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| | 依代 = | | | 依代 = |
| | 読み = | | | 読み = |
− | | 外国語表記 = Christopher Columbus | + | | 外国語表記 = Christopher Columbus<br>Rider of the Resistance(真名判明前) |
| | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] |
| | 声優 = 大塚芳忠 | | | 声優 = 大塚芳忠 |
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| | 地域 = スペイン | | | 地域 = スペイン |
| | 属性 = 中立・悪 | | | 属性 = 中立・悪 |
− | | 隠し属性 = 人 | + | | 副属性 = 人 |
| | 性別 = 男性 | | | 性別 = 男性 |
| | スリーサイズ = | | | スリーサイズ = |
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| | サーヴァント階位 = | | | サーヴァント階位 = |
| | 特技 = | | | 特技 = |
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = 航海の成功(真名判明前)<br/>金、地位、名声、それらを生みだすお宝(真名判明後) |
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = 船長の言うことを聞かない船員 |
| | 天敵 = | | | 天敵 = |
| | デザイン = 元村人 | | | デザイン = 元村人 |
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| | レア度 = ☆3 | | | レア度 = ☆3 |
| }} | | }} |
| + | |
| ==概要== | | ==概要== |
| | | |
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| | | |
| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』では[[シェヘラザード]]の手で西暦2000年のアガルタに歪曲召喚されるが、その影響で記憶を失う。 | + | :亜種特異点Ⅱ『[[伝承地底世界 アガルタ]]』では[[シェヘラザード]]の手で西暦2000年のアガルタに歪曲召喚されるが、その影響で記憶を失う。 |
− | :そこでまず安全な隠れ家を確保するために桃源郷に訪れ、そこにいた[[エレナ・ブラヴァツキー|エレナ]]を銃で始末し<ref group = "注">実際は川に流されて生き延びたが、しばらくは地中で治療せざるを得ない程の重傷を負った。</ref>、次に必要な兵士を確保するために地上から連れてこられた男たちを集めてレジスタンスを結成、アガルタからの脱出を建て前にリーダーとして指揮を執る。 | + | :そこでまず安全な隠れ家を確保するために桃源郷に訪れ、そこにいた[[エレナ・ブラヴァツキー|エレナ]]を銃で始末し<ref group = "注">実際は川に流されて生き延びたが、しばらくは地中(コミック版では竜宮城)で治療せざるを得ない程の重傷を負った。</ref>、次に必要な兵士を確保するために地上から連れてこられた男たちを集めてレジスタンスを結成、アガルタからの脱出を建て前にリーダーとして指揮を執る。 |
| :その後、しばらくして主人公一行と遭遇して共に行動するようになるが、この頃から内心では一行を自分の金儲けに必要な道具として利用する腹積もりであり、最終的には一行を出し抜いて自分が主導権を握る算段だった。 | | :その後、しばらくして主人公一行と遭遇して共に行動するようになるが、この頃から内心では一行を自分の金儲けに必要な道具として利用する腹積もりであり、最終的には一行を出し抜いて自分が主導権を握る算段だった。 |
− | :そのまま主人公達の助力を得てイースと不夜城を滅ぼし、更にエルドラドを攻略する過程で自身の記憶を取り戻し、たまたま流れ着いた竜宮城では主人公を騙す形で巨英雄の契約を奪い取る事に成功するが、[[ペンテシレイア]]を倒してエルドラドの攻略に成功した直後に本性を現して反旗を翻し、主人公達に自分の目的を明かして巨英雄を嗾けて他のサーヴァント共々始末しようとする。 | + | :そのまま主人公達の助力を得てイースと不夜城を滅ぼし、更にエルドラドを攻略する過程で自身の記憶を取り戻し、たまたま流れ着いた竜宮城では主人公を騙す形で[[ヘラクレス・メガロス|巨英雄]]の契約を奪い取る事に成功するが、[[ペンテシレイア]]を倒してエルドラドの攻略に成功した直後に本性を現して反旗を翻し、主人公達に自分の目的を明かして巨英雄を嗾けて他のサーヴァント共々始末しようとする。 |
− | :そして激戦の末に敗北し、這いずる事がやっとの重傷を負うも、諦めずに隠し持っていた玉手箱で巨英雄を回復させようとしぶとく足掻く。しかし、そこで自分を信じて付いてきたレジスタンスの一人が彼の言葉を思い出しながらダメ元で放った矢がたまたま玉手箱に命中して弾き飛ばした事でそれも失敗に終わり、そのまま為すすべなく[[フェルグス・マック・ロイ|フェルグス]]に止めを刺されてしまう。 | + | :そして激戦の末に敗北し、這いずる事がやっとの重傷を負うも、諦めずに隠し持っていた玉手箱で巨英雄を回復させようとしぶとく足掻く。しかし、そこで自分を信じて付いてきたレジスタンスの一人が彼の言葉を思い出しながらダメ元で放った矢がたまたま玉手箱に命中して弾き飛ばした事でそれも失敗に終わり、そのまま為すすべなく[[フェルグス・マック・ロイ|フェルグス]]に止めを刺されてしまう<ref group = "注">コミック版ではデオン。</ref>。 |
| :後一歩のところで夢破れて力尽きるも、それでも彼は次に召喚された時にはどんな金儲けを、どんな宝の島を探そうかと心躍らせながら消滅していった。 | | :後一歩のところで夢破れて力尽きるも、それでも彼は次に召喚された時にはどんな金儲けを、どんな宝の島を探そうかと心躍らせながら消滅していった。 |
| ;人物 | | ;人物 |
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| :その一方で、その高い指揮能力を発揮するために人目につかない所では手段を択ばずに様々な裏工作や権謀術数を張り巡らせており、仲間思いな優れたリーダーとしての顔や建て前を装いながら我欲や悪意に満ちた本性を隠し通して目論見通りに物事を進展させ、必要とあらば先手を打って相手を出し抜く準備も抜かりなくしておく、と非情で狡猾な謀略家としての一面もかなり強い。 | | :その一方で、その高い指揮能力を発揮するために人目につかない所では手段を択ばずに様々な裏工作や権謀術数を張り巡らせており、仲間思いな優れたリーダーとしての顔や建て前を装いながら我欲や悪意に満ちた本性を隠し通して目論見通りに物事を進展させ、必要とあらば先手を打って相手を出し抜く準備も抜かりなくしておく、と非情で狡猾な謀略家としての一面もかなり強い。 |
| :そしてどれほどの逆境であっても絶対に諦めずに足掻き続け、隙あらば内に秘めた秘策で逆転を狙ってくるため、勝負師としてもかなりの強者。 | | :そしてどれほどの逆境であっても絶対に諦めずに足掻き続け、隙あらば内に秘めた秘策で逆転を狙ってくるため、勝負師としてもかなりの強者。 |
| + | |
| + | == バリエーション == |
| + | === C・C・フロンティア === |
| + | 『Fate/Grand Order』のコミック『セイバーウォーズ2番外編 ジェーン&イシュタル ~100万光年の流れ星~』に登場する、[[サーヴァントユニヴァース]]のコロンブス。 |
| + | |
| + | 詳細は「[[ C・C・フロンティア]]」を参照。 |
| + | |
| + | === カロン === |
| + | 期間限定イベント『チョコレート・リバーのその先に』にて、ギリシャ神話のカロンに自身の霊基を貸し与えた状態。 |
| + | |
| + | 詳細は「[[カロン]]」を参照。 |
| | | |
| == ステータス == | | == ステータス == |
