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350 バイト除去 、 2020年6月13日 (土) 04:45
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**CCCのシナリオでは前半の実質最強ボスであり、高い攻撃力と防御力、HPに最強レベルの宝具やスキルを持ち、テストプレイした奈須氏が「本気で殺しにかかっている」と評する性能を持つ<ref group="出">『Fate EXTRA material』p.172</ref>。
 
**CCCのシナリオでは前半の実質最強ボスであり、高い攻撃力と防御力、HPに最強レベルの宝具やスキルを持ち、テストプレイした奈須氏が「本気で殺しにかかっている」と評する性能を持つ<ref group="出">『Fate EXTRA material』p.172</ref>。
 
**『Apocrypha』においても破格の大英雄という扱いは変わらず、シロウからは圧倒的な知名度補正によって最強クラスの実力になった[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]に匹敵する戦力に数えられていた。<br>実際は自分から魔力消費を制限した状態でも黒のランサーを圧倒するほどで、計り知れない強さを見せつけた。
 
**『Apocrypha』においても破格の大英雄という扱いは変わらず、シロウからは圧倒的な知名度補正によって最強クラスの実力になった[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]に匹敵する戦力に数えられていた。<br>実際は自分から魔力消費を制限した状態でも黒のランサーを圧倒するほどで、計り知れない強さを見せつけた。
**『Grand Order』のマテリアルにおいては、「あり得ない話だとは思うが」と前置きした上で「'''このサーヴァントと契約して勝利できないマスターがいるとしたら、それは[[ジナコ=カリギリ|戦いに向かない、トップランクに困った性質の人間]]だろう。'''」とまで言及されており、少なくとも優秀なマスターの下では名実ともに無双を誇るサーヴァントであることが改めて示されている。
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**『Grand Order』のマテリアルにおいては、「あり得ない話だとは思うが」と前置きした上で「'''このサーヴァントと契約して勝利できないマスターがいるとしたら、それは[[ジナコ=カリギリ|戦いに向かない、トップランクに困った性質の人間]]だろう。'''」とまで言及されており、少なくとも優秀なマスターの下では無双を誇るサーヴァントであることが示されている。
*サーヴァントとしてはひどく燃費が悪いらしく、常時展開している黄金の鎧、武器として使用する神槍、敵の宝具でさえ溶解させる魔力放出と尋常ではない魔力喰いらしい。特に魔力放出を最大限に使用した場合、並の魔術師なら指先一本動かせず、一流と呼ばれる者でも自身の魔術を行使できない程に疲弊するらしい。<br>月の聖杯戦争で、例えカルナが万全の状態でも、三流マスターであるジナコが主では性能を出し切れる筈もない。そのカルナを差し置いてギルガメッシュが「参戦すれば優勝が確定してしまう」と評されたのには、こういった事情が大きいと思われる。そして実際にジナコがマスターであるというハンデもまた絶大らしく、彼自身も自分の力でジナコを優勝者にするのは無理だろうと認めている。
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*闘う気がない上に小言が嫌いなジナコからはしばしば面倒臭く思われたり役立たず呼ばわりされたりと、大英雄とはとても思えないような扱いや評価を受けている。それでも仲が険悪ではないのは、彼がジナコを尊重しているからだという。
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**ダメダメなマスターと小言を言いつつも静かに見守る彼の姿は、まるで親子のよう。サーヴァントとして現界した際の年齢的には彼の方が下らしい。
