39行目: |
39行目: |
| :しかし、ティアマトが一向に目覚めないのと、新人類であるはずのラフムが人類に無意味な虐殺を行っていることに疑念を抱き、ラフムが人類を皆殺しにすることを楽しんでいる姿に痺れを切らす。しかしラフム達によって用済みと宣告された挙句、動力源であり復活の鍵である聖杯を奪われてしまう。ラフムとティアマトの実態に絶望しながら逃げゆくが、消滅の間際であったラフム化した人間に助けられて事なきを得る。 | | :しかし、ティアマトが一向に目覚めないのと、新人類であるはずのラフムが人類に無意味な虐殺を行っていることに疑念を抱き、ラフムが人類を皆殺しにすることを楽しんでいる姿に痺れを切らす。しかしラフム達によって用済みと宣告された挙句、動力源であり復活の鍵である聖杯を奪われてしまう。ラフムとティアマトの実態に絶望しながら逃げゆくが、消滅の間際であったラフム化した人間に助けられて事なきを得る。 |
| :その後、最終決戦前夜に肉体に影響されたのかウルクの祭壇に現れ、そこでギルガメッシュの手でウルクの大杯を授けられたことで救われる。が、散々敵対してきた自分を救ったことに納得がいかず是非を問うも、ギルガメッシュから「例え別の存在であってもその肉体は親友であることに変わらない」「そして自分の手でやりたいと思ったことをやればいい」と叱咤される。 | | :その後、最終決戦前夜に肉体に影響されたのかウルクの祭壇に現れ、そこでギルガメッシュの手でウルクの大杯を授けられたことで救われる。が、散々敵対してきた自分を救ったことに納得がいかず是非を問うも、ギルガメッシュから「例え別の存在であってもその肉体は親友であることに変わらない」「そして自分の手でやりたいと思ったことをやればいい」と叱咤される。 |
− | :最終決戦では民も死に絶え、滅亡も時間の問題となったウルクでティアマトとラフムの大群に苦戦する主人公たちを助け、ギルガメッシュに対しての想いを吐露しながら、ヒトの世を維持するべく“天の鎖”としてティアマトを一時間に渡り拘束し、砕け散った。 | + | :最終決戦では民も死に絶え、滅亡も時間の問題となったウルクでティアマトとラフムの大群に苦戦するギルガメッシュたちの前に現われる。そして、'''エルキドゥの肉体に宿った「ギルガメッシュと会いたい、話したい」という遺志ではなく、「“天の鎖”としてヒトの世を維持する」というキングゥ自身の意志'''により、「母の望む人類史は、自分の望んだそれとは違う」としてティアマトを一時間に渡り拘束し、砕け散った。 |
| :その破片がウルク近郊に残っていた事が[[エルキドゥ]]の幕間の物語『神が造り、人が紡ぎ、土に還るⅠ』にて判明する。[[エルキドゥ]]はそれを回収・自らに統合し、キングゥの残した記録を引き継いだ。以後、時おり瞳の色が変わるなど、本来の[[エルキドゥ]]とは違う特徴が現れる事もあるだろうと本人からは語られている。 | | :その破片がウルク近郊に残っていた事が[[エルキドゥ]]の幕間の物語『神が造り、人が紡ぎ、土に還るⅠ』にて判明する。[[エルキドゥ]]はそれを回収・自らに統合し、キングゥの残した記録を引き継いだ。以後、時おり瞳の色が変わるなど、本来の[[エルキドゥ]]とは違う特徴が現れる事もあるだろうと本人からは語られている。 |
| ;人物 | | ;人物 |
164行目: |
164行目: |
| **終章『冠位時間神殿ソロモン』には、上述した「キングゥを取り込み、その特徴が一部表出したエルキドゥ」が召喚されている。もっとも配信時点では、単なる立ち絵ミスだったのか意味のある演出だったのか判然とせず、「初対面時のように、キングゥがエルキドゥのふりをしていたのではないか?」という声も挙がっていた。 | | **終章『冠位時間神殿ソロモン』には、上述した「キングゥを取り込み、その特徴が一部表出したエルキドゥ」が召喚されている。もっとも配信時点では、単なる立ち絵ミスだったのか意味のある演出だったのか判然とせず、「初対面時のように、キングゥがエルキドゥのふりをしていたのではないか?」という声も挙がっていた。 |
| **イベント『デスジェイル・サマーエスケイプ』にも、キングゥの意識が断片的に残ったエルキドゥが召喚されており、見覚えのないはずのゴルゴーンを救出している。 | | **イベント『デスジェイル・サマーエスケイプ』にも、キングゥの意識が断片的に残ったエルキドゥが召喚されており、見覚えのないはずのゴルゴーンを救出している。 |