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| :これは「サンタマリア号よ、錨を下ろせ」という、船長としての略奪開始命令である。 | | :これは「サンタマリア号よ、錨を下ろせ」という、船長としての略奪開始命令である。 |
| :彼は敬虔なキリスト教徒であったとされているため、恐らくは偶然であろうが「サンタマリア・ドロップアンカー」は「聖母マリアよ、クソをたれろ」というスラングだとも解釈できるという。 | | :彼は敬虔なキリスト教徒であったとされているため、恐らくは偶然であろうが「サンタマリア・ドロップアンカー」は「聖母マリアよ、クソをたれろ」というスラングだとも解釈できるという。 |
− | :作中では対神性などは持っていないのにも関わらず、アンカーから出た鎖で[[ヘラクレス・メガロス]]を絡め取り、容易に千切られることもなく一定時間動きを鈍らせるなどかなりの性能を示した。 | + | :作中では対神性などは持っていないのにも関わらず、アンカーから出た鎖で[[ヘラクレス・メガロス|メガロス]]を絡め取り、容易に千切られることもなく一定時間動きを鈍らせるなどかなりの性能を示した。 |
− | :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&敵全体のクリティカル発生率をダウン<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster宝具。 | + | :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃[Lv]&クリティカル発生率をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のBuster宝具。 |
− | :強化後は宝具ランクがA+に上昇する。 | + | :強化後は宝具ランクがA+に上昇し、宝具威力倍率とクリティカル発生率ダウン倍率が上昇する。 |
| | | |
| ==真名:クリストファー・コロンブス== | | ==真名:クリストファー・コロンブス== |
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| | | |
| :彼が西回り航路の着想・確信を得たのは1480年頃とされる。しかしそのための費用集めとパトロン探しが難航し、実際に出発するまでには長き時を必要とした。 | | :彼が西回り航路の着想・確信を得たのは1480年頃とされる。しかしそのための費用集めとパトロン探しが難航し、実際に出発するまでには長き時を必要とした。 |
− | :1492年、ついにコロンブスは旗船サンタマリア号・ニーニャ号・ピンタ号の三隻で大西洋を横断。 | + | :1492年、ついにコロンブスは旗船サンタマリア号・ニーニャ号・ピンタ号の3隻で大西洋を横断。 |
| :同年10月12日、不安がる船員達に反乱を起こされる寸前でアメリカ海域へ到達しサン・サルバドル島を発見した。 | | :同年10月12日、不安がる船員達に反乱を起こされる寸前でアメリカ海域へ到達しサン・サルバドル島を発見した。 |
| | | |
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| :亜種特異点Ⅱにて、レジスタンスのライダーが特に気にかけていた桃源郷の少年。「生きていれば負けていない」「命があればいつかは勝てる」という事の重要さを諭し、闇雲に訓練で組手相手に突っ込んでいた彼を厳しくも優しく見守っていた。 | | :亜種特異点Ⅱにて、レジスタンスのライダーが特に気にかけていた桃源郷の少年。「生きていれば負けていない」「命があればいつかは勝てる」という事の重要さを諭し、闇雲に訓練で組手相手に突っ込んでいた彼を厳しくも優しく見守っていた。 |
| :シナリオ後半、レジスタンス一行がアマゾネスの黄金郷へ向かっていた所を待ち伏せに遭った時にはぐれ、生死不明。 | | :シナリオ後半、レジスタンス一行がアマゾネスの黄金郷へ向かっていた所を待ち伏せに遭った時にはぐれ、生死不明。 |
| + | :コミック版では、藤丸たちがアマゾネスとメガロスの襲撃に乗じて不夜城を脱出する際に、路上で死体が発見された。 |
| ;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]] | | ;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]] |
| :生前から噂はいろいろと聞いていたようだが、さすがに女性の姿とは符合しなかったようで困惑していた。同時代・同地域の出身なので面識があってもおかしくはないが、メタ的に言うと真名バレを避けるためであろう。 | | :生前から噂はいろいろと聞いていたようだが、さすがに女性の姿とは符合しなかったようで困惑していた。同時代・同地域の出身なので面識があってもおかしくはないが、メタ的に言うと真名バレを避けるためであろう。 |
− | :一応、ダ・ヴィンチちゃんの方は服装から同時代同地域の人物なのではないかと当たりを付けて「自分の名に覚えは無いか」と尋ねてみたりはしたが、上記に加えて記憶喪失だった時なので答えは得られなかった。 | + | :一応、ダ・ヴィンチちゃんの方は服装から同時代同地域の人物なのではないかと当たりを付けて「自分の名に覚えは無いか」と尋ねてみたりはしたが、上記に加えて記憶喪失だった時なので答えは得られなかった(…が、意味深な「……」という台詞内の前置き沈黙があった)。 |
| + | :期間限定イベント『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』では「両者が子供の頃に出会って大喧嘩をして、それが元で冒険家を志す」ということを示唆するエピソードが語られているが、それが本当にあった事なのかは明言されていない。 |
| ;[[アン・ボニー&メアリー・リード]] | | ;[[アン・ボニー&メアリー・リード]] |
| :カルデア内のサークル「海賊会」に、[[エドワード・ティーチ|黒髭]]のような論外ではなく、かつ[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]に並び立つ著名な大先輩の海賊として、勧誘してきた。 | | :カルデア内のサークル「海賊会」に、[[エドワード・ティーチ|黒髭]]のような論外ではなく、かつ[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]に並び立つ著名な大先輩の海賊として、勧誘してきた。 |
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| :同上。 | | :同上。 |
| :後に期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では、阿漕な同人ゴロのような真似をして大もうけしようとした所を彼に法的に追求され、印税等で儲けの大半を失う事になってしまった。 | | :後に期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では、阿漕な同人ゴロのような真似をして大もうけしようとした所を彼に法的に追求され、印税等で儲けの大半を失う事になってしまった。 |
| + | :ゴッホの幕間の物語では逆に彼に依頼して結託し、彼女へのインタビューを出版して大金を得ようとしていた。 |
| ;[[ジェームズ・モリアーティ]]、[[メフィストフェレス]] | | ;[[ジェームズ・モリアーティ]]、[[メフィストフェレス]] |
| :カルデア内のサークル「カルデア悪人会」に、生前の所業から悪人代表として、勧誘してきた。 | | :カルデア内のサークル「カルデア悪人会」に、生前の所業から悪人代表として、勧誘してきた。 |
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| :期間限定イベント『水着剣豪七色勝負』で共演。 | | :期間限定イベント『水着剣豪七色勝負』で共演。 |
| :彼女が経営する水天宮のカジノで負けて溶かされてしまったものの、彼女と結託して工場長の座についた。 | | :彼女が経営する水天宮のカジノで負けて溶かされてしまったものの、彼女と結託して工場長の座についた。 |
| + | ;[[クリストファー]] |
| + | :期間限定イベント『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』にて、自分の量産型を作られる憂き目にあう。 |
