。
:『Grand Order』においては元クルーとして仲間に加わるよう呼びかけられたが、[[オリオン|アルテミス]]に忠を立て、彼女は乗船を拒否した。戦闘時の演出で出てくる三騎の内にいる辺り、彼女の面倒見の良さもあるだろうがよっぽどのことがなければ来てくれるらしい。<del>つまり第三特異点はよっぽどのこと。気付けよイアソン…。</del>
+
:『Grand Order』においては第三特異点で元クルーとして仲間に加わるよう呼びかけられたが、[[オリオン|アルテミス]]に忠を立て、彼女は乗船を拒否した。戦闘時の演出で出てくる三騎の内にいる辺り、彼女の面倒見の良さもあるだろうがよっぽどのことがなければ来てくれるらしい。<del>つまり第三特異点はよっぽどのこと。気付けよイアソン…。</del>第三特異点では不幸(?)にも敵側にアルテミスがいたため敵に回られてしまったが、逆に言えばそれくらいのことがなければなんやかんやと味方として戦ってくれる様子である。
 +
:『Fate/Grand Order -turas realta-』の第三特異点ではイアソンの敵に回っているがヘラクレス同様に彼に対する複雑な思いがあったことがうかがえる。
 
: マイルームでも「そんな辛気くさい顔をしているから子供に嫌われるんだ」と地雷を踏んづけてしまい、弓を射かけられるハメになった。
 
: マイルームでも「そんな辛気くさい顔をしているから子供に嫌われるんだ」と地雷を踏んづけてしまい、弓を射かけられるハメになった。
 +
:さらにアスクレピオスの幕間では、彼女がとっておいていた食後のデザートを横取りしたことで、かつてペレウスにもやったというヘッドロックをかけられている。
 
; [[テセウス]]
 
; [[テセウス]]
: アルゴー号のクルー。ヘラクレスに次ぐ英雄と評価しており、キルケーと険悪な空気になった際も、フォローしている。
+
: アルゴー号のクルー。ヘラクレスに次ぐ英雄と評価しており、キルケーと険悪な空気になった際もフォローしている。
 
; [[カイニス]]
 
; [[カイニス]]
: アルゴー号のクルー。
+
: アルゴー号のクルー。ヘラクレスと一緒に馬鹿にされるなど、下に見られている節がある。
 +
: 大西洋異聞帯ではヘラクレスを馬鹿にする発言に我慢できずにマゾヒストと言い返した為、殺されそうになった。瀕死でも確実に霊核を破壊しようとするなど戦闘力は認めていた。
 +
:アルゴー号に乗っていたときは他の英雄と同等の力しかもっていなかったことが明かされている。
 
; [[アスクレピオス]]
 
; [[アスクレピオス]]
: アルゴー号のクルー。医学の面で強く信頼していた。もっとも、治療費をツケにしようとするなど彼からは罵倒されそうなこともやっていたようだが。
+
: アルゴー号のクルーかつ兄弟弟子。医学の面で強く信頼していた。もっとも、治療費をツケにしようとするなど彼からは罵倒されそうなこともやっていたようだが。
; カストール、ポリュデウケス、オルフェウス
+
: 彼の幕間でもどさくさに紛れて単独契約を結ぼうとしていたが、主人公に寸前で止められている。
: アルゴー号のクルー。
+
; [[ディオスクロイ]]兄妹、オルフェウス
 +
: アルゴー号のクルー。ディオスクロイは兄弟弟子にもあたる。
 
; [[キルケー]]
 
; [[キルケー]]
: 義理の叔母。アルゴノーツがキルケーの島によった際に協力を要請した。
+
: 義理の叔母。アルゴノーツがキルケーの島によった際に呪いを消すための協力を要請した。メディアやアリアドネが英雄との恋で不幸な目にあっていく点を踏まえて苦言を発しているが、そんな彼女が恋に墜ちたのもイアソンと縁深い英雄であった。
 +
;[[オデュッセウス]]
 +
:母方の従兄弟にあたり、母方の祖父アウリュトコスと父親のラーエルテスはクルーであった。
 +
:顔つきが変わったとオデュッセウスが言うのに対して、イアソンは仮面の下の素顔を見ても反応がなかった。
 
