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*上記のように史実でもオカルトに傾倒していたが、ゲルマン民族を至上とするナチズムと融合した結果かなりとんでもない理論になってしまっており、一例を挙げると'''「[[聖杯]]伝説は本来ゲルマン民族のものであったが悪辣なユダヤ人とアングロサクソン人に奪い取られた。従って聖杯は当然の権利として我らが取り返さねばならない」'''等という[[アルトリア・ペンドラゴン]]が聞いたら卒倒しそうなトンデモの域に至ってしまっている。
 
*上記のように史実でもオカルトに傾倒していたが、ゲルマン民族を至上とするナチズムと融合した結果かなりとんでもない理論になってしまっており、一例を挙げると'''「[[聖杯]]伝説は本来ゲルマン民族のものであったが悪辣なユダヤ人とアングロサクソン人に奪い取られた。従って聖杯は当然の権利として我らが取り返さねばならない」'''等という[[アルトリア・ペンドラゴン]]が聞いたら卒倒しそうなトンデモの域に至ってしまっている。
**ハインリヒ・ヒムラー率いる武装親衛隊はヴェヴェルスブルク城を中心として'''「ブラック・キャメロット(黒円卓)」'''等と本気で名乗っていたほどである。
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**ハインリヒ・ヒムラー率いる武装親衛隊はヴェヴェルスブルク城を中心として'''「ブラック・キャメロット(黒円卓)」'''等と本気で名乗っていたほどである。またヒムラーの構想では一般親衛隊はナチズムの司祭であり、武装親衛隊はナチズムの騎士団であるとされた。
 
**また、一説にはアドルフ・ヒトラーは「[[ルキウス・ロンギヌス|ロンギヌスの槍]]」を手に入れていた、とされている。
 
**また、一説にはアドルフ・ヒトラーは「[[ルキウス・ロンギヌス|ロンギヌスの槍]]」を手に入れていた、とされている。
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**ただし、ヒトラー自身は魔術的神秘や神話についてプロパガンダ以上の価値を見出しておらず、ヒムラーが幾ら招請してもヴェヴェルスブルク城を訪れることはなく、却って彼の魔術への耽溺に警告を与えていたとされる。またリヒャルト・ダレやアルフレート・ローゼンベルク、カール・ハウスホーファーと言ったオカルティズムに傾倒する他の側近たちは実権のある立場から遠ざけられる傾向にあった。
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**なお、ユング心理学においてはドイツ第三帝国は共通無意識下の男性原理のドイツにおける表象として、'''オーディンの復活'''という言い回しで表現されている。
 
*魔術協会や聖堂教会との確執については詳細は書かれていないが、彼らからしてみれば一つの国家が総力を挙げて霊地や魔術遺産を軍事的に強奪していく、というのは大変な脅威であったと思われる。実際、高名な魔術師であっても[[衛宮切嗣|近代兵器の前]]では[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|なす術も無く倒される事がある]]ので、ドイツ軍が誇る機甲軍団に攻め込められたら一方的に蹂躙されたであろう。史実ではイギリス以外の欧州の大半が占領されてしまっていたことを考えると、当時の神秘を巡る事情については非常に興味深いところではある。
 
*魔術協会や聖堂教会との確執については詳細は書かれていないが、彼らからしてみれば一つの国家が総力を挙げて霊地や魔術遺産を軍事的に強奪していく、というのは大変な脅威であったと思われる。実際、高名な魔術師であっても[[衛宮切嗣|近代兵器の前]]では[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|なす術も無く倒される事がある]]ので、ドイツ軍が誇る機甲軍団に攻め込められたら一方的に蹂躙されたであろう。史実ではイギリス以外の欧州の大半が占領されてしまっていたことを考えると、当時の神秘を巡る事情については非常に興味深いところではある。
 
**余談だが、ドイツ第三帝国の中枢であったナチスが戦後に密かに南米に逃れており、バチカンがその手引きをしたという説がまことしやかに囁かれている。バチカンがモデルと思われる聖堂教会とは実際にどうだったのであろうか?
 
**余談だが、ドイツ第三帝国の中枢であったナチスが戦後に密かに南米に逃れており、バチカンがその手引きをしたという説がまことしやかに囁かれている。バチカンがモデルと思われる聖堂教会とは実際にどうだったのであろうか?
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