| + | :直接の対面は叶わなかったものの、自分の幼少期かどうかは保留した上で、「誰でもコロンブスになれる可能性」について前向きに評価している。 |
| + | ;[[ヴァン・ゴッホ]] |
| + | :彼女の幕間の物語にて、「自分たちの人生そのものが金になる」と気づき、彼女へのインタビューを装って生前のゴシップを得ようとしていた。 |
| ;宝物庫の扉 | | ;宝物庫の扉 |
| :満面の笑みで「宝物庫の扉を開ける手伝いはワクワクしている」と語る。 | | :満面の笑みで「宝物庫の扉を開ける手伝いはワクワクしている」と語る。 |
| :文字通りに宝物庫に仕舞われている財宝を取る事を意味しているのもあるだろうが、ゲームにおける素材稼ぎクエストの一つのQPを稼ぐクエストがそのまんま「'''宝物庫の扉を開け'''」であり、出てくる敵も実際に「扉」で倒すと素材を吐き出しながら開いて消滅する。 | | :文字通りに宝物庫に仕舞われている財宝を取る事を意味しているのもあるだろうが、ゲームにおける素材稼ぎクエストの一つのQPを稼ぐクエストがそのまんま「'''宝物庫の扉を開け'''」であり、出てくる敵も実際に「扉」で倒すと素材を吐き出しながら開いて消滅する。 |
− | :そしてそれらの扉は全てキャスタークラス扱いのため、全体攻撃宝具とNP獲得スキルを持つライダーのコロンブスはそこを周回するのに適任なサーヴァントの一人である。 | + | :そしてそれらの扉は全てキャスタークラス扱いのため、全体攻撃宝具とNP獲得スキルを持つライダーの彼はそこを周回するのに適任なサーヴァントの一人である。 |
| | | |
| ===生前=== | | ===生前=== |
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| :コロンブスの絆礼装「ニーニャ号」にも書かれているが、いざ新天地を発見し黄金の目処が立ったところで独断専行した(結局は最後に和解し共に帰国した)。 | | :コロンブスの絆礼装「ニーニャ号」にも書かれているが、いざ新天地を発見し黄金の目処が立ったところで独断専行した(結局は最後に和解し共に帰国した)。 |
| :その後本国でコロンブスに裏切り行為を訴訟され、その最中のちに梅毒で死去。 | | :その後本国でコロンブスに裏切り行為を訴訟され、その最中のちに梅毒で死去。 |
− | ;イサベル一世 | + | ;イサベル1世 |
− | :当時のスペインの女王。夫であるフェルナンド2世はスペイン王室への婿入りである為事実上は彼女に王権があった。祖国ポルトガルで出資者が見つからずに困り果てていたコロンブスの話に関心を持ち、彼の西回り航路探索のスポンサーとして多額の援助を行った。 | + | :当時のスペインの女王。夫であるフェルナンド2世はスペイン王室への婿入りである為事実上は彼女に王権があった。祖国イタリアや船乗りとしての拠点であったポルトガルで出資者が見つからずに困り果てていたコロンブスの話に関心を持ち、彼の西回り航路探索のスポンサーとして多額の援助を行った。 |
− | :熱狂的なキリスト教徒であったとされ、異教徒相手への苛烈な対応や搾取が記録として残っているが、コロンブスのアメリカ大陸での原住民への対応は流石にやり過ぎだと諌めていたとされる。 | + | :熱狂的なキリスト教徒であったとされ、異教徒相手への苛烈な対応や搾取が記録として残っているが、コロンブスのアメリカ大陸での原住民への対応は流石にやり過ぎだと諌めていたとされる<ref group = "注">コミック版ではダヴィンチからもその点を指摘されていた。</ref>。 |
| | | |
| ==名台詞== | | ==名台詞== |
| ===Fate/Grand Order=== | | ===Fate/Grand Order=== |
| + | ;「ハッハァ!」 |
| + | :彼の象徴としてしばしば登場する笑い声。下記のセリフにもしばしば登場している。 |
| + | :コミカライズ版のアガルタで本性を現した際に煽り文に使用されるほどに象徴となっており『カルデア・サマーアドベンチャー!』では量産型コロンブスが鳴き声のように連呼していた。 |
| + | |
| + | ====戦闘==== |
| + | ;「食い物、黄金、男に女ァ!」 |
| + | :真名判明後の戦闘開始。彼にとっては一連のバトルは戦いではなく原住民からの略奪らしい。 |
| + | |
| + | ;「この働き者がァ!」 |
| + | :アタックボイス。「この怠け者がァ!」なら耳にしたことがあるだろうが、この表現は前代未聞だろう。 |
| + | |
| + | ;「ハッハァーッ!辿り着いたぜェ!信念と夢の果て、お宝だらけの新天地によォ!野郎ども、錨を降ろせェ!ファッハッハァ!『<ruby><rb>新天地探索航</rb><rt>サンタマリア・ドロップアンカー</RT></RUBY>』!!」 |
| + | ;「今度は何が掴めるのかねぇ?クッフフハハハハ……ウッハハハァァッ!!考えるだけでワクワクが止まんねぇ!『<ruby><rb>新天地探索航</rb><rt>サンタマリア・ドロップアンカー</RT></RUBY>』!!」 |
| + | :真名判明後の宝具開放。欲にまみれた略奪の鎖が<ruby><rb>敵</rb><rt>げんじゅうみん</RT></RUBY>を蹂躙する。 |
| + | :なお、真名判明前の宝具開放でもゲス感溢れる高笑いを披露しており、本性が漏れ出ていることが分かる。いい加減そこまでにしておけよレジライ。 |
| + | :また、前半のセリフは真名判明前でも宝具名を読み上げる以外は同一であるが、北米版では「新天地」が真名判明前は'''「a new world」'''真名判明後は'''「the New World」'''と変化する<ref group="注">前者は「新しい世界」という一般名詞だが、後者は明確に「南北アメリカ大陸」を指す固有名詞となる。</ref>。 |
| + | |
| + | ;「人のどれ……ゴホン、仲間に手ェ出してんじゃねえ!」 |
| + | :真名判明後の勝利ボイス。'''明らかに奴隷と言いかけており'''、本心では同僚のサーヴァントやマスターも利用すべき奴隷としか見ていないことが分かる。 |
| + | |
| ====マイルーム==== | | ====マイルーム==== |
| ;「なに? 卵の底の殻を割って……? 立ててねェ、立ててねェ。俺だったら三日三晩かけても普通に立てるっての。<br> 諦めなきゃあ、いつか立つってことを示したほうがよっぽど有益だろう」 | | ;「なに? 卵の底の殻を割って……? 立ててねェ、立ててねェ。俺だったら三日三晩かけても普通に立てるっての。<br> 諦めなきゃあ、いつか立つってことを示したほうがよっぽど有益だろう」 |
163行目: |
203行目: |
| | | |
| ====本編==== | | ====本編==== |
− | ;「どうするかなんてのは──決まってンだろが」<br>「俺が今までずっと言い続けてきたことだ。教え続けてきたことだ。俺はそれを変える気はねぇ。<br> だから──<ruby><rb>諦めずに、前へ、だ</rb><rt>・・・・・・・・・</RT></RUBY>。俺たちにできることは、それしかねぇんだぜ」<br>「ああ、そうだな。何もかも、ぜーんぶ焼けちまった。<br> 俺たちのメシの種だった桃の木も。苦労して建てていった小屋も。<br> 敵から少しづつぶんどってきた物資も。ここまでに死んでいった仲間たちの──墓も。<br> 全部、全部、灰になっちまった。居心地のよかったこのアジト、桃源郷はもうおしまいだ。<br> だが……だがよォ! だからこそ、俺たちは言うべきなんだろうが!<br> ──<ruby><rb>だからどうした</rb><rt>・・・・・・・</RT></RUBY>、ってな。<br> 俺たちはまだここにいるぜ。生きてここにいるぜ。自分の足で歩いて行けるぜ。<br> だったら、まだやれることはあるはずだろうがよ。<br> また笑っちまうくれえ当たり前のことを言ってやる。もう一度。何度でも、言ってやる。<br> 終わるまでは、どんなことも、終わっちゃいねぇんだ。だから、諦めない限り──<ruby><rb>夢は必ず叶う</rb><rt>・・・・・・</RT></RUBY>。<br> 他の誰でもねぇ。俺の魂がそれを知ってる」
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− | :亜種特異点Ⅱ「伝承地底世界 アガルタ」にて。レジスタンスのアジトが全焼した際に部下達を鼓舞する台詞。