; ペリアス
 
; ペリアス
: 叔父。本来継ぐはずだった王位を奪われ、対価として求められた金羊の皮を手に入れる為にアルゴー号を作ることになる。
+
: 叔父。本来イアソンが継ぐはずだった王位を奪われ、対価として求められた金羊の皮を手に入れる為にアルゴー号を作ることになる。
 
: 帰国後にその約束を反故にされたことで彼を謀殺し、王位を取り戻す。
 
: 帰国後にその約束を反故にされたことで彼を謀殺し、王位を取り戻す。
 +
:何気に[[ポセイドン|海神ポセイドン]]の血を引く半神半人である。
 +
;アカストス
 +
:ペリアスの息子であり、アルゴー号のクルー。ペリアスの死後、王位を継いだイアソンと一悶着あり、結果的に王位を退かざるを得なくなったイアソンとメディアを国から追放し、その後ペリアスの後を継ぐ形で王位についた。
 
; 女神ヘラ
 
; 女神ヘラ
: オリュンポス十二神の一柱。生前のイアソンは彼女の加護を受けて成長していった。
+
: オリュンポス十二神の一柱。[[ゼウス|主神ゼウス]]の正妻であり、嫉妬深いことで有名。全ての悲劇の始まりの女神であり黒幕であり元凶そのもの。
 +
:生前のイアソンは彼女が老婆の姿で立ち往生していたのを助けたことで加護を受け、成長していった。
 +
:ちなみに彼女がわざわざ老婆に化けて立往生をしていたのは、ペリアスがヘラの神域に逃げたシデーロー(ペリアスの母にとっての継母、ペリアスの母を虐待していた)を殺害して神域を汚したのに謝罪も補填もせず放置したり、贄を捧げなかったりととにかくヘラを蔑ろにし続けたため、「掠め取った王座を奪い返される」という最も屈辱的な罰を与えるため、イアソンに白羽の矢を立てたからである。
 +
;女神アテナ
 +
:イアソンの旅を祝福した女神。困難に立ち向かう英雄に助力しており、ヘラクレスやオデュッセウスも助力を受けている。
 +
;[[アフロディーテ|女神アフロディーテ]]
 +
:エロースの呪いによって、若き日のメディアにイアソンに対する恋心を抱かせた。
 +
:2021年度バレンタインイベントではこの辺りの経緯が言及されており、彼女の部下である神エロースをけしかけて自らの力を込めた矢を放させたという事らしい。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
163行目: 212行目:  
:第三特異点、メディアに騙されていたとわかり「王様になるべきではない」と彼女に言われての返答。
 
:第三特異点、メディアに騙されていたとわかり「王様になるべきではない」と彼女に言われての返答。
 
:生前も含めて溜まりに溜まった鬱屈が大爆発したようなぶちまけっぷりである。この「思い通りにならないと周囲を呪う」魂のねじれこそが、まさに王の資格の欠落そのものであった。
 
:生前も含めて溜まりに溜まった鬱屈が大爆発したようなぶちまけっぷりである。この「思い通りにならないと周囲を呪う」魂のねじれこそが、まさに王の資格の欠落そのものであった。
 +
:コミカライズ版『-turas rèalta-』では消滅寸前に過去を回顧し「メディアを魔女にしてしまったのは俺だ」と、自分のやってきたことを悔いる描写の追加という形でフォローがなされている。
 +
:とはいえ、やはり彼の鬱憤は凄まじく、メディアへの逆恨みじみた八つ当たりはしないものの、代わりに主人公一行への怨嗟の叫びを上げてしまうのだが。
    
;「畜生くそったれ馬鹿野郎! どうかしてたのか私は!<br/> 名誉挽回のチャンス……か……なんて、一時の感情に惑わされ、こんな場所に召喚されてしまうとは……ッ!」<br />「私は知恵と勇気で戦う英霊なんだ! 敵側の戦力がこちらより十倍以上な戦場なんてゴメン被る!」
 
;「畜生くそったれ馬鹿野郎! どうかしてたのか私は!<br/> 名誉挽回のチャンス……か……なんて、一時の感情に惑わされ、こんな場所に召喚されてしまうとは……ッ!」<br />「私は知恵と勇気で戦う英霊なんだ! 敵側の戦力がこちらより十倍以上な戦場なんてゴメン被る!」
175行目: 226行目:  
:その直後、彼にとって[[メディア|最大級の悪夢]]がやってきた際の<del>どこまでも頭の痛くなるような</del>反応。当然、言われた方も機嫌を悪くした。
 
