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**凄惨な最期及び今際の言葉のせいでアニメ版『Zero』からFateシリーズに入ったファンの中には'''「ディルムッドの呪詛で聖杯が汚染された」'''と誤解した人が多かった。あれ程までに怨嗟のこもった形相と発言内容では誤解するのも仕方ないが……。言うまでもなく、あの時点で聖杯はアインツベルンの失策で汚染されていたので、結果的に聖杯へ向けられたディルムッドの呪詛は切嗣がほぼ全部肩代わりさせられる格好となった。
 
**凄惨な最期及び今際の言葉のせいでアニメ版『Zero』からFateシリーズに入ったファンの中には'''「ディルムッドの呪詛で聖杯が汚染された」'''と誤解した人が多かった。あれ程までに怨嗟のこもった形相と発言内容では誤解するのも仕方ないが……。言うまでもなく、あの時点で聖杯はアインツベルンの失策で汚染されていたので、結果的に聖杯へ向けられたディルムッドの呪詛は切嗣がほぼ全部肩代わりさせられる格好となった。
 
*あまり世界的には有名ではないケルト神話の中においても知名度は高くない。ただし、大英雄フィン凋落の切っ掛けとして語られるので、言い方が悪いがフィンのおまけのような形で、ある程度認知されている。<br>なお、フィオナ騎士団を円卓の騎士やシャルルマーニュ十二勇士の原典とする説もあり、ランスロットのモデルがディルムッドであるという話もある。
 
*あまり世界的には有名ではないケルト神話の中においても知名度は高くない。ただし、大英雄フィン凋落の切っ掛けとして語られるので、言い方が悪いがフィンのおまけのような形で、ある程度認知されている。<br>なお、フィオナ騎士団を円卓の騎士やシャルルマーニュ十二勇士の原典とする説もあり、ランスロットのモデルがディルムッドであるという話もある。
*フィンが彼を見殺しにしたのは変わらないが、伝承によってその対応は様々。死にかけの彼に向かって罵り侮蔑の言葉を投げかけるのもあれば、救おうとして水を掬うも土壇場で踏みとどまる、必死に助けようとするがグラニアの恨みを思い出すと水が零れてしまいアドバイスを受けて三度目にして成功したが既に事切れていた等、多岐に渡る。<br>TYPE-MOON世界のフィンは原作では躊躇した末結果として、アニメ版、漫画版共に悪意を持って彼を見殺しにした方を採用している。
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*フィンが彼を見殺しにしたのは変わらないが、伝承によってその対応は様々。死にかけの彼に向かって罵り侮蔑の言葉を投げかけるのもあれば、救おうとして水を掬うも土壇場で踏みとどまる、必死に助けようとするがグラニアの恨みを思い出すと水が零れてしまいアドバイスを受けて三度目にして成功したが既に事切れていた等、多岐に渡る。<br>TYPE-MOON作品においては、メディアにもよるが悪意を持って彼を見殺しにした方を基本的に採用している。
 
*生前のディルムッドの死因は「イノシシに跳ねられたため」。作中、飛行中の戦闘機に飛び乗るほどの驚異的な身体能力を持った彼の死因がコレなので、ファンの間ではこのイノシシは「INOSHISI」と呼ばれてネタにされている。だが、このイノシシは神話において、ディルムッドの異父弟である耳と尾を持たない真性の魔物であり、英霊を殺せても不自然ではない。
 
*生前のディルムッドの死因は「イノシシに跳ねられたため」。作中、飛行中の戦闘機に飛び乗るほどの驚異的な身体能力を持った彼の死因がコレなので、ファンの間ではこのイノシシは「INOSHISI」と呼ばれてネタにされている。だが、このイノシシは神話において、ディルムッドの異父弟である耳と尾を持たない真性の魔物であり、英霊を殺せても不自然ではない。
 
**昔における猪との遭遇は、現代で言う所の自動車事故くらいに身近なものだった。猪というのはそういう意味で、日常に潜む分かり易い死の象徴の一つとも言える。
 
**昔における猪との遭遇は、現代で言う所の自動車事故くらいに身近なものだった。猪というのはそういう意味で、日常に潜む分かり易い死の象徴の一つとも言える。
 
**というか、ディルムッドはゲッシュにより「イノシシと戦うと死ぬ」。フィンも呪いを気にして「危険だ」とディルムッドを止めているのだが、スルーして相討ちになった。ついでに嫁からも「嫌な予感がするから、ちゃんと武器を持っていけ」と言われたのに「狩りだから」とスルーして死んだ。この時に限って何者かがディルムッドの危機意識を鈍らせる呪いをかけたとしか思えない裏事情である。
 