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**彼女の両親の出身国である日本やドイツでの知名度も低いため、ジナコは彼をマイナーな英霊という位にしか考えておらず、自身のマスターとしての実力がない事も相まって、彼がサーヴァントとして最上級の実力を誇る英霊の一角である事に気付いていない。
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***日本でこそ知名度は低いが、インドの文学作品で「マハーバーラタ」のカルナを主人公にした『死の征服者』(著:シヴァージー・サーヴァント)がある。この作品は、小説や詩集が1000部から2000部売れれば上々とされるインド出版界において、10万部以上を売り上げる異例の大ヒットを記録した。
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***また、1980年代にはインドで放映されたドラマ「マハーバーラタ」は最高視聴率92%を誇るなど、インド人にとって身近な物語である。
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*本人によると、仮にジナコが[[令呪]]を使っても逆らう事が出来る。曰わく石に躓くようなモノ。これはジナコの魔術師としての力量の低さに加え、彼の霊格が極めて高いことが影響していると思われる。<br>もっとも、主人に仕えることを第一と考えるカルナにとってはマスターの命令は始めから絶対のものであり、あらゆる物事を「それも有り」と認めているため、どんな事であれ主の命には黙して従うまで。それは未熟なジナコに対しても変わらず、本来ならば令呪による強制をさせられるまでもない。<br>そんな彼が自分の信念すら曲げて命令に背いたのならば、そこにはよほどの理由が存在するという事に他ならない。
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*実力を持ちながらも、説教臭いこととネットサーフィンやゲームのスキルを持ち合わせていないこと等の理由により、普段ジナコからは「ハズレ」「ダメサーヴァント」扱いされている。
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**この時の台詞で「ゲームも下手~」とジナコが言っていることから、一応は付き合ってあげたことが伺える。いくらムーンセルから現代の知識を与えられたとはいえ、生前を武芸に生きた彼にコンピュータゲームの腕を求めるのは酷な話だろう。<br>サーヴァントの中には[[イスカンダル|ハードごと購入してゲームを楽しむ人]]もいるにはいるが。
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*『CCC』におけるカルナのクラス名は、前述した通り「'''ランチャー'''」で通っている。<br>これはジナコが命名したもので、曰く「目からビームがでるからランチャーっす!」とのこと。<br>本人が勝手に付けたクラス名だが、召喚時のクラスの「『ラン』サー」と適性を持つ「アー『チャー』」を複合したものと考えれば、ネーミングセンス的にはあながち間違っていない特殊クラス名なのではないだろうか。ギルガメッシュ、キャスター (EXTRA・青)からも「らしいクラス名」と称されており、本人もまた数奇なマスターをもった自身の宿命として受け入れている。
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*サーヴァントとしてはひどく燃費が悪いらしく、常時展開している黄金の鎧、武器として使用する神槍、敵の宝具でさえ溶解させる魔力放出と尋常ではない魔力喰いらしい。特に魔力放出を最大限に使用した場合、並の魔術師なら指先一本動かせず、一流と呼ばれる者でも自身の魔術を行使できない程に疲弊するらしい。<br>月の聖杯戦争で、例えカルナが万全の状態でも、三流マスターであるジナコが主では性能を出し切れる筈もない。そのカルナを差し置いてギルガメッシュが「参戦すれば優勝が確定してしまう」と評されたのには、こういった事情が大きいと思われる。そして実際にジナコがマスターであるというハンデも大きいらしく、彼自身も自分の力でジナコを優勝者にするのは無理だろうと認めている。
 