:その直後、彼にとって[[メディア|最大級の悪夢]]がやってきた際の<del>どこまでも頭の痛くなるような</del>反応。当然、言われた方も機嫌を悪くした。
 
:一応、この時の良采配や帆の使い方に関しては認めていたようだが……ともかくめげずに生きて欲しい。<del>ただし周囲に当り散らさない方向で。</del>
 
:一応、この時の良采配や帆の使い方に関しては認めていたようだが……ともかくめげずに生きて欲しい。<del>ただし周囲に当り散らさない方向で。</del>
 +
 +
;イアソン「で、それはそれとしてオレからも一つ質問がある。聞いてくれよ、カイニス」<br>カイニス「あん?」<br>イアソン「<ruby><rb>神を忌み嫌ってるはずのテメェが</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby><br><ruby><rb>神の使いっ走り</rb><rt>・・・・・・・</rt></ruby>ってのは―――」<br>「<ruby><rb>一体どんな気分なのかなって思ってな!</rb><rt>・・・・・・・・・・・       </rt></ruby>」
 +
:ギリシャ異聞帯にて、イアソンを庇って斃れたヘラクレスについて[[カイニス]]が「足手まといに付きまとわれるのが面倒になったからでは?」と挑発した直後の台詞。
 +
:いつも通りの軽薄な笑みを讃えたまま痛烈にカイニスの矛盾を刺し、この後にも「'''マゾヒスト'''」だの「'''性癖を人に押しつけるのはやめておけ'''」と言った、いっそ笑えてくるほどの嘲りをカイニスにぶつける。
 +
:当然、カイニスは激昂する。しかし、真に怒り狂っていたのはカイニスの方ではなかった。
 +
;カイニス「―――いいぜ。言うじゃねえか負け犬。テメェは<ruby><rb>生きたまま殺す。</rb><rt>・・・・・・・ </rt></ruby>」<br>イアソン「やれるものなら、やってみやがれってんだ!」<br>「<ruby><rb>ヘラクレスを侮辱しやがって!</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・ </rt></ruby>このクソ野郎!」
 +
:同上。先にプッツリと切れていたのは、その実、イアソンだった。
 +
:カイニスの言葉を素直に解釈すれば、どちらかというと侮辱されていたのはイアソンの無力さや愚かさであり、ヘラクレスを引き合いに出したことも単にイアソンをより貶める為に過ぎない。むしろカイニスをして、「なぜイアソンなどを庇ったのか」と問う程度には、ヘラクレスには一目置いている節がある。
 +
:しかし、たとえそれが引き合いであろうとなんだろうと、<ruby><rb>英雄</rb><rt>とも</rt></ruby>の意思を侮辱するものは絶対に許さない。
 +
:その怒りの凄まじさは思わずマスターが制止するほどであり、イアソンからのヘラクレスに対する絶対的な信頼の一端が伺える。
 +
;「……望月千代女め、成功しやがったか。」<br>「あの女、ホント信じられねえくらいよくやった。」<br>「望月千代女。<ruby><rb>おまえは本当に頑張ったよ。</rb><rt>・・・・・・・・・・・・ </rt></ruby>」<br>「―――まあ、頑張りすぎたせいでオレの方も危ないんだがな!」
 +
:同上。秘策中の秘策、[[望月千代女]]による『爆弾』の影響で敵陣営に混乱が広がる様を見ながら。
 +