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− | :決して諦めず、後ろを振り返る事なく前進し続ける、そうすれば夢は必ず叶う──彼の信念と在り方を表す様な台詞。
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− |
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− | ;「──ああ。知ってるぜ。俺は嵐を知ってる。<br> 航海の調子がいいときに限って訪れる、クソみてえに意地の悪い嵐。それがテメェか」<br>「ハッハー。感謝するぜ。テメェっつうクソ嵐に揉まれて、揉まれて、ゲロ吐きそうに揉まれて──<br> ──おかげで、<ruby><rb>思い出した</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>ぜ! <ruby><rb>俺がそれを何度も乗り越えてきたってことをよ</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>!」<br>「テメェがどこサマの英雄だろうが──俺の行く手を阻む限り、ただの嵐と変わらねぇ」<br>「邪魔すんじゃねぇ。俺が辿り着くべき、夢の場所は。新天地は──もう、すぐそこに見えてるんだからよォ!」<br>「だから俺は錨を下ろすぜ。<ruby><rb>既に辿り着いた</rb><rt>・・・・・・・</RT></RUBY>と嵐を<ruby><rb>嗤</rb><rt>わら</RT></RUBY>うぜ!」<br>「見るがいい、こいつが航海の終局にして到達の第一歩!」<br>「──『<ruby><rb>新天地探索航</rb><rt>サンタマリア・ドロップアンカー</RT></RUBY>』!!」
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− | :まるで嵐のように猛り狂うメガロスの強襲を前にとうとう自分の失った記憶を取り戻す。それはかつてどんな苦難に晒されようと夢を叶えるため突き進み、ついには新天地に辿り着いた彼を象徴する宝具。
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| ;「……しっかし。虐殺者。虐殺者ねぇ。<br> やっぱりそうかよ。後の世にはそんな感じで伝わっちまってんのかよ……。<br> 俺はただ、自分の夢に忠実な頑張り屋さんだったってだけなのによォ! ハーッハッハー!」 | | ;「……しっかし。虐殺者。虐殺者ねぇ。<br> やっぱりそうかよ。後の世にはそんな感じで伝わっちまってんのかよ……。<br> 俺はただ、自分の夢に忠実な頑張り屋さんだったってだけなのによォ! ハーッハッハー!」 |
− | :終盤、ついにその本性を表す。新大陸を発見した偉大なる航海者、その栄光の裏に伝わる奴隷商人、<ruby><rb>征服者</rb><rt>コンキスタドール</RT></RUBY>としての『顔』を。 | + | :亜種特異点Ⅱ「伝承地底世界 アガルタ」終盤、彼はついにその本性を表す。新大陸を発見した偉大なる航海者、その栄光の裏に伝わる奴隷商人、<ruby><rb>征服者</rb><rt>コンキスタドール</RT></RUBY>としての『顔』を。 |
| | | |
| ;「アア? ンなのはわかってんよ。だがそれは、<ruby><rb>今のこの時代ではそうなってる</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>、ってだけだろォ?<br> だが、俺はそれが良しとされる時代に生きて、今でもその価値観に基づいて動いてるってだけだ。<br> だいたい、ギリシャ人もローマ人もアラブ人も。つまりは、お前らんトコにいる名高い英霊達も!<br> 生前は澄まし顔で奴隷を使ってたに決まってンだぜ!? ローマ皇帝もファラオもその筆頭だろうが!<br> 『今の世はそうなのか、じゃああえて肯定して使うのは止めておこう』──と考える英霊と。<br> 『今の世はそうなのか、でも便利で価値あるものなのは変わらないから続けよう』──と考える英霊。<br> そこにどんな差がある?誰が善悪を計る?だって俺は最初から、自然に、<ruby><rb>それが当たり前</rb><rt>・・・・・・・</RT></RUBY>なんだぜ?」 | | ;「アア? ンなのはわかってんよ。だがそれは、<ruby><rb>今のこの時代ではそうなってる</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>、ってだけだろォ?<br> だが、俺はそれが良しとされる時代に生きて、今でもその価値観に基づいて動いてるってだけだ。<br> だいたい、ギリシャ人もローマ人もアラブ人も。つまりは、お前らんトコにいる名高い英霊達も!<br> 生前は澄まし顔で奴隷を使ってたに決まってンだぜ!? ローマ皇帝もファラオもその筆頭だろうが!<br> 『今の世はそうなのか、じゃああえて肯定して使うのは止めておこう』──と考える英霊と。<br> 『今の世はそうなのか、でも便利で価値あるものなのは変わらないから続けよう』──と考える英霊。<br> そこにどんな差がある?誰が善悪を計る?だって俺は最初から、自然に、<ruby><rb>それが当たり前</rb><rt>・・・・・・・</RT></RUBY>なんだぜ?」 |
177行目: |
210行目: |
| :栄光や功績ばかりが讃えられがちな英霊達の暗部とその在り方を曝け出し、現代の価値観に基づいた善悪の判断とは相容れない己の在り方を押し通そうとする。 | | :栄光や功績ばかりが讃えられがちな英霊達の暗部とその在り方を曝け出し、現代の価値観に基づいた善悪の判断とは相容れない己の在り方を押し通そうとする。 |
| :Fate界隈ではある種オブラートに包まれた部分だった奴隷制をここまではっきりと肯定する英霊はかなり珍しい。 | | :Fate界隈ではある種オブラートに包まれた部分だった奴隷制をここまではっきりと肯定する英霊はかなり珍しい。 |
| + | :コミック版ではマシュからの非難も含めて省略。 |
| | | |
| ;「ハッハー、こいつの強さはおまえらもよく知ってるはずだろうが!<br> そして俺は錨も下ろす! こいつはそうするたびに宝を得た、俺の夢の象徴よ!」<br>「この島で下ろせば健康な原住民の奴隷が待っている! この島で下ろせばガラス玉と金の交換が待っている!<br> さぁて、そしてこの島では!? ワクワクが止まらねぇ!」<br>「──『<ruby><rb>新天地探索航</rb><rt>サンタマリア・ドロップアンカー</RT></RUBY>』!」 | | ;「ハッハー、こいつの強さはおまえらもよく知ってるはずだろうが!<br> そして俺は錨も下ろす! こいつはそうするたびに宝を得た、俺の夢の象徴よ!」<br>「この島で下ろせば健康な原住民の奴隷が待っている! この島で下ろせばガラス玉と金の交換が待っている!<br> さぁて、そしてこの島では!? ワクワクが止まらねぇ!」<br>「──『<ruby><rb>新天地探索航</rb><rt>サンタマリア・ドロップアンカー</RT></RUBY>』!」 |
183行目: |
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| ;「<ruby><rb>当ったりィ</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>! そいつは勿論、俺がこの手でやったことだぜェ!」 | | ;「<ruby><rb>当ったりィ</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>! そいつは勿論、俺がこの手でやったことだぜェ!」 |
| :デオンの「桃源郷に火を放ったのはお前か」という問いに対してこの開き直りっぷりである。そのゲス顔も相まってある意味清々しいレベル。 | | :デオンの「桃源郷に火を放ったのはお前か」という問いに対してこの開き直りっぷりである。そのゲス顔も相まってある意味清々しいレベル。 |
| + | :コミック版では「'''どうせお前がやったんだろ'''」と断定されており、直前にデオンから致命傷を負わされたこともあって口調も弱々しいものとなっている。 |
| | | |
| ;「こ、の……値段も付かねぇ駄奴隷がぁっ! 非常食のネズミ以下の価値だぞテメェェェ!」 | | ;「こ、の……値段も付かねぇ駄奴隷がぁっ! 非常食のネズミ以下の価値だぞテメェェェ!」 |