**「燃費が悪い」とされてはいるもののカルナ本人も魔力消費の多さをそれを自覚して普段から的確にコントロールしており、窮地の場面にもならない限り魔力放出や宝具の使用は控えている。魔力消費の多い行動をとらずに戦う分には大した問題ではないようで、魔力放出と鎧以外の宝具の使用を控えたジークフリートとの戦いでは数時間以上打ち合い続け、もっと戦っても構わないと発言している。
 
**「燃費が悪い」とされてはいるもののカルナ本人も魔力消費の多さをそれを自覚して普段から的確にコントロールしており、窮地の場面にもならない限り魔力放出や宝具の使用は控えている。魔力消費の多い行動をとらずに戦う分には大した問題ではないようで、魔力放出と鎧以外の宝具の使用を控えたジークフリートとの戦いでは数時間以上打ち合い続け、もっと戦っても構わないと発言している。
*『CCC』では、『Apocrypha』と少しデザインが変わっている。<br>ワダ氏曰く、「大ぶりのファーを3Dモデルで再現するのが難しいとのことで、随分形を変えることになってしまいました。ですが、できるだけ印象を同じにしつつ、清廉さを少しでもお借りできるよう念じて描かせていただきました」との事。<br>だが本編においてはハードのスペック不足だけではなく、鎧を失ったこともデザインが変わった理由であるという事実が判明した。
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*スキル「貧者の見識」によって相手の欺瞞や嘘を見抜く特性があり、彼自身も優れた洞察力を誇る。不審な素振りを見せたユリウスにも即座に警戒した。
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**とはいえ抜け道も存在しており、結果的に嘘を言わなければ対象の嘘や策略を見抜く事は出来ないという欠点がある。シロウはその点を利用し、指示を本来のマスターから経由して伝える事で彼を欺き続けた。<br>同様に本人が嘘を言っている自覚がない場合にも通用しないらしく、[[カズラドロップ]]が[[メルトリリス]]の死体に[[BB]]の外装を着せて黒の生徒会で話をしていた際も「自分こそが真のBBである」と心の底から思っている彼女の言葉は嘘と見抜くことができなかった。
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**後に赤のライダーと赤のアーチャーがシロウの尋問を行う際に彼の返答の度にカルナをチラ見して、真偽を確認するというシュールな光景からファンからは「嘘発見器」と呼ばれたりする。
 
*スキル「神性」により神性B以下の太陽神系英霊に対して高い防御力を発揮する。当てはまるサーヴァントは[[クー・フーリン]]と[[オジマンディアス]]といったところか。
 
*スキル「神性」により神性B以下の太陽神系英霊に対して高い防御力を発揮する。当てはまるサーヴァントは[[クー・フーリン]]と[[オジマンディアス]]といったところか。
*伝承に伝われるようにその生涯は悲惨そのもの。ジナコ曰く「(自分より)カルナの方が無念でいっぱいなのに、カルナがどれだけ欲しいものがあったか。どれだけ酷い生涯だったかなんてわかっているよ」。しかし、当の本人は不幸だと思っていないのか、幸運のランクをかなり高いランクに自己申告して変更し、『CCC』のマスターに満足げに殉じた。
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*伝承では宿敵アルジュナに味方する神々の策に嵌められ、鎧と槍を失い、自身の戦車の操縦を任せた御者に裏切られている状態で最後の戦いに臨むことになる。<br>更に戦いの最中、過去に受けた呪いによって弓と戦車が使えなくなったところをアルジュナが放った矢で首を刎ねられ、実力を発揮できないまま敗れるという最期を遂げた。<br>しかし、カルナ本人は「アルジュナがそこまでして自分を殺す事に必死になっている」と捉え、むしろ喜ばしく思って死んだ。ポジティブシンキングここに極まる。
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*闘う気がない上に小言が嫌いなジナコからはしばしば面倒臭く思われたり役立たず呼ばわりされたりと、最強の大英雄とはとても思えないようなボロクソであんまりな扱いや評価を受けている。また彼女の両親の出身国である日本やドイツでの知名度もほぼ無い為かジナコは彼をマイナーな英霊という位にしか考えておらず、自身のマスターとしての実力がない事も相まって彼がサーヴァントとして最上級の実力を誇る英霊の一角である事に気付いていない。<br>それでも仲自体は険悪でもないのは、彼がジナコを尊重しているからだという。
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**ダメダメなマスターと小言を言いつつも静かに見守る彼の姿は、まるで親子のよう。サーヴァントとして現界した際の年齢的には彼の方が下らしいが。
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**因みに、日本でこそ知名度は皆無だが、彼の出身地であるインドでは絶大な人気を誇る。また1980年代の話になるがインドで放映されたドラマ「マハーバーラタ」は最高視聴率92%を誇るなどインド人にとって身近で知りぬかれた物語である。
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**インドの文学作品で10万部以上を売り上げる異例の大ヒットを記録したものに、「マハーバーラタ」のカルナを主人公にした『死の征服者』(著:シヴァージー・サーヴァント)がある。小説や詩集が1000部から2000部売れれば上々とされるインド出版界においてなお圧倒的な売れ行きは、カルナの人気を如実に表しているといえよう。
   
