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| [[セイバー]]がアーサー王として暮らしていた時代の魔術師。 | | [[セイバー]]がアーサー王として暮らしていた時代の魔術師。 |
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− | 『アーサー王伝説』の登場人物としてあまりに有名であり、伝承を紐解けばそれこそ枚挙に暇がないほど逸話が存在するが、TYPE-MOON作品においては語られる機会は非常に少ない。そのため、どの程度伝承通りで、どの程度アレンジが加えられているか、判然としない。<br>
| + | 『アーサー王伝説』の登場人物としてあまりに有名であり、伝承を紐解けばそれこそ枚挙に暇がないほど逸話が存在する。TYPE-MOON作品においては語られる機会が非常に少なかったのだが、2015年3月25日に発売されたBD-BOX「Fate/stay night [Unlimted Blade Works]」の購入特典として同封された原作者書き下ろし小説「[[Garden of Avalon]]」にてマーリンについての情報が数多く開示された。<br> |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :ブリテンを治めたアーサー王(Fateではアルトリア)を導く存在。 | + | : ブリテンを治めたアーサー王(Fateではアルトリア)を導く存在。 |
− | :王が竜の因子を持って生まれたのはマーリンの計らいによる。 | + | : アーサー王が竜の因子を持って生まれたのはマーリンの計らいによる。 |
− | :誕生したアルトリアを約定によって父王から譲りうけ、配下の騎士の下で育てる。自身の出自を知らないまま育ったアルトリアが岩に刺さった選定の剣を抜く際に現われ、王の運命を告げて見守った。 | + | : 誕生したアルトリアを約定によって父王から譲りうけ、配下の騎士の下で育てる。自身の出自を知らないまま育ったアルトリアが岩に刺さった選定の剣を抜く際に現われ、王の運命を告げて見守った。 |
− | :王が失った選定の剣の代わりに聖剣エクスカリバーを湖の妖精から授かったのも、マーリンの手助けによる。 | + | : 王が失った選定の剣の代わりに聖剣エクスカリバーを湖の妖精から授かったのも、マーリンの手助けによる。 |
− | :『Realta Nua』のLast Episodeでは――― | + | : 『Realta Nua』のLast Episodeでは――― |
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| ; 人物 | | ; 人物 |
− | : 飄々とした性格。 | + | : 一人称は”私”、[[セイバー|アルトリア]]の夢の中では”ボク”。 |
− | : その一方で愛の多い人間だったとされており、同時に悪戯好き。彼がいなければもう少しまともな時代だったとセイバーに述懐されるほど。 | + | : 花の魔術師。多くの神話、伝承に現れる偉大な魔術師たちの頂点のひとりになったもの。 |
| + | : ウェールズ王妃と悪魔の間に生まれた混血児で、最高位の魔術師の証『世界を見通せる眼』を持つ。この眼があるため、彼にとっての世界は”一枚絵”と何ら変わりない。 |
| + | : 自分が混血児であることについては複雑な感情を持っているが、それでも彼は人間を嫌いにならず、むしろ同胞である妖精や巨人たちよりも人間に肩入れするほどに好き過ぎた。 |
| + | : 彼は人間にとって良き時代を作るために多くの王を育て、群衆の中でも常に笑顔を絶やさず、人々の営みを楽しみ、花のような統治を目指した。世界有数のキングメイカーでもある。 |
| + | : その一方で、マーリンにとって人間は特別愛しい存在というわけでもなかった。ただ彼の求める絵が、彼の感性に”美しい”と感じさせるのが、”人類のハッピーエンド”だったというだけに過ぎない。 |
| + | : 人間に肩入れする理由も、”人間の遺す結果”が美しくて自分の心の空洞にピッタリと納まるからであって、それを行う人間には全く感情移入できないというのが彼の本質である。 |
| + | :マーリン自身も酷いことだとは理解していたが、悪魔とはそういう価値観の生き物であるから、生まれてこの方変えることは出来ないでいた。 |
| + | : しかし、アルトリアが選定の剣を抜いたことをきっかけに、彼のこの本質は少しずつ変化していく。 |
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| ; 能力 | | ; 能力 |