131行目: |
131行目: |
| : ちなみにルドルフとの結婚生活中の彼女はまだスパイどころかダンサーとしても活動しておらず、一家離散後にどうにか生活を立ち行かせようと苦闘していた時期であり、結婚生活は苦しいながらも7年にわたった。 | | : ちなみにルドルフとの結婚生活中の彼女はまだスパイどころかダンサーとしても活動しておらず、一家離散後にどうにか生活を立ち行かせようと苦闘していた時期であり、結婚生活は苦しいながらも7年にわたった。 |
| ;娘たち | | ;娘たち |
− | :ルドルフとの間に産まれた一番大切な存在。片方の娘の名前はノン。名を上げた際は、召使いに誘拐させてでも取り戻そうとした。 | + | :夫との間に産まれた、一番大切な存在。マタ・ハリの死後、娘たちがどのような人生を送ったかは不明である。 |
− | :ルドルフに親権を取られてからは会えずじまいだったが、ノンは19歳の頃、ダンサーとして没落し、オランダにとんぼ返りしたマタ・ハリの家を訪ねたことがある。しかしなぜかノックもせずに帰ってしまい、そのまま今生の別れとなった。
| |
− | :マタ・ハリの死後、娘たちがどのような人生を送ったかは不明である。
| |
| : 後に夫と同じく回想にてわずかにその存在に言及しており、娘に対して「私の小さな太陽」と最大限の愛を注いでいたことが窺える。 | | : 後に夫と同じく回想にてわずかにその存在に言及しており、娘に対して「私の小さな太陽」と最大限の愛を注いでいたことが窺える。 |
− | ;マスロフ
| |
− | :マタ・ハリが初めて一目惚れし、将来を誓った相手。戦争で片目を負傷した彼のために、マタ・ハリはスパイとなったと言われている。
| |
− | :しかしマスロフにその気は無く、スパイとして捉えられたマタ・ハリに巻き込まれたくない一心で拒否の手紙を送りつけ、監獄生活で疲弊した彼女の心をへし折った。
| |
− | ;ラドゥー
| |
− | :マタ・ハリを二重スパイに勧誘したフランス諜報部。彼女に『H-21』のコードネームを与え、送り出した
| |
| ;ヴィルヘルム・カナリス | | ;ヴィルヘルム・カナリス |
| :マタ・ハリと交際した人物の中で最も有名な人物。彼もドイツ海軍のスパイであった。第二次大戦ではドイツ国防軍情報部のトップだったが、ヒトラー暗殺計画に荷担した容疑で処刑された。 | | :マタ・ハリと交際した人物の中で最も有名な人物。彼もドイツ海軍のスパイであった。第二次大戦ではドイツ国防軍情報部のトップだったが、ヒトラー暗殺計画に荷担した容疑で処刑された。 |
247行目: |
240行目: |
| : 1917年当時、フランス軍の士気はニヴェル攻勢<ref group = "注">第1次世界大戦に行われた攻勢の1つで、1917年4月16日に開始。指揮官のロベール・ニヴェル将軍から名前が取られている。将軍は48時間で勝利すると豪語したが、結果は大失敗。以後、フランス軍では大規模な抗命事件や軍規違反が多発する事となる。</ref>の失敗で極端に低下しており、フランス軍にとって士気の回復は急務であった。その為のスケープゴートとしてマタ・ハリが選ばれ、ありもしないスパイ容疑をでっち上げて銃殺刑にしたと言われている。 | | : 1917年当時、フランス軍の士気はニヴェル攻勢<ref group = "注">第1次世界大戦に行われた攻勢の1つで、1917年4月16日に開始。指揮官のロベール・ニヴェル将軍から名前が取られている。将軍は48時間で勝利すると豪語したが、結果は大失敗。以後、フランス軍では大規模な抗命事件や軍規違反が多発する事となる。</ref>の失敗で極端に低下しており、フランス軍にとって士気の回復は急務であった。その為のスケープゴートとしてマタ・ハリが選ばれ、ありもしないスパイ容疑をでっち上げて銃殺刑にしたと言われている。 |
| : 処刑された時の状況には様々な逸話があり、銃殺隊は美貌に惑わされないよう目隠しをしたとか、銃殺前に兵士たちに投げキスをした、あるいは銃殺直前にコートの前をはだけて'''全裸'''で銃殺されたとも言われている。 | | : 処刑された時の状況には様々な逸話があり、銃殺隊は美貌に惑わされないよう目隠しをしたとか、銃殺前に兵士たちに投げキスをした、あるいは銃殺直前にコートの前をはだけて'''全裸'''で銃殺されたとも言われている。 |
− | ;ダンス
| |
− | :踊り子として名を上げたマタ・ハリだが、実は踊りを習ったことは一度も無いとされている。それでも彼女が名を上げたのは、服を脱いで踊る『ストリップダンス』の考案者で、「初めて人前で裸になった女性」だったから。
| |
− | :しかしそれが逆に彼女の芸風を固定してしまい、普通のダンスに路線変更したマタ・ハリは没落することになる。
| |
− | ;性癖
| |
− | :彼女の好みは制服を纏った将校だったとされ、今で言う『制服フェチ』の気があったと言える。
| |
| | | |
| == 脚注 == | | == 脚注 == |