:かつてオケアノスにて敵として相対した時の薄っぺらな称賛ではなく、心からの称賛。命がけで仲間を守る者を彼は決して見下さない。
 +
:……その後に被害を被るのも、彼らしいと言えば彼らしいが。
 +
 +
;「よく吠えた!それじゃあ、最終決戦だ!」<br>「……頑張れよ!」<br>「応援するだけはしてやるから、ソレで勘弁しろ!」
 +
:同上。互いに兵力を失い、それでも諦めない[[ケイローン]]とイアソン。汎人類史の世界では「先生」と「生徒」だった二人の最終決戦……を、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]達に託す。そして彼は後ろから応援。
 +
:最後まで彼らしいといえば彼らしいが、この戦闘には様々な種類のバフが「イアソンの声援」の名で発生する。
 +
:それは「アルゴノーツ」の最後のクルーとして、主人公を認めたということである。
 +
 +
;「その疑問への明瞭な解答など、存在しないぜ、ケイローン。」<br>「ここにはただ、意志があった。」<br>「<ruby><rb>負けないという強い意志があり、</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・ </rt></ruby><br><ruby><rb>最後まで諦めないと誓って走り抜けた。</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・・・ </rt></ruby>」<br>「比べると貴様たちは、どこまでも余裕があった。いずれ来る別の敵への予習でもしていたのか?」<br>「そして何より、<ruby><rb>自分たちは神の側にいる</rb><rt>・・・・・・・・・・・</rt></ruby>という安心感――――」<br>「それが、貴様たちの最大の隙だった。オレはそう思うぞ。」
 +
:全てのポセイドン・コアを破壊し、防衛戦力として迎え撃ってきた[[ケイローン]]すらも撃破したカルデア一行。
 +
:消えていくケイローンは自分達に比べると遥かに劣る、矮小な一団に負けた事を疑問に思った。それに彼は回答する。
 +
:支配する者達の想定を遥かに上回る意地と底力。それが汎人類史の最大の力。崖っぷちで輝く英雄はそれを誰よりも知っている。
 +
 +
;「あー………………………。<br>死ぬかと、思った。」
 +
:同上。ポセイドンを撃破し、崩れ行く神体より脱出するカルデア一行を「疲れたから少し休む」と、見送るイアソン。
 +
:彼らがいなくなってから見せたその姿は血に塗れ傷だらけ。[[主人公 (Grand Order)|主人公]]を心配させないように、とっくに限界を迎えた霊基・霊核を見た目を偽る礼装で誤魔化していただけだった。
 +
 +
;「人間が神なしで生きていくための知恵を、おまえは授けまくってたんだよ。」<br>「……まあ、生前の時点で半分以上は忘れていたんだが。」
 +
:同上。彼の諦めない心は馬蔵の「[[ケイローン|先生]]」から得たもの。しっかりと、その教えは彼の中で生きていた。
 +
:多少は忘れていたという所は、最後の最期までイアソンらしい話ではあるが。
 +
 +
;「まったくだ。ああ、でも――――」<br>「お互い、どうやら後悔はしないようだ。そうじゃないか?」
 +
:同上。彼から聞かされた「先生」と自らの話を、異聞帯の[[ケイローン]]は全く違う人生だと笑った。
 +
:彼も笑い返す。それでも、互いにその人生に悔いはなかったと。そして、崩れゆく海神と共に「崖っぷちの英雄」は海底へと沈んだ。
    