*本来の属性は「秩序・善」だが、スキル「無冠の武芸」の効果により真名を知らない相手に対しては属性が「混沌・悪」と正反対に表示される。ただし、『CCC』では属性が「中立・善」となっている。
 
*本来の属性は「秩序・善」だが、スキル「無冠の武芸」の効果により真名を知らない相手に対しては属性が「混沌・悪」と正反対に表示される。ただし、『CCC』では属性が「中立・善」となっている。
*自己主張の少ないカルナだが、父であるスーリヤ神の威信を守る事には固執しているという。自らが強大な力を誇るのは父による処もあるが故に父の栄誉を汚す訳にはいかないと考えている。ただし小説版『Apocrypha』にて父スーリヤを「人と交わり人と媾う醜悪な怪物」と罵られた際にはそこまで強く反応はしていない。
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*自己主張の少ないカルナだが、父であるスーリヤ神の威信を守る事には固執しているという。自らが強大な力を誇るのは父による処もあるが故に父の栄誉を汚す訳にはいかないと考えている。ただし、小説版『Apocrypha』にて父スーリヤを「人と交わり人と媾う醜悪な怪物」と罵られた際にはそこまで強く反応はしていない。
 
**また、自身の味方や拾い上げてくれた者への侮辱にも反応する。義には義で応じる義理堅い彼の本質を表すモノだという。
 
**また、自身の味方や拾い上げてくれた者への侮辱にも反応する。義には義で応じる義理堅い彼の本質を表すモノだという。
*本人によると仮にジナコが[[令呪]]を使っても、逆らう事が出来る。曰わく石に躓くようなモノ。これはジナコの魔術師としての力量の低さに加え、彼の霊格が極めて高いことが影響していると思われる。<br>もっとも、主人に仕えることを第一と考えるカルナにとってはマスターの命令は始めから絶対のものであり、あらゆる物事を「それも有り」と認めているため、どんな事であれ主の命には黙して従うまで。それは未熟なジナコに対しても変わらず、本来ならば令呪による強制をさせられるまでもない。<br>そんな彼が自分の信念すら曲げて命令に背いたのならば、そこにはよほどの理由が存在するという事に他ならない。
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*スキル「貧者の見識」によって相手の欺瞞や嘘を見抜く特性があり、彼自身も優れた洞察力を誇る。不審な素振りを見せたユリウスにも即座に警戒した。
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**とはいえ抜け道も存在しており、結果的に嘘を言わなければ対象の嘘や策略を見抜く事は出来ないという欠点がある。シロウはその点を利用し、指示を本来のマスターから経由して伝える事で彼を欺き続けた。<br>同様に本人が嘘を言っている自覚がない場合にも通用しないらしく、[[カズラドロップ]]が[[メルトリリス]]の死体に[[BB]]の外装を着せて黒の生徒会で話をしていた際も「自分こそが真のBBである」と心の底から思っている彼女の言葉は嘘と見抜くことができなかった。
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**後に赤のライダーと赤のアーチャーがシロウの尋問を行う際に彼の返答の度にカルナをチラ見して、真偽を確認するというシュールな光景からファンからは「嘘発見器」と呼ばれたりする。
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*生前のカルナは本来戦車に乗り弓を引く「[[ライダー]]」と「[[アーチャー]]」を兼ねた戦士。その彼がランサーとして召喚されるのは黄金の鎧と引き換えに神殺しの槍を手に入れたが故。
   
*設定段階~小説版『Apocrypha』第1巻までは「どのような命令にも忠実に従う冷酷な武人」というイメージを持つ人が多かった。しかし『CCC』発売後は、忠実な武人であるが、同時に意外と面白みのある人柄なことが判明した。<br>性格はやや天然ぎみで、主人の言動にツッコミをいれつつも時々素面でボケるなど、大英霊らしからぬ人間味溢れた姿が見られる。
 
