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780 バイト追加 、 2020年8月8日 (土) 12:56
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;「異存はない。英雄王、お前もせいぜい愉しむことだ。望む答えを得るその瞬間まで、この身は道化に甘んじるとも」
 
;「異存はない。英雄王、お前もせいぜい愉しむことだ。望む答えを得るその瞬間まで、この身は道化に甘んじるとも」
 
:紅い瞳と黒い瞳は互いに了解を交わしあい新たな一組が生まれた。
 
:紅い瞳と黒い瞳は互いに了解を交わしあい新たな一組が生まれた。
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;「酒の味とは、思いの外化けるものだ。」
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:すぐ下で繰り広げられていた駒同士による愛憎劇をギルガメッシュと共に鑑賞した後に酒を飲んだ感想。
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:始めて自らが書いた台本はギルガメッシュが言うように本人も認める三文芝居だった。が、時臣の死体という舞台装置でそれを取り巻く役者は言峰の描いた台本通りに演じてくれた。それをつまみにして飲んだ酒は以前と同じ銘柄だが、かつて飲んだ時よりも美酒と感じた。正に、人の苦しみや絶望こそが彼にとって酒をより極上にしてくれるつまみであった。
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:聖職者でありながら、悪辣である自らの本質を悟り始めていた。
    
;「闘争は人間の本性だ。それを根絶するというなら、人間を根絶するのも同然だ。<br> これが無意味でなくて何なのだ?<br> 衛宮切嗣の理想とは――そもそも理想として成り立っていない。 まるで子供の戯れ言だ!」
 
;「闘争は人間の本性だ。それを根絶するというなら、人間を根絶するのも同然だ。<br> これが無意味でなくて何なのだ?<br> 衛宮切嗣の理想とは――そもそも理想として成り立っていない。 まるで子供の戯れ言だ!」