====戦闘====
 
====戦闘====
202行目: 289行目:  
:霊基再臨4回目。なんだかんだ言ってもアルゴノーツの面々は大切。落ちぶれて惨めな最期を遂げたとて、彼と仲間たちの大冒険という『最高の宝』は物語としてずっと語り継がれる。
 
:霊基再臨4回目。なんだかんだ言ってもアルゴノーツの面々は大切。落ちぶれて惨めな最期を遂げたとて、彼と仲間たちの大冒険という『最高の宝』は物語としてずっと語り継がれる。
 
:本当に凄く良いことを言っている、言っているのだが。
 
:本当に凄く良いことを言っている、言っているのだが。
:同時に表示される最終再臨絵は「ワイングラス片手に玉座にふんぞり返って偉そうな笑みを浮かべたゴージャスな姿のイアソン」というものなので、なんというか……。
+
:同時に表示される最終再臨絵は「背後にメディアとヘラクレスを従え、自分はワイングラス片手に玉座にふんぞり返って偉そうな笑みを浮かべたゴージャスな姿のイアソン」というものなので、なんというか……。
   −
; 「主従? ……この私が、貴様より格下だと? 面白い冗談だ。今度のハロウィンで披露するがいい。」
+
; 「主従? ……この私が、貴様より格下だと? 面白い冗談だ。今度のハロウィンで披露するがいい」
: マイルーム会話「会話2」。それとなくハロウィンイベント参加をほのめかしているように見せかけたが、そのイベントが令和元年からがないので、果たして「自分が格下だとは言えない」というオチだった模様。
+
: マイルーム会話「会話2」。それとなくハロウィンイベント参加をほのめかしているように見せかけたが、そのイベントが令和元年からがないので、果たして「自分が格下だとは言えない」というオチだった……が、後に別のイベントで無事フラグ回収された。
   −
;「なるほど、いいだろう。なら、指揮官の心得ってものを教えてやろう。まず最初に、生き残ることだ。次に、何が何でも生き残ることだ。お前や俺に代わりはいない。そう思え。」<br>「なぜ生き残らなければならないか、だと? 当たり前だ! 身を捨てて得られるものなど、そんなにない!<br> しぶとく立ち回って、生き残ってこその人間だ! お前は英雄ではないのだから、せめてしぶとさくらいは身に着けておけ。分かったか? マスター。」
+
;「なるほど、いいだろう。なら、指揮官の心得ってものを教えてやろう。まず最初に、生き残ることだ。次に、何が何でも生き残ることだ。お前や俺に代わりはいない。そう思え」<br>「なぜ生き残らなければならないか、だと? 当たり前だ! 身を捨てて得られるものなど、そんなにない!<br> しぶとく立ち回って、生き残ってこその人間だ! お前は英雄ではないのだから、せめてしぶとさくらいは身に着けておけ。分かったか? マスター」
 
:マイルーム会話「絆Lv4」、及び「絆Lv5」。何処までも人間臭い「等身大の英雄」から、「ただの人間」代表の主人公に向けた忠言。
 
:マイルーム会話「絆Lv4」、及び「絆Lv5」。何処までも人間臭い「等身大の英雄」から、「ただの人間」代表の主人公に向けた忠言。
 
:「誰かに頼らないと危機に立ち向かえない、傲慢で不遜な存在」と、かつて[[長尾景虎|八華のランサー]]に主人公は指摘された。なら傲慢に、不遜に、ただひたすらに生き延びるべし。例えば自分の様に。
 
:「誰かに頼らないと危機に立ち向かえない、傲慢で不遜な存在」と、かつて[[長尾景虎|八華のランサー]]に主人公は指摘された。なら傲慢に、不遜に、ただひたすらに生き延びるべし。例えば自分の様に。
215行目: 302行目:  
:マイルーム会話「聖杯について」。ギリシャ神話の登場人物の例に漏れず、彼もまた神の呪いや大袈裟で紛らわしい聖遺物のせいで沢山ひどい目にあっている。
 
:マイルーム会話「聖杯について」。ギリシャ神話の登場人物の例に漏れず、彼もまた神の呪いや大袈裟で紛らわしい聖遺物のせいで沢山ひどい目にあっている。
   −
;「ヘラクレス! ヘラクレスじゃないか! ははは、相も変わらずのしかめっ面、逆に安心するな。<br> よし、あとは貴様に任せたぞ。いつも通り、ちゃっちゃと片付けてくるがいい。」
+
;「ヘラクレス! ヘラクレスじゃないか! ははは、相も変わらずのしかめっ面、逆に安心するな。<br> よし、あとは貴様に任せたぞ。いつも通り、ちゃっちゃと片付けてくるがいい」
 
:マイルーム会話「[[ヘラクレス]]」。彼の頼れる相棒、もしくは便利な戦力。或いはその両方。
 
:マイルーム会話「[[ヘラクレス]]」。彼の頼れる相棒、もしくは便利な戦力。或いはその両方。
 
:調子のいいことを言うが、こうやって彼を恐れず対等な「人間」として見た故に、ヘラクレスも心を開いたのである。
 
:調子のいいことを言うが、こうやって彼を恐れず対等な「人間」として見た故に、ヘラクレスも心を開いたのである。
231行目: 318行目:  
: マイルーム会話「[[ケイローン]]」。馬小屋呼ばわりされたことと教えをすっかり忘れてしまっていた事から、さっそく教育のやり直しに取り掛かっている。まずは見た目からといった所か。
 