*設定段階~小説版『Apocrypha』第1巻までは「どのような命令にも忠実に従う冷酷な武人」というイメージを持つ人が多かった。しかし『CCC』発売後は、忠実な武人であるが、同時に意外と面白みのある人柄なことが判明した。<br>性格はやや天然ぎみで、主人の言動にツッコミをいれつつも時々素面でボケるなど、大英霊らしからぬ人間味溢れた姿が見られる。
*没デザイン案は赤毛で、黒い馬の様な物体を纏わせており、今のカルナよりも悪役らしい風貌だった<ref group="出">『Fate/complete material Ⅳ』p.302</ref>。
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*『CCC』と『Apocrypha』の二作品に出演しているカルナだが、その両方において優勝こそ叶わなかったものの、自身を召喚したマスターを生還させることには成功している。
*大きな実力を持ちながらも、説教臭いこととネットサーフィンやゲームのスキルを持ち合わせていないこと等の理由により、普段ジナコからは「ハズレ」「ダメサーヴァント」扱いされている。
+
*CMイメージにすぎず本編には関係はないが『Fate/GrandOrder』の第五章CMに槍の一振りで岩山を両断するなどの描写を見せた。また、このPVではカルナの肩にある棘のある車輪状の鎧は空中浮遊している。
**この時の台詞で「ゲームも下手~」とジナコが言っていることから、一応は付き合ってあげたことが伺える。いくらムーンセルから現代の知識を与えられたとはいえ、生前を武芸に生きた彼にコンピュータゲームの腕を求めるのは酷な話だろう。<br>サーヴァントの中には[[イスカンダル|ハードごと購入してゲームを楽しむ人]]もいるにはいるが。
+
*上述したが、アニメ版『 Apocrypha』の第22話のジークとの決戦シーンでは遂に映像作品で『梵天よ、地を覆え』を披露した。肝心の描写はおなじみ目からビームを放つものとなっているが、そしてA-1 Picutures作画班の本気によって迫力満点になっている。
*『CCC』におけるカルナのクラス名は、前述した通り「'''ランチャー'''」で通っている。<br>これはジナコが命名したもので、曰く「目からビームがでるからランチャーっす!」とのこと。<br>本人が勝手に付けたクラス名だが、召喚時のクラスの「『ラン』サー」と適性を持つ「アー『チャー』」を複合したものと考えれば、ネーミングセンス的にはあながち間違っていない特殊クラス名なのではないだろうか。ギルガメッシュ、キャスター (EXTRA・青)からも「らしいクラス名」と称されており、本人もまた数奇なマスターをもった自身の宿命として受け入れている。
  −
*伝承では呪いや策略により本来の実力を発揮出来なかったが、本来の実力は大英雄アルジュナに比肩すると目されている。<br>悪竜を踊りながら倒す等の数多の偉業を持つクリシュナにすら「アルジュナのあらゆる武器や私の戦輪でも傷つけられない」と言わしめ、黄金の鎧を失った状態でも神殺しの槍の存在から神々の王インドラでさえ戦慄させ、実力の大半を奪われ挑んだ最後の戦いでも相対したアルジュナを何度も追い詰めるなど激闘を繰り広げている。<br>呪いや武器や武具の紛失がない万全の状態での彼であれば神々を含めた三界(天界、地界、人界の事)を単身で制覇するとまで言われ武芸者としての実力は高い。
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**ただし、正確には「勝てない」ではなく「不死身なので殺せない」が正しい。事実、クルクシェートラの最終決戦以外にあまり目立った戦績はなく、ガンダルヴァ族との争いに敗走し、カルナはアルジュナに幾度か敗北している。
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*「同等以上の相手に弓術の奥義を使えなくなる」呪いは、師匠であるパラシュラーマが、バラモンであると偽って弟子入りしたことに怒ったためかけたもの。本当の理由はドゥルヨーダナが勝者となることを避けるためだった、とされることもある。<br>「緊急の際に戦車が動かなくなる」呪いは、とあるバラモンが飼っていた牛を誤って殺してしまったためかけられたもの。いずれもFateでの描写や説明は無い。
   