− | :亜種特異点Ⅱ「伝承地底世界 アガルタ」で、起死回生の一手を紙一重で防がれた際の台詞。 | + | :終盤、起死回生の一手を紙一重で防がれた挙句に。 |
| :敗れてメガロスと瀕死となったコロンブスであったが、こんな事もあろうかと隠し持っていた玉手箱を魔力リソースにメガロスを再起動させようとする。 | | :敗れてメガロスと瀕死となったコロンブスであったが、こんな事もあろうかと隠し持っていた玉手箱を魔力リソースにメガロスを再起動させようとする。 |
− | :疲弊した主人公一行の間隙をついたその行動を阻止したのは主人公でもサーヴァントでもなく、「諦めずに勇気を振り絞ってダメ元で矢を射た」一人の名も無きレジスタンスであった。 | + | :疲弊した主人公一行の間隙をついたその行動を阻止したのは主人公でもサーヴァントでもなく、「諦めずに勇気を振り絞ってダメ元で矢を射た」1人の名も無きレジスタンスであった。 |
| :リーダーの言葉と背中を見て戦場を必死に生きて戦い抜いた彼らは最終的に誰もの想像を超える程に成長し、逆に彼らを単なる弱い奴隷としか見ていなかったコロンブスは文字通り一矢報いられるという皮肉な形となった。 | | :リーダーの言葉と背中を見て戦場を必死に生きて戦い抜いた彼らは最終的に誰もの想像を超える程に成長し、逆に彼らを単なる弱い奴隷としか見ていなかったコロンブスは文字通り一矢報いられるという皮肉な形となった。 |
| :これまで決して諦めず、どんな不利な状況でも冷静に次善の行動を考えていたコロンブスであったが、この時ばかりは絶叫する事しかできない程にヤキが回り、フェルグスからも「ならばあなたの価値はソレにも及ばない」と返されて止めを刺されてしまう。 | | :これまで決して諦めず、どんな不利な状況でも冷静に次善の行動を考えていたコロンブスであったが、この時ばかりは絶叫する事しかできない程にヤキが回り、フェルグスからも「ならばあなたの価値はソレにも及ばない」と返されて止めを刺されてしまう。 |
| + | :コミック版ではレジスタンスへの殺意も露にし、玉手箱でメガロスを回復させようと試みるも…… |
| + | |
| + | ;「お前はまるでガラス玉だな! 上っ面が良くて大した価値が無ェ所なんかそっくりだぜ!」 |
| + | :コミック版の亜種特異点Ⅱで、消滅間際で藤丸立香を評して。 |
| + | :一見すると悪口に聞こえるが、「価値なんて人によって違うから商売は面白い」と述懐して笑っているあたり、かなり高く評価していることが伺える。 |
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| ;「クソ……畜生、め……神よ……!<br> 許してくれ、アンタにもらった幸運ってヤツを、俺は無駄遣いしちまった……!<br> ああ、だが、俺は、<ruby><rb>諦めねぇ</rb><rt>・・・・</RT></RUBY>ぞ。<br> 次に喚ばれたときにゃあ、どんな金儲けを……どんな宝の島を、探してやろうかね。<br> 楽しみだ。ああ、楽しみじゃねぇか……ハハ、ハッハッハー……!」 | | ;「クソ……畜生、め……神よ……!<br> 許してくれ、アンタにもらった幸運ってヤツを、俺は無駄遣いしちまった……!<br> ああ、だが、俺は、<ruby><rb>諦めねぇ</rb><rt>・・・・</RT></RUBY>ぞ。<br> 次に喚ばれたときにゃあ、どんな金儲けを……どんな宝の島を、探してやろうかね。<br> 楽しみだ。ああ、楽しみじゃねぇか……ハハ、ハッハッハー……!」 |
− | :消滅間際の台詞。敗北しても彼は決して諦めず、次の召還時に想いを馳せる。最期の最期まで野望と我欲に満ちたその在り方が歪む事はなかった。 | + | :消滅間際の台詞。敗北しても彼は決して諦めず、次の召喚時に想いを馳せる。最期の最期まで野望と我欲に満ちたその在り方が歪む事はなかった。 |
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| ====幕間の物語==== | | ====幕間の物語==== |
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| :いつもの事ながら何があっても諦めないその姿勢は立派だが、今回の敗因は欲の掻き過ぎなので、その辺を改めない限り次も失敗するだけであろう。 | | :いつもの事ながら何があっても諦めないその姿勢は立派だが、今回の敗因は欲の掻き過ぎなので、その辺を改めない限り次も失敗するだけであろう。 |
| :この辺は完全に影で暗躍し、節度も守って丸儲けに成功した[[ジェームズ・モリアーティ|裏トトカルチョの胴元]]と比べると'''悪党として三流'''という感が否めない。 | | :この辺は完全に影で暗躍し、節度も守って丸儲けに成功した[[ジェームズ・モリアーティ|裏トトカルチョの胴元]]と比べると'''悪党として三流'''という感が否めない。 |
| + | ;「産地直送『レジライス(産地偽装)』!」 |
| + | :『超古代新選組列伝 ぐだぐだ邪馬台国2020』より。とうとう'''自分のあだ名までネタにしだす'''。それにしても、産地偽装を堂々と公言するのは偽装では無いような……。 |
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| ==メモ== | | ==メモ== |
− | *一般的なプレイヤー間の通称は「レジライ」。レジスタンスのライダーを縮めたシンプルなもの。その他「夢はいつか必ず叶う」という作中の自論から「ドリカムおじさん」「フェイスレスのライダー」、その本性の判明後と史実での所業から「終身名誉ド畜生」「エクストリーム虐殺おじさん」「カルデアのクソ提督」等々。…ボロクソの言われようだが、残念ながら当然である。 | + | *一般的なプレイヤー間の通称は「レジライ」。レジスタンスのライダーを縮めたシンプルなもの。その他「夢はいつか必ず叶う」という作中の自論から「ドリカムおじさん」「フェイスレスのライダー」、卵の逸話から「産卵ジジイ」「卵立つ蔵」、その本性の判明後と史実での所業から「終身名誉ド畜生」「大航海時代のワクワクさん」「異教徒レビュアーズ」「エクストリーム虐殺おじさん」「アガルターエゴ」「カルデアのクソ提督」等々。…ボロクソの言われようだが、残念ながら当然である。 |
− | **このうち「ドリカムおじさん」についてはTwitterで話題になったためか、日本の歌手グループ「DREAMS COME TRUE」の公式サイトで本家ドリカムおじさんこと中村正人氏がそのことに言及している<ref group = "出">[http://dreamscometrue.com/masablog/2017/07/04/15616 DREAMS COME TRUE公式サイト2017年07月04日]</ref>。 | + | **このうち「ドリカムおじさん」についてはTwitterで話題になったためか、日本の歌手グループ「DREAMS COME TRUE」の公式サイトで本家ドリカムおじさんこと中村正人氏がそのことに言及している<ref group = "出">[http://dreamscometrue.com/masablog/2017/07/04/15616 DREAMS COME TRUE公式サイト2017年07月04日]</ref>。その後、中村正人氏の奥様であるMAAKIIIさんが、異端なるセイレムの主題歌「清廉なるHeretics」のボーカルを担当。Fateとは何気に縁がある。 |
− | ***その後、中村正人氏の奥様であるMAAKIIIさんが、異端なるセイレムの主題歌「清廉なるHeretics」のボーカルを担当。Fateとは何気に縁がある。 | + | **「フェイスレス」は、彼の「異様に前向きであきらめが悪い」'''「救いようのない外道だが、故に清々しいまでの悪役」'''というキャラクター性、前述の狂気の入った笑顔が、漫画『からくりサーカス』の敵キャラクター「フェイスレス」に似ていたため。「諦めなければ夢は必ず叶う」等とほぼ同じ台詞を述べている点も共通している。ちなみに、該当シーンのパロディは『[[氷室の天地 Fate/school life|氷室の天地]]』7巻で使用されていたりする。 |
− | **「フェイスレスのライダー」は、亜種特異点Ⅱ終盤で見せた'''「救いようのない外道だが、故に清々しいまでの悪役」'''というキャラクター性と前述の狂気の入った笑顔から、ユーザーからは『からくりサーカス』の敵ボスキャラクター「フェイスレス」と例えられたからか。
