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: インド異聞帯において彼は完璧なる神として君臨した。
 
: インド異聞帯において彼は完璧なる神として君臨した。
: 本来の人格は塗り潰され、正にデウス・エクス・マキナ…世界を輪廻させ続けるだけの概念に成る寸前に至った。
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: 本来の人格は塗り潰され、正にデウス・エクス・マキナ……すなわち世界を輪廻させ続けるだけの概念に成る寸前に至った。
    
=== 関連 ===
 
=== 関連 ===
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; [[スカンジナビア・ペペロンチーノ]]
 
; [[スカンジナビア・ペペロンチーノ]]
 
: インド異聞帯を担当するクリプター。契約サーヴァントであるアシュヴァッターマンを剥奪した。
 
: インド異聞帯を担当するクリプター。契約サーヴァントであるアシュヴァッターマンを剥奪した。
: 彼からは「いろんな意味で手に負えない」と言われていたが、人間性を取り戻したアルジュナが最期に見せた「悔しい」という感情には内心で同情を滲ませていた。
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: 彼からは「いろんな意味で手に負えない」と見なされていたが、人間性を取り戻したアルジュナが最期に見せた「悔しい」という感情には内心で同情を滲ませていた。
    
; [[アシュヴァッターマン]]
 
; [[アシュヴァッターマン]]
 
: 『マハーバーラタ』ではかつて兄弟弟子であり、後に敵対することとなった、因縁浅からぬ人物。
 
: 『マハーバーラタ』ではかつて兄弟弟子であり、後に敵対することとなった、因縁浅からぬ人物。
 
: インド異聞帯においてはペペロンチーノから契約を剥奪し、クリシュナの呪いを与えて屈服させ「神将」として使役していたが離反され、自身の完全性を崩す窮極の一計を講じられる。
 
: インド異聞帯においてはペペロンチーノから契約を剥奪し、クリシュナの呪いを与えて屈服させ「神将」として使役していたが離反され、自身の完全性を崩す窮極の一計を講じられる。
: カルデアでは顔を合わせるなり訝しまれ「いつものアルジュナに戻りやがれ」と怒鳴られるが、戻れないことを知ると困惑気味に。
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: カルデアでは顔を合わせるなり訝しまれ「いつものアルジュナに戻りやがれ」と怒鳴られるが、戻らないことを知ると困惑気味に。
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: イベントで顔を合わせた際には「アルジュナじゃねえほうのアルジュナ」という、何ら間違いではないのだがある意味パワーワードとも言えるような呼び方をされた。
    
; [[ラーマ]]
 
; [[ラーマ]]
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: 最も消すべきでありながら、決して消すことのできなかった「執心」は彼を必要以上の高みへと至らせ、そしてその「人間味」を以て孤独なる神の座から失墜させた。
 
: 最も消すべきでありながら、決して消すことのできなかった「執心」は彼を必要以上の高みへと至らせ、そしてその「人間味」を以て孤独なる神の座から失墜させた。
 
: かつて世界に絶望して神となり、しかしその最後で人へと立ち返った英雄「アルジュナ」は、過ちと矛盾、後悔、どうしようもない「何か」を抱え、また最後の瞬間まで「誰かが望む何か」になろうとしながらも果たせなかったことを悔やみつつ、それでもどこか憑き物が落ちたかのように微笑みながら消えていった。
 
: かつて世界に絶望して神となり、しかしその最後で人へと立ち返った英雄「アルジュナ」は、過ちと矛盾、後悔、どうしようもない「何か」を抱え、また最後の瞬間まで「誰かが望む何か」になろうとしながらも果たせなかったことを悔やみつつ、それでもどこか憑き物が落ちたかのように微笑みながら消えていった。
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==== イベント ====
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; 「理解は至らず。けれど、そうする事を求められているのであれば───。」
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: 「救え!アマゾネス・ドットコム」にて。配達業務の合間、ふわりとサウナにやってきたものの、そこにいた先客たちが我慢勝負を繰り広げている状況を判断して立ち去ろうとするが、アシュヴァッターマンに引き留められ勝負を吹っ掛けられたことに対しての応答。この直前で一瞬無言かつ瞳の色が変化しており、咄嗟に善悪の判定をするため思考を走らせていたのかもしれない。
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: 第三再臨後の姿なので幾分流暢に話しているが、やはりどこか機械的で非人間さを残す言動をしており、何より「勝負」という概念をあまり理解できていないなど、オリジナルとは本質的には同一でも決定的に異なる存在であることを感じさせる。
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; 「……ああ……。<br/> 初めて知りました。サウナとは、意外と、心地の好いものなのですね……?」
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: その後、同じくサウナにて。マイルーム会話では「好きなものはない」と話していた彼だが存外気に入ったらしく、倒れたアシュヴァッターマンらが運び出されていった後も一人残ってゆっくり心身を癒していた。さすがは「120度の蒸し風呂に最高12時間、余裕のあまりカレーまで食べたアルジュナ」のオルタである(生前の経験から人間としての感覚が鈍っているという可能性もあるが)。
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: 彼が登場するのは配達を40件こなした後だが、50件目の配達を終えて男性主人公がサウナ(=男湯)に行くと再び出てくるため、余程心地がよかったようである。
    