*[[BB]]のカルナに対する評価は「レオのガウェインと組まれるとタジタジ」。ただしガウェインのことを「カルナと同規模のサーヴァントだと侮っていた」と評した上で、そのガウェインを余裕綽々で瞬殺していたので、嘘をつく機能を基本的に持ち合わせていないAIの発言としてはかなり矛盾が生じているように見える。
 
*[[BB]]のカルナに対する評価は「レオのガウェインと組まれるとタジタジ」。ただしガウェインのことを「カルナと同規模のサーヴァントだと侮っていた」と評した上で、そのガウェインを余裕綽々で瞬殺していたので、嘘をつく機能を基本的に持ち合わせていないAIの発言としてはかなり矛盾が生じているように見える。
 
**推測としては、単純に二人掛りならば話が変わるか、或いは『日輪よ、死に随え』の存在故と考えられる。[[BB]]やアルターエゴらは極めて強力な能力を持っているが、神霊すら殺せる威力を持つ『日輪よ、死に随え』ならば致命傷を与えられる可能性がある。
 
**推測としては、単純に二人掛りならば話が変わるか、或いは『日輪よ、死に随え』の存在故と考えられる。[[BB]]やアルターエゴらは極めて強力な能力を持っているが、神霊すら殺せる威力を持つ『日輪よ、死に随え』ならば致命傷を与えられる可能性がある。
*彼を演じた遊佐浩二氏は『[[空の境界]]』で[[コルネリウス・アルバ]]役も演じている。
   
*天敵はギルガメッシュと[[パッションリップ]]。おそらくギルガメッシュの方は性格的な問題、パッションリップの方は特殊能力・id-esにより、「日輪よ、具足となれ」ごと圧縮させられてしまうためだろうか。
 
*天敵はギルガメッシュと[[パッションリップ]]。おそらくギルガメッシュの方は性格的な問題、パッションリップの方は特殊能力・id-esにより、「日輪よ、具足となれ」ごと圧縮させられてしまうためだろうか。
*『CCC』と『Apocrypha』の二作品に出演しているカルナだが、その両方において優勝こそ叶わなかったものの、自身を召喚したマスターを生還させることには成功している。
   
*ギルガメッシュとの対戦時、ギルガメッシュが「風神の矢とはいかぬが我の弓もなかなかだ」と口にするが、この「風神の矢」とはカルナの終生のライバルである[[アルジュナ]]の弓矢のことではないかと推測される。ヴェーダ神話の弓持つ暴風雨神ルドラは破壊神シヴァの前身であり、またインドの聖典『リグ・ヴェーダ』においてはシヴァを別名としている。そのシヴァがアルジュナに与えた自らの身体の一片、投槍とも鏃とも語られるのが宝具『パーシュパタ』である。
 