: マイルーム会話「[[ケイローン]]」。馬小屋呼ばわりされたことと教えをすっかり忘れてしまっていた事から、さっそく教育のやり直しに取り掛かっている。まずは見た目からといった所か。
   −
; 「この薬草の湿った匂い……アスクレピオスか。相変わらず医療にしか関心のない男だが、お前がいるなら安心だ。健康診断は常に私を優先しろ。医療費はもちろんツケだ。」
+
; 「この薬草の湿った匂い……アスクレピオスか。相変わらず医療にしか関心のない男だが、お前がいるなら安心だ。健康診断は常に私を優先しろ。医療費はもちろんツケだ」
 
: マイルーム会話「[[アスクレピオス]]」。兄弟弟子ということもあり図々しくも優遇を要求している。
 
: マイルーム会話「[[アスクレピオス]]」。兄弟弟子ということもあり図々しくも優遇を要求している。
 +
 +
; 「マスターか。俺は今、オケアノスの記録を見るという精神鍛錬を行っている。<br/> フッ、でもお前の口の悪さも、当時は相当なものだな。<br/> ──よし! これはお互い無かったことにするのが賢明だな! ハイっ! 忘ぁすれましたぁ~っ!」
 +
: マイルーム会話「第三特異点クリア後」。2024年のホワイトデーイベントで追加された。
 +
: 上記の「本編」の第三特異点絡みでの発言にあるように当時は調子に乗りまくっており、人間のクズのような暴言も吐きまくっていた。
 +
: その一方で主人公もそんなイアソンをクズ呼ばわりしたり「女の陰に隠れてるだけ」とかなりの暴言を吐いていたため、結局「お互いなかったことにする」という結論に達したようである。
    
====その他====
 
====その他====
240行目: 332行目:     
====イアソンくん====
 
====イアソンくん====
 +
;「その通りさ。この『大海原と竜の国』は、私の見た目ほど甘く、スイートではない」<br/>「人々はみな穏やかで、誰もが幸福で、民の誰もが私を崇める国に見えるが―――」<br/>「その実、少しでも犯罪を犯した“悪い子”は理性のぶっとんだ女王の手によってブタに変えられる!」<br/>「それがこの海上独裁国家メディアサイコランドの真実なのだからね! ふはははたすけて!」
 +
:「魔法少女紀行 ~プリズマ☆コーズ~」より『大海原と竜の国』の真実を語る場面にて。
 +
:最後の部分では何気に助けを求めており、メディアのサイコっぷりにはややウンザリしているらしい。
 
;「よくはないが慣れているさ。過去の栄光にひたりながら消えるのはな。<br/> そんな事よりお前が魔女にならない方が重要だ。夢破れたとしても、少女のまま消え去ればいい。<br/> そうだろう、私のメディア。<br/> オレも、まあ、故郷に帰る前に、見知らぬ国に立ち寄って生涯を終えたものと考えるさ」
 
;「よくはないが慣れているさ。過去の栄光にひたりながら消えるのはな。<br/> そんな事よりお前が魔女にならない方が重要だ。夢破れたとしても、少女のまま消え去ればいい。<br/> そうだろう、私のメディア。<br/> オレも、まあ、故郷に帰る前に、見知らぬ国に立ち寄って生涯を終えたものと考えるさ」
 
:戦いに破れ、あっさり宝石を渡す決断を下したことを[[メディア〔リリィ〕|メディカル☆メディア]]から「よいのか」と尋ねられて。
 
:戦いに破れ、あっさり宝石を渡す決断を下したことを[[メディア〔リリィ〕|メディカル☆メディア]]から「よいのか」と尋ねられて。
247行目: 342行目:  
===Fate/strange Fake===
 
===Fate/strange Fake===
 
; ――【なるほど、君が『     』か】<br/> ――【素晴らしい、羨ましい! 確かに噂通りの化け物だ!】 <br/> ――【安心してほしい。私は君を優遇し、使ってみせる】<br/> ――【私……オレと共にいる間だけ、君は化け物じゃあなくなるよ】<br/> ―――【未来の王を護りし、大英雄だ】
 