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− | ***さらに言うと、「諦めなければ夢は必ず叶う」という言葉は、フェイスレスも作中でほぼ同じ台詞を述べているため、それに拍車をかけている。ちなみに、該当シーンのパロディは『[[氷室の天地 Fate/school life|氷室の天地]]』7巻で使用されていたりする。
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| *CVの大塚芳忠氏は『NARUTO』に登場するキャラクター・[https://ja.wikipedia.org/wiki/自来也_(NARUTO) 自来也]で有名。<br>この自来也というキャラは主人公を始めとした多数の忍者を時に厳しく、時に優しく導く師匠役として活躍する快男児であり、亜種特異点Ⅱで'''本性を現す前の'''コロンブスによく似ている。 | | *CVの大塚芳忠氏は『NARUTO』に登場するキャラクター・[https://ja.wikipedia.org/wiki/自来也_(NARUTO) 自来也]で有名。<br>この自来也というキャラは主人公を始めとした多数の忍者を時に厳しく、時に優しく導く師匠役として活躍する快男児であり、亜種特異点Ⅱで'''本性を現す前の'''コロンブスによく似ている。 |
− | *殺害した原住民は数十万から数百万とも言われ、人類史の虐殺ランキングでも上位に入る。国家ぐるみではない個人の虐殺数では間違いなく随一。死亡数が膨れ上がったのは媒介させた病気のせいで実質は精々数万から十万程度とも言われるが、数が数なのでどのみち言い逃れはできない。 | + | *'''表情差分が凄まじい'''サーヴァント。普段は落ち着いた初老の男といった感じの風貌だが、本性をあらわにするとまるで別人のように表情を崩し、醜悪な内面を浮き彫りにしたかのような悪人面と下劣な笑顔を披露する。非常にインパクトの強い表情のためプレイヤーからはしばしば'''顔芸'''と称されている。なお、真名解放後の宝具演出には通常の表情と顔芸状態の2通りが存在している。 |
− | **TYPE-MOON世界ではどのような悪党や外道でも悲しい過去や同情すべき境遇が描写され、Fateシリーズで登場する悪逆で知られるような英霊でも生前で行った悪行をフォローする形で理由づけているが、コロンブスはそれらを一切排している類希な人物。 | + | **あまりのとんでもなさに、[[バーソロミュー・ロバーツ|バーソロミュー]]の幕間では'''「妖怪歯茎マン」'''呼ばわりされた。 |
− | **FGO以前で言及していた『氷室の天地』でも[[氷室鐘]]はコロンブスを'''「真性の悪鬼外道」'''とこき下ろしている辺り、その功績の裏でどれだけの悪行をしでかしたかが分かるだろう。 | + | **最近では「横[[ラフム]]」「顔面土砂崩れ」「皮を剥がした樹木」「カブトムシの腹」「顔芸大航海」「顔面崩壊太郎」「歯並びよし男」等の呼び名も存在するようである。 |
− | **反面、大西洋航路の発見や彼の持ち帰った作物などで閉塞感のあった当時の欧州の状況を打破し、多くの人々を救っているのも紛れもない事実である。 | + | *殺害した原住民は数十万から数百万とも言われ、人類史の虐殺ランキングでも上位に入る。国家ぐるみではない個人の虐殺数では間違いなく随一。死亡数が膨れ上がったのは媒介させた病気のせいで実質は精々数万から十万程度とも言われるが、数が数なのでどのみち言い逃れはできない。さらに、虐殺や略奪には数百人規模の軍勢を組織化して遂行するなど「効率的な侵略方法」を構築。そのノウハウは後の航海者たちにも受け継がれ、原住民を弾圧するコンキスタドールの先駆けと断言できる人物である。 |
− | **ちなみに作中では「奴隷王」とも呼ばれた彼だが、この大虐殺がスペイン本国にバレたために奴隷の買取を拒否され、実は奴隷商としては失敗している。そればかりか、虐殺や略奪には数百人規模の軍勢を組織化して遂行していたが、それでもあまりに行き当たりばったりの侵略を行った結果、原住民との対立は招くわ本国でも大顰蹙を買うわという藪蛇な状況に陥り、更には彼のスポンサーであるはずのスペイン王室でもイザベル1世以外の殆どの人物から完全に見捨てられる有様で、最終的には全ての地位の剥奪処分、周囲や王室からも冷遇などどんどん落ちぶれ、最期にはひっそりと病死。(自業自得とは言え)航路発見の偉業を成し遂げた人物としてはあまりに寂しい最期を迎えている。
| + | **TYPE-MOON世界ではどのような悪党や外道でも悲しい過去や同情すべき境遇が描写され、Fateシリーズで登場する悪逆で知られるような英霊でも生前で行った悪行をフォローする形で理由づけているが、コロンブスはそれらを一切排している類希な人物。FGO以前で言及していた『氷室の天地』でも[[氷室鐘]]はコロンブスを'''「真性の悪鬼外道」'''とこき下ろしている辺り、その功績の裏でどれだけの悪行をしでかしたかが分かるだろう。 |
− | ***アガルタでの奴隷捕獲計画も成功していた所で売るアテがあったかどうかは怪しく、史実と同じく「行き当たりばったりの末の大失敗」という結末を迎える可能性は十分あったと言える。皮肉と言うか、らしいと言うか。 | + | **ちなみに作中では「奴隷王」とも呼ばれた彼だが、この大虐殺がスペイン本国にバレたために奴隷の買取を拒否され、実は奴隷商としては失敗している。そればかりか、あまりに行き当たりばったりの侵略を行った結果、原住民との対立は招くわ本国でも大顰蹙を買うわという藪蛇な状況に陥り、更には彼のスポンサーであるはずのスペイン王室でも、イザベル1世以外の殆どの人物から完全に見捨てられる有様。最終的には全ての地位の剥奪処分、周囲や王室からも冷遇など、どんどん落ちぶれ、最期にはひっそりと病死。(自業自得とは言え)航路発見の偉業を成し遂げた人物としてはあまりに寂しい最期を迎えている。 |
− | **なお、史実でのコロンブスが結果的に悪行をなした一方で、「悪党」であったかについては文化人類学者の大貫良夫が監修を務めた「コロンブス:聖者か破壊者か」にて「追えば追うほどに正体が分からなくなる」「コロンブスは、500年間の歴史全体の象徴にされてしまった」と述べているように評価が分かれるところ。当時のヨーロッパ的価値観では奴隷が当たり前だった点と財宝が手に入らなかったためにコロンブスが奴隷を代わりに送って顰蹙を買っている。コロンブス自身は信心深い性格だったようで、息子からは「修道士になるつもりなのかというくらい厳格」と評され、逮捕の際はおとなしく捕まり、フワン王子の乳母あての手紙には信仰心について書かれている。コロンブス当人としては新大陸到達はキリスト教的世界観の証明であったようだが、そこに住む人々を同じ「人間」と見なすような教養がなかったことが悲劇となったようだ。また、コロンブスの最初の航海のメンバーは執行猶予の囚人たちであり、コロンブスの航海成功後は一獲千金を夢見る者たちが多く航海に出て新大陸におしよせ(殺戮の嵐が吹き荒れ)、コロンブス自身も厳格な性格ゆえに彼らの統制が取れず、反発を買って密告や讒言も受けているため余計真実が見えなくなっている。 | + | **アガルタでの奴隷捕獲計画も、成功していた所で売るアテがあったかどうかは怪しく、史実と同じく「行き当たりばったりの末の大失敗」という結末を迎える可能性は十分あったと言える。皮肉と言うか、らしいと言うか。 |
− | *史実でのコロンブスは航海前に王室と交わした『サンタ・フェ契約』によって、終身提督の地位や現地での収益の幾分かを取り分として収める権利を得ていたが、契約とは別に「新大陸(陸地)の最初の発見者へは王室から賞金を与える」という報償に関して自分が最初の発見者であると押し通し、ちゃっかり懐に収めている。 | + | *反面、大西洋航路の発見や彼の持ち帰った作物などで閉塞感のあった当時の欧州の状況を打破し、多くの欧州の人々を救っているのも紛れもない事実である。 |
− | *コロンブスの名前自体は『カルデアサマーメモリー』「開拓6 C案『トウモロコシ畑』を作ろう」において[[アン・ボニー&メアリー・リード|アンとメアリー]]から言及している。 | + | *また、史実でのコロンブスが結果的に悪行をなした一方で、「悪党」であったかについては評価が分かれるところ。文化人類学者の大貫良夫が監修を務めた「コロンブス:聖者か破壊者か」でも'''「追えば追うほどに正体が分からなくなる」「コロンブスは、500年間の歴史全体の象徴にされてしまった」'''などとと述べられている。 |
