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| ;略歴 | | ;略歴 |
| : ブリテンを治めたアーサー王(Fateではアルトリア)を導く存在。 | | : ブリテンを治めたアーサー王(Fateではアルトリア)を導く存在。 |
− | : アーサー王が竜の因子を持って生まれたのはマーリンの計らいによる。 | + | : ウェールズ王妃と悪魔の間に生まれた混血児であり、滅び行くブリテンを救うため先王ウーサーの提案に乗り、赤き竜の化身たる理想の王を作った。アルトリアが竜の因子を持って生まれたのは彼の計らいによるモノ。 |
− | : 誕生したアルトリアを約定によって父王から譲りうけ、配下の騎士の下で育てる。自身の出自を知らないまま育ったアルトリアが岩に刺さった選定の剣を抜く際に現われ、王の運命を告げて見守った。 | + | : 誕生したアルトリアを約定によって父王から譲りうけ、騎士エクターの下で育てる。ブリテンの王となる運命を背負ったアルトリアが岩に刺さった選定の剣を抜く際に現われ、王の運命を告げ、そのサポートにつく。 |
− | : 王が失った選定の剣の代わりに聖剣エクスカリバーを湖の妖精から授かったのも、マーリンの手助けによる。 | + | : アルトリアの治世に永く携わったが、彼女のローマ遠征に際して、 手を出した<ruby><rb>性質</rb><rt>タチ</rt></ruby>の悪い妖精に狙われアヴァロンへと逃げ、そこに仕掛けられた塔に幽閉された。 |
| + | : 同地でカムランの戦いを眺め、アルトリアの契約とその結果を見届ける。 |
| : 『Realta Nua』のLast Episodeでは――― | | : 『Realta Nua』のLast Episodeでは――― |
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| ; 人物 | | ; 人物 |
− | : 一人称は”私”、[[セイバー|アルトリア]]の夢の中では”ボク”。 | + | : 一人称は“私”、アルトリアの夢の中では“ボク”。 |
− | : 花の魔術師。多くの神話、伝承に現れる偉大な魔術師たちの頂点のひとりになったもの。
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− | : ウェールズ王妃と悪魔の間に生まれた混血児で、最高位の魔術師の証『世界を見通せる眼』を持つ。この眼があるため、彼にとっての世界は”一枚絵”と何ら変わりない。
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| : 自分が混血児であることについては複雑な感情を持っているが、それでも彼は人間を嫌いにならず、むしろ同胞である妖精や巨人たちよりも人間に肩入れするほどに好き過ぎた。 | | : 自分が混血児であることについては複雑な感情を持っているが、それでも彼は人間を嫌いにならず、むしろ同胞である妖精や巨人たちよりも人間に肩入れするほどに好き過ぎた。 |
| : 彼は人間にとって良き時代を作るために多くの王を育て、群衆の中でも常に笑顔を絶やさず、人々の営みを楽しみ、花のような統治を目指した。世界有数のキングメイカーでもある。 | | : 彼は人間にとって良き時代を作るために多くの王を育て、群衆の中でも常に笑顔を絶やさず、人々の営みを楽しみ、花のような統治を目指した。世界有数のキングメイカーでもある。 |
− | : その一方で、マーリンにとって人間は特別愛しい存在というわけでもなかった。ただ彼の求める絵が、彼の感性に”美しい”と感じさせるのが、”人類のハッピーエンド”だったというだけに過ぎない。 | + | : その一方で、マーリンにとって人間は特別愛しい存在というわけでもなかった。ただ彼の求める絵が、彼の感性に“美しい”と感じさせるのが、“人類のハッピーエンド”だったというだけに過ぎない。 |
− | : 人間に肩入れする理由も、”人間の遺す結果”が美しくて自分の心の空洞にピッタリと納まるからであって、それを行う人間には全く感情移入できないというのが彼の本質である。 | + | : 人間に肩入れする理由も、“人間の遺す結果”が美しくて自分の心の空洞にピッタリと納まるからであって、それを行う人間には全く感情移入できないというのが彼の本質である。 |