; ――【なるほど、君が『     』か】<br/> ――【素晴らしい、羨ましい! 確かに噂通りの化け物だ!】 <br/> ――【安心してほしい。私は君を優遇し、使ってみせる】<br/> ――【私……オレと共にいる間だけ、君は化け物じゃあなくなるよ】<br/> ―――【未来の王を護りし、大英雄だ】
: アルケイデスが生前に出会った人間たちの思い出の中、イアソンが彼に出会った時に投掛けた言葉。傲慢だが、どこか敬愛の念が感じられる。
+
: [[アルケイデス]]が生前に出会った人間たちの思い出の中、イアソンが彼に出会った時に投掛けた言葉。傲慢だが、どこか敬愛の念が感じられる。
 +
: 漫画『Fate/Grand Order -turas rèalta-』でも、後半のセリフをヘラクレスが回想している。
    
; 『ん? 俺が何故君を恐れないかって……そんな当たり前の事を聞くのか。<br/> それは、俺が神すら越える叡智をこの身に宿した賢者だからに決まっているだろう』
 
; 『ん? 俺が何故君を恐れないかって……そんな当たり前の事を聞くのか。<br/> それは、俺が神すら越える叡智をこの身に宿した賢者だからに決まっているだろう』
255行目: 351行目:  
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*『Grand Order』第三特異点では戦闘を行うサーヴァントとして登場しなかったため、アルゴー号の船長であったことを考えて大半のユーザーが[[ライダー]]のクラスだと予想したが、大方の予想を裏切り[[セイバー]]のクラスで実装された。
 
*『Grand Order』第三特異点では戦闘を行うサーヴァントとして登場しなかったため、アルゴー号の船長であったことを考えて大半のユーザーが[[ライダー]]のクラスだと予想したが、大方の予想を裏切り[[セイバー]]のクラスで実装された。
**だが、原典に登場するイアソンには'''剣に関する逸話が全くない'''<ref group = "注">せいぜい剣を持った銅像が存在するか、メディアに剣で傷つかない魔術を掛けられた程度</ref> ため、本来の枠であるライダークラスにバーソロミューが組み込まれた事による一種の補填のような形をとったのかもしれない。
+
**だが、原典に登場するイアソンには'''剣に関する逸話が全くない'''<ref group = "注">せいぜい剣を持った銅像が存在するか、メディアに剣で傷つかない魔術を掛けられた程度か。</ref> ため、本来の枠であるライダークラスにバーソロミューが組み込まれた事による一種の補填のような形をとったのかもしれない。ユーザーからは冗談交じりに'''「メディアがキャスターでFGO上のクラス相性でライダーに弱い為、適性がライダーでありながら自分に有利をとらせない為に嫌がらせでクラスを魔術で変えた」'''等という話題も出た。
 +
***なお、アペンドスキル3「対〇〇攻撃適性」はメディアがセイバー(リリィも同様)、イアソンがキャスターとお互いの弱点を突き合っている。
 
**また、レアリティは最低レアの☆1であったが、こっちは大体予想通りであった。
 
**また、レアリティは最低レアの☆1であったが、こっちは大体予想通りであった。
**一方で攻撃時のモーションがギャグと言われている通り、メディアに敵ごと攻撃されかかったり、ヘラクレスに投げつけられたり、敵と一緒に吹っ飛ばされるなど散々な目にあっている。
+
**一方で攻撃時のモーションがギャグと言われている通り、メディアに敵ごと攻撃されかかったり、ヘラクレスに投げつけられたり、敵と一緒に吹っ飛ばされるなど散々な目にあっている。が、出てくる面子は元々☆4のキャラであり、そのあたり銅レアにあるまじき豪華演出ともいえる。そのため、登場するメンバーのレア度を合計して'''実質☆13'''などと呼ばれることも。
 
*一人称は基本的に「私」だが「オレ」という別の一人称もよく用いられる。『Grand Order』では勿論、『strange Fake』でも態々言い直している場面があることから、これら二つの一人称にはある種の違いがある模様。あくまで推測だが、「オレ」と言っている場面では素の自分が表れていることが多いように感じられる。意味的には『EXTRA』シリーズにおける[[無銘]]のそれと近いだろうか。
 
*一人称は基本的に「私」だが「オレ」という別の一人称もよく用いられる。『Grand Order』では勿論、『strange Fake』でも態々言い直している場面があることから、これら二つの一人称にはある種の違いがある模様。あくまで推測だが、「オレ」と言っている場面では素の自分が表れていることが多いように感じられる。意味的には『EXTRA』シリーズにおける[[無銘]]のそれと近いだろうか。
 