| + | **コロンブス自身は信心深い性格だったようで、息子からは「修道士になるつもりなのかというくらい厳格」と評され、逮捕の際はおとなしく鎖につながって連行されることを選び、フワン王子の乳母あての手紙には己の信仰心について記している。新大陸到達についてもキリスト教への貢献と考えいてたり、崇高で敬虔な面を持った人物だったようである。 |
| + | **新大陸へ行くために様々な実学を学び、更に許可を得るためにポルトガル王やスペイン王らに支援してもらうべく9年ほど忍耐の時を過ごすなど、非常に忍耐強く努力家だったのもFGOで描かれている通り。しかし、そこに住む人々を同じ「人間」と見なすような教養がなかったこと・当時としては一般的だった人種差別的な異民族理解が原住民への虐待へ繋がったようだ。本国で顰蹙を買った奴隷販売も、'''当時のヨーロッパ的価値観では奴隷が当たり前だった'''ためでもある。あとアメリカでは財宝が手に入らなかったため。 |
| + | **また、コロンブス最初の航海は怖がって誰も行きたがらなかったため、死んでも構わないような執行猶予中の囚人たちを船員にあてがわれている。そのため彼1人では粗野な囚人たちの歯止めが効かず、それどころか反発を買ってコロンブス不在時に余計殺戮が起きる等、彼の手に余る状況も発生していたようである。コロンブスの航海成功後は一獲千金を夢見る者たちがさらに新大陸に押し寄せたため、もはや厳格な彼では統制が取れない事態と化しており、どこからどこまでコロンブスの意図した悪行なのかは不明な部分も大きい。 |
| + | *コロンブスの名前自体は『カルデアサマーメモリー』「開拓6 C案『トウモロコシ畑』を作ろう」において[[アン・ボニー&メアリー・リード|アンとメアリー]]から言及されている。アンとメアリーが『カルデアサマーメモリー』にて開拓計画として穀物畑を作ろうとしたのも、長い航海の果てに『大陸の常識』を奪った、'''海賊の大先輩'''ともいえる彼に対しての敬意を表している。まあ、生前での所業を踏まえれば海賊以上に性質が悪いが。 |
| **トウモロコシは元はほとんどアメリカ大陸にしかないものだったが、コロンブスがそれをヨーロッパに持ち帰ったことで、ヨーロッパ中にも一気に広まった。 | | **トウモロコシは元はほとんどアメリカ大陸にしかないものだったが、コロンブスがそれをヨーロッパに持ち帰ったことで、ヨーロッパ中にも一気に広まった。 |
− | ***アンとメアリーが『カルデアサマーメモリー』にて開拓計画として穀物畑を作ろうとしたのも、長い航海の果てに『大陸の常識』を奪った、'''海賊の大先輩'''ともいえるコロンブスに対しての敬意を表している。とはいえ、生前での所業を踏まえれば海賊と大差ないが。 | + | *有名な逸話に「コロンブスの卵」がある。 |
− | *'''表情差分が凄まじい'''サーヴァント。普段は落ち着いた初老の男といった感じの風貌だが、本性をあらわにするとまるで別人のように表情を崩し、醜悪な内面を浮き彫りにしたかのような悪人面と下劣な笑顔を披露する。非常にインパクトの強い表情のためプレイヤーからはしばしば‘‘顔芸’’と称されている。なお、真名解放後の宝具演出には通常の表情と顔芸状態の二通りが存在している。 | + | **アメリカ大陸の発見は誰でも出来ることだと批判する人々に対して、コロンブスは卵を平らな机に垂直に立ててみせるよう要求する。誰も達成出来ないのを見て、卵の尻を潰して立ててみせ、なおもズルじゃないかと騒ぐ人々に「どんなに簡単に見えるものでも、最初に思いついて実行するのは難しいことである」と語ったという逸話で、絆Lv3でマイルーム会話でそれに関する台詞を聴くことができる。 |
− | *有名な逸話に「コロンブスの卵」がある。アメリカ大陸の発見は誰でも出来ることだと批判する人々に対して、コロンブスは卵を平らな机に垂直に立ててみせるよう要求する。誰も達成出来ないのを見て、卵の尻を潰して立ててみせ、なおもズルじゃないかと騒ぐ人々に「どんなに簡単に見えるものでも、最初に思いついて実行するのは難しいことである」と語ったという逸話で、絆Lv3でマイルーム会話でそれに関する台詞を聴くことができる。
| + | **が、マテリアルのフレーバーテキストでも「卵の底の殻を割って立てるのは邪道」と記述されてるとおり、マイルームでそれを問いただされると真っ向から否定している。お返しでくれる「スタンディング・ボイルドエッグ」ではマイルームに整然と並び、どれ1つ底が潰れたりはしていないゆで卵をプレゼント。作中でもド外道ぶりを遺憾なく発揮させたコロンブスだが、意地でも「時間をかけてでも諦めずに立てた」と証明した。 |
− | **が、マテリアルのフレーバーテキストでも「卵の底の殻を割って立てるのは邪道」と記述されてるとおり、マイルームでそれを問いただされると真っ向から否定し、お返しでくれる「スタンディング・ボイルドエッグ」ではマイルームに整然と並び、どれ一つ底が潰れたりはしていないゆで卵をプレゼントしていた。作中でもド外道ぶりを遺憾なく発揮させたコロンブスだが、意地でも「時間をかけてでも諦めずに立てた」と証明した。なお、スキル使用時には卵を取り出し一口で食べるという動作をし「うめえじゃねえか!」と舌鼓を打つモーションを取る。スキルで飲み食いするのは[[アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕|弓王]]に続いて二人目。 | + | **そもそもこの逸話は「建築家フィリッポ・ブルネレスキが、フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ(ドーム部分)の設計に立候補した際の逸話」を元に創作されたもの、という見方が強い。偉人の常として、後世で勝手に付けられた逸話と見た方がよいだろう。 |
− | **なおコロンブス以前にも西廻り航路は何度も挑戦され、ことごとく失敗していた(近年ヴァイキングによる北米到達の証拠が見つかったが記録が残っていない)。「思いつけば誰にでもできる」というものではない。
| + | **なおコロンブス以前にも、西廻り航路は何度も挑戦され、ことごとく失敗していた。近年ヴァイキングによる北米到達の証拠は見つかったが、記録は残っていない。つまり、彼の偉業は「思いつけば誰にでもできる」というものではなく、むしろ真逆の「'''誰にでも思いつくが、誰にもできない'''」事であったと考えられる。 |
− | ***そもそもこの逸話は「建築家フィリッポ・ブルネレスキがフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ(ドーム部分)の設計に立候補した際の逸話」を元に創作されたものという見方が強く、偉人の常として後世で勝手に付けられた逸話と見た方がよい。
| + | **ちなみに、スキル使用時には卵を取り出し一口で食べるという動作をし「うめえじゃねえか!」と舌鼓を打つモーションを取る。スキルで飲み食いするのは[[アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕|弓王]]に続いて2人目。 |
| *亜種特異点シナリオの特徴として、シナリオ終盤まで真名が隠されていた。が、サポートとして登場した時点で「嵐の航海者」スキルが見えており、またモーションをよく見ると上述のように卵を食べるモーションがあったため、勘の良い人にはバレバレであった。 | | *亜種特異点シナリオの特徴として、シナリオ終盤まで真名が隠されていた。が、サポートとして登場した時点で「嵐の航海者」スキルが見えており、またモーションをよく見ると上述のように卵を食べるモーションがあったため、勘の良い人にはバレバレであった。 |
− | *アメリカを始めとする様々な国で10月12日(正確には10月第2月曜日)を「[https://ja.wikipedia.org/wiki/コロンブス・デー コロンブス・デー]」と定めて祝日としている。しかし、これはアメリカ先住民族を祖先とする人々からすれば「自国を散々に荒らした極悪人が侵略に来た日」であるため、この祝日そのものの撤廃を求める運動やデモは今も続いている。これらの事情に配慮し「文化の違いを尊重する日」「民族の日」「コンキスタドール・デー」「アメリカ先住民がコロンブスを発見した日」などの名称変更を行っている国も存在する。 | + | *アメリカを始めとする様々な国で10月12日(正確には10月第2月曜日)を「[https://ja.wikipedia.org/wiki/コロンブス・デー コロンブス・デー]」と定めて祝日としている。しかし、これはアメリカ先住民族を祖先とする人々からすれば「'''自国を散々に荒らした極悪人が侵略に来た日'''」であるため、この祝日そのものの撤廃を求める運動やデモは今も続いている。これらの事情に配慮し「文化の違いを尊重する日」「民族の日」「コンキスタドール・デー」「アメリカ先住民がコロンブスを発見した日」などの名称変更を行っている国も存在する。 |