*ギルガメッシュとの対戦時、ギルガメッシュが「風神の矢とはいかぬが我の弓もなかなかだ」と口にするが、この「風神の矢」とはカルナの終生のライバルである[[アルジュナ]]の弓矢のことではないかと推測される。ヴェーダ神話の弓持つ暴風雨神ルドラは破壊神シヴァの前身であり、またインドの聖典『リグ・ヴェーダ』においてはシヴァを別名としている。そのシヴァがアルジュナに与えた自らの身体の一片、投槍とも鏃とも語られるのが宝具『パーシュパタ』である。
*CMイメージにすぎず原作本編には関係はないが『Fate/GrandOrder』の第五章CMに槍の一振りで岩山を両断するなどの描写を見せた。また、このPVではカルナの肩にある棘のある車輪状の鎧は空中浮遊している。
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*生前のカルナは本来戦車に乗り弓を引く「[[ライダー]]」と「[[アーチャー]]」を兼ねた戦士。その彼がランサーとして召喚されるのは黄金の鎧と引き換えに神殺しの槍を手に入れたが故。
*上述もしたが、アニメ版『 Apocrypha』の第22話のジークとの決戦シーンでは遂に映像作品で『梵天よ、地を覆え』を披露した。肝心の描写はおなじみ目からビームを放つものとなっているが、そしてA-1 Picutures作画班の本気によって迫力満点になっている。
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*伝承に伝われるようにその生涯は悲惨そのもの。ジナコ曰く「(自分より)カルナの方が無念でいっぱいなのに、カルナがどれだけ欲しいものがあったか。どれだけ酷い生涯だったかなんてわかっているよ」。しかし、当の本人は不幸だと思っていないのか、幸運のランクをかなり高いランクに自己申告して変更し、『CCC』のマスターに満足げに殉じた。
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*伝承では宿敵アルジュナに味方する神々の策に嵌められ、鎧と槍を失い、自身の戦車の操縦を任せた御者に裏切られている状態で最後の戦いに臨むことになる。<br>更に戦いの最中、過去に受けた呪いによって弓と戦車が使えなくなったところをアルジュナが放った矢で首を刎ねられ、実力を発揮できないまま敗れるという最期を遂げた。<br>しかし、カルナ本人は「アルジュナがそこまでして自分を殺す事に必死になっている」と捉え、むしろ喜ばしく思って死んだ。
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*伝承では呪いや策略により本来の実力を発揮出来なかったが、本来の実力は大英雄アルジュナに比肩すると目されている。<br>悪竜を踊りながら倒す等の数多の偉業を持つクリシュナにすら「アルジュナのあらゆる武器や私の戦輪でも傷つけられない」と言わしめ、黄金の鎧を失った状態でも神殺しの槍の存在からパーンダヴァ五兄弟を戦慄させ、実力の大半を奪われ挑んだ最後の戦いでも相対したアルジュナを追い詰めるなど激闘を繰り広げている。<br>呪いや武器や武具の紛失がない万全の状態での彼であれば神々を含めた三界(天界、地界、人界の事)を単身で制覇するとまで言われ武芸者としての実力は高い。
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**ただし、正確には「勝てない」ではなく「不死身なので殺せない」が正しい。事実、クルクシェートラの最終決戦以外にあまり目立った戦績はなく、ガンダルヴァ族との争いに敗走し、カルナはアルジュナに幾度か敗北している。
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*「同等以上の相手に弓術の奥義を使えなくなる」呪いは、師匠であるパラシュラーマが、バラモンであると偽って弟子入りしたことに怒ったためかけたもの。本当の理由はドゥルヨーダナが勝者となることを避けるためだった、とされることもある。<br>「緊急の際に戦車が動かなくなる」呪いは、とあるバラモンが飼っていた牛を誤って殺してしまったためかけられたもの。いずれもFateでの描写や説明は無い。
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*彼を演じた遊佐浩二氏は『[[空の境界]]』で[[コルネリウス・アルバ]]役も演じている。
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*『CCC』では、『Apocrypha』と少しデザインが変わっている。<br>ワダ氏曰く、「大ぶりのファーを3Dモデルで再現するのが難しいとのことで、随分形を変えることになってしまいました。ですが、できるだけ印象を同じにしつつ、清廉さを少しでもお借りできるよう念じて描かせていただきました」との事。<br>だが本編においてはハードのスペック不足だけではなく、鎧を失ったこともデザインが変わった理由であるという事実が判明した。
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*没デザイン案は赤毛で、黒い馬の様な物体を纏わせており、今のカルナよりも悪役らしい風貌だった<ref group="出">『Fate/complete material Ⅳ』p.302</ref>。
 
*デザインを担当することになったpako氏は当時ランサーと言われ、'''「Fateのランサーっていうともうあの感じだよな!あの感じをかっこよく描かなければならんよな!!!」'''と[[クー・フーリン|元祖ランサー]]のようにカッコ良さも意識していたらしい。<ref group="出">[https://twitter.com/pakosun/status/1090470054284554240 pako 2019年1月30日13:41 Twitter]</ref>
 
*デザインを担当することになったpako氏は当時ランサーと言われ、'''「Fateのランサーっていうともうあの感じだよな!あの感じをかっこよく描かなければならんよな!!!」'''と[[クー・フーリン|元祖ランサー]]のようにカッコ良さも意識していたらしい。<ref group="出">[https://twitter.com/pakosun/status/1090470054284554240 pako 2019年1月30日13:41 Twitter]</ref>
  
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