*当初姿が公開された際、容姿とどこか傲慢そうな印象から、別クラスの[[ギルガメッシュ]]ではないかという噂が一時立った。もっとも、あちらはあちらで傲慢ではあるものの極めて有能で度量や戦闘能力もあり、誰からも信頼される名君であったが。
 
*当初姿が公開された際、容姿とどこか傲慢そうな印象から、別クラスの[[ギルガメッシュ]]ではないかという噂が一時立った。もっとも、あちらはあちらで傲慢ではあるものの極めて有能で度量や戦闘能力もあり、誰からも信頼される名君であったが。
 
*伝承ではメディアに殺害された子供以外にも、航海の途中に立ち寄ったレムノス島の女王であるヒュプシピュレとの間にエウネオスという息子を儲けている。エウネオスは、その出自のためにイアソンとはまともに面識はなかったが、元アルゴー号のクルーでありレムノス島に置き去りにされていたピロクテテスを保護したり、トロイア戦争でペレウスの息子である[[アキレウス]]相手に捕虜の解放交渉に臨んだりと、父に縁のある英雄に何かと関わっている。
 
*伝承ではメディアに殺害された子供以外にも、航海の途中に立ち寄ったレムノス島の女王であるヒュプシピュレとの間にエウネオスという息子を儲けている。エウネオスは、その出自のためにイアソンとはまともに面識はなかったが、元アルゴー号のクルーでありレムノス島に置き去りにされていたピロクテテスを保護したり、トロイア戦争でペレウスの息子である[[アキレウス]]相手に捕虜の解放交渉に臨んだりと、父に縁のある英雄に何かと関わっている。
 
*メディアが先に居たために、Fateシリーズでは彼の非情、非道な面が強調されているが、神話の主要な説では彼の心が離れたのは「頼んでもいないのに人を殺して解決しようとするメディアの性格にドン引きしたため」とするケースが多い。
 
*メディアが先に居たために、Fateシリーズでは彼の非情、非道な面が強調されているが、神話の主要な説では彼の心が離れたのは「頼んでもいないのに人を殺して解決しようとするメディアの性格にドン引きしたため」とするケースが多い。
*「直接的な戦闘では役に立たない」などと言われているが、アタランテやテセウスと共にカリュドーンの猪退治にも駆り出されているので、全く戦えない訳ではない。
+
*「直接的な戦闘では役に立たない」などと言われているが、アタランテやテセウスと共にカリュドーンの猪退治にも駆り出されているので、完全に戦えない、というほどではない。
 +
**ゲーム上においても[[アルトリア・キャスター]]という、彼の出撃頻度を跳ね上げるほどに相性の良いサポーターが後に登場している。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
276行目: 374行目:  
:[[オリオン]]が「人格は駄目人間だけど悪い奴じゃない」と擁護(?)しているのは、同じく女神様の寵愛を一身に受けていた英雄のよしみ……なのかもしれない。
 
:[[オリオン]]が「人格は駄目人間だけど悪い奴じゃない」と擁護(?)しているのは、同じく女神様の寵愛を一身に受けていた英雄のよしみ……なのかもしれない。
 
:なお、この逸話を反映してか幸運値はA+とトップクラスのランクとなっている。
 
:なお、この逸話を反映してか幸運値はA+とトップクラスのランクとなっている。
 +
 +
;ヘラクレスへの執着
 +
:イアソンは登場する度にヘラクレスへの執着を見せており、ヘラクレスへの信頼も垣間見える。ヘラクレスをギリシャ一番の英雄としており、二番は誰でも良いのでアキレウスやヘクトール、オデュッセウスらで勝手に争えというスタンス。ヘラクレスのみが別格なのである。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
287行目: 388行目:  
* [[登場人物]]
 
* [[登場人物]]
 
* [[サーヴァント]]
 
* [[サーヴァント]]
 +
* [[アルゴナウタイ]]
    
{{DEFAULTSORT:いあそん}}
 
{{DEFAULTSORT:いあそん}}
294行目: 396行目:  
[[Category:Fate/hollow ataraxia]]
 
[[Category:Fate/hollow ataraxia]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 +
[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
 
[[Category:Fate/strange Fake]]
 
[[Category:Fate/strange Fake]]
5,895

回編集