==== マテリアル ====
 
==== マテリアル ====
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*[[アルジュナ|オリジナル]]が『Fate/Grand Order』を初出作品とするサーヴァントでは初となる「[[オルタナティブ]]」派生のサーヴァント。
 
*[[アルジュナ|オリジナル]]が『Fate/Grand Order』を初出作品とするサーヴァントでは初となる「[[オルタナティブ]]」派生のサーヴァント。
**実装前の真名候補としては親友の「クリシュナ」や世界の終末に現れる「カルキ」、裏人格の「[[クリシュナ (黒)]]」といった面々が挙げられており、イラストレーターや声優、ビジュアルといった情報からも「アルジュナの関係者だろう」という予想は多かった。
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**実装前の真名候補としては親友の「クリシュナ」や世界の終末に現れる「カルキ」、裏人格の「[[クリシュナ (黒)]]」といった面々が挙げられており、イラストレーターや声優、ビジュアルといった情報からも「アルジュナの関係者ではないか」という予想は多かった。
**「ビジュアルが連続TVCMの第七弾で初公開された」という経緯は何気にオリジナルと全く同じである。
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**「ビジュアルが連続TV-CMの第七弾で初公開された」という経緯は何気にオリジナルと全く同じである。
 
*世界を輪廻させるシステムへと成り果てる寸前の状態まで至っているため、その話し方も機械的かつ無感情さが目立つ。だが一方で表情差分が大量にあり、実はオリジナルよりも表情豊か。霊基再臨を繰り返すと彼の中に辛うじて残っていた人間性がやがて表出し、オリジナル同様の柔らかな敬語口調に戻る。
 
*世界を輪廻させるシステムへと成り果てる寸前の状態まで至っているため、その話し方も機械的かつ無感情さが目立つ。だが一方で表情差分が大量にあり、実はオリジナルよりも表情豊か。霊基再臨を繰り返すと彼の中に辛うじて残っていた人間性がやがて表出し、オリジナル同様の柔らかな敬語口調に戻る。
**マイルーム、戦闘どちらでも霊基第一・第二段階と第三段階で異なるボイスが収録されている。それぞれを聞き比べると同じ台詞でもニュアンスが異なっていたり、言わんとすることが伝わりやすくなっていたりする。
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**マイルーム、戦闘どちらでも霊基第一・第二段階と第三段階で異なるボイスが収録されている。それぞれを聞き比べると同じ台詞でもニュアンスが異なっていたり、言わんとすることが伝わりやすくなっていたりする。ただし、再臨が進んだ後も機械的な口調がすべてなくなるわけではなく、「レベルアップ」のボイスが顕著なように部分的には残っている。
 
**オリジナルの台詞と比較すると同じ敬語口調でも幾分優しい印象を受けるが、これは恐らくマテリアル情報の「アーチャー・アルジュナは『気を張っている』がオルタはそうではない」という素朴性の表れ。本来ならばオリジナルもオルタ同様に穏やかな性格をしていることが分かる。
 
**オリジナルの台詞と比較すると同じ敬語口調でも幾分優しい印象を受けるが、これは恐らくマテリアル情報の「アーチャー・アルジュナは『気を張っている』がオルタはそうではない」という素朴性の表れ。本来ならばオリジナルもオルタ同様に穏やかな性格をしていることが分かる。
 
