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:魔術回路の数は27で、1代目の魔術師としては多め。しかし魔術の腕は知識・技量ともに半人前もいいところで、凛からは「へっぽこ」と称される。物語開始時点でまともに使える魔術は基礎中の基礎の構造把握を非効率にこなせる程度で、器物の構造を読み取り、内部を視覚映像として捉える魔術だけは上手い<ref group = "出" name="「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:09」" />。実践的な魔術である「強化」の成功率はほぼゼロ、「投影」はガワしか作れない、他の魔術はからっきし、知識面は慎二にも劣るという有り様だったが、聖杯戦争を通じて成長や自分の特性を開花させていく。
 
:魔術回路の数は27で、1代目の魔術師としては多め。しかし魔術の腕は知識・技量ともに半人前もいいところで、凛からは「へっぽこ」と称される。物語開始時点でまともに使える魔術は基礎中の基礎の構造把握を非効率にこなせる程度で、器物の構造を読み取り、内部を視覚映像として捉える魔術だけは上手い<ref group = "出" name="「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:09」" />。実践的な魔術である「強化」の成功率はほぼゼロ、「投影」はガワしか作れない、他の魔術はからっきし、知識面は慎二にも劣るという有り様だったが、聖杯戦争を通じて成長や自分の特性を開花させていく。
 
:[[魔術師#属性|属性]]が「剣」と一点特化型であり、[[魔法]]に近い大魔術である[[固有結界]]「無限の剣製」を扱える(詳細は「[[エミヤ|アーチャー]]」の頁にて)。高い構造把握能力や、本人が[[投影魔術]]と思い込んでいた、消えない「投影」は「無限の剣製」の能力の延長。
 
:[[魔術師#属性|属性]]が「剣」と一点特化型であり、[[魔法]]に近い大魔術である[[固有結界]]「無限の剣製」を扱える(詳細は「[[エミヤ|アーチャー]]」の頁にて)。高い構造把握能力や、本人が[[投影魔術]]と思い込んでいた、消えない「投影」は「無限の剣製」の能力の延長。
:但し、第五次聖杯戦争の時点では魔力が足りず、外部からの補助が無ければ固有結界は展開できない。また「投影」にしてもモノによっては時間が掛かりすぎて実戦に堪えられない。
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:但し、第五次聖杯戦争の時点では魔力が足りず、外部からの補助が無ければ固有結界は展開できない。また、設計図をイメージしてから形にしないといけないため、物によっては作成に時間が掛かる。これが、ある物を取り出し撃ち出すだけでいいギルガメッシュとの大きな差となり、形は作れてもその能力の再現までは間に合わず簡単に破壊され後手に回る。
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:士郎は回路に1つや2つしか設計図が入らず、無理して複数の「魔術(せっけいず)」を走らせた際に吐血していることから複数同時投影は2つくらいが限度と思われる。凛の補助があっても使用回数は増えるが、回路の本数は増えない為、一度に投影出来る本数は変わらない。「全投影連続層写」は正確には複数同時投影ではなく、複数の設計図を待機させるもので、「停止解凍」して、1つ目の設計図を投影(具現化)→投影した物を射出→2つ目の投影に取り掛かるという原理。エミヤと違い同時射出出来ないのはこのため。本数を看破したギルガメッシュは投影された宝具を見た訳ではなくではなく、士郎に働く魔術及び手の内を把握し、本数を正確に言い当てた。
 
:最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた桜から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物。奈須きのこ曰く「どうでもいい練習のたびに背骨をまるごと人工の背骨に移植するような命の綱渡りをしているようなもの」<ref group = "出">「[https://twitter.com/fate_sn_anime/status/520971192820183040 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:16]」</ref><ref group="注">この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明だった。『Fate/stay night』で凛は切嗣もこの方法を取っていた、アーチャーは士郎の魔術回路は神経そのもので特異な為に師に恵まれなかったとそれぞれ推測している。後年アニメ版『[[Fate/Zero]]』付属ドラマCD及び漫画版にてわざと無意味な方法を教える事で諦めさせようとしていたと説明された。</ref>。これを切嗣が死んでから5年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一面である。
 
:最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた桜から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物。奈須きのこ曰く「どうでもいい練習のたびに背骨をまるごと人工の背骨に移植するような命の綱渡りをしているようなもの」<ref group = "出">「[https://twitter.com/fate_sn_anime/status/520971192820183040 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:16]」</ref><ref group="注">この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明だった。『Fate/stay night』で凛は切嗣もこの方法を取っていた、アーチャーは士郎の魔術回路は神経そのもので特異な為に師に恵まれなかったとそれぞれ推測している。後年アニメ版『[[Fate/Zero]]』付属ドラマCD及び漫画版にてわざと無意味な方法を教える事で諦めさせようとしていたと説明された。</ref>。これを切嗣が死んでから5年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一面である。
 
:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
 
:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
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