| :マーリン自身も酷いことだとは理解していたが、悪魔とはそういう価値観の生き物であるから、生まれてこの方変えることは出来ないでいた。 | | :マーリン自身も酷いことだとは理解していたが、悪魔とはそういう価値観の生き物であるから、生まれてこの方変えることは出来ないでいた。 |
| :また、理解していてもそこに罪の意識は無かった。マーリンは人間に手を貸すだけ。王を作るだけ。それによって国がどうなろうと彼に責任はないし、罪悪感も無かったという。 | | :また、理解していてもそこに罪の意識は無かった。マーリンは人間に手を貸すだけ。王を作るだけ。それによって国がどうなろうと彼に責任はないし、罪悪感も無かったという。 |
| : ひとりの少女の、別れの言葉を聞くまでは。 | | : ひとりの少女の、別れの言葉を聞くまでは。 |
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| ; 能力 | | ; 能力 |
− | : 直接的な活躍は描写されないが、選定の剣を抜いたセイバーが辿るであろう運命を見せたりと、どこか超越的な扱いである。 | + | : 花の魔術師。多くの神話、伝承に現れる偉大な魔術師たちの頂点のひとりになったもの。 |
| + | : 最高位の魔術師の証である『世界を見通せる眼』を持つ。この眼があるため、彼にとっての世界は“一枚絵”と何ら変わりない。このことが彼の性格に大きく影響している。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| == メモ == | | == メモ == |
| *第五次聖杯戦争時のセイバーの苦手なものにある「いたずら好きの老人」は彼のことと思われる。 | | *第五次聖杯戦争時のセイバーの苦手なものにある「いたずら好きの老人」は彼のことと思われる。 |
| + | **『Garden of Avalon』では若い青年の姿が描かれており、老人ではない。ウーサーの代から王の手助けをしてきたことから年齢的には老人といって差し支えないだろうが。 |
| * 作品によって描かれ方が異なり、かなりイメージが違う。テレビアニメ版や漫画版では長い髭を生やした老人として描かれており、担当声優も高齢でベテランである小林勝也氏が務めるなど、伝承上のマーリンのイメージに近い。「Realta Nua」では立ち絵はないものの、諏訪部順一氏が声を担当している事や、その口調からかなり若々しい印象を受ける。 | | * 作品によって描かれ方が異なり、かなりイメージが違う。テレビアニメ版や漫画版では長い髭を生やした老人として描かれており、担当声優も高齢でベテランである小林勝也氏が務めるなど、伝承上のマーリンのイメージに近い。「Realta Nua」では立ち絵はないものの、諏訪部順一氏が声を担当している事や、その口調からかなり若々しい印象を受ける。 |
| *インキュバスの血を引いているとも言われており、性的な意味でも色々やらかしたようである。セイバー曰く「''悪人でした。くわえてその、色事に弱いというか、愛の多い人物というか。結局最後にそれが仇(あだ)となって幽閉されてしまいましたが、あの老人の事です。きっと、今でも呑気に愛を語っているのでしょう''」とのことで、あまり心配はされてない。 | | *インキュバスの血を引いているとも言われており、性的な意味でも色々やらかしたようである。セイバー曰く「''悪人でした。くわえてその、色事に弱いというか、愛の多い人物というか。結局最後にそれが仇(あだ)となって幽閉されてしまいましたが、あの老人の事です。きっと、今でも呑気に愛を語っているのでしょう''」とのことで、あまり心配はされてない。 |
− | *伝承ではアーサー王への実際に見てきたかのような未来に関する助言の出来る理由は「未来から過去へ時間を逆行している」「未来にも過去にも自在に行ける力」等とされる。これがFateでも同様なら「根源」に至れている魔術師の可能性がある。
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