− | *上記のように攻撃的、嗜虐的な言動が目立つが、メインストーリーで過去に引きずられて悩む等の側面が描かれ、後に「キレた斧」という一面が強調され、シナリオで出番のないエルキドゥと比較して「こちらの方が人間的にまともなんじゃないか」と一部では囁かれている。 | + | *上記のように攻撃的、嗜虐的な言動が目立つが、メインストーリーで過去に引きずられて悩む等の側面が描かれ、FGOでは「キレた斧」という一面だけが強調され、シナリオで出番のないエルキドゥと比較して「こちらの方が人間的にまともなんじゃないか」と一部では囁かれている。 |
| **ただし、'''キングゥの人間らしさは「エルキドゥという機体に刻まれたもの」が基盤となっている'''ため、エルキドゥの存在を否定してキングゥの人間らしさは成り立たない。もしもエルキドゥがいなかった場合、キングゥは他の知性ある魔獣たちのようにためらいなく人類を滅ぼしていただろう。また、比較されるエルキドゥも非常に繊細かつ苦悩の多いキャラクターだが、全サーヴァントの中でもメインストーリー、イベント共に出番が極端に少なく理解されづらい'''エルキドゥ本人の不遇'''も関係している。 | | **ただし、'''キングゥの人間らしさは「エルキドゥという機体に刻まれたもの」が基盤となっている'''ため、エルキドゥの存在を否定してキングゥの人間らしさは成り立たない。もしもエルキドゥがいなかった場合、キングゥは他の知性ある魔獣たちのようにためらいなく人類を滅ぼしていただろう。また、比較されるエルキドゥも非常に繊細かつ苦悩の多いキャラクターだが、全サーヴァントの中でもメインストーリー、イベント共に出番が極端に少なく理解されづらい'''エルキドゥ本人の不遇'''も関係している。 |
− | **また、アニメ一話で「エルキドゥがこんな礼儀正しいわけない」としてエルキドゥを扱き下ろしながらキングゥを賞賛する言説が拡散されたが、Fakeの初の登場シーンでエルキドゥは'''敬語'''であり、マスターの非道な飼い主に対しても丁寧に接する。FGOでもバレンタイン、幕間ともに'''敬語混じりで話す'''ので、キングゥが礼儀正しく良識的に見えるのだとすればそれはエルキドゥの振る舞いを模倣しているからである。 | + | **また、アニメで「エルキドゥがこんな礼儀正しいわけない」とするなど、エルキドゥを扱き下ろしながらキングゥを持ち上げる言説が拡散されたが、Fakeの初の登場シーンでエルキドゥは'''敬語'''であり、マスターの非道な飼い主に対しても'''理性的'''に接する。また、'''エルキドゥは関係のない周囲を戦いに巻き込むことを良しとしない'''。FGOでもバレンタイン、幕間ともに'''敬語混じりで話す'''ので、キングゥが礼儀正しく良識的に見えるのだとすればそれはエルキドゥの振る舞いを模倣しているからである。 |
| *[[間桐桜]]の要素を引き継ぐティアマトの親族であり、彼女らの[[メドゥーサ|ライダー]]と同一人物であるゴルゴーンと行動を共にするキングゥには、一部[[間桐慎二]]との共通点が見られている。両者共に自信家であり、またそれに見合った能力を持つエリートでありながらも、一族の使命を引き継ぐ資格にだけは恵まれなかったという点で共通している。 | | *[[間桐桜]]の要素を引き継ぐティアマトの親族であり、彼女らの[[メドゥーサ|ライダー]]と同一人物であるゴルゴーンと行動を共にするキングゥには、一部[[間桐慎二]]との共通点が見られている。両者共に自信家であり、またそれに見合った能力を持つエリートでありながらも、一族の使命を引き継ぐ資格にだけは恵まれなかったという点で共通している。 |
| **もっともその事実を知ってから、三年間を屈辱の中で過ごした慎二と、直後にティアマトとの心中を選び生涯を閉じたキングゥの間では、性格の捻じ曲がり方に大きな差が生じてもいる。 | | **もっともその事実を知ってから、三年間を屈辱の中で過ごした慎二と、直後にティアマトとの心中を選び生涯を閉じたキングゥの間では、性格の捻じ曲がり方に大きな差が生じてもいる。 |