**島﨑信長氏によると、「最終段階まで行くと元のアルジュナとほとんど同じ声だけどやっぱり少し違っていて、オルタの方には控えめさや引け目みたいなものがある」とのこと。
 
**島﨑信長氏によると、「最終段階まで行くと元のアルジュナとほとんど同じ声だけどやっぱり少し違っていて、オルタの方には控えめさや引け目みたいなものがある」とのこと。
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*作中で騎乗していた飛行戦車「ヴィマーナ」は『[[Fate/Zero]]』で[[ギルガメッシュ]]が乗っていたものとは似ても似つかない形状をしている。カラーリングも異なっており、あちらは金ピカの英雄王仕様だったがこちらは純白である。
 
*作中で騎乗していた飛行戦車「ヴィマーナ」は『[[Fate/Zero]]』で[[ギルガメッシュ]]が乗っていたものとは似ても似つかない形状をしている。カラーリングも異なっており、あちらは金ピカの英雄王仕様だったがこちらは純白である。
 
**強い影響を受けていると思われるカルキは「黒い肌をしていて白馬に乗った姿」で末法の世に現れるとされているのでアルジュナの使役するヴィマーナも白いのかもしれない。
 
**強い影響を受けていると思われるカルキは「黒い肌をしていて白馬に乗った姿」で末法の世に現れるとされているのでアルジュナの使役するヴィマーナも白いのかもしれない。
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**絆礼装の背景にはこのヴィマーナが映り込んでいるほか、イベント「救え!アマゾネス・ドットコム」では「<ruby><rb>神の乗り物</rb><rt>ヴィマーナ</rt></ruby>で配達代行を行っているサーヴァントがいる」との情報が[[ペンテシレイア|アマゾネスCEO]]の発言から得られるため、サーヴァントとして召喚された後も使用できている可能性がある。
 
*メインシナリオの戦闘においては超統合神性という完全性の再現、および一切の邪悪を裁くものとして「弱体無効・攻撃耐性・攻撃バフ」が常時付与されており、いずれも解除不可能という状態で出現する。<br/>初戦は無敵貫通まで引っ提げてきており、こちらからは([[アンリマユ|例外に等しいある手段]]を除いて)ダメージすら一切与えられないという無敵要塞ぶりを発揮するが、実際には一度しか攻撃してこないだけまだ大人しい方である。<br/>問題はそれ以降であり、最終盤に至っては'''アルジュナの攻撃バフの数値が高すぎてダメージカットも防御力アップも大した効果がない'''、'''相性有利なはずの[[フォーリナー]]ですらクリティカルで即死する'''といった事が頻発し、'''HPゲージを2本割るとフルチャージと同時に無敵貫通が付与され、避けようのない全体宝具が確定で飛んでくる'''などといった仕様も含めて非常に高い難易度設定がなされている。<br/>弱体効果による妨害も一切通用しないため、延命策は回避・無敵・ガッツとターゲット集中を駆使する以外になく、身を削るような試行錯誤をしたプレイヤーも多かったことだろう。
 
*メインシナリオの戦闘においては超統合神性という完全性の再現、および一切の邪悪を裁くものとして「弱体無効・攻撃耐性・攻撃バフ」が常時付与されており、いずれも解除不可能という状態で出現する。<br/>初戦は無敵貫通まで引っ提げてきており、こちらからは([[アンリマユ|例外に等しいある手段]]を除いて)ダメージすら一切与えられないという無敵要塞ぶりを発揮するが、実際には一度しか攻撃してこないだけまだ大人しい方である。<br/>問題はそれ以降であり、最終盤に至っては'''アルジュナの攻撃バフの数値が高すぎてダメージカットも防御力アップも大した効果がない'''、'''相性有利なはずの[[フォーリナー]]ですらクリティカルで即死する'''といった事が頻発し、'''HPゲージを2本割るとフルチャージと同時に無敵貫通が付与され、避けようのない全体宝具が確定で飛んでくる'''などといった仕様も含めて非常に高い難易度設定がなされている。<br/>弱体効果による妨害も一切通用しないため、延命策は回避・無敵・ガッツとターゲット集中を駆使する以外になく、身を削るような試行錯誤をしたプレイヤーも多かったことだろう。
 