**というか、ディルムッドはゲッシュにより「イノシシと戦うと死ぬ」。フィンも呪いを気にして「危険だ」とディルムッドを止めているのだが、スルーして相討ちになった。ついでに嫁からも「嫌な予感がするから、ちゃんと武器を持っていけ」と言われたのに「狩りだから」とスルーして死んだ。この時に限って何者かがディルムッドの危機意識を鈍らせる呪いをかけたとしか思えない裏事情である。
**『Fate/Grand Order』での幕間の物語「ゲッシュ」にて[[クー・フーリン]]と[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が彼と猪に関する話題を挙げていた。<br>ちなみDr.ロマンには「彼は嫌がると思う」と難色を示し、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は彼の名前を言おうとしたところをマシュに「誰しも苦手なものがある」と遮っており、実際マイルームでの発言にて猪が死ぬほど嫌いであることが判明した。…が、彼と同時に実装された概念礼装「魔猪」は幾多の戦士の亡骸の上に「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」を喰っている禍々しい猪のイラストとなっている。
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**『Fate/Grand Order』での幕間の物語「ゲッシュ」にて[[クー・フーリン]]と[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が彼と猪に関する話題を挙げていた。<br>ちなみにDr.ロマンは「彼は嫌がると思う」と難色を示し、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は彼の名前を言おうとしたところをマシュに「誰しも苦手なものがある」と遮っており、実際マイルームでの発言にて猪が死ぬほど嫌いであることが判明した。…が、彼と同時に実装された概念礼装「魔猪」は幾多の戦士の亡骸の上に「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」を喰っている禍々しい猪のイラストとなっている。
 
***この魔猪は概念礼装以外にエネミーとしても登場しており、クラスは一定ではないが通常サイズ以外に巨大エネミーサイズもおり、前者は複数で出現する事も多く、後者は全体攻撃を持っているため場合によっては難敵とも言える強さ。こんなのに襲われて死因にもなれば、ゲッシュの有無を問わずトラウマになるのも無理からぬ事である。
 
***この魔猪は概念礼装以外にエネミーとしても登場しており、クラスは一定ではないが通常サイズ以外に巨大エネミーサイズもおり、前者は複数で出現する事も多く、後者は全体攻撃を持っているため場合によっては難敵とも言える強さ。こんなのに襲われて死因にもなれば、ゲッシュの有無を問わずトラウマになるのも無理からぬ事である。
 
*伝説によれば、彼は二本の槍だけでなく二本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意、『Grand Order』では「憤怒の波濤」表記)、ベガルタ(「小なる激情」の意、『Grand Order』では恐らく「激情の細波」表記)を所持していたとされる。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドが[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのクラス]]で召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている。
 
*伝説によれば、彼は二本の槍だけでなく二本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意、『Grand Order』では「憤怒の波濤」表記)、ベガルタ(「小なる激情」の意、『Grand Order』では恐らく「激情の細波」表記)を所持していたとされる。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドが[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのクラス]]で召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている。
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*『Grand Order』の最終再臨イラストで彼が摘んでいる木の実は、おそらく彼の伝承に登場するドゥロスの森のナナカマドの実。妖精国の品種で若返りの効能があるとされている。
 
*『Grand Order』の最終再臨イラストで彼が摘んでいる木の実は、おそらく彼の伝承に登場するドゥロスの森のナナカマドの実。妖精国の品種で若返りの効能があるとされている。
 
**グラニアとの逃避行の最中、二人はこの森に身を潜めることになるのだが、ナナカマドの実の効能を知ったグラニアが「食べさせてくれなければ死ぬ」と言ってまで実を取ってくることをせがんだ。結果、ディルムッドは厚意で自分たちを匿ってくれている、森の番人の巨人を殺す羽目になったとされている。
 
**グラニアとの逃避行の最中、二人はこの森に身を潜めることになるのだが、ナナカマドの実の効能を知ったグラニアが「食べさせてくれなければ死ぬ」と言ってまで実を取ってくることをせがんだ。結果、ディルムッドは厚意で自分たちを匿ってくれている、森の番人の巨人を殺す羽目になったとされている。
*『Fate/Zero』本編において、ケイネスが新たに手配したというディルムッドを引き当てた触媒に関しては、現物等が一切描かれていないため詳細は不明。マスターであるケイネスとサーヴァントである彼の全く異なる価値観や性質から、恐らくディルムッド本人に縁のある物と思われる。一方でまるで生前のディルムッドを彷彿させるランサー陣営のこじれた人間関係から、一部からはケイネスとソラウ二人による変則召喚も何かしら影響を及ぼしているのではと推察される事も。
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*『Fate/Zero』本編において、ケイネスが新たに手配したというディルムッドの触媒に関しては、現物等が一切描かれていないため詳細は不明。マスターのケイネスとサーヴァントのディルムッドが全く異なる価値観や性質を持っていることから考えて、恐らく(ケイネスではなく)ディルムッド本人に縁のある物と思われる。
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**やや穿った見方ながら、ランサー陣営のこじれた人間関係がまるで生前のディルムッドを彷彿とさせることから、「ケイネスとソラウの二人分担による変則召喚そのものが触媒のように作用し、召喚に何かしら影響を及ぼしていたのではないか」という推察もある。
    
== 話題まとめ ==
 
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