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==メモ==
 
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*TYPE-MOON作品では『[[空の境界]]』がミステリーの要素を持っていたが、本作ではより広義のミステリー小説となっていく。
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*一見して探偵物のような体裁をとっているが、推理出来る要素はほとんど存在しない『魔術伝奇物』と言うべき作品。なお、広義のミステリ小説には、こういった物も多く存在する。
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**他のTYPE-MOON作品では『[[空の境界]]』が近いか。
 
*類別的にはFateシリーズに連なり、サーヴァントも聖杯戦争も本筋には関わらないが、確たる繋がりがあるという一風変わった作品。奈須氏は「(stay nightと)完全に同じ世界、ただし三田誠スパイスにより大気濃度がちょい違う濃密魔術もの」と発言している(小説版『strange Fake』1巻解説)。
 
*類別的にはFateシリーズに連なり、サーヴァントも聖杯戦争も本筋には関わらないが、確たる繋がりがあるという一風変わった作品。奈須氏は「(stay nightと)完全に同じ世界、ただし三田誠スパイスにより大気濃度がちょい違う濃密魔術もの」と発言している(小説版『strange Fake』1巻解説)。
 
*奈須氏の竹箒日記でのコメントでは、<br>「''Fateは色々な派生作品に恵まれましたが、事件簿はfateのゲームライターの奈須きのことしてではなく、ミステリ好き(つーか館好き)の読者・奈須きのこにとって予想外のご馳走になりました。<br>派手ではないけどシックでロイヤルな読み応え。こういう番外編を書いてもらえる事は、原作世界を預かるものにとって最高の喜びです。''」<br>との事。
 
*奈須氏の竹箒日記でのコメントでは、<br>「''Fateは色々な派生作品に恵まれましたが、事件簿はfateのゲームライターの奈須きのことしてではなく、ミステリ好き(つーか館好き)の読者・奈須きのこにとって予想外のご馳走になりました。<br>派手ではないけどシックでロイヤルな読み応え。こういう番外編を書いてもらえる事は、原作世界を預かるものにとって最高の喜びです。''」<br>との事。
*作者の三田誠氏は執筆中、[[Fate/strange Fake]]の小説版を進める成田良悟と意見交換をしており、そのためか小説版『strange Fake』には、かなり早い時期に本作のキャラクターや設定が登場している。
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*作者の三田誠氏の代表作に魔術を扱った『レンタルマギカ』が有るが、この作品の設定や雰囲気と良く似ていると言われている。様々な魔術が出て来てその特性が語られる点や、あちらのヒロインの1人とルヴィアが似ている、など。
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**また、『Fate/stay night』移植版のゲール語考証や『Fate/EXTRA』のサーヴァント考証を行っている三輪清宗氏が『レンタルマギカ』のアニメ版で魔術考証を行っていると言う関連性が有ったり、『レンタルマギカ』のヒロインの一人が[[遠坂凛|植田佳奈]]で、[[アーチャー|諏訪部順一]]と行動を共にしたりすると言う妙な符号も存在する。
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*執筆中、『[[Fate/strange Fake]]』の小説版を進める成田良悟と意見交換をしており、そのためか小説版『strange Fake』には、かなり早い時期に本作のキャラクターや設定が登場している。
    
==書誌情報==
 
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