− | **北米版FGOリリースから間もなくの彼のこのようなキャラクターとしての実装は'''「最高にロック」'''と一部日本ユーザーからは呆れ混じりながらも称賛された。<br>もっとも「なまじ善人で恨むべき人物ではない」なんて描き方をしたらそのような団体に抗議されるかもしれないので、このような外道的な描き方はある意味英断なのかもしれない。 | + | **北米版FGOリリースから間もなくの彼のこのようなキャラクターとしての実装は'''「最高にロック」'''と一部日本ユーザーからは呆れ混じりながらも称賛された。もっとも「なまじ善人で恨むべき人物ではない」なんて描き方をしたらそのような団体に抗議される可能性が非常に高いので、このような外道的な描き方はある意味英断なのかもしれない。 |
− | *彼の宗教観としては、自身に幸運を恵んでくれた神には感謝はすれど、作中で従えたヘラクレス・メガロスを前に'''「お前にふさわしい役目だぜ! 神すら捻り殺せる、力自慢の<ruby><rb>大英雄</rb><rt>どれい</RT></RUBY>くんよォ!」'''と発言する等、十字架を帆にあしらったサンタマリア号やロザリオを立ち絵で身に着けてあれど、あまり信心は持ち合わせていない様子。<br>コンキスタドール自体キリスト教の免罪符の下に原住民を肌の色等で差別していた挙句、人と見なさず何をやっても良いと勝手に決めつけていた理由がある為、らしいといえばらしいのだが。 | + | **コミック版では生前の所業が語られる場面で銅像や肖像画に近いイメージで描かれたものがあったが、各方面への配慮で顔がはっきり見えないようになっていた。 |
− | **しかし、信仰心自体は持ち合わせているようで西に行った理由も利益だけではなく「神様のお導き」と語っている。キリスト教の神は信仰していてもギリシャ神話の神は信仰していないだけかもしれない。 | + | *作中で従えたヘラクレス・メガロスを前に'''「お前にふさわしい役目だぜ! 神すら捻り殺せる、力自慢の<ruby><rb>大英雄</rb><rt>どれい</RT></RUBY>くんよォ!」'''と発言しており、あまり異邦の神霊や英霊に敬意を払っていない。とはいえ、十字架を帆にあしらったサンタマリア号やロザリオを立ち絵で身に着けており、西に行った理由も利益だけではなく「神様のお導き」と語っているため、信心は持ち合わせているように見える。 |
| + | **このことから彼は'''良くも悪くも筋金入りのキリスト教信者であり、それ以外の信仰は持ち合わせていない'''という可能性が高い。というのもキリスト教はそもそも'''一神教'''であり、教義的には他の神を認めておらず、あまつさえ[[魔神柱|悪魔]][[ダゴン|に]]貶めることまでしている。カルデアに来た宗教関係者は、キリスト教関係者も含めて「自身の神を崇めるが、他宗派の神にも敬意を払う」と言う者が多いが、コロンブスは奴隷関連と同じく「現代の倫理に阿らず、あくまで生前の時代の倫理に沿っている」のだろう。 |
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| ==話題まとめ== | | ==話題まとめ== |
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| :チョコレート(カカオ)に関して色々思う所があったり、[[ギルガメッシュ|金ぴかの鎧]]を遠くから観察したり、同じく[[シバの女王|お金儲け大好きな女王]]と話をしたりしつつも、とりあえずはあくどい商売はする気がなく大人しくしている様子。『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』のピジョンレポートではチョコレート生産工程を見てあくどい表情をしたかと思えば直後にカカオが頭に直撃したりチョコマンドラゴラの悲鳴を聴いてしまったりで何度も記憶喪失になっている。…[[抑止力]]か何かでも働いているのだろうか。 | | :チョコレート(カカオ)に関して色々思う所があったり、[[ギルガメッシュ|金ぴかの鎧]]を遠くから観察したり、同じく[[シバの女王|お金儲け大好きな女王]]と話をしたりしつつも、とりあえずはあくどい商売はする気がなく大人しくしている様子。『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』のピジョンレポートではチョコレート生産工程を見てあくどい表情をしたかと思えば直後にカカオが頭に直撃したりチョコマンドラゴラの悲鳴を聴いてしまったりで何度も記憶喪失になっている。…[[抑止力]]か何かでも働いているのだろうか。 |
| :最後は「新天地へ行かなければならない」と謎の使命感に駆られ[[謎のヒロインX〔オルタ〕]]が乗ってきたチョコ宇宙船で新天地(宇宙)へ出発、その宇宙船に信号発信カビを付着させて'''地球侵略を目論んでいたチョコカビ人間の星を逆に攻め込んで見事勝ち滅ぼしてくる'''など今までスルーされていた鬱憤を晴らすかのような謎の大冒険をこなしてきたようだ。'''「土産はねえよ。チョコカビ人間達があんな性質じゃなけりゃなぁ……」'''と、仏頂面で地球に帰ったのだが。<del>また奴隷商やろうとしたのか。</del> | | :最後は「新天地へ行かなければならない」と謎の使命感に駆られ[[謎のヒロインX〔オルタ〕]]が乗ってきたチョコ宇宙船で新天地(宇宙)へ出発、その宇宙船に信号発信カビを付着させて'''地球侵略を目論んでいたチョコカビ人間の星を逆に攻め込んで見事勝ち滅ぼしてくる'''など今までスルーされていた鬱憤を晴らすかのような謎の大冒険をこなしてきたようだ。'''「土産はねえよ。チョコカビ人間達があんな性質じゃなけりゃなぁ……」'''と、仏頂面で地球に帰ったのだが。<del>また奴隷商やろうとしたのか。</del> |
| + | :…ちなみにストーリー召喚限定サーヴァントの例に漏れず入手難度は高く、特に彼の場合、実装から5年以上経つ現在でも、PUガチャの機会自体が2回しかない(2周年記念のアガルタ復刻ガチャと2021年水着イベントのPU3のみ)という希少ぶり。あとはたまに開催されるクラス別ガチャかホワイトデー、さもなくばストーリー召喚で狙う(排出率0.9%弱)ぐらいしか入手機会が無いため、恒常☆4・☆5サーヴァントよりもよっぽどレアとの評判。シナリオはともかくうちには未だに来ていない、というカルデアも多いサーヴァントである。 |
| ;カカオに対して思う所 | | ;カカオに対して思う所 |
| :史実ではアメリカ大陸からスペインにカカオを持ち帰って紹介したのはコロンブスだとされており、FGOにおける彼も実際そう語るのだが、彼は本当にただ持ち帰っただけで、その時点ではカカオの実が何に使えるものなのか理解せずに持ち帰ったため、カカオに関する貿易においては他人に先を越される結果となってしまった。 | | :史実ではアメリカ大陸からスペインにカカオを持ち帰って紹介したのはコロンブスだとされており、FGOにおける彼も実際そう語るのだが、彼は本当にただ持ち帰っただけで、その時点ではカカオの実が何に使えるものなのか理解せずに持ち帰ったため、カカオに関する貿易においては他人に先を越される結果となってしまった。 |
| :この事から「お前は大きな儲けのチャンスを逃したんだと後から他人に教えられた感じがする」として、カカオに対してはあまり良いイメージを持っていないようである。 | | :この事から「お前は大きな儲けのチャンスを逃したんだと後から他人に教えられた感じがする」として、カカオに対してはあまり良いイメージを持っていないようである。 |
| + | ;言ってない台詞シリーズ |
| + | :「奪えば全部ゥ!」「命が勿体ねぇ!」「女王を倒してくれてありがとよぉ!」等、彼が実際にはゲーム中で発していないセリフをなぜか言っていたと思い込んでいるマスターが多いことで知られる。 |
| + | :ネット上での人気と、彼のイメージから脳内で台詞の補完がされてしまった結果だろうか。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |
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| + | [[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]] |
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