**第2部4章19節におけるアルジュナとの最後の戦闘ではボイスが全て差し替えられており、ここでしか聴くことの出来ない専用ボイスが多数収録されている。また、エネミー名もそれまでの「神たるアルジュナ」ではなく「アルジュナ」名義になっている。
 
**第2部4章19節におけるアルジュナとの最後の戦闘ではボイスが全て差し替えられており、ここでしか聴くことの出来ない専用ボイスが多数収録されている。また、エネミー名もそれまでの「神たるアルジュナ」ではなく「アルジュナ」名義になっている。
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**“黒”についても、オリジナル側のマテリアルでは「心に抱え込んでいるもう一つの人格(誰かを憎み、嘲り、奸計を謀る邪悪)」とされているが、オルタ側のマテリアルでは「アルジュナのエゴイズム(誰かに勝ちたい、優れた者でありたい、何かを憎み、怒りたいという程度のもの)を司る人格」すなわち「人間性を司る灯火」となっており、違う視点からの解釈に基づくものとなっている。アルジュナの思考回路がどのようなものかをよく表している部分とも言える。
 
**“黒”についても、オリジナル側のマテリアルでは「心に抱え込んでいるもう一つの人格(誰かを憎み、嘲り、奸計を謀る邪悪)」とされているが、オルタ側のマテリアルでは「アルジュナのエゴイズム(誰かに勝ちたい、優れた者でありたい、何かを憎み、怒りたいという程度のもの)を司る人格」すなわち「人間性を司る灯火」となっており、違う視点からの解釈に基づくものとなっている。アルジュナの思考回路がどのようなものかをよく表している部分とも言える。
 
*イラストを担当したpako氏は「(第2部の)4章はあんな幸せそうなアルジュナを俺は初めて見たのでもう十分燃え尽きました。尽きてねぇ」とコメントしている<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1142406470765465600 pakoTwitter2019年6月22日21:18]</ref>。
 
*イラストを担当したpako氏は「(第2部の)4章はあんな幸せそうなアルジュナを俺は初めて見たのでもう十分燃え尽きました。尽きてねぇ」とコメントしている<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1142406470765465600 pakoTwitter2019年6月22日21:18]</ref>。
**再臨イラストでオルタの姿が元のアルジュナに近づいていくというデザインを考案したのはpako氏である。曰く「設定に『再臨を繰り返すと徐々に人間性が出てくる』という記述があったため、それをビジュアルに落とし込んでみようと試みた」結果であるとのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1187735989105635329 pakoTwitter2019年10月25日23:21]</ref>。
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**再臨イラストでオルタの姿が元のアルジュナに近づいていくというデザインを考案したのはpako氏である。曰く「設定に『再臨を繰り返すと徐々に人間性が出てくる』という記述があったため、それをビジュアルに落とし込んでみようと試みた」結果であるという<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1187735989105635329 pakoTwitter2019年10月25日23:21]</ref>。
**なお、本人は「どうやったら元の姿のままケモミミつけても許されるかしか考えてなかった」とのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1187707646234648577 pakoTwitter2019年10月25日21:29]</ref>。。
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**なお、本人は照れ隠しなのか「どうやったら元の姿のままケモミミつけても許されるかしか考えてなかった」とのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1187707646234648577 pakoTwitter2019年10月25日21:29]</ref>
 
*島崎信長氏は実装初日に宝具レベルMAXを達成し<ref group = "出">[https://twitter.com/nobunaga_s/status/1142363309686939648 島崎信長Twitter2019年6月22日18:26]</ref>、四日後には聖杯転臨も行い100レベルまで育て切っている<ref group = "出">[https://twitter.com/nobunaga_s/status/1143545696110272512 島崎信長Twitter2019年6月26日0:45]</ref>。
 
*島崎信長氏は実装初日に宝具レベルMAXを達成し<ref group = "出">[https://twitter.com/nobunaga_s/status/1142363309686939648 島崎信長Twitter2019年6月22日18:26]</ref>、四日後には聖杯転臨も行い100レベルまで育て切っている<ref group = "出">[https://twitter.com/nobunaga_s/status/1143545696110272512 島崎信長Twitter2019年6月26日0:45]</ref>。
 
**また、pako氏は初日に宝具レベルマックスを達成している<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1142369766255972352 pakoTwitter2019年6月22日18:52]</ref>。
 
**また、pako氏は初日に宝具レベルマックスを達成している<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1142369766255972352 pakoTwitter2019年6月22日18